イスラーム国が各県でシャーム自由人イスラーム運動やシャームの鷹旅団との停戦に合意、民主的変革諸勢力国民調整委員会はジュネーブ2会議への参加条件を不服としこれへの不参加を表明(2014年1月15日)

反体制勢力の動き

クッルナー・シュラカー(1月15日付)は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、ダマスカス郊外県ムラーフ市でのシャーム自由人運動との停戦(7日)に続いて、イドリブ県、ハマー県でもイスラーム戦線のシャーム自由人イスラーム運動、シャームの鷹旅団と停戦に合意したと報じた。

同報道によると、停戦合意は、ダーイシュの「アブー・シーマ」とシャーム自由人イスラーム運動の「アブー・ハーニー」の間で結ばれたという。

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民主的変革諸勢力国民調整委員会の執行部は声明を出し、「開催の条件」を不服とし、「ジュネーブ2会議を拒否する」と発表した。

委員会は声明で「国連、開催国(米ロ)は、シリア革命反体制勢力国民連立に連立の傘下でバランスのとれた代表団を発足するよう要請、1月13日にアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長に当てられた招待状の写しを手渡された…。国民、祖国、国家の命運を真摯に決する大会の開催がこのようなかたちでなされることはあってはならない…。我々シリア人に求められているのが、我々の運命があらかじめ用意されたシナリオに沿って国際社会の意思に従うことになってしまっている」と述べた。

またロシアに関しては「国民調整委員会、シリア国民連立、クルド最高会議の三者からなる代表団を結成するとの前言を…譲歩し、米国側に対して、反体制勢力の声を限定させてしまった」と批判した。

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民主的変革諸勢力国民調整委員会のハイサム・マンナーア渉外局長は、UPI(1月15日付)に対して、米ロ両国が、シリア革命反体制勢力国民連立をシリアの反体制勢力の代表とみなす取引を行ったと批判、ジュネーブ2会議への出席を拒否するとの意思を表明した。

マンナーア渉外局長は、委員会が大会への招待状を自身が受け取っていないと述べ、「ロシアとアメリカが取引したと思う。そこでは米国が大会に唯一招待されているシリア革命反体制勢力国民連立を反体制勢力の代表として承認するというプレゼントをアメリカ側に与える見返りとして、ジュネーブ合意、そしてシリアを治安国家から法治国家に変容させるのに必要なプログラムを犠牲とされた」と述べた。

そのうえで「シリアの愛国的反体制勢力の代表団を作り上げることに関わるすべての条件が満たされていないがゆえ、我々はジュネーブ2会議に出席しないことを決定した」と述べた。

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カフィー・カフィー(もう十分だ)運動が声明(第7号)を出し、すべての反体制勢力にジュネーブ2会議に参加するよう呼びかけた。

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シリア・クルド国民評議会のイスマーイール・ハムユ渉外関係委員長(シリア・クルド・イェキーティー党前書記長)はクッルナー・シュラカー(1月15日付)に、シリア革命反体制勢力国民連立と脱会者との仲介をしていることを明らかにし、「評議会が中立の立場をとることを脱会者に伝えたが、脱会の撤回を求めている」と述べた。

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シリア革命反体制勢力国民連立駐カタール代表(大使)で6日に連立を脱会したニザール・ヒラーキーは声明を出し、脱会者44人の連立への復帰を可能とする唯一の解決策がジュネーブ2会議開催を延期することにあると述べた。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、シリア軍が13日にダマスカス郊外県ダーライヤー市で化学兵器を使用したと主張し、国際社会に対して調査を行うよう求めた。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・トゥウマ暫定内閣はトルコのガズィアンテップ市で閣議を開き、シリア国内への人道支援のための財政支援の確保に努めることなどを承認した。

クッルナー・シュラカー(1月15日付)が伝えた。

シリア政府の動き

アサド大統領は、イランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣とダマスカスで会談した。

SANA, January 15, 2014
SANA, January 15, 2014

SANA(1月15日付)によると、会談では、中東地域情勢、とりわけ「テロおよび過激なタクフィール主義」への対応について協議、ザリーフ外務大臣は地域各国が努力を統一して、「テロとの戦い」に臨み、治安と安定の確保に努めるべきだと述べた。

これに対し、アサド大統領は、シリア国民をはじめとする地域各国国民がタクフィール主義の脅威に曝されていると警鐘を鳴らし、これに対抗、根絶するためにみなが貢献する必要があると述べた。

また会合では、ジュネーブ2会議についても意見が交わされ、ザリーフ外務大臣は、シリア人自身による危機解決に向けて支援を続けることを確認した。

会談には、ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣、ブサイナ・シャアバーン大統領府政治情報補佐官、ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣が同席した。

またザリーフ外務大臣は、ムハンマド・ジハード・ラッハーム人民議会議長、ワーイル・ハルキー首相とも個別に会談し、二国間関係などについて意見を交わした。

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ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣はBBC(1月15日付)に、西側諸国の複数の諜報機関がシリアのダマスカスを訪れ、アサド政権と過激なイスラーム主義集団との戦闘について協議していることを明らかにした。

ミクダード副大臣は「どの国とは特定できないが、西側の多くの諜報機関がダマスカスを訪れた…。多くの(西側の)国が(外交関係を結ぶため)に我々に接近している…。ジュネーブ2会議を待っている国もあれば、可能性を探っている国もある。また彼らが西欧からトルコ、シリアに送り込んでいるテロリストが彼ら自身にとっての脅威になり始めているために、治安面で協力したいと言っている国もある」と述べた。

そのうえで、ミクダード副大臣は、西側諸国が最終的にはアサド大統領に代わる指導者がいないことを理解するだろうと述べた。

国内の暴力

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、14日にダーイシュが「完全制圧」したラッカ市に対し、軍が爆撃を加えた。

Lebanon Debate, January 15, 2014
Lebanon Debate, January 15, 2014

爆撃は、ダーイシュの本部がある県・市庁舎周辺に対して行われた。

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イドリブ県では、アラビーヤ(1月15日付)などによると、サラーキブ市でシリア革命家戦線とイスラーム戦線などからなる反体制武装集団が、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と交戦し、ダーイシュのアミールでベルギー人(アルジェリア系)のアブー・バッラー・ジャザーイリー(バルジキー)氏を殺害した。

反体制武装集団は早朝に同市に潜入、アブー・バッラー氏を射殺したほか、ダーイシュ戦闘員1人を殺害、1人を負傷させたという。

一方、SANA(1月15日付)によると、カンスフラ村、カフルルーマー村近郊で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、サウジ人、アルジェリア人、ヨルダン人、モロッコ人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

Lebanon Debate, January 15, 2014
Lebanon Debate, January 15, 2014

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ヒムス県では、SANA(1月15日付)によると、タッルドゥー市、ガジャル村、サアン村、ダール・カビーラ村・ハーリディーヤ村間、ヒルバト・ハマーム村、バイト・アーガー村、ムシャイリファ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、マクタブ・アフバール・スーリヤー(1月15日付)が、軍ヘリコプターがザバダーニー市に「樽爆弾」2発を投下したと報じた。

一方、SANA(1月15日付)によると、アドラー市ウンマーリーヤ地区、アドラー市旧市街、アルバイン市、ドゥーマー市、ダーライヤー市、ザバダーニー市、マアルーラー市、ヤブルード市、アッブ農場で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、レバノン・ディベート(1月15日付)は、シャームの民のヌスラ戦線の侵入・襲撃によって被害を受けたマアルーラー市の教会の写真を掲載した。

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ダマスカス県では、SANA(1月15日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ジャラーブルス市で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と対立する反体制武装集団の戦闘員26人が死亡した。

一方、SANA(1月15日付)によると、アレッポ市カールトン・ホテル周辺、ジュダイダ地区、アレッポ中央刑務所周辺、クワイリス村、ダイル・カーク村、マンスーラ村、タッル・ラッハール村、シャッアーラ村、ムスリミーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(1月15日付)によると、ダルアー市旧税関地区、シャイフ・マスキーン市、ダーイル町、ジャースィム市、ガブガーブ村西部の軍拠点で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(1月15日付)によると、マリーイーヤ村、ダイル・ザウル市スィヤースィーヤ交差点近くで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラジオ・ロザナ(1月15日付)は、イラク・クルディスタン地域のシリア人避難民の数が23万人以上に達していると報じた。

避難民のほとんどがハサカ県住民だという。

レバノンの動き

レバノン軍は声明を出し、ベカーア県西ベカーア郡カーミド・ルーズ村で、軍がアブドゥッラー・アッザーム大隊の幹部ジャマール・ダフタルダール氏を逮捕したと発表した。

逮捕に際して、軍は武装集団と交戦、戦闘員1人を殺害した。

またNNA(1月15日付)は、カーミド・ルーズ村で、軍はマーズィン・アッバース氏とシリア人1人を逮捕したと報じた。

2人の逮捕は、12月に獄中死した大隊指導者でシャームの民のヌスラ戦線メンバーのマージド・マージド氏の逃亡幇助犯の捜査中に行われたという。

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国連の第2回シリア支援国国際会議に出席するためクウェートを訪問中のナジーブ・ミーカーティー暫定首相は、会議後にジョン・ケリー米国務長官と会談し、シリア人避難民への対応などについて協議した。

NNA(1月15日付)によると、ケリー国務長官は、レバノンのシリア人避難民を支援するため7,600万ドルの支援を行うと述べた。

イラクの動き

イラクのヌーリー・マーリキー首相は、アンバール県でのイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)との戦闘に関して毎週恒例の演説で「テロとの戦いは、イラクが自由主義世界とともに編隊をなして、沈黙できない侵害行為に対してなされる作戦だ…。すべての国民、期間がテロとの戦いを支持している…。我々は世界、人道、公正を守るために戦う…。(ダーイシュ支持者は軍の)攻撃目標となり、治安部隊に対して発砲する家も我々は標的とする」と述べた。

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『ハヤート』(1月16日付)によると、バグダード県のサドル地区、カラーダ地区、アンダロス広場地区、シャアラ地区、ジャクーク地区、フサイニーヤ地区、パレスチナ通り地区、シャアブ地区で爆弾テロが発生し、100人以上が死傷した。

爆弾テロに関して、シャーキル・ダッラージー国民議会議員(治安防衛委員会)は、「アンバール県などでの軍事作戦への報復だ」と述べ、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の犯行を疑った。

諸外国の動き

国連の第2回シリア支援国国際会議(シリア人同支援会合)がクウェートで開催された。

会議でクウェートは5億ドル、米国は3億8,000万ドル、日本は1億2,000万ドル、サウジアラビアは6,000万ドル追加支援を表明、潘基文事務総長によると、参加各国は総額で24億ドルの拠出を約束した。

ジョン・ケリー米国務長官によると、米国の支援総額はこれにより17億ドルになり、うち1億7,700万ドルがシリア国内での国連の支援活動に、それ以外が周辺諸国の支援に充てられるという。

なお国連は65億ドルの支援が必要だと発表していた。

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チュニジアでは、チュニスの外務省前で、シリア国旗、ヒズブッラーの旗、ナフダ運動を批判するプラカードなどを掲げた市民数十人がデモを行い、シリア(アサド政権)との関係改善を求めた。

UPI(1月15日付)が伝えた。

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オーストラリア外務省報道官は、反体制武装集団に参加し、アレッポ県での戦闘に参加していたオーストリア人男女2人が死亡したとの情報に関して、事実確認を行っていると発表した。

死亡が伝えられているのは、アミーラ・カルーム氏(22歳)とその夫ユースフ・アリー氏の2人。

AFP(1月15日付)が伝えた。

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ヨルダンのアブドゥッラー・ウバイダート議員は国会での2014年度予算案の審議で「バッシャール・アサド大統領の余命は短い。彼の支配はあとわずかだ」と発言した。

UPI(1月16日付)が伝えた。

AFP, January 15, 2014、Alarabia.net, January 15, 214、AP, January 15, 2014、Champress, January 15, 2014、al-Hayat, January 16, 2014、Iraqinews.com, January 15, 2014、Kull-na Shuraka’, January 15, 2014、Lebanon Debate, January 15, 2014、Maktab Akhbar Suriya, January 15, 2014、Naharnet, January 15, 2014、NNA, January 15, 2014、Reuters, January 15, 2014、Rihab News, January 15, 2014、Radio Rozana, January 15, 2014、SANA, January 15, 2014、UPI, January 15, 2014, January 16, 2014などをもとに作成。

 

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラーム国がヌスラ戦線などによるラッカ市撤退をうけて同市を完全制圧するなか、ヒューマン・ライツ・ウォッチは両組織が北部、北東部の支配地域で女性に課している差別的な措置について批判(2014年1月14日)

反体制勢力の動き

ダマスカス郊外県ダーライヤー市の地元評議会は、同市東部戦線での戦闘中に「自由シリア軍」の戦闘員が呼吸困難を訴え、3人が死亡、10人以上が中毒症状を訴えたと発表した。

同評議会は、軍が毒ガスを装填した爆弾を使用したと断じている。

クッルナー・シュラカー(1月14日付)が伝えた。

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BBC(1月14日付)、『ガーディアン』(1月14日付)は、シリア革命反体制勢力国民連立の匿名幹部の話として、米英両国が連立にジュネーブ2会議への参加を強く求め、「もし大会に参加しなければ、支援を停止し、国際社会における信頼は失われるだろう」と告げたと報じた。

シリア政府の動き

アサド大統領は、ダマスカス県およびダマスカス郊外県のモスク、高等学校、宗教学校で宗教活動に従事する女性布教者の使節団と、ダマスカスで会談した。

SANA, January 14, 2014
SANA, January 14, 2014

会談には、ムハンマド・ムハンマド・アブドゥッサッタール・サイイド宗教関係大臣も同席した。

SANA(1月14日付)によると、アサド大統領は会談で、女性による布教活動の試みを賞賛するとともに、過去数年間の紛争によって破壊されたものを再建するうえで、宗教界が道徳教育、過激なタクフィール主義思想との対決、穏健なイスラーム教の普及といった点で重要な役割を担っていると強調した。

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ワーイル・ハルキー内閣は、イランから輸入される国営セクター関連の物品への関税を6月30日まで免除することを承認した。

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クッルナー・シュラカー(1月14日付)は、外務在外居住者省高官内の協力者からジュネーブ2会議のシリア政府代表団の名簿を入手したと報じ、公開した。

同報道によると、代表団は以下の16人から構成されるという。

公式代表団:ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣、ウムラーン・ズウビー情報大臣、ブサイナ・シャアバーン大統領府政治情報補佐官、ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣、フサームッディーン・アーラー外務在外居住者次官、バッシャール・ジャアファリー駐国連シリア代表、アフマド・アルヌース外務在外居住者省顧問、ルーナー・シブル大統領府報道局長、ウサーマ・アリー外務在外居住者大臣執務官。

技術代表団:アフマド・クズバリー人民議会議員、ムハンマド・ハイイル・アッカーム・ダマスカス大学教授、ヒシャーム・カーディー外務在外居住者大臣執務官、アブドゥルカリーム・ハウンダ外務在外居住者大臣執務官、アジュマド・イーサー大統領府広報官、タミーム・マダニー駐ジュネーブ国連常駐代表、ムハンマド・ムハンマド駐ジュネーブ国連代理大使。

国内の暴力

ラッカ県では、シリア革命総合委員会によると、ラッカ革命家旅団とシャームの民のヌスラ戦線の撤退を受け、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がラッカ市を「完全制圧」した。

シャーム自由人イスラーム運動はヌスラ戦線などに先立ってすでにラッカ市から撤退していたという。

また、シリア人権監視団によると、ラッカ市のイドハール交差点、電力会社、現代医学病院などでダーイシュが、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

一方、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がラッカ市での数日にわたる戦争で捕捉した反体制武装集団の戦闘員数十人を解放した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ジャラーブルス市で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と反体制武装集団が交戦した。

またダーイシュは、ターディフ市の検問所で拘束した反体制武装集団戦闘員とバーブ市で武器を密売していた商人を処刑したという。

これに対して反体制武装集団はバスラトゥーン村を制圧した。同村では制圧に先立って、村人がダーイシュの退去を求めるデモを行ったという。

なお『ハヤート』(1月15日付)によると、アレッポ県では反体制武装集団の攻勢が一時伝えられたもの、ダーイシュは、マンナグ村、ダイル・ハーフィル市、バーブ市、ブザーア村、アアザーズ市、第46連隊基地などを依然として掌握しているという。

一方、反体制武装集団は軍が制圧したナッカーリーン村の奪還に向け、同市周辺に進軍した。

他方、SANA(1月14日付)によると、アレッポ市ラーシディーン地区、バニー・ザイド地区、バービース地区、ザルズール村、マジュバル村、アレッポ中央刑務所周辺、ナッカーリーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がウンム・ハムダーン村とザルダーナー市の間の反体制武装集団の検問所・拠点で爆弾を積んだ自動車を爆破させ、反体制武装集団戦闘員8人を殺害した。

一方、SANA(1月14日付)によると、ラーシャー・カバリーヤ村、ラーム・ハムダーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、アイヤーシュ村でシャームの民のヌスラ戦線と軍が交戦し、ヌスラ戦線の戦闘員1人が死亡した。

一方、SANA(1月14日付)によると、ダイル・ザウル市ジュバイラ地区、ラシュディーヤ地区、ブール・サイード通り、アイヤーシュ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、タッル・シャイハブ村近くで軍が反体制武装集団を要撃し、複数の戦闘員が死傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ムジャイミル村周辺で、軍、国防隊がジャービヤ丘に向かおうとしていた反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(1月14日付)によると、ムジャイミル村に侵入を試みた反体制武装集団を軍が撃退した。

また、インヒル市、サフム・ジャウラーン村、タスィール町、ナースィリーヤ村、サフワ村、ダルアー市各所で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(1月14日付)によると、カーミシュリー市で預言者聖誕祭の祝祭を取材していたクルド系テレビ局ルーダーウ・チャンネルのビーシュワー・バフラウィー特派員が、治安当局に身柄拘束された。

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ダマスカス郊外県では、SANA(1月14日付)によると、アドラー市ウンマーリーヤ地区、ドゥーマー市、アルバイン市、ザバダーニー市、ダーライヤー市、ハーン・シャイフ町、ヤブルード市、ヒジャーリーヤ農場、マダーヤー町、マアルーラー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(1月14日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアダウィー地区のダール・シファー病院に反体制武装集団が迫撃砲複数発を撃ち、市民4人が負傷した。

このほか、アッバースィーイーン地区、カッバース地区にも迫撃砲弾が着弾し、市民5人が負傷した。

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ラタキア県では、SANA(1月14日付)によると、カウム村、ムライジュ村、サムラ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、サウジ人、カタール人、トルコ人の戦闘員ら数十人を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(1月14日付)によると、アウスィーヤ村、ガジャル村、ラスタン市、ハーリディーヤ村、ダール・カビーラ村、タッル・ジャディード村、アブー・アラーヤー村、ハウラ地方で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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レバノンの動き

NNA(1月14日付)によると、ベカーア県バアルベック郡アルサール地方のヒルバト・ダーウド村に、シリア領内から発射された迫撃砲弾複数発が着弾した。

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ナハールネット(1月14日付)は、アブドゥッラー・アッザーム大隊がツイッターを通じて声明を出し、イラン、ヒズブッラーへの攻撃を続けると表明した、と報じた。

イラクの動き

イラキー・ニュース(1月14日付)によると、アンバール県ラマーディー市西部で治安部隊がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と交戦した。

またイラク軍ティグリス作戦司令室のアブドゥルアミール・ザイディー司令官は、イラキー・ニュース(1月14日付)に対し、イラク軍および部族民兵が、ディヤーラー県アズィーム地方で、ダーイシュの司令官および副官を殺害したことを明らかにした。

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国連の潘基文事務総長は、イラク・クルディスタン地域のエルビル市にあるシリア人避難民キャンプを視察した。

UPI(1月14日付)が伝えた。

諸外国の動き

パレスチナ自治政府(危機管理内閣)のアフマド・マジュダラーニー労働大臣は、訪問先のダマスカスで記者会見を開き、「体系的テロを行ってきた武装集団によるヤルムーク・キャンプの「拉致」は人道に対する戦争犯罪だ」と反体制武装集団を非難し、「パレスチナ人(住民)はシリアの危機における当事者ではない。彼らを当事者として利用することは、何らの政治的要求・目的にも資さない」と訴えた。

『ハヤート』(1月15日付)が伝えた。

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EUのクリスティナ・ゲオルギエヴァ国際協力・人道援助・危機対応担当委員は、クウェートでの国連による第2回シリア支援国国際会議(15日)に先立って、シリアに対して1億6,500万ユーロの追加人道支援を行うと発表した。

AFP(1月14日付)が伝えた。

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ローマ教皇庁はジョン・ケリー米国務長官のヴァチカン訪問に先立って専門家会合を開き、シリア国内での無条件の停戦と、ジュネーブ2会議を成功させるために「地域におけるすべての当事者」の参加を呼びかけることを決定した。

AFP(1月14日付)が伝えた。

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ヒューマン・ライツ・ウォッチは声明(http://www.hrw.org/news/2014/01/13/syria-extremists-restricting-women-s-rights)を出し、シャームの民のヌスラ戦線やイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)といった過激な反政府武装集団が北部、北東部の支配地域で、シリアの法律に基づかない厳格で差別的なルールを成人女性や少女に課し、女性の権利が侵害されているだけではなく、日常生活の根幹まで制約されていると批判した。

シリアの避難民への聞き取り調査をもとにHRWは、ヌスラ戦線やダーイシュが、独自のイスラーム法解釈を強要し、成人女性と少女に頭部を隠すヒジャーブと全身を覆うアバーヤの着用を義務づけ、従わない者を罰すると脅していると指摘した。また一部の地域では、成人女性と少女について、定められた服装を身につけていない場合には、公共の場での自由な移動や労働、通学を禁止するという、差別的な措置を課しているという。

AFP, January 14, 2014、AP, January 14, 2014、BBC, January 14, 2013、Champress, January 14, 2014、The Guardian, January 14, 2014、al-Hayat, January 15, 2014, January 16, 2014、Iraqinews.com, January 14, 2014、Kull-na Shuraka’, January 14, 2014、Naharnet, January 14, 2014、NNA, January 14, 2014、Reuters, January 14, 2014、Rihab News, January 14, 2014、SANA, January 14, 2014、UPI, January 14, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米国務長官、露外相、ブラーヒーミー共同特別代表がジュネーブ2会議への対応について協議するなか、民主的変革諸勢力国民調整委員会が国連事務総長からジュネーブ2会議への招待状を受け取ったと発表(2014年1月13日)

反体制勢力の動き

民主的変革諸勢力国民調整委員会の広報局は声明を出し、ジュネーブ2会議への参加を求める国連の潘基文事務総長の招待状(シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長宛ての招待状の写し)を受け取ったと発表した。

Kull-na Shuraka', January 13, 2014
Kull-na Shuraka’, January 13, 2014

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イスラーム戦線の政治委員会は声明を出し、シリア革命反体制勢力国民連立および同連立を脱会したメンバーに対して、連立を離れ、シリア国内に戻って反体制武装活動に参加するよう呼びかけた。

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ラッカ県で活動してきたラッカ・ニュース・ネットワーク(RNN)が声明を出し、「兄弟での殺し合いがラッカで起きていることを信用しない…。我々はアサド家の悪党からラッカを守ってきたが、今日、我々は誰を信じてよいか、そして誰が敵なのか分からくなった」と主張、同県での取材・報道活動を停止すると発表した。

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『ハヤート』(1月14日付)によると、シリア革命反体制勢力国民連立から脱会を宣言したムスタファー・サッバーグ前事務局長ら44人は共同声明を出し、「現体制の打倒を目的とする」とした連立の基本方針から逸脱した決定をアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長が2013年に行ったことが脱会の理由であることを明らかにした。

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ルワイユ・サーフィー氏は、シリア革命反体制勢力国民連立の指導部の説得に応じ、連立からの脱会を撤回すると発表した。

シリア政府の動き

シリア外務在外居住者省は声明を出し、「シリア・アラブ共和国はパリで行われた「シリア国民の敵会合」とそこでの声明が、真実ではなく幻想に近く、現実から乖離した者たちから発せられているに過ぎず、許容可能ないかなる政治的論理からもほど遠いことに違和感を感じない…。ジュネーブ2会議を前にしたいかなる声明も価値のない言葉に過ぎず、現地での薬湯の敗北を取り繕う無駄な試みだと考えている」と非難した。

そのうえで「シリア・アラブ共和国はジュネーブ2会議への無条件での参加に合意した。なぜならシリア人どうしの対話こそが解決策だからだ。これに対し、前提条件を設けようとする者は…大会開催前にそれを失敗に追い込もうとしている。こうした幻想は国連憲章、国際法に反している」と付言した。

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軍武装部隊総司令部は声明を出し、国防隊の支援を受けた軍部隊が12日にアレッポ県アレッポ市東部のナッカーリーン村一帯、ザルズール地方、タアーナ地方、スバイヒーヤ地方、53高地を制圧、多数の「外国人テロリスト」を殺害、武器弾薬を押収し、同地の治安を回復し、アレッポ国際空港周辺地域の治安強化を実現したと発表した。

SANA(1月13日付)が伝えた。

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ラタキア市で与野党参加のもとに開催されていた「第1回シリア政界対話会合」が、外国の干渉拒否、シリア人による対話の継続、シリア軍によるテロとの戦いを支持する声明を出し閉幕した。

SANA(1月13日付)が伝えた。

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アサド大統領は2014年政令第3号を発し、販売目的での自動車の輸出を禁じるとともに、国内で登録された自動車を1年間以上、国外に放置することを禁じた。

SANA, January 13, 2014
SANA, January 13, 2014

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シリア革命総合委員会は、女性200人が過去数ヶ月間で共和国護衛隊に志願入隊し、狙撃兵としてダマスカス県カーブーン区、ダマスカス郊外県ハラスター市などに配属されていると主張した。

国内の暴力

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がバーブ市、ブザーア村でイスラーム戦線、ムジャーヒディーン軍、シリア革命家戦線などとの戦闘の末、同市を制圧し、戦闘員数十人を捕捉した。

これに対し、イスラーム戦線、ムジャーヒディーン軍、シリア革命家戦線は、対トルコ国境のジャラーブスル市に向かって進軍し、ダーイシュとの戦闘の末、市内にある郵便局、文化センター、拘置所などを制圧した。

一方、SANA(1月13日付)によると、アレッポ市旧市街、アアザミーヤ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またハーン・ハフィーラ村、バーブ市東部、フライターン市、ハイヤーン町、アレッポ中央刑務所周辺、バービース村、マアーッラト・アルティーク村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がカンタリー村でイスラーム戦線シャーム自由人イスラーム運動の部隊を要撃し、戦闘員数十人を殺害した。

同部隊はラッカ県からハサカ県に途中に要撃を受けたという。

同監視団によると、ダーイシュはシャーム自由人イスラーム運動の戦闘員46人を殺害・処刑したという。

また、クッルナー・シュラカー(1月13日付)は、メディア筋の話として、ダーイシュがラッカ市を「完全制圧」しておらず、ラッカ革命家旅団などと交戦が続いていると報じた。

一方、シリア革命総合委員会は、ダーイシュがタッル・アブヤド市の国境通行所をハムザ・アサド・アッラー旅団に明け渡す一方、トルコ政府がシリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・トゥウマ暫定内閣に対して、同通行所を恒久的に完全閉鎖すると告知したと発表した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、バーディヤ地方でイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が反体制武装集団の戦闘員14人を殺害した。

一方、SANA(1月13日付)によると、ヒムス市カラービース地区、クスール地区、ダール・カビーラ村、ガースィビーヤト・ナイーム村、サアン村、タルビーサ市郊外、タッルカラフ市郊外、カンヌ山で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またヒムス市マイダーン地区に、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、複数の市民が負傷した。

SANA, January 13, 2014
SANA, January 13, 2014

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、軍がダーライヤー市で反体制武装集団と交戦、同市を爆撃する一方、ザバダーニー市、ドゥーマー市郊外、ナブク市周辺、ハムーリーヤ市などを砲撃した。

一方、SANA(1月13日付)によると、アドラー市旧市街およびウンマーリーヤ地区、アルバイン市、ダーライヤー市、ムライハ市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、ダマスカス県では、PLOのアンワル・アブドゥルハーディー駐シリア大使がAFP(1月13日付)に、ヤルムーク区にUNRWAからの人道支援物資を積んだトラックが入ろうとしたが、激しい銃撃に曝され、同地区への進入ができなかったことを明らかにした。

イスラーム聖戦機構のアブー・ムジャーヒド氏(駐ダマスカス代表)によると、トラックはダマスカス郊外県ハジャル・アスワド市で銃撃を受け、引き返したという。

これに関連して、シリア人権監視団は、ヤルムーク区で市民が狙撃され、子供1人を含む2人が死亡したと発表した。

一方、SANA(1月13日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(1月13日付)によると、ダルアー各所、ティーハ村、キヒール村、タイバ町・サイダー町間、アトマーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(1月13日付)によると、アクラブ町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、SANA(1月13日付)によると、カーミシュリー市郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(1月13日付)によると、マアッラトミスリーン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

レバノンの動き

『アフバール』(1月13日付)は、アブドゥッラー・アッザーム大隊の新指導者にサウジアラビア陣の「アブドゥルミスリー」を名乗る人物が就任したと報じた。

同報道によると、アブドゥッラー・アッザーム大隊リーダー兼シャームの民のヌスラ戦線メンバーのマージド・マージド氏が、逮捕・死去の直前、南部県サイダー市にあるアイン・フルワ・パレスチナ難民キャンプで、アブドゥルミスリー氏を後継者として推挙していたのだという。

イラクの動き

アンマール・ハキームSIIC代表は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)に対するイラク軍の戦いを支持すると改めて述べた。

イラキー・ニュース(1月13日付)が伝えた。

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イラキー・ニュース(1月13日付)によると、アンバール県ラマーディー市で、イラク治安部隊と部族民兵がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と交戦した。

またイラク軍・治安部隊合同司令部は、県ブー・フィラージュ地方で、ダーイシュの戦闘員5人を殺害、拠点を破壊した、と発表した。

一方、イラク軍バグダード作戦司令室は、バグダード県とアンバール県の県境で、軍がダーイシュの戦闘員6人を殺害したと発表した。

諸外国の動き

アフバール・アーン(1月13日付)は、イドリブ県のアブ・バッラーを名乗る活動家の情報として、シリア国内で活動していたトルコ人戦闘員40人以上が、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)を離れ、ハッジー・バーシャー村経由でトルコに帰国した、と報じた。

SANA, January 13, 2014
SANA, January 13, 2014

トルコ人戦闘員はシリア国内でのダーイシュと反体制武装集団の戦闘激化を受け、ダーイシュを離反したのだという。

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ジョン・ケリー米国務長官、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣、アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表がパリで会談し、ジュネーブ2会議への対応、とりわけイランの参加の是非について協議した。

会談後の共同記者会見では、ケリー国務長官は、イランの参加に関して「ジュネーブ2会議の目的、すなわちジュネーブ合意への同意」を求めた。

また「イランは、シリアでの戦争に参加する…ヒズブッラーというテロ政党を支援している。またシリア領内にイランの部隊がいる」と指摘・非難した。

これに対して、ブラーヒーミー共同特別代表は、潘基文事務総長が「イランの参加を個人的に支持している」ことを明らかにしつつ、「米国とロシアの双方でコンセンサスに達しなければならず、イラン招待をめぐってコンセンサスがなければ、招待するか否かを決定できない」と述べた。

一方、ラブロフ外務大臣は、「イランの参加にかかわるイデオロギー的姿勢を捨象」して、イランやサウジアラビアなど、シリア情勢に影響力を持つ国を参加させるべきだと主張した。

またシリアの反体制勢力に関して、シャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)、そして「テロ組織や外国の傭兵」が含まれているイスラーム戦線といった「テロ組織」からなっていると批判、事態に対処するために早急な政治解決が必要だと訴えた。

ケリー米国務長官はまた、12日のカタールのハーリド・アティーヤ外務大臣との会談に続いて、訪問先のパリで、サウジアラビアのサウード・ファイサル外務大臣、ヨルダンのナースィル・ジャウダ外務大臣と個別に会談する一方、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長、ミシェル・キールー氏、ブルハーン・ガルユーン氏と会談した。

ラブロフ外務大臣も、フランスのローラン・ファビウス外務大臣と会談した。

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イランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣は、訪問先のレバノンの首都ベイルートでの記者会見で、ジュネーブ2会議について触れ、イランの出席を阻止するために「圧力をかけている」当事者は「将来後悔するだろう」と述べたうえで、イランが参加についていかなる前提条件も設けていないと強調した。

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『ハヤート』(1月14日付)は、サウジアラビアの定例閣議で、パリでのシリアの友連絡グループ(ロンドン11)外相会議の結果の報告がなされ、国際社会に対して、シリア国民の自決および自衛への支援を続けるよう改めて呼びかけた、と報じた。

AFP, January 13, 2014、al-Akhbar, January 13, 2014、Akhbar al-An, January 13, 2014、AP, January 13, 2014、Champress, January 13, 2014、al-Hayat, January 14, 2014、Iraqinews.com, January 13, 2014、Kull-na Shuraka’, January 13, 2014、Naharnet, January 13, 2014、NNA, January 13, 2014、Reuters, January 13, 2014、Rihab News, January 14, 2014、SANA, January 13, 2014、UPI, January 13, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ラッカ県の「95%を制圧した」イスラーム国が同県で活動するヌスラ戦線のアミールを処刑したと発表、シリア連絡グループ外相会議ではシリア革命反体制勢力国民連立への支援やジュネーブ2会議の期限設定などが合意(2014年1月12日)

反体制勢力の動き

シリア国内で活動する反体制政治連合、民主的変革諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム代表は、ジャディーダ・チャンネル(1月12日付)に「激しい暴力がシリア社会を引き裂こうとしている。シリアでの暴力停止を求めてきた…委員会の見解が正しかったと皆が再び言うようになっている」と述べた。

Kull-na Shuraka', January 12, 2014
Kull-na Shuraka’, January 12, 2014

アブドゥルアズィーム代表はまた「シリアの現政権こそが、その抑圧的な治安対策を通じて、自由シリア軍や武装集団を作り出してしまった」と批判し、「我々は自由シリア軍の自衛行為に限って支持してきた。彼らによる都市の占領を支持してはいない」と強調した。

一方、西側諸国の対応については「シリアの反体制勢力の問題に干渉し、シリア革命反体制勢力国民連立に対して、ジュネーブ2会議をめぐる統一ヴィジョンに関して我々と合意しないよう呼びかけている」と主張、「我々はジュネーブ2会議が利害対立の場になることを望んでいない。我々は出席する人々とともにジュネーブ2会議の開催を支持している」と述べた。

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イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)ラッカ州(ウィラーヤト・ラッカ)は声明を出し、「いわゆるムジャーヒディーン軍を構成する…逸脱した武装集団」の活動を「イスラーム国戦闘員と戦い、カリフ制建設への意志を根絶しようとする」行為と批判した。

またイスラーム戦線のシャーム自由人イスラーム運動やシャームの民のヌスラ戦線に対しては「アレッポ、ハマーなどで「覚醒」(評議会)が台頭していると非難する一方、「バラカ州」(ハサカ県)での民主統一党人民防衛隊と、(イラクの)アンバール、ニナワでの「サファヴィーのラーフィドゥーン(ヌーリー・マーリキー政権)の民兵の攻撃」を批判した。

そのうえでこれらすべての勢力を「鉄拳で打ち砕き、イスラーム教徒の血の報いを与え、彼らに戦線を布告することを決意している」と表明した。

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シリア革命家戦線のジャマール・マアルーフ司令官は『シャルク・アウサト』(1月12日付)に対し「戦線は「国民自由軍」結成の第一の中核となるだろう」と述べ、(自由シリア軍に代わる)新たな反体制武装集団の結成をめざし、イスラーム戦線などと協議を行っていることを明らかにした。

マアルーフ司令官によると、「国民自由軍」はアサド政権打倒をめざす一方で、過激なイスラーム主義武装集団(イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)との対抗するのだという。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)による「すべての違法・侵害行為」を非難、「自由シリア軍の各部隊に、市民革命勢力、地元評議会と協力・調整」を行うよう呼びかけた。

この「自由シリア軍」がどの武装集団を想定しているのかは不明。

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シリア・ムスリム同胞団は、シリア革命反体制勢力国民連立内の対立・不和を緩和するため、同胞団の幹部5人からなる委員会の設置を決定した。

クッルナー・シュラカー(1月12日付)が伝えた。

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シリア人権監視団は、1月3日から11日までのアレッポ県、イドリブ県、ラッカ県、ハマー県、ダイル・ザウル県、ヒムス県でのイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とそれ以外の反体制武装集団との交戦で、697人が死亡したと発表した。

