シリア国内の暴力:アブー・アマーラ大隊による住民処刑相次ぐ(2015年1月8日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市のシャリーア法廷とアブー・アマーラ特殊任務中隊は、アレッポ市シャッアール地区のバヤーン病院屋上から、「男性とわいせつな行為を行った」罪で男性一人を突き落とし、処刑した。

アブー・アマーラ特殊任務中隊はまた同地区で、シリア政府に内通していたとして、男性5人を処刑したという。

一方、シリア人権監視団によると、ヌッブル市、ザフラー町をジハード主義武装集団が砲撃、また同地周辺で、国防隊がシャームの民のヌスラ戦線らと交戦した。

これに対して、シリア軍はハイヤーン町、アレッポ市マサーキン・ハナーヌー地区などに「樽爆弾」を投下したが、死傷者はなかった。

このほか、ブライジュ村周辺(マイサート地区)では、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、クドス旅団、イラン人・アフガン人戦闘員が、ヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線らと交戦した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザバダーニー市西方の山岳地帯をシリア軍が砲撃した。

しかし同監視団によると、ドゥーマー市で、シリア軍による「樽爆弾」投下で負傷していた児童1人が死亡したという。

一方、SANA(1月8日付)によると、ハラスター市一帯、ドゥーマー市郊外、タッル・クルディー町一帯、アーリヤ農場で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線らが占拠する武器庫地区一帯、ハーン・スブル村、フバイト村をシリア軍が「樽爆弾」で空爆したが、死傷者は出なかった。

一方、SANA(1月8日付)によると、クマイナース村、ザーウィヤ山一帯、ハーン・スブル村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がラターミナ町各所を「樽爆弾」で空爆した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ナブア・ムッル村近郊の複数カ所をシリア軍が砲撃したが、死傷者は出なかった。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、アルマー村・ヒルバト・ガザーラ町街道をシリア軍が砲撃したが、死傷者は出なかった。

またシャイフ・マスキーン市一帯では、シリア軍、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(1月8日付)によると、ハッラーブ・シャフム村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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スワイダー県では、クッルナー・シュラカー(1月8日付)によると、若者の一団がサルハド市の徴兵事務所を襲撃、窓ガラスなどを割った。

徴兵に反対する示威活動だという。

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ダマスカス県では、SANA(1月8日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(1月8日付)によると、タッルドゥー、ヒムス市ワアル地区、ハラーリーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, January 8, 2015、AP, January 8, 2015、ARA News, January 8, 2015、Champress, January 8, 2015、al-Hayat, January 9, 2015、Iraqi News, January 8, 2015、Kull-na Shuraka’, January 8, 2015、al-Mada Press, January 8, 2015、Naharnet, January 8, 2015、NNA, January 8, 2015、Reuters, January 8, 2015、SANA, January 8, 2015、UPI, January 8, 2015などをもとに作成。

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人権団体発表:12月の死者数は4,358人(うちシリア軍兵士らは1,304人、反体制勢力はシリア人が642人、外国人戦闘員が1,352人)(2015年1月8日)

シリア人権監視団は、2014年12月の紛争による死者数が4,358人を記録したと発表した。

死者の内訳は以下の通り:

民間人1,052人(うち8歳以下の子供156人、18歳以上の女性91人、シュアイタート部族子息230人)

ジハード主義武装集団、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊などのシリア人戦闘員636人
離反兵6人
ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線、ムハージリーン・ワ・アンサール軍、ジュンド・アクサー機構などの外国人戦闘員1,352人

シリア軍兵士682人
国防隊、人民諸委員会など552人
ヒズブッラー戦闘員5人
シーア派外国人戦闘員65人

身元不明8人

AFP, January 8, 2015、AP, January 8, 2015、ARA News, January 8, 2015、Champress, January 8, 2015、al-Hayat, January 9, 2015、Iraqi News, January 8, 2015、Kull-na Shuraka’, January 8, 2015、al-Mada Press, January 8, 2015、Naharnet, January 8, 2015、NNA, January 8, 2015、Reuters, January 8, 2015、SANA, January 8, 2015、UPI, January 8, 2015などをもとに作成。

