レバノンの動き(2014年7月15日)

『ハヤート』(7月15日付)によると、ダマスカス郊外県カラムーン地方無人地帯での、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員と、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団との戦闘がベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外に波及し、シリア軍が空爆を行った。

レバノン軍発表によると、同地での戦闘により、11人が負傷した。

レバノンの声ラジオ(7月15日付)によると、レバノン人5人とシリア人2人の合わせて7人は、ワーディー・ハワーへのロケット弾2発の着弾により、負傷した。

これに関して、NNA(7月15日付)は、シリア軍による砲撃は、ワーディー・ザムラーニー地区、アジュラム地区に潜伏する武装集団を標的としていた、と報じた。

AFP, July 15, 2014、AP, July 15, 2014、ARA News, July 15, 2014、Champress, July 15, 2014、al-Hayat, July 16, 2014、Kull-na Shuraka’, July 15, 2014、al-Mada Press, July 15, 2014、Naharnet, July 15, 2014、NNA, July 15, 2014、Reuters, July 15, 2014、SANA, July 15, 2014、UPI, July 15, 2014、Voice of Lebanon, July 15, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年7月15日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アッサール・ワルド村郊外とレバノンのベカーア県バアルベック郡アルサール村間の無人地帯で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

同監視団によると、シリア軍は同地一帯に少なくとも8回の空爆を行い、また戦闘はレバノン領内にも及んだという。

一方、SANA(7月15日付)によると、ムライハ市周辺、ナシャービーヤ農場、シャイフーニーヤ農場、アーリヤ農場、ハラスター市郊外、ハーン・シャイフ・キャンプ、アッサール・ワルド村郊外の無人地帯で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム軍、アジュナード・シャーム・イスラーム連合の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クルド民族主義勢力の動き(2014年7月15日)

シリア人権監視団によると、アレッポ県アイン・アラブ市一帯へのダーイシュ(イスラーム国)の侵攻に対抗するため、過去数日間でクルド人戦闘員約900人がトルコとイラクからシリアに入国した。

うち100人(トルコのクルド人)は15日早朝にアイン・アラブ市に入り、住民による歓迎式典が行われたという。

ARA News(7月15日付)によると、アイン・アラブ市に入った100人はPKKの戦闘員。

また、クルド人戦闘員900人は西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊に参加したという。

AFP, July 15, 2014、AP, July 15, 2014、ARA News, July 15, 2014、Champress, July 15, 2014、al-Hayat, July 16, 2014、Kull-na Shuraka’, July 15, 2014、al-Mada Press, July 15, 2014、Naharnet, July 15, 2014、NNA, July 15, 2014、Reuters, July 15, 2014、SANA, July 15, 2014、UPI, July 15, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き(2014年7月14日)

イスラエル軍は、シリア領内からイスラエルが占領するシリア領ゴラン高原に向けてロケット弾が発射され、同地に着弾したと発表した。

イスラエル軍はロケット弾攻撃の責任がシリア軍にあると断じ、ただちにシリア軍の拠点に対して迫撃砲による報復を行ったという。

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国連安保理で、シリア国内の避難民への周辺諸国経由での人道支援物資搬入を求める安保理決議第2165号(http://unscr.com/en/resolutions/2165)が全会一致で採択された。

同決議は、国連事務総長の権限のもと、周辺諸国からの人道支援物資搬入を監視するための仕組みを構築、反体制派の支配下にあるバーブ・サラーマ国境通行所(アレッポ県)、バーブ・ハワー国境通行所(イドリブ県)、ラムサー国境通行所(ダルアー県)、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)の支配下にあるヤアルビーヤ国境通行所(ハサカ県)を経由して、反体制派支配地域に人道支援を行うことができる旨、定められている。

物資搬入に際しては、周辺諸国の同意とシリア政府への通告を義務づけ、人道支援以外の目的での物資搬入を抑止することが目指されている。

決議案は、ヨルダン、ルクセンブルグ、オーストラリアが共同提案し、ヨルダンの国連代表によると、シリア政府がこれまでの国連決議(国連安保理決議第2139号)の人道支援に関する規定を順守していないことを受け、準備されたという。

決議案に関して、ロシアと中国は国連憲章第7章に依拠した決議の採択を拒否する一方、シリア政府の主権に配慮するよう主張してきた。

シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、国連安保理決議第2165号採択に歓迎の意を表し、「自由シリア軍に物資搬入の準備」を行うよう強調した。

AFP, July 14, 2014、Akhbar al-An , July 14, 2014、AP, July 14, 2014、ARA News, July 14, 2014、Champress, July 14, 2014、al-Hayat, July 15, 2014、Kull-na Shuraka’, July 14, 2014、al-Mada Press, July 14, 2014、Naharnet, July 14, 2014、NNA, July 14, 2014、Reuters, July 14, 2014、SANA, July 14, 2014、UPI, July 14, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年7月14日)

シリア国内の動き

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市からシャームの民のヌスラ戦線とシャーム自由人イスラーム運動が撤退したのを受け、ダーイシュ(イスラーム国)が同市に入り、両組織の本部に黒旗を掲揚、同市の一部を制圧した。

シリア人権監視団によると、ダーイシュはダイル・ザウル市の工業地区の一部、ハラービシュ地区全土、ラサーファ地区の一部、労働者住宅地区の一部、ジャウラ地区全土、クスール地区全土、ブガイリーヤ地区全土、ハウィーカ地区の一部、ラシュディーヤ地区の一部、ムワッザフィーン地区の一部を制圧し、ダイル・ザウル市の95%、約3万6,000平方キロメートルを制圧したと発表した。

ダーイシュがシリア国内の県庁所在地を制圧するのはラッカ市に次いで二カ所目。

これを受け、シリア軍はダイル・ザウル市内やダイル・ザウル航空基地など郊外の支配地域の守備を強化し、ダーイシュの攻撃に備えた。

またダイル・ザウル市西部郊外では、ダーイシュへの忠誠拒否と、西武郊外への侵入拒否を訴えるデモが住民によって行われた。

ヌスラ戦線とシャーム自由人イスラーム運動はダイル・ザウル市の本部からの撤退に先立って、ダーイシュと停戦協議を行っていたが、ダイル・ザウル・シャリーア委員会の判事を務めるヌスラ戦線のアミールが、市内のスィヤーサ橋でダーイシュによって射殺されていた。

ダーイシュがダイル・ザウル市に入るにあたり、撤退を拒否したヌスラ戦線とシャーム自由人イスラーム運動の一部戦闘員と、ダーイシュを支持する武装集団との間で戦闘があったという。

