ダーイシュはブーカマール市への進攻を続けるシリア軍に反撃(2017年11月6日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月6日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がブーカマール市に向かって進軍を続けるシリア軍と交戦、T2(第2石油輸送ステーション)近くで装甲車2両、戦車1両を破壊した。

syria.liveuamap.com, November 6, 2017

AFP, November 6, 2017、ANHA, November 6, 2017、AP, November 6, 2017、ARA News, November 6, 2017、Champress, November 6, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 6, 2017、al-Hayat, November 7, 2017、al-Mada Press, November 6, 2017、Naharnet, November 6, 2017、NNA, November 6, 2017、Reuters, November 6, 2017、SANA, November 6, 2017、UPI, November 6, 2017などをもとに作成。

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イラク軍地上部隊と人民動員隊がアンバール県に隣接するシリア領内に進攻(2017年11月6日)

DPA(11月6日付)は、イラク匿名消息筋の話として、イラク軍地上部隊が人民動員隊の支援を受け、アンバール県からダイル・ザウル県内に進攻した、と伝えた。

この進攻は、アンバール県に隣接するシリア領内のダーイシュ(イスラーム国)支配下の村々を制圧するのが目的で、カーイム郡を制圧下4日に越境したという。

al-Durar al-Shamiya, November 6, 2017

AFP, November 6, 2017、ANHA, November 6, 2017、AP, November 6, 2017、ARA News, November 6, 2017、Champress, November 6, 2017、DPA, November 6, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 6, 2017、al-Hayat, November 7, 2017、al-Mada Press, November 6, 2017、Naharnet, November 6, 2017、NNA, November 6, 2017、Reuters, November 6, 2017、SANA, November 6, 2017、UPI, November 6, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はユーフラテス川左岸の4カ村を制圧し、シリア軍の進軍を阻止(2017年11月6日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月6日付)、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)との交戦の末、ダイル・ザウル川左岸(東岸)のスブハ村、ハーブール川右岸(西岸)のハッジュナ村を制圧した。

シリア民主軍はこれに先立って、ジュダイド・バカーラ村、ジュダイド・アカイダート村を制圧しており、これによってシリア軍はユーフラテス川左岸への進行を阻止されたかたちとなった。

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AFP, November 6, 2017、ANHA, November 6, 2017、AP, November 6, 2017、ARA News, November 6, 2017、Champress, November 6, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 6, 2017、al-Hayat, November 7, 2017、al-Mada Press, November 6, 2017、Naharnet, November 6, 2017、NNA, November 6, 2017、Reuters, November 6, 2017、SANA, November 6, 2017、UPI, November 6, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はマンビジュ市で兵役忌避者600人を逮捕(2017年11月6日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月6日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がマンビジュ市で兵役忌避者に対する大規模な捜索活動を行い、市の入口に設置された検問所複数カ所で18歳から35歳までの男性数十人を拘束したほか、家宅捜索などで男性約600人を逮捕した。

AFP, November 6, 2017、ANHA, November 6, 2017、AP, November 6, 2017、ARA News, November 6, 2017、Champress, November 6, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 6, 2017、al-Hayat, November 7, 2017、al-Mada Press, November 6, 2017、Naharnet, November 6, 2017、NNA, November 6, 2017、Reuters, November 6, 2017、SANA, November 6, 2017、UPI, November 6, 2017などをもとに作成。

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トルコ軍が国境地帯の樹木を伐採し、堀を建設するなか、ロジャヴァの拠点都市アフリーン市でオジャラン氏の布画の制作進む(2017年11月6日)

アレッポ県では、ANHA(11月6日付)によると、トルコ軍が西クルディスタン移行期民政局支配下のラージュー町近郊のバーリヤ村の国境地帯で、樹木150本を伐採、堀の建設を続けた。

ANHA, November 6, 2017

一方、県北西部における西クルディスタン移行期民政局の拠点都市のアフリーン市では、クルディスタン労働者党(PKK)のアブドゥッラ・オジャラン氏の巨大な布画の制作が続けられた。

ANHA(11月6日付)が伝えた。

ANHA, November 6, 2017

AFP, November 6, 2017、ANHA, November 6, 2017、AP, November 6, 2017、ARA News, November 6, 2017、Champress, November 6, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 6, 2017、al-Hayat, November 7, 2017、al-Mada Press, November 6, 2017、Naharnet, November 6, 2017、NNA, November 6, 2017、Reuters, November 6, 2017、SANA, November 6, 2017、UPI, November 6, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はハマー県北東部の北サルハー村を制圧、シャーム解放機構、イッザ軍が反撃(2017年11月6日)

ハマー県では、SANA(11月6日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに県北東部でシャーム解放機構と交戦し、北サルハー村を制圧した。

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一方、イバー通信(11月6日付)によると、シャーム解放機構はシリア軍の進軍を南サルアー村で阻止するとともに、バリール村、ウンム・トゥライキーヤ村を奪還した。

