トルコ軍とシリア国民軍がラッカ県、アレッポ県のシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治地域を砲撃(2021年7月6日)

ラッカ県では、ANHA(7月6日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍が、トルコが占領するタッル・アブヤド市西に位置するシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下のビールカヌー村、ビール・キータク村、サワーン村、アリーダ村、フライアーン村、ビール・ザンナール村、カズアリー村と同村の穀物サイロを砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(7月6日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のシャフバー・ダム、スムーキーヤ村、タッル・マディーク村を砲撃した。

AFP, July 6, 2021、ANHA, July 6, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 6, 2021、Reuters, July 6, 2021、SANA, July 6, 2021、SOHR, July 6, 2021などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室がラタキア県カッバーナ村近郊でシリア軍兵士を狙撃、1人を殺害(2021年7月6日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるカッバーナ村近郊でシリア軍兵士を狙撃し、1人を殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のクライディーン村、アンカーウィー村、ズィヤーラ町、ヒルバト・ナークース村、ハミーディーヤ村、マシーク村を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のフライフィル村、バイニーン村、カンスフラ村一帯、バーラ村、ファッティーラ村を砲撃した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、レバノンとの国境に近いクファイル・ヤーブース村近郊に設置されているシリア軍の拠点1カ所が正体不明の武装集団の襲撃を受け、士官(少尉)1人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を40件(イドリブ県21件、ラタキア県9件、アレッポ県3件、ハマー県7件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は31件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を19件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, July 6, 2021、ANHA, July 6, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 6, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 6, 2021、Reuters, July 6, 2021、SANA, July 6, 2021、SOHR, July 6, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍はアレッポ県のシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治地域各所を砲撃(2021年7月5日)

アレッポ県では、ANHA(7月5日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のワフシーヤ村を砲撃した。


砲撃は、同村にあるロシア軍基地に近いトルコ占領下のアフリーン市一帯からの国内避難民(IDPs)の住居複数棟が被弾し、被害を受けた。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、シャフバー・ダム、スムーカ村を砲撃したほか、ジャルバラ村からバイナ村に至る農地や植林地に放火した。

トルコ軍とシリア国民軍はさらに、マンビジュ市北のアイン・ダーダート村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、シャフバー・ダム一帯への砲撃で、シリア民主軍の兵士1人が死亡した。

AFP, July 5, 2021、ANHA, July 5, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 5, 2021、Reuters, July 5, 2021、SANA, July 5, 2021、SOHR, July 5, 2021、July 6, 2021などをもとに作成。

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ハサカ県でシリア民主軍がダーイシュ司令官を拘束(2021年7月5日)

ハサカ県では、SANA(7月5日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるシャッダーディー市で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点前でオートバイに仕掛けられていた爆弾が爆発し、住民多数が負傷した。

一方、シリア人権監視団によると、内務治安部隊(アサーイシュ)の緊急対応部隊(Hevalno Asayîşe Rojava、HAT)が、米主導の有志連合の航空支援を受けて、シャッダーディー市近郊のヒルバト・タマル村に突入し、ダーイシュ(イスラーム国)の司令官1人を拘束した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるカスラ村で、ダーイシュと思われる武装グループがシリア民主軍傘下の「自衛部隊」の隊員1人を銃で撃ち、殺害した。

ダーイシュのメンバーらは、ザッル村で拘束した男性3人のうちの1人を殺害した。

3人は父子で、殺害されたのは息子1人だという。

AFP, July 5, 2021、ANHA, July 5, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 5, 2021、Reuters, July 5, 2021、SANA, July 5, 2021、SOHR, July 5, 2021などをもとに作成。

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イドリブ県、ハマー県でシリア軍と「決戦」作戦司令室の砲撃戦続く(2021年7月5日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、国民解放戦線がシリア政府の支配下にあるハザーリーン村、ミラージャ村を砲撃し、ロケット弾発射基地を破壊した。

シリア軍兵士多数も死傷した模様。

「決戦」作戦司令室も、シリア政府の支配下にあるマアーッラト・ムーハス村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