なおこれに関連して、ARA News(7月14日付)は、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区、ハミーディーヤ地区、シャイフ・ヤースィーン地区、カナーマート地区、ウルフィー地区、ジュバイラ地区、ラシュディーヤ地区、ムワッザフィーン地区、旧空港地区、労働者住宅地区、ヒサーラート地区を占拠していたヌスラ戦線をはじめとするジハード主義武装集団、そして自由シリア軍を名乗る武装集団が、ダーイシュに対して秘密裏に忠誠を誓い、ダーイシュによるダイル・ザウル市支配に同意した、と報じた。

なおダーイシュのダイル・ザウル市制圧を受け、ダイル・ザウル市労働者住宅地区などで活動するムハンマド大隊が声明を出し、ダーイシュとの戦闘を続けるアサーラ・ワ・タンミヤ戦線と絶縁、ダーイシュとの戦闘を行わないと宣言する一方、「我々がアッラーのお許しのもとに戦い続ける唯一の敵とは、バッシャール・アサドの軍に代表されるヌサイリー体制だ」と表明した。

シリア人権監視団はその後、ダイル・ザウル市からの撤退に先立って、ヌスラ戦線が、ダーイシュを支持するジュンド・アズィーズ旅団司令官(拘束中)を処刑したと発表した。

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同じくダイル・ザウル県では、アフバール・アーン(7月14日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がハトラ村でシャームの民のヌスラ戦線の「ダイル・ザウルのアミール」を名乗るサフワーン・ハント氏(通称アブー・ハーズィム)を拘束、処刑した。

ハント氏はダーイシュ支配地域からダマスカス郊外県カラムーン地方、ないしはダルアー県ハウラーン地方に向かって逃走を図っていたところを拘束されたという。

ハント氏は、ダイル・ザウル市出身で、アル=カーイダとの関係を疑われ逮捕された経験を持ち、2011年の紛争発生後は、アンサール大隊を結成し、反体制武装闘争を指導、その後、ムサンナー大隊を編成し、ヌスラ戦線に忠誠を誓っていた。

また、シリア人権監視団によると、ズィーバーン町の検問所で、ダーイシュ(イスラーム国)が離反士官1人を含む男性2人を拘束、「ダーイシュに犯行し、自由シリア軍参謀委員会と関係がある」との理由で処刑した。

さらに、ブーカマール市では、ダーイシュによるタバコ販売禁止に抗議して、住民がデモを行うとともに、ムサッラブ村、ムハイティーヤ村では武装集団がデモを行い、ダーイシュとの戦闘継続、和解拒否を訴えた。

イラク国内の戦況

サラーフッディーン県では、マダー・プレス(7月14日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がダルーイーヤ軍の約40%を制圧する一方、イラク軍ヘリコプターがシャルカート郡サディーラ村を空爆し、同県のシャリーア法学者を殺害した。

またティクリート市に展開するダーイシュの司令官の一人、ファフド・ティクリーティー氏(アブー・ジャアファル)と副官のアブー・ウマル・トゥーニスィー氏が、同市南部でのイラク軍との戦闘で死亡した。

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ヒッラ県では、マダー・プレス(7月14日付)によると、軍、民兵からなる合同部隊がジュルフ・サフル地方でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、同地方のワーリーを名乗るアブー・ムスアブ・イーサーウィー氏を含む戦闘員60人以上を殺害した。

またジュルフ・サフル地方各所で、治安部隊がダーイシュ戦闘員9人を逮捕した。

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ニナワ県では、マダー・プレス(7月14日付)によると、イラク軍戦闘機がモスル市内のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆し、ダーイシュ司令官のユーヌス・ハミード・マイーリー氏と、ウマル第9軍団司令官のアブー・ムスアブ・リービー氏が死亡した。

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ディヤラ県では、国防相がヤアクーバ市東部のナダー地方でイラク軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦し、同地の戦闘員を殲滅したと発表した。

マダー・プレス(7月14日付)が伝えた。

AFP, July 14, 2014、Akhbar al-An , July 14, 2014、AP, July 14, 2014、ARA News, July 14, 2014、Champress, July 14, 2014、al-Hayat, July 15, 2014、July 16, 2014、Kull-na Shuraka’, July 14, 2014、al-Mada Press, July 14, 2014、Naharnet, July 14, 2014、NNA, July 14, 2014、Reuters, July 14, 2014、SANA, July 14, 2014、UPI, July 14, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き(2014年7月14日)

NNA(7月14日付)によると、13日に引き続き、南部県スール郡クライラ村郊外の平原から、何者かが深夜にイスラエル領内に向けてロケット弾2発を発射した。

これに対して、イスラエル軍は報復として、スール郡のマンスーリー村・マジュダル・ズーン村郊外、ズィブキーン村郊外を迫撃した。

AFP, July 14, 2014、AP, July 14, 2014、ARA News, July 14, 2014、Champress, July 14, 2014、al-Hayat, July 15, 2014、Kull-na Shuraka’, July 14, 2014、al-Mada Press, July 14, 2014、Naharnet, July 14, 2014、NNA, July 14, 2014、Reuters, July 14, 2014、SANA, July 14, 2014、UPI, July 14, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年7月14日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市フィルドゥース地区、ダイル・ハーフィル市などを軍が「樽爆弾」で空爆する一方、サーフール地区周辺で、軍、国防隊が、ジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(7月14日付)によると、アレッポ市バニー・ザイド地区、ハナーヌー地区、カスタル・マシュト地区、シャッアール地区、カルアト・サッバーグ地区、ウワイジャ地区、アグユール地区、ダイル・ハーフィル市、フライターン市、アターリブ市、カフルハラブ村、アウラム・クブラー町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(7月14日付)によると、タッル・タムル町・ラアス・アイン市間の街道で、西クルディスタン移行期民政局民主統一党の車列が爆弾を積んだ車の自爆攻撃を受け、複数の隊員が死傷した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(7月14日付)によると、サーウール農場、ミスラーバー市郊外、アドラー市ウンマーリーヤ地区、シャイフーニーヤ農場、キスワ市郊外、カラムーン地方無人地帯で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(7月14日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備、地下トンネルを破壊した。

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ダルアー県では、SANA(7月14日付)によると、アトマーン村、西ガーリヤ村、ヌアイマ村、マ