しかし、これに関して、シャーム解放機構と共闘するイッザ軍は声明を出し、バリール村、アブードゥルーア丘を奪還したのは、自分たちだと主張した。

AFP, November 6, 2017、ANHA, November 6, 2017、AP, November 6, 2017、ARA News, November 6, 2017、Champress, November 6, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 6, 2017、al-Hayat, November 7, 2017、al-Mada Press, November 6, 2017、Naharnet, November 6, 2017、NNA, November 6, 2017、Reuters, November 6, 2017、SANA, November 6, 2017、UPI, November 6, 2017、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, November 6, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はブーカマール市西部のアッカーシュ油田を制圧し、T2に迫る(2017年11月5日)

ダイル・ザウル県では、『ハヤート』(11月6日付)によると、シリア軍がブーカマール市近郊のT2(第2石油輸送ステーション)一帯に進軍し、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末アッカーシュ油田を制圧、同市西15キロの地点に到達した。

シリア軍はまた、ロシア軍とともに、ブーカマール市南西部の砂漠地帯のダーイシュ拠点を空爆した。

AFP, November 5, 2017、ANHA, November 5, 2017、AP, November 5, 2017、ARA News, November 5, 2017、Champress, November 5, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 5, 2017、al-Hayat, November 6, 2017、al-Mada Press, November 5, 2017、Naharnet, November 5, 2017、NNA, November 5, 2017、Reuters, November 5, 2017、SANA, November 5, 2017、UPI, November 5, 2017などをもとに作成。

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ハマー県東部でダーイシュの撤退と前後して、シリア軍がシャーム解放機構支配地域に進攻(2017年11月5日)

ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月5日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシャーム解放機構と混戦を続けてきた県東部のラフジャーン村東部のアルトゥワーズィーヤト・シャンム・ハワー村、ジュンディーヤ村、ハスラート村、ワーディー・アズィーブ、ラスム・アフラル村、ジャルーフ、ブファイディード村一帯からアニーク村、トゥータフ村方面から撤退した。

イバー通信(11月5日付)によると、ダーイシュの撤退と前後して、シリア軍ヘリコプターがムシャイリファ村、ラフジャーン村、シャークースィーヤ村、サルハー村、タッル・ヒンズィール村、ルワイダ村、ムライジブ村、マシュハド村一帯を爆撃、また地上部隊がイドリブ県アブー・ダーリー村方面に向けて進軍を開始した。

al-Durar al-Shamiya, November 5, 2017

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アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月5日付)によると、シリア軍がアレッポ県東部のターディフ市方面から、トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室、「家の者たち」作戦司令室)の支配地域に潜入を試みたが、武装集団がこれを撃退した。

一方、イバー通信(11月5日付)によると、シャーム解放機構がアレッポ市南部郊外でシリア軍と交戦した。

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イドリブ県では、ホワイト・ヘルメットによると、ハーミディーヤ基地内でシリア軍兵士と思われる遺体62体が遺棄された集団墓地が発見された。

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ヒムス県では、『ハヤート』(11月6日付)によると、タルビーサ市、ダイル・フール村一帯でシリア軍と反体制武装集団と交戦した。

AFP, November 5, 2017、ANHA, November 5, 2017、AP, November 5, 2017、ARA News, November 5, 2017、Champress, November 5, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 5, 2017、al-Hayat, November 6, 2017、al-Mada Press, November 5, 2017、Naharnet, November 5, 2017、NNA, November 5, 2017、Reuters, November 5, 2017、SANA, November 5, 2017、UPI, November 5, 2017、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, November 5, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍が解放したラッカ市マシュラブ地区に住民数百世帯が帰宅(2017年11月5日)

ラッカ県では、ANHA(11月5日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍によって完全解放されたラッカ市のマシュラブ地区に住民数百世帯が帰宅した。

住民が帰宅するのは、ラッカ市解放後初めてだという。

ANHA, November 5, 2017

AFP, November 5, 2017、ANHA, November 5, 2017、AP, November 5, 2017、ARA News, November 5, 2017、Champress, November 5, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 5, 2017、al-Hayat, November 6, 2017、al-Mada Press, November 5, 2017、Naharnet, November 5, 2017、NNA, November 5, 2017、Reuters, November 5, 2017、SANA, November 5, 2017、UPI, November 5, 2017などをもとに作成。

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ロジャヴァ支配下のマンビジュ市(アレッポ県)でシリア民主軍の徴兵に抗議するゼネスト発生(2017年11月5日)

アレッポ県では、SANA(11月5日付)、ドゥラル・シャーミーヤ(11月5日付)によると、西クルディスタン移行期民政局の支配下にあるユーフラテス川右岸(西岸)の要衝マンビジュ市で、同民政局人民防衛隊主体のシリア民主軍の振る舞い、とりわけ徴兵に抗議するゼネストが行われた。

複数の住民筋によると、ゼネストにより市内の商店は休業、住民も外出を控えたという。

al-Durar al-Shamiya, November 5, 2017
al-Durar al-Shamiya, November 5, 2017

AFP, November 5, 2017、ANHA, November 5, 2017、AP, November 5, 2017、ARA News, November 5, 2017、Champress, November 5, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 5, 2017、al-Hayat, November 6, 2017、al-Mada Press, November 5, 2017、Naharnet, November 5, 2017、NNA, November 5, 2017、Reuters, November 5, 2017、SANA, November 5, 2017、UPI, November 5, 2017などをもとに作成。