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人権団体発表:寒波により、2011年3月以降初めて戦闘による死者を記録せず(2015年1月8日)

シリア人権監視団は1月8日、シリア全土を覆った寒波と降雪により、2011年3年以降初めて紛争による死者が確認されなかった、と発表した。

アブドゥッラフマーン・ラーミー代表は「寒波は、避難民や市民は新たな苦難を与えているが、砲撃や殺戮からシリア人を守った」と述べた。

しかし、ダーイシュ(イスラーム国)など反体制武装集団による住民処刑、シリア軍の砲撃による重傷者の死亡は続いている。

なおSANA(1月8日付)などによると、7日からシリア全土を覆う寒波により、各地で降雪が続き、スワイダー県(サーリー村)では最大2メートル、クナイトラ県(ハドル村)では70センチ、ダマスカス県では20センチの積雪を記録した。

SANA, January 8, 2015
SANA, January 8, 2015

AFP, January 8, 2015、AP, January 8, 2015、ARA News, January 8, 2015、Champress, January 8, 2015、al-Hayat, January 9, 2015、Iraqi News, January 8, 2015、Kull-na Shuraka’, January 8, 2015、al-Mada Press, January 8, 2015、Naharnet, January 8, 2015、NNA, January 8, 2015、Reuters, January 8, 2015、SANA, January 8, 2015、UPI, January 8, 2015などをもとに作成。

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OPCW:イドリブ県、ハマー県で塩素ガスが使用されたと「強い確信をもって」結論(2015年1月7日)

AP(1月7日付)は、イドリブ県、ハマー県で、化学兵器禁止機関(OPCW)が、「強い確信をもって」(with a high degree of confidence)塩素ガスが使用されたとする報告書を国連安保理で回付したと報じた。

OPCWによる報告書は117ページからなり、2014年12月に国連安保理で回付された。

APが入手した同報告書によると、聞き取り調査の対象者37人中32人が、有毒ガスを装填した樽爆弾による攻撃が行われたとき、上空でヘリコプターの音がしていたと証言したという。

また26人が樽爆弾が投下された際に、「口笛のような」音を聞いたと証言、16人が落下地点で爆弾やその破片を目撃したと証言したという。

報告書では、調査チームが入手した142のビデオ映像、189の破片、現場を撮影した写真、さらには樽爆弾に装填されていたと思われる塩素の内筒の状況についての解説がなされているという。

塩素ガスはOPCWが定める化学兵器には含まれていない。

なおシリアのファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣は2013年12月1日、OPCWの会合で、シリア政府は化学兵器も塩素ガスも使用していないと述べるとともに、「シリアとイラク国内の複数の地域で塩素ガスを使用しているのはテロリストだ」と主張していた。

なお『ガーディアン』(1月7日付)によると、サマンサ・パワー米国連大使はツイッターで「シリア政府だけがヘリコプターを使っている」、「シリア政府は、化学兵器を破壊するだけでは不十分で、市民に対する化学物質を装填した爆発物(chemical-laden explosives)の投下を止めねばならない」と書き込んだという。

AFP, January 7, 2015、AP, January 7, 2015、ARA News, January 7, 2015、Champress, January 7, 2015、The Guardian, January 7, 2015、al-Hayat, January 8, 2015、Iraqi News, January 7, 2015、Kull-na Shuraka’, January 7, 2015、al-Mada Press, January 7, 2015、Naharnet, January 7, 2015、NNA, January 7, 2015、Reuters, January 7, 2015、SANA, January 7, 2015、UPI, January 7, 2015などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き(2015年1月7日)

ダイル・ザウル県では、ARA News(1月7日付)によると、ダイル・ザウル市とガラーニージュ市で、ダーイシュ(イスラーム国)に抵抗して殺害されたと思われるシュアイタート部族の子息の遺体100体以上が遺棄された集団墓地が発見された。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が制圧しているアルシャーフ村を反体制武装集団が砲撃した。