ズィムリーン村・サムリーン村回廊、ハッラーブ・シャフム村、インヒル市、アドワーン村、タスィール町、ジュムーア丘、ダルアー市製菓工場南部で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(7月14日付)によると、ジュバーター・ハシャブ村、トゥルナジャ村、アジュラフ村、サマーディーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(7月14日付)によると、ラスタン市、タッル・サナースィル村、カフルラーハー市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(7月15日付)によると、ハサカ市を巡回中のシリア軍偵察部隊が何者かの襲撃を受け、兵士複数名が負傷した。

AFP, July 14, 2014、AP, July 14, 2014、ARA News, July 14, 2014、July 15, 2014、Champress, July 14, 2014、al-Hayat, July 15, 2014、Kull-na Shuraka’, July 14, 2014、al-Mada Press, July 14, 2014、Naharnet, July 14, 2014、NNA, July 14, 2014、Reuters, July 14, 2014、SANA, July 14, 2014、UPI, July 14, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年7月14日)

クッルナー・シュラカー(7月14日付)によると、アレッポ市アターリブ市でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団とハズム運動など「穏健な反体制派」がアターリブ軍事評議会を結成した。

アターリブ軍事評議会に参加した武装集団は以下の通り:

Kull-na Shuraka', July 14, 2014
Kull-na Shuraka’, July 14, 2014

1. ハズム運動

2. アムジャード・イスラーム旅団

3. シャームの民のヌスラ戦線

4. カリフ制支持者連合

5. アターリブ殉教者旅団

6. ターリク・ブン・ズィヤード旅団

軍事評議会議長には、アフマド・ファッジュ准将が就任した。

AFP, July 14, 2014、AP, July 14, 2014、ARA News, July 14, 2014、Champress, July 14, 2014、al-Hayat, July 15, 2014、Kull-na Shuraka’, July 14, 2014、al-Mada Press, July 14, 2014、Naharnet, July 14, 2014、NNA, July 14, 2014、Reuters, July 14, 2014、SANA, July 14, 2014、UPI, July 14, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き(2014年7月13日追記)

シリア人権監視団は、13日に発生したシリア領内からイスラエル占領下のゴラン高原への迫撃砲発射への報復としてイスラエル軍が行った報復空爆に関して、バアス市のクナイトラ県知事邸などが標的となり、4人が死亡、10人が負傷したが、犠牲者が民間人か軍人かは定かでない、と発表した。

同監視団によると、イスラエル軍による報復空爆で、第90旅団基地も標的になり、人的被害が発生したという。

またイスラエル軍による報復空爆と前後して、ジャッバー・ガルバー村近郊、西サムダーニーヤ村周辺でシリア軍とジハード主義武装集団が交戦し、武装集団がシャッアール丘に終結していたシリア軍部隊を砲撃したという。

al-Hayat, July 16, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き(2014年7月13日)

ARA News(7月14日付)によると、トルコのカフラマンマラシュ市で、シリア人避難民の追放をトルコ政府に求めるデモが行われ、住民数百人が参加した。

ARA News, July 14, 2014
ARA News, July 14, 2014

同報道によると、デモ参加者はその後暴徒化、警察によって強制排除された。

これに関してガズィアンテップ市で活動するシリア記者連合メンバーのイスマーイール・ハティーブ氏はARA Newsに対し「こうしたデモや騒ぎは、一部のシリア人が自分の国にいないことを理解していないために悪化している…。彼らは法律を守らねばならない。一方、一部のトルコ人、とりわけ野党勢力も、こうした過ちを反政府運動に利用しようとしている」と述べた。

ARA News, July 14, 2014をもとに作成。

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イスラーム国(ダーイシュ)の動き(2014年7月13日追記)

AFP(7月14日付)は、複数の目撃者や医療筋の話として、アンバール県カーイム市で、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員が、シリア人避難民4人を射殺したと報じた。

目撃者によると、戦闘員は「こいつらはシリア政府の手先でスパイだ」と声を上げて、避難民を射殺したという。

AFP, July 14, 2014をもとに作成。

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レバノンの動き(2014年7月13日追記)

シリア人権監視団は、13日早朝から深夜にかけて、ラアス・マアッラ町とレバノンのベカーア県バアルベック郡アルサール村間の無人地帯で、シリア軍を支援するヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が早朝から深夜にかけて激しく交戦、ヒズブッラー戦闘員7人が死亡、13人が負傷したと発表した。

ヌスラ戦線側も9人が死亡、23人が負傷、14人がヒズブッラー戦闘員に捕捉されたという。

al-Hayat, July 15, 2014、Naharnet, July 14, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年7月13日追記)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市の空港街道で、アレッポ市マサーキン・ハナーヌー地区の反体制活動家2人の遺体が発見された。

ARA News(7月13日付)によると、発見されたのはANN(アレッポ・ニュース・ネットワーク)記者のウマル・バスラ氏、ハナーヌー革命評議会メンバーのワッダーフ・バクリー氏。

またアレッポ中央刑務所周辺で、軍、国防隊が、ムハージリーン・ワ・アンサール軍(外国人)、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

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ダマスカス県では、ARA News(7月14日付)によると、マイダーン地区の軍検問所近くで爆弾が仕掛けられた車が爆発し、兵士5人が死亡、10人が負傷した。

ARA News, July 14, 2014、al-Hayat, July 15, 2014などをもとに作成。

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米国による「穏健な反対武装集団」支援(2014年7月13日)

ヨルダンのムハンマド・ムーマニー情報通信担当国務大臣(内閣報道官)はプレス向け声明で「アンマンはシリア情勢への不干渉を順守し、これまでも、そしてこれからもヨルダン領内でシリア人反体制活動家の教練は行わない」と発表した。

この発表は、ロイター通信(7月12日付)が、複数の米高官筋の話として、ヨルダンが1年以上前から、シリアの反体制武装集団に属する戦闘員の秘密教練を誘致してきたと報じたことを受けたもの。

これらの高官によると、ヨルダンは、米国の監督下でシリアの反体制武装集団戦闘員の教練プログラムを拡大することを拒否しているが、1年以上前から、CIAによる秘密教練を誘致してきたという。

また自由シリア軍の司令官の一人アリー・リファーイー氏は『ハヤート』(7月14日付)に対して、米国による教練の目的が、シリア南部で台頭するジハード主義勢力に変わる武装集団を育成することにある、としたうえで、「ヨルダンは自国領内で小規模の秘密教練プログラムが行われることに合意していた。昨年には、約3,000人のシリア人戦闘員が簡単な教練を受けたが、それは軽火器の使用などに限られていた…。教練機関は、8~12日程度だった」と証言した。