 

 

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ダーイシュはダイル・ザウル市郊外の避難民仮設居住センターで自爆テロを敢行し、200人あまりが死傷(2017年11月4日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月4日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が晩、ジャフラ油田とCONOCOガス工場を結ぶ地域に設置されていた避難民仮設居住センターにダーイシュ(イスラーム国)が爆弾を積んだ車で自爆攻撃を行い、女性や子ども多数が死亡した。

ANHA(11月4日付)によると、この自爆テロは、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の支配地域に非難してきた住民を搬送中の車列を狙ったもので、民間人100人以上が死亡したという(AFP(11月5日付)によると、75人が死亡、140人以上が負傷)。

SANA, November 4, 2017

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団が、ユーフラテス川左岸(東岸)に展開する西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と、同川右岸(西岸)に展開するシリア軍によって包囲されているダーイシュ(イスラーム国)支配下のフワイジャト・カーティア地区(カーティア島)の住民数百人が島から避難できない状態でいると発表した。

同時の住民は、シリア民主軍とダーイシュが、ユーフラテス川左岸のシリア民主軍支配地域に避難させることで合意したが、ロシア・シリア両軍は、住民に混じってダーイシュの戦闘員が逃亡することに警戒し、住民の渡河を認めていないという。

AFP, November 4, 2017、November 5, 2017、ANHA, November 4, 2017、AP, November 4, 2017、ARA News, November 4, 2017、Champress, November 4, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 4, 2017、al-Hayat, November 5, 2017、al-Mada Press, November 4, 2017、Naharnet, November 4, 2017、NNA, November 4, 2017、Reuters, November 4, 2017、SANA, November 4, 2017、UPI, November 4, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はクナイトラ県ハドル村一帯に進攻したアル=カーイダ系のシャーム解放機構などからなる武装集団を撃退(2017年11月4日)

クナイトラ県では、SANA(11月4日付)によると、シリア軍は、3日に「ヘルモンの軛破壊」の戦いと銘打って、ハドル村一帯やダマスカス郊外県バイト・ジン村、シャイフ山(ヘルモン山)山麓一帯に対する攻勢を強めていたアル=カーイダ系組織のシャーム解放機構が主導するムハンマド軍作戦司令室とジャバル・シャイフ作戦司令室とハドル村一帯で交戦、武装集団を撃退した。

SANA, November 4, 2017

シリア人権監視団によると、戦闘でシリア軍兵士少なくとも18人、シャーム解放機構側の戦闘員9人が死亡、そのなかにはシャーム解放機構の司令官、シャーム自由人イスラーム運動の司令官も含まれているという。

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ダマスカス県では、SANA(11月4日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団がアッバースィーイーン地区を砲撃し、2人が死亡した。

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スワイダー県では、SANA(11月4日付)によると、サミーア村を反体制武装集団が砲撃した。

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ヒムス県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月4日付)によると、シャーム解放機構が県北部のフナイフィース村一帯でシリア軍と交戦した。

AFP, November 4, 2017、ANHA, November 4, 2017、AP, November 4, 2017、ARA News, November 4, 2017、Champress, November 4, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 4, 2017、al-Hayat, November 5, 2017、al-Mada Press, November 4, 2017、Naharnet, November 4, 2017、NNA, November 4, 2017、Reuters, November 4, 2017、SANA, November 4, 2017、UPI, November 4, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県東部で鉄道駅1カ所、13カ村をダーイシュから奪取(2017年11月3日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(11月3日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は、県東部で「ジャズィーラの嵐」作戦を続行し、この9日間でジャアファル駅、13カ村、および複数の農場を制圧したと発表した。

ANHA, November 3, 2017

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ドゥラル・シャーミーヤ(11月3日付)によると、キヤーム運動を名乗る組織が声明を出し、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍傘下のマンビジュ軍事評議会のムハンマド・アブー・アーディル司令官を1日に殺害したと発表した。

アーディル司令官は1日、車で移動中に道路に仕掛けられた爆弾の爆発に巻き込まれて死亡していた。

AFP, November 3, 2017、ANHA, November 3, 2017、AP, November 3, 2017、ARA News, November 3, 2017、Champress, November 3, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 3, 2017、al-Hayat, November 4, 2017、al-Mada Press, November 3, 2017、Naharnet, November 3, 2017、NNA, November 3, 2017、Reuters, November 3, 2017、SANA, November 3, 2017、UPI, November 3, 2017などをもとに作成。

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イスラエル占領下のゴラン高原住民がシャーム解放機構によるハドル村一帯への侵攻を受け、イスラエルによるアル=カーイダ支援を非難するデモを敢行(2017年11月3日)

この攻撃を受けるかたちで、イスラエルの占領下にあるゴラン高原で住民数百人がハドル村に面する占領地内でデモを行い、イスラエルによるアル=カーイダ支援を非難した。

SANA(11月3日付)が伝えた。

SANA, November 3, 2017

 

AFP, November 3, 2017、ANHA, November 3, 2017、AP, November 3, 2017、ARA News, November 3, 2017、Champress, November 3, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 3, 2017、al-Hayat, November 4, 2017、al-Mada Press, November 3, 2017、Naharnet, November 3, 2017、NNA, November 3, 2017、Reuters, November 3, 2017、SANA, November 3, 2017、UPI, November 3, 2017などをもとに作成。