うち351人が反体制武装集団戦闘員(うち53人が処刑)、246人がダーイシュ戦闘員(うち56人)だという。

また同監視団によると、ダーイシュは、アレッポ県、ラッカ県、イドリブ県、ヒムス県で過去1週間で16件の自爆攻撃を行い、戦闘員数十人を殺害しているという。

複数の活動家によると、この数は過去8ヶ月にダーイシュがシリア軍に対して行った自爆攻撃(13回)を上回っているという。

シリア政府の動き

アサド大統領はダマスカス県ムハージリーン区にあるハマド・モスクで預言者聖誕祭を祝して、午後の集団礼拝に参加した。

SANA, January 12, 2014
SANA, January 12, 2014

礼拝には、ムハンマド・アブドゥッサッタール・サイイド宗教関係大臣、アフマド・バドルッディーン・ハッスーン共和国フムティー、ワーイル・ハルキー首相らが同席した。

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シリア訪問中の国際赤十字委員会のピーター・マウラー総裁は、ダマスカスでワーイル・ハルキー首相、ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣、サアド・ナーイフ保健大臣、ムハンマド・シャッアール内務大臣と個別に会談した。

SANA(1月12日付)によると、ムアッリム外務在外居住者大臣は会談で、「武装テロ集団の犯罪や人道支援への妨害にかかわらず、支援を必要とするすべてのシリア人に人道支援を継続するため、国際赤十字委員会と協力を続ける」と改めて強調した。

マウラー総裁はこれに対し、国際赤十字委員会の活動支援に歓迎の意を示すとともに、さらなる協力調整を求めた。

国内の暴力

ラッカ県では、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)ラッカ州(ウィラーヤト・ラッカ)がツイッターを通じて声明を出し、同県で活動するシャームの民のヌスラ戦線のアミール、アブー・サアド・ハドラミー氏を処刑したと発表した。

またロイター通信(1月12日付)は、複数の活動家の話として、ダーイシュが県内のほとんどの拠点を奪還し、イスラーム戦線やシャームの民のヌスラ戦線の残党との戦闘を続けていると報じた。

アブー・ハーリド・ワリードを名乗る活動家によると、イスラーム戦線シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員の多くが、ラッカ県の「95%を制圧した」ダーイシュとの戦闘を行わないことを選択したという。

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アレッポ県では、複数の活動家によると、軍が県北部のイスラーム戦線タウヒード旅団拠点を爆撃した。

同活動家らによると、軍はその一方で、ウマル・シーシャーニー氏が率いる同県のイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の拠点への爆撃を避けているのだという。

ハラブ・ニュース(1月12日付)によると、アレッポ氏北部のブライジュ交差点近くにあるダーイシュの拠点で、「自由シリア軍」の戦闘員の遺体約50体が遺棄されている集団墓地が発見された。

一方、シリア人権監視団によると、軍はナッカーリーン村を制圧、反体制武装集団が奪還を試み戦闘を続けた。

また軍はバーブ市、フライターン市を爆撃した。

他方、SANA(1月12日付)によると、サフィーラ市北東部に位置するスバイヒーヤ村を軍が制圧、治安を回復した。

またザルズール村、アレッポ中央刑務所周辺、タアーナ村、バヤーヌーン町、マルジャ村、サーリヒーン村、ラトヤーン村、アナダーン市、マアーッラト・アルティーク村、バービース村、シャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)、ラスム・アッブード村周辺、アレッポ市イザーア地区、カラム・トゥラーブ地区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア人権監視団によると、バーブ市とターディフ市を軍が爆撃し、反体制武装集団の戦闘員21人が死亡した。

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イドリブ県では、複数の活動家によると、軍がサラーキブ市のイスラーム戦線シャーム自由人イスラーム運動拠点を爆撃した。

アレッポ県同様、軍はイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の拠点の爆撃は行っていないのだという。

またシャーム自由人イスラーム運動の戦闘員によると、ダーイシュは自爆攻撃によって、戦闘員だけでなく、一般市民をも標的にしているという。

一方、SANA(1月12日付)によると、ザーウィヤ山周辺、サルジャ村、タッル・マルディーフ村、サラーキブ市、マアッルディブサ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またヒムス県関係当局は、「捜査の結果殺人を犯していないことが判明し、今後、シリアの治安に抵触するいかなる行為も行わないと誓約した25人」の身柄を釈放した。

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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(1月12日付)によると、カーミシュリー市南部に迫撃砲弾5発が着弾、リハーブ・ニュース(1月12日付)によると、市民3人が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(1月12日付)によると、ダーライヤー市、マダーヤー町、ヤブルード市、アドラー市(旧市街)、アーリヤ農場で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またドゥーマー市のガソリン・スタンド近くの街道で反体制武装集団が市民を狙撃し、1人が負傷した。

このほか、マダーヤー町では、反体制活動家約350人が、国民対話委員会の説得に応じ、関係当局に投降した。

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ダマスカス県では、SANA(1月12日付)によると、カーブーン区、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またバグダード通りの赤十字病院に、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾した。

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ヒムス県では、SANA(1月12日付)によると、アブー・アラーヤー村、ヒムス市バーブ・フード地区、ワアル地区、タルビーサ市、南マシュジャル村、スルターニーヤ村、ハドムルー村、サラーム・ガルビー村、ハッターブ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またヒムス市グータ地区、カラム・シャーミー地区、ザフラー地区に、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、市民20人が死亡した。

このほか、ヒムス県関係当局は、「捜査の結果殺人を犯していないことが判明し、今後、シリアの治安に抵触するいかなる行為も行わないと誓約した25人」の身柄を釈放した。

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ダルアー県では、SANA(1月12日付)によると、シャイフ・マスキーン市、ダルアー市各所で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

イラクの動き

イラク・クルディスタン地域のマスウード・バールザーニー大統領は、エルビル市駐在の各国領事らと会談、ジュネーブ2会議に関して、シリアのクルド人は合同使節団を派遣し、参加するだろう、と述べた。

リハーブ・ニュース(1月12日付)が伝えた。

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イラキー・ニュース(1月12日付)によると、アンバール県の治安部隊と地元警察部隊は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が占拠していたラマーディー市第60通り地区を奪還、地元警察と部族民兵が自爆ベルトを装着した自爆犯2人を殺害する一方、同市東部で、警察官4人が道路に仕掛けられた爆弾の爆発に巻き込まれ死亡した。

諸外国の動き

シリア連絡グループ(ロンドン11)外相会議がパリで開催され、『ハヤート』(1月13日付)によると、参加各国は、シリア革命反体制勢力国民連立を支援することを合意する一方、ジュネーブ2会議に関して期限を設定して、和平プロセスを進めるべきだとの点で一致した。

al-Hayat, January 13, 2014
al-Hayat, January 13, 2014

フランスのローラン・ファビウス外務大臣は会議後、「シリアでは、一方に政権、もう一方にテロがあるのではない。政権こそがテロを行っているのだ。テロを終わらせるには、政権を終わらせねばならない」と主張した。

イギリスのウィリアム・ヘイグ外務大臣は「我々が話しているこの間も村々、そして住民が爆撃を受けている。アサド政権と席をともにし交渉することは困難だ…。しかし、それが危機に対処する唯一の手段だ」と述べた。

ドイツのフランク・ヴァルター・シュタインマイアー外務大臣は「我々は反体制勢力に大会への不参加は対話の頓挫、ないしは大会中止につながると説明した。我々が彼らを説得できたことを希望する」と述べた。

一方、ジョン・ケリー米国務長官は声明を出し、「私は個人的にシリアの反体制勢力がジュネーブに来ると信用している」と発表した。

他方、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長は「会議での最大の成果は、シリアの未来がアサドとその家族のためのものではない点で皆が合意したことだ」と述べた。

会議で採択された共同声明(全14項目)において、各国はジュネーブ2会議を通じて、ジュネーブ合意を実施し、「真の政治的解決を通じて権威主義的な体制に歯止めをかける」ことをめざすと表明した。

また「ヒズブッラーなどによる政権支援」、「樽爆弾」による爆撃を非難、ロシアとイランに対して、アサド政権に民間人への攻撃を停止し、逮捕者を釈放するよう圧力をかけることを求めた。

一方、国内でのアル=カーイダの台頭に関しては「ヒズブッラーやイランに支援された部隊であれ、過激派集団の戦闘員であれ、シリアにおける外国人戦闘員の存在を非難する」と強調した。

AFP(1月12日付)などが伝えた。

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AFP(1月12日付)は、トルコ高官の話として、アンカラ国際空港で当局が11日に離陸予定だったパキスタンの貨物機の臨検を行うため、離陸を一時禁じたと報じた。

同機は中国のNGOからシリア赤新月社に送られる予定の毛布などが積まれており、武器弾薬などは発見されず、12日に離陸を許可されたという。

AFP, January 12, 2014、AP, January 12, 2014、Champress, January 12, 2014、Halabnews.com, January 12, 2014、al-Hayat, January 13, 2014, January 14, 2014、Iraqinews.com, January 12, 2014、Kull-na Shuraka’, January 12, 2014、Naharnet, January 12, 2014、NNA, January 12, 2014、Qanat al-Jadida, January 12, 2014、Reuters, January 12, 2014、Rihab News, January 12, 2014、SANA, January 12, 2014、al-Sharq al-Awsat, January 12, 2014、UPI, January 12, 2014などをもとに作成。

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シリア革命反体制勢力国民連立のジャルバー議長がジュネーブ2会議に参加するにあたっての3つの条件を提示、西クルディスタン人民議会がシリア北東部地域での自治を行うための「社会契約憲章」(憲法)の承認を発表(2014年1月10日)

反体制勢力の動き

シャームの民のヌスラ戦線の福祉総局は声明を出し、アレッポ県住民に福祉を提供するための人材が不足していると発表、「報道、電気、水道、パン、清掃といった領域」で専門職員多数を任命する必要があると訴えた。

Kull-na Shuraka', January 10, 2014
Kull-na Shuraka’, January 10, 2014

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シリア自由人旅団は声明を出し、同旅団がアブー・バクル・バクダーディー氏を支持する人々の家族を中傷しているとの噂を「ダーイシュのシャッビーハ」が広めることで、ムジャーヒディーンを貶めようとしていると批判した。

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イスラーム戦線のイスラーム・アッルーシュ報道官はクッルナー・シュラカー(1月10日付)に対して、スペインで開催予定の反体制勢力による会合(コルトバ大会)に出席するとの情報は事実無根だと述べた。

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シリア・ムスリム同胞団は「ジュネーブ2会議への公式の姿勢」と題した声明を出し、政権による殺戮停止、逮捕者釈放、包括的支援プロセス介し、安全保障回廊の設置、包囲されている都市・村の包囲解除を、大会参加のコンセンサスとする必要があると主張した。

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『ハヤート』(1月11日付)などは、信頼できる複数の消息筋の話として、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長が11日にパリで開催されるシリアの友連絡グループ外相会議で、ジュネーブ2会議参加に関して三つの条件を示す、と報じた。

三つの条件とは、①軍が包囲する地域の包囲解除、②人道回廊の設置、③アレッポ市などへの「樽爆弾」による爆撃の停止。

Rihab News, January 11, 2014
Rihab News, January 11, 2014

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西クルディスタン人民議会のシールザード・ヤズィーディー報道官は『ハヤート』(1月11日付)に、クルド人が多く住むシリア北東部地域での自治を行うための「社会契約憲章」(憲法に相当)が9日に合同移行期局結成総評議会において承認されたことを明らかにした。

ヤズィーディー報道官によると、1月15日に、ハサカ県カーミシュリー市で予定されている次回の合同移行期局結成総評議会で、西クルディスタン移行期民政局評議会(自治政府)の発足が宣言される予定だという。

またリハーブ・ニュース(1月11日付)によると、西クルディスタン人民議会(民主統一党)のアサーイシュ総司令部が、シリア北西部の住民に独自のIDカードを発行した。

このIDカードは、住民への福祉提供を円滑に進めることなどを目的としているという。

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シリア人権監視団は、1月3日から10日までのアレッポ県、イドリブ県、ラッカ県、ハマー県での、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と、イスラーム戦線、ムジャーヒディーン軍、シリア革命家戦線などとの戦闘で、482人が死亡したと発表した。

このうち民間人は85人、イスラーム戦線などの戦闘員は240人、ダーイシュの戦闘員は157人で、民間人の多くはダーイシュによって殺害、処刑されたという。

国内の暴力

アレッポ県では、AFP(1月10日付)が活動家の話として伝えたところによると、第46連隊基地周辺、カフルハラブ村周辺、シャイフ・アリー村、ナッカーリーン村周辺で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と、反体制武装集団が交戦した。

一方、アレッポ市タッラト・シャイフ・ユースフでは、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線をはじめとするサラフィー主義武装集団と交戦した。

他方、SANA(1月10日付)によると、クワイリス村、フライターン市、マアーッラト・アルティーク村、アレッポ中央刑務所北部、シャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)、ハーン・アサル村、アズィーザ村、アレッポ市サイイド・アリー地区、ブスターン・カスル地区、ジュダイダ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がラッカ市マシュラブ地区およびウワイス・カルニー廟モスクに設営されていたシャームの民のヌスラ戦線本部を襲撃、一時制圧した。

その後、ダーイシュはマシュラブ地区、ヌスラ戦線本部から撤退、マシュラブ地区西側の検問所に再集結したという。

またラッカ市フィルドゥース地区でも、ダーイシュとヌスラ戦線が交戦、戦闘はマンスール通り、サイフ・ダウラ通りにまで拡大した。

さらに、対トルコ国境のタッル・アブヤド市でも、ダーイシュとイスラーム戦線などが交戦した。

これに関して、アレッポ県で活動するアラーッディーンを名乗る活動家は、AFP(1月10日付)に対し、「自由シリア軍」がアレッポ、イドリブ県で進軍を続けているもの、ダーイシュは、ラッカ県への兵站路を確保し続けることで、同県での優位に立っていると述べた。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、未明から早朝にかけて、ヒムス市各所で包囲解除を試みようとする反体制武装集団と軍が交戦、反体制武装集団戦闘員45人が殺害された。

一方、SANA(1月10日付)によると、ラスタン市、ヒムス市ワアル地区、スフナ市東部で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ラビーア町一帯で、軍が「樽爆弾」を投下し、少なくとも3人が死亡した。

一方、SANA(1月10日付)によると、サルマー町、カルズ村、ナワーラ村、ハーン・ジャウズ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とシャームの民のヌスラ戦線の外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カーブーン区に軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(1月10日付)によると、ジャウバル区、カーブーン区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーライヤー市に軍が砲撃を加える一方、サイイダ・ザイナブ町周辺で軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(1月10日付)によると、ドゥーマー市、ダーライヤー市、アーリヤ農場、ヒジャーリーヤ農場で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

また、Syria-News(1月10日付)によると、サクバー市で、シャリーア委員会打倒と地元評議会解体を求めるデモが発生し、多数の住民が参加し、「反体制勢力が人道支援物資を独占している」と非難した。

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ハマー県では、カーファート村で9日した反体制武装集団による「テロ攻撃」の犠牲者の葬儀が行われ、多数の住民が参列した。

SANA, January 10, 2014
SANA, January 10, 2014

一方、SANA(1月10日付)によると、ハディーラ村、ウカイリバート町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

SANA, January 10, 2014
SANA, January 10, 2014

また、SANA(1月10日付)によると、会葬者たちは、「テロに対決するための挙国一致強化の必要」を訴えた。

同報道によると、「テロ攻撃」はサラフィー主義者ナースィル・ムーサーによる自爆攻撃によるものだったという。

レバノンの動き

ナハールネット(1月10日付)によると、北部県トリポリ市バーブ・タッバーナ地区で、武装集団が軍車輌に発砲し、兵士3人が軽傷を負った。

イラクの動き

イラク軍・治安部隊合同司令部は、ニナワ県モスル市で、イラク軍第二師団がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の拠点を攻撃し、同市東部を統括するダーイシュ司令官1人を含む3人を殺害した、と発表した。

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イラク空軍のアンワール・ハマ・アミーン司令官は、アンバル県でのイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)掃討作戦に関して、航空機によりダーイシュの能力の60%を破壊した、と発表した。

アミーン司令官によると、イラク空軍は1日400回以上の飛行を行い、ダーイシュの拠点などを爆撃しているという。

イラキー・ニュース(1月10日付)が伝えた。

諸外国の動き

ドーアン通信(1月10日付)は、トルコのアダナ県警察がハタイ県に向かおうとしていたバス2台に隠されていた武器・弾薬を発見、押収したと報じた。

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国連の潘基文事務総長は『ハヤート』(1月11日付)に対し、ジュネーブ2会議の目的がジュネーブ合意(2012年6月)の実施、とりわけ移行期統治機関(移行期政府)の設置にあるとしたうえで、「さまざまな解釈や期待があるが、すべての国、当事者がそのために行動しなければならない。これこそが大会の最優先事項だが、プロセスは容易ではないだろう」と述べた。

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ジェイ・カーニー米ホワイトハウス報道官は、記者団に対し、シリアの反体制武装集団への「非殺傷兵器の支援再開に関していまだ決定を下していないが、シリア北部において文民の当事者への武器以外の支援は再開した…。これは穏健な反体制武装集団への支援ではなく、我々の支援の安全保障に関わる問題だ」と述べた。

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国際赤十字委員会のピーター・マウラー総裁がダマスカスに到着した。

ロイター通信(1月10日付)によると、マウラー総裁はダマスカス滞在中、シリア政府高官らと会談し、軍が包囲する地域などでの医療活動などについて協議するという。

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パレスチナのガザ地区のジャバーリヤー・キャンプにあるフラファー・モスク周辺で、金曜礼拝後に、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプとの連帯を訴えるデモが行われ、ハマースの支持者らが参加、包囲解除などを要求した。

AFP(1月11日付)が伝えた。

AFP, January 10, 2014、AP, January 10, 2014、Champress, January 10, 2014、Doğan Haber Ajancı, January 10, 2014、al-Hayat, January 10, 2014、Iraqinews.com, January 10, 2014、Kull-na Shuraka’, January 10, 2014、Naharnet, January 10, 2014、NNA, January 10, 2014、Reuters, January 10, 2014、Rihab News, January 11, 2014、SANA, January 10, 2014、Syria-news.com, January 10, 2013、UPI, January 10, 2014などをもとに作成。

 

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県で活動する複数の反体制武装集団が「イスラーム革命救済戦線」の結成を宣言するなか、トルコ外相は「トルコにとって危険分子である」としてイスラーム国と民主統一党を批判(2014年1月9日)

反体制勢力の動き

ハマー県で活動するイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)メンバーのアブー・イブラーヒーム・ミスリー氏(エジプト人と思われる)はビデオ声明(https://www.youtube.com/watch?v=uOejpIuJTDA)を出し、ダーイシュを離反し、シャームの民のヌスラ戦線に参加すると発表した。

https://www.youtube.com/watch?v=uOejpIuJTDA

Kull-na Shuraka', January 9, 2014
Kull-na Shuraka’, January 9, 2014

声明で、ミスリー氏は「自由シリア軍は兄弟だ。ダーイシュが彼らに背教宣告をした時も、自由シリア軍は我々によく振る舞い、我々を保護した」としたうえで、「ムハージリーン」(外国人戦闘員)に対して殺し合いを止めるよう呼びかけ、「ヌスラ(戦線)とシャーム自由人(運動)に参加する」と宣言した。

ダーイシュに対する他の反体制武装集団の攻勢が強まって以降、ダーイシュを外国人戦闘員の集団、ヌスラ戦線、イスラーム戦線構成部隊などそれ以外の武装集団をシリア人の集団と考える傾向が強まっているが、ミスリー氏の声明により、ダーイシュに対抗する武装集団のなかにも少なからぬ外国人戦闘員が流入していることが推察される。

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ラッカ革命家旅団司令官のアブー・サアド・ハドラミー氏は声明を出し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が「スンナ派に対する殺戮、逮捕、拷問」を行っていると批判、「すべての県民に検問所を設置し、ダーイシュに所属するすべての者を逮捕」するよう呼びかけた。

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シリア自由人旅団は声明を出し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が「アッラーの法の裁定を拒むような振る舞い」をしていると非難、シリアでの「革命」に敵対する勢力として各地の拠点を攻撃する、と発表した。

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ダイル・ザウル県で活動する複数の反体制武装集団はビデオ声明(http://www.youtube.com/watch?v=CxmV_flskeI&feature=player_embedded)を出し、「イスラーム革命救済戦線」の結成を宣言した。

Kull-na Shuraka', January 9, 2014
Kull-na Shuraka’, January 9, 2014

イスラーム革命救済戦線に参加した主な組織は、カアカーア旅団、カアカーア戦線、ムアタスィム・ビッラー旅団、アリー・ブン・アビー・ターリブ旅団、カアカーアの盾旅団、ファールーク大隊、ウサーマ・ビン・ザイド大隊、サイイド・シュハダー・ハムザ大隊、アンサール・シャリーア大隊。

同声明によると、イスラーム革命救済戦線は、アサド政権の打倒をめざし、軍を標的とし、地元評議会の再編に協力することを目的とするという。

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シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とハサカ県で活動する反体制武装集団4団体が共同声明を出した。

共同声明に署名したのは、ダーイシュ、イスラーム戦線、アンサール・ヒラーファ、イカーブ旅団、第114旅団。

ダーイシュを含む5団体はこの声明で、統合シャリーア委員会と合同作戦司令部の設置を発表し、反体制武装集団の単独での軍事行動を禁じるとともに、すべての武装集団に司令部への参加を呼びかけた。

またアサド政権、民主統一党との停戦に合意しないようすべての武装集団に呼びかけた。

ダーイシュとイスラーム戦線は、1月に入って、アレッポ県、イドリブ県などで武装対立を激化させているが、ハサカ県においては共闘を決定したことになる。

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民主的変革諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム代表はAFP(1月9日付)に、米国から委員会メンバー複数名をシリア革命反体制勢力国民連立の代表団の枠で出席させるとの提案があったが、拒否したことを明らかにした。

アブドゥルアズィーム代表はまた「まだ(ジュネーブ2会議の)招待状を受け取っていない。我々は、民主的変革諸勢力国民調整委員会、シリア反体制勢力国民連立など、国内外の反体制勢力が一つの代表団として…参加することを望んでいる。招待される組織もあれば、欠席する組織もあろう。しかし重要なのは、国際社会のコンセンサスのもとに大会が開催され、暴力停止と政治的解決に向けた道筋が描かれることである」と述べた。

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スペインの首都マドリードで、スペイン政府およびEUの後援のもとに反体制活動家約140人が一同に会し、1月19日に開催予定のコルドバ大会に向けた準備会合を開いた。

準備会合に関して、スペイン外務省は声明を出し、コルトバ大会開催のためのロジ支援を行うとともに、同大会を反体制勢力どうしの対話と分裂に歯止めをかけるための新たな機会としたいとの意思を表明した。

シリア政府の動き

SANA, January 9, 2014
SANA, January 9, 2014

SANA(1月9日付)などは、紛争の被災者子息が通うダマスカス県内の小学校をアスマー・アフラス大統領夫人が訪問した、と報じた。

アスマー夫人は1学期の期末試験中に突然同校を訪問し、各教室を回り、生徒らと交流、「祖国のために魂と血を捧げた人たちのために、美しい返礼をすることが祖国の義務です」と述べたという。

http://www.youtube.com/watch?v=b1du2E9MPPg

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ワーイル・ハルキー首相は、ダマスカスを訪問中の国連WFPアーサリン・カズン事務所長とそれぞれ会談した。

会談には、ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣らも同席した。

SANA(1月9日付)によると、会談でハルキー首相は、カズン事務所長に対して、国際人道法に従い、シリア領内のすべての被災者への人道食糧支援を継続するよう改めて要請した。

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クッルナー・シュラカー(1月9日付)は、ムハンマド・トゥルキー・サイイド人民議会問題担当国務大臣(アラブ社会主義連合民主党)が、心臓発作により死去したと報じた。

国内の暴力

イドリブ県では、AMC(1月9日付)によると、ダーナー市のイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の本部を「革命家らが完全に制圧」した。

同本部をめぐっては、イスラーム戦線がダーイシュに対して、シャームの民のヌスラ戦線への明け渡しを要求していたが、ダーイシュがこれを拒否、最終的には、ムジャーヒディーン軍が突入し、これを制圧したという。

一方、SANA(1月9日付)によると、タフタナーズ市近郊、サルミーン市近郊で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、ウズマの剣旅団戦闘員や外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、『ハヤート』(1月10日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が制圧していたアターリブ市近郊の第46大隊基地と第46大隊基地で戦闘があり、反体制武装集団が両基地を制圧した。

またフライターン市、ジャラーブルス市でもダーイシュと反体制武装集団が交戦した。

シリア人権監視団によると、ダーイシュはダイル・ザウル県からアレッポ県に向けて増援部隊を派遣した、という。

また同監視団によると、バーブ市で反体制武装集団の検問所近くで爆弾が爆発し、戦闘員9人が死亡した。

一方、ハラブ・ニュース(1月9日付)は、ムジャーヒドゥーン軍が、「自由シリア軍」が展開するアレッポ市西部の第46連隊基地とアウラム・クブラー町を襲撃したダーイシュ戦闘員複数を捕捉した、と報じた。

同報道によると、同地を襲撃したダーイシュ戦闘員は、この2カ所がシーア派の村のフーア市とカフリヤー村だと教えられ、シリア軍の拠点を攻撃しているものと思っていたと証言した、という。

他方、SANA(1月9日付)によると、クワイリス村、アレッポ中央刑務所周辺、ラスム・アッブード航空基地周辺、アブー・タルタル村、シャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)、カッバースィーン村東部で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、アアザミーヤ地区、ブアイディーン地区、ジュダイダ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、『ハヤート』(1月10日付)によると、マヤーディーン市でイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と反体制武装集団が交戦した。

またSyria-news.com(1月9日付)は、ダーイシュがダイル・ザウル市で活動する反体制武装集団の圧力に応じるかたちで、同市からほぼ撤退したと報じた。

一方、SANA(1月9日付)によると、ダイル・ザウル市ウルフィー地区、工業地区、ジュバイラ地区、ターハー・フサイン通りで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、ハドラー大隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ラッカ市内各所で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と反体制武装集団が交戦し、後者が政治治安部本部をダーイシュから奪取、制圧した。

また、ザマーン・ワスル(1月9日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がラッカ市内にあるイッザト・ビッラー旅団司令官「アビー・タラール」の自宅を爆破し、その家族を殺害した。

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ハサカ県では、リハーブ・ニュース(1月9日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がシリア軍および民主統一党人民防衛隊との停戦を拒否し、タッル・ハミース市一帯での反抗を続けた。

一方、SANA(1月9日付)によると、タッル・ブラーク町一帯で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(1月9日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また、国連本部前で、ダマスカス郊外県アドラー市ウンマーリーヤ地区での「タクフィール主義者」の犯罪に抗議するデモを行い、若者ら数十人が参加した。

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ヒムス県では、SANA(1月9日付)によると、ヒムス市バーブ・フード地区、カラービース地区、ジャウラト・シヤーフ地区、ワアル地区、旧旅客バス・ターミナル北部、ザアフラーニーヤ村・ダイル・フール村街道、ブルジュ・カーイー村、ダール・カビーラ村、ガースィビーヤト・ナイーム村、タッルドゥー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発がハムラー地区に着弾し、市民7人が死亡、またヒムス市マハッタ地区、ムハージリーン区、カラム・シャーミー地区、ダウワール・アッバースィーヤ地区にも迫撃砲弾が着弾し、市民2人が死亡した。

一方、シリア人権監視団によると、ヒムス市内各所で軍が反体制武装集団を要撃し、戦闘員45人を殺害した。

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ハマー県では、SANA(1月9日付)によると、サラミーヤ地方のカーファート村で爆弾が仕掛けられた車が爆発、この「テロ攻撃」により、市民17人が死亡、30人が負傷した。犠牲者のほとんどは女性、子供、老人だという。

しかしシリア人権監視団によると、死者数は18人で、うち子供と女性の犠牲者4人を除く死者は国防隊の戦闘員だという。

またハマー市のバアス地区では、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、子供1人が死亡した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(1月9日付)によると、フジャーリーヤ農場、アーリヤ農場、ドゥーマー市、ハーン・シャイフ町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、クッルナー・シュラカー(1月9日付)は、信頼できる消息筋の話として、「過激派」がマアルーラー市にあるイエス・キリストの銅像を盗み去ったと報じた。

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ダルアー県では、SANA(1月9日付)によると、アトマーン村、ナワー市、シャイフ・マスキーン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、ムアタッズ・ビッラー旅団、ナワー自由人旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

レバノンの動き

サミール・ハンムード検事総長は、4日に死去したアブドゥッラー・アッザーム大隊リーダー兼シャームの民のヌスラ戦線メンバーのマージド・マージド氏の死因に関して「法医学者の報告の結果、病気の合併症で死亡したことが確認された」と述べた。

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NNA(1月9日付)によると、北部県トリポリ市北部で、何者かがシリアのトラックの車列に発砲し、少女1人が巻き添えとなり負傷した。

イラクの動き

イラク・クルディスタン地域のエルビル県警察のアブドゥルハーリク・タラアト所長は声明を出し、1月6日に、男性3人が県内でシリア人避難民の少女(16歳)を誘拐、別の3人とともに強姦したと発表した。

タラアト所長はまた、アサーイシュが容疑者6人を拘束、彼らが容疑を認めたと付言した。

リハーブ・ニュース(1月9日付)が伝えた。

AFP(1月9日付)によると、この暴行事件を受け、エルビル市の国会議事堂前でシリア人避難民数十人が抗議デモを行い、犯人の処刑を求めた。

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イラキー・ニュース(1月9日付)によると、イラク治安部隊がアンバール県でイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の指導者4人を殺害した。

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イラキー・ニュース(1月9日付)の特派員は、アンバール県ファッルージャ市の状況に関して、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)による同市制圧後、街が安定を取り戻し始めている、と伝えた。

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ホシェリ・ゼバリ外務大臣は、ジョン・ケリー米国務長官と電話会談した。

ジェン・サキ国務省報道官によると、ケリー米国務長官は会談で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とつながりがあるアル=カーイダを孤立させ、人工密集地から排除するため、イラク政府に地元高官や部族を動員する努力を行うよう求めた。

一方、ゼバリ外務大臣は、イラクでのテロとの戦いへの米国の支援に謝意を示したという。

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イラク国民議会議員のウィサーム・サリーム女史(イラキーヤ・ブロック)はイラキー・ニュース(1月9日付)に「イラク軍はアンバール県での戦争(イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)掃討)に関与してはならず、テロリストとの戦いの責任を治安部隊に委ねなければならない」と述べた。

サリーム女史はまた「爆発や暗殺はイラクで長らく行われてきた。それゆえ、国会選挙前にアル=カーイダと戦いを行うことは疑問だ」と付言した。

諸外国の動き

トルコのアフメト・ダウトオール外務大臣は「すべての外国人勢力はシリアを去らねばならない」と述べる一方、アル=カーイダ、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)、民主統一党が「トルコにとって危険分子」だと批判した。

ダウトオール外務大臣は「シリアの過激派は、誤った方法を続けることで、シリア政府の方が害が少ないように思わせている…。シリアで戦う過激派のダーイシュは、反体制勢力のシリア北部制圧とともに台頭した…。シリア政府とダーイシュはそれゆえ、舞台裏でのパートナーであり、シリア政府は反体制勢力がテロを行い、さらなる暴力を用いていわゆるテロ行為を弾圧することを正当化している…。しかしこうした状況がさらなる衝突をもたらしている」との見方を示した。

そのうえでダウトオール外務大臣は、ジュネーブ2会議にトルコが参加することの必要を強調する一方、ジュネーブ合意受諾を条件にイランの参加を支持すると表明した。

AA(1月9日付)が伝えた。

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ドイツの外務省と国防省は共同声明を出し、化学兵器禁止機構の要請に基づき、ドイツがシリア領内に残されるであろう化学兵器の無力化と化学物質の廃棄を行うと発表した。

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ロシアのヴラジミール・プーチン大統領とイランのハサン・ロウハーニー大統領が電話会談し、イラクの核開発問題やシリアの紛争への対応などについて協議した。

ロシア大統領府が声明を通じて明らかにした。

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イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)のイデオローグの一人でバーレーン人のバクル・ブン・アブドゥルアズィーズ氏(アブー・ハマーム・アサリー)は、「ジャウラーニーの発言への反応がもたらしたおおよその結果」(http://alplatformmedia.com/vb/showthread.php?t=34989)と題された論考を発表、そのなかで、「シャームの地における不幸と弊害の原因は、(アブー・ムハンマド・)ジャウラーニー(シャームの民のヌスラ戦線指導者)が逸脱し、自らを支持する者とともに(ダーイシュを)離反したことにある」と批判した。

Anadolu Ajansı, January 9, 2014、AFP, January 9, 2014、AMC, January 9, 2014、AP, January 9, 2014、Champress, January 9, 2014、al-Hayat, January 10, 2014, January 11, 2014、Iraqinews.com, January 9, 2014、Kull-na Shuraka’, January 9, 2014、Naharnet, January 9, 2014、NNA, January 9, 2014、Reuters, January 9, 2014、Rihab News, January 9, 2014、SANA, January 9, 2014、Syria-news.com, January 9, 2013、UPI, January 9, 2014、Zaman al-Wasl, January 9, 2014などをもとに作成。

 

(C)青山弘之 All rights reserved.