AFP, July 13, 2014、AP, July 13, 2014、ARA News, July 13, 2014、Champress, July 13, 2014、al-Hayat, July 14, 2014、Kull-na Shuraka’, July 13, 2014、al-Mada Press, July 13, 2014、Naharnet, July 13, 2014、NNA, July 13, 2014、Reuters, July 12, 2014、July 13, 2014、SANA, July 13, 2014、UPI, July 13, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年7月13日)

シリア国内の動き

イドリブ県では、スマート・ニュース(7月13日付)によると、ビンニシュ市を拠点とするシャーム自由人イスラーム運動がイスラーム戦線各部隊とともに、同市でダーイシュ(イスラーム国)と、ダーイシュに忠誠を誓ったダーウド旅団、シャーム軍などの掃討を開始した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓ったダーウド旅団がマンビジュ市方面に進軍し、アイン・アラブ市郊外でのダーイシュと西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊との戦闘に参加した。

この戦闘で、人民防衛隊の戦闘員12人とダーイシュ戦闘員11人が死亡するとともに、ダーイシュの司令官(エジプトのスエズ市出身の薬剤師)が負傷し、人民防衛隊に捕捉されたとう。

一方、アフタリーン市周辺のハルダーナー村などでは、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団がダーイシュと交戦した。

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ARA News, July 13, 2014
ARA News, July 13, 2014

ダイル・ザウル県では、ARA News(7月13日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が占拠するマヤーディーン市ダウワール・ナーディー地区のダーイシュの検問所近くで爆弾が仕掛けられた車が爆発、市民数十人とダーイシュ戦闘員複数が死傷した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ミスラーバー市一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)とイスラーム戦線(イスラーム軍など)が交戦した。

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ハサカ県では、ARA News(7月13日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、シャッダーディー市郊外のジャブサ油田が再稼働させた。

イラク国内の戦況

イラク・バアス党のイッザト・イブラーヒーム・ドゥーリー書記長はインターネットを通じて音声声明を出し、現下のイラクの混乱を「サファビー朝植民地主義に対する革命」を形容するとともに、ダーイシュ(イスラーム国)など、モスル市、ティクリート市制圧に参加した武装集団を「慈愛と誇り」をもって祝福、また「バグダード解放はすぐそこだ」と唱導した。

マダー・プレス(7月13日付)が伝えた。

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サラーフッディーン県では、マダー・プレス(7月13日付)によると、ティクリート市南部のダルーイーヤ郡とバラド市を結ぶ橋で爆弾を仕掛けた車を爆破させ、橋を破壊した。

またダルーイーヤ郡の警察部隊と住民がダーイシュの襲撃に応戦し、ダーイシュ戦闘員10人が死傷した。

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アンバール県では、マダー・プレス(7月13日付)によると、ハディーサ郡で、治安部隊とダーイシュ(イスラーム国)が交戦し、ダーイシュ戦闘員13人が死亡、治安部隊隊員6人が死傷した。

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イラク軍総司令部報道官のカースィム・アター大将は記者会見で、サラーフッディーン県、アンバール県、ニナワ県などでのイラク軍による掃討作戦で、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員41人を殺害、車輌250台を破壊したと発表した。

AFP, July 13, 2014、AP, July 13, 2014、ARA News, July 13, 2014、Champress, July 13, 2014、al-Hayat, July 14, 2014、Kull-na Shuraka’, July 13, 2014、al-Mada Press, July 13, 2014、Naharnet, July 13, 2014、NNA, July 13, 2014、Reuters, July 13, 2014、SANA, July 13, 2014、SMART News, July 13, 2014、UPI, July 13, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き(2014年7月13日)

AFP(7月13日付)によると、シリアのダマスカス郊外県カラムーン地方の無人地帯とレバノンのベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外の国境未確定地域で、シリア人武装集団とヒズブッラー戦闘員が交戦し、ヒズブッラー戦闘員1人が死亡、12人が負傷、シリア人戦闘員3人が死亡、10人が負傷した。

AFP, July 13, 2014、AP, July 13, 2014、ARA News, July 13, 2014、Champress, July 13, 2014、al-Hayat, July 14, 2014、Kull-na Shuraka’, July 13, 2014、al-Mada Press, July 13, 2014、Naharnet, July 13, 2014、NNA, July 13, 2014、Reuters, July 13, 2014、SANA, July 13, 2014、UPI, July 13, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年7月13日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市バーブ街道地区、シャッアール地区、アナダーン市を軍が「樽爆弾」などで空爆・砲撃する一方、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団はシャイフ・ナッジャール市工業団地地区、カフルサギール村、ブライジュ村に対して戦車などで砲撃を行った。

一方、SANA(7月13日付)によると、アレッポ市マシュハド地区、ハラク地区、バニー・ザイド地区、ライラムーン地区、タッラト・サウダー村、アイン・ダクナ村、バービース村、ハンダラート・キャンプ、タッル・リフアト市、フライターン市、マーリア市、ダイル・ハーフィル市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タルビーサ市西部で、軍とジハード主義武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月13日付)によると、ラッフーム村、マスアダ村、東サラーム村、カルヤタイン市南部、ワーディ・アイン、ウンム・シャルシューフ村郊外、クサイル市郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ルーズ・ヒーサ村、ムーリク市各所を軍が「樽爆弾」などで空爆・砲撃した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザバディーン市・ムライハ市間で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦、軍兵士6人が死亡した。

また、ARA News(7月13日付)によると、タッル市で武装集団が住民を襲撃し、2人が死亡、2人が負傷した。

一方、SANA(7月13日付)によると、ザバディーン農場、ジスライン農場、ナシャービーヤ農場、ザマルカー町、アッブ農場、イフラ村・バラダ渓谷街道、ダーライヤー市、ハーン・シャイフ・キャンプ郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(7月13日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(7月13日付)によると、サムリーン村、インヒル市、アトマーン村、タファス市、アドワーン村、ジュムーア丘、タッル・アシーラ、タスィール、ダルアー市マンシヤ地区、バジャービジャ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(7月13日付)によると、ワーディー・ダイフ軍事基地周辺、ハーミディーヤ航空基地周辺、イドリブ市・ビンニシュ市街道、マアッルバリート村、マアッルタバイー村、カフルルーマー村、タッルマナス村、タイバ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(7月13日付)によると、ムガイリーヤ村、ラビーア町、カサブ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(7月13日付)によると、クードナ・ダム近く、アイン・ダルブ村周辺、ウーファーニヤー村、ヤルザン村、ズバイダ村、ラスム・アクラア村、アジュラフ村、カフターニーヤ町、で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, July 13, 2014、AP, July 13, 2014、ARA News, July 13, 2014、Champress, July 13, 2014、al-Hayat, July 14, 2014、Kull-na Shuraka’, July 13, 2014、al-Mada Press, July 13, 2014、Naharnet, July 13, 2014、NNA, July 13, 2014、Reuters, July 13, 2014、SANA, July 13, 2014、UPI, July 13, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き(2014年7月13日)