対するシリア軍も「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村、バーラ裏、バイニーン村、フライフィル村、ファッティーラ村、マシューン村一帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のマンスーラ村、アンカーウィー村を砲撃した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるナブア・サフル村でシリア軍兵士1人が正体不明の武装集団によって殺害された。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を44件(イドリブ県18件、ラタキア県14件、アレッポ県1件、ハマー県11件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は26件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を19件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, July 5, 2021、ANHA, July 5, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 5, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 5, 2021、Reuters, July 5, 2021、SANA, July 5, 2021、SOHR, July 5, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍のドローンがシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県のマンナグ航空基地とアイン・ダクナ村を爆撃(2021年7月4日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍の無人航空機(ドローン)が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のマンナグ航空基地とアイン・ダクナ村を爆撃した。

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ハサカ県では、ANHA(7月4日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のアニーク・ハワー村、バーブ・ファラジュ村、ダーダー・アブダール村、ヌワイハート・ダーダー村、ハドラーウィー村を砲撃した。

この砲撃により、ヌワイハート・ダーダー村で住民1人が負傷した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のいわゆる「平和の泉」地域内のアリー・サイード村に設置されているトルコ軍の拠点に迫撃砲弾1発が着弾し、多数が負傷した。

AFP, July 4, 2021、ANHA, July 4, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 4, 2021、Reuters, July 4, 2021、SANA, July 4, 2021、SOHR, July 4, 2021などをもとに作成。

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「イランの民兵」が国内最大の油田地帯であるウマル油田に違法に設置されている米軍の基地を砲撃(2021年7月4日)

ダイル・ザウル県では、SANA(7月4日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にある国内最大の油田地帯、ウマル油田に違法に設置されている米軍の基地が何者かの砲撃を受け、迫撃砲弾多数が着弾した。

砲撃を受けた直後、米軍は基地一帯を封鎖した。

死傷者の有無は不明。

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これに関して、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のファルハード・シャーミー広報センター長は、「我が部隊がダーイシュ(イスラーム国)のセル追跡のための前哨基地としているウマル油田の西側に何者かが発射したロケット弾2発が着弾した…。我が戦闘員に何らの被害も記録されていない」と発表した。

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シリア人権監視団によると、砲撃を行ったのは、シリア政府支配下のマヤーディーン市近郊に展開する「イランの民兵」。

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アイン・フラート(7月5日付)によると、ウマル油田に設置されている米主導の有志連合の基地も4日深夜から5日未明にかけて、マヤーディーン市一帯の「イランの民兵」拠点に対してミサイル攻撃を行った。

攻撃に際して、有志連合の航空機が同市上空を旋回したという。

AFP, July 4, 2021、ANHA, July 4, 2021、‘Ayn al-Furat, July 4, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 4, 2021、Reuters, July 4, 2021、SANA, July 4, 2021、SOHR, July 4, 2021などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方、M4高速道路沿線を砲撃(2021年7月4日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村、ラーミー村、バルシューン村、バルユーン村、マシューン村など、M4高速道路沿線のアリーハー村の西に位置するカフルシャラーヤー村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるインヒル市で正体不明の武装集団がシリア軍第5軍団を襲撃、兵士1人が死亡、1人が負傷した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるアスバフ村で正体不明の武装集団が住民に発砲し、1人が死亡、複数が負傷した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を42件(イドリブ県18件、ラタキア県11件、アレッポ県5件、ハマー県8件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は31件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を27件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, July 4, 2021、ANHA, July 4, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 4, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 4, 2021、Reuters, July 4, 2021、SANA, July 4, 2021、SOHR, July 4, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県、ハサカ県各所を砲撃(2021年7月3日)

アレッポ県では、ANHA(7月3日付)によると、トルコ軍が、トルコが占領するバーブ市東に位置するシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下のアリーマ町、カーウカリー村、シャイフ・ナースィル村(クルト・ワイラーン村)、クールフユーク村、マンビジュ市北西のダンダニーヤ村、サイヤーダ村、ヤーランリー村、ジャームースィーヤ村を激しく砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア国民軍がガンドゥーラ町南のバスラジャ村一帯に潜入を試みたが、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属のマンビジュ軍事評議会の迎撃を受け、戦闘員1人が死亡、5人が負傷した。