またARA News(1月7日付)によると、アイン・アラブ市マシュタ・ヌール高地一帯で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュの交戦が続いた。

AFP, January 7, 2015、AP, January 7, 2015、ARA News, January 7, 2015、Champress, January 7, 2015、al-Hayat, January 8, 2015、Iraqi News, January 7, 2015、Kull-na Shuraka’, January 7, 2015、al-Mada Press, January 7, 2015、Naharnet, January 7, 2015、NNA, January 7, 2015、Reuters, January 7, 2015、SANA, January 7, 2015、UPI, January 7, 2015などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2015年1月7日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、マイサート地区などブライジュ村一帯、サイファート村一帯で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、クドス旅団、イラン人・アフガン人戦闘員が、ムハーリジーン・ワ・アンサール軍、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

またシリア軍は、アレッポ市ザフラー協会地区を占拠するジハード主義武装集団を砲撃する一方、武装集団もラームーサ地区のシリア軍拠点などを砲撃した。

一方、SANA(1月7日付)によると、アレッポ県で、反体制武装集団元メンバー142人が地元和解プロセスの一環で当局に投降、その後放免となり、釈放された。

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ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(1月7日付)によると、バラダー渓谷での反体制武装活動を主導するアブー・ライルとアブー・アンマールを名のる活動家(いずれもシューラー評議会メンバー)が使用している車に何者かが仕掛けた爆弾が爆発し、複数の活動家が負傷した。

アブー・ライルとアブー・アンマールはいずれも無事だという。

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ヒムス県では、SANA(1月7日付)によると、ヒムス市ワアル地区、ハラーリーヤ村、ウンム・シャルシューフ村、アイン・ダナーニール村、ガジャル村、ウンム・サフリージュ村、東サラーム村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(1月7日付)によると、アルバイーン山一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, January 7, 2015、AP, January 7, 2015、ARA News, January 7, 2015、Champress, January 7, 2015、al-Hayat, January 8, 2015、Iraqi News, January 7, 2015、Kull-na Shuraka’, January 7, 2015、al-Mada Press, January 7, 2015、Naharnet, January 7, 2015、NNA, January 7, 2015、Reuters, January 7, 2015、SANA, January 7, 2015、UPI, January 7, 2015などをもとに作成。

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シリア(レバノン)での寒波で、シリア人避難民3人が凍死(2015年1月7日)

SANA(1月7日付)によると、シリア全土が厳しい寒波に覆われ、ダマスカス県、ダマスカス郊外県、ラタキア県、タルトゥース県、スワイダー県、クナイトラ県、ヒムス県、ハマー県などで最大45センチの積雪を記録した。

SANA, January 7, 2015
SANA, January 7, 2015
SANA, January 7, 2015
SANA, January 7, 2015
SANA, January 7, 2015
SANA, January 7, 2015

 

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AFP(1月7日付)、NNA(1月7日付)などによると、レバノンではこの寒波により、子供1人を含むシリア人避難民3人が凍死した。

Naharnet, January 7, 2015
Naharnet, January 7, 2015

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クッルナー・シュラカー(1月7日付)は、カラムーン地方の反体制武装集団が、積雪によって孤立した村落に除雪作業などのためのチームを派遣したと報じ、その写真を掲載した。

Kull-na Shuraka', January 7, 2015
Kull-na Shuraka’, January 7, 2015

AFP, January 7, 2015、AP, January 7, 2015、ARA News, January 7, 2015、Champress, January 7, 2015、al-Hayat, January 8, 2015、Iraqi News, January 7, 2015、Kull-na Shuraka’, January 7, 2015、al-Mada Press, January 7, 2015、Naharnet, January 7, 2015、NNA, January 7, 2015、Reuters, January 7, 2015、SANA, January 7, 2015、UPI, January 7, 2015などをもとに作成。