クッルナー・シュラカー(7月13日付)は、キリスト教徒が多く住むヒムス県のいわゆる「ナーディー・ナサーラー地方」の信頼できる消息筋の話として、当局が同地方の人民諸委員会(自警団)の解体を決定し、バアス党員のみから構成される国防隊のバアス大隊が新たに結成されたと報じた。

ワーディー・ナサーラー地方の人民諸委員会が、同地域以外での戦闘への参加を拒否したことを受けた措置だという。

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クッルナー・シュラカー(7月13日付)は、治安当局が2012年半ば以来、治安上の理由で閉鎖していたダマスカス県南部内の幹線道路を再開したと報じた。

再開されたのは、カフルスーサ区ムジュタヒド病院・関税局バイパス、カフルスーサ交差点、カールトゥーン・アラウィー交差点など。

AFP, July 13, 2014、AP, July 13, 2014、ARA News, July 13, 2014、Champress, July 13, 2014、al-Hayat, July 14, 2014、Kull-na Shuraka’, July 13, 2014、al-Mada Press, July 13, 2014、Naharnet, July 13, 2014、NNA, July 13, 2014、Reuters, July 13, 2014、SANA, July 13, 2014、UPI, July 13, 2014などをもとに作成。

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クルド民族主義勢力の動き(7月13日)

ARA News, July 13, 2014
ARA News, July 13, 2014

西クルディスタン移行期部民局(ジャズィーラ地区)立法評議会(ディーワーン)は会合を開き、「民政自治区自衛義務遂行法」を承認した。

この法律は、ジャズィーラ地区の全世帯に対して、18~30歳の世帯員1人を6ヶ月間「自衛義務遂行」のために供出することを義務づけ、アサーイシュ、人民防衛隊(YPG)、女性防衛部隊(YPJ)、クルディスタン開放運動(KCK)に配置することを定めている。

法律違反者は処罰される一方、障害者、病人の供出は免除されるという。

ARA News(7月13日付)が伝えた。

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シリア・クルド国民評議会のムスタファー・マストゥー氏は、「民主的自治区自衛義務遂行法」承認に関して、ARA(7月13日付)に対して、「民主統一党による…独断」と批判した。

なおARA Newsによると、シリア・クルド国民協議会の事務局は同法への支持を求めていた西クルディスタン移行期民政局の書簡に対して、同法を「違法」だとして拒否する姿勢を確認していたという。

AFP, July 13, 2014、AP, July 13, 2014、ARA News, July 13, 2014、Champress, July 13, 2014、al-Hayat, July 14, 2014、Kull-na Shuraka’, July 13, 2014、al-Mada Press, July 13, 2014、Naharnet, July 13, 2014、NNA, July 13, 2014、Reuters, July 13, 2014、SANA, July 13, 2014、UPI, July 13, 2014などをもとに作成。

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シリア革命反体制勢力国民連立の動き(2014年7月13日)

シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、ヨルダンの首都アンマンでの自由シリア軍司令官のマーヒル・ラッハール氏殺害に関して、「刑事事件」だと断定しているヨルダン当局の姿勢を批判、「アサド政権にこの犯罪の責任はある」とし、同政権の関与を断定した。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、西クルディスタン移行期部民局(ジャズィーラ地区)立法評議会(ディーワーン)によるハミーディー・ダッハーム・ハーディー・ジャルバー氏とハディーヤ・ユースフ女史の共同執政官選出を「シリア分割の計略への回帰」と批判し、拒否するとの姿勢を示した。

AFP, July 13, 2014、AP, July 13, 2014、ARA News, July 13, 2014、Champress, July 13, 2014、al-Hayat, July 14, 2014、Kull-na Shuraka’, July 13, 2014、al-Mada Press, July 13, 2014、Naharnet, July 13, 2014、NNA, July 13, 2014、Reuters, July 13, 2014、SANA, July 13, 2014、UPI, July 13, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き(2014年7月12日)

『ハヤート』(7月13日付)は、複数の治安筋の話として、アンマン首都県西部のダウワール・シャファー・バドラーン近郊で未明、シリア国籍の20代の青年が何者かによって撃たれ、死亡、治安当局の捜査の結果、この青年が「自由シリア軍」の司令官の一人であることが判明した、と報じた。

Kull-na Shuraka', July 12, 2014
Kull-na Shuraka’, July 12, 2014

これに関して、複数の反体制活動家はインターネットを通じて、ダルアー県インヒル市を拠点とする自由シリア軍のムジャーヒディーン旅団司令官のマーヒル・ラッハール氏が、アンマン西部のアブー・ナスィール地区で何者かの要撃を受け、殺害されたことを明らかにした。

自由シリア軍に近い複数の消息筋は、『ハヤート』(7月13日付)に対し、ラッハール氏が、クナイトラ県の連隊基地解放作戦、サムリーン村解放作戦、インヒル市解放作戦、ジャースィム市病院解放作戦などを指揮するなど、ダルアー県でもっとも有力な司令官だったと述べた。

AFP, July 12, 2014、AP, July 12, 2014、ARA News, July 12, 2014、Champress, July 12, 2014、al-Hayat, July 13, 2014、Kull-na Shuraka’, July 12, 2014、al-Mada Press, July 12, 2014、Naharnet, July 12, 2014、NNA, July 12, 2014、Reuters, July 12, 2014、SANA, July 12, 2014、UPI, July 12, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年7月12日)

シリア国内の動き

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アフタリーン市郊外のマスウーディーヤ村、ハラファトリー村、バフールタ村で、クルド人戦線旅団およびジハード主義武装集団が、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、前者がハラファトリー村を、後者がマスウーディーヤ村をそれぞれ制圧した。

またダーイシュは、アイン・アラブ市郊外のジャッル・グーグリー村で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊と交戦、同村を制圧、多数の住民が村から避難した。

同監視団によると、民主統一党とラッカ革命家旅団が、ダーイシュと、アイン・アラブ市南部のスィッリーン村の穀物庫で会合を開き、捕虜交換について協議した。

交渉では、人民防衛隊などが拘束しているダーイシュ戦闘員捕虜70人、遺体50人と、ダーイシュが拉致した子供130人(5月末に拉致された中学生)を含む住民400人、人民防衛隊とラッカ革命家戦線の戦闘員捕虜32人、遺体68人の交換が協議された。