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ハサカ県では、ANHA(7月3日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町北のヌワイハート・ダーダー村、アブダーン村を砲撃した。

AFP, July 3, 2021、ANHA, July 3, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 3, 2021、Reuters, July 3, 2021、SANA, July 3, 2021、SOHR, July 3, 2021などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室の支配下のイドリブ県に対するシリア軍の砲撃で子供ら9人死亡、ロシア軍も灌漑用の給水ステーションやホワイト・ヘルメットの拠点を爆撃(2021年7月3日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバルシューン村、イブリーン村、バルユーン村、M4高速道路沿線のアリーハー村を砲撃し、バルシューン村では子供2人、バルユーン村では子供2人、イブリーン村では女性1人と子供3人を含む5人が死亡し、アリーハー村では子供4人を含む5人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、ロシア軍戦闘機もルージュ平原北部にある灌漑用の給水ステーション、シャイフ・ユースフ村にあるホワイト・ヘルメットのセンターに対して爆撃を行った。

これに対して、トルコ軍はハーン・スブル村、ハーミディーヤ村にあるシリア軍の拠点複数カ所に対して迫撃砲とロケット弾による砲撃を加えた。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、当局によって逮捕されていたドゥーマー市の反体制活動家のうち、シリア人の殺害に関与してなかったことが確認された住民23人が釈放された。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を49件(イドリブ県23件、ラタキア県13件、アレッポ県6件、ハマー県7件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は40件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を19件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, July 3, 2021、ANHA, July 3, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 3, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 3, 2021、Reuters, July 3, 2021、SANA, July 3, 2021、SOHR, July 3, 2021などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県でシリア国民軍の戦闘員どうしが交戦(2021年7月2日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア国民軍に所属するスルターン・ムラード師団の戦闘員が、トルコ占領下のシャイフ・ナースィル村で、別の戦闘員らに発砲、3人を殺害、2人を負傷させた。

5人を死傷させた戦闘員は逃走したという。

また、トルコ占領下のアフリーン市の北に位置するダルウィーシュ・マイダーニカ村でシリア国民軍に所属する精鋭軍と北の鷹旅団が交戦し、双方合わせて6人の戦闘員が負傷した。

一方、アフリーン解放軍団が声明を出し、6月26日から30日までの5日間で、トルコ占領下のマーリア市およびその一帯各所、アアザーズ市近郊のカフル・カルビーン村でトルコ軍とシリア国民軍に対する特殊作戦を実施し、シリア国民軍戦闘員10人を殺害、4人を負傷させたと発表した。

ANHA(7月2日付)が伝えた。

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ダイル・ザウル県では、ANHA(7月2日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるバフラ村で男性1人が正体不明の武装集団の発砲を受けて死亡した。

AFP, July 2, 2021、ANHA, July 2, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 2, 2021、Reuters, July 2, 2021、SANA, July 2, 2021、SOHR, July 2, 2021などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるM4高速道路沿線のイドリブ県アリーハー村一帯を砲撃し、3人が負傷(2021年7月2日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるM4高速道路沿線のアリーハー村一帯を砲撃し、3人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍はまた、ザーウィヤ山地方のダイル・サンバル村、バイニーン村に対して砲撃を行った。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるガーブ平原のジューリーン村を砲撃した。

これに対して、シリア軍も「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のヒルバト・ナークース村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるダルアー市内のウマリー・モスク前の広場で、ロシア軍が6月23日からシリア政府との和解に応じたダルアー市在住の反体制武装集団の元メンバーらに対して、個人で所有する武器(小銃、機関銃など約200丁)の引き渡しを求めて、同市旧市街とマハッタ地区にいたる街道を封鎖していることに抗議するデモが行われた。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を41件(イドリブ県15件、ラタキア県16件、アレッポ県7件、ハマー県3件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は31件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を12件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, July 2, 2021、ANHA, July 2, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 2, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 2, 2021、Reuters, July 2, 2021、SANA, July 2, 2021、SOHR, July 2, 2021などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ウマル油田にある米主導の有志連合の基地が政府支配下のマヤーディーン市近郊の「イランの民兵」の拠点を砲撃(2021年7月1日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるユーフラテス川東岸に位置するウマル油田に設置されている米主導の有志連合の基地から、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸のマヤーディーン市近郊の砂漠地帯にある「イランの民兵」の拠点に対して砲撃が行われた。

