ロシア軍がイドリブ県、ラタキア県を爆撃(2019年11月29日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がマアッラト・ヌウマーン市一帯、シャンナーン村一帯を爆撃した。

またシリア軍も、地上部隊がヒーシュ村、タッフ村、スィフヤーン村、マアッラト・ハルマ村、カフルサジュナ村、シャイフ・ムスタファー村を砲撃した。

SANA(11月29日付)によると、シリア軍は県東部のイウジャーズ村一帯に侵攻しようとしたシャーム解放機構を撃退した。

一方、フーア市でシャーム自由人イスラーム運動(国民軍)の車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、同組織の特殊部隊メンバー1人が死亡した。

また、シャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握しているイドリブ市とサルミーン市を結ぶ街道で、車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、1人が負傷した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がカッバーナ村一帯を爆撃した。

シリア軍も地上部隊が同地を砲撃した。

同地では、シリア軍地上部隊とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦、シリア軍兵士4人が死亡した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がサルマーニーヤ村一帯を爆撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がアンジャーラ村を砲撃し、複数の住民が負傷した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を15件(イドリブ県6件、ラタキア県3件、アレッポ県3件、ハマー県3件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を2件(イドリブ県0件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県1件)確認した。

AFP, November 29, 2019、ANHA, November 29, 2019、AP, November 29, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 29, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 29, 2019、Reuters, November 29, 2019、SANA, November 29, 2019、SOHR, November 29, 2019、UPI, November 29, 2019などをもとに作成。

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