ARA News, July 12, 2014
ARA News, July 12, 2014

交渉は、シリア・クルド国民評議会、西クルディスタン人民議会、拉致被害者家族がアイン・アラブ市で結成したコバネ国民和解委員会が仲介したが、捕虜らの引き渡し方法をめぐって合意できず決裂、ダーイシュは仲介を行っていた和解委員会の青年を拉致した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍機が、ダーイシュ(イスラーム国)が占拠するムーハサン市を空爆した。

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ハサカ県では、ARA News(7月12日付)によると、カーミシュリー市東部のカフターニーヤ市近郊のジャズア村近くで、西クルディスタン移行期民政局の人民防衛隊が、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

またシリア軍も、カーミシュリー市南部のアブー・カサーイブ村、タッル・ブラーク町、タッル・ハミース市などのダーイシュ拠点を砲撃した。

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アレッポ県では、ARA News(7月12日付)によると、シャーム自由人イスラーム運動(イスラーム戦線)の戦闘員3人がアーフィス村で襲撃され、負傷した。

同報道によると、この襲撃は、数日前にシャーム自由人イスラーム運動が、最近になってダーイシュ(イスラーム国)に合流したダーウド旅団の戦闘員複数名を逮捕したことを受けた動きだという。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ドゥーマー市にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点の一つで、拷問の跡が見られる男性の遺体が発見された。

イラク国内の戦況

アンバール県では、マダー・プレス(7月12日付)によると、ファッルージャ市東部のハヤーキル地方で、テロ撲滅特殊部隊とダーイシュ(イスラーム国)が交戦し、「結婚ジハード」を奨励するファトワーを発していた「アブー・リハーブ」を名乗る人物とその副官2人が死亡した。

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バービル県では、マダー・プレス(7月12日付)によると、ジュルフ・サフル地方のファーディリーヤ地区、バフバハーン地区で、イラク軍ヘリコプターがダーイシュ(イスラーム国)の拠点複数カ所を空爆し、ダーイシュ戦闘員12人が死亡した。

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サラーフッディーン県では、マダー・プレス(7月12日付)によると、イラク軍戦闘機がトゥーズ郡南部のヤンカジャ地方で、ダーイシュ(イスラーム国)のアミールの邸宅を空爆し、同邸宅で会合を開いていたダーイシュ戦闘員26人全員が死亡した。

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キルクーク県では、マダー・プレス(7月12日付)によると、イラク軍戦闘機がキルクーク市西部のリヤード地区にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、ダーイシュ戦闘員多数と市民3人が負傷した。

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ディヤラ県では、マダー・プレス(7月12日付)によると、同県警察署長が、ヤアクーバ市北東部のスドゥール地区で、軍・警察合同部隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦、ダーイシュ戦闘員22人を殺害・逮捕した、と発表した。

AFP, July 12, 2014、AP, July 12, 2014、ARA News, July 12, 2014、Champress, July 12, 2014、al-Hayat, July 13, 2014、Kull-na Shuraka’, July 12, 2014、al-Mada Press, July 12, 2014、Naharnet, July 12, 2014、NNA, July 12, 2014、Reuters, July 12, 2014、SANA, July 12, 2014、UPI, July 12, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き(2014年7月12日)

NNA(7月12日付)によると、南部県スール市南部のクライラ村郊外の平原から、何者かがイスラエル領内に向けてロケット弾3発を発射した。

同報道によると、イスラエル軍はこれに先立ち11日晩に、ナバティーヤ県ビント・ジュバイル郡のアイター・シャアブ村、ラーミヤー村近郊、南部県スール郡マルワヒーン村、などに対して閃光弾を撃ち、威嚇していたという。

AFP, July 12, 2014、AP, July 12, 2014、ARA News, July 12, 2014、Champress, July 12, 2014、al-Hayat, July 13, 2014、Kull-na Shuraka’, July 12, 2014、al-Mada Press, July 12, 2014、Naharnet, July 12, 2014、NNA, July 12, 2014、Reuters, July 12, 2014、SANA, July 12, 2014、UPI, July 12, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年7月12日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムライハ市およびその周辺で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦、軍が同地を5回にわたって空爆した。

一方、SANA(7月12日付)によると、シャイフーニーヤ農場、アドラー市、ムライハ市郊外、アイン・タルマー渓谷、ザバダーニー市、バイト・ティーマー市、ハーン・シャイフ・キャンプ郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、軍がハッターブ町に突入し、強制捜査を行い、多数の住民を逮捕、住宅を焼き討った。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナワー市を軍が「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(7月12日付)によると、サムリーン村、インヒル市、ヤードゥーダ村、ジュムーア丘、タスィール町・ナワー市街道、アトマーン村、タファス市、ザアタル丘、ワーディー・ヤルムーク、ラジャート市、ズィムリーン村・サムリーン村街道、ダルアー市バジャービジャ地区、旧税関地区、ダム街道地区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(7月12日付)によると、クードナー村・ラスム・アクラア村街道、アイン・ダルブ村、トゥルナジャ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(7月12日付)によると、タッルドゥー市、ダイル・フール村、タルビーサ市、アブー・ハワーディード村、アルシューナ村、ウンム・サフリージュ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(7月12日付)によると、ナフラ村、マアッラト・ヌウマーン市、マアッルバリート村、マアッルタバイー村、カフルルーマー村、タッルマナス村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(7月12日付)によると、アレッポ市ライラムーン地区、孤児院一帯、ダイル・ジャマール村などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, July 12, 2014、AP, July 12, 2014、ARA News, July 12, 2014、Champress, July 12, 2014、al-Hayat, July 13, 2014、Kull-na Shuraka’, July 12, 2014、al-Mada Press, July 12, 2014、Naharnet, July 12, 2014、NNA, July 12, 2014、Reuters, July 12, 2014、SANA, July 12, 2014、UPI, July 12, 2014などをもとに作成。

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シャームの民のヌスラ戦線の動き(2014年7月12日)

AMC(7月12日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線指導者のムハンマド・アブー・ジャウラーニー氏が、アレッポ県内某所での戦線司令官会合に突如姿を現し、アブー・バクル・バクダーディー氏による「イスラーム国」樹立宣言に対抗するかたちで、「アレッポ・イスラーム首長国」樹立を宣言した。