国連安保理では英国が提出した「樽爆弾などによる爆撃」に対する非難声明案にロシア・中国が反対、バイデン米副大統領はイスラーム国が占拠するイラク・ファッルージャ市の奪還に向けた同国政府の努力への支持を発表(2014年1月8日)

反体制勢力の動き

クッルナー・シュラカー(1月8日付)によると、イスラーム戦線は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)との戦闘拡大を抑えるための新方針を発表した。

Kull-na Shuraka', January 8, 2014
Kull-na Shuraka’, January 8, 2014

新方針の骨子は以下の通り:

1. 各都市のシャリーア委員会からの正式の許可なしに、ダーイシュの戦闘員、およびそれ以外の組織のメンバーが暮らす住居への突入・襲撃の禁止。
2. 新たな武装集団の結成の禁止、戦闘参加を望む者への既存の武装集団への参加要請。

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シリア革命家戦線は声明を出し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)指導者のアブー・バクル・バグダーディー氏に対し、24時間以内に自由シリア軍諸部隊との公開会合に出席し、その行き過ぎた行動について釈明するよう求めた。

声明によると、この公開会合には、ビラード・シャームのムハージリーン(非シリア人)、アンサール(シリア人)のウラマーも同席し、その釈明の様子を撮影、公開するという。

また声明において、シリア革命家戦線は、イスラーム戦線、民間人保護委員会、ムジャーヒディーン軍とともに、シャームの民のヌスラ戦線に対し、反体制運動参加への謝意を示した。

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シリア革命反体制勢力国民連立はトルコのイスタンブールでの総合委員会会合を閉幕した。

閉幕にあたって総合委員会(定数122人)は声明を出し、ジュネーブ2会議への参加の是非を1月17日に最終決定することを明らかにした。

また議長など執行部選挙をめぐって脱会を宣言した41人の総合委員会メンバーに対して「決定を撤回し、連立の隊列に復帰するよう願う…。シリアの反体制勢力、そして連立は、殺戮、破壊、強制退去を行う体制に対抗し、アサド政権崩壊後…民主制を構築するため、最高レベルの統合を必要としている」と呼びかけた。

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シリア人権監視団は、1月3日から8日までのアレッポ県、イドリブ県、ラッカ県、ハマー県でのイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とムジャーヒディーン軍、イスラーム戦線などとの戦闘により、385人が死亡したと発表した。

死者のうち56人は民間人(うち9人はダーイシュによって処刑された)だという。

国内の暴力

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市インザーラート地区で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、ムジャーヒディーン軍、イスラーム戦線などからなる反体制武装集団との戦闘の末、主要拠点の一つだった郵便局から退去、同地区からほぼ完全に撤退した。

またシリア人権監視団によると、アレッポ市におけるダーイシュの主要拠点が置かれていたカーディー・アスカル地区の小児科病院をイスラーム戦線、ムジャーヒディーン軍などからなる反体制武装集団が制圧した。

同監視団によると、小児科病院に駐留していたダーイシュ戦闘員数百人の行方は不明で、またダーイシュが「もっとも重要な収監者」として拘留していた数十人が釈放されたとの情報が流れているという。

また、複数の活動家によると、ダーイシュは、反体制武装集団が拘束していたダーイシュ戦闘員70人を釈放する見返りとして、「自由シリア軍」戦闘員、市民活動家、メディア関係者などが300人を釈放したという。

なお、活動家の一人によると、ダーイシュは小児科病院撤退に際して、収監者複数名を銃殺し、ブスターン・カスル地区で行われた犠牲者の葬儀は、ダーイシュの退去を求めるデモに発展したという。

一方、シリア人権監視団によると、タッル・リフアト市を軍が「樽爆弾」などで爆撃し、8人が死亡した。

他方、SANA(1月8日付)によると、マアルサト・ハーン村、タッル・カラーフ村、マアーッラト・アルティーク村、ナスルッラー村、カフルダーイル村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、ハナーヌー地区、インザーラート地区、シャフバー地区、サーリヒーン地区、タルティヤーン地区、ハイダリーヤ地区、シャイフ・サイード地区、ジュバイラ地区、バイヤーだ地区、サファーヒーヤ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、『ハヤート』(1月9日付)などによると、ラッカ市でのイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とイスラーム戦線、ムジャーヒディーン軍などからなる反体制武装集団との戦闘がフィルドゥース地区一帯に拡大、またダーイシュは国家治安局地区に進軍した。

同地区にはダーイシュが本拠地とする県・市庁舎がある。

またシリア人権監視団によると、ラッカ県でのムジャーヒディーン軍、イスラーム戦線などからなる反体制武装集団との戦闘の末、ダーイシュが拠点としていた政治治安部を放棄し、シャームの民のヌスラ戦線がこれに代わって同施設を制圧した。

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ダマスカス県では、クッルナー・シュラカー(1月8日付)によると、空軍情報部が、ジャズィーラ・チャンネルの名物アナウンサーでシリア人のファイサル・カースィム氏の住居を接収した。

一方、SANA(1月8日付)によると、カーブーン区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(1月8日付)によると、グナイミーヤ村、カタフ・リマーン村、ガマーム村、バイト・アワーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(1月8日付)によると、アドラー市(旧市街)、ドゥーマー市、ヤルダー市、バービッラー市、ダーライヤー市、ハーン・シャイフ・キャンプ郊外、ヤブルード市、アーリヤ農場、ザバダイン市、カーラ市郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(1月8日付)によると、ヒムス市ジャウラト・シヤーフ地区、カラービース地区、バーブ・フード地区、クスール地区、ハーリディーヤ村、ガースィビーヤト・ナイーム村、ハサウィーヤ村、アブー・アラーヤー村、タルビーサ市周辺、シャイフ・イブラーヒーム・ハキーム農場で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(1月8日付)によると、ズール・ヒーサ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またハマー市サハーナ地区では、軍が住民の協力のもと、反体制武装集団のアジトを破壊し、複数の戦闘員を逮捕、武器弾薬を押収した。

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ダルアー県では、SANA(1月8日付)によると、ダルアー市各所で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、南部タウヒード旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(1月8日付)によると、アルバイーン山一帯、タフタナーズ市、サルキーン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またイドリブ市の住宅地に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、女性1人が死亡、市民8人が負傷した。

レバノンの動き

NNA(1月8日付)によると、イスラエル軍部隊(12人)が、イスラエルとレバノンを分けるフェンスを乗り越え、ナバティーヤ県マルジャアユーン郡マイス・ジャバル村内50メートルの地点まで侵入し、発煙弾を撃った。

ただし、イスラエル兵はブルーラインそのものを越境はしなかった。

イラクの動き

米ホワイトハウスによると、ジョー・バイデン米副大統領は、ヌーリー・マーリキー首相と今週二度目の電話会談を行い、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が占拠するアンバール県ファッルージャ市の奪還に向けたイラク政府の努力を支持すると伝えた。

諸外国の動き

『ハヤート』(1月9日付)によると、国連安保理では、シリアでの「樽爆弾」などによる爆撃に対する非難声明案(英国が提出)にロシアと中国が反対し、廃案に追い込んだと報じた。

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イスラエルのモシェ・ヤアロン国防大臣は記者団に対し、「イスラエルが知る限り、ヒズブッラーはその兵器(ヤコント対艦ミサイル)を保有していない」と述べ、『ウォールストリート・ジャーナル』(1月3日付)の報道を否定した。

しかしヤアロン国防大臣は、ヒズブッラーによるヤコント対艦ミサイル保有を「レッドライン」とみなすかとの問いに「シリア情勢に関する我々のレッドラインは明白だ。その一つは高度な武器がシリアからレバノンに持ち込まれることを認めないというものだ。そうしたことが起きてしまえば、何をすべきか、どう行動するかを我々は知っている」と答えた。

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UPI(1月8日付)によると、英国のニック・クレイグ副首相は、英国がシリアから避難してきた学生約1,500人を受け入れたことを議会に報告した。

しかし、クライグ副首相の発言に関して、アムネスティ・インター・ナショナルでシリア問題を担当するクリスティヤ・ベネディクト氏は、シリア周辺国で避難生活を送る避難民とシリア人留学生を混同していると非難した。

ベネディクト氏はまた、英国が現在、シリア人避難民の受け入れを拒否していることを「恥ずべき」ことだと述べた。

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AFP(1月8日付)は、ニコラス・ケボン駐シリア・レバノン・スウェーデン大使の話として、2013年11月にシリア国内で拉致されたスウェーデン人記者2人が解放されたと報じた。

解放されたのは、ニコラス・ハンマーストローム氏(カメラマン)、マグヌス・ファルクヘッド氏(レポーター)の2人。

AFP, January 8, 2014、AP, January 8, 2014、Champress, January 8, 2014、al-Hayat, January 9, 2014、Iraqinews.com, January 8, 2014、Kull-na Shuraka’, January 8, 2014、Naharnet, January 8, 2014、NNA, January 8, 2014、Reuters, January 8, 2014、Rihab News, January 8, 2014、SANA, January 8, 2014、UPI, January 8, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヌスラ戦線やイスラーム戦線がラッカ市の県・市庁舎を包囲し無血開城を要求、イスラーム国はこれに応じる(2014年1月6日)

反体制勢力の動き

『ハヤート』(1月7日付)は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と、イスラーム戦線、ムジャーヒディーン軍、シリア革命家運動などとの対立を解消するため、シリア・イスラーム評議会、イスラーム改革建設運動といったシリア人ウラマーの団体が仲介をめざしている、と報じた。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長(5日に再選)は、トルコのイスタンブールで開催中の総合委員会で「連立はシリア国民の唯一の正統な代表として、シリア革命が求めてきた最低限の要求も譲歩しない」と意気込みを示した。

また前日の選挙で過半数に達しなかった副議長1人と書記長の再選挙が行われた。

副議長選挙は、ファールーク・タイフール副議長(シリア・ムスリム同胞団)とジョルジュ・サブラー・シリア国民評議会事務局長が立候補し、タイフール氏が再選された。

事務局長選挙は、バドル・ジャームース事務局長とムスタファー・サッバーグ前事務局長(地元評議会ブロック)の間で争われるはずだったが、サッバーグ氏が立候補を取り下げ、ジャースィム氏が無投票当選した。

事務局長選挙に関して、クッルナー・シュラカー(1月6日付)は、トルクメン運動のズィヤード・ハサン氏の話として、サッバーグ氏が、正副議長のほとんどが再選したことを不服とし、立候補を取り下げるとともに、自らが率いる地元評議会ブロックのメンバーや支持者に総合委員会のボイコットを呼びかけ、約40人がこれに応じ、文書で脱会を表明したと報じた。

アナトリア通信(1月7日付)が入手した脱会者の共同声明によると、シリア革命反体制勢力国民連立からの脱会を表明した組織、代表メンバーは以下の通り:

組織

1. トルクメン運動
2. シリア・ビジネスマン・フォーラム
3. 地元評議会ブロック
4. シリア革命司令最高評議会
5. 自由シリア軍参謀委員会メンバー
6. 愛国的無所属メンバー
7. 革命運動体ブロック
8. シリア国民評議会革命無所属運動体ブロック

脱会者

1. リヤード・ハサン
2. アナス・アルヌート
3. ムハンマド・ムスタファー・ムッラー・ラシード
4. ズィヤード・ハサン
5. ムハンマド・ヤフヤー・マクタビー
6. アブドゥルイラーフ・ファフド
7. ナスル・ハリーリー
8. ズィヤード・ライイス
9. ムスタファー・アリー
10. リヤード・ヒジャーブ
11. カマール・ルブワーニー
12. ジャマール・ワルド
13. ムハンマド・サリーム・ハティーブ
14. スライマーン・ヒラーキー
15. ムハンマド・サフワン・ジャンダリー
16. ハーリド・マスブート
17. ジャラール・ハーンジー
18. ムハンマド・カッダーフ
19. ハーリド・アリー
20. ヤーミン・ジャウハリー
21. ムスタファー・サッバーグ
22. ファイサル・シャーミー
23. ヤースィル・ファルハーン
24. アドナーン・ラフムーン
25. ニザール・ヒラーキー
26. フサイン・サイイド
27. ワースィル・シャマーリー
28. ダーウード・アール・スライマーン
29. ジャワード・アブー・ハトブ
30. ムハンマド・アブドゥッサラーム・サイイド
31. ムハンマド・ダギーム
32. ムハンマド・アブー・ハイイル・シュクリー
33. ムハンマド・ハイイル・ワズィール
34. ハーリド・ハウジャ(駐トルコ代表=大使)
35. ムスタファー・サフタ
36. ムスタファー・シャルシュ
37. フアード・アッルーシュ
38. マフナド・イーサー
39. スィーバーン・アフマド
40. ムハンマド・シャッアール
41. ルワイユ・ミクダード

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民主的変革諸勢力国民調整委員会は執行部の4日に定例会を開き、ジュネーブ2会議などへの対応について協議し、その結果を6日付声明で発表した。

声明において、委員会は、現下の独裁体制から「民主的多元的文民政体」への転換をめざすとの原則を改めて確認し、ジュネーブ2会議がそのための政治プロセスの起点であるべきだと明言した。

また委員会は、「あらゆる形態のテロ」を拒否、「テロとの戦いは独裁制が続く限り不可能だ」と強調した。

国内の暴力

ダマスカス県では、AFP(1月6日付)が複数の活動家の情報として、バルザ区で軍と反体制武装集団が停戦に合意した。

同地区の停戦合意は、12月25日のダマスカス郊外県ムウダミーヤト・シャーム市に次ぐ動き。

バルザ区調整はフェイスブックで「同地区住民からなる委員会を通じた政府軍と自由軍青年の間での過去数日にわたる数々の仲介と交渉の試みを経て、両当事者間で発砲停止が合意された」と発表した。

同調整によると、停戦合意は「アサド軍のバルザ区全土からの撤退、民間人への同地区開放に向けた街道・街路の清掃、政権の拘置所からの逮捕者(バルザ区住民)の釈放」、「公共福祉改善後の住民の帰宅許可」を骨子とし、住民の帰宅は「街道開放、福祉改善、合意履行確認から2週間以内に始められる」と定められているという。

なお同調整は「自由シリア軍がそのメンバーをもって同地区の運営に携わり、政権側のメディアが報じているのとは異なり、誰一人として投降、武装解除しない」と強調した。

これに関して、SANA(1月6日付)は、軍消息筋の話として、軍部隊がバルザ区に入り、重火器の武装解除、住宅地に仕掛けられた爆弾の撤去を行い…、いわゆる自由シリア軍とシャームの民のヌスラ戦線の戦闘員200人が、バルザ区のシリア・アラブ軍に投降、武装解除した」と報じた。

一方、SANA(1月6日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、『ハヤート』(1月7日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人運動(イスラーム戦線)などからなる武装集団が、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が本部を置くラッカ市の県・市庁舎を包囲、無血開城を求めた。

この要求にダーイシュが応じ、ヌスラ戦線が県・市庁舎に入った。

クッルナー・シュラカー(1月6日付)によると、ラッカ市内での戦闘は依然として続いている、という。

また『ハヤート』(1月7日付)などによると、ダーイシュは、ティシュリーン・ダム「拘置所」、タッル・アブヤド国境通行所など対トルコ国境付近に設置していた検問所複数カ所から撤退した。

同報道によると、「拘置所」や検問所はシャームの民のヌスラ戦線に引き継がれる模様。

一方、シリア人権監視団によると、タブカ市でダーイシュとサラフィー主義武装集団が交戦した。

このほか、『ハヤート』(1月7日付)は、活動家の話として、ダーイシュに忠誠を誓ってきたラッカ県のフザイファ大隊が離反し、シャームの民のヌスラ戦線に忠誠を誓った、と報じた。

フザイファ大隊はラッカ県一帯の部族に強い影響力を持つとされる。

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ハマー県では、クッルナー・シュラカー(1月6日付)によると、カフルズィーター市で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と「自由シリア軍」(シリア革命家戦線と思われる)などからなる武装集団が交戦し、外国人5人を含むダーイシュ戦闘員7人と「自由シリア軍」戦闘員17人が死亡した。

カフルズィーター市での戦闘は4日から続いており、戦闘には、「自由シリア軍」のほか、イスラーム戦線が参加、シャームの民のヌスラ戦線とアジュナード・シャーム大隊の仲介のもと、ダーイシュに撤退と武装解除を求めているが、ダーイシュ側は応じないという。

これに関して、『ハヤート』(1月7日付)は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が撤退し、シャームの民のヌスラ戦線が制圧したカフルズィーター市で、ダーイシュに拉致されていた人質3人が遺体で発見されたと報じた。

一方、SANA(1月6日付)によると、ウカイリバート町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、ヒムス自由人運動の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、『ハヤート』(1月7日付)によると、ダーナー市にあるイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の教練所で、ダーイシュとイスラーム戦線が交戦した。

ダーイシュは、同訓練所などを含むダーナー市の拠点をシャームの民のヌスラ戦線に明け渡す決定を下している。

またカフルナブル市のダーイシュ本部跡で、約1週間前にダーイシュによって誘拐されたアルメニア教徒2人や子供1人の遺体が発見された。遺体はいずれも頭を切り落とされていた。

このほか、『ハヤート』(1月7日付)によると、ダーイシュが撤退したダーナー市近郊のダイル・ハッサーン村で拉致されていたアフリーン市郊外出身のクルド人市民10人が逃走に成功した。

一方、SANA(1月6日付)によると、ビンニシュ市、マアッルシャムシャ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、『ハヤート』(1月7日付)によると、アレッポ市マサーキン・ハナーヌー地区、シャッアール地区、カーディー・アスカル地区でイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とムジャーヒディーン軍が交戦する一方、ムジャーヒディーン軍はバーラー村一帯を制圧した。

またアレッポ市のハラク地区、ブアイディーン地区、ブスターン・バーシャー地区、ブスターン・ルッズ通行所一帯で活動するクルド戦線旅団が、ダーイシュ掃討の戦闘に参加した。

さらに『ハヤート』(1月7日付)によると、イスラーム戦線は、対トルコ国境に位置するジャラーブルス市を制圧した。

しかし、クッルナー・シュラカー(1月6日付)によると、ダーイシュがアレッポ市郊外のSyria Live Network(SLN)の事務所を襲撃し、機材などを強奪した。

またシリア革命総合委員会は、複数の活動家の情報として、ダーイシュがアレッポ市などで拉致した反体制メディア関係者ら50人以上を処刑したと発表した。

処刑された活動家のなかには、女性4人も含まれているという。

一方、シリア革命反体制勢力国民連立は、ムハンマド・ヤフヤー・ナアナーア元アレッポ県知事がフライターン市で何者かに拉致されたと発表した。

他方、シリア人権監視団によると、軍がブザーア村を爆撃し、子供3人を含む10人が死亡した。

またハラブ・ニュース(1月6日付)によると、シリア軍とアブー・イマーラ大隊が捕虜交換に合意、軍は大隊のヤースィル・ファウズィー前司令官(アブー・ジャアファル)を解放した。

なお、SANA(1月6日付)によると、アルバイド村、クワイリス村、カスキース村、ザルズール村、アレッポ中央刑務所周辺、ヒーラーン村、ハーン・アサル村、マアーッラト・アルティーク村、ナッカーリーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市ラーシディーン地区郊外、ジュダイダ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(1月6日付)によると、アドラー市(旧市街)、ドゥーマー市、アルバイン市、ハーン・シャイフ・キャンプ、ダーライヤー市、リーマー農場、アーリヤ農場で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またジャルマーナー市に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、市民4人が負傷した。

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ダルアー県では、SANA(1月6日付)によると、アトマーン村、フラーク市、ダルアー市各所で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(1月6日付)によると、ヒムス市バーブ・フード地区、ガースィビーヤト・ナイーム村、ダール・カビーラ村、アスマド村、スルターニーヤ村、アクサフ農場、タルビーサ市郊外、ウンム・サフリージュ村、アブー・ジャリース村、マスアダ村、ウンム・リーシュ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、SANA(1月6日付)によると、シャッダーディー市・ハサカ市間の街道で軍が反体制武装集団の拠点を攻撃、戦闘員を殲滅した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(1月6日付)によると、ダイル・ザウル市ラサーファ地区、工業地区、ラシュディーヤ地区、ハウィーカ地区、アルディー地区、ダイル・ザウル市・タドムル街道沿いの軍拠点で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

レバノンの動き

NNA(1月6日付)によると、北部県トリポリ市ザヒリーヤ地区で、何者かが軍の車輌に手榴弾を投げつけ、兵士2人が負傷した。

イラクの動き

ヌーリー・マーリキー首相(兼イラク軍総司令官)は声明を出し、アンバール県ファッルージャ市民および部族に対して、「武力衝突を回避するため市内からテロリストを排除」するよう呼びかけた。

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イラキー・ニュース(1月6日付)によると、イラク空軍はアンバール県ファッルージャ市でイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の車輌2台を破壊し、複数の戦闘員を殺害した。

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バービル県議会治安委員会のサーミル・スィーバーン司令官は声明を出し「武装した何者かがジュルフ・サフル地方の警察署に向かって迫撃砲弾7発を発射し、民間人6人が負傷した」と発表した。

また、バービル県議会治安委員会のファラフ・アブドゥルカリーム・カッファージー委員長はイラキー・ニュース(1月6日付)に対し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の戦闘員多数がアンバール市方面からバービル県北部に潜入していると述べたうえで、SWAT部隊、連邦警察、イラク軍第31旅団が[テロリストや武装集団」を追撃するための大規模な作戦を開始したことを明らかにした。

諸外国の動き

AFP(1月6日付)は、シリアでの反体制武装闘争に参加していたフランス人サラフィー主義戦闘員のニコラ・ボン氏(30歳)がシリアで自爆攻撃を行い、死亡したと報じた。

ニコラ・ボン氏の弟のジャーン氏(22歳)も2013年8月にシリアでの戦闘で死亡している。

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国連のファルハーン・ハック副報道官は、ジュネーブ2会議へのイランの参加に関して、招聘者リストには記載されていないが、13日に予定されているジョン・ケリー米国務長官とセルゲイ・ラブロフ露外務大臣との会談でその是非が決定されるだろうと述べた。

Anadolu Ajansı, January 6, 2014、AFP, January 6, 2014、AP, January 6, 2014、Champress, January 6, 2014、Halabnews.com, January 6, 2013、al-Hayat, January 7, 2014、Iraqinews.com, January 6, 2014、Kull-na Shuraka’, January 6, 2014、Naharnet, January 6, 2014、NNA, January 6, 2014、Reuters, January 6, 2014、Rihab News, January 6, 2014、SANA, January 6, 2014、UPI, January 6, 2014などをもとに作成。

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シリア革命反体制勢力国民連立が総合委員会会合を開催しジャルバー氏が議長に再任される、イスラーム戦線は声明を出しイスラーム国との対決の意思を明確に(2014年1月5日)

反体制勢力の動き

イスラーム戦線は声明を出し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と戦うことを決定したと発表した。

Kull-na Shuraka', January 5, 2014
Kull-na Shuraka’, January 5, 2014

声明は、アレッポ県で「ムハージルーン」(外国人戦闘員)が攻撃にさらされているとしたダーイシュの声明(4日)を受けたもので、イスラーム戦線は「我々に対して攻撃を仕掛けてきた者が…アンサール(シリア人戦闘員)であろうがムハージリーン(外国人戦闘員)であろうが、我々は彼らと戦う」としたうえで、「我々は一つの派閥にジハードが独占されることを許さず…、「国家」を自称する派閥を受け入れることはない。なぜなら国家建設は言葉だけでなく設立のための諸条件を要するからだ」と主張し、対決の意思を明示した。

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イドリブ県で活動するハック旅団は声明を出し、「自由シリア軍」とイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の停戦に向けた仲介に反対の意思を表明、ダーイシュの放逐を主唱した。

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『ハヤート』(12月6日付)は、現地の複数の消息筋からの情報として、自由シリア軍の司令部(参謀委員会か否かは不明)がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と戦う反体制武装集団に数日前に武器を供与し、「ジュネーブ2会議開催を間近に控えたなかでの過激派への攻勢という事態の進展に西側高官が安堵の意を示している」と報じた。

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アレッポ県で活動するシャイフ・アブドゥルファッターフ・アブー・グッダ大隊が声明を出し、いかなる武装集団にも所属せず、独立して活動を行うとの方針を発表した。

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シリア革命反体制勢力国民連立がトルコのイスタンブールで総合委員会会合(第11期)を開会した。

会合では、ジュネーブ2会議への対応の審議、議長(任期6ヶ月)、副議長、書記長の選挙、総合委員会メンバーの定数(122人)拡大・改選などが予定されている。

当初は5、6日の2日間を予定していたが、7日まで延長することが決定された。

クッルナー・シュラカー(1月5日付)によると、5日の議事では、議長、副議長、書記長の選挙が実施され、議長選挙では、アフマド・ジャルバー・ウワイヤーン議長が総合委員会メンバー121人(定数122人、会合出席者数は120人)のうち65票を獲得し、議長に再選された。

議長選挙には、ムハンマド・リヤード・ヒジャーブ元首相も立候補したが、52票を獲得するにとどまった。

また副議長選挙では、ヌーラー・アミール女史、アブドゥルハキーム・バッシャール・シリア・クルド国民評議会代表がそれぞれ68票、82票を獲得し当選したが、ファールーク・タイフール副議長とジョルジュ・サブラー・シリア国民評議会事務局長は、それぞれ61票、52票と過半数に達せず、再選挙の実施が決定された。

さらに事務局長選挙では、バドル・ジャームース事務局長とムスタファー・サッバーグ前書記長が立候補したが、獲得票数が57票、59票といずれも過半数に達せず、再選挙の実施が決定された。

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リハーブ・ニュース(1月5日付)によると、ハサカ県マーリキーヤ(ダイリーク)市郊外の対イラク国境(イラク・クルディスタン地域)に設置されているスィーマルカー国境通行所が約3ヶ月ぶりに解放された。

通行所再開は、西クルディスタン人民議会とシリア・クルド国民評議会の合意によるもので、これを受け、「西クルディスタン」(シリア)から「イラク・クルディスタン地域」(イラク)に約700人が入国した、という。

国内の暴力

アレッポ県では、『ハヤート』(1月6日付)によると、シャリーア委員会がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)に代わってマンビジュ市を完全制圧した。

しかし『ハヤート』(1月7日付)は、マンビジュ市を制圧したのがイスラーム戦線だと報じた。

またシリア人権監視団によると、アレッポ市マルジャ地区、ハイダリーヤ地区、カフルアンマ村、バータブー村、第46連隊基地周辺で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と反体制武装集団(ムジャーヒディーン軍)が交戦し、ダーイシュ戦闘員2人を含む3人が死亡した。

AMC(1月5日付)によると、マルジャ地区では、民間人4人が戦闘に巻き込まれて死亡した。

またタッル・リフアト市郊外では、ダーイシュが未明に反体制武装集団の戦闘員が乗ったバスを襲撃し、10人を殺害、またフライターン市にある反体制武装集団を拠点に対して爆弾を積んだ自動車で攻撃を加えた。

これに関して、『ハヤート』(1月6日付)は、タッル・リフアト市での戦闘で、ダーイシュの「ナンバー2」と目されるイラク人ハッジー・バクル大佐が死亡したとの情報が流れていると報じた。

一方、シリア人権監視団によると、アレッポ市ラーシディーン地区で、軍、国防隊が反体制武装集団と交戦し、双方に人的被害が出た。

他方、SANA(1月5日付)によると、ザルズール村、アルバイド村、カスキース村、クワイリス村、ヒーラーン村、アレッポ中央刑務所周辺、ヤーキド・アダス村、フライターン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市ではセミラミス・ホテル周辺、カーディー・アスカル地区、カスタル・ハラーミー地区、ジュダイダ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、クッルナー・シュラカー(1月5日付)は、アレッポ市ブアイディーン地区で「アフファード・ムルサリーン」(アブー・ライスを名乗る人物が指揮)がシャームの民のヌスラ戦線戦闘員1人を公開処刑した、と報じた。

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イドリブ県では、『ハヤート』(1月6日付)が、複数の消息筋の話として、反体制武装集団(ムジャーヒディーン軍など)が、同県およびアレッポ県におけるイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の最大の拠点であるダーナー市包囲、これを受けダーイシュは「イスラーム教徒の流血を回避するため」同市をシャームの民のヌスラ戦線に明け渡すことを決定する声明を出したと報じた。

またダーイシュはダーナー市包囲を受けるかたちで、対トルコ国境のアティマ村からも撤退したという。

なお、シリア人権監視団によると、この動きに先立ち、ダーイシュはザーウィヤ山のマガーラ村近くで反体制武装集団を要撃し、4人を殺害したという。

一方、『ハヤート』(1月6日付)は、活動家の情報として、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が県内各所から撤退させた兵力をサラーキブ市に結集させ、イスラーム戦線を主導するシャーム自由人イスラーム運動に対抗しようとしていると報じた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、カフルズィーター市で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、武器の引き渡しを求める反体制武装集団と交戦、7人を殺害した。

武器の引き渡しをめぐる両者の交渉は、シャームの民のヌスラ戦線が仲介していたが、ダーイシュは「武器を持たずに撤退することはない」として、引き渡し要求を拒否したという。

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ラッカ県では、『ハヤート』(1月6日付)によると、ラッカ市内の複数地区に、シャームの民のヌスラ戦線が展開、また住民がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の退去を求めるデモを行った。

また『ハヤート』(1月7日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人運動(イスラーム戦線)などからなる武装集団が、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が本部を置くラッカ市の県・市庁舎を包囲、無血開城を求めるなか、ヌスラ戦線はダーイシュ第2の拠点を制圧、拘束中だった「自由シリア軍」を構成するとされる武装集団のメンバー約50人を解放した。


ラッカ市では、ヌスラ戦線とシャーム自由人イスラーム運動が県知事公邸を、ダーイシュが県・市庁舎を占拠、本部として、対峙していたという。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、バービッラー市で、軍、国防隊、ヒズブッラー民兵、アブー・ファドル・アッバース旅団が、シャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)などからなるサラフィー主義武装集団と交戦した。

またアッラーリー農場、ダーライヤー市、ヤブルード市などを軍が爆撃・砲撃した。

一方、SANA(1月5日付)によると、アドラー市(旧市街)、ムライハ市、ヤルダー市、バイト・サフム市、カーラ市郊外、ザバダーニー市郊外、ダーライヤー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またジャルマーナー市に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾市、市民3人が負傷した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、タッラー村にある軍の監視塔を反体制武装集団が砲撃し、軍兵士複数が死傷した。

一方、SANA(1月5日付)によると、カスタル・マアーフ町一帯で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(1月5日付)によると、タウヒード旅団に所属するイッザ・リッラー旅団がタブカ市でイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と交戦し、旅団の戦闘員2名が負傷、搬送先のラッカ市内の病院で死亡した。

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ダマスカス県では、SANA(1月5日付)によると、ジャウバル区、カーブーン区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(1月5日付)によると、アトマーン村、ダルアー市各所、フラーク市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、ムウタッズ・ビッラー旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、SANA(1月5日付)によると、ハサカ市ナースィラ地区では反体制武装集団が爆弾を仕掛けた車を爆破、市民3人が負傷した。

レバノンの動き

NNA(1月5日付)によると、北部県トリポリ市のバーブ・タッバーナ地区とジャバル・ムフスィン地区で武装集団どうしが交戦し、1人が死亡、4人が負傷した。

イラクの動き

イラク軍対テロ部隊のファーディル・バルワーリー司令官はフェイスブック(1月5日付)で「我々はアンバール県の複数カ所でアル=カーイダ・リーダーのアリー・ディッビーと31人のアル=カーイダ・メンバーの殺害と、彼らの車輌4台の破壊に成功した」と綴った。

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イラキー・ニュース(1月5日付)によると、ヌーリー・マーリキー首相はアンバール県警察のハディー・ルザイジュ所長を解任し、イスマーイール・マフラーウィー副所長を所長に任命した。

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イラク国民議会のアドナーン・シャフマーニー治安国防委員会委員長は声明を出し、「テロリストの排除には部族の真摯な態度が必要である。なぜならテロリストは彼らを支援する者がいる場所に現れるからだ」と述べ、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)掃討への部族のさらなる支援協力を求めた。

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アフラール・ブロック(サドル潮流)に所属するイクバール・グラービー国民議会議員はイラキー・ニュース(1月5日付)に「イラクは、イラク軍によるテロとの戦いに対する全イラク人からの支持の姿勢を必要としている…。アフラール・ブロックはイラク治安部隊によるテロとの戦いを支持している」と述べた。

諸外国の動き

ジョン・ケリー米国務長官は訪問先のエルサレムで記者団に対して、ジュネーブ2会議へのイランの参加に関して「起こり得る」と述べ、従来の拒否の姿勢を軟化させた。

ケリー国防長官は「彼ら(イラン)は側面から貢献できるだろうか?彼らが介入する道はあるだろうか?すでにジュネーブにいるイランの代表が…プロセスに資することはあるだろうか?そうしたことが起こる道はあるかもしれない…。しかしそれは国連事務総長が決めねばならす、イラン自身の意思によって決定されるべきだ…。正式な招待、ないしは参加は、ジュネーブ1(ジュネーブ合意)の実施を支援する者になされる」と述べた。

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アナトリア通信(1月5日付)は、2013年12月半ばにイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)に拉致されたトルコ人カメラマンのベンヤミン・アイギュン氏が無事解放されたと報じた。

Anadolu Ajansı, January 5, 2014、AFP, January 5, 2014、AMC, January 5, 2014、AP, January 5, 2014、Champress, January 5, 2014、al-Hayat, January 6, 2014, January 7, 2013、Iraqinews.com, January 5, 2014、Kull-na Shuraka’, January 5, 2014、Naharnet, January 5, 2014、NNA, January 5, 2014、Reuters, January 5, 2014、Rihab News, January 5, 2014、SANA, January 5, 2014、UPI, January 5, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア国民評議会がジュネーブ2会議への不参加の方針を改めて明確にするなか、シリア革命反体制勢力国民連立はイスラーム国に対する反体制武装集団の抵抗を全面支援すると発表(2014年1月4日)

反体制勢力の動き

クッルナー・シュラカー(1月4日付)によると、アレッポ県アターリブ市シャリーア法廷のハリール・ガーウィー裁判長は「ビラード・シャームでのいわゆる「ダーイシュ」(イラク・シャーム・イスラーム国)に対するジハードは合法的なジハードだ」との見解を示した。

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ムジャーヒディーン軍は声明を出し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の武器庫から武器を捕獲したことを明らかにする一方、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、アンサール大隊とともに、ダーイシュ掃討を行っていると発表した。

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ラタキア県で活動する反体制武装活動家らが、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)に対抗するため、ラタキア自由青年運動を結成したと発表した。

『ハヤート』(1月5日付)が伝えた。

なお、イスラーム戦線、ムジャーヒディーン軍、シリア革命家戦線などによるダーイシュとの対決姿勢の鮮明化に関して、『ハヤート』(1月5日付)は、アレッポ・シャリーア委員会、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線内の一部の組織は、両勢力の仲介を視野に入れ、依然として中立的な態度をとろうとしている、と付言した。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)に対する反体制武装集団の抵抗を「全面支援」すると発表した。

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シリア革命反体制勢力国民連立の入会委員会は、シリア公務員国民自由連合と代表交代に関する合意を交わし、12月31日に連立からの脱会を発表したアブドゥフ・フサームッディーン元財務次官に代わって、連合代表のリヤード・ファリード・ヒジャーブ元首相の代表入りを認めた。

クッルナー・シュラカー(1月4日付)などが伝えた。

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シリア国民評議会の事務局は3、4日の2日間にわたりトルコのイスタンブールで会合を開き、執行部の活動報告を受けるとともに、ジュネーブ2会議への参加の是非などについて協議した。

会合後の声明で、シリア国民評議会は「国内の政治、軍事、支援状況を精査した結果…、ジュネーブ2会議開催に向け、困難を排除しようとする反体制勢力の努力のすべてが良い結果をもたらさなかったことが明らかとなった」としたうえで、「なぜならシリア政府とその同盟者はジュネーブ1(ジュネーブ合意)の遵守を明言せず…、政権は合意を何ら実施しないばかりか、「テロとの戦い」という新たな目的を付加しようとしているからである。また政権は包囲…、樽爆弾による無差別殺戮、宗派主義的民兵によるシリアの占領を続けている」と政権を批判した。

そのうえで「ジュネーブ2会議がシリア革命の諸目標実現を保証するようないかなる事態の進展…も見出せない」と主張、「シリア革命反体制勢力国民連立がジュネーブ2会議への参加を決定した場合、連立を脱会するとの従来の決定と、現状においてジュネーブ2会議に参加しないことを改めて確認した」と明言した。

また声明では、「国際社会、シリア国民の友人が、テロへの恐怖を口実として、シリア革命に必要な支援を躊躇している」と批判した。

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シリア国民評議会のサミール・ナッシャール氏はAFP(1月4日付)に、「シリアの友連絡グループ各国代表、アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表、ロシア外務省高官…との会合を経て、シリア国民評議会はジュネーブ2会議に参加する必要がないと考えるに至った」と述べた。

またナッシャール氏は「シリア国民評議会だけが参加を拒否しているのではない。シリア革命反体制勢力国民連立内に対話に反対する者もいる」と付言、「連立も最終的には参加しないだろう」と述べた。

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シリア人権監視団は、2日晩からアレッポ県、イドリブ県で激化しているイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とムジャーヒディーン軍などとの戦闘により、少なくとも60人が死亡したと発表した。

シリア政府の動き

反体制サイトのリハーブ・ニュース(1月4日付)は、共和国副ムフティーのアブドゥッラフマーン・ダラア師が、シリア軍兵士に対して反体制武装集団を支持する女性の強姦を認めるファトワーを発したと報じた。

国内の暴力

イドリブ県では、『ハヤート』(1月5日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がシリア革命家戦線などの攻勢を受け、ハーリム市から撤退した。

撤退は、ハーリム市に隣接するサルキーン市のアミール、アブー・アブドゥッラー・トゥーニスィーの戦死を受けたもので、ダーイシュは撤退に際して、拘束していた反体制武装集団の戦闘員30人を処刑した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市のアレッポ城周辺、カールトン・ホテル周辺などに軍が砲撃を加えた。

またナッカーリーン村、ティヤーラ村近郊のザルズール丘周辺などで、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と交戦した。

一方、シリア革命総合委員会は、アレッポ市でのイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とムジャーヒディーン軍との戦闘が、マーリア市、タッル・リフアト市、フライターン市、アナダーン市に拡大、これらの村からダーイシュが撤退し、ムジャーヒディーン軍が制圧したと発表した。

また、ムジャーヒディーン軍は声明を出し、ダーイシュと戦うため、1月5日午前8時からアレッポ市内の支配地域の通行を禁止すると発表、同地域の住民に外出を控えるよう呼びかけた。

他方、SANA(1月4日付)によると、クワイリス村、アルバイド村、ラスム・アッブード村、カスキース村、アレッポ中央刑務所周辺、マアーッラト・アルティーク村、マンスーラ村、マーイル町、ヒーラーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、サイイド・アリー地区、ザバディーヤ地区、カーディー・アスカル地区、ジャズマーティー地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アドラー市ウンマーリーヤ地区に対して軍が「樽爆弾」を投下した。

一方、SANA(1月4日付)によると、アドラー市(旧市街)、ドゥーマー市、ムライハ市、ザバダーニー市、アーリヤ農場、アッブ農場、ムニーン町、ハジャル・アスワド市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、アサーリー地区、カダム区で軍と反体制武装集団が交戦、アサーリー地区に軍が砲撃を行った。

一方、SANA(1月4日付)によると、ジャウバル区、カーブーン区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダール・カビーラ村を軍が砲撃する一方、カルアト・ヒスン市一帯に「樽爆弾」を投下した。

また、クッルナー・シュラカー(1月4日付)は、複数の消息筋の話として、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がハサカ自由軍旅団(自由シリア軍)司令官のハフーズ・ジャルヤーン氏を逮捕・処刑したと報じた。

ジャルヤーン氏の遺体は、フール村・タッル・ハミース市(ハサカ県)間の街道に放置されていたという。

一方、SANA(1月4日付)によると、タルビーサ市、ラスタン市、ハウラ地方、ガースィビーヤト・ナイーム村、ハサウィーヤ村、ダール・カビーラ村、ガジャル村、南マシュジャル村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またレバノン領内からタッルカラフ市郊外に潜入しようとした反体制武装集団を軍が撃退した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ハーン・シャイフーン市で、軍の拷問により、少年1人が死亡した。