AFP, July 1, 2021、ANHA, July 1, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 1, 2021、Reuters, July 1, 2021、SANA, July 1, 2021、SOHR, July 1, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県マンビジュ市北のアウン・ダーダート村を砲撃し2人負傷、タッル・リフアト近郊でシリア軍と砲撃戦を行い、シリア軍兵士1人死亡(2021年7月1日)

アレッポ県では、ANHA(7月1日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市北のアウン・ダーダート村を砲撃し、女児1人と女性1人が負傷した。

また、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会は声明を出し、シャイフ・ナースィル村に潜入を試みたシリア国民軍部隊を迎撃し、戦闘員5人を殺害したと発表した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコの支援を受けるシリア国民軍とシリア軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のアイン・ダクナ村一帯で砲撃戦となり、シリア軍兵士1人が負傷した。

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ラッカ県では、ANHA(7月1日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、トルコが占領するタッル・アブヤド市西に位置するシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下のアリーダ村、ズィヌービヤー村を砲撃した。

AFP, July 1, 2021、ANHA, July 1, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 1, 2021、Reuters, July 1, 2021、SANA, July 1, 2021、SOHR, July 1, 2021などをもとに作成。

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ダルアー県ナフジュ村に設置されているシリア軍第4師団の拠点が襲撃を受け、士官1人死亡(2021年7月1日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるナフジュ村に設置されているシリア軍第4師団の拠点が正体不明の武装集団の襲撃を受け、士官(少尉)1人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を32件(イドリブ県17件、ラタキア県11件、アレッポ県2件、ハマー県2件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は31件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を20件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, July 1, 2021、ANHA, July 1, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 1, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 1, 2021、Reuters, July 1, 2021、SANA, July 1, 2021、SOHR, July 1, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がラッカ県北部のアリーダ村を砲撃し、シリア軍兵士1人死亡(2021年6月30日)

ラッカ県では、ANHA(7月1日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が6月30日深夜、トルコが占領するタッル・アブヤド市西に位置するシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下のアリーダ村を砲撃し、シリア軍兵士1人が死亡した。

AFP, July 1, 2021、ANHA, July 1, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 1, 2021、Reuters, July 1, 2021、SANA, July 1, 2021、SOHR, July 1, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がトルコが占領するタッル・アブヤド市近郊を砲撃(2021年6月30日)

ラッカ県では、ANHA(6月30日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、トルコが占領するタッル・アブヤド市近郊に位置するシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下のアリーダ村、カズアリー村の穀物サイロ一帯、クーバルラク村、フッリーヤ村、ジャラン村などを砲撃した。

AFP, June 30, 2021、ANHA, June 30, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 30, 2021、Reuters, June 30, 2021、SANA, June 30, 2021、SOHR, June 30, 2021などをもとに作成。

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シャーム解放機構がイドリブ市で1月に発生した武器販売店爆破事件に関与したシリア政府の工作員3人を逮捕(2021年6月30日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構の治安部隊(総合治安機関)がフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/GE.SE.SE1/)を通じて、1月18日にイドリブ市のジャラー通りの武器販売店で発生した爆破事件に関与したシリア政府の工作員3人を逮捕したと発表、3人の顔写真を公開した。

https://www.facebook.com/GE.SE.SE1/posts/326833972399798

https://www.facebook.com/GE.SE.SE1/posts/326829715733557

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(6月30日付)によると、「決戦」作戦司令室が、アーフィス村一帯の支配地への潜入を試みたシリア軍に対して砲撃を加え、これを撃退した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるウンム・ワラド村で反体制武装集団の元メンバー1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を39件(イドリブ県20件、ラタキア県12件、アレッポ県3件、ハマー県4件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は31件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を10件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, June 30, 2021、ANHA, June 30, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 30, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 30, 2021、Reuters, June 30, 2021、SANA, June 30, 2021、SOHR, June 30, 2021などをもとに作成。