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アル=カーイダ系のシャーム解放機構などからなる反体制武装集団はイスラエル占領下のゴラン高原に面するクナイトラ県北部、ダマスカス郊外県西部でシリア軍への攻勢を強化、自爆攻撃で9人を殺害(2017年11月3日)

クナイトラ県では、SANA(11月3日付)によると、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構がハドル村近郊で爆弾を積んだ車を自爆させ、9人が死亡、23人が負傷した。

この車輌は、イスラエルの占領下にあるゴラン高原からハムル丘陵地帯方面に進入、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団がハドル村に対して激しい攻撃を加え、シリア軍と交戦するなかで自爆したという。

syria.liveuamap.com, November 3, 2017
SANA, November 3, 2017

なお、シャーム解放機構が主導するムハンマド軍作戦司令室とジャバル・シャイフ(ヘルモン山)作戦司令室は共同声明を出し、ダマスカス郊外県バイト・ジン村一帯およびシャイフ山(ヘルモン山)山麓地域の解囲を目的とする「ヘルモンの軛破壊」の戦いを開始する発表、ゴラン高原一帯でシリア軍に対する攻勢を強めていた。

al-Durar al-Shamiya, November 3, 2017

バイト・ジン村一帯の反体制武装集団(イスラーム軍など)支配地域は、イスラエル占領下のゴラン高原を通じて、ムハンマド軍支配地域とつながっているが、両地の間にはシリア政府支配下のハドル村が立ちはだかっている。

ドゥラル・シャーミーヤ(11月3日付)が伝えた。

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ハマー県では、SANA(11月3日付)によると、シリア軍が県北東部でシャーム解放機構と交戦し、シャークースィーヤ村およびその周辺の農場地帯を制圧した。

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アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月3日付)によると、シャーム解放機構がシリア軍に対して反撃し、2日にシリア軍によって制圧された地域(大ヒジャーラ村、小ヒジャーラ村など)を奪還した。

AFP, November 3, 2017、ANHA, November 3, 2017、AP, November 3, 2017、ARA News, November 3, 2017、Champress, November 3, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 3, 2017、al-Hayat, November 4, 2017、al-Mada Press, November 3, 2017、Naharnet, November 3, 2017、NNA, November 3, 2017、Reuters, November 3, 2017、SANA, November 3, 2017、UPI, November 3, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダイル・ザウル市内からダーイシュを掃討し同市を完全解放(2017年11月3日)

シリア軍武装部隊総司令部は声明を出し、シリア軍が予備部隊とともにダイル・ザウル市でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、ダーイシュが最後まで籠城を続けてきたシャイフ・ヤースィーン地区などを制圧、同市を完全解放、治安と安定を回復したと発表した。

SANA(11月3日付)が伝えた。

SANA, November 3, 2017

AFP, November 3, 2017、ANHA, November 3, 2017、AP, November 3, 2017、ARA News, November 3, 2017、Champress, November 3, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 3, 2017、al-Hayat, November 4, 2017、al-Mada Press, November 3, 2017、Naharnet, November 3, 2017、NNA, November 3, 2017、Reuters, November 3, 2017、SANA, November 3, 2017、UPI, November 3, 2017などをもとに作成。

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イドリブ県の自治を担うことを目的とした「シリア救国内閣」が発足(2017年11月2日)

シリア救国内閣樹立委員会議長のムハンマド・シャイフ氏は、イドリブ県バーブ・ハワー国境通行所でシリア北部一帯での自治を担う「シリア救国内閣」の樹立を宣言し、閣僚11人を氏名を公開した。

閣僚11人はいずれも、シリア救国内閣樹立委員会の3分の2以上の了承を得て就任したという。

11人の閣僚は以下の通り:

ムハンマド・シャイフ(博士):首班
アフマド・ヌーリー・ムハンマド・ディーブ(准将):内務大臣
イブラーヒーム・ムハンマド・シャーシュー(博士):法務大臣
アナス・ムハンマド・バシール・ムーサー:宗教関係大臣
ジュムア・ウマル(博士):高等教育大臣
ムハンマド・マジャール・シャッフード:教育大臣
ファーイズ・アフマド・ハリーフ:農業大臣
アブドゥッサラーム・ハラフ:経済大臣
ムハンマド・アリー・アーミル:社会問題避難民大臣
ヤースィル・ガッサーン・ナッジャール:住宅建設大臣
ファーディル・ターリブ:地方自治大臣
アフマド・ジャラク(博士):保健大臣

al-Durar al-Shamiya, November 2, 2017

シリア救国内閣樹立評議会は、イドリブ県の自治を担う民政局を設置する動きがにわかに高まる仲で、イドリブ県で活動する学者、活動家らによって2017年8月に結成された。

AFP, November 2, 2017、ANHA, November 2, 2017、AP, November 2, 2017、ARA News, November 2, 2017、Champress, November 2, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 2, 2017、al-Hayat, November 3, 2017、al-Mada Press, November 2, 2017、Naharnet, November 2, 2017、NNA, November 2, 2017、Reuters, November 2, 2017、SANA, November 2, 2017、UPI, November 2, 2017などをもとに作成。