Kull-na Shuraka', July 12, 2014
Kull-na Shuraka’, July 12, 2014

ジャウラーニー氏は、組織改編などを審議事項としていた会合の議長を務め、司令官らに「ジハード継続」を訴えるとともに、「イスラーム国」樹立宣言に対抗するかたちで、「アレッポ・イスラーム首長国樹立を宣言した」と告げたという。

またジャウラーニー氏は、「アレッポ・イスラーム首長国」が、ヌスラ戦線だけでなく、参加を希望する勢力によって構成されるが、主たる目的は、アッラーの法による適用、腐敗者との戦いにある」と付言したという。 

AFP, July 12, 2014、AMC, July 12, 2014、AP, July 12, 2014、ARA News, July 12, 2014、Champress, July 12, 2014、al-Hayat, July 13, 2014、Kull-na Shuraka’, July 12, 2014、al-Mada Press, July 12, 2014、Naharnet, July 12, 2014、NNA, July 12, 2014、Reuters, July 12, 2014、SANA, July 12, 2014、UPI, July 12, 2014などをもとに作成。

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イスラム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年7月11日)

シリア国内の動き

ダーイシュ(イスラーム国)ハイル州(ダイル・ザウル県のこと)は声明を出し、ダイル・ザウル県のジハード主義武装集団などに対して、18日金曜日までに「改悛」し、忠誠を誓うよう呼びかけた。

Kull-na Shuraka', July 11, 2014
Kull-na Shuraka’, July 11, 2014

これに関して、『ハヤート』(7月12日付)は、複数の活動家の話として、ダイル・ザウル県で活動するヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動など複数のジハード主義武装集団がダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓ったと報じた。

ただし、ヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動は、ダマスカス郊外県、アレッポ県などではダーイシュとの交戦を続けているという。

クッルナー・シュラカー(7月11日付)によると、シュハイル市への住民の帰宅に関する合意を無視し、ダーイシュ(イスラーム国)が住民の帰宅を阻止、またこれに先立ち接収中の家屋7棟を爆破し、破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(7月11日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が拉致していた国防隊兵士と警官の遺体がタッル・ハミース市郊外で発見された。

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イスラーム戦線政治委員会のアブー・アブドゥッラー・ハマウィー議長はツイッターで「アレッポでアサド軍が進軍するのに時を合わせて、アレッポの解放地区内でダーイシュ(イスラーム国)が拡大を続けている」と綴った。

イラク国内の戦況

キルクーク県では、マダー・プレス(7月11日付)によると、フワイジャ郡ズィラーア地区で、同地の部族民兵がダーイシュ(イスラーム国)が接収・使用していた家屋を破壊し、ダーイシュ戦闘員4人を殺害した。

またフワイジャ郡カーディスィーヤ地区では、イラク軍がダーイシュ拠点を空爆し、ダーイシュ戦闘員多数と民間人2人が死亡、子供を含む複数人が負傷した。

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バービル県では、マダー・プレス(7月11日付)によると、ジュルフ・サフル地方で、イラク軍戦闘機がダーイシュ(イスラーム国)の拠点・武器庫を空爆し、ダーイシュ戦闘員25人を殲滅した。

また同地方ファーディリーヤ地区では、軍と民兵からなる合同部隊が、ダーイシュの拠点を急襲し、戦闘員8人を殺害した。

さらに同地方フジャイル地区では、治安部隊がダーイシュと交戦し、ダーイシュ戦闘員3人、治安部隊隊員2人が死亡した。

またバービル県議会は、ジュルフ・サフル地方のバフバハーン地区、アズラク地区で、軍警察合同部隊がダーイシュを掃討し、治安を回復したと発表した。

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アンバール県では、マダー・プレス(7月11日付)によると、カーイム郡で、イラク軍戦闘機がダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、アブー・ムアーウィヤ・スーリー氏、アブー・アリー・サーマッラーイー氏、アフマド・アワド・スライマーニー氏、アブー・アブドゥッラフマーン・アフガーニー氏、マーズィン・アイヤーシュ・スライマーニー氏、アブー・アブドゥッラー・アドナーニー氏らダーイシュ司令官複数を含む戦闘員多数を殺害した。

諸外国の動き

al-Hayat, July 12, 2014
al-Hayat, July 12, 2014

オーストラリア連邦警察特殊部隊が、フィリピン中部のラプラプ市でフィリピン人にシリア、イラクでのジハードへの呼びかけていたオーストラリア人ムーサー・セラントニオ氏(29歳)を逮捕した。

セラントニオ氏は17歳のとき、メルボルンでイスラーム教徒に改宗、インターネットでダーイシュ(イスラーム国)を支持する説教師として知られていた。

ロイター通信(7月11日付)が伝えた。

AFP, July 11, 2014、AP, July 11, 2014、ARA News, July 11, 2014、Champress, July 11, 2014、al-Hayat, July 12, 2014、Kull-na Shuraka’, July 11, 2014、al-Mada Press, July 11, 2014、Naharnet, July 11, 2014、NNA, July 11, 2014、Reuters, July 11, 2014、SANA, July 11, 2014、UPI, July 11, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き(2014年7月11日)

NNA(7月11日付)によると、ナバティーヤ県ハースバイヤー郡マーリー村から何者かが未明から早朝にかけて、イスラエル北部に向かってロケット弾複数発を発射、イスラエル軍もただちに報復としてカフルシューバー一帯などに砲撃を行った。

これに関して、イスラエル軍報道官はAFP(7月11日付)レバノンから発射された弾丸1発がイスラエル領内(クファル・ユヴァル)に着弾したが、被害はなかったと発表した。

またイスラエル国営ラジオは、カチューシャ砲2発がキリヤト・シャモナに着弾したと報じたほか、NNAは1発がレバノン領内のアイン・アラブ地区に着弾したと伝えた。

イスラエル軍高官らによると、ロケット弾攻撃はイスラエル軍によるガザ地区空爆を受けたもので、パレスチナ人組織によるもので、ヒズブッラーによるロケット弾だとは考えにくいという。

その後、内務治安軍総局は、発射現場に残された血痕などから容疑者を特定、フサイン・イッザ・アトウィー氏(レバノン人、NNAによるとサミール・フサイン・アブー・カイス氏)を逮捕した。

MTV(7月11日付)によると、アトウィー氏は、ロケット弾を発射する際に重傷を負い、またレバンの声ラジオ(7月11日付)によると、犯行にはパレスチナ人2人も加わっていたという。

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LBCI(7月11日付)によると、ベカーア県バアルベック郡ブリタール村にロケット弾3発が着弾した。