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イスラーム国、アレッポ・シャリーア法廷が徴兵目的で成人男性の旅行を相次いで禁止(2015年1月7日)

ラッカ県では、マサール・プレス(1月7日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)ラッカ州のワーリーが、50歳以下の男性にラッカ市外への移動を禁止する決定を発令した。

ラッカ市に入った住民の徴兵台帳を作成するのが目的だという。

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アレッポ県では、SLN(1月7日付)によると、アレッポ市および同郊外のシャリーア法廷が、18~35歳の男性に対し、シリア政府の支配地域への旅行を禁じる決定を発令した。

シリア当局によって逮捕された後、徴兵され、「革命家」に戦闘に従事させられることが禁止の理由だという。

AFP, January 7, 2015、AP, January 7, 2015、ARA News, January 7, 2015、Champress, January 7, 2015、al-Hayat, January 8, 2015、Iraqi News, January 7, 2015、Kull-na Shuraka’, January 7, 2015、al-Mada Press, January 7, 2015、Masar Press Agency, January 7, 2015、Naharnet, January 7, 2015、NNA, January 7, 2015、Reuters, January 7, 2015、SANA, January 7, 2015、UPI, January 7, 2015などをもとに作成。

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ダルアーの史跡イマーム・ヌーリー廟が破壊(2015年1月6日)

ダルアー県では、イナブ・バラディー・オンライン(1月7日付)によると、ナワー市にある史跡イマーム・ヌーリー廟が何者かによって爆破、破壊された。

これに関して、SANA(1月7日付)は、「シャームの民のヌスラ戦線に属するテロリストが…シリアの文明、歴史、栄光を破壊しようとしてこうした罪を犯している」と報じた。

Kull-na Shuraka', January 7, 2015
Kull-na Shuraka’, January 7, 2015

Enab Baladi Online, January 7, 2015、SANA, January 7, 2015をもとに作成。

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UNICEF:イスラーム国による学校閉鎖で6万7,000人の児童に影響(2015年1月6日)

UNICEFは、ダーイシュ(イスラーム国)によるラッカ県、ダイル・ザウル県、アレッポ県内の制圧地域での学校閉鎖によって、児童6万7,000人が初等教育を受ける機会を奪われていると発表した。

ロイター通信(1月6日付)などが伝えた。

ARA News, January 7, 2015、al-Hayat, January 7, 2015、Reuters, January 6, 2015などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:ダイル・ザウルで激しい戦闘(2015年1月6日)

ダイル・ザウル県では、SNN(1月6日付)によると、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区、ハワーイジュ村などで、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が激しく交戦した。

またシリア人権監視団によると、ダーイシュ宗教警察(ヒスバ)の副司令官のエジプト人男性がマヤーディーン市で遺体で発見された。

遺体には拷問の跡が残っており、首が切り落とされていたという。

また同市では、ダーイシュ戦闘員2人が何者かの襲撃を受けた。

一方、SANA(1月6日付)によると、マリーイーヤ村、アイヤーシュ村、ブガイリーヤ村に通じる検問所複数カ所、フジャイフ丘、ティーム油田地帯、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区、ジュバイラ地区、ハウィーカ地区、ラサーファ地区、ウルフィー地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

これに対して、ダーイシュはダイル・ザウル市シャイフ・ヤースィーン地区の史跡タキーヤト・ラーウィー廟を爆破、破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アイン・アラブ市ムハッダサ学校一帯の奪還をめざすダーイシュ(イスラーム国)と西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が交戦した。

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ヒムス県では、SANA(1月6日付)によると、シャーイル・ガス採掘所周辺、タイバ村一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(1月7日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュ(イスラーム国)がタッル・ハミース市北部、ジャズア村一帯で交戦した。

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ARA News(1月6日付)によると、米国など有志連合はシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点を10回にわかって空爆した。