一方、SANA(1月4日付)によると、アルバイーン山一帯で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市南部入口で軍と反体制武装集団が交戦した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、タッル・ハミース市近郊で反体制武装集団の司令官が何者かに殺害された。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市に軍が「樽爆弾」を投下、アトマーン村に砲撃を加えた。

一方、SANA(1月4日付)によると、ダルアー市各所で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(1月4日付)によると、マアラカ村、クルキス村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

レバノンの動き

イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が声明を出し、ベイルート県南部郊外(ダーヒヤ)ハーラト・フライク地区での自爆テロ(2日)の犯行を認めた。

声明はイウティサーム機構なる組織のtwitterのアカウント(https://twitter.com/e3tasimo/status/419447474953003008)から「イラク・シャーム・イスラーム国/情報省」の名で発表され、「悪魔の党の治安区域に浸透し…、その拠点を破壊し…、邪悪なる犯罪に下される重大な制裁の最初の小さな代価を支払わせた」と述べ、犯行を認めた。

声明はまた、自爆テロを「アレッポ国における最近の出来事」およびイラク・アンバール県などでの戦闘激化の一環をなす動きと位置づけ、アレッポ県で「ムハージルーン」(外国人戦闘員)が攻撃に曝されていると述べ、ダーイシュへの攻勢を強めるシリアの反体制武装集団を非難し、イラクでのダーイシュが軍事的成功を収めるなかで、ジュネーブ2会議開催を控えて、ダーイシュをアレッポ県から根絶しようとする大掛かりな陰謀に拍車がかかっていると断じた。

そのうえで、アレッポ県からのダーイシュの撤退により、同地域が「ヌサイリー派の軍」(アサド政権)に蹂躙されることになる、と警鐘を鳴らした。

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ナハールネット(1月4日付)によると、レバノン軍司令部は、12月末にベイルート県で逮捕されたアブドゥッラー・アッザーム大隊リーダー兼シャームの民のヌスラ戦線メンバーのマージド・マージド氏の健康状態が悪化し、死亡したと発表した。

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LBIC(1月4日付)によると、北部県トリポリ市バーブ・タッバーナ地区、ジャバル・ムフスィン地区で何者かが市民を狙撃、7人が負傷した。

イラクの動き

イラキー・ニュース(1月4日付)によると、イラク治安部隊がアンバール県で部族の協力のもと、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の戦闘員25人を殺害した。

殺害した25人のなかには、ラマーディー市ブー・ファラジュ地区司令官のアリー・アブー・ドゥジャーナ氏も含まれているという。

諸外国の動き

駐キプロス中国大使は、シリアの化学兵器廃棄プロセスに関して、「国際社会の努力を支援している。このプロセスに参加するためキプロスに来た」と述べた。

ロイター通信(1月4日付)が伝えた。

AFP, January 4, 2014、AP, January 4, 2014、Champress, January 4, 2014、al-Hayat, January 5, 2014, January 6, 2014、Iraqinews.com, January 4, 2014、Kull-na Shuraka’, January 4, 2014, January 5, 2014、LBCI, January 4, 2014、Naharnet, January 4, 2014、NNA, January 4, 2014、Reuters, January 4, 2014、Rihab News, January 4, 2014、SANA, January 4, 2014、UPI, January 4, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラーム国が自由シリア軍やムジャーヒディーン軍などが支配するアレッポ県内の複数拠点に突入、ヌスラ戦線の戦闘員らも負傷(2014年1月3日)

反体制勢力の動き

イスラーム戦線は声明(第4号)を発表し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)にアレッポ県アターリブ市からの即時撤退とムジャーヒディーン(「自由シリア軍」、イスラーム戦線の戦闘員)への殺戮を停止するよう求めた。

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シリア革命家戦線は声明を出し、「自由シリア軍」と民間人に対するイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の攻撃を「自らに対する攻撃」とみなすと発表、24時間以内に、武器引き渡しと、シリア革命家戦線、ないしは自由シリア軍への投降(参加)か、シリアからの退去のいずれかを行うよう、ダーイシュ戦闘員に呼びかけた。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、民主統一党人民防衛隊が、軍と連携しハサカ県タッル・ハミース市一帯の「自由シリア軍」への攻撃を続けていると非難した。

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シリア人権監視団は声明を出し、昨年12月15日以降の軍によるアレッポ市などでの「樽爆弾」による爆撃での犠牲者数が553人に達したと発表した。

うち158人は子供、48人は女性、35人以上が戦闘員、16人がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の戦闘員だという。

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シリア人権監視団は、イドリブ県ハザーヌー町の検問所で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)に従うダーウド旅団の戦闘員10人以上が数日前に、シャームの民のヌスラ戦線などからなる武装集団と交戦し、殺害されていたと発表した。

国内の暴力

アレッポ県では、『ハヤート』(1月4日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が「自由シリア軍」やムジャーヒディーン軍などが支配するアターリブ市および第46連隊基地の制圧をめざして攻撃を本格化し、アターリブ市に突入した。

シリア人権監視団によると、ダーイシュによるアターリブ市への砲撃で、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員複数名が負傷したという。

アターリブ市一帯での戦闘激化に関して、クッルナー・シュラカー(1月3日付)は、ダーイシュが2日から攻勢を強め、3日深夜にアブザムー町を制圧した後、アターリブ市の北部に位置するマアーッラト・アターリブ村方面からアターリブ市に突入を試み、同市を砲撃したと報じた。

同報道によると、ダーイシュは、ラッカ県から戦車4輌、ピックアップ・トラック約100台からなる増援部隊をアターリブ市一帯に派遣する一方、アブザムー町とアターリブ市東部の交差点に位置する検問所、イッビーン村の検問所、自由シリア軍第9師団基地などを制圧したという。

これに対して、アターリブ市を拠点とする「自由シリア軍」、イスラーム戦線などが応戦、同市へのダーイシュの突入を阻止、「アブー・アクラマ」を名乗るダーイシュの司令官を逮捕したという。

また、サッハーラ村を拠点とする「自由シリア軍」やイスラーム戦線などが、アレッポ県西部やイドリブ県に至る街道を寸断し、キッリー村、イッビーン村、ジーナ村、アブザムー町、バータブー村を奪還・制圧したという。

この戦闘で、ダーイシュの戦闘員20人以上が死亡、またイスラーム戦線側も5人の戦闘員が死亡した。

一方、SANA(1月3日付)によると、アルバイド村、クワイリス村、アレッポ中央刑務所周辺、マーイル町、ザルズール村、マアーッラト・アルティーク村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、カスタル・マシュト地区、サーフール地区、カーディー・アスカル地区、ザバディーヤ地区、バニー・ザイド地区、ブスターン・カスル地区、ジャズマーティーヤ地区、ジュダイダ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、イドリブ県郊外で、イスラーム戦線とイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が交戦し、戦闘員42人と民間人20人が負傷、病院に搬送された。

また同監視団によると、カフルナブル市、カフルタハーリーム町では、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の退去を求めるデモが発生した。

このほか、イドリブ市に対して軍が砲撃を加え、市民3人が死亡したという。

一方、SANA(1月3日付)によると、フバイト村、食品加工工場北部、カフルジャーリス村、アブー・ズフール町西部、ブワイティー村、タフタナーズ市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ルハイバ市、ヤブルード市、ドゥーマー市を軍が砲撃・爆撃、またサクバー市で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、アブー・ファドル・アッバース旅団が反体制武装集団と交戦した。

ドゥーマー市への爆撃では「樽爆弾」が使用されたという。

またクッルナー・シュラカー(1月3日付)によると、ハーン・シャイフ・キャンプのパレスチナ人キャンプに対して、軍が「樽爆弾」を投下し、子供2人を含む4人が死亡、15人以上が負傷した。

一方、SANA(1月3日付)によると、ハラスター市、ザバダーニー市、クカイルッザイト市、ムライハ市、アドラー市(旧市街)、ダーライヤー市、ルハイバ市、ハジャル・アスワド市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム旅団、ハック殉教者旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がスクービーン村、サトマルフー村を手製の迫撃砲で攻撃する一方、軍はサルマー町一帯を「樽爆弾」で爆撃した。

一方、SANA(1月3日付)によると、カフリーヤ村、ヒルバト・スーラーン村、ラビーア町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市国立病院周辺での軍との戦闘員で、反体制武装集団の戦闘員1人が死亡した。

一方、SANA(1月3日付)によると、ダルアー市各所、アトマーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市郊外の戦闘で、反体制武装集団の戦闘員1人が死亡した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダール・カビーラ村が軍の砲撃を受けた。

一方、SANA(1月3日付)によると、ヒムス市バーブ・フード地区、クスール地区、カラービース地区、マサービグ地区、ワアル地区、カルアト・ヒスン市、ガースィビーヤト・ナイーム村、バイト・ハッジュー村、クマイリー村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(1月3日付)によると、ジャウバル区、バルザ区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(1月3日付)によると、タッル・ビーア村でアサド政権を支持していたシャイフの一人、アブドゥルアズィーム・シャイフー師を含む市民12人がタッル・ビーア村で遺体で発見された。

複数の活動家によると、シャイフー師らはシャイフー村を占拠したイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)に背教宣告を受け、処刑されたという。

シャイフー師は2011年11月のアサド大統領によるラッカ市訪問時に、政権を支持する説教などを行っていた。

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SANA(1月3日付)は、スライマーン・アッバース石油鉱物資源大臣の話として、ダマスカス県バイタリーヤ地方およびヒムス県ザーラ村で、反体制武装集団が石油パイプライン2カ所を爆破、これにより首都ダマスカスをはじめとする国内の広い範囲が停電に見舞われたと報じた。

『ハヤート』(1月4日付)によると、このうちヒムス市近郊で爆破されたパイプラインは、タルトゥース県バーニヤース市の発電所に燃料を供給するためのもので、シリア人権監視団によると、これによりタルトゥース県のタルトゥース市、バーニヤース市、およびヒムス県一帯が停電となったという。

レバノンの動き

NNA(1月3日付)は、レバノン捜査当局がDNA鑑定により、ベイルート県南部郊外(ダーヒヤ)ハーラト・フライク地区での自爆テロ(2日)の実行犯をクタイバ・ムハンマド・サーティム氏と特定したと報じた。

Naharnet, January 3, 2014
Naharnet, January 3, 2014

同報道によると、サーティム氏(20歳)(は北部県アッカール郡ワーディー・ハーリド地方出身で、レバノン大学トリポリ校に通っていたが、シリアに潜入し、反体制武装活動に参加していたという。

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レバノン軍司令部は、ベカーア県バアルベック郡アルサール地方で、シリア領内から不法入国したシリア人4人を逮捕したと発表した。

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『ウォールストリート・ジャーナル』(1月3日付)は、米国防省高官の話として、ヒズブッラーがシリアから高性能の対鑑ミサイル・システムの一部をすでにレバノン領内に持ち込んだと報じた。

ただし、同高官によると、すべての部品の搬入は終わっておらず、システムは作動してないという。

イラクの動き

イラク覚醒大会のアフマド・アブー・リーシャ議長は、AFP(1月3日付)に対し、イラク治安部隊および部族の民兵がアンバール県ラマーディー市などでイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と交戦し、62人の戦闘員を殺害したことを明らかにした。

アブー・リーシ議長によると、62人の戦闘員のうち、アンバール県のダーイシュのアミール、アブー・アブドゥッラフマーン・バグダーディー氏を含む17人がハーリディーヤ市で、46人がラマーディー市で殲滅されたのだという。

またRT(1月3日付)によると、この戦闘で、ダーイシュのラマーディー市におけるアミールも殺害されたという。

諸外国の動き

バレリー・アモス人道問題担当事務次長はニューヨークの国連本部で記者会見を開き、シリアの紛争などについて言及、シリアおよび周辺諸国への人道支援のために65億ドルが必要だと述べた。

アモス人道問題担当事務次長はまた、シリアだけで930万人が支援を必要としており、650万人が避難生活を余儀なくされており、また約230万人が周辺諸国で避難生活を送っていると述べ、紛争の政治的解決の必要を訴えた。

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AFP(1月3日付)は、シリア国内からの化学物質の搬出を行うノルウェーとデンマークの貨物船がキプロスを発ち、シリアのラタキア港に向かったと報じた。

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国境なき医師団は声明を出し、シリア国内での医療活動に協力している5人の活動家が3日晩によって拉致されたと発表した。

AFP, January 3, 2014、AP, January 3, 2014、Champress, January 3, 2014、al-Hayat, January 4, 2014, January 6, 2013、Iraqinews.com, January 3, 2014、Kull-na Shuraka’, January 3, 2014、Naharnet, January 3, 2014、NNA, January 3, 2014、Reuters, January 3, 2014、Rihab News, January 3, 2014、RT, January 3, 2014、SANA, January 3, 2014、UPI, January 3, 2014、 The Wall Street Journal, January 3, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

 

ベイルート郊外で爆弾テロが発生しズウビー情報大臣がこれを批判するなか、ヌスラ戦線とイスラーム国がレバノンに軍事的に介入することを正式に決定(2014年1月2日)

反体制勢力の動き

ヨルダンのジハード主義潮流の幹部(匿名)はUPI(1月2日付)に、シャームの民のヌスラ戦線とイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、「レバノンに軍事的に介入することを正式に決定した」と語った。

決定はヌスラ戦線指導者のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー氏、ダーイシュ指導者のアブー・バクル・バグダーディー氏によって2日になされ、「レバノンに正式かつ公然と介入し、ヒズブッラーをシリア全土から放逐、彼らが拘束している捕虜を解放する」ことがめざされるという。

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『ハヤート』(1月4日付)によると、アレッポ県西部で活動する反体制武装集団が、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)に対抗するために結集し、「ムジャーヒディーン軍」を結成した。

「ムジャーヒディーン軍」は、「命じられるままに実直であれ連合」、ヌールッディーン・ザンキー・イスラーム大隊、イスラーム・ヌール運動、第19師団、アンサール旅団、イスラーム自由旅団、アムジャード・イスラーム旅団、アンサール・ヒラーファ旅団、イスラーム・ヌール運動、ジュンド・ハラマイン旅団などからなり、ハーン・アサル村に作戦司令室を設置した。

ムジャーヒディーン軍はまた、自らがアレッポ市西部一帯(サラーフッディーン地区、サイフ・ダウラ地区、マシュハド地区、アンサーリー地区、ザバディーヤ地区)を「完全制圧」し、ダーイシュ戦闘員の活動を禁じたと発表した。

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ドゥーマー殉教者旅団は声明(第1号)を出し、「イスラーム戦線(イスラーム軍)」の声明(1日)における批判・嫌疑に反論、検問所制圧が、ドゥーマー市民へのイスラーム軍幹部らの悪行(拘留など)を背景としていると主張した。

Kull-na Shuraka', January 3, 2014
Kull-na Shuraka’, January 3, 2014

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シリア革命総合委員会は、アレッポ県ナッカーリーン村の前線司令官を務めていた空軍情報部特殊作戦司令官でスハイル・ハサン大佐に関して、SNSなどで、第80旅団基地近くで反体制武装集団の要撃を受け、死亡したとの情報が流れていると発表した。

ハサン大佐は「虎」の愛称で知られ、アレッポ市に転戦する前は、イドリブ県アリーハー市などでの反体制武装集団掃討作戦を指揮していた。

シリア政府の動き

ウムラーン・ズウビー情報大臣は、ベイルート県南部郊外(ダーヒヤ)ハーラト・フライク地区での自爆テロを「あらゆる基準において拒否されるべきテロ行為」と非難し、「世界のすべての国にとってテロとの戦いは義務だ」と述べた。

SANA(1月2日付)が伝えた。

国内の暴力

ラタキア県では、クッルナー・シュラカー(1月2日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ、アブー・アイマン・イラーキーが率いる部隊)が「自由シリア軍」の殉教者ウサーマ・アブラク病院(野戦病院)を襲撃し、「義足の戦闘員」として知られていたジャミール・ララー氏(アブー・ハッドゥー)を拉致した。

またシリア人権監視団によると、ハウィーヤ村などにある軍の拠点数カ所を反体制武装集団が砲撃し、複数の兵士が死傷した。

一方、SANA(1月2日付)によると、サルマー町一帯で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャーム・イスラーム自由人運動、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県、SANA(1月2日付)によると、イドリブ市・ビンニシュ市街道で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(1月2日付)によると、アターリブ市・サッハーラ村間の街道で、ハムザ・サイイド・シュハダー旅団(「自由シリア軍」)の司令官の一人アリー・ウバイド氏が遺体で発見された。

ウバイド氏は、街道に設置されたダーイシュの検問所で拘束・拉致されていたという。

シリア人権監視団によると、アレッポ市カッラーサ地区、ブスターン・カスル地区、カーディー・アスカル地区、バーブ・ハディード地区、サーフール地区、シャッアール地区、ファイイド地区、カーティルジー地区、サーフール地区、ダフラ・アワード地区、シャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)で、軍が爆撃・砲撃を行い、複数の市民が死傷した。

軍はシャッアール地区などへの爆撃で「樽爆弾」を投下したという。

またアレッポ市サイフ・ダウラ地区、ライラムーン地区では、軍と反体制武装集団が激しく交戦、反体制武装集団がアレッポ市西ザフラー地区にある科学研究センターを手製の迫撃砲で攻撃した。

このほか、アナダーン市に対して、軍は「樽爆弾」で爆撃したという。

一方、SANA(1月2日付)によると、ザルズール村、アレッポ中央刑務所周辺、アルバイド村、クワイリス村、ヒーラーン村、ズィルバ村、マアーッラト・アルティーク村、ハイヤーン町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、シャイフ・ナッジャール地区、ハナーヌー地区、スッカリー地区、カーディー・アスカル地区、ブスターン・カスル地区、ジャズマーティー地区、カスタル・ハラーミー地区、ジュダイダ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ワアル地区で大きな爆発が2回あった。

またヒムス市南部のヒルバト・ヒワーラ村、ガントゥー市に軍が砲撃を行う一方、イッズッディーン町周辺で軍と反体制武装集団が交戦した。

さらにレバノン国境に近いジュースィーヤ村郊外で、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が反体制武装集団と交戦、双方に複数の人的被害が出た。

一方、SANA(1月2日付)によると、ヒムス市バーブ・フード地区、クスール地区、タラフ村、カフルラーハー市、キースィーン村、ラスタン市郊外、クサイル市郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またレバノン領からクサイル市方面に潜入しようとした反体制武装集団を軍が撃退した。

このほかヒムス市カラム・シャーミー地区に、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾2発が着弾し、市民4人が負傷した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区、カーブーン区、ヤルムーク区で軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。

またムワーサー地区のムワーサー病院に近いティシュリーン公園に迫撃砲弾2発が着弾した。

一方、『ハヤート』(1月2日付)は、シリアのサッカー代表チームのキャプテンを務めるマーヒル・サイイド氏がダマスカス県内で何者かに誘拐された、と報じた。

サイイド氏は12月31日の午後、練習に出かけたまま、消息を絶っているという。

他方、SANA(1月2日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またムワーサー地区のムワーサー病院裏に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾3発が着弾し、市民3人が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーイヤー市、ハーン・シャイフ・キャンプ一帯に軍が「樽爆弾」で爆撃を行った。

またクッルナー・シュラカー(1月2日付)によると、ザバダーニー市で活動するハック殉教者大隊司令官の「ライイス」氏が死亡した。

一方、SANA(1月2日付)によると、ザバダーニー市、バラダー渓谷、マダーヤー平原、アドラー市(旧市街)、ドゥーマー市、ムライハ市、ダーライヤー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、クウェート人、カタール人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またカタナー市に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾4発が着弾し、子供2人を含む3人が負傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市に軍が「樽爆弾」で爆撃を行うとともに、フラーク市を砲撃し、複数の市民が死傷した。

一方、SANA(1月2日付)によると、ダルアー市旧税関地区など、アトマーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市シャイフ・ヤースィーン地区を軍が砲撃する一方、ダイル・ザウル航空基地のミサイル大隊基地周辺で、軍と反体制武装集団が交戦した。

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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(1月2日付)によると、民主統一党人民防衛隊が、「イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)ないしは自由シリア軍の支援を受けるアラブ系部族」の武装集団とタッル・ブラーク町東部のアビータフ村などで交戦し、武装集団戦闘員3人を処刑した。

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ハマー県では、SANA(1月2日付)によると、ラビーア村に反体制武装集団が迫撃を加え、女性1人、子供2人が死亡、6人が負傷した。

レバノンの動き

NNA(1月2日付)、マナール(1月2日付)などによると、ベイルート県南部郊外(ダーヒヤ)のハーラト・フライク地区アリード通りで、車に仕掛けられた爆弾が爆発(自爆)、少なくとも5人が死亡、80人余りが負傷した。

自爆テロはヒズブッラー政治局本部から数百メートルの場所で起きた。

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AFP(1月2日付)によると、シリア軍機がベカーア県バアルベック郡アルサール地方、ヒルバト・ダーウド地方を爆撃し、シリア人9人が負傷した。

同地域には、ダマスカス郊外県カラムーン地方から敗走したシリア人武装集団戦闘員が潜入し続けているのだという。

イラクの動き

イラキー・ニュース(1月2日付)によると、アンバール県ラマーディー市で、ブー・ガーニム部族の民兵が、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)との交戦の末、戦闘員3人を拘束した。

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イラキー・ニュース(1月2日付)によると、ニナワ県モスル市南部でイラク警察の治安部隊がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の司令官の一人で指名手配中のサージド・ハマド・アティーヤ容疑者を殺害した。

AFP, January 2, 2014、AP, January 2, 2014、Champress, January 2, 2014、al-Hayat, January 2, 2014, January 3, 2014、Iraqinews.com, January 2, 2014、Kull-na Shuraka’, January 2, 2014, January 3, 2014、al-Manar, January 2, 2013、Naharnet, January 2, 2014、NNA, January 2, 2014、Reuters, January 2, 2014、Rihab News, January 2, 2014、SANA, January 2, 2014、UPI, January 2, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア革命反体制勢力国民連立のジャルバー議長がトゥウマ暫定内閣首班への事前通告なしにアサド政権の国防大臣に200万ドルを支給したと報じられる(2014年1月1日)

反体制勢力の動き

クッルナー・シュラカー(1月1日付)は、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長がアフマド・トゥウマ暫定内閣首班への事前報告なしに、アスアド・ムスタファー国防大臣に200万米ドルを支給したと報じた。

支給の事実を知ったトゥウマ首班はムスタファー国防大臣に資金の返却を求めたが、ムスタファー大臣は100万ドルを返却しただけだという。

なおトゥウマ首班は返却された100万ドルを暫定政府各省に配分したという。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、ラッカ県タッル・アブヤド国境通行所局長のフサイン・スライマーン氏(シャーム・イスラーム自由人運動)を拉致・殺害したイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)を「ダーイシュとアサドのテロ体制の関係は有機的な関係であり…、アサドの悪党どもの望みを直接、間接に実現しようとしている」と非難した。

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シリア革命反体制勢力国民連立のハイサム・マーリフ法務委員会委員長は、「シリア国民の殺害だけでなく、過激分子を多数製造したバッシャール・アサドは処罰されるべきだ」としたうえで、「イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)はアサド政権が革命の身体に植え付けた地雷だ」と断じた。

リハーブ・ニュース(1月2日付)が伝えた。

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『ハヤート』(1月2日付)は、シリア人からなる反体制武装集団のダーウド旅団(ハッサーン・アッブード司令官、シャーム・イスラーム自由人運動のハッサーン・アッブード司令官と同姓同名の別人)が、数日前にイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)に合流した、と報じた。

同報道によると、ダーウド旅団は1,000人の戦闘員を擁する武装集団で、アッブード司令官は、この合流を受け、イドリブ県ダーナー市に隣接する地域の「軍事アミール」に任命されたという。

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『ハヤート』(1月2日付)によると、ハサカ県で活動するタウヒード・ワ・ジハード旅団とイカーブ旅団が合併し、タッル・ハミース市一帯での軍、国防隊、民主統一党人民防衛隊との戦闘に向けて合同作戦司令部を設置した。

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「イスラーム戦線(イスラーム軍)」は副司令官の署名入りで声明を出し、ドゥーマー殉教者旅団がアサド政権の「シャッビーハ」とともに、ダマスカス郊外県のミスラーバー陸橋、シャイフーニーヤ陸橋にある戦線の検問所を占拠し、アサド政権に奉仕し、ムジャーヒドゥーンどうしの内紛を助長していると厳しく批判した。

国内の暴力

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市アキユール地区のマイサルーン病院近く、スッカリー地区、カーディー・アスカル地区、サーフール地区、フィルドゥース地区、マサーキン・ハナーヌー地区を軍が爆撃・砲撃し、複数名が死傷した。

Kull-na Shuraka', January 1, 2014
Kull-na Shuraka’, January 1, 2014

また軍はダイル・ハーフィル市に対しても砲撃を加えた。

一方、SANA(1月1日付)によると、ダフラト・アブドゥラッブフ地区、アズィーズィーヤ村、アレッポ中央刑務所周辺、シャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)、クワイリス村、マアーッラト・アルティーク村、マンスーラ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市では、ラーシディーン地区、ハナーヌー地区、カスタル・ハラーミー地区、ジュダイダ地区、旧市街、ライラムーン地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザバダーニー市、ダーライヤー市、マルジュ・スルターン村一帯に対して、軍が「樽爆弾」で爆撃を行った。

またカフルバトナー町、サクバー市、ザムラーニー村に対しても、軍は砲撃を加えた。

一方、SANA(1月1日付)によると、ムライハ市および同市周辺、アドラー市(旧市街)、アーリヤ農場、ザバダーニー市、ハーン・シャイフ・キャンプ、ダーライヤー市、ハラスター市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク区で軍と反体制武装集団が交戦、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(1月1日付)によると、ジャウバル区、カーブーン区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またカッサーア地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、市民2人が死亡した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市インシャーアート地区、旧市街に軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(1月1日付)によると、ヒムス市クスール地区、ガースィビーヤト・ナイーム村、ダール・カビーラ村、ハーリディーヤ村、キースィーン村、ハワーラ村、バアユーン村、タルビーサ市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、イドリブ市クスール地区にある検閲査察局ビル近くに迫撃砲弾が着弾した。死傷者はなかった。

一方、SANA(1月1日付)によると、サラーキブ市南西部、アブー・ズフール町西部、ブワイティー村、マアッラト・ヌウマーン市、イドリブ中央刑務所周辺、バーブッラー村、イドリブ市各所で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また、イドリブ市内中心部に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾3発が着弾した。

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ダルアー県では、SANA(1月1日付)によると、ジーザ町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、ファッルージャ・ハウラーン旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(1月1日付)によると、ムーリク市西部で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

レバノンの動き

ヒズブッラーの前線司令官フサイン・サラーフ・ハビーブ氏(アブー・アリー・リダー)の葬儀がベカーア県バアルベック市で執り行われた。

ハビーブ氏(30歳)は2013年5月のヒムス県クサイル市奪還戦でシリアの反体制武装集団に捕捉され、1週間前にクサイル市近郊で遺体が発見されていた。

AFP(1月1日付)が伝えた。

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NNA(1月1日付)などによると、シリア軍機がベカーア県バアルベック郡アルサール地方に領空侵犯し、同地を爆撃した。

イラクの動き

リハーブ・ニュース(1月1日付)によると、イラク当局は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がアンバール県の広範囲を制圧し、ファッルージャ市などの治安状況が悪化している、と発表した。

イラク当局によると、イラク軍のテロ撲滅部隊がダーイシュに制圧された地域の奪還を準備しているという。

これに関して、イラキー・ニュース(1月1日付)は、治安筋の話として、正体不明の武装集団がラマーディー市南西部の警察署4カ所を制圧しようとして放火し、全焼したと報じた。

また、イラク陸軍のアリー・ガイダーン司令官は、イラキー・ニュース(1月1日付)に「アンバール県でのテロは終わっていないが、我々は都市、砂漠であらゆるテロリストと戦うだろう」と述べた。

諸外国の動き

『ラディカル』(1月1日付)は、ハタイ県クルクハン市・レイハンル市間でトルコ警察が人道支援物資を積んでシリアに向かおうとしていた貨物トラックに隠されていた武器弾薬を発見、押収した。

AFP, January 1, 2014、AP, January 1, 2014、Champress, January 1, 2014、al-Hayat, January 2, 2014、Iraqinews.com, January 1, 2014、Kull-na Shuraka’, January 1, 2014, January 3, 2014、Naharnet, January 1, 2014、NNA, January 1, 2014、Radikal, January 1, 2014、Reuters, January 1, 2014、Rihab News, January 1, 2014、SANA, January 1, 2014、UPI, January 1, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラーム戦線内でイスラーム国との協力の是非をめぐって深刻な対立が生じていると報じられる、ハルキー首相は人民議会で演説しシリア・イラン関係の強固さを強調(2013年12月31日)

反体制勢力の動き

クッルナー・シュラカー(12月31日付)は、イスラーム戦線シューラー評議会に近い信頼できる消息筋の話として、イスラーム戦線内で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)との協力の是非をめぐって深刻な対立が生じている、と報じた。

同消息筋によると、イスラーム軍、タウヒード旅団、シャームの鷹旅団は、民間人や武装集団に対するダーイシュの犯罪に対して制裁を加えることを指示している一方、シャーム・イスラーム自由人運動はこれに消極的だという。

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シリア国民評議会のジョルジュ・サブラー事務局長はカタールのQNA(12月31日付)に声明を送り、「シリア人はジュネーブ2会議を政治的解決に至る真のチャンスだとは見ていない…。アサド政権の国内での振る舞い、シリア国民に対する樽爆弾政策の採用が…その証拠だ…。大会開催そのものが目的ではない。目的はこの大会を通じて結果をもたらすことだ…。現時点で、大会開催の実質的可能性はないと見ている」と述べた。

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2013年3月に政権を離反した石油省のアブドゥフ・フサームッディーン元次官が声明を出し、シリア革命反体制勢力国民連立内での独断的な決定プロセスに異議を唱え、連立からの脱会を発表した。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長は『ハヤート』(12月31日付)のインタビューに応じ、ジョン・ケリー米国務長官と29日に電話会談したことを明らかにした。

ジャルバー議長は会談で「あなた方は国境なき医師団ではなく、我々は米国の対応を期待している、とケリー長官に伝えた。(アサド政権を)非難するだけでは、結果は生じない。我々は安全保障回廊を求めてきたが、実現してない…。ジュネーブ2会議を成功させるのにふさわしい雰囲気にして欲しい。そう告げた」と述べた。

ジャルバー議長はまた、西側諸国の外務大臣らが、ジュネーブ2会議を「単なるメディアでのイベント」に仕立てようとしていると述べ、「これはいけないことだ」と懸念を表明した。

さらにジャルバー議長は1月13、14日に予定しているロシア訪問について「アサド政権が終わっており、それに依存することはできない…。この体制を退陣させることで理解し合うことを呼びかけてきた…。アサド家を支持することはロシアの国益にならない」とロシア側に伝える意向だと付言した。

一方、イランのジュネーブ2会議参加の是非については「イランはヒズブッラー、イラクのシーア派過激派、革命防衛隊を撤退させねばならない。それが実現せずして、なぜ我々はイラン人と集うのか…?大会に出席したい者はこの基礎(ジュネーブ合意)に従わねばならない。これが我々とフランスの姿勢で、オランド大統領が(リヤドで)述べたことだ」と述べた。

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シリア人権監視団は2011年3月から2013年12月末にかけてシリアでの紛争での死者総数が13万433人に達したと発表した。

死者総数のうち、民間人は6万6,203人(うち子供は7,014人、女性は4,695人、武装集団メンバーは1万9,937人)、離反兵は2,233人、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)やシャームの民のヌスラ戦線を含むサラフィー主義武装集団戦闘員は6,913人、軍兵士は3万2,013人、国防隊戦闘員、人民諸委員会メンバー、「シャッビーハ」などは1万9,729人、ヒズブッラー戦闘員は262人、アサド政権を支持する「シーア派民兵」戦闘員は286人だという。

また行方不明者は2,974人、シリア当局による逮捕者数は1万7,000人以上、シリア当局、サラフィー主義武装集団双方による捕虜は6,000人以上に達するという。

シリア政府の動き

ワーイル・ハルキー首相は人民議会で演説し、「シリア・イラン関係は根強く確固たる関係だ。ロシアやBRICs諸国といった友好国との関係も同様だ。政治のレベルで完全な調整をもたらしたこうした関係こそが、今日我々に成果をもたらしている。とりわけ安保理でのロシアと中国による拒否権発動に顕著に示されるこうした調整がなければ、事態はまったく異なったものとなり、シリアはさらなる圧力や攻撃に曝されていただろう」と述べた。

ハルキー首相はまた「ジュネーブ2会議が開かれれば、シリア政府はシリア国民の希望とアサド大統領の指示を担って参加するだろう…。シリア政府の使節団が権力を他人に移譲しに行くと考えている者は夢想家だ」と強調した。

一方、化学兵器廃棄問題に関して、ハルキー首相は、ロシア、中国、イランの役割に謝意を示した。

SANA(12月31日付)などが伝えた。

国内の暴力

アレッポ県では、アレッポ・メディア・センター(12月31日付)によると、バーブ街道を走行中のバスに迫撃砲弾が直撃し、乗っていた25人が死亡した。

迫撃砲弾はナイラブ航空基地から発射されたという。

またシリア人権監視団によると、アレッポ市ハーリディーヤ地区、アーミリーヤ地区で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員と、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(12月31日付)によると、アレッポ中央刑務所周辺、マアーッラト・アルティーク村、カッファイン村、アルバイド村、クワイリス村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、ハミーディーヤ地区、サラーフッディーン地区、アンサーリー地区、マシュハド地区、カッラーサ地区、ブスターン・カスル地区、ジュダイダ地区、ライラムーン地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、リーマー農場、ダーライヤー市、アドラー市ウンマーリーヤ地区で、軍とイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃・爆撃を行った。

一方、SANA(12月31日付)によると、アドラー市(旧市街)、ドゥーマー市、ザバダーニー市、ヤブルード市、ダーライヤー市、バイト・サフム市、アクラバー村、リーマー農場で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアドラー市ウンマーリーヤ地区では、軍が29、30日に引き続き住民数千人の避難を支援した。

さらにジャルマーナー市では、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、市民3人が負傷した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク区で、軍と反体制武装集団が交戦した。

またバーブ・トゥーマー地区に近いジャルマーナー乗り合いバス発着場に迫撃砲弾1発が着弾し、男性1人が死亡した。

一方、SANA(12月31日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またカッサーア地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、市民1人が死亡、4人が負傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、サルハブ市にロケット弾2発が着弾、またカフルズィーター市が軍の砲撃を受けた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、サルミーン市が軍の砲撃を受けた。

一方、SANA(12月31日付)によると、フバイト村、アイン・ラールーズ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線に属す米国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またイドリブ市県庁周辺では、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、市民3人が負傷した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ウンム・バーティナ村への軍の砲撃により、反体制武装集団戦闘員2人が死亡した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市工業地区、ラサーファ地区で、軍がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(12月31日付)によると、ダイル・ザウル市工業地区、ハウィーカ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、フラーク市、ジャースィム市を軍が砲撃・爆撃した。

このうちジャースィム市に対して、軍は「樽爆弾」を投下したという。

一方、SANA(12月31日付)によると、ダルアー市各所で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、タウヒード旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(12月31日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、シャーム・イスラーム自由人運動の司令官の一人(ラッカ県タッル・アブヤド国境通行所局長)で医師のフサイン・スライマーン氏(アブー・ラヤーン氏)の遺体を、捕虜交換の一環で同運動に返還した。

シャーム・イスラーム自由人運動筋によると、スライマーン氏の遺体は、耳を切り取られ、両手の平と足に銃弾を受けていたという。

スライマーン氏は、12月半ばにラッカ県でダーイシュに拉致されていた。

またクッルナー・シュラカー(1月1日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)に属すムアーウィバ大隊がラッカ市の福祉施設を襲撃したが、シャームの民のヌスラ戦線が応戦、これを撃退した。

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ラタキア県では、SANA(12月31日付)によると、バイト・アワーン村、カビール村、ダルーシャーン村、ラウダ村、ダッラ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(12月31日付)によると、ヒムス市バーブ・フード地区、サフサーファ地区、ワルシャ地区、タッルダハブ市、タルビーサ市郊外、ダール・カビーラ村、ガースィビーヤト・ナイーム村、ハッターブ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またヒムス市マハッタ地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、市民3人が死亡、2人が負傷した。

レバノンの動き

アドナーン・マンスール暫定外務大臣は、シリア軍機によるベカーア県バアルベック郡アルサール地方への領空侵犯(30日)に関して、「我々は真実を究明すべきだ。両国間の安全保障合意に沿って事態に対処すべく軍司令部からの詳細な情報を待っている」としつつ、シリア軍機の行動を「敵対的ではなく、友好的なもの」と見なしていると述べた。