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最高交渉委員会、シリア軍事革命諸勢力代表団は「シリア諸国民大会」への招待を拒否(2017年11月2日)

サウジアラビアの支援を受ける最高交渉委員会(リヤド・プラットフォーム)は声明を出し、ロシアのヴラジミール・プーチン大統領が提案する「シリア諸国民大会」(ソチで18日開催予定)に関して「国連の仲介から逸脱」しているとし、招待を拒否すると発表した。

al-Durar al-Shamiya, November 2, 2017

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アスタナ会議に参加する反体制武装集団の代表団(シリア軍事革命諸勢力代表団)は声明を出し、ロシアのヴラジミール・プーチン大統領が提案する「シリア諸国民大会」(ソチで18日開催予定)への招待を拒否すると発表するとともに、ロシアに対して政治的解決に向けたいかなる会議においても中立の姿勢をとるよう求めた。

al-Durar al-Shamiya, November 2, 2017
al-Durar al-Shamiya, November 2, 2017

AFP, November 2, 2017、ANHA, November 2, 2017、AP, November 2, 2017、ARA News, November 2, 2017、Champress, November 2, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 2, 2017、al-Hayat, November 3, 2017、al-Mada Press, November 2, 2017、Naharnet, November 2, 2017、NNA, November 2, 2017、Reuters, November 2, 2017、SANA, November 2, 2017、UPI, November 2, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はアレッポ市南部郊外の3カ村をシャーム解放機構から解放(2017年11月2日)

アレッポ県では、SANA(11月2日付)によると、シリア軍がシャーム解放機構との戦闘の末、アレッポ市南部郊外(ハナースィル市南西部郊外)の大ヒジャーラ村、小ヒジャーラ村、ジュッブ・アワド村を制圧した。

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ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月2日付)によると、シャーム解放機構が県東部のサッルージュ丘などの一帯でシリア軍と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月2日付)によると、シリア軍がバイト・ジン村西部一帯(バルダイヤー丘一帯)で反体制武装集団に対して激しい空爆を実施した。

ドゥラル・シャーミーヤやシリア人権監視団によると、シリア軍はまた、東グータ地方のドゥーマー市、アイン・タルマー村、ハムーリーヤ市などを爆撃し、住民11人が死亡した。

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スワイダー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月2日付)によると、スワイダー市でシリア軍のバドル・スライマーン軍曹(アブー・ハビーブ)が何者かに撃たれて死亡した。

AFP, November 2, 2017、ANHA, November 2, 2017、AP, November 2, 2017、ARA News, November 2, 2017、Champress, November 2, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 2, 2017、al-Hayat, November 3, 2017、al-Mada Press, November 2, 2017、Naharnet, November 2, 2017、NNA, November 2, 2017、Reuters, November 2, 2017、SANA, November 2, 2017、UPI, November 2, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダイル・ザウル市ハミーディーヤ地区、ジュバイリーヤ地区、アービド地区、ジャムイーヤート地区をダーイシュから解放(2017年11月2日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月2日付)によると、シリア軍が予備部隊とともにダイル・ザウル市でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を継続し、ハミーディーヤ地区、ジュバイリーヤ地区、アービド地区、ジャムイーヤート地区を制圧した。

シリア軍はまた、ダーイシュが籠城を続けるシャイフ・ヤースィーン地区、ラシュディーヤ地区でダーイシュと交戦を続けた。

AFP, November 2, 2017、ANHA, November 2, 2017、AP, November 2, 2017、ARA News, November 2, 2017、Champress, November 2, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 2, 2017、al-Hayat, November 3, 2017、al-Mada Press, November 2, 2017、Naharnet, November 2, 2017、NNA, November 2, 2017、Reuters, November 2, 2017、SANA, November 2, 2017、UPI, November 2, 2017などをもとに作成。

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ロシア、米国と良好な関係を築くシリア・ガト潮流のジャルバー代表はシリア諸国民大会を歓迎(2017年11月1日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に参加し、ラッカ県でダーイシュ(イスラーム国)と戦ってきたシリア・エリート部隊を擁するシリア・ガド潮流の代表を務めるアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー氏は、RT(11月1日付)に、「シリア諸国民大会はジュネーブでの交渉を支えるものとなるだろう。シリア国民を構成するすべてのコミュニティが参加するだろう」と述べた。

AFP, November 1, 2017、ANHA, November 1, 2017、AP, November 1, 2017、ARA News, November 1, 2017、Champress, November 1, 2017、al-Hayat, November 2, 2017、Kull-na Shuraka’, November 1, 2017、al-Mada Press, November 1, 2017、Naharnet, November 1, 2017、NNA, November 1, 2017、Reuters, November 1, 2017、SANA, November 1, 2017、UPI, November 1, 2017などをもとに作成。

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アスタナ会議に参加する反体制武装集団、シリア国民連合、リヤド・プラットフォーム、カイロ・プラットフォームは「シリア諸国民大会」への参加を拒否(2017年11月1日)