空爆のうち6回がダイル・ザウル県内の石油関連施設に対して行われたという。

AFP, January 6, 2015、AP, January 6, 2015、ARA News, January 6, 2015、January 7, 2015、Champress, January 6, 2015、al-Hayat, January 7, 2015、Iraqi News, January 6, 2015、Kull-na Shuraka’, January 6, 2015、al-Mada Press, January 6, 2015、Naharnet, January 6, 2015、NNA, January 6, 2015、Reuters, January 6, 2015、SANA, January 6, 2015、SNN, January 6, 2015、UPI, January 6, 2015などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:ダマスカス県ジャウバル地区、アレッポ市郊外で戦闘激化(2015年1月6日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区各所で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

これに関して、「ジャウバル区広報局」は、「首都の兵士」、ラフマーン軍団、ムジャーヒディーンなどからなる反体制武装集団がジャウバル区へのシリア軍の進軍を食い止め、戦車複数輌を破壊した、と発表した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市アーミリーヤ地区、ブスターン・カスル地区をシリア軍が砲撃、またハーリディーヤ地区、旧市街で、シリア軍、国防隊、バアス大隊がジハード主義武装集団と交戦した。

またマサール・プレス(1月6日付)によると、反体制武装勢力はブライジュ村郊外の製材所一帯で、シリア軍の攻撃を食い止め、戦車1輌を破壊する一方、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区に近いマヤーサート地区を制圧した。

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ヒムス県では、SANA(1月6日付)によると、ヒムス市ワアル地区、ガジャル村、ウンム・サフリージュ村、東サラーム村、ウンム・シャルシューフ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、ヒムス軍団、ファールーク大隊の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(1月6日付)によると、フーティー村、カルア・ガザール村、カフルシャラーヤー村などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(1月6日付)によると、ダルアー市マンシヤ地区、アトマーン村、ダーマー村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, January 6, 2015、AP, January 6, 2015、ARA News, January 6, 2015、Champress, January 6, 2015、al-Hayat, January 7, 2015、Iraqi News, January 6, 2015、Kull-na Shuraka’, January 6, 2015、al-Mada Press, January 6, 2015、Naharnet, January 6, 2015、NNA, January 6, 2015、Reuters, January 6, 2015、SANA, January 6, 2015、UPI, January 6, 2015、Zaman al-Wasl, January 6, 2015などをもとに作成。

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ウンマ軍報道官、ドゥーマーからの敗走を暗に認める(2015年1月6日)

ザマーン・ワスル(1月6日付)によると、ドゥーマー市一帯でのイスラーム軍との戦闘により敗走したウンマ軍のムハンマド・アブー・ウダイ報道官が、イスラーム軍によってドゥーマー市の医療関連拠点などを襲撃されたと非難した。

アブー・ウダイ報道官は、アフマド・ターハー司令官の消息については明らかにしなかったが、ザブディーン村、ダマスカス県ジャウバル区などで引き続き戦闘を続けていると主張、ドゥーマー市の拠点を喪失したことを暗に認めた。

AFP, January 6, 2015、AP, January 6, 2015、ARA News, January 6, 2015、Champress, January 6, 2015、al-Hayat, January 7, 2015、Iraqi News, January 6, 2015、Kull-na Shuraka’, January 6, 2015、al-Mada Press, January 6, 2015、Naharnet, January 6, 2015、NNA, January 6, 2015、Reuters, January 6, 2015、SANA, January 6, 2015、UPI, January 6, 2015などをもとに作成。

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反体制派医師使節団がフランスで惨状を訴える(2015年1月6日)

『ハヤート』(1月7日付)は、シリア各地の反体制勢力支配地域で活動するシリア人医師使節団がフランスを訪問し、医師不足、医薬品不足を訴えた、と伝えた。

AFP, January 6, 2015、AP, January 6, 2015、ARA News, January 6, 2015、Champress, January 6, 2015、al-Hayat, January 7, 2015、Iraqi News, January 6, 2015、Kull-na Shuraka’, January 6, 2015、al-Mada Press, January 6, 2015、Naharnet, January 6, 2015、NNA, January 6, 2015、Reuters, January 6, 2015、SANA, January 6, 2015、UPI, January 6, 2015などをもとに作成。