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ハサカ県のフール・キャンプでイラク難民1人がダーイシュ・メンバーと思われるグループに銃で撃たれて死亡(2021年6月29日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプの第1区で、イラク難民1人がダーイシュ(イスラーム国)メンバーと思われるグループに銃で撃たれて死亡した。

AFP, June 29, 2021、ANHA, June 29, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 29, 2021、Reuters, June 29, 2021、SANA, June 29, 2021、SOHR, June 29, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍はラッカ県、アレッポ県、ハサカ県各所を砲撃(2021年6月29日)

ラッカ県では、ANHA(6月28日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、トルコが占領するタッル・アブヤド市近郊に位置するシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下のビール・キータク村、アリーダ村を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(6月28日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のハルバカ村などを砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のバーブ市近郊のタルヒーン村で部族どうしが撃ち合いとなり、2人が死亡した。

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ハサカ県では、SANA(6月29日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町一帯を砲撃した。

AFP, June 29, 2021、ANHA, June 29, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 29, 2021、Reuters, June 29, 2021、SANA, June 29, 2021、SOHR, June 29, 2021などをもとに作成。

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ロシア国防省は「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を37件、シリア政府は36件、トルコは25件と発表(2021年6月29日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を37件(イドリブ県20件、ラタキア県8件、アレッポ県3件、ハマー県6件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は36件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を25件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, June 29, 2021、ANHA, June 29, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 29, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 29, 2021、Reuters, June 29, 2021、SANA, June 29, 2021、SOHR, June 29, 2021などをもとに作成。

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ハサカ県フール・キャンプでIDPsの姉妹2人がダーイシュ・メンバーと思われるグループに銃で撃たれて死亡(2021年6月28日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプの第5区で、シリア人国内避難民(IDPs)の姉妹2人がダーイシュ(イスラーム国)メンバーと思われるグループに銃で撃たれて死亡した。

フール・キャンプは6つの区画、8つのブロックから構成されている。

6つの区画のうち、第1区には、ダーイシュ(イスラーム国)とつながりがない国内避難民(IDPs)、第2区と第3区にはイラク難民、第4区にはダーイシュとつながりがあるとされるIDPs、第5区には欧州出身のダーイシュ戦闘員の家族、そして第6区にはそれ以外の外国人戦闘員の家族が収容されている。

一方、8つのブロックのうち、第1、2、3、7ブロックにはイラク人難民が、第5、6、8ブロックにはシリア人IDPsが、第4ブロックにはイラク人難民とシリア人IDPsの両方が収容されている。

また、この8ブロックとは別に、シリア、イラク以外の国の出身者が収容されている。

AFP, June 28, 2021、ANHA, June 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 28, 2021、Reuters, June 28, 2021、SANA, June 28, 2021、SOHR, June 28, 2021などをもとに作成。

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シリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会がトルコ軍戦車を破壊(2021年6月28日)

アレッポ県では、ANHA(6月28日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市北東のジャート村でトルコ軍の戦車1輌を攻撃、これを破壊した。

これに対して、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍は、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のフライビカ村を砲撃した。

AFP, June 28, 2021、ANHA, June 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 28, 2021、Reuters, June 28, 2021、SANA, June 28, 2021、SOHR, June 28, 2021などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ユーフラテス川東岸のウマル油田に設置されている米軍の基地が砲撃を受け、同基地に駐留する米軍がシリア政府支配下の同川西岸を砲撃(2021年6月28日)

ダイル・ザウル県では、SANA(6月28日付)によると、ダイル・ザウル軍事評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるユーフラテス川東岸のウマル油田に設置されている米軍の基地が何者かの砲撃を受けた。