Naharnet, December 31, 2013
Naharnet, December 31, 2013

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LBCI(12月31日付)などは、軍情報局の話として、アブドゥッラー・アッザーム大隊リーダー兼シャームの民のヌスラ戦線メンバーでサウジアラビア当局が指名手配中のマージド・マージド氏を1週間前にベイルート県内で逮捕していたと報じた。

諸外国の動き

クッルナー・シュラカー(12月31日付)は、トルコのガジアンテップ市内の保険局で、トルコ政府側からシリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・トゥウマ暫定内閣首班とポリオ撲滅活動チームのスハイル・アタースィー団長に対して、ポリオ・ワクチンが供与されたと報じた。

ポリオ撲滅活動チームはシリア人およびアラブ人医師200人を含む7,500人からなり、ハサカ県、ダイル・ザウル県、ラッカ県、アレッポ県、ラタキア県、ハマー県で活動予定だという。

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イラク軍アンバール作戦司令部は声明を出し、対テロ部隊が同県でイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の狙撃手4人を殺害したと発表した。

まtイラク軍合同作戦司令部は声明を出し、アンバール県カーイム郡で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が所有していた大量の爆発物を発見、押収したと発表した。

AFP, December 31, 2013、AMC, December 31, 2013、AP, December 31, 2013、Champress, December 31, 2013、al-Hayat, January 1, 2014、Iraqinews.com, December 31, 2013、Kull-na Shuraka’, December 31, 2013, January 1, 2014、LBCI, December 31, 2013、Naharnet, December 31, 2013、NNA, December 31, 2013、QNA, December 31, 2013、Reuters, December 31, 2013、Rihab News, December 31, 2013、SANA, December 31, 2013、UPI, December 31, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領がレバノンのイスラーム教ウラマー連合使節団と友好的に会談するなか、オランド仏大統領がリヤドでサウジのアブドゥッラー国王と会談(2013年12月30日)

反体制勢力の動き

シリア国民評議会は声明を出し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)によるカフルナブル市の反体制活動家の広報局、地元評議会、フライシュ放送(ラジオ局)事務所襲撃を批判した。

シリア政府の動き

アサド大統領はシリアを訪問中のレバノンのイスラーム教ウラマー連合使節団(ハッサーン・アブドゥッラー代表が団長)と会談した。

SANA, December 30, 2013
SANA, December 30, 2013

アサド大統領は会談で「ワッハーブ主義的な過激主義やタクフィール思想が寛容なイスラーム教の実態を歪めている」と指摘、「我々の社会にとって異質なワッハーブ主義思想に対抗し、こうしたし思想の持ち主や扇動家たちの計略を阻止し、穏健で正しいイスラームを広めるうえで、ビラード・シャームにおけるウラマーの役割が重要な役割を果たしている…」と強調した。

SANA(12月30日付)が伝えた。

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ダマス・ポスト(12月30日付)は、情報省が職員にツイッターとフェイスブックの利用を禁止する決定を下したと報じた。

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザバダーニー市、ヤブルード市、ドゥーマー市、ハーン・シャイフ・キャンプおよび同市周辺、ダーライヤー市、アドラー市が軍の爆撃・砲撃を受ける一方、ヤブルード市で爆弾が仕掛けられた車が爆発、またアルバイン市で軍と反体制武装集団が交戦した。

同監視団によると、アドラー市に対して、軍は「樽爆弾」を使用したのだという。

一方、SANA(12月30日付)によると、アドラー市、ザバダーニー市、ドゥーマー市、ハラスター市、ヤルダー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市イザーア地区、サイフ・ダウラ地区で、軍が反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(12月30日付)によると、アレッポ中央刑務所、アレッポ市カースティールー地区、アブティーン村、カフルハムラ村、アッザーン市、ザバディーヤ村、マアーッラト・アルティーク村、ダイル・ハーフィル市、シャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)、フライターン市、クワイリス村、アルバイド村、アレッポ市ジュダイダ地区、ライラムーン地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市の航空基地周辺、ジャフラ村一帯で国防隊とサラフィー主義武装集団が交戦し、後者の戦闘員19人が死亡した。

サラフィー主義武装集団は3日前から同飛行場の制圧をめざして、攻撃を強めていたという。

これに関して、シリア革命総合委員会は、ダイル・ザウル航空基地の外壁に面するジャフラ村が「革命家」によって29日早朝に制圧されたと発表した。

またシリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市ラシュディー地区でも、軍がシャームの民のヌスラ戦線が交戦した。

一方、SANA(12月30日付)によると、ジャフラ村を襲撃した反体制武装集団を軍が撃退し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またマリーイーヤ村、ダイル・ザウル市ラシュディーヤ地区、ジュバイラ地区、ウルフィー地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ウンム・ルース村一帯で、民主統一党人民防衛隊がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と交戦、同村を制圧、ダーイシュに人的被害を与えた。

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ヒムス県では、レバノンの声ラジオ(12月30日付)によると、レバノン領内からジュースィーヤ地方に潜入した6人をシリア軍が殺害、20人を負傷させた。

一方、SANA(12月30日付)によると、ヒムス市カラービース地区、ジャウラト・シヤーフ地区、タッル・クトリー、カフルラーハー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(12月30日付)によると、アブー・ズフール町、マアッラト・ヌウマーン市、アイン・ラールーズ村、マウザラ村、イドリブ市西部、ビイル・タイイブ村、マラティーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(12月30日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(12月30日付)によると、ナージヤ村、サッラーム村、バイト・アブリク村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(12月30日付)によると、ジャースィム市、ヌアイマ村、西ガーリヤ村、東ガーリヤ町、サイダー町、ズィムリーン村、ダルアー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、ファッルージャ・ハウラーン旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

レバノンの動き

NNA(12月30日付)によると、レバノン軍がベカーア県バアルベック郡アルサール地方に領空侵犯したシリア軍機に対して対空砲で迎撃した。

LBCI(12月30日付)によると、領空侵犯したシリア軍機は、ミサイルを3発発射した。

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NNA(12月30日付)によると、北部県トリポリ市バーブ・タッバーナ地区で何者かが銃を発砲し、市民1人が負傷した。

諸外国の動き

イスラエルのモシェ・ヤアロン国防大臣は、レバノン領内からのロケット弾攻撃(29日)に関して、「ヒズブッラーとイスラエルの紛争を激化させようとするジハード主義者」が関与している可能性があると述べた。

ナハールネット(12月30日付)が伝えた。

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フランスのフランソワ・オランド大統領は訪問中リヤドでアブドゥッラー・ビン・アブドゥルアズィーズ国王と会談、シリア情勢などについて協議した。

会談にはサルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ国防大臣も同席した。

会談に関して『ハヤート』(1月30日付)は、フランス筋の話として、アブドゥッラー国王が「バッシャール・アサドの手によって殺された犠牲者や、ロシアによる拒否権発動への心痛」を表明する一方、反体制勢力を支援するフランスの姿勢を高く評価し、その継続を求めたと報じた。

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UNRWAのクリス・ギネス報道官は、ダマスカス県ヤルムーク区のパレスチナ難民キャンプで15人が飢えにより死亡したと発表、シリア政府と反体制武装集団の双方に人道支援物資の搬入を認めるよう呼びかけた。

AFP, December 30, 2013、AP, December 30, 2013、Champress, December 30, 2013、Damas Post, December 30, 2013、al-Hayat, December 31, 2013、Kull-na Shuraka’, December 30, 2013、LBCI, December 30, 2013、Naharnet, December 30, 2013、NNA, December 30, 2013、Reuters, December 30, 2013、Rihab News, December 30, 2013、SANA, December 30, 2013、UPI, December 30, 2013、VOL, December 30, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

民主的変革諸勢力国民調整委員会のアブドゥルアズィーム代表とシリア革命反体制勢力国民連立のジャルバー議長が会談し、全ての反体制勢力が参加をする対話会合の開催に関して原則合意(2013年12月29日)

反体制勢力の動き

クッルナー・シュラカー(12月29日付)は、複数の活動家の情報として、レバノン、イラク、イランなどの28の団体がアサド政権を支援するために民兵を派遣していると断じ、その名称を発表した。

名称が公開された28団体は以下の通り。

1.革命防衛隊(イラン)
2. ヒズブッラー(レバノン)
3. アラブ民族護衛隊
4. シリア民族社会党(レバノン)
5. バアス党レバノン地域指導部(アースィム・カーンスーフ書記長)
6. アブー・ファドル・アッバース旅団(イラク)
7. ズー・フィカール旅団(イラク)
8. イマーム・マフディー軍(イラク)
9. アンマール・ブン・ヤースィル旅団(イラク)
10. ハマド旅団(イラク)
11. ロシア、ウクライナの傭兵
12. フースィー派民兵(イエメン)
13. PFLP-GC民兵
14. アレキサンドレッタ地方解放人民戦線(アリー・カヤーリー)
15. ドルゥーズ派民兵
16. アラブ党(シャーキル・バルジャーウィー)
17. シリア中隊欧州戦線
18. アフル・ハック団(イラク、ムハンマド・タブタバーイー)
19. ロシアの民間治安警備会社(スラヴ軍団)
20. アマル運動(レバノン)
21. アフガン・シーア派民兵
22. アラブ民主党(レバノン)
23. アサドゥッラー・ガーリブ旅団(イラク)
24. レバノン・タウヒード潮流
25. 労働連盟(ザーヒル・ハティーブ)
26. 防衛連隊(ムスタファー・ハムダーン)
27. ホラーサーニー前衛連隊(イラン)
28. イマーム・ジュムタバー旅団(イラク)

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民主的変革諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム代表とシリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長が、ジュネーブ2会議への対応を協議するため、カイロで会談した。

会談では、すべての反体制勢力が参加を予定する1月のカイロでの対話会合の開催に関して原則合意にいたった、という。

民主的変革諸勢力国民調整委員会のムンズィル・ハッダーム氏がフェイスブックで明らかにした。

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シリア革命家戦線のジャマール・マアルーフ総司令官はロザナ・ラジオ(12月29日付)のインタビューに応じ、戦線が「アッラーの他に神なしという言葉を高め、体制と戦うことが目的としている」としたうえで、「イスラーム戦線は多くの部隊から結成されたが、除外された部隊もあった。我々は残された部隊と協議し、シリア革命家戦線を結成した」と述べた。

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アレッポ県北部で活動するインサーフ旅団のアナス・ナッジャール司令官(アブ・タミーム)は声明を出し、イスラーム戦線のタウヒード旅団に合流すると発表した。

「アブドゥルカーディル・サーリフ氏殺害(11月死亡)への復讐」を行うことが合流の理由だという。

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リハーブ・ニュース(12月30日付)は、複数の信頼できる消息筋の話として、サウジアラビア訪問中のフランスのフランソワ・オランド大統領がリヤドで、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長と会談し、ジュネーブ2会議への対応などについて協議したと報じた。

ローラン・ファビウス外務大臣は『ハヤート』(12月31日付)に対して、ジャルバー議長が会談で、アサド政権による攻撃激化と国際社会による反応の薄さが、「ジュネーブ2会議への参加を困難としていると述べ…ジュネーブ2会議への懸念」を表明、さらなる支援を要請したことを明らかにした。

これに対して、オランド大統領は、ジャルバー議長が予定しているロシア訪問に関して「穏健な反体制勢力が存在することをロシア側に示すことは良いことだ」と述べたうえで、ジャルバー議長に対して、移行期政府樹立のため、ジュネーブ2会議に参加するよう呼びかけたという。

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シリア人権監視団は、12月半ば以降の軍の「樽爆弾」などによる爆撃での死者数が517人にのぼっていると発表した。

犠牲者のうち、18歳以下の子供は151人、女性は46人だという。

AFP(12月29日付)が伝えた。

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コルドバ対話会合は声明を出し、1月9、10日にスペイン外務省とEUの呼びかけのもと反体制勢力の会合を開催し、諸外国のシリアへの内政干渉、現行憲法(2012年2月制定)など法的枠組みの再考などを協議すると発表した。

シリア政府の動き

ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣は、「対シリア戦争抵抗報道会合」使節団と会談し、ジュネーブ2会議に関して「シリアはイランの大会参加を強く主張しており、米国や自称反体制派が政治的理由でイランを排除しようとすることは非論理的、不条理だ」と述べた。

またムアッリム大臣は「ジュネーブ2会議が期日通りに開催されない場合、反体制勢力の使節団の結成に失敗したことを米国が問われることになる…。我々は大会に参加するシリア人とともに、シリア国民が合意するような未来への行程を描き出したい」と付言した。

さらに「ジュネーブ2会議に行って、権力を移乗されると確信している反体制勢力の…幻想はたくさんだ」と述べた。

使節団はまた、ワーイル・ハルキー首相とも会談した。

SANA(12月29日付)が報じた。

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キンダ・シャンマート社会問題大臣は、シリア軍の援護のもと、ダマスカス県アドラー市ウンマーリーヤ地区住民5,000人以上が避難に成功したと発表した。

SANA(12月29日付)が伝えた。

国内の暴力

イドリブ県では、『ハヤート』(12月30日付)が、シリア人権監視団など複数の活動家・団体の話として、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、カフルナブル市の反体制活動家の広報局、地元評議会、フライシュ放送(ラジオ局)事務所、『グルバール』誌事務所を襲撃し、活動家6人を拘束し、機材などを略奪した、と報じた。

SANA, December 29, 2013
SANA, December 29, 2013

これに関して、シリア人権監視団は、トルクメン山(ラタキア県ラビーア町一帯)で「何者か」が反体制勢力の広報局を襲撃し、機材を強奪、職員を連れ去ったと発表した。

一方、SANA(12月29日付)によると、カフルウバイド村、サルジャ村、マアッラトミスリーン市、ファイルーン市、アブー・ズフール航空基地周辺、シュワイハ市、ダブスィーヤ市、ブワイティー市、マラティーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、ハック旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(12月29日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線がブーカマール市の地元評議会を占拠した。

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リハーブ・ニュース(12月30日付)によると、イドリブ県アリーハー市の避難民キャンプで火災が発生し、5人が負傷した。

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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(12月29日付)によると、カーミシュリー市カッドゥール・ベク地区にある民主統一党人民会館のハーリド・タンムー館長が乗った自動車に仕掛けられた爆弾が爆発し、タンムー氏が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(12月29日付)によると、アドラー市ウンマーリーヤ地区で、「武装テロ集団」の退去を求めるデモが発生し、多数の住民が参加した。

こうしたなか、シリア軍は同地区住民の避難を援護する一方、住民を襲撃しようとした武装集団と交戦、複数の戦闘員を殺傷したという。

またアドラー市(旧市街)、ハラスター市、ザバダーニー市、リーマー農場、ドゥーマー市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、アッラーの獅子旅団、ドゥーマー殉教者旅団、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム旅団の外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、アドラー刑務所周辺に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾1発が着弾し、子供2人を含む市民6人が負傷した。

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ヒムス県では、SANA(12月29日付)によると、カフルラーター市、ハーリディーヤ村、南マシュジャル村、シャーイル山(ハマー県)西部で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(12月29日付)によると、ムガイル村、カストゥーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャーム自由人運動の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(12月29日付)によると、ダルアー市各所、アトマーン村、ジャースィム市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、クライシュの鷹大隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(12月29日付)によると、ザルズール村、アルバイド村、クワイリス村、バヤーヌーン町、シャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)、ダイル・ハーフィル市、アレッポ市カースティールー地区、ワディーヒー村、マンスーラ村、カフルダーイル村、アレッポ中央刑務所周辺、アンジャーラ村、ナッカーリーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市では、ジャンドゥール交差点、カルム・マイサル地区、カルム・カスル地区、ジュダイダ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(12月29日付)によると、ダルーシャーン村、ガントゥーフ山、ダイル・ハンナー村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(12月29日付)によると、アッバースィーイーン地区、カッバース地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾1発が着弾し、市民1人が死亡、3人が負傷した。

レバノンの動き

AFP(12月29日付)は、レバノン軍報道官の話として、レバノン領内から何者かが発射したロケット弾2発がイスラエル北部のキリヤト・シュモナ市に着弾した。

砲撃を受け、イスラエル軍が直ちに応戦し、ベカーア県ラーシャイヤー市、ナバティーヤ県ハースバイヤー郡ラーシャイヤー・フハール市間、マリーヤ、イブル・サーキー、ワッザーニー、カフルシューバー、ヒヤーム、サルダ一帯に迫撃砲20発を発射した。

双方の砲撃による死傷者はなかった。

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NNA(12月29日付)によると、ベカーア県バアルベック郡アルサール市に、シリア領内から発射された迫撃砲弾が着弾した。

死傷者はなかった。

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サウジアラビアで事実上の亡命生活を送るサアド・ハリーリー元首相は、リヤドを訪問中のフランスのフランソワ・オランド大統領と会談し、レバノン特別法廷、シリアの紛争などについて協議した。

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『ウォール・ストリート・ジャーナル』(12月30日付)は、ムハンマド・シャタフ元財務大臣が暗殺直前にイランのハサン・ロウハーニー大統領宛に公開書簡を送付し、ヒズブッラーを含むレバノンの各勢力のシリアの紛争への軍事的関与を停止させ、レバノンに不関与政策を貫徹させるよう求めていたと報じた。

諸外国の動き

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相はイスラエル領内へのロケット弾着弾に関して「ヒズブッラーは数千発のロケット弾とミサイルを一般市民のなかに展開させている。レバノンの政府と軍の保護下で二重の罪を犯しているのに、誰も何もしない」と批判した。

またネタニヤフ首相は「シリア政府が国民を虐殺し、外国のテロ組織が武装するのを支援し続けるイランがヒズブッラーの背後にいることを知っている…。レバノンから我が国の領土への砲撃に寛容ではいられない。レバノンの政府と軍に砲撃の責任があると考えている」と付言した。

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イラク諜報機関高官は、『ハヤート』(12月30日付)に対し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)のアブー・ムハンマド・アドナーニー報道官が2005年から2010年までの5年間、イラクで投獄されていた人物と同一人物であることを明らかにした。

アドナーニー報道官は、「シャームのアミール」を務めていた2005年5月31日、アンバール県で逮捕され、5年間投獄されたのち、2010年に釈放され、「ヤースィル・ハラフ・フサイン・ニザール・ラーウィー」の偽名で活動、その後、「アブー・ムハンマド・アドナーニー・ターハー・ビンシー」、「ジャービル・ターハー・ファッラーフ」、「アブー・ハッターブ」、「アブー・サーディク・ラーウィー」などを名乗り、活動を続けたのだという。

高官は、アドナーニー氏が1977年生まれのアンバール県ハディーサ郡育ちで、母親の名前がハディージャ・ハーミドであることを明らかにしたが、同氏の本名については明かさなかった。

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UPI(12月29日付)によると、パレスチナのガザ市で、ダマスカス県ヤルムーク区のパレスチナ難民キャンプの惨状に抗議するデモが行われ、活動家らが参加した。

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英国のデヴィッド・キャメロン首相、自由民主党のニック・クレッグ党首、労働党のエド・ミリバンド党首が共同声明を出し、シリアでの紛争の被災者を支援するための緊急救済委員会の設置を呼びかけた。

AFP, December 29, 2013、AP, December 29, 2013、Champress, December 29, 2013、al-Hayat, December 30, 2013, December 31, 2013、Kull-na Shuraka’, December 29, 2013, December 29, 2013、Naharnet, December 29, 2013、NNA, December 29, 2013、Reuters, December 29, 2013、Rihab News, December 29, 2013、Radio Rozana, December 29, 2013、SANA, December 29, 2013、UPI, December 29, 2013、The Wall Street Journal, December 29, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ベイルートでシャタフ元レバノン財務相が乗った車列を狙った爆弾テロが発生、スィニューラ元首相やサウジアラビアがシリアの関与をただちに疑うもシリア当局は否定(2013年12月27日)

反体制勢力の動き

イドリブ県では、『ハヤート』(12月28日付)によると、マアッラト・ヌウマーン市で、反体制武装集団が共同声明を出し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)に、第13編隊司令官のアフマド・サウード中佐の釈放を求めた。

Kull-na Shuraka', December 27, 2013
Kull-na Shuraka’, December 27, 2013

声明を出したのは、マアッラト・ヌウマーン・ムジャーヒディーン軍事評議会、ハマー県革命軍事評議会。

サウード中佐は、イドリブ軍事評議会メンバー、イドリブ作戦司令室メンバーを兼務し、イドリブ県内のダーイシュ拠点を数日前に訪れた際に拉致されたという。

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ラッカ県では、『ハヤート』(12月28日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線が声明を出し、ラッカ市のシャリーア委員会、部族長、反体制武装集団に対して、「3ヶ月前にイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が拉致した戦線のアミールの一人を釈放するため行動」するよう呼びかけた。

このアミールは、アブー・サアド・ハドラミー市で、イラク・シャーム・イスラーム国に対して武装解除したのち、「裏切られて」拉致されたのだという。

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シリア革命反体制勢力国民連立のバドル・ジャームース書記長は、RIAノーヴォスチ通信(12月27日付)に、ジュネーブ2会議開催に先立ち、アフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長が1月13~14日にロシアの首都モスクワを(予定通り)訪問すると述べた。

シリア政府の動き

ウムラーン・ズウビー情報大臣は、レバノンのフアード・スィニューラ元首相がムハンマド・シャタフ元財務大臣暗殺へのシリアの関与を疑ったことを受け、「スィニューラがレバノンや中東のテロ、とりわけイラク・シャーム・イスラーム国とシャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線…を支援、資金供与しているとの確固たる疑いをぬぐおうとする無駄な試み」としたうえで、「こうしたバカげた…嫌疑を投げかけるということは、中東全土でテロを行う勢力がレバノンにいるということだ…。政治的な憎しみを背景とするこの手の恣意的で無差別な嫌疑…を行う者は、民族の敵と結託していることの結果だ」と批判した。

SANA(12月27日付)などが伝えた。

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、マアルーラー市近郊のマラーフ村・カスタル村間で、軍が反体制武装集団の要撃を成功させ、サラフィー主義戦闘員数十人が死亡、約20人が負傷した(SANA特派員の取材によると、死亡した戦闘員はエジプト人、サウジアラビア人、リビア人、パキスタン人戦闘員など80人)。

要撃は、ブカイン村・マダーヤー町間の農園に対して軍が砲撃を続けるなかで、行われたという。

これに関して、SANA(12月27日付)は、マアルーラー市・カスタル村間で、軍がシャームの民のヌスラ戦線を要撃し、「テロリスト」数十人した殲滅したと報じた。

また軍のMiG戦闘機が、ヤブルード市、リーマー農場の「テロ集団」の拠点を爆撃したと報じた。

さらに、シリア・アラブ・テレビ(12月27日付)は、この戦闘後、レバノンのベカーア県バアルベック郡アルサール村に、反体制武装集団戦闘員の遺体と負傷者、合わせて約150人が搬送されたと報じた。

このほか、アドラー市ウンマーリーヤ地区、ドゥーマー市では、シリア人権監視団によると、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、イラク・シャーム・イスラーム国、シャームの民のヌスラ戦線と交戦した。

一方、SANA(12月27日付)によると、ドゥーマー市、ヒジャーリーヤ農場、アッブ農場、アルバイン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またハラスター市に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、市民1人が負傷した。

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アレッポ県では、『ハヤート』(12月28日付)によると、ハーリド・ブン・ワリード大隊司令官のアフマド・カディーマーニー氏が、肝炎治療のために入院していたトルコ国内の病院で死亡した。

カディーマーニー氏はサラーフッディーン評議会創設メンバー。

一方、シリア人権監視団によると、アレッポ市サーフール地区に軍が「樽爆弾」を投下し、複数名が負傷、またナッカーリーン地区では、軍、国防隊、ヒズブッラー民兵が、シャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国と交戦した。

また、フライターン市、カフルナーハー村、ハーン・アサル村、アンジャーラ市、アウラム・クブラー町、マンスーラ村、ナッカーリーン村などでも軍が「樽爆弾」で攻撃を行った。

他方、SANA(12月27日付)によると、アレッポ中央刑務所周辺、タッル・アッザーン村、ザルズール村、フライターン市、アナダーン市、マーイル町、マスカナ市、マアーッラト・アルティーク村、アレッポ市カースティールー地区、カフルダーイル村、ワディーヒー村、シャイフ・ナッジャール市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、スッカリー地区、マイダーン地区、マサーキン・ハナーヌー地区、ジャンドゥール交差点で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、アレッポ市ジャミーリーヤ地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、市民4人が死亡、12人が負傷した。

また、アレッポ・ニュース(12月28日付)は、アレッポ中東刑務所で収監者12人以上が飢えと寒さが原因で死亡したと報じた。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がダイル・ザウル空港に隣接するジャフラ村を制圧し、また同村周辺で軍、国防隊と交戦した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市旧市街に迫撃砲弾が着弾、またバーブ・フード地区などで軍と反体制武装集団が交戦した。

また、クッルナー・シュラカー(12月27日付)によると、ヒムス市内にあるパレスチナ難民キャンプで大きな爆発があり、少なくとも2人が死亡、多数が負傷した。

一方、SANA(12月27日付)によると、ヒムス市バーブ・フード地区、ジャウラト・シヤーフ地区、サアン村、キースィーン村、タッルドゥー市、ガースィビーヤト・ナイーム村、ワービダ村、ダール・カビーラ村、ラスタン市郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またヒムス市マハッタ地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾1発が着弾し、女性1人が死亡、市民13人が負傷した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がイドリブ市にある県庁をT62戦車で砲撃した。

これに対し、軍はマアッラト・ヌウマーン市に「樽爆弾」を投下したという。

一方、SANA(12月27日付)によると、アラブ・サイード村、バシーリーヤ村、カストゥーン村、マールティーン村、ジダール・ビカフルーン村、アブー・ズフール町、ハントゥーティーン村、イドリブ市西部郊外食品加工工場周辺、カトルーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またイドリブ市南部に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、市民3人が死亡、4人が負傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナスィーブ村、ジャースィム市に、軍が「樽爆弾」を投下した。

一方、SANA(12月27日付)によると、ラムズィーン村、ウンム・アウサジュ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、民主統一党人民防衛隊がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)との交戦のすえ、カーミシュリー市近郊の5村を制圧した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク区で軍の包囲による食糧不足が原因で5人が死亡した。

一方、SANA(12月27日付)によると、ジャウバル区、カーブーン区、バルザ区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアッバースィーイーン地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、女性1人が負傷した。

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ハマー県では、SANA(12月27日付)によると、シール・ジャラージマ地区からハマー市に潜入しようとした反体制武装集団を軍が撃退した。

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ラタキア県ではSANA(12月27日付)によると、リーハーニーヤ村、シュマイスィマ村、ムアイティマ村、ラウダ村、バイト・シュルーク村、アブリク村、ダルーシャーン村、タラフ村、サルマー町、カウム村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、カッバーナ大隊、ユーヌスィーヤ大隊など外国人戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

レバノンの動き

ベイルート県ダウンタンのStarco地区でムハンマド・シャタフ元財務大臣が乗った車列を狙ったと思われる爆弾テロが発生、同大臣を含む6人が死亡、少なくとも50人が負傷した。

シャタフ元財務大臣は、第2次フアード・スィニューラ挙国一致内閣(2008~2009年)で財務大臣を務め(http://www.tufs.ac.jp/ts/personal/aljabal/biladalsham/lebanon/ministers/2008_08.htm)、サアド・ハリーリー元首相の「財務顧問」と目されてきた。

ナハールネット(12月27日付)は、暗殺の数時間前にシャタフ元大臣が、ツイッターに「ヒズブッラーはシリアが15年にわたって行ってきたのと同じ治安・外交面での権限を認めるよう強く迫っている」とつぶやいていたと報じた。

なお、2005年のラフィーク・ハリーリー元首相暗殺事件では、当初、欧米諸国および3月14日勢力はアサド政権の関与を断じ、外交攻勢をかけたもの、2006年半ばのレバノン紛争でのヒズブッラーの善戦を追い風にアサド政権が欧米諸国のバッシングを退けて以降は、ヒズブッラーに嫌疑が向けられ、レバノン特別法廷開廷に向けた準備が進められてきた。

シャタフ元財務大臣暗殺も、化学兵器問題と同じく、アサド政権を追い詰めることに失敗し、シリアを不安定化させた欧米諸国が、国際社会の耳目をシリアからさらに反らし、その非難の矛先をヒズブッラーに向ける好機になると考えることもできる。

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サウジアラビアで事実上の亡命生活を送るサアド・ハリーリー元首相は、ムハンマド・シャタフ元財務大臣暗殺に関して声明を出し「シャタフの暗殺者は、ラフィーク・ハリーリー元首相を暗殺したのと同一人物だ…。非難されるべき者は、レバノン特別法廷に立つことを拒否するのと同一人物だ。なぜなら彼らはレバノンにおいて悪と混乱に道を開いたからだ」と述べ、ヒズブッラー、およびかつて嫌疑をかけられていたシリア政府の関与を暗に疑った。

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3月14日勢力はベイルート県内で会合を開き、ムハンマド・シャタフ元財務大臣暗殺への対応などについて協議した。

フアード・スィニューラ元首相は、会合後に、シャタフ元財務大臣暗殺に関して、「殺人犯は、2004年10月から、ラフィーク・ハリーリー元首相暗殺にかかるレバノン特別法廷の活動開始を2週間後に控えた今日まで、レバノンの英雄たちを標的としてきた者であり、彼らがムハンマド・シャタフを殺したのだ」と述べ、シリア政府やレバノンにおけるその同盟者の関与を暗に疑った。

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ヒズブッラーはムハンマド・シャタフ元国防大臣暗殺に関して「凶悪な犯行で…、レバノンの敵に利するだけだ」とする声明を出した。

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レバノンのシリア民族社会党は声明を出し、山地県ジュバイル郡アルマート村出身の党員ムハンマド・アリー・アワード氏が「シリアでのテロ・過激化との戦いにおいて愛国的義務を果たし」戦死したと発表した。

諸外国の動き

イラク・メディア・ネットワーク(12月27日付)は、イラクのアンバール県でイラク軍がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)を追撃、戦闘員16人を殲滅した、と報じた。

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イラクのムフィード・バルダーウィー国民議会議員(法治国家連立)は、イラキー・ニュース(12月27日付)に対し、サラーフッディーン県で大規模なイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)掃討作戦を実施すべきだと述べた。

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モスクワで、シリアの化学兵器廃棄に関する国連・化学兵器禁止機関の専門家会合が開催され、ロシア、中国、米国などの専門家が出席した。

イタルタス通信(12月27日付)によると、議長を務めたロシア外務省のミハイル・ウリヤノフ安全保障武装解除局長は「我々は、ラタキア港から公海への化学兵器搬出に際して、シリア領海でいかに協力し合うかについて合意に達した」と述べた。

AFP, December 27, 2013、AP, December 27, 2013、Champress, December 27, 2013、Halab News, December 28, 2013、Iraqinews.com, December 27、al-Hayat, December 28, 2013、IMN, December 28, 2013、Kull-na Shuraka’, December 27, 2013、Naharnet, December 27, 2013、NNA, December 27, 2013、Reuters, December 27, 2013、Rihab News, December 27, 2013、SANA, December 27, 2013、UPI, December 27, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

エルビル市で開かれていた西クルディスタン人民議会(民主統一党)とシリア・クルド国民評議会(シリア革命反体制勢力国民連立)の直接交渉が終結するも、ほとんどの議題をめぐって合意に至らず(2013年12月25日)

反体制勢力の動き

AP(12月25日付)は、イラク諜報機関が国連職員誘拐を計画していたアル=カーイダのメンバーから押収したとして、シャームの民のヌスラ戦線指導者のアブー・ムハンマド・ジャウラーニーの顔写真を公開した。

Kull-na Shuraka’, December 25, 2013
Kull-na Shuraka’, December 25, 2013

この顔写真に関して、AFP(12月25日付)は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がイラクの諜報機関に漏洩したと報じた。

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『ハヤート』(12月26日付)は、イラク・クルディスタン地方のエルビル市で1週間にわたり行われていた西クルディスタン人民議会(民主統一党)とシリア・クルド国民評議会(シリア革命反体制勢力国民連立)の直接交渉が終了した、と報じた。

交渉は、アブドゥッサラーム・アフマド西クルディスタン人民議会議長が代表を務める使節団と、シリア・クルド国民評議会のターヒル・サフーク議長が率いる使節団の間で行われ、マスウード・バールザーニー大統領と、トルコのディアルバクル県知事のオスマン・バイデミル氏が仲介役を務めた。

交渉では、ジュネーブ2会議に関する統一ヴィジョンの案出、統一軍事組織の結成、シリア北西部における自治政府樹立が審議されたが、いずれも明確なかたちでの合意にいたることはできなかった。

ジュネーブ2会議に関する統一ヴィジョンの案出に関して、『ハヤート』(12月26日付)によると、シリア・クルド国民評議会のアブドゥルハミード・ダルウィーシュ氏(シリア・クルド進歩民主党書記長)、アブドゥルハキーム・バッシャール氏(シリア・クルド民主党パールティ書記長)を統一代表団メンバーに選出することで合意した。

だが、ダルウィーシュ氏は、統一使節団がシリア革命反体制勢力国民連立から独立した代表団をクルド人が派遣することを必ずしも意味しないと述べる一方、クルド最高会議が「活動を停止した死に体」だと評した。

また「クルド人が連邦制を望むとの共同のヴィジョンを提示するが、アラブ人のパートナーにこれを押しつけることはしない。我々は分離独立することなくクルド人の民族的権利を要求する」と付言した。

しかし、西クルディスタン人民議会のズィールザード・ヤズィーディー報道官は、「クルド使節団は他の反体制勢力からは独立しており、このことが実現できないとしても、クルド最高会議で合意された連邦制国家の樹立という共同のヴィジョンが示されねばならない」と述べた。

統一軍事組織の結成については、ダルウィーシュ氏によると、西クルディスタン人民議会が、人民防衛隊の軍事組織の存在を認めないとの立場を明示、拒否の姿勢を示した。

シリア北西部における自治政府樹立については、ダルウィーシュ氏によると「さらなる検討を要することで合意した」と述べ、何らの結論に至らなかったことを明らかにした。

上記の主要議題3点に関して、交渉は平行線のままに終わったが、ハサカ県マーリキーヤ(ダイリーク)市郊外のスィーマルカー国境通行所の開放、政治犯約80人の釈放については合意がなされたという。

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アレッポ県バーブ市一帯で活動する反体制武装集団8組織が共同声明を出し、同市を防衛するための「保護委員会」を設置すると発表した。

共同声明を発表したのは、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線を主導するイスラーム・シャーム自由人運動、シャリーア委員会、タウヒード旅団、バーブ市書記長、バーブ市文民革命評議会、スンナ普及イスラーム・センター。

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シリア国民変革潮流(アンマール・カルビー代表)は声明を出し、ジュネーブ2会議に先だって、カイロでの反体制勢力による全体会合の開催を呼びかけ、民主的変革諸勢力国民調整委員会に同調した。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、アレッポ県に対するシリア軍の「樽爆弾」による攻撃に関して「体制とその傭兵がシリア人市民に対して続ける虐殺が見過ごされることに警鐘を鳴らす」としたうえで、攻撃が「国際社会がアサドに間接的に許可を出し、ジュネーブ2会議の開催を促そうとしている」と非難した。

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シリア革命反体制勢力国民連立の保健委員会は声明を出し、シリア軍が樽爆弾5,000発以上を投下し、市民20,000人以上を殺害、10万人以上を負傷させたと主張した。

使用されている樽爆弾には、TNT火薬が詰められ、重量は160キロから1トンにおよぶという。

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シリア革命総合委員会は声明を出し、アレッポ県各所へのシリア軍による「樽爆弾」での攻撃に関して、映像などから「シリア人が間違って「樽爆弾」と名付けている爆弾の正体は、旧ソ連製のFABシリーズの爆弾として知られているものだ」と断じた。

同委員会によると、アレッポ県でもっとも多く使われているのは、FAB250、FAB500だという。

なおこれに関して、シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表は15日、シリア軍が使用している「樽爆弾には2種類ある。一つは手製のもの、もう一つは工場で作られたより高度なもので、後者がアレッポ爆撃に使用されている…。樽爆弾は当初は原始的だったが、次第に開発が進み、より大きな破壊力を持つに至っている」と述べている。

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シリア人権監視団は、12月15日以降のアレッポ県でのシリア軍の「樽爆弾」による爆撃での犠牲者数が410人に達したと発表した。

犠牲者の内訳は、子供(8歳以下)117人、女性34人、戦闘員30人以上、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)戦闘員が9人だという。

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クッルナー・シュラカー(12月25日付)は、アレッポ県アイン・アラブ市一帯でのイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と民主統一党人民防衛隊の戦闘再開を受け、ダーイシュが11歳から15歳にかけての子供に軍事教練を行い、戦闘に参加させようとしている、と報じ、その写真を公開した。