アスタナ会議に参加する反体制武装集団の代表団(シリア軍事革命諸勢力代表団)は、カザフスタンの首都アスタナで記者会見を開き、ロシアのヴラジミール・プーチン大統領の提案に基づき、11月18日にソチで開催が決定されている「シリア諸国民大会」への招待を拒否すると発表した。

代表団の報道官を務め、最高交渉委員会(リヤド・プラットフォーム)のメンバーでもあるるヤフヤー・アリーディー氏は会見で、「我々はアスタナ・プロセスがジュネーブ・プロセスの流れの一環として行われていることを望んでおり、ジュネーブ・プロセスに代わるものなどない。我々は今日、ジュネーブ合意(2012年)や国連安保理決議第2254号に基づく最終解決に関する国際法に基づく決定を跳び越えようとするロシアの大会(シリア諸国民大会)についての話が進んでいることを奇妙なものだとして眺めている」と述べた。

また、会議の呼称が「シリア諸国民(シュウーブ)大会」であることに触れ、「シリア人は一つの国民だ」と強調、「政権がロシアの合意をとりつけて描いている酷い冗談」と酷評、「我々は何十もの理由でロシアのイニシアチブを拒否する。最たる理由は、このイニシアチブがシリア危機を解決せず、シリア人に安全と安寧をもたらさず、シリア人を殺戮するためにプログラムされたシステムからシリア人を解放しないというものだ」と非難した。

ドゥラル・シャーミーヤ(11月1日付)、AFP(11月1日付)が伝えた。

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また、イスラーム軍幹部のムハンマド・アッルーシュ氏もロイター通信(11月1日付)に対して「革命はこの大会を拒否する…。最高交渉委員会も招待組織のリストに名前があって驚いている。同委員会はほかの勢力とともに、この大会を拒否する公式の立場を声明で示すだろう」と述べた。

al-Durar al-Shamiya, November 1, 2017

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トルコのイスタンブールを拠点とするシリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ラマダーン報道官はロイター通信(11月1日付)に対して「連立は、国連主催でないジュネーブ会議の枠組みの外で行われる政権といかなる交渉にも参加しない」と述べた。

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エジプト・プラットフォームのフィラース・ハーリディー氏も「シリア国民の要望を実現しない政治合意に資するようないかなる動きも拒否する」と述べた。

AFP, November 1, 2017、ANHA, November 1, 2017、AP, November 1, 2017、ARA News, November 1, 2017、Champress, November 1, 2017、al-Hayat, November 2, 2017、Kull-na Shuraka’, November 1, 2017、al-Mada Press, November 1, 2017、Naharnet, November 1, 2017、NNA, November 1, 2017、Reuters, November 1, 2017、SANA, November 1, 2017、UPI, November 1, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はハマー県でシャーム解放機構と交戦(2017年11月1日)

ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月1日付)によると、シャーム解放機構は県北東部のウンム・ハズィーム丘一帯に進攻したシリア軍と交戦した。

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ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月1日付)によると、南部戦線がズィムリーン村方面に進入を試みたシリア軍と交戦した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ラフマーン軍団が活動を続けるジャウバル区をシリア軍無人航空機が爆撃した。

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ヒムス県北部とハマー県南部で活動している反体制武装集団6組織が声明を出し、ヒムス軍を結成したと発表した。

ヒムス軍を結成したのは、第313旅団大隊連合、真理の剣旅団大隊、サイフ・イスラーム・ハッターブ大隊、アンサール・ハック旅団、アンサール・スンナ・ワ・シャリーア旅団、タルビーサ旅団。

al-Durar al-Shamiya, November 1, 2017

AFP, November 1, 2017、ANHA, November 1, 2017、AP, November 1, 2017、ARA News, November 1, 2017、Champress, November 1, 2017、al-Hayat, November 2, 2017、Kull-na Shuraka’, November 1, 2017、al-Mada Press, November 1, 2017、Naharnet, November 1, 2017、NNA, November 1, 2017、Reuters, November 1, 2017、SANA, November 1, 2017、UPI, November 1, 2017などをもとに作成。

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アレッポ市シャイフ・マクスード地区でイドリブ県のトルコの「占領テロ」へのシリア民主軍のテロとの戦いを求める集会(2017年11月1日)

アレッポ県では、ANHA(11月1日付)によると、西クルディスタン移行期民政局の支配下にあるアレッポ市内のシャイフ・マクスード地区で、イドリブ県からの避難者たちが、イドリブ県に対するトルコの「占領テロ」との戦いへの人民防衛隊主体のシリア民主軍の介入を求める集会が催された。

ANHA, November 1, 2017

AFP, November 1, 2017、ANHA, November 1, 2017、AP, November 1, 2017、ARA News, November 1, 2017、Champress, November 1, 2017、al-Hayat, November 2, 2017、Kull-na Shuraka’, November 1, 2017、al-Mada Press, November 1, 2017、Naharnet, November 1, 2017、NNA, November 1, 2017、Reuters, November 1, 2017、SANA, November 1, 2017、UPI, November 1, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダイル・ザウル市、ブーカマール市一帯でダーイシュに対する掃討作戦を継続(2017年11月1日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月1日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市ハミーディーヤ地区、ジュバイラ地区、ラシュディーヤ地区、ハウィーカ地区、アルディー地区、シャイフ・ヤースィーン地区でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を継続した。