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シリア国民連合政治委員会改選で「古参」が相次いで落選(2015年1月6日)

トルコのイスタンブールで開催中のシリア革命反体制勢力国民連立(いわゆるシリア国民連合)の総合委員会(第18期)は、正副議長、事務局長の選出に続いて、執行機関にあたる政治委員会の改選を行い、これまで連立を主導してきた「古参」活動家の多くが落選した。

クッルナー・シュラカー(1月6日付)によると、政治委員会に選出されたメンバーは以下の通り:

アフマド・ラマダーン(52票)

アクラム・アッサーフ(52票)

バドル・ジャームース(55票)

ハッサーン・ハーシミー(54票)

フサイン・アブドゥッラー(58票)

ハーリド・ナースィル(50票)

リヤード・ハサン(56票)

サーリム・ムスラト(52票)

サラーフ・ダルウィーシュ(59票)

アブドゥルアハド・アスティーフー(53票)

ファーディー・イブラーヒーム(55票)

ムハンマド・ダギーム(55票)

ハティーブ・バドラ(51票)

ムハンマド・バンクー(50票)

ムハンマド・カッダーフ(53票)

ナズィール・ハキーム(68票)

ヌーラー・アミール(58票)

ハーディー・バフラ(55票)

なお、ミシェル・キールー(48票)、スハイル・アタースィー(49票)、ファールーク・タイフール氏(シリア・ムスリム同胞団、47票)、ムンズィル・マーフース(13票)、ムワッファク・ニールビーヤ(47票)、アナス・アブダ(47票)、ファーイズ・サーラ(48票)ら、これまでシリア革命反体制勢力国民連立を主導してきた活動家はこぞって落選した。

Kull-na Shuraka', January 6, 2015
Kull-na Shuraka’, January 6, 2015
Kull-na Shuraka', January 6, 2015
Kull-na Shuraka’, January 6, 2015
Kull-na Shuraka', January 6, 2015
Kull-na Shuraka’, January 6, 2015
Kull-na Shuraka', January 6, 2015
Kull-na Shuraka’, January 6, 2015
Kull-na Shuraka', January 6, 2015
Kull-na Shuraka’, January 6, 2015

AFP, January 6, 2015、AP, January 6, 2015、ARA News, January 6, 2015、Champress, January 6, 2015、al-Hayat, January 7, 2015、Iraqi News, January 6, 2015、Kull-na Shuraka’, January 6, 2015、al-Mada Press, January 6, 2015、Naharnet, January 6, 2015、NNA, January 6, 2015、Reuters, January 6, 2015、SANA, January 6, 2015、UPI, January 6, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア領内で消息を絶ったトルコ国境警備隊士官、無事保護(2015年1月5日)

アナトリア通信(1月5日付)は、シリア領内(アレッポ県アアザーズ市一帯)で任務遂行中(1日)に消息を絶っていたトルコ国境警備隊士官1人がトルコの国家情報機構の作戦により無事保護(奪還)された、と発表した。

Anadolu Ajansı, January 6, 2015をもとに作成。

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オランド仏大統領:「アサドが化学兵器を使用した時に介入しなかったことを後悔している」(2015年1月5日)

フランスのフランソワ・オランド大統領は地元ラジオのインタビューで「アサドが2013年に化学兵器を使用した時に介入しなかったことを後悔している。介入していればイスラーム国は台頭しなかった」と述べた。

ARA News(1月5日付)が伝えた。

AFP, January 5, 2015、AP, January 5, 2015、ARA News, January 5, 2015、Champress, January 5, 2015、al-Hayat, January 6, 2015、Iraqi News, January 5, 2015、Kull-na Shuraka’, January 5, 2015、al-Mada Press, January 5, 2015、Naharnet, January 5, 2015、NNA, January 5, 2015、Reuters, January 5, 2015、SANA, January 5, 2015、UPI, January 5, 2015などをもとに作成。