写真はクッバ村の小学校で撮影されたという。

一方、人民防衛隊は、18歳以下の青年・子供の従軍を禁止する決定を下しているという。

Kull-na Shuraka’, December 25, 2013
Kull-na Shuraka’, December 25, 2013
Kull-na Shuraka’, December 25, 2013
Kull-na Shuraka’, December 25, 2013
Kull-na Shuraka’, December 25, 2013
Kull-na Shuraka’, December 25, 2013

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自由シリア軍のクルド人戦闘員がビデオ声明を出し、イラク・クルディスタン地域政府のマスウード・バールザーニー大統領に対して、シリア国内のクルド人どうしの戦闘を回避するため、責任をもって対処するよう呼びかけた。

クルド人戦闘員は声明で、「民主統一党の人民防衛隊が武力行使に関する決定を独断的に行い続ければ、クルド人革命家は同部隊が制圧する地域を解放するために介入する」と述べ、同部隊が防衛するカーミシュリー市、アフリーン市のシリア軍・治安機関拠点に「鉄拳」を下すと脅迫した。

シリア政府の動き

石油鉱物資源省は、ダマスカス県内の同省本舎でロシアの石油採掘会社ソユーズネフチェガス(Soyuzneftegaz)社と、地中海のシリア領海地域(約2,190平方キロメートル)での石油ガス探査に関する契約を締結した。

SANA, December 25, 2013
SANA, December 25, 2013

AFP(12月25日付)などが伝えた。

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SANA(12月25日付)は、ダマスカス県の聖ギルギス教会、聖イリヤース教会、聖マリアム教会、ヒムス県、イドリブ県、スワイダー県など各地のキリスト教教会で、クリスマスに合わせて、紛争の犠牲者の追悼ミサが行われたと報じた。

聖ギルギス教会(シリア正教会)のミサでは、シリア正教会総主教イグナティウス・ザッカー1世イワースのメッセージが代読された。

このメッセージのなかでイワース総主教は、「我々はシリアにおける危機の当初から、武器や殺戮という言葉とは無縁の対話と平和的解決を呼びかけてきた…。我々は、息子達が曝されている現状が、キリスト教徒に危害を加え、シリアから追放するためのものだとの一部の人々の主張を強く拒否する…。我々はすべての国がジュネーブ2会議に参加し、シリアをシリア人に託すことを呼びかける…。中東そして世界のすべての政治指導者に、この混乱を抑え、努力を結集し、すべての当事者が満足するような解決策を案出することを求める」と述べた。

また、聖マリアム教会のミサには、ギリシャ正教アンタキア総主教区のヨハネ10世ヤーズジー、共和国ムフティーのアフマド・バドルッディーン・ハッスーン師が出席した。

礼拝後、ハッスーン師は、「イエスがもたらした慈愛と平和の光、慈悲の教えを広め、平和と慈悲を愛するシリアで子供や無実の人々を死に至らしめる憎しみと殺戮の炎を打ち消しましょう」と呼びかけた。

SANA, December 25, 2013
SANA, December 25, 2013

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クッルナー・シュラカー(12月25日付)は、ラタキア県ラタキア市ファールース地区とカタール通りが最近、「殉教者アフマド・フィダー中佐通り」に変更された、と報じた。

アフマド・フィダー中佐はイドリブ県ジスル・シュグール市で戦死した軍治安関連施設長の名前。

また同報道によると、ダマスカス県のアブドゥルアズィーズ国王通りも変更が検討されている、という。

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、AFP(12月25日)などによると、反体制武装集団が籠城し、軍に包囲されていたムウダミーヤト・シャーム市で、両者の間に休戦合意が結ばれ、25日付で発効された。

この合意に基づき、26日から人道物資の配給が開始されるとともに、反体制武装集団が武装解除し、シリア軍に武器を引き渡すという。

なおこの合意によると、シリア軍は同市には進駐せず、政府当局が避難民の帰宅を許可することで完了するという。

ムウダミーヤト・シャーム市の地元評議会高官のアブー・マーリク氏によると「水曜日に休戦は発行し、住民は善意を示すため、市内の給水塔にシリアの国旗を72時間掲揚することに合意した」。

アブー・マーリク氏はまた「明日木曜日にムウダミーヤト・シャーム市に食糧物資が届けられることが決まった。事態がうまく進めば、(反体制武装集団が)重火器を引き渡すことになっているが、シリア軍は我々の町には進駐しないだろう」と述べた。

アブー・マーリク氏はインターネットを通じて「最終段階において、避難民が逮捕されることなく、帰宅を許され、市内の検問所が撤去されるだろう」と明言した。

また「市内にとどまる数千の市民が依然として合意をめぐって意見対立を続けている」としたうえで、「ムウダミーヤト・シャーム市の住民に食糧支援が届くことが重要だと考えている市民がいる反面、勝利するまで政権との戦いを続けたいと考えている者もいる」と述べた。

これに対し、シリア政府に近い消息筋も合意成立について認めたが、軍の撤退については言及しなかった。同消息筋によると「軍部隊はムウダミーヤト・シャーム市に進駐し、すべての重火器が引き渡されたかを確認する」という。

一方、SANA(12月25日付)によると、シャイフーニーヤ村郊外、アルバイン市、ワーディ・アイン・タルマー、ムライハ農場、スバイナ町・フーシュ・バラーシュ市間で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、サアド・ブン・イバーダ・ハズルジュー旅団メンバー、チャド人、カタール人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(12月25日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国がラッカ市の検問所で、反体制活動家の機関紙『タラア・ナー・ア・フッリーヤ』1,000部以上などを焼却した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市サーフール地区、ジャバル・バドル地区、ズィヤーラ村、ナッカーリーン村に対して、軍が「樽爆弾」を投下した。

またナッカーリーン村周辺では、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)などと交戦したという。

これに関して、シリア革命総合委員会は、ナッカーリーン地区での軍などの攻勢に対して、イスラーム戦線がコンクールス(対戦車ミサイル)などで応戦し、戦車1輌を破壊、兵士20人以上を殺害したと主張した。

一方、SANA(12月25日付)によると、クワイリス村、アルバイド村、ザルズール村、カッフィーン村、アアザーズ市、マーイル町、フライターン市、アウラム・クブラー町、アレッポ中央刑務所周辺、シャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)、ファーフィーン村、ダイル・ハーフィル市、ハッズーン村、カースティールー街道、カフルナーハー村、マアッラト・アルティーク市、マンスーラ村、ハーン・アサル村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、ジャミーリーヤ地区、スライマーニーヤ地区、サアドゥッラー・ジャービリー広場(サアドゥッラー・ジャービリー地区)、ジュダイダ地区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、クッルナー・シュラカー(12月26日付)によると、アブー・アマラ中隊が、アレッポ軍事裁判所のイサーム・フサイン判事を襲撃、同判事を含む数名が負傷した。

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ダマスカス県では、SANA(12月25日付)によると、カーブーン区、カダム区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、マフディー、大隊の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(12月25日付)によると、ラスタン・ダムを襲撃しようとしたイラク・シャーム・イスラーム国を軍が撃退、戦闘員を殺傷した。

また、ヒムス市バーブ・フード地区、キースィーン村、ラスタン市、ガースィビーヤト・ナイーム村、ドゥワイル村、ムハイビル地方、ダール・カビーラ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イラク・シャーム・イスラーム国の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(12月25日付)によると、スカイラビーヤ地方のタッル・バーカッルーで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(12月25日付)によると、サルミーン市近郊などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(12月25日付)によると、ダルアー市各所、ウンム・アウサジュ村、ズィムリーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

レバノンの動き

クッルナー・シュラカー(12月25日付)は、レバノン・タウヒード潮流のウィアーム・ワッハーブ代表(ドゥルーズ派)が、アリー・マムルーク国民安全保障会議議長の指示に従い、クナイトラ県のドゥルーズ派の若者を武器・資金を供与し、同県の「自由シリア軍」に対抗させようとしていることで、同県のスンナ派住民とドゥルーズ派住民の対立が高まっている、と報じた。

諸外国の動き

自由パレスチナ運動のヤースィル・カシュラク代表は、自由パレスチナ通信(12月25日付)に「過去数ヶ月にわたる会合や検討の末、我々はシリアのバッシャール・アサド大統領の次期大統領選挙運動を全力で支援するための活動を開始した」と述べた。

カシュラク代表はこの支援運動を「忠誠によって忠誠に応えよ」と名付け、「シリアが、現下の困難を克服し、アラブ諸国の陰謀に勝利し、力を回復することを望む」と述べた。

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キャサリン・アシュトンEU外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は、アレッポ県での軍による「樽爆弾」投下に関して、「深い懸念」を表明、爆撃の即時停止を呼びかけた。

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アラブ連盟のナビール・アラビー事務総長は、アレッポ県での軍による「樽爆弾」投下に関して、シリア政府に攻撃の即時停止を求めるとともに、国連安保理に包括的停戦に向けた責任ある対応をとるよう呼びかけた。

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イラクのアーリヤ・ヌサイフ国民議会議員(自由イラク・ブロック)は声明を出し、アンバール県西部でイラク・シャーム・イスラーム国の掃討作戦を続けるイラク軍・治安部隊に対し、「彼らを投獄し、送り出し国から身柄引き渡しの圧力を受けないよう、彼らを直ちに処刑しなければならない」と述べた。

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イラク国民議会のクサイ・スハイル第一副議長は声明を出し、アンバール県砂漠地帯でのイラク軍・治安部隊によるイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)掃討作戦を支持すると発表した。

AFP, December 25, 2013、AP,December 25, 2013、FPA, December 25, 2013、al-Hayat, December 16, 2013, December 26, 2013、Iraqinews.com, December 25, 2013、Kull-na Shuraka’, December 25, 2013, December 26, 2013、Naharnet, December 25, 2013、Reuters, December 25, 2013、Rihab News, December 25, 2013、SANA, December 25, 2013、UPI, December 25, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領がオーストラリア連帯使節団と会談し「急進的タクフィール主義」の拡大に関して警鐘を鳴らすなか、シリア革命反体制勢力国民連立のトゥウマ暫定内閣首班がカタールを訪問(2013年12月23日)

反体制勢力の動き

シリア革命反体制勢力国民連立はイスタンブールで政治委員会会合を開き、1月の総合委員会会合で、ジュネーブ2会議への参加を最終決定することを決定した。

Elaph(12月23日付)が伝えた。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、アフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長が英仏外相と電話会談し、「アサド政権が砲撃(爆撃)を続け、シリア国民を粛清しようとするなら、連立はジュネーブ2会議には行かないだろう」と伝えたことを明らかにするとともに、「諸外国がシリア政府に圧力をかけて、恐るべき大量破壊を停止させなかったら、ジュネーブ2会議でどのようにシリア政府を政治的解決に向かわせ、ジュネーブ合意を遵守させることができるのか」と発表した。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・トゥウマ暫定内閣首班はカタールを訪問し、タミーム・ビン・ハマド首長と会談した。

会談後、トゥウマ首班で『ハヤート』(12月24日付)に「樽爆弾による爆撃が続くなか、事態は悲惨だ」と述べ、国際社会に介入を求めた。

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アレッポ県バーブ市のシャームの民のヌスラ戦線は声明を出し、同市内でのタウヒード旅団の総合治安局の活動を「行き過ぎ」と批判、戦線の傘下にあるバーブ市シャリーア委員会以外の警察権・司法権を認めないと発表した。

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イスラーム・シャームの暁運動、スンナの騎士連合は共同声明を出し、アレッポ市ジャミーリーヤ地区、アズィーズィーヤ地区、スライマーニーヤ地区の軍拠点に攻撃すると発表、同地区の住民に避難を勧告した。

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クッルナー・シュラカー(12月23日付)は、ラッカ県地元評議会議長が、バアス党員の評議会参加を禁じる決定を発令したと報じた。

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シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表は、アレッポ県でのシリア軍の攻勢に関して、12月15日から22日までの過去8日間で子供87人を含む300人以上が死亡したと発表した。

シリア政府の動き

アサド大統領はシリアを訪問中のオーストラリア連帯使節団と会談した。

SANA, December 23, 2013
SANA, December 23, 2013

アサド大統領は会談で、「シリアが現在直面している急進的タクフィール主義は、国境も祖国も無いテロであるがゆえ、シリアで起きていることは、世界全体に影響を及ぼしかねない」と述べた。

これに対して、使節団は、シリアで起きていることの真相を伝えるべく努力するとの意思を伝えた。

同使節団は、ティム・アンダーソン教授らオーストラリアの研究者らから構成されており、20日にはマフムード・ズウビー情報大臣、21日はワーイル・ハルキー首相、22日にはムハンマド・ジハード・ラッハーム人民議会議長と会談していた。

SANA(12月23日付)が伝えた。

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ウムラーン・ズウビー情報大臣は、ジュネーブ2会議に参加予定の日本に対し「反体制武装勢力への武器供与を停止するよう、サウジアラビア、ヨルダン、トルコに働き掛けることを期待する」と述べた。


ズウビー情報大臣はまた「サウジアラビアは彼らへの武器供与、教練、テロリスト支援を止めるべきだ。日本がそのために役割を果たすことができれば、大きな成果になるだろう」と述べたという。

イランの参加に関しては「イランは地域における大国だ。影響力がある。参加すべきだ…。テロの「守護者」であるサウジアラビアがなぜ参加するのかという質問がなされるべきだ…。国際社会がテロを止めるためにサウジアラビアと対話したいのであれば、(サウジアラビアの参加)はためになるだろう」と述べた。

アサド大統領の退任の是非に関しては「次の任期も彼が大統領になるだろう…。我々は反体制勢力の夢想を議論することはない…。私は彼に大統領選挙に出馬して欲しい」と答えた。

首都ダマスカスで共同通信のインタビューに答えた。

国内の暴力

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市マルジャ地区、スッカリー地区に軍が樽爆弾を投下し、子供6人、女性4人を含む21人が死亡した。

また『ハヤート』(12月24日付)によると、キンディー大学病院を制圧した反体制武装集団が、アレッポ中央刑務所制圧に向けて攻勢を強めた。

一方、SANA(12月23日付)によると、アレッポ中央刑務所周辺、シャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)、マーリア市、マーイル町、ザルズール村、ブアイディーン村、バーブ市西部、マンスーラ村、ヒーラーン村、アレッポ市カースティールー地区、アルバイド村、ハーン・アサル村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、マサーキン・ハナーヌー地区、ハイダリーヤ地区、ジャンドゥール地区、カルム・ジャズマーティー地区、ブスターン・カスル地区、シャイフ・サイード地区、バニー・ザイド地区、ジュダイダ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、地元調整諸委員会によると、マジュダル・キーヒヤー村に軍が樽爆弾を投下した。

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イドリブ県では、地元調整諸委員会によると、マアッラト・ヌウマーン市に軍が爆撃を行った。

一方、SANA(12月23日付)によると、マアッラト・ヌウマーン市、ダイル・ウスマーン村、ハッルーズ村、タイイバート村、クーリーン村、カフルナジュド村、アイン・マールティーン村、アルバイーン山周辺、サルジャ村、カフルナブル市、ビンニシュ市、アイン・シート村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、地元調整諸委員会によると、ジャースィム市、ダルアー市南部に軍が爆撃を行った。

一方、SANA(12月23日付)によると、ダルアー市各所、ナーフタ町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(12月23日付)によると、ドゥーマー市、ハラスター市、ダーライヤー市、リーハーン農場、アルバイン市、アルクーブ農場で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャーム自由人運動や外国人の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(12月23日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またカッサーア地区とアブー・ルンマーナ地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾市、市民7人が負傷した。

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ヒムス県では、SANA(12月23日付)によると、キースィーン村、ラスタン市、アブー・ハワーディード村、ヒムス市バーブ・フード地区、クスール地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(12月23日付)によると、アクラブ町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、SANA(12月23日付)によると、ハサカ市内で送電設備の修理を行っていた電力機構社員が反体制武装集団に襲われ、1人が死亡、3人が負傷した。

レバノンの動き

シリア革命総合委員会広報局は声明を出し、ベカーア県ベカーア郡ナフラ村での自由シリア軍、シャームの民のヌスラ戦線との戦闘(22日)で、ヒズブッラーのディルガーム・ファーリス前線司令官が死亡した、と主張した。

諸外国の動き

UPI(12月23日付)は、ヨルダンのジハード主義潮流がシリア国内で活動する外国人(アラブ人)戦闘員の犠牲者に関する統計結果を発表したと報じた。

それによると、2011年3月以降、シリア国内で死亡したアル=カーイダ系の武装集団戦闘員の数は9,936人で、内訳はチュニジア人1,902人、リビア人1,807人、イラク人1,432人、レバノン人828人、エジプト人821人、サウジアラビア人714人、イエメン人571人、モロッコ人412人、アルジェリア人274人、ヨルダン人202人、クウェート人71人、ソマリア人42人、バーレーン人21人、オマーン人19人、UAE人9人、カタール人8人、スーダン人3人、モーリタニア人1人、シリア国内外のキャンプに居住していたパレスチナ人約800人だという。

またチェチェン人、アルバニア人などの死者は約30人にのぼるという。

これらの戦闘員のほとんどは、シャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)のメンバーだったという。

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チェチェン人武装集団「イスラーム・カリフ軍」アミールを名乗るサイフッラー・シーシャーニー氏はインターネットを通じてビデオ声明を出し、自爆攻撃によりアレッポ県キンディー大学病院を制圧したとしたうえで、イスラーム戦線、シャームの民のヌスラ戦線などに同病院を明け渡したことを明らかにした。

シーシャーニー氏はまたロシアのチェチェン共和国のラムザン・カディロフ大統領(首長)に宛てて「カディロフがここに兵士を派遣すると言うのなら、我々は、「送るがいい。我々は待っている」と言おう」と述べた。

『ハヤート』(12月24日付)が伝えた。

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AFP(12月23日付)によると、ヨルダンの国家治安裁判所は、シャームの民のヌスラ戦線メンバーとしてシリアでの戦闘に参加したヨルダン人サラフィー主義者に禁錮5年の有罪判決を下した。

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ジム・カーター元米大統領とロバート・パスター氏が『ワシントン・ポスト』(12月23日付)に寄稿(http://www.washingtonpost.com/opinions/time-to-be-bold-and-make-peace-in-syria/2013/12/22/af84a626-69a6-11e3-a0b9-249bbb34602c_story.html)し、ジュネーブ2会議での和解交渉がよりどころとすべき三つの基本原則を提言した。

三つの基本原則とは以下の通り:

1. 自決:シリア国民は国の将来の政府を自由選挙によって決めるべきである。この選挙は国際社会やNGOの監視のもとに行われ、自由で公正な選挙の結果は受け入れられるべきである。
2. 尊重:勝者は、すべての宗派・マイノリティ集団の権利を保障するべきである。
3. 平和維持軍:上記2点が達成されるべく、国際社会は確固たる平和維持軍を保証しなければならない。

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『ハヤート』(12月23日付)は、テレサ・メイ英内務大臣が、シリア国内で反体制武装活動に参加している二重国籍者20人から英国籍を剥奪したと報じた。

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ウィリアム・ヘイグ英外務大臣は、アレッポ県各所に対するシリア軍の樽爆弾投下を批判し、国連議長声明を通じた非難を呼びかけた。

UPI(12月23日付)が伝えた。

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AFP(12月23日付)によると、イスラエル軍は声明を出し、ゴラン高原の占領地にシリア領内から発射された迫撃砲弾1発が着弾したと発表した。死傷者はでなかったという。

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エジプトのナビール・ファフミー外務大臣は、ジュネーブ2会議に関して、「シリアのすべての当事者が真摯に交渉プロセスに入り、政治的解決に至る」よう呼びかけた。

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イラキー・ニュース(12月23日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国の武装集団がサラーフッディーン県ティクリート市にあるサラーフッディーン衛星チャンネルとイラーキーヤ衛星チャンネルの事務所を襲撃、職員数名を連れ去った。

AFP, December 23, 2013、Elaph.com, December 23, 2013、al-Hayat, December 24, 2013、Iraqinews.com, December 24, 2013、Kull-na Shuraka’, December 23, 2013、Naharnet, December 23, 2013、Reuters, December 23, 2013、Rihab News, December 23, 2013、SANA, December 23, 2013、UPI, December 23, 2013、The Washington Post, December 23, 2013、共同通信、2013年12月24日などをもとに作成。

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アレッポ県で軍が樽爆弾を投下し少なくとも27人が死亡するなか、イラク・クルディスタン地域を訪問したジャルバー議長が民主統一党が設置を進めている西クルディスタン移行期民政局評議会の構想について否定的な見解を示す(2013年12月22日)

反体制勢力の動き

Elaph(12月22日付)は、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長が訪問先のイラク・クルディスタン地域で、在留シリア・クルド人に対して、民主統一党が設置を進めている西クルディスタン移行期民政局評議会について「混乱のなか、自治そのものは間違えではない。しかし、ハサカ県で示されているモデルは受け入れられない。なぜなら、同県には民族的、宗教的に多様で、さまざまな構成集団のコンセンサスが自治には必要だからだ」と述べた、と報じた。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアブドゥルカリーム・ムハンマド・バッカール氏は声明を出し、連立を脱会すると発表した。

「道徳的愛国的重責を背負う機会を与えられず、可能性を見出せない」というのが脱会の理由だという。

国内の暴力

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市マサーキン・ハナーヌー地区の高速道路に軍が樽爆弾を投下し、バスに乗っていた子供6人を含む27人が少なくとも死亡、数十人が負傷した。

またアレッポ市サーフール地区、アフマディーヤ地区、ブアイディーン地区、ハムラー地区、マーリア市、マーイル町、アターリブ市なども軍の砲撃・爆撃を受け、少なくとも5人が死亡した。

自由アレッポ県議会によると、このうちマーリア市の爆撃は、学校が標的となり、40人の生徒が負傷したという。

さらにアフリーン市に近いジンディーリス村郊外の街道で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がクルド人市民約50人を拉致した。

一方、SANA(12月22日付)によると、フライターン市、ハイヤーン町、ダーラト・イッザ市、ザルズール村、バヤーヌーン町、ムスリミーヤ村、ハーン・アサル村、ヒーラーン村、マーイル町、アレッポ中央刑務所周辺、ハンダラート・キャンプ、シャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)、カースティールー街道、マンスーラ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、シャッアール地区、ハナーヌー地区、ジャズマーティー地区、ジャンドゥール地区、シャイフ・サイード地区、バニー・ザイド地区、アンサーリー地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、アレッポ市旧市街のカールトン・ホテルを襲撃しようとした反体制武装集団を軍が撃退した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アドラー市ウンマーリーヤ地区で、軍、国防隊、ヒズブッラーの戦闘員が、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)、シャームの民のヌスラ戦線と交戦、軍が砲撃を加えた。

また、ダマスカス郊外県革命調整連合のユースフ・ブスターニー報道官を名乗る活動家は、クッルナー・シュラカー(12月22日付)に、イスラーム戦線がドゥマイル市近郊の山間部にあるシリア軍の武器庫を攻撃し、兵士や民兵約100人を殺害したと述べた。

この武器庫は、クタイファ地方に駐留する第155旅団と第156旅団の武器庫だという。

一方、SANA(12月22日付)によると、ドゥーマー市、ハラスター市、ダーライヤー市、ザバダーニー市、ヒジャーリーヤ農場、リーハーン農場で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の外国人戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア革命総合委員会によると、ダルアー市のヤルムーク旅団司令官のバッシャール・ズウビー氏が、タイバ町・サイダー町間の街道で暗殺未遂に遭った。

ズウビー氏に同行していた複数名が負傷したが、死者は出なかったという。

一方、SANA(12月22日付)によると、ガサム村に侵入しようとしたシャームの民のヌスラ戦線戦闘員を住民が撃退した。

またダルアー市旧税関地区周辺などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、中央シャリーア委員会アシャーラ支部によると、アシャーラ市で、拷問を受け死亡したと思われる手足を縛られた遺体8体が発見された。

一方、SANA(12月22日付)によると、マリーイーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(12月22日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(12月22日付)によると、ダッラ村、ファルズ村、アティーラ村、ドゥーリーン村、サルマー町、ムアイタミーヤ村などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人運動の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(12月22日付)によると、ラスタン市、タルビーサ市、ガースィビーヤト・ナイーム村、ハーリディーヤ村、キースィーン湾、ウンム・シャルシューフ村、ダール・カビーラ村、ヒムス市バーブ・フード地区、クスール地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また、ウンム・アマド村にある複合学校施設に対して、反体制武装集団が自爆テロを行い教員、学校職員ら20人が死亡、数十人が負傷した。

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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(12月23日付)によると、ラアス・アイン市西部のタッル・ヒンズィール村、ヒルバト・ナバート村、アーリヤ村一帯で、民主統一党人民防衛隊とイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が交戦した。

またSANA(12月22日付)によると、ハサカ市内の二カ所で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(12月22日付)によると、サルジャ村、カフルラーター市、アルバイーン山周辺、インシャーアート市周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

レバノンの動き

ナハールネット(12月22日付)によると、ベカーア県ベカーア郡のナフラ村で、ヒズブッラーの戦闘員が、自由シリア軍、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員(シリア人)と交戦し、1人が死亡、1人が負傷した。

諸外国の動き

赤十字国際委員会のマグネ・バース駐シリア代表は声明を出し、「死者数が上昇し…、シリア各地での負傷者数も約500万人にのぼっている。数百万人が避難民のままで、数万人が逮捕されている」と危機感を表明した。

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デヴィッド・キャメロン英首相は、シリアで獄中死した英国人医師アッバース・ハーン氏の遺族と面会し、「アッバース氏の死は、嫌悪感と憤りを感じさせる悲劇だ。シリア政府は何が起きたかを明らかにしなければならない」と述べた。

ハーン氏の死に関して、獄中で首つり自殺を図ったとするシリアの第三者機関の報告書が発表されている。

AFP, December 22, 2013、Elaph.com, December 22, 2013、al-Hayat, December 23, 2013、Kull-na Shuraka’, December 22, 2013, December 23, 2013、Naharnet, December 22, 2013、Reuters, December 22, 2013、Rihab News, December 22, 2013、SANA, December 22, 2013、UPI, December 22, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県でヌスラ戦線およびイスラーム国が軍と交戦しキンディー病院を完全制圧するなか、ブラーヒミー共同特別代表が安保理常任理事国およびシリア周辺諸国の代表らとジュネーブ2会議の準備に関して協議(2013年12月20日)

反体制勢力の動き

シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長は訪問先のイラク・クルディスタン地域エルビル市郊外にあるカワルゴスク避難民キャンプを視察し、AFP(12月20日付)に対して、「クルド人は、ジュネーブ2会議に二つの代表団を参加させるだろう。一つは反体制勢力の代表団、もう一つは体制の代表団だ」と述べた。

Kull-na Shuraka', December 20, 2013
Kull-na Shuraka’, December 20, 2013

複数の消息筋によると、ジャルバー議長は、マスウード・バールザーニー大統領と会談し、シリア北西部におけるサラフィー主義武装集団の台頭への懸念を表明し、自由シリア軍の再編と、移行期政府のもとに国防省を設置する必要があると強調したという。

またイラク・クルディスタン地域のシリア人避難民に関して、支援調整局設置を求め、バールザーニー大統領の同意を得たという。

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シリア革命反体制勢力国民連立は生命を出し、英国人医師アッバース・ハーン氏の獄中死を「政権の新たな犯罪」と非難した。

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自由シリア軍参謀委員会のサリーム・イドリース参謀長はビデオ声明を出し、「参謀長は、戦闘員への兵站・救援の継続的の確保と、内乱の抑止、隊列統一、シリア人民の革命を信じる現地の全戦闘員の統合のために活動していると軍事革命勢力のみなに言明する…。不正と専制に退行するため単一の隊列をなすよう求める」と述べた。

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人権侵害文書センターと地元開発局が共同声明を出し、ダマスカス郊外県ドゥーマー市で拉致されたラッザーン・ザイトゥーナ弁護士の消息確認に協力するよう反体制武装集団に呼びかけた。

国内の暴力

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、キンディー大学病院周辺で、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員2人が爆弾を積んだ車で自爆攻撃を行い、ヌスラ戦線とイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が軍と交戦、軍が砲撃を加えた。

これに関して、シリア革命総合委員会広報局は、「革命家たち」がキンディー大学病院を完全制圧したと発表した。

『ハヤート』(12月22日付)によると、これにより、兵士少なくとも42人が殺害され、20人が捕捉された、という。

またシリア人権監視団によると、マーイル町、バヤーヌーン町、アナダーン市、ターディフ市、ハイヤーン町、クンサリーン市、マンナグ村などに、軍が樽爆弾を投下し、少なくとも5人が死亡、複数が負傷した。

さらにアレッポ市でも、スッカリー地区などに軍が樽爆弾を投下し、少なくとも4人が死亡した。

一方、クッルナー・シュラカー(12月20日付)によると、アターリブ殉教者旅団司令官兼アターリブ自由人大隊司令官のマスアブ・マンスール氏がマアーッラト・アターリブ村に向かう途中、何者かに拉致された。

マンスール氏は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と戦う意思を示していたという。

他方、SANA(12月20日付)によると、シャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)、カースティールー地区・アリーマ町街道、シャイフ・イーサー村南部、マーリア市、ダーラト・イッザ市、タッル・リフアト市、ワディーヒー村、マーイル町、フライターン市、アナダーン市、バナーン町、ハーン・アサル村、アレッポ中央刑務所周辺、キンディー大学病院周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、バニー・ザイド地区、カーディー・アスカル地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、ザマーン・ワスル(12月20日付)によると、シリア軍がダーナー市にあるイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)(ダーナー州)の検問所、チェックポイントなどを初めて爆撃・砲撃した。

一方、SANA(12月20日付)によると、ダーナー市、タイイバート村、カフルルーマー村、ビンニシュ市、アブー・ズフール町、ハミーマート・ダーイル村北部、マフルナジュド村、マアッル・シャムサ村、ザアフラーニー村、アルバイーン山周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア革命総合委員会によると、「革命家たち」がダイル・ザウル市旧空港地域解放の戦いを開始し、攻撃を激化させた。

また「革命家たち」はダイル・ザウル市内各所、アイヤーシュ村、ムハイミーダ村、第137旅団基地周辺などを攻撃、これに対して軍はムーハサン市周辺を爆撃したという。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アドラー市ウンマーリーヤ地区、バービッラー市で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)などと交戦し、ヒズブッラー戦闘員1人と反体制武装集団戦闘員3人が死亡した。

一方、SANA(12月20日付)によると、アクラバー村に侵入しようとしたイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)戦闘員を軍が撃退した。

またドゥーマー市、ヒジャーズィーヤ農場、ヤブルード市一帯、マアルーラー市、ザバダーニー市一帯、ダーライヤー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、サウジアラビア人、レバノン人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(12月20日付)によると、カーブーン区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またカッバース地区、バーブ・トゥーマー近くのジャウラ地区にあるガザーラ・ハルーリーヤ学校に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、市民2人が負傷した。

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ヒムス県では、SANA(12月20日付)によると、ヒムス市バーブ・フード地区、ハミーディーヤ地区、カラービース地区、ワアル地区、ダール・カビーラ村、ガントゥー市、ハーリディーヤ村、ハブラ村、タッルカラフ市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(12月20日付)によると、ダルアー市内各所で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

レバノンの動き

ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長はテレビ演説を行い、レバノン情勢、ハッサーン・フールー・ラキース氏暗殺、対イスラエル関係、シリア情勢などについて述べた。

そのなかで、ナスルッラー書記長は、シリアの紛争へのヒズブッラーの介入に関して「ヒズブッラーにとっての生存をかけた戦いではなく、レバノン、シリア、パレスチナ問題、地域におけるすべてのレジスタンスの生存をかけた戦いである」と述べた。

諸外国の動き

アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表はジュネーブで、国連安保理常任理事国およびシリア周辺諸国の代表と会合を開き、ジュネーブ2会議の準備に関して協議した。

会談に先立って、ブラーヒーミー共同特別代表は、ロシアのミハイル・ボクダノフ外務副大臣とゲンナージー・ガティロフ外務次官、ウェンディー・シャーマン米政治担当国務次官と会談した。

会談後の記者会見で、ブラーヒーミー共同特別代表は「イランに関して、合意はなされなかった。米国がイランの参加を歓迎していることは秘密ではないが、イランの参加が正しいことだとは納得していない」と述べる一方、サウジアラビアほか30カ国が参加することが明らかにした。

またシリア国内での戦闘に関して「憤慨し、苛立っている」と述べ、シリア軍による樽爆弾の使用停止を呼びかけた。

これに関して、米国高官は、イランの参加をめぐって協議が継続されると述べる一方、「イランはシリアから軍を撤退させ、ヒズブッラーなどへの資金援助を停止しなければならない」と述べた。

またシリアの反体制勢力に代表団を結成するよう改めて求めた。

一方、ガティロフ外務次官は「イランの問題を解決するには閣僚級の協議がさらに必要になるだろう」と述べる一方、反体制勢力が分裂し、代表団を結成できていないと批判、「この問題が解決されなければ、大会開催は困難だ」と主張した。

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フランスのフランソワ・オランド大統領は、ブリュッセルでのEU首脳会談後、シリア情勢に関して、「ジュネーブ2会議(の開催)自体が目標ではない。ジュネーブ2会議が、バッシャール・アサドの権力を強化したり、アサドからアサドへの政治的移行をもたらすだけなら、大会をシリア問題の政治的解決にする機会はわずかなものとなろう」と述べた。

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ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣はノーヴォスチ(12月20日付)に、「西側の指導者の一部は、アサド氏が大統領のままでいる方が、テロリストによってこの国が乗っ取られる危険をより少なくすると考えるようになっている」と述べた。

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ロイター通信(12月20日付)などは、複数の外交筋の話として、米国がシリア軍によるアレッポ市への爆撃に「不満」の意を表明する安保理議長声明の採択をめざそうとしたが、ロシアが拒否権発動の意思を示したため、断念した、と報じた。

AFP, December 20, 2013、al-Hayat, December 21, 2013, December 22, 2013、Kull-na Shuraka’, December 20, 2013、Naharnet, December 20, 2013、Reuters, December 20, 2013、Rihab News, December 20, 2013、SANA, December 20, 2013、UPI, December 20, 2013、Zaman al-Wasl, December 20, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヌスラ戦線やイスラーム国など15の反体制武装集団が共同声明のなかで弁護士のザイトゥーナ女史の誘拐への関与を否定(2013年12月19日)

反体制勢力の動き

クッルナー・シュラカー(12月19日付)は、シャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)など15の反体制武装集団が共同声明を出し、弁護士のラッザーン・ザイトゥーナ女史の誘拐への関与を否定したと報じ、手書きの声明文の写真を掲載した。

Kull-na Shuraka', December 19, 2013
Kull-na Shuraka’, December 19, 2013

共同声明は、ヌスラ戦線、ダーイシュのほか、イスラーム軍、ドゥーマー殉教者旅団、アジュナード・シャーム・イスラーム連合フダー青年大隊、グータの獅子旅団、ラフマーン軍団、ウマイヤの剣大隊、アッラーの獅子大隊、東グータ革命家大隊、地域治安局、総合治安軍、革命治安軍、軍警察、東グータ治安士官の連名で出されている。

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『ハヤート』(12月19日付)は、西側高官の話として、イスラーム戦線がロバート・フォード駐シリア大使との会談を拒否した理由に関して、会談の予定がメディアでリークされたためだと報じた。

また会談拒否は、米国との接触で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)から「シリア版覚醒委員会」、「西側の手先」と批判されたことを懸念したためだと付言した。

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シリア革命家戦線は総合委員会会合を開き、ジャマール・マアルーフ氏(シリア殉教者旅団大隊連合司令官)を総司令官(総司令官付)に、ミスカール・アブドゥッラー氏を副司令官に、ハイサム・ウサイフィー氏(第7師団司令官)を軍事問題担当副司令官に、ターリク・フーリー氏を総務担当副司令官に、ムハンマド・シャウワー氏を報道官に、アフィーフ・スライマーン大佐を北部戦線司令官に選出した。

クッルナー・シュラカー(12月20日付)が伝えた。

シリア政府の動き

ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣は、獄中死した英国人医師のアッバース・ハーン氏の遺体を明日までに駐レバノン英国大使館に引き渡すと述べた。

AFP(12月19日付)が報じた。

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ナシュラ(12月19日付)によると、アリー・ハイダル国民和解問題担当国務大臣は、国内で活動する反体制組織・野党の政治同盟「平和的変革諸勢力連立」の代表としてカドリー・ジャミール前経済問題担当副首相がジュネーブ2会議に参加すべきだとする一方、国内の反体制勢力は、国外で活動するシリア革命反体制勢力国民連立の傘下に入って大会に参加することはないと述べた。

また、ハイダル大臣は、サウジアラビアがイスラーム戦線を支援することで、国内の紛争の「陣頭指揮をとっている」と非難した。

国内の暴力

アレッポ県では、アレッポ情報センター、シャフバー・プレス(12月19日付)、シリア人権監視団によると、アレッポ市(シャイフ・ナッジャル地区など)、サフィール市郊外、ダーラト・イッザ市、マーリア市、マンビジュ市、アナダーン市に対して、軍が樽爆弾などで爆撃を行った。