シリア軍はまた、イラク国境に面するユーフラテス川河畔のブーカマール市に向かって進軍を続け、ダーイシュと交戦、クーリーヤ市などを爆撃した。

AFP, November 1, 2017、ANHA, November 1, 2017、AP, November 1, 2017、ARA News, November 1, 2017、Champress, November 1, 2017、al-Hayat, November 2, 2017、Kull-na Shuraka’, November 1, 2017、al-Mada Press, November 1, 2017、Naharnet, November 1, 2017、NNA, November 1, 2017、Reuters, November 1, 2017、SANA, November 1, 2017、UPI, November 1, 2017などをもとに作成。

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ロシア外務省は「シリア諸国民大会」に33の反体制組織、野党、与党を招待(2017年10月31日)

ロシア外務省は、インターネットの公式ホームページを通じて、11月18日にソチで開催が予定されている「シリア諸国民大会」に33の反体制派組織、野党、そして与党を招待したと発表した。

ロシア外務省が発表した組織は以下の通り:

1. 人民解放改革戦線(カイロ)
2. 民主的変革国民調整委員会(ダマスカス)
3. 人民党(ダマスカス)
4. 人民意思党(ダマスカス)
5. シリア西寧公正開発党(ダマスカス)
6. 団結党(ダマスカス)
7. シリア世俗主義国民大会(ダマスカス)
8. 最高交渉委員会(リヤド)
9. シリアのためのオルターナティブ運動(ダマスカス)
10. カーマ運動(パリ、ジュネーブ)
11. 南部戦線(ジュネーブ)
12. シリア国民評議会(イスタンブール)
13. シリア革命反体制勢力国民連立(イスタンブール)
14. 民主統一党(カーミシュリー)
15. シリア・クルディスタン民主党(クルディスタン民主党、アイン・アラブ)
16. シリア連合党(カーミシュリー)
17. クルド国民評議会(カーミシュリー)
18. 自由で民主的なシリアのための「共に」運動(ジュネーブ、マドリード)
19. シリア国家建設潮流(ジュネーブ)
20. シリア民主人民党(ダマスカス)
21. シリア祖国党(ダマスカス)
22. 国民大会党(ダマスカス)
23. バアス党(ダマスカス)
24. 社会民主党(ダマスカス)
25. 平和的変革の道党(ダマスカス)
26. シリア祖国青年(ダマスカス)
27. 部族評議会
28. シリア国民民主連合(ダマスカス)
29. アッシリア人のための民主中道左派連合(ムターカース党)
30. アラブ社会主義国民党(ダマスカス)
31. アラブ民主連合党(ダマスカス)
32. アラブ社会主義連合党(ダマスカス)
33. 統一社会主義者党(ダマスカス)

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なお、『ハヤート』(11月1日付)は、ロシアの複数の高官の話として、「シリア諸国民大会」では、新憲法の起草、政治改革などが審議されると伝えた。

AFP, October 31, 2017、ANHA, October 31, 2017、AP, October 31, 2017、ARA News, October 31, 2017、Champress, October 31, 2017、al-Durar al-Shamiya, October 31, 2017、al-Hayat, November 1, 2017、al-Mada Press, October 31, 2017、Naharnet, October 31, 2017、NNA, October 31, 2017、Reuters, October 31, 2017、SANA, October 31, 2017、UPI, October 31, 2017などをもとに作成。

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トルコ軍およびその支援を受ける反体制武装集団はロジャヴァ拠点都市アフリーン市近郊の村々への砲撃を続ける(2017年10月31日)

アレッポ県では、ANHA(10月31日付)によると、トルコ軍が反体制武装集団とともにシリア領内に侵攻し、西クルディスタン移行期民政局の拠点都市アフリーン市近郊の村々を重火器で砲撃、オリーブの樹木多数を伐採した。

ANHAによると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団は、10月2、3、6、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29日に、アフリーン市一帯への砲撃、樹木伐採、防護壁の建設などの行為を繰り返しているという。

AFP, October 31, 2017、ANHA, October 31, 2017、AP, October 31, 2017、ARA News, October 31, 2017、Champress, October 31, 2017、al-Durar al-Shamiya, October 31, 2017、al-Hayat, November 1, 2017、al-Mada Press, October 31, 2017、Naharnet, October 31, 2017、NNA, October 31, 2017、Reuters, October 31, 2017、SANA, October 31, 2017、UPI, October 31, 2017などをもとに作成。

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ロシア海軍がブーカマール市近郊のダーイシュ拠点をミサイル攻撃する一方、シリア軍はダイル・ザウル市内の3街区を制圧(2017年10月31日)

ロシア国防省は、地中海東部沖に展開する黒海艦隊所属の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドがカリブル巡航ミサイル3発を発射し、ダイル・ザウル県ブーカマール市近郊にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点、陣地、武器弾薬庫、車輌を攻撃、破壊したと発表した。

SANA, October 31, 2017

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ダイル・ザウル県では、SANA(10月31日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市内でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を継続し、ラサーファ地区、カナーマート地区、旧空港地区を制圧した。