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イスラーム国がサウジ・イラク両国境警備隊を相次いで襲撃(2015年1月5日)

サウジアラビア内務省は声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)がサウジアラビア北部の対イラク国境に位置するアルアル市北部に潜入し、サウジアラビア国境警備隊を襲撃、隊員2人が死亡した。

国境警備隊はダーイシュ戦闘員1人を捕らえたもの、この戦闘員は自爆ベルトを爆発させ、自殺した。

BBC(1月5日付)などが伝えた。

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Iraqi News(1月4日付)は、イラク治安筋の話として、ダーイシュ(イスラーム国)によるサウジアラビアの潜入に先立ち、イラク国境警備隊がアンバール県西部の対サウジアラビア国境に位置するアナズ(Anazh)駐屯地でダーイシュの襲撃を受けたが、これを撃退した、と伝えた。

同消息筋によると、この際、ダーイシュ側の戦闘員2人と国境警備隊1人が死亡、また双方合わせて6人が負傷した。

ダーイシュ戦闘員はアンバール県西部のラトバ市を放逐され、南下したのだという。

AFP, January 5, 2015、AP, January 5, 2015、ARA News, January 5, 2015、Champress, January 5, 2015、al-Hayat, January 6, 2015、Iraqi News, January 5, 2015、Kull-na Shuraka’, January 5, 2015、al-Mada Press, January 5, 2015、Naharnet, January 5, 2015、NNA, January 5, 2015、Reuters, January 5, 2015、SANA, January 5, 2015、UPI, January 5, 2015などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:YPGがアイン・アラブの80%を制圧(2015年1月5日)

アレッポ県では、ARA News(1月5日付)、シリア人権監視団などによると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がアイン・アラブ市中心部の治安厳戒地区(市庁舎一帯)、学校密集地区(リーフィーヤ学校、工業学校、サウラ学校、女学校)からダーイシュ(イスラーム国)を放逐、同地を完全制圧した。

人民防衛隊はまた、マシュタ・ヌール高地一帯でもダーイシュと交戦した。

シリア人権監視団によると、これにより人民防衛隊はアイン・アラブ市の約80%を制圧したという。

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同じく、アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がタッラト・タイヤーラに展開するシリア軍の拠点複数カ所を砲撃した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ハワーイジュ村をシリア軍が2度にわたり空爆し、子供2人が死亡、多数が負傷した。

シリア軍はまた、アイヤーシュ村に対しても空爆を行った。

シリア軍はさらに、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区、ジスル・スィヤーサ一帯を砲撃、フワイジャト・サクル地区などで国防隊とともにダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

このほか、ダーイシュはハリージー村でシャームの民のヌスラ戦線の元メンバー3人を逮捕した。

3人はいずれも投稿し、ダーイシュのもとで「改悛」を宣言していたという。

一方、SANA(1月5日付)によると、ダイル・ザイル航空基地周辺、ブー・ウマル村、シューラ村、フサイニーヤ町、ハリータ村、マリーイーヤ村、アイヤーシュ村、ジャフラ村、ダイル・ザウル市ジュバイリーヤ地区、ラシュディーヤ地区、ハウィーカ地区、ラサーファ地区、ウルフィー地区、工業地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(1月5日付)によると、シャーイル・ガス採掘所周辺、タイバ村一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、SANA(1月5日付)によると、タッル・ガザール一帯に潜入しようとしたダーイシュ(イスラーム国)戦闘員をシリア軍が撃退した。

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ARA News(1月5日付)によると、米国など有志連合は、シリア国内のダーイシュ(イスラーム国)拠点に対して14回、イラク領内のダーイシュ拠点に対して6回の空爆を行った。