一方、SANA(12月19日付)によると、カフルハムラ村、カフルウバイド村、カフルナーハー村、カサーラート村、ワディーヒー村、ヒーラーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市ではサカン・シャバービー地区、ハナーヌー地区、カーディー・アスカル地区、フィルドゥース地区、サーリヒーン地区、マアーディー地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、アッシリア民主機構が声明を出し、政治局長のカブラール・ムーシー・クーリーヤ氏が総合情報部に身柄を拘束されたと発表した。

一方、SANA(12月19日付)によると、ティシュリーン油田周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(12月19日付)が、複数の反体制筋の話として、シャームの民のヌスラ戦線のアミールの一人でヨルダン人のムハンマド・ヒヤーリー氏がダルアー市での戦闘で数日前に死亡した、と報じた。

ヒヤーリー氏は29歳で、当時のアミールだったムスタファー・アブドゥッラティーフ・サーリフ氏がイヤード・トゥーバースィー氏(アブー・フライビーブ、死亡したとされる)の後任としてヌスラ戦線ムジャーヒディーン・シューラー評議会メンバー兼シャリーア委員会メンバーに任命、その後サーリフ氏の死を受けてアミールとなり、2013年4月頃からシリアでの戦闘に参加していたという。

一方、SANA(12月19日付)によると、ダルアー市旧税関地区など、ナマル町・ズィムリーン村街道、ウンム・アウサジュ村・ザマリーン村街道、ズィムリーン村南部で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(12月19日付)によると、ダイル・アダス地方、アドラー市ウンマーリーヤ地区、ドゥーマー市、ハーン・シャイフ町、リーハーン農場、アーリヤ農場、ナブク市郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(12月19日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またシャーグール区とザバダーニー地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、市民2人が負傷した。

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ヒムス県では、SANA(12月19日付)によると、ヒムス市ワアル地区、ハーリディーヤ地区、南マシュジャル地区、タルビーサ市、ラスタン港キースィーン湾、ガースィビーヤ村、ハーリディーヤ村、ダール・カビーラ村、ブルジュ・カーイー村、キースィーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またヒムス市のマハッタ・サカニー地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、市民1人が負傷した。

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イドリブ県では、SANA(12月19日付)によると、アルバイーン山周辺、バスリーヤ村、サラーキブ市、カフルナジュド村、バドリーヤ村、ルワイサ村、サルミーン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(12月19日付)によると、ダイル・ザウル市ジュバイラ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またジャフラ村住民が、反体制武装集団の襲撃に応戦、複数の戦闘員を殺傷した。

レバノンの動き

AFP(12月19日付)によると、ベカーア県バアルベック郡カーア地方の山間部に、シリア領内から発射された迫撃砲弾9発が着弾した。

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レバノン軍は声明を出し、ベカーア県バアルベック郡アルサール市郊外で、オートバイに乗って不法入国しようとした武装したシリア人6人を軍が逮捕したと発表した。

諸外国の動き

ロイター通信(12月19日付)は、ロシアのミハイル・ボクダノフ外務副大臣がインテルファクス通信とのインタビューで、アサド大統領の大統領選挙出馬への意思表明に関して「緊張を高め、事態の収束にまったく資さない」と述べたと報じた。

同報道によるとボグダノフ外務副大臣はまたアサド政権と反体制勢力の双方に「(ジュネーブ2会議の)交渉を前にして、いかなるものであれ恨み、怒り、反論をもたらすような発言をすべきでない」と述べたという。

しかし、SANA(12月19日付)によると、駐ダマスカス・ロシア大使館は、ボグダノフ外務副大臣の発言に関する報道が事実無根だと否定した。

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ロイター通信(12月19日付)は、欧州の複数の高官の話として、イランとロシアが、アサド政権に国連の人道支援関連の職員にビザを発給するよう影響力を行使している、と報じた。

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国連総会で、アサド政権による人権侵害を非難する決議が、賛成127、反対13、棄権47で採択された。

同決議は、サウジアラビア、米国など11カ国が共同提案し、シリア国内での化学兵器使用に関与した者に対して必要な措置を講じるよう国連安保理に求めているほか、シリア国内での過激派の台頭への懸念を表明した。

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『ハヤート』(12月20日付)は、アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表が、シリアの反体制勢力の代表らと会談し、ジュネーブ2会議の準備について意見を交わしたと報じた。

同報道によると、この会談で、ブラーヒーミー共同特別代表は、何者かに拉致された反体制弁護士のラッザーン・ザイトゥーナ女史、当局が逮捕した民主的変革諸勢力国民調整委員会のラジャー・ナースィル氏らの釈放の必要を強調したという。

またブラーヒーミー共同特別代表と会談したシリア・クルド進歩民主党のアブドゥルハミード・ダルウィーシュ書記長らクルド人活動家らは、シリア革命反体制勢力国民連立とは別にクルド人の統一代表団を派遣したい旨、知らせたという。

ダルウィーシュ書記長はその際、イラク・クルディスタン地域のエルビル市で、シリア・クルド国民評議会、西クルディスタン人民議会が統一代表団派遣で合意したことを明らかにしたという。

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カタールのハーリド・ブン・ムハンマド・アティーヤ外務大臣は訪問先のアルジェリアでの記者会見で、シリア情勢に関して「政治的解決以外にシリアの危機から脱却し得るものはない。我々はこうした解決を支持する」と述べた。

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アムネスティ・インターナショナルは、シリア・イラク・ダーイシュ(イスラーム国)が「自らの支配地域でイスラーム法が適用されていると主張し」、処刑、殺戮、拷問といった人権侵害を行っているとする報告(http://www.amnesty.org/en/news/syria-harrowing-torture-summary-killings-secret-isis-detention-centres-2013-12-19)を発表した。

AFP, December 19, 2013、elnashra.com, December 19, 2013、al-Hayat, December 20, 2013、Kull-na Shuraka’, December 19, 2013, December 20, 2013、Naharnet, December 19, 2013、Reuters, December 19, 2013、Rihab News, December 19, 2013、SANA, December 19, 2013、UPI, December 19, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

バールザーニー大統領のイニシアチブのもとシリア・クルド国民評議会と民主統一党間の対立解消が図られるなか、化学兵器禁止機構が米国によるシリアの化学兵器の洋上廃棄処理を柱とする廃棄計画を確定(2013年12月17日)

反体制勢力の動き

イドリブ県バーブ・ハワー国境通行所周辺の拠点・武器庫をめぐって対立していたイスラーム戦線とシリア革命家戦線は和解合意に署名した。

和解合意は、イスラーム戦線政治部門代表のハッサーン・アッブード氏(アブー・アブドゥッラー・ハマウィー)とシリア革命家戦線のジャマール・マアルーフ司令官が署名し、メディアでの中傷合戦の停止、根拠のないこれまでの声明すべての破棄、両組織を「ジハードの道のりにおける兄弟」と位置づけること、道徳問題に対処する委員会の設置の4点を確認した。

『ハヤート』(12月18日付)などが伝えた。

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イラク・クルディスタン地域のエルビル市で、マスウード・バールザーニー大統領のイニシアチブのもと、シリアの主なクルド民族主義組織が一同に会し、ジュネーブ2会議での対応などについて協議した。

シリア・クルド・アーザーディー党(シリア・クルド国民評議会)のムスタファー・ウースー書記長は『ハヤート』(12月17日付)に、バールザーニー大統領が16日に、シリア・クルド国民評議会と西クルディスタン人民議会(民主統一党)の代表と個別に会談したことを明らかにした。

ウースー書記長によると、この動きはトルコ国会議員のレイラ・ザナ女史(クルド人)、PKKメンバーでディアルバクル県知事のオスマン・バイデミル氏が仲介役を務めたという。

一方、AFP(12月17日付)は、シリア・クルド国民評議会のバフジャト・バシール氏の話として、前日の個別会談を踏まえて、17日にシリア・クルド国民評議会と西クルディスタン人民議会の代表が複数回にわたって直接会談を開いたと報じた。

バシール氏によると、「西クルディスタンにおける「クルド人の家」と政治的言説の統一、ジュネーブ2会議への準備の統合」がめざされる一方、両者の意見対立の解消が図られたという。

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シリア革命反体制勢力国民連立は、声明を出し、シリア軍が16日にジュネーブ諸条約に違反して、アレッポ市インザーラート地区のティーバ初等教育学校を爆撃し、子供、教師、職員合わせて18人を殺害、40人を負傷させたと非難した。

声明ではまた、それ以外にも、アレッポ市シャッアール地区(17人)などへの樽爆弾の攻撃で43人が死亡したと発表、「ジュネーブ2会議や政治的解決に対するアサド政権の姿勢の真意が暴露された」と非難した。

さらにロシアとイランに対して、アサド政権による殺戮を停止させるため圧力をかけるよう呼びかけた。

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シリア革命総合委員会は声明を出し、「自由シリア軍」が16日にラタキア県カルダーハ市をロケット弾4発で攻撃、またジャブラ飛行場にもロケット弾3発を打ち込み、人的被害を与えたと発表した。

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スワイダー県調整、シャフバーおよび周辺村調整、スワイダー学生調整、自由のためのスワイダー弁護士委員会など423の組織・活動家が共同声明を出し、シリア革命反体制勢力国民連立、シリア国民評議会などに対し、移行期政府のタグリード・ハジャリー文化大臣の解任と連盟への参加資格凍結を求めるとともに、シャームの民のヌスラ戦線が拘束しているスルターン・バーシャー・アトラシュ大隊のハーリド・リズク氏、ラーイフ・ナスル氏の釈放、および自由シリア軍参謀委員会傘下の軍事法廷への身柄引き渡しを求めた。

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シリア革命反体制勢力国民連立のルワイユ・サーフィー報道官が声明を出し、連立脱会を表明した。

「偏向状況の克服」、「個人的、党派的、イデオロギー的な利益でなく国益の提示」を求めてきたが、「地域諸国の政治闘争の意思から独立した愛国的な決定」が必要だと感じたことが理由だという。

シリア政府の動き

外務在外居住者省報道官は、シリアでの化学兵器使用に関する国連調査団による最終報告書に関して「シリアの現在と未来を標的とした破壊計画の敗北」を示すものだと高く評価した。

同報道官は「アキ・セルストロム団長による報告は、ハーン・アサル村やダマスカス郊外県グータ地方各所で武装テロ集団によってサリンガスが使用した…とのシリア政府の申し立てを認める一方、米英仏、そしてその手先のサウジアラビア、カタール、トルコなどがアル=カーイダ、シャームの民のヌスラ戦線などのテロリストの犯罪を隠蔽するために主張していた(シリア政府による化学兵器使用に関する)嘘の申し立て40件以上を却下した」と強調した。

SANA(12月17日付)が伝えた。

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ダルアー市、タルトゥース市、ハマー市、ラタキア市で、アドラー市ウンマーリーヤ地区での反体制武装集団の「テロ行為」に抗議する集会が開かれ、各会場にはそれぞれ市民数百人が集った。

SANA, December 17, 2013
SANA, December 17, 2013

各デモには、労働総同盟関係者、県知事、バアス党各県支部の幹部らも参加した。

SANA(12月17日付)が伝えた。

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カドリー・ジャミール前経済問題担当副首相はRT(12月16日付)に「米国や西側の古くて新しい計略の実現阻止し、自衛できたシリア・アラブ軍はすばらしい(ブラボー)」と賞賛した。

その一方、ジャミール前副首相は、シリア政府の改革実施の遅れが、外国の介入の素地を作ったと批判、また紛争の軍事的な解決は不可能との見方を示した。

国内の暴力

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市シャッアール地区に軍が爆撃を行い、子供2人、女性2人を含む13人が死亡した。

ラーミー・アブドゥッラフマーン代表によると、過去数日間で反体制武装集団が占拠するアレッポ市内の街区への樽爆弾などによる軍の攻撃が激化しており、軍が同地区に進軍しようとする意思が感じられる、という。

一方、アレッポ市で活動するメディア活動家のアブドゥルカリーム・ライラー氏はクッルナー・シュラカー(12月17日付)に、アレッポ市内で活動する武装集団、革命家集団は、非常警報を出し、アレッポ県シャッアール地区、カーティルジー地区、ハイダリーヤ地区、マアーディー地区、バーブ市、ムスリミーヤ村に対する軍の攻勢に対して「鉄拳」をもって徹底抗戦するよう呼びかけたことを明らかにした。

この呼びかけは、国民イニシアチブ委員会の名でアレッポ市で活動する約260の反体制活動家・組織が呼びかけたもので、20日(金曜日)を「アレッポ救済のための怒りの金曜日」と定め、徹底抗戦を呼びかけている。

他方、SANA(12月17日付)によると、ナイラブ村南部、シャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)、アレッポ中央刑務所周辺、キンディー大学病院周辺、バーブ市一帯、シハービー農場、クワイリス村、アルバイド村、カスキース村、ナッカーリーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市では、シャッアール地区、スッカリー地区、ジャズマーティー地区、ハイダリーヤ地区、サーフール地区、ハナーヌー地区、アンサーリー地区、カラム・ダーダ地区、サカン・シャバービー地区、シャイフ・ダーヒル地区、ハラク街道地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

しかし、アレッポ市マンシヤ地区、イバーラ地区などに反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、市民5人が死亡した。

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ダマスカス県では、『ハヤート』(12月18日付)によると、ヤルムーク区に軍が迫撃砲など重火器で攻撃を加え、パレスチナ難民キャンプ入口付近で反体制武装集団と交戦した。

他方、SANA(12月17日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またムハージリーン区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、市民2人が死亡した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市南部入口のパノラマ検問所で、爆弾が仕掛けられた車が爆発し、軍側に死傷者が出る一方、同市ジャウラ地区で軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(12月17日付)によると、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区、ジュバイラ地区、工業地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、ジュンド・アズィーズ旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またズィーバーン町付近で、イラク・シャーム・イスラーム国などを含む反体制武装集だのメンバーが、盗掘・密輸した油田の分け前をめぐって衝突、複数の戦闘員が死傷した。

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ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(12月17日付)によると、サウジアラビア人がのった旅客バス2台がドゥマイル市の軍検問所で失踪した。

このバスはサウジアラビアに向かっていたという。

一方、SANA(12月17日付)によると、アドラー市ウンマーリーヤ地区、アーリヤ農場、リーハーン農場、シャイフーニーヤ村、ドゥーマー市、ヤブルード市、ザマルカー交差点周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(12月17日付)によると、ラスタン湖、バルグースィーヤ村、アルシューナ村、ダール・カビーラ村、ガントゥー市、ラスタン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(12月17日付)によると、ビンニシュ市、マアッラト・ヌウマーン市、マルアンド村、バザーブール村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またカフルナジュマ市では、送電設備の修理にあたっていた電力公社職員が反体制武装集団に襲撃され、1人が死亡、3人が負傷した。

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ダルアー県では、SANA(12月17日付)によると、ダルアー市旧税関地区など所、インヒル市、アトマーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、アクナーフ・ウマリー大隊、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、SANA(12月17日付)によると、ティシュリーン油田周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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『ザマン』(2013年12月17日付)は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、『ミッリイイェト』紙の取材に同行していたトルコ人カメラマンのベンヤミン・アイギュン氏を拉致したと報じた。

レバノンの動き

UPI(12月17日付)によると、ベカーア県バアルベック郡バアルベック市に、シリア領内から発射された迫撃砲弾6発が着弾、うち1発がレバノン軍の兵舎を直撃、兵士2人を含む3人が負傷した。

これに関して、マルワーン・ハディード中隊とシャームの民のヌスラ戦線がツイッターを通じて声明を出し、「グラード・ロケット6発でヘルメル郡にあるイランの党(ヒズブッラー)の拠点を狙った」と犯行を認めた。

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NNA(12月17日付)によると、ベカーア県バアルベック郡のスブーバー村・ワーディー・アブー・ムーサー村間の街道で、爆弾を積んだ車がヒズブッラーの検問所からの銃撃を受けて、爆発し、ヒズブッラーのメンバーや市民複数が負傷した(しかし、マナール・チャンネル(12月17日付)は人的被害を否定した)。

車は街道にあるヒズブッラーの検問所から約2キロの場所で爆発した。

諸外国の動き

アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表付報道官のハウラ・マタル女史は、ジュネーブ2会議の日程に関して、1月22日にスイスのモントルー市で開催されると発表した。

Rihab News, December 17, 2013
Rihab News, December 17, 2013

マタル女史によると、会議は23日一時中断したのち、24日にジュネーブの国連本部で再開され、シリア政府と反体制勢力の使節団の協議により会期が確定するという。

AFP(12月17日付)などが伝えた。

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ジョン・ケリー米国務長官は訪問先のマレーシアでの記者会見で「米国の代表は今のところイスラーム戦線と会していない。しかし、そうしたことが起きるかもしれない。穏健な反体制勢力の基盤と、ジュネーブ2会議におけるシリア国民の基盤の拡大をめざすすべての支援国は現在、努力を行っている」と述べた。

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トルコのイスメト・ユルマズ国防大臣は、国会での答弁で、16日付の『ヒュッリイェト』の報道に関して「2013年にトルコからシリアにいかなる武器も提供されていない」としつつ、猟銃とエアライフルが供与されたことについては認めた。

AFP(12月17日付)が伝えた。

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AFP(12月17日付)によると、ヨルダン北部のザアタリー避難民キャンプでガスボンベが爆発して火災が発生、子供2人を含むシリア人避難民3人が焼死した。

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BBC(12月17日付)は、シリア国内で投獄中の英国人医師アッバース・ハーン氏(32歳)が死亡したと報じた。

この医師は、反体制勢力の野戦病院で医療活動を行っていたが、2012年11月にアレッポで逮捕されていた。

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化学兵器禁止機構(OPCW)は執行理事会で、米国によるシリアの化学兵器の洋上廃棄処理を柱とする廃棄計画を確定した。

OPCW関係者によると、同計画の骨子は以下の通り:

1. 2013年12月13日以降、国内12カ所の貯蔵施設から化学兵器関連物資をラタキア港に集積する。
2. ラタキア港へのシリア軍による化学兵器関連物資の輸送を支援するため、ロシアが装甲車15台、給水車20台、貨物車輌50台、野外調理施設付トレーラー13台、テント52帳を提供する。
3. ロシアが、ラタキア港から化学兵器関連物資を搬出するノルウェーとデンマークの貨物船に、シリア領海を出るまでの安産確保を担当する。
4. 化学物質の流出などの事態が生じた場合、フィンランドが支援し対処する。
5. ラタキア港から搬出された化学兵器関連物資のうち危険性が高い化学物質を、2013年末までに、イタリアで廃棄処理設備を搭載した米国の貨物船に積み替える。
6. 2014年3月末までに、危険性の高い化学物質を米国の貨物船が洋上で廃棄処理を行う。
7. タキア港から搬出された化学兵器関連物資のうち危険性が低い化学物質を、2014年2月5日までに、民間企業が無害化する。
8. 廃液を民間企業が無害化する。

AFP, December 17, 2013、BBC, December 17, 2013、al-Hayat, December 18, 2013、Kull-na Shuraka’, December 17, 2013, December 18, 2013、al-Manar, December 17, 2013、Naharnet, December 17, 2013、NNA, December 17 2013、Reuters, December 17, 2013、Rihab News, December 17, 2013、RT, December 17, 2013、SANA, December 17, 2013、UPI, December 17, 2013、Zaman, December 17, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

「至高にして偉大なるアッラーの戦い」総司令部がダマスカス郊外県で先月から開始していた作戦の戦果を主張するなか、ズウビー情報大臣は西クルディスタン移行期民政局評議会についてカーミシュリー県のシリア国家への帰属を強調(2013年12月16日)

反体制勢力の動き

クッルナー・シュラカー(12月16日付)によると、「至高にして偉大なるアッラーの戦い」総司令部を名乗る武装集団がビデオ声明(http://www.youtube.com/watch?v=zaBEGoaG7eA&feature=player_embedded)を出し、ムハッラム月20日(11月23日)に開始したダマスカス郊外県グータ地方の包囲解除作戦で、東グータ地方40平方キロの地域の村々を解放し、シリア軍の第一防衛ラインを突破、シリア軍兵士や外国人戦闘員800人以上を殺害するなどの戦果をあげたと主張した。

同総司令部は、イスラーム軍、ジュンド・マラーヒム、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、ラフマーン軍団、グータの光大隊、ジュンド・ハック大隊からなるという。

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ザマーン・ワスル(12月16日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団12団体が声明を出し、国際社会に対して同地域に人道物資の搬入を改めて求めた。

声明を出したのは、ドゥーマー殉教者旅団、アッラーの獅子大隊、革命治安部隊、シャーム旅団、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、軍警察、マルハマ・クブラー軍、グータの獅子旅団、ラフマーン軍団、アダーラ旅団、イスラーム軍、信仰者の母たち旅団など。

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バーブ・ハワー・シャリーア最高法廷は告知を出し、イドリブ県バーブ・ハワー国境通行所の動産・不動産所有者に登記関連書類を提出するよう呼びかけた。

同法廷によると、2014年1月1日に、これらの動産・不動産の再登記を行うという。

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反体制活動家のワリード・ブンニー弁護士は声明を出し、2013年3月にシリア革命反体制勢力国民連立と絶縁し、自身およびブタペストにある自身の事務所と連立は無関係だと改めて表明した。

シリア政府の動き

ウムラーン・ズウビー情報大臣はイラク・クルディスタン地方のローダーウ・ネット(12月16日付)に出演し、民主統一党が発足を進めている西クルディスタン移行期民政局評議会に関して「シリア・クルディスタンなど存在せず、シリア・クルド人に関する国民的問題があるだけだ。カーミシュリーは行政上我々に帰属し、人民防衛隊は同市を防衛するとともに、シリアを防衛している」と述べた。

SANA, December 16, 2013
SANA, December 16, 2013

ズウビー情報大臣はまた「タッル・クージャル、すなわちヤアルビーヤ国境通行所はシリア国家の支配下にあり、近く開放される。シリア政府はクルド人がジュネーブ2会議に参加することを支持する…。テロとの戦いが、ジュネーブ2で議論されねばならないもっとも重要な問題である。テロを通じて成果を得ていない反体制勢力は政治でも成果を得られないだろう。我々は現地における強者であり、権力を譲り渡すことはない」と強調した。

一方、民主統一党との関係について、ズウビー情報大臣はシリア政府との関係を否定した。

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外務在外居住者省は国連安保理議長および事務総長に宛てて書簡を送り、ダマスカス郊外県アドラー市労働者住宅地区でシャームの民のヌスラ戦線とイスラーム戦線イスラーム旅団が行った「住民虐殺」を行ったことを報告、サウジアラビア、トルコによるテロ支援を阻止するための責任を行使するよう求めた。

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クッルナー・シュラカー(12月16日付)は、ドゥルーズ派のシャイフ・アクルであるユースフ・ジャルブーア師が14日に義勇兵組織の「ムワッヒディーン軍」の車輌多数をスワイダー県のシリア軍第17師団本部に派遣するよう命じた、と報じた。

ムワッヒディーン軍は同師団の支援を行うという。

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、『ハヤート』(12月17日付)などによると、軍の第156旅団、第67連隊などがアドラー市ウンマーリーヤ地区を占拠する反体制武装集団に対して激しい砲撃を加え、攻撃を続けた。

一方、SANA(12月16日付)によると、アドラー市ウンマーリーヤ地区、ドゥーマー市および同市一帯、リーマー農場、ナブク市、アーリヤ農場、アッブ農場、シャイフーニーヤ農場、バイト・サフム市南部で、軍が反体制武装集団の追撃を行い、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(12月16日付)によると、アレッポ市のハナーヌー地区、サーフール地区、バーブ街道地区などを軍が前日に引き続き樽爆弾を投下し、民間人数十人が死傷した。

またシリア人権監視団によると、アレッポ市インザーラート地区、アンサーリー地区への軍の爆撃により、子供4人を含む20人が死亡した。

一方、SANA(12月16日付)によると、ワディーヒー村、カフルカール村、バンーン・フッス村、アルバイド村、クワイリス村、カスキース村、ナイラブ村周辺、キンディー大学病院周辺、アレッポ中央刑務所周辺、マンスーラ村、バーブ街道、ラスム・アッブード村、ハンダラート・キャンプで、軍が反体制武装集団の追撃を行い、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市シャイフ・サイード地区、ラーシディーン地区、スッカリー地区、カルム・マイサル地区、カーディー・アスカル地区、ブスターン・カスル地区、ジュダイダ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を行い、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほかアレッポ市ハラブ・ジャディーダ地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、少女1人が死亡、3人が負傷した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、カルダーハ市周辺の農地に迫撃砲弾複数発が着弾した。死傷者は出なかった。

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ヒムス県では、SANA(12月16日付)によると、レバノン領内からタッルカラフ市郊外に潜入しようとした反体制武装集団を軍が撃退した。

またヒムス県サフサーファ地区、ワルシャ地区、バーブ・フード地区、ラスタン市、ドゥワイル村近郊、バルグースィーヤ村、アルシューナ村、サラーム・ガルビー村、サラーム・シャルキー村、タイバ村で、軍が反体制武装集団の追撃を行い、サウジアラビア人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(12月16日付)によると、カーブーン区で、軍が反体制武装集団の追撃を行い、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

Kull-na Shuraka', December 16, 2013
Kull-na Shuraka’, December 16, 2013

またバーブ・トゥーマー地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾1発が着弾し、カスル・バッルール・レストラン近くの民家が被害を受けた。

このほか、SANA(12月16日付)によると、ダマスカス県の国連本部前で労働者数百名がデモを行い、ダマスカス郊外県アドラー市ウンマーリーヤ地区での「武装テロ集団」による住民「虐殺」に抗議し、国連および関連機関に対して「サウジアラビア、カタール、トルコといったテロ・傭兵支援国家に対して、迅速かつ実効的な介入」を行うよう求めた。

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ダルアー県では、SANA(12月16日付)によると、ダルアー市各所、ズィムリーン村、ジャースィム市、ブスラー・シャーム市で、軍が反体制武装集団の追撃を行い、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

レバノンの動き

国連難民高等弁務官事務所は、レバノン(推計総人口350万人)に避難したシリア人避難民の総数が84万2,000人、パレスチナ人の数が52,000人に達していると発表した。

諸外国の動き

国連安保理で非公式会合が開かれ、シリアでの化学兵器使用・廃棄問題が審議された。

会合には、シリアの化学兵器使用に関する国連調査団のアキ・セルストロム団長が出席した。

『ハヤート』(12月17日付)によると、ロシアのヴィタリー・チュルキン国連大使は会合で、米国をはじめとする西側諸国が「何らの証拠も示さず、シリア政府が(化学兵器を)使用したとの世論を醸成したと非難した。

チュルキン大使は「米国はシリアの反体制勢力が化学兵器を生産できることを知っていた。だから、彼らが保有する化学兵器が使用されないよう、彼らに防毒マスクを供与しなかった」と述べた。

また潘基文事務総長は、8月21日のダマスカス郊外県グータ地方以外でも化学兵器が使用されたと思うと述べたうえで「化学兵器の使用に関与した者は、法廷に立たされねばならない。適切な行動としていかなるものがあるかを踏まえたうえで、関係諸国とこの件について議論を続けるだろう」と述べた。

さらに潘基事務総長は会合後「ジュネーブでの政治的対話を開始する前にシリアで停戦に至る必要がある」と述べた。

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『ヒュッリイェト』(12月16日付)は、トルコ内外の公式文書から、トルコが2013年6月以降、シリアの反体制勢力に47トンの武器弾薬を供与していることが明らかになったと報じた。

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クッルナー・シュラカー(12月16日付)によると、イラク・クルディスタン地方から国連の人道支援物資を積載して離陸した貨物機2機が、ハサカ県カーミシュリー市の空港に到着した。

AFP, December 16, 2013、al-Hayat, December 17, 2013, December 18, 2013、Hurriyet, December 16, 2013、Kull-na Shuraka’, December 16, 2013、Naharnet, December 16, 2013、Reuters, December 16, 2013、Rihab News, December 16, 2013、Rudaw.net, December 16, 2013、SANA, December 16, 2013、UPI, December 16, 2013、Zaman al-Wasl, December 16, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア革命反体制勢力国民連立のジャルバー議長および連立内の軍幹部らが対シリア国境に近いトルコ領内に新たな作戦司令室を設置したと報じられる(2013年12月14日)

反体制勢力の動き

『クドス・アラビー』(12月14日付)は、シリア革命反体制勢力国民連立筋の話として、アフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長および連立内の軍幹部が、対シリア国境に近いトルコ領内に作戦司令室を新たに設置したと報じた。

イドリブ県バーブ・ハワー国境通行所近くの自由シリア軍参謀委員会施設・武器庫がサラフィー主義者に奪取され、シリア国内で活動が困難に直面したことが理由だという。

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自由シリア軍参謀委員会報道官のカースィム・サアドッディーン大佐は「参謀委員会報道官兼シリア革命家戦線総司令官」の名で声明を出し、「我々がイスラーム組織と戦うであろう…との新聞やフェイスブックの書き込みは根拠がない」と述べ、イスラーム戦線との対立関係を否定した。

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これに対して、シリア革命家戦線は声明を出し、「トルコや外国のホテルで引きこもっている自称戦線司令官…のカースィム・サアドッディーン大佐」との関係を否定し、「彼の発言の…いかなる効力も承認しない」と反論した。

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クッルナー・シュラカー(12月14日付)によると、ダマスカス郊外県カラムーン地方で活動する「自由シリア軍」の複数の部隊がリーマー地方作戦司令室を結成し、統合した。

司令官はアブドゥッラー・リファーイー大佐が務め、第11師団、ヤブルード作戦司令室、ファールーク独立師団、ハック旅団、コマンド軍団、ファトフの鷹旅団、カラムーン解放戦線、サイフ・アドル大隊、クサイル旅団、殉教者サーイル・ブーザーン大隊、シャーム解放旅団などが参加しているという。

シリア政府の動き

AP(12月14日付)は、複数の活動家の話として、シリア政府が拘束中の聖タクラー教会の修道女開放に向けて反体制武装集団との交渉を開始した、と報じた。

ハビーブ・ムスタファー大隊のアブー・ニダールを名乗る報道官は、反体制武装集団が修道女12人と、政府が拘束している活動家数百人の交換を要求していることを明らかにした。

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、SANA(12月14日付)などによると、軍はアドラー市ウンマーリーヤ地区に近い要衝のバグダード陸橋をシャームの民のヌスラ戦線、イスラーム軍から奪還・完全制圧した。

シリア人権監視団も「軍と国防隊がアドラー市労働者住宅地区で若干の進軍を実現した」と発表した。

またハバル・チャンネル(12月14日付)は、アドラー市ウンマーリーヤ地区を占拠する反体制武装集団が市民77人を処刑したと報じた。

うち35人は「宗派的背景、ないしはシリア国家を支持している理由で」処刑されたという。

これに関して、シリアの複数のメディアは、軍がこの「虐殺」に関与した「タクフィール主義武装集団」メンバーを捕捉したと報じた。

このほか、シリア人権監視団によると、ヤブルード市が軍の砲撃を受けた。

一方、SANA(12月14日付)によると、アドラー市ウンマーリーヤ地区周辺、アドラー水利機構南部、アドラー市役所西部、ルハイバ市郊外、ドゥーマー市、リーマー農場、ヤブルード市、ドゥマイル市、ダーライヤー市、ハラスター市、シャイフーニーヤ農場、アーリヤ農場、アッブ農場で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市各所を軍が爆撃・砲撃した。

一方、SANA(12月14日付)によると、アレッポ中央刑務所周辺、キンディー大学病院周辺、ハーン・アサル村、マンスーラ村、アブティーン村、バーブ・アレッポ街道、ハンダラート・キャンプ、ウワイジャ地区、アルバイド村、クワイリス村、ザルズール丘、ティヤーラ村北部で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、ザバディーヤ地区、ジャンドゥール地区、ハイダリーヤ地区、シャイフ・サイード地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(12月14日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がハマー県軍事評議会のアフマド・ビッリー議長を拘束した。

また、シリア人権監視団によると、カフルウバイド村で軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(12月14日付)によると、マアッラト・ヌウマーン市近郊で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シャームの鷹旅団の前線司令官がヒムス市で凍死した。

この前線司令官は40代男性で、ヒムス県での戦闘を支援するためイドリブ県から派遣されていたという。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ヒムス県ハウラ地方からヒルブナフサ村に向かおうとしていた男性2人(戦闘員か、民間人かは不明)の凍死体が発見された。

一方、SANA(12月14日付)によると、ムーリク市近郊、フワイズ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(12月14日付)によると、カーブーン区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(12月14日付)によると、ダルアー市各所、ジャディーヤ村、キータ村、インヒル市、ズィムリーン村、ジャースィム市、カフルシャムス町、タファス市、ナワー市、ナースィリーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

レバノンの動き

NNA(12月14日付)によると、ベカーア県バアルベック

民主統一党のアサーイシュがハサカ県、アレッポ県などでイスラーム国メンバー54名を逮捕したと発表するなか、シリアの友連絡グループ会合で西側諸国11カ国の高官とシリア革命反体制勢力国民連立の代表が会談(2013年12月13日)

反体制勢力の動き

シリア革命家戦線は声明を出し、イドリブ県バーブ・フード国境通行所付近の自由シリア軍参謀委員会武器庫襲撃・制圧をめぐって身柄拘束していたイスラーム戦線の戦闘員複数名を釈放したと発表した。

そのうえで、シリア革命家戦線は、イスラーム戦線に対して武器庫および国境通行所からの撤退を要求した。

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シリア革命総合委員会は声明を出し、ハサカ県ラアス・アイン市で民主統一党がクルド語の教育を強要、クルド語を覚えなかった10歳のアラブ人児童を逮捕した、と主張した。

シリア政府の動き

ワーイル・ハルキー内閣は、シャームの民のヌスラ戦線とイスラーム軍のダマスカス郊外県アドラー市労働者住宅地区襲撃と住民「虐殺」を非難、テロ撲滅とシリア復興への意志を改めて示した。

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軍武装部隊総司令部は声明を出し、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム軍が占拠するアドラー市ウンマーリーヤ地区に対して、軍が「包括的な掃討作戦」を開始したと発表した。

国内の暴力

クッルナー・シュラカー(12月13日付)によると、民主統一党のアサーイシュ(治安組織)は声明を出し、クルド人が多く住む地域(ハサカ県、アレッポ県)で破壊行為を行ったイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)のメンバー54人を逮捕した、と発表した。

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ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(12月13日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がラッカ市の国立病院に配備予定だった救急車両5台を強奪した。

ダーイシュは2週間前にもトルコから入国した救急車両2台を強奪したという。

一方、『アラブ』(12月13日付)は、ラッカ県ラッカ市で女性活動家のスアード・ヌーファルさんがイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)などサラフィー主義武装集団の活動に抗議し、ハンストを始めたと報じた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がアアザーズ市に近いイフラス村で女性6人を含むクルド人市民120人以上を誘拐した。

一方、SANA(12月13日付)によると、ナイラブ航空基地東部、シャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)、キンディー大学病院周辺、アレッポ中央刑務所周辺、ティヤーラ村北部、アブティーン村、マンスーラ村、ザルズール村、アレッポ市シャイフ・サイード地区、旧市街、ブスターン・カスル地区、アシュラフィーヤ地区、ジャンドゥール地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(12月13日付)によると、ヒムス市バーブ・フード地区、ダール・カビーラ村、ガースィビーヤ村、ドゥワイル村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

レバノンの動き

NNA(12月13日付)によると、北部県アッカール郡のカシュラク村、ヌーラー村、ワーディー・フール村、ハクル・ジャニーン村、アマル・バイカート村に、シリア領から発射された迫撃砲弾複数発が着弾、住民が一時避難した。

諸外国の動き

シリアの友連絡グループの会合がロンドンで開催され、西側諸国11カ国の高官とシリア革命反体制勢力国民連立の代表が会談した。

会合後に出された声明では、ジュネーブ2会議実施に先立って避難民支援のための人道回廊設置の必要があるとする点などで合意したことが発表された。

また同声明は「過激派を負かすことができるのは自分だけだとするアサドの言葉を拒否する」としつつ、「イラク・シャーム・イスラーム国、シャームの民のヌスラ戦線など革命による民主主義の実現を拒否するすべての組織の台頭を懸念している」との意思を示した。

そのうえで「我々の目標を実現する唯一の道は、反体制武装集団が民主主義と多元主義の価値を尊重し、連立のもとで活動することのなかにある」と強調した。

シリア革命反体制勢力国民連立のムンズィル・アークビーク氏は会合後、記者団に「我々には問題があることは分かる。自分たちが望むような軍事組織を持っていないことは分かっている…。資金でも装備でもいいから支援が必要だ。それ現地の混乱を解消する唯一の手段だ」と懇願した。

一方、『ハヤート』(12月18日付)は、カタールとトルコの複数の高官の話として、両国がロンドンでのシリアの友連絡グループ会合で突然、イスラーム戦線の代表者の議場への入場を求めたと報じた。