AFP, July 11, 2014、AP, July 11, 2014、ARA News, July 11, 2014、Champress, July 11, 2014、al-Hayat, July 12, 2014、Kull-na Shuraka’, July 11, 2014、LBCI, July 11, 2014、al-Mada Press, July 11, 2014、MTV, July 11, 2014、Naharnet, July 11, 2014、NNA, July 11, 2014、Reuters, July 11, 2014、SANA, July 11, 2014、UPI, July 11, 2014、Voice of Lebanon, July 11, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年7月11日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線のクウェート人戦闘員が、ラフジャーン村の軍・国防隊検問所に対して自爆攻撃を行った。

またこの自爆攻撃後、同地では、軍、国防隊がヌスラ戦線、アジュナード・シャーム・イスラーム連合などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

クッルナー・シュラカー(7月11日付)によると、この戦闘で、ヌスラ戦線側は「シャッビーハ」数十人を殺害し、武器弾薬を捕獲、同村を制圧したという。

ラフジャーン村は、ファフド・ジャースィム・フライジュ国防大臣の出身地。

一方、軍は、カンタラ村、ダラーク村を空爆、ラハーヤー村周辺でジハード主義武装集団と交戦した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ハーミディーヤ軍事記事周辺で、軍とジハード主義武装集団が交戦し、武装集団は軍が拠点としていたビルを爆破した。

またワーディー・ダイフ軍事基地南部のダブアーン検問所周辺で、軍とジハード主義武装集団が交戦し、武装集団戦闘員1人が死亡した。

一方、SANA(7月11日付)によると、カフルシャラーヤー村、ジダール・ビカフルーン村、アイン・カサブ村、サルマーニーヤ村、ナリラヤー村、アルバイーン山周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ジハード主義武装集団が、男女2人を政府軍に協力したとして処刑した。

一方、SANA(7月11日付)によると、バルグースィーヤ村、マスアダ村、ウンム・サフリージュ村南部、ハウラ地方、ハスヤー町南部、 ウンム・シャルシューフ村郊外、タッル・アブー・サナースィル丘、マハッサ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市シャッアール地区、タッル・リフアト市、アターリブ市近郊の第46連隊基地(シャームの民のヌスラ戦線が占拠)を軍が「樽爆弾」などで空爆、またアレッポ市アシュラフィーヤ地区、サラーフッディーン地区でジハード主義武装集団と交戦し、武装集団戦闘員1人が死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アイン・アラブ市郊外のカウン・アフタール村、アシュマ村、ジャールカリー村周辺で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュ(イスラーム国)が交戦、ダーイシュは3村のほか、ダクルマーン村、ブーラーズ村を砲撃した。

一方、SANA(7月11日付)によると、アレッポ市バニー・ザイド地区、ラーシディーン地区、シャイフ・ルトフィー村、カフルナーハー村、マーリア市、アターリブ市、マンスーラ村、タッル・リフアト市、ハーン・トゥーマーン村、ダイル・ジャマール村、フライターン市、マッラーム村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アルバイン市周辺、カフルバトナー町各所を軍が空爆、またジャッバ村、ラアス・マアッラ町郊外の無人地帯で、軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦、武装集団戦闘員1人が死亡した。

一方、SANA(7月11日付)によると、ムライハ市周辺、アイン・タルマー渓谷、シャイフーニーヤ農場、アドラー市および同ウンマーリーヤ地区、ジャッバ村郊外の無人地帯、ザバダーニー市およびその郊外、ハーン・シャイフ・キャンプ郊外、アッブ農場で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線の戦闘員、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、クッルナー・シュラカー(7月11日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が、ナブア・サフル村の第90旅団第4歩兵大隊所属の連隊基地複数カ所一帯を制圧した。

ヌスラ戦線などが制圧したのは、アイン・ダルブ連隊基地、ラスム・ハラビー連隊基地、ハーン・ハッラーバート基地、クードナ・ダムの基地、アイン・バーシャーの基地。

一方、SANA(7月11日付)によると、ウンム・バーティナ村・ジャッバー村街道、ブライカ村・クーム・バーシャー村街道、クードナ村方面、ラスム・アクラア村方面で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(7月11日付)によると、ヤードゥーダ村郊外、ザアタル丘、ダルアー市各所、サイダー町、アトマーン村・タフス市・ヤードゥーダ村街道、ウンム・マヤーズィン町、フラーク市、インヒル市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、タウヒード旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, July 11, 2014、AP, July 11, 2014、ARA News, July 11, 2014、Champress, July 11, 2014、al-Hayat, July 12, 2014、Kull-na Shuraka’, July 11, 2014、al-Mada Press, July 11, 2014、Naharnet, July 11, 2014、NNA, July 11, 2014、Reuters, July 11, 2014、SANA, July 11, 2014、UPI, July 11, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年7月11日)

ダルアー県で活動する反体制武装集団7組織がビデオ声明を出し、カーディスィーヤ師団を結成すると発表した。

カーディスィーヤ師団に参加を表明した組織は以下の通り:

1. フルサーン・ハック旅団
2. ヒムス・ワリード旅団
3. ハウラーンの橋旅団
4. ウマル・ブン・アブドゥルアズィーズ旅団
5. ムサイフラ特殊任務大隊
6. ハック大隊
7. カラーマ殉教者連合

AFP, July 11, 2014、AP, July 11, 2014、ARA News, July 11, 2014、Champress, July 11, 2014、al-Hayat, July 12, 2014、Kull-na Shuraka’, July 11, 2014、al-Mada Press, July 11, 2014、Naharnet, July 11, 2014、NNA, July 11, 2014、Reuters, July 11, 2014、SANA, July 11, 2014、UPI, July 11, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年7月10日追記)

アフガニスタンのターリバーンは10日にインターネット・サイトを通じてアラビア語の書簡を発表、そのなかで、シャームのすべてのジハード組織の指導者やウラマーに対し、「共通の見解や協議を通じて自らの紛争を解決」し、「イスラーム教徒は宗教における誇張を回避しなければならない」としたうえで、「戦隊を統合し、言葉を一致させ、ウンマの利益を私利に優先させ、対立を回避しなければならない」と呼びかけた。

ロイター通信(7月11日付)が報じた。

なおロイター通信によると、パキスタン、アフガニスタン両国のターリバーンはダーイシュ(イスラーム国)によるカリフ制樹立宣言への公式の見解を示していないが、若いメンバーの一部はカリフ制樹立に好意的である一方、多くのメンバーが懐疑的な見方をしているという。

al-Hayat, July 12, 2014、Reuters, July 11, 2014をもとに作成。

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