国民解放戦線に所属するシャーム自由人イスラーム運動の総司令官はハマー県北部とイドリブ県ハーン・シャイフーン市放棄について「戦闘の必要に応じて、一部の地域に進軍、解放することもあれば、別の地域から撤退することもある」と弁明(2019年8月20日)

国民解放戦線に所属するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動のジャービル・アリー・バーシャー総司令官は音声声明を出し、イドリブ県ハーン・シャイフーン市、ハマー県カフルズィーター市、ラターミナ町などを放棄したことに関して「ムジャーヒディーンたちは、シャームの土地の貴重な一部分から撤退した。力を尽くし、これを防衛するエネルギーを使い果たした末のことだ…。戦闘員は、戦闘の必要に応じて、一部の地域に進軍、解放することもあれば、別の地域から撤退することもある…。一部地域からの撤退が戦闘員の意志を挫くことはないし、ロシア、イラン、政権軍に怯えることもない」と弁明した。

AFP, August 20, 2019、ANHA, August 20, 2019、AP, August 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, August 20, 2019、Reuters, August 20, 2019、SANA, August 20, 2019、SOHR, August 20, 2019、UPI, August 20, 2019などをもとに作成。

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