打ち込まれた砲弾は複数発に及び、攻撃を受けた米軍は、同地一帯を閉鎖した。

死傷者の有無は不明。

シリア人権監視団が複数筋から得た情報によると、砲撃はユーフラテス川西岸に展開する「イランの民兵」によるもので、車複数台が炎上するなど、物的被害が出たという。

また、アイン・フラート(6月28日付)によると、ウマル油田一帯に着弾した砲弾の数は8発以上。

クーリーヤ市近郊の砂漠地帯やマヤーディーン市近郊に設置されているイラク人民動員隊に所属するアブー・ファドル・アッバース旅団の拠点から発射された。

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この砲撃を受けて、有志連合の航空機が、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸のマヤーディーン市に面する同川東岸上空に飛来、旋回を続けるなか、ウマル油田の労働者住宅地区に展開する有志連合の部隊が、マヤーディーン市にある「イランの民兵」の拠点に対して砲撃を行った。

また、マヤーディーン市に面するユーフラテス川東岸一帯では、同地で治安活動を行う「自衛部隊」が撤退、代わって人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が部隊を派遣し、展開した。

さらに、シュハイル村に展開するシリア民主軍が、ユーフラテス川西岸のバクラス村にあるシリア軍の拠点複数カ所に向けて砲撃を行った。

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これに関して、有志連合CJTF-OIR(「生来の決戦作戦」統合任務部隊)のウェイン・マロット報道官は、ツイッターの公式アカウント(https://twitter.com/OIRSpox/)で次のように発表した。

初期報告:現地時間午後7時44分頃、シリアに駐留する米軍は複数のロケット弾による攻撃を受けた。負傷者はなく、被害は調査中だ。詳細が分かり次第、最新情報を知らせよう。

AFP, June 28, 2021、ANHA, June 28, 2021、‘Ayn al-Furat, June 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 28, 2021、Reuters, June 28, 2021、SANA, June 28, 2021、SOHR, June 28, 2021などをもとに作成。

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米軍戦闘機がシリアとイラク領内の「イランの民兵」の拠点や施設複数カ所に対して爆撃を実施、7人死亡(2021年6月28日)

『ニューヨーク・タイムズ』(6月27日付)は、米軍の戦闘機複数機がシリアとイラク領内の「イランの支援を受ける民兵」(Iran-backed militias)の拠点や施設複数カ所に対して爆撃を実施したと伝えた。

爆撃は、イラン・イスラーム革命防衛隊の無人航空機(ドローン)発着用の基地で、シリアでの戦闘や米軍を標的とするために使用されていたという。

シリア人権監視団によると、有志連合を主導する米国の爆撃は6月27日深夜から28日未明にかけて、イラクとの国境近くに設置されている「イランの民兵」の拠点複数カ所を狙って行われ、イラクの人民動員隊の戦闘員7人が死亡(シリア人権監視団は6月29日に、死者数が9人と増加したと発表)、武器弾圧庫1棟、軍事拠点1カ所が破壊されたという。

米主導の有志連合が「イランの民兵」に対して爆撃を行ったのは、4月29日以来だという。

AFP, June 28, 2021、ANHA, June 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 28, 2021、The New York Times, June 27, 2021、Reuters, June 28, 2021、SANA, June 28, 2021、SOHR, June 28, 2021、June 29, 2021などをもとに作成。

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シリア軍とトルコ軍・「決戦」作戦司令室がイドリブ県で砲撃戦(2021年6月28日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアリーハー村、ジスル・シュグール市近郊のカンダ村、ルワイサ村、ザーウィヤ山地方のカンスフラ村、バーラ村、ルワイハ村を砲撃し、アリーハー村では住民多数が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、砲撃はバーラ村に設置されているトルコ軍の拠点一帯にも及んだ。

これに対して、トルコ軍は、「決戦」作戦司令室とともに、シリア政府の支配下にあるムアスラーン村、ジャバーラー村、ミラージャ村、ザイトゥーナ村基地、カフルナブル市近郊の森林地帯、マアッラト・ハルマ村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるガーブ平原のジューリーン村、ハークーラ村、マナーラ村(タンジャラ村)を砲撃した。

これに対して、シリア軍も「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のヒルバト・ナークース村を砲撃した。

これに関して、SANA(6月28日付)は、中国の新疆ウイグル自治区出身者からなるトルキスタン・イスラーム党が、シリア政府の支配下にあるジューリーン村を砲撃したと伝えた。