これに対する「欧米諸国の印象は前向きだった」という。

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『ワシントン・ポスト』(12月13日付)は、複数の米国高官の話として、アル=カーイダとつながりのないイスラーム主義武装集団などを含む反体制武装集団をより大規模な政治同盟に参加させるべく支援する可能性がある、と報じた。

同報道によると、そのために、ロバート・フォード駐シリア米大使が、イスラーム戦線の幹部と会談する可能性もあるという。

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マイケル・ヘイデン元CIA長官は、ジェームズタイン財団による第7回テロ対策専門家年次大会で、シリア情勢に関して、武装集団の勝利はシリアの紛争の結末として期待されていないとしたうえで「第三の選択肢はアサドの勝利だ…。現時点で私がいうことは卑劣に思えるかもしれないが、私は卑劣な三つの選択肢なかではもっともましと思える第三の選択肢に傾きつつある」と述べた。

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ロシアの複数のメディアが伝えたところによると、ゲンナージー・ガティロフ外務次官は、ロシアの専門家をシリアに派遣し、シリア国内の化学兵器をラタキア港の武器庫に搬送する任務に当たらせることを明らかにした。

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ヘルヴェ・ラドス国連平和維持活動担当事務次長は記者会見で、安保理が合意すればシリアに平和維持軍を派遣する用意があると述べた。

AFP, December 13, 2013、al-‘Arab, December 13, 2013、al-Hayat, December 14, 2013, December 18, 2013、Kull-na Shuraka’, December 13, 2013、Naharnet, December 13, 2013、NNA, December 13, 2013、Reuters, December 13, 2013、Rihab News, December 13, 2013、SANA, December 13, 2013、UPI, December 13, 2013、The Washington Post, December 13, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米・英がシリア北部への非殺傷兵器の支援を全面的に凍結したと発表するなか、GCC首脳会議が閉幕声明のなかでシリア革命反体制勢力国民連立を「ジュネーブ2会議におけるシリア国民の正統な代表」として位置づけ(2013年12月11日)

反体制勢力の動き

自由シリア軍参謀委員会のルワイユ・ミクダード政治広報調整官は、9日に結成された(イドリブ・)シリア革命家戦線に関して、その武器がアサド政権のみに向けられ「ほかの目的には使用されない…。戦線の結成は誰に対するメッセージでもない。そのように理解する者だけの問題だ」と述べた。

Champress, December 11, 2013
Champress, December 11, 2013

自由シリア軍参謀委員会のカースィム・サアドッディーン報道官も、シリア革命家戦線に関して「自由シリア軍の言葉と努力を統合するために結成された。戦線は体制打倒に向かっている。シリア国民や革命に危害を与えるいかなる行為とも無縁であり、将来の国軍の中核となるだろう」と述べた。

シリア政府の動き

ワーイル・ハルキー首相は、アサド大統領の名代として駐シリア南ア大使館を訪問し、大使と面談、ネルソン・マンデラ元大統領死去への弔慰を伝えるとともに、ジェイコブ・ズマ大統領宛てのアサド大統領の親書を手渡した。

SANA(12月11日付)が報じた。

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外務在外居住者省は声明を出し、クウェートでのGCC首脳会議の閉幕声明の内容を断固拒否すると発表した。

国内の暴力

ラッカ県では、ラッカ国境なし記者団の活動家によると、イラク・シャーム・イスラーム国が対トルコ国境に位置するタッル・アブヤド国境通行所のハサン・スライマーン局長を拉致した。

Champress, December 1, 2013
Champress, December 1, 2013

同活動家によると、タッル・アブヤド国境通行所は現在、イスラーム戦線のシャーム自由人運動が制圧している。

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ダマスカス郊外県では、Champress(12月11日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線がイスラーム軍の支援を受け、アドラー市労働者住宅地区に侵入、同市をほぼ完全に制圧した。

同報道によると、ヌスラ戦線とイスラーム軍は悪天候に乗じて、ドゥーマー市方面からアドラー市労働者住宅地区に侵入し、国際幹線道路(ダマスカス・ヒムス街道)を封鎖、市民を「虐殺」したという。

これに関して、『ハヤート』(12月13日付)は、ヌスラ戦線とイスラーム軍は、ドゥルーズ派やアラウィー派の宗徒15人を殺害したとしたうえで、死者数が40人以上にのぼるとの報告もあると報じた。

また、SANA(12月11日付)によると、ドゥーマー市、ダーライヤー市、リーマー農場、ナブク市南西部一帯、アーリヤ農場で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャーム解放旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(12月11日付)によると、バルザ区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(12月11日付)によると、アレッポ市ファイイド地区、メリディアン地区、サイフ・ダウラ地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲複数発が着弾し、市民12人が死亡、50人が負傷した。

また、ワディーヒー村、アルバイド村、クワイリス村、カスキース村、ハンダラート・キャンプ、ウワイジャ地区、キンディー大学病院周辺、アレッポ中央刑務所周辺、バーブ市、シャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)南部、ナイラブ村東部で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

さらに、アレッポ県では、カーディー・アスカル地区、ターディフ地区、ハイダリーヤ地区、アイス地区、シャイフ・サイード地区、ブスターン・カスル地区、アシュラフィーヤ地区、旧市街、ライラムーン地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、クルド友愛調整によると、アイン・アラブ(コバネ)市で、民主統一党による教員養成学校閉鎖に抗議するデモが発生した。

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ヒムス県では、SANA(12月11日付)によると、ガースィビーヤ村、ハーリディーヤ村、ダール・カビーラ村、ザアフラーナ村、ヒムス市クスール地区、ワアル地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(12月11日付)によると、アイン・ラールーズ村、アルバイーン山周辺、タッル・ダマーン村、マアッラト・ヌウマーン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(12月11日付)によると、ダイル・ザウル市ハミーディーヤ地区、ラシュディーヤ地区、ジュバイラ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、チュニジア人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、10日から11日にかけて、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がタッル・アブヤド市で、クルド人15世帯を民主統一党および人民防衛隊支持者だとして、追放した。

レバノンの動き

NNA(12月11日付)によると、北部県トリポリ市で、ジャバル・ムフスィン地区住民が何者かに撃たれ、負傷した。

諸外国の動き

駐トルコ米大使館報道官は、米国がシリア北部への非殺傷兵器の支援を全面的に凍結したと発表した。

『ハヤート』(12月12日付)によると、イドリブ県バーブ・ハワー国境通行所がイスラーム戦線によって制圧されたことを受けた動きで、同報道官は、米国が自由シリア軍参謀委員会に供与した非殺傷兵器・装備が、サラフィー主義者の手に渡ったかどうかについては現在確認作業中だという。

また同報道官によると、人道支援は継続されるという。

米ホワイト・ハウスのジョシュ・アーネスト報道官も「バラク・オバマ政権は、イスラーム戦線がシリアの最高軍事評議会(自由シリア軍参謀委員会)の施設を占拠したとの報告を懸念している」と述べ、シリア北部への非殺傷兵器の供与を停止したと発表した。

アーネスト報道官はまた「米国は自由シリア軍の米国の装備提供について、サリーム・イドリース司令官のみと協議する」と付言した。

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駐トルコ英国大使館は、米国に続いて、シリアの反体制勢力への非殺傷兵器の支援を凍結すると発表した。

英国のデヴィッド・キャメロン首相は下院で「シリアの唯一の反体制勢力が過激派だとする考え方が広まることを許すわけにはいかない…。シリアの民主主義やその将来に関心がある人々との協力を我々が止めれば、そうした事態は現実になってしまう」と述べた。

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イスラーム戦線、シャームの民のヌスラ戦線による自由シリア軍参謀委員会武器庫制圧・補足に関連して、ロイター通信(12月11日付)は、トルコがバーブ・ハワー国境通行所に面するハタイ県レイハンル市郊外のジルヴェキョズ国境通行所を閉鎖したと報じた。

バーブ・ハワー国境通行所一帯での戦闘激化が閉鎖の理由だという。

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クウェートで開催されていたGCC首脳会議が閉幕声明を発表し、閉幕した。

閉幕声明は、シリア情勢に関して「アサド政権のシリア国民に対する集団虐殺行為の継続」を非難する一方、自らが支援するシリア革命反体制勢力国民連立を「ジュネーブ2会議におけるシリア国民の正統な代表」と位置づけた。

また「シリア国民の血でその手を染めたシリア政府の幹部は、移行政府やシリアの政治的将来において役割を得てならない」と主張した。

しかし、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長が求めていた救済基金については言及しなかった。

このほか、レバノン情勢との関連で、声明は、ヒズブッラーの民兵のシリアからの撤退を求めた。

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ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は訪問中のイランの首都テヘラン(10日に到着)で、ハサン・ロウハーニー大統領、モハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣らと会談し、核開発問題、シリア情勢などについて協議した。

ザリーフ外務大臣との共同記者会見で、ラブロフ外務大臣は「責任あるすべての国が、ジュネーブ2会議で良い結果をもたらすべく何かを市無ければならない…。こうした結果に至ることを望んでいない者は、国際社会の要求にコミットしていないことになる」と述べた。

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ファルス通信(12月11日付)は、イラン・イスラーム革命防衛隊のモハンマド・アリー・ジャアファリー司令官が「我々にとってシリアは最前線をなしており…、革命防衛隊はその維持のため、シリア支援の努力を惜しまない。我々はシリアがイランとともにレジスタンスの前線にいることを誇りに思う。しかし、我々はシリアに軍事専門家や顧問を配置しているだけだ」と述べたと報じた。

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イラクやシリアのジハード主義武装集団の動静についての報道に力を入れているフナイン・ネット・フォーラム声明を出し、「イラク・シャーム・イスラーム国の我らが同胞たち」に「スペイン人記者のハヴィエル・エピノーサ(Javier Espinosa)氏(『エル・ムンド』記者)とリカルド・ガルシア・ヴィラノヴァ(Ricardo Garcia Vilanova)氏(フリーのカメラマン)の釈放を要求する」と呼びかけた。

2人は10日、ラッカ県内の検問所で拘束・拉致された。

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米ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさんは、シリアの紛争発生から1000日が経過したのに合わせて声明を出し、ジュネーブ2会議をシリアの紛争の真の転換点とするよう呼びかけた。

AFP, December 11, 2013、al-Hayat, December 12, 2013, December 13, 2013、Kull-na Shuraka’, December 11, 2013, December 12, 2013、Naharnet, December 11, 2013、NNA, December 11, 2013、Reuters, December 11, 2013、Rihab News, December 11, 2013、SANA, December 11, 2013、UPI, December 11, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア革命反体制勢力国民連立のジャルバー議長がGCC首脳会議に出席し「アサド政権がイスラーム国を作り出した」と主張、アレッポ県ではイスラーム国とシャーム自由人運動が衝突し双方に死者が発生(2013年12月10日)

反体制勢力の動き

AKI(12月10日付)は、シリア革命反体制勢力国民連立の幹部筋の話として、アフマド・トゥウマ暫定内閣(ガズィアンテップ)は…各省に合わせて約400人のスタッフを雇用しようとしたが、必要な資金がなく、最低限の政務も行えていない、と報じた。

al-Hayat, December 10, 2013
al-Hayat, December 10, 2013

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長は、クウェートで開催されたGCC首脳会議で、「シリア政府は過激派集団のなかに道を踏み外した者を探し出し、刑務所から出所させ、武装させた」と主張、アサド政権がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)を作り出したと主張した。

ジャルバー議長はまた、「シリアの戦争に宗派主義的なスローガンのもとにヒズブッラーが参加したことで過激派の怒りを激化させた」との持論を展開した。

そのうえで、シリア国民を救済・支援するための基金の設立と、連立によるその運営を求めた。

ロイター通信(12月10日付)が伝えた。

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シリア人権監視団は、12月7日のイスラーム戦線による自由シリア軍参謀委員会の武器庫掌握に関して、アレッポ県アターリブ市の活動家からの情報として、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)ではなく、シャームの民のヌスラ戦線が6日深夜に参謀委員会武器庫を制圧、自走式高射機関砲(シルカ)数十輌を捕獲、その後、7日早朝にイスラーム戦線が同武器庫を掌握し、対空ロケット、対戦車ロケットを捕獲した、との追加情報を発表した。

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ダマスカス郊外県革命調整連合のユースフ・ブスターニー報道官は、クッルナー・シュラカー(12月10日付)に、アサド政権が、イスラエルとの連絡調整のもと、ゴラン高原の兵力引き離し地域(AOS)に隣接する地域に爆撃を行っていることを複数の消息筋が確認したと主張した。

ブスターニー報道官によると、クナイトラ県のムムティナ村、ハワーリド村、アイン・アブド村などがイスラエルとの連絡調整のもとに爆撃されたという。

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ラッカ国境なき記者団は声明を出し、ラッカ県で避難生活を続ける市民への人道支援を呼びかけた。

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イスラーム軍のムハンマド・アッルーシュ司令官は声明を出し、ダマスカス郊外県ドゥーマー市でのラッザーナ・ザイトゥーナ女史の拉致への関与を否定し、犯人の公正な裁判を望んでいると発表した。

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シリア民主主義者連合、自由シリア女性連合、自由シリア弁護士連合は相次いで声明を出し、ダマスカス郊外県ドゥーマー市で拉致されたラッザーナ・ザイトゥーナ女史、サミーラ・ハリール女史、ワール・ハマーダ氏、ナーディム・ハマーディー氏の4人の即時釈放を求めた。

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ヨルダンを拠点とする反体制派系NGOのシリア研究世論調査センターは、自由シリア軍参謀委員会に関する世論調査を実施、その結果(http://all4syria.info/wp-content/uploads/2013/12/هيئة-الاركان-التقرير-المختصر.pdf)を発表した。

調査は、活動家を対象にインターネットを通じて実施した。サンプル数は165人、うち男性90%、女性10%、61%が高等教育修了者、21%が国内居住者、79%が国外居住者だった。

質問と結果は以下の通り:

1. 参謀委員会は軍事的な運動の必要性を代表していると感じていますか?はい54%、いいえ43%
2. 参謀委員会の活動に満足していますか?はい90.5%、いいえ5%
3. 参謀委員会は再編されるべきだと考えますか?はい73%、いいえ21.4%
4. 参謀委員会は役割を終え、解体されるべきと考えますか?はい41%、いいえ50%

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、ドゥーマ地元評議会が声明を出し、ラッザーン・ザイトゥーナ女史とその同僚3人がドゥーマ-市で誘拐されたと発表、「シリア政府の行為に似た卑劣な行為」と非難、反体制武装集団による犯行を示唆した。

一方、シャーム・イフバーリーヤ・ネット(12月10日付)によると、軍がムウダミーヤト・シャーム市、リーマー農場、バービッラー市、ヤブルード市、ランクース市、ザバダーニー市、ダーライヤー市、アドラー市を爆撃・砲撃、リーマー農場で軍と反体制武装集団が交戦した。

また同ネットによると、ヒズブッラーとズー・フィカール旅団の支援を受けた軍部隊が、奪還したナブク市の民家を放火するなど「新たな虐殺」を働いたと主張した。

シリア人権監視団は、軍がナブク市とヤブルード市を結ぶ農場地帯で軍事作戦を集中的に行い、カラムーン地方最後の反体制武装集団の拠点であるヤブルード市攻略の準備を進めている、との見方を示した。

他方、SANA(12月10日付)によると、リーマー農場で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、カッサース・アーディル連隊司令官ら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアーリヤ農場、ムウダミーヤト・シャーム市、ダーライヤー市、ドゥマイル市北東部の丘陵地、ルハイバ市東部の山間部、アドラー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カーブーン区で軍と反体制武装集団が交戦する一方、シャーグール区で治安部隊が活動家の逮捕摘発活動を行った。

一方、SANA(12月10日付)によると、ジャウバル区、バルザ区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、マスカナ市で9日から、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とシャーム自由人運動が指名手配者の処遇などをめぐって衝突し、シリア人権監視団によると、この戦闘で、ダーイシュの戦闘員5人とシャーム自由人運動の戦闘員7人が死亡した。

これに関して、Champress(12月10日付)は、マスカナ市でシャーム自由人運動と対立・交戦していたイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、同運動に属すマスアブ・ビン・ズバイル旅団を放逐し、同市を完全制圧したと報じた。

複数の消息筋によると、交戦に先だって、同運動に属すマスアブ・ブン・ウマイル旅団のムハンマド・ナッブー司令官、「アブー・ジャアファル」を名乗る副司令官を含む旅団幹部を逮捕していたという。

事態悪化を受け、イスラーム戦線は声明を出し、アレッポ県マスカナ市でシャーム自由人運動と対立を深めるイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)に対して、第三者の仲裁のもと司法の判断に服し、対立を解消するよう呼びかけた。

一方、シリア人権監視団によると、キンディー大学病院周辺で、軍が反体制武装集団と交戦した。

また、アレッポ市では、軍が、マサーキン・ハナーヌー地区、カーディー・アスカル地区、カラム・トゥラーブ地区、ダフラト・アワード地区に対して爆撃を、スッカリー地区、シャッアール地区に対して砲撃を行う一方、ハーリディーヤ地区、シャイフ・サイード地区、シャイフ・サイード地区で反体制武装集団と交戦した。

他方、SANA(12月10日付)によると、アブタイン市、アッザーン市、ハーン・トゥーマーン村、ワディーヒー村、アレッポ中央刑務所周辺、キンディー大学病院近く、ズィルバ村、ダイル・ハーフィル市、シャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)、ムスリミーヤ村北部、マーリア市南部で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またキンディー大学病院周辺の戦闘で、シャーム自由人運動の司令官の一人「アブー・ダルダー・カタリー」が軍の爆撃により死亡した。

さらに、アレッポ市では、スッカリー地区、ザバディーヤ地区、サラーフッディーン地区、ハイダリーヤ地区、アシュラフィーヤ地区、ライラムーン地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、アレッポ市内の複数カ所に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、市民12人が死亡した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、イスラーム戦線が、バーブ・ハワー国境通行所の別の反体制武装集団の拠点を制圧し、同通行所を封鎖・制圧した。

これに関して、クッルナー・シュラカー(12月10日付)は、複数の消息筋の話として、イスラーム戦線がバーブ・ハワー国境通行所を占拠していたファールーク大隊を放逐し、同地を制圧するとともに、一部医療関係者以外の同通行所通行を一時禁止することを決定した、と報じた。

一方、SANA(12月10日付)によると、サルミーン市、ナフラ市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(12月10日付)によると、シブル・クブーア村、サーキヤト・クルト村、カンタラ村、ダッラ村、カルマリーヤ村、ラビーア町、サルマー町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国員戦闘員30人以上を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(12月10日付)によると、ヒムス市旧市街、カラービース地区、バーブ・フード地区、カフルラーター市、タッルドゥー市、ラスタン市、ザアフラーナ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(12月10日付)によると、フラーク市、アドワーン村、ナワー市、アービディーン村、シャジャラ町、インヒル市、アトマーン村、ダーイル町郊外、タファス市、ダルアー市旧税関地区など、タスィール町、ムザイリーブ町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

レバノンの動き

『ナハール』(12月10日付)は、シリア国内での戦闘で死亡したとされるヒズブッラーのアリー・バッズィー司令官に関して、レバノン国内のヒズブッラーの軍事教練キャンプで射撃訓練中に誤って撃たれて死亡した、と報じた。

諸外国の動き

国連は、シリア政府およびイラク政府と、イラク・クルディスタン地方のエルビルからハサカ県への人道支援物資の空輸を行うことで合意した。

UNHCRのアミーン・アワド中東北アフリカ局長によると、支援活動は12日から開始され、15日まで4回にわたりイリューシン76による搬入作業を行う予定だという。

ロイター通信(12月10日付)が伝えた。

AFP, December 10, 2013、AKI, December 10, 2013、Champress, December 10, 2013、al-Hayat, December 10, 2013、Kull-na Shuraka’, December 10, 2013, December 11, 2013、al-Nahar, December 10, 2013、Naharnet, December 10, 2013、Reuters, December 10, 2013、Rihab News, December 10, 2013、SANA, December 10, 2013、UPI, December 10, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県で活動する武装集団14組織が「イドリブ・シリア革命家戦線」の結成を発表するなか、軍がダマスカス郊外県ナブク市をほぼ完全に制圧しダマスカス・ヒムス街道を奪還(2013年12月9日)

反体制勢力の動き

イドリブ県などで活動する武装集団14組織は共同ビデオ声明を出し、イドリブ・シリア革命家戦線を結成すると発表した。

同戦線に参加を表明したのは以下の組織。

1. イドリブ県軍事評議会
2. シリア殉教者旅団大隊連合
3. 来たるべき勝利旅団
4. アレッポ第9師団
5. 北部自由人旅団
6. 北部ファールーク大隊
7. ダマスカス・リヤード・サーリヒーン大隊
8. ザーウィヤ自由人連合
9. アンサール旅団
10. ハマー・ファールーク大隊
11. 第7師団
12. ガーブの狼旅団
13. ダマスカス特殊任務連隊
14. イドリブ殉教者旅団

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長は訪問先のクウェートで、連立が「複数の大国から文書および口頭で、ジュネーブ2会議後の…政治プロセスにおいてバッシャール・アサド大統領に未来はないとの保証を得た」と述べた。

ロイター通信(12月9日付)が伝えた。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・トゥウマ暫定内閣首班は『シャルク・アウサト』(12月9日付)に「シリア政府が政権存続の見返りとして、アル=カーイダとジハード主義者の根絶を約束する…との取引を米国が拒否したことを(米国から)伝えられた」と述べた。

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シリア革命反体制勢力国民連立は「剣によって!」と題した報告書を発表、そのなかでアサド政権が「死の師団」を複数編成し、反体制運動を行う町や村での虐殺を行っていると主張した。

「死の師団」は「革命」発生直後に編成され、共和国護衛隊、イラン・イスラーム革命防衛隊、「シャッビーハ」、ヒズブッラーの戦闘員などからなっているのだという。

連立はこの報告書で、アサド政権によって「これまでに15万人以上の民間人がさまざまな方法で殺害された」としたうえで、ヒムス県、ハマー県、タルトゥース県、イドリブ県、アレッポ県などですくなくとも20件の虐殺行為が行われ、子供200人、女性120人を含む2,885人がその犠牲となったと主張した。

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シリア国民評議会のジョルジュ・サブラー事務局長は、イランと米英仏独露中との核開発に関する合意に関して、『ハヤート』(12月10日付)に「この合意を我々は懸念せざるを得ない。なぜなら、イランがスポットライトを浴び、国際社会に復帰することで、シリア国民が、化学兵器問題のときいと同じように、イランの核問題のつけを払わされることを恐れているからだ」と述べた。

**

シリア・ムスリム同胞団は声明を出し、アサド政権にジュネーブ合意(2012年6月)を承認するよう圧力をかけるよう国際社会に要求し、同政権が人道状況を混乱させ続ける限り、ジュネーブ2会議の議論は無益なものになると警鐘を鳴らした。

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クッルナー・シュラカー(12月9日付)は、アレッポ県マスカナ市でシャーム自由人運動とイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、指名手配者の処遇をめぐって対立を深めていると報じた。

同報道によると、ダーイシュが、マスカナ市シャリーア委員会によって指名手配されていた男性を拘束したのが発端。

男性の身柄引き渡しのため、シャーム自由人運動の使節団が派遣されたが、ダーイシュは面談と引き渡しを拒否、またダーイシュのパトロール隊が使節団長を拉致しようとして、シャリーア委員会やシャーム自由人運動と衝突した。

その後、今度はシャーム自由人運動が、ダーイシュの司令官の一人を検問所で一時拘束したという。

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自由シリア軍国内合同司令部のファフド・ミスリー中央広報担当官は、レバノンのミシェル・アウン氏率いる自由国民潮流が「シリアの複数地区で教会や修道院を守るとの口実で、シリアに支持者を送り込み、戦わせている」と主張した。

ミスリー担当官はまた、レバノンのキリスト教徒民兵にヒズブッラーが「兵站、技術、軍事支援を行っている」と断じた。


ナハールネット(12月9日付)が伝えた。

シリア政府の動き

外務在外居住者省は国連安保理議長と事務総長に宛てて書簡を提出、サウジアラビアがシリア国内のサラフィー主義武装テロ集団を武器、資金、戦闘員教練を援助し、破壊行為に荷担していると非難、迅速且つ適切な対応を求めた。

SANA(12月9日付)が伝えた。

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通信技術省は声明を出し、「光ケーブルの故障」により、国内電話回線、国際電話回線、インターネット回線が一時普通となった」と発表、復旧作業を行い、早急に回線を再開すると発表した。

『ハヤート』(12月10日付)などが伝えた。

国内の暴力

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)は、灯油業者のイブラーヒーム・カッスーム氏を7日にサラーキブ市で逮捕、「アッラーを侮辱した」との罪で頭を切断し、処刑した。

ダーイシュの戦闘員がカッスーム氏から購入した灯油を「まがいもの」だと言ったのに対し、カッスーム氏が「知るか、俺が「灯油の主(ぬし、アラビア語で「ラッブ」)」とでも言うのか」と言ったのが逮捕・処刑の理由だという。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、軍がナブク市をほぼ完全に制圧、また国際幹線道路(ダマスカス・ヒムス街道)の奪還に成功した。

また、SANA(12月9日付)によると、軍がナブク市を制圧し、同市周辺での残党追撃を続けた。

また軍はリーマー農場、ドゥーマー市、ハラスター市、アーリヤ農場で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(12月9日付)によると、フマイリー市、ヒルバト・アーリフ市で、反体制武装集団が仕掛けた爆弾が爆発し、市民3人が死亡した。

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ダマスカス県では、SANA(12月9日付)によると、サーリヒーヤ区の市場に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、市民2人が死亡、多数が負傷した。

また、バルザ区、カーブーン区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(12月9日付)によると、軍がヒムス市グータ地区、カラービース地区、バーブ・フード地区、ラスタン市郊外、ガースィビーヤ村などで、反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点、装備、地下トンネルを破壊した。

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ダルアー県では、SANA(12月9日付)によると、東ムライハ町、ナーフタ町、ダルアー市各所、ヒルバト・ガディール・ブスターン村、ラスム・カター村、タファス市、ナワー市、アブー・ガーラ村、アイン・フライハ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(12月9日付)によると、ダッバーガート村、ワディーヒー村、アルバイド村、クワイリス村、カスキース村、アレッポ中央刑務所周辺、シャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)、ナイラブ航空基地東部、キンディー大学病院周辺、アレッポ市カースティールー地区、アナダーン市、カッファイン市、マフドゥーム村、ナッカーリーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、アシュラフィーヤ地区、シャイフ・サイード地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(12月9日付)によると、カフルラーター市、マルイヤーン村、シュワイハ市、バラーギースィー市、ジュッブ・アフマル村、カストゥーン村、タンジャラ村、ハミーマート・ダーイル村、ムスタリーハ村、タルマラ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、SANA(12月9日付)によると、タッル・ブラーク町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

レバノンの動き

自由国民潮流代表のミシェル・アウン議員(元国軍司令官)はMTV(12月9日付)のインタビューに応じ、シリア情勢などについて語った。

Naharnet, December 9, 2013
Naharnet, December 9, 2013

インタビューのなかで、アウン議員は、自由国民潮流がキリスト教徒の戦闘員をシリアに派遣しているとの自由シリア軍幹部の主張に関して「この主張に驚いた。そうした意思が仮にあったとしたら、公然とやっていたはずだ」と述べ、強く否定した。

またアウン議員は「シリアの反体制勢力は…そこ(シリア国内の教会・修道院)で戦争犯罪を行っている。すべての国際法廷が彼らを裁くべきだ。なぜなら教会・修道院は軍事施設ではなく、信仰の場だからだ…。彼らがマアルーラー市や同市の教会に進入する権利があるというのか?」と非難した。

一方、ヒズブッラーに関しては「イスラエルに対するレジスタンスは選択肢であり、北東部の対シリア国境の防衛も選択肢だ…。ヒズブッラーはシリアに干渉せざるを得なかった」と擁護した。

他方、2014年のレバノン大統領選挙に関して、アウン議員は「議員が望まないのであれば、私は大統領候補にはならない…。私が国家を作るのであれば、レバノン国民が従属者であってはならない…。歴史を通じて、外国の意思が介在せず、レバノン人が選んだ大統領などいない…。しかし大統領任期の延長にも、政治的真空にも反対だ。新大統領選出を支持している」と述べた。

諸外国の動き

AFP(12月9日付)によると、ベルギーの司法当局は、ブリュッセルおよびロンデルゼールで8日、ベルギー警察テロ対策課が、著名なイスラーム教伝道師のジャン・ルイ・デニス氏と親戚4人を、シリアに戦闘員を派遣していた容疑で逮捕したと発表した。

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フランスのローファン・ファビウス外務大臣は、ラジオ・フランス・アンテルナショナル(12月9日付)に「ジュネーブ2会議は開催されるだろうが、非常に困難な状況にある。なぜなら、バッシャール・アサドが自らの代表を派遣すると言っているからだ」と述べ、アサド政権の参加に疑義を呈した。

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英国のウィリアム・ヘイグ外務大臣は、シリアでの紛争開始から1,000日目にあたる9日、「シリアにおける交渉を通じた政治的転換こそが紛争を終わらせる唯一の道だ…。紛争を悪化させたアサドは、シリアの未来を構成し得ない」と述べた。

UPI(12月9日付)が伝えた。

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化学兵器禁止機関(OCPW)のアフメト・ウズムジュ事務局長は、シリアの化学兵器廃棄に関して「12月31日の期日までに危険度の高い化学兵器を全廃することは難しい」と述べた。

ロイター通信(12月9日付)が報じた。

AFP, December 9, 2013、al-Hayat, December 10, 2013、Kull-na Shuraka’, December 9, 2013、MTV, December 9, 2013、Naharnet, December 9, 2013、Reuters, December 9, 2013、Rihab News, December 9, 2013、SANA, December 9, 2013、al-Sharq al-Awsat, December 9, 2013、UPI, December 9, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がダマスカス郊外県ナブク市内の複数区を新たに制圧、野党国民青年公正成長党党首は西クルディスタン移行期民政局評議会が「ダマスカスの政府に帰属すること」を明言(2013年12月8日)

反体制勢力の動き

シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長はロイター通信(12月8日付)に、米国とイランの接近がアサド政権を資金面で強化することへの懸念を表明した。

ジャルバー議長は「私は資金面でこの接近を懸念している。なぜなら、世界中の銀行に凍結されたイランの資金があり、これらの資金が凍結解除されたら…、その一部がシリア政府に渡り、事態が複雑さを増すからだ」と述べた。

シリア政府の動き

野党国民青年公正成長党党首のバロウィーン・イブラーヒーンム女史(クルド人)は、民主統一党による西クルディスタン移行期民政局評議会発足に向けた動きに関して「シリアからの分離ではない。なぜなら、民政局はダマスカスの政府に帰属し、治安上の混乱に起因する真空を埋めるためのものだからです。またこのプロジェクトはハサカ県を構成するアラブ人、クルド人、シリア正教徒、アッシリア教徒によって同意されています。マスウード・バールザーニー氏にはこの計画を批判する権限などないのです」と述べた。

リハーブ・ニュース(12月8日付)が報じた。

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がナブク市で、シャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と交戦、同市内の複数地区を新たに制圧した。

また、シリア人権監視団は、シリア軍がナブク市で子供2人を含む市民5人を射殺したと発表した。

一方、SANA革命通信(12月8日付)は、ダマスカス郊外県サイイダ・ザイナブ町一帯で、シャーム自由人運動、シャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がヒズブッラー戦闘員とアブー・ファドル・アッバース旅団の戦闘員50人を殺害した、と発表した。

これに関して、AFP(12月8日付)は、レバノン治安筋の話として、ヒズブッラーの士官のアリー・バッスィー氏が死亡したと報じた。

ただし同消息筋は、戦死した場所の詳細を明らかにしなかった。

他方、SANA(12月8日付)によると、リーマー農場、ナブク市および同市周辺、ザバダーニー市、ドゥーマー市、アーリヤ農場、ハラスター市、ダーライヤー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またマナール・チャンネル(12月8日付)は、爆弾が仕掛けられた4台をシリア軍がナブク市で押収したと報じた。同報道によると、この4台はレバノンに向かおうとしていたという。

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アレッポ県では、『ハヤート』(12月9日付)によると、反体制武装集団が軍との戦闘の末、ナキーリーン村を制圧した。

またキンディー大学病院周辺、カフルハムラ村、クワイリス航空基地周辺、フライターン市、アッラーン村、ワディーヒー村、バーブ市、アレッポ市シャイフ・マクスード地区で、軍が反体制武装集団と交戦、同地を砲撃、多数の市民が死亡した。

一方、SANA(12月8日付)によると、キンディー大学病院周辺、マアーッラト・アルティーク村、ハンダラート・キャンプ、アナダーン市、アターリブ市・アレッポ市街道、アレッポ中央刑務所周辺、ワディーヒー村、カースティールー街道、ハーン・アサル村、アルバイド村、クワイリス村、カフルハムラ村、ナッカーリーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム旅団の戦闘ら員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、バニー・ザイド地区、アシュラフィーヤ地区、ブスターン・カスル地区、カッラーサ地区、ジュダイダ地区、旧市街、ライラムーン地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、シリア人権監視団は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がアレッポ県内で米民間軍事企業ブラック・ウォーター社と関係があるメディア活動家を、裁判の末に処刑したと発表した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、バルザ区で軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(12月8日付)によると、バルザ区、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(12月8日付)によると、ヒムス市バーブ・フード地区、ハーリディーヤ村、ラスタン市郊外、ガースィビーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(12月8日付)によると、アブー・ズフール航空基地周辺、サラーキブ市、カフルハーヤー村、イドリブ市西部で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、SANA(12月8日付)によると、サバーフ・ハイル地域の穀物サイロを反体制武装集団が襲撃しようとしたが、軍が撃退した。

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ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(12月8日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、ラッカ市内にある「ラッカ国境なき記者団」の拠点を襲撃し、カメラや機材などを強奪した。

その後、シャームの民のヌスラ戦線がこの拠点から、ダーイシュ戦闘員を放逐し、同拠点を奪還したという。

レバノンの動き

NNA(12月8日付)によると、レバノン軍はシリア領からベカーア県アルサール村に潜入しようとしたシリア人7人を逮捕、武器・爆弾、弾薬などを押収した。

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マロン派のビシャーラ・ラーイー総大司教は、聖タクラー教会修道女の拉致・連行問題に関して「国連特使に修道女を修道院に戻すために介入するよう求めている」と述べた。

諸外国の動き

シリア人権監視団は、アルジェリア政府がシリア人避難民197人をレバノンに強制送還するとの決定を下したと発表、非難した。

これらのシリア人がアルジェリア入国・滞在に必要な4,000ユーロの支払いに応じず、また滞在許可証ないしはアルジェリア人からの召喚状を所持していなかったのが理由だという。

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『ハヤート』(12月9日付)によると、イラクの治安部隊は未明にシリア領からアンバール県に不法に潜入しようとした武装集団を撃退した。

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イラク・クルディスタン地域のファトワー最高委員会は声明を出し、シリアでの戦闘参加に関して「イスラームのウンマに資さない」として禁止するファトワーを発表した。

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化学兵器禁止機関のアフメト・ウズムジュ事務局長はシリアの化学物質の国外への搬出作業の開始が「技術的な問題」により数日遅れる見通しだと述べた。

AFP(12月7日付)が報じた。

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米国の調査報道記者のシーモア・ハーシュ(Seymour M. Hersh)氏は「誰のサリン?」(http://www.lrb.co.uk/2013/12/08/seymour-m-hersh/whose-sarin)と題した記事をロンドン・レビュー・オブ・ブックス(12月8日付)で発表、そのなかでバラク・オバマ政権が、シャームの民のヌスラ戦線がサリンガスを製造する能力を持っていたとの情報を得ていたにもかかわらず、これを無視し、8月21日の化学兵器使用をアサド政権によるものと断じていたと暴露した。

ハーシュ氏は、米諜報機関や軍の高官からのインタビューをもとに書かれたこの記事のなかで、「諜報機関のある高官は同僚にメールで、オバマ政権がアサド政権による化学兵器使用を断定したことを「策略」と評し「攻撃はアサド政権によるものでない」と書いていた」ことを明らかにした。

また別の高官も、オバマ政権が情報を改ざんし、大統領やその顧問らがそれ以前に収集されていた諜報を後日操作し、あたかもリアルタイムで収集・分析されていたかのように見せていた、と証言し、怒りを露わにしていたことも明らかにした。

AFP, December 8, 2013、al-Hayat, December 9, 2013、Kull-na Shuraka’, December 8, 2013, December 9, 2013、London Review of Books, December 8, 2013、al-Manar, December 8, 2013、Naharnet, December 8, 2013、NNA, December 8, 2013、Reuters, December 8, 2013、Rihab News, December 8, 2013、SANA, December 8, 2013、UPI, December 8, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.