AFP, October 31, 2017、ANHA, October 31, 2017、AP, October 31, 2017、ARA News, October 31, 2017、Champress, October 31, 2017、al-Durar al-Shamiya, October 31, 2017、al-Hayat, November 1, 2017、al-Mada Press, October 31, 2017、Naharnet, October 31, 2017、NNA, October 31, 2017、Reuters, October 31, 2017、SANA, October 31, 2017、UPI, October 31, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はハマー県北東部でシャーム解放機構から4カ村を奪還する一方、東グータ地方各所を砲撃(2017年10月31日)

ハマー県では、SANA(10月31日付)によると、シリア軍が同盟部隊とともに県北東部でシャーム解放機構と交戦し、ラスム・アフマル村、ラスム・サーウィー村、ラスム・サワーン村、ムシャイリファト・アドワーン村、ムシャイリファト・ムワイリフ村を制圧した。

これに対して、シャーム解放機構は、ムハルダ市、サアン町を砲撃し、1人が負傷した。

一方、シャーム解放機構に近いイバー通信(10月31日付)は、シャーム解放機構が県東部のシリア軍拠点を、爆弾を積んだ車で攻撃し兵士数十人を殺傷したと伝えた。

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ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月31日付)がホワイト・ヘルメットの発表として伝えたところによると、東グータ地方のミスラーバー市、ハラスター市、ジスリーン町をシリア軍が砲撃し、8人が死傷した。

一方、SANA(10月31日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団がシャーグール区、アッバースィーイーン地区を砲撃し、6人が負傷した。

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ダマスカス県では、『ハヤート』(11月1日付)などによると、空軍情報部が、シリア政府支配下のマイダーン区と反体制派支配下のカダム区(緊張緩和地帯)を結ぶ街道上に設置された唯一の通行所を封鎖した。

AFP, October 31, 2017、ANHA, October 31, 2017、AP, October 31, 2017、ARA News, October 31, 2017、Champress, October 31, 2017、al-Durar al-Shamiya, October 31, 2017、al-Hayat, November 1, 2017、al-Mada Press, October 31, 2017、Naharnet, October 31, 2017、NNA, October 31, 2017、Reuters, October 31, 2017、SANA, October 31, 2017、UPI, October 31, 2017、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, October 31, 2017などをもとに作成。

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アスタナ7会議は、逮捕者問題未解決のまま、ロシア提案の「シリア諸国民大会」開催に合意して閉幕、米国はアサド退陣を政治プロセス開始の「前提条件」ではなく、「政治的解決の結果」と位置づける(2017年10月31日)

カザフスタンの首都アスタナで30日に開幕したシリア政府と反体制武装集団の停戦協議「アスタナ7会議」は2日間の日程を終えて閉幕した。

主催国であるカザフスタンのカイラット・アブドラフマノフ外務大臣は閉幕声明で、停戦協議の保証国であるロシア、トルコ、イランの3カ国が、シリア領土の統一性・保全、テロとの戦い、緊張緩和地帯における停戦の維持について改めて確認したことを明らかにした。

閉幕声明ではまた、信頼醸成や逮捕者・拘束者の釈放に関する問題解決に向けた措置を講じるとともに、これらの問題を人道支援物資の配給、そして搬入経路の確保する必要を強調、米国とロシアの主導のもと国連で続けられてきたジュネーブ会議の一環として「シリア諸国民大会」を開催するというロシアの提案に同意したことを確認した。

SANA, October 31, 2017
al-Durar al-Shamiya, October 31, 2017
al-Durar al-Shamiya, October 31, 2017

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アスタナ7会議に出席した複数の消息筋によると、会議ではまた、ラフマーン軍団、イスラーム軍とシリア軍の散発的戦闘が続くダマスカス県ジャウバル区、ダマスカス郊外県バイト・ジン村に新たな緊張緩和地帯を設置することが合意された。

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反体制武装集団の代表団に参加するヤフヤー・アリーディー報道官は逮捕者・拘束者の解放に関する問題が決着しなかったことに関して、「ロシアは占領国のように振る舞っている」と批判する一方、「イランが合意を妨害した」と述べ、責任を追及した。

なお、シリア人権ネットワークによると、2011年3月から2017年8月までの間にシリア国内で逮捕・拘束されたシリア人は約10万人にのぼり、そのうちの87%がアサド政権による犯行だという。

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アスタナ7会議に参加している反体制武装集団の代表団(シリア軍事革命諸勢力代表団)は声明を出し、会議に参加している米国代表団との会談で、米国がバッシャール・アサド大統領の退陣を「政治プロセス開始の前提条件ではなく、政治的解決の結果」としてめざしていることを確認したと発表した。

al-Durar al-Shamiya, October 31, 2017

AFP, October 31, 2017、ANHA, October 31, 2017、AP, October 31, 2017、ARA News, October 31, 2017、Champress, October 31, 2017、al-Durar al-Shamiya, October 31, 2017、al-Hayat, November 1, 2017、al-Mada Press, October 31, 2017、Naharnet, October 31, 2017、NNA, October 31, 2017、Reuters, October 31, 2017、SANA, October 31, 2017、UPI, October 31, 2017などをもとに作成。

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