SANAによると、ジューリーン村に打ち込まれた砲弾は12発に達したという。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるクルド山地方各所を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を31件(イドリブ県18件、ラタキア県5件、アレッポ県1件、ハマー県7件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は26件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を14件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, June 28, 2021、ANHA, June 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 28, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 28, 2021、Reuters, June 28, 2021、SANA, June 28, 2021、SOHR, June 28, 2021などをもとに作成。

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新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒードがラタキア県カルダーハ市を狙ってロケット弾を発射(2021年6月27日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒードがシリア政府の支配下にあるカルダーハ市近郊のブアキールーン村を砲撃した。

アンサール・タウヒードはSNSを通じて声明を出し、「ロケット砲大隊は、解放区が標的となったことへの報復として、カルダーハ市の体制の拠点複数カ所をグラード・ロケット弾で狙った」と発表した。

一方、シリア政府を指示するカルダーハ・アリーン・ウスード新聞(フェイスブック・アカウント)によると、砲弾4発がカルダーハ市近郊の農地に着弾したが、死傷者はなかった。

https://www.facebook.com/QERDAHAJOURNAL/posts/4059595874095604

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村を砲撃し、戦闘員1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍はまた、フライフィル村、バイニーン村、バーラ村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原各所を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、治安当局が2018年に県内各所で刑事犯罪を犯したとして逮捕していた38人を釈放した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ガディール・ブスターン村の村長(ムフタール)が正体不明の武装集団に銃で撃たれて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を33件(イドリブ県15件、ラタキア県9件、アレッポ県4件、ハマー県5件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は31件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を18件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, June 27, 2021、ANHA, June 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 27, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 27, 2021、Reuters, June 27, 2021、SANA, June 27, 2021、SOHR, June 27, 2021などをもとに作成。

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トルコの占領下にあるバーブ市で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、1人死亡(2021年6月27日)

アレッポ県では、SANA(6月27日付)によると、トルコの占領下にあるバーブ市で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、住民1人が死亡、子供1人が負傷した。

シリア人権監視団によると、爆弾が仕掛けられていたのはシリア国民軍の車輌。

AFP, June 27, 2021、ANHA, June 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 27, 2021、Reuters, June 27, 2021、SANA, June 27, 2021、SOHR, June 27, 2021などをもとに作成。

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ハサカ県、ダイル・ザウル県でシリア民主軍が狙われ兵士多数死傷(2021年6月27日)

ハサカ県では、SANA(6月27日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市郊外のタッル・ハミース市にある穀物サイロに設置された人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点で地雷が爆発し、兵士多数が死傷した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(6月27日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるヒサーン村にあるシリア民主軍の拠点に「人民諸派」が発砲し、兵士1人が死亡した。

シリア人権監視団によると、殺害されたのは内務治安部隊(アサーイシュ)の隊員。

AFP, June 27, 2021、ANHA, June 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 27, 2021、Reuters, June 27, 2021、SANA, June 27, 2021、SOHR, June 27, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がハサカ県、ラッカ県各所を砲撃、アルーク村揚水所を閉鎖(2021年6月26日)

ハサカ県では、ANHA(6月26日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府の北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町西のM4高速道路沿線に位置するクーザリーヤ村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、トルコ軍はまた、占領下にある県北部のアルーク村揚水所を閉鎖し、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ市および同市一帯地域への水道水供給を停止した。

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ラッカ県では、ANHA(6月26日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、占領下のタッル・アブヤド市近郊にあるシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治地域内のカズアリー村の穀物サイロ、クーバルラク村、アフィーダクウィー村、バルキータク村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるバーブ市で、ダイル・ハーフィル市からの国内避難民(IDPs)とシリア国民軍所属のスルターン・ムハンマド・ファーティフ旅団の武装グループが交戦し、後者の戦闘員2人が死亡、複数が負傷した。

一方、トルコ占領下にあるジンディールス町のアザー国内避難民(IDPs)キャンプでは、住民どうしが撃ち合いとなり、3人が死亡した。

AFP, June 26, 2021、ANHA, June 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 26, 2021、Reuters, June 26, 2021、SANA, June 26, 2021、SOHR, June 26, 2021などをもとに作成。

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