このうちシリア国内での空爆では、ダイル・ザウル県内(ジャブラ村郊外)の原油集積施設を破壊したという。

AFP, January 5, 2015、AP, January 5, 2015、ARA News, January 5, 2015、Champress, January 5, 2015、al-Hayat, January 6, 2015、Iraqi News, January 5, 2015、Kull-na Shuraka’, January 5, 2015、al-Mada Press, January 5, 2015、Naharnet, January 5, 2015、NNA, January 5, 2015、Reuters, January 5, 2015、SANA, January 5, 2015、UPI, January 5, 2015などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:イドリブで「自由シリア軍」司令官が爆殺(2015年1月5日)

イドリブ県では、ARA News(1月5日付)によると、トルコ国境近くのアティマ村で、自由シリア軍第101師団司令官の一人ムヒーブ・ハマド空軍准将が乗る車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、ハマド准将が死亡した。

またシリア軍はフバイト村、ハーン・シャイフーン市に「樽爆弾」を投下した。

一方、クッルナー・シュラカー(1月5日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線が、アブー・アラマイン旅団(自由シリア軍)の本拠地であるシャフシャブー山麓のナキール村を包囲し、同旅団に武器弾薬の引き渡しを要求、押収した。

他方、SANA(1月5日付)によると、カフル・ウワイド村、フバイト村、タマーニア町、カンスフラ村、サルジャ村、カフルラーター村、ダイル・サンバル村、アブー・ズフール町一帯、バルーマーなどで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ハック旅団、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム戦線、ムハージリーン・ワ・アンサール軍がブライジュ村一帯で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、クドス旅団、イラン人・アフガン人戦闘員との交戦、同村郊外のマジュバル・アスワド地区の複数カ所を制圧した。

この戦闘でシリア軍側に20人以上の死傷者が出たという。

またアレッポ市では、シリア政府が支配するハーリディーヤ地区を反体制武装集団が砲撃し、複数が負傷した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タイバ村、フーシュ・ハッジュー村をシリア軍が砲撃する一方、ジハード主義武装集団もアルカム村のシリア軍拠点を砲撃した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区で、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団がシリア軍と交戦、戦車を破壊した。

一方、SANA(1月5日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(1月5日付)によると、バービッラー市の検問所付近で爆弾が爆発し、女性1人が負傷した。

一方、SANA(1月5日付)によると、アルバイン市、ハラスター市郊外、バハーリーヤ村、ジャルバー村、カースィミーヤ町、ザブディーン村郊外、アッサール・ワルド町郊外無人地帯、カーラ市郊外無人地帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(1月5日付)によると、アトマーン村、ダルアー市各所で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, January 5, 2015、AP, January 5, 2015、ARA News, January 5, 2015、Champress, January 5, 2015、al-Hayat, January 6, 2015、Iraqi News, January 5, 2015、Kull-na Shuraka’, January 5, 2015、al-Mada Press, January 5, 2015、Naharnet, January 5, 2015、NNA, January 5, 2015、Reuters, January 5, 2015、SANA, January 5, 2015、UPI, January 5, 2015などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:イスラーム軍によるウンマ軍掃討をめぐる動き(2015年1月5日)

アジュナード・シャーム・イスラーム連合、ラフマーン軍団、シャーム自由人イスラーム運動の司令部は共同声明を出し、ダマスカス郊外県ドゥーマー市一帯でのイスラーム軍によるウンマ軍掃討に関して、東グータ統一軍事司令部所轄下の「東グータ統一司法評議会のもとでの腐敗者の殲滅はシャリーアと革命における義務である」と支持する一方、ウンマ軍掃討に参加していないと表明した。

これに関して、ギヤース・アービドを名のる地元の活動家は、ARA(1月5日付)に対して、イスラーム軍も所属する東グータ統一軍事司令部参加の武装集団の多くやドゥーマー市一帯の住民の多くが、麻薬密売などに関与していたウンマ軍の解体を望んでいるが、統一軍事司令部の指揮権を無視したかたちでのイスラーム軍の独断行動に疑義を呈している、と述べた。

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ウンマ軍は、フェイスブック上の公式ページを通じて声明を出し、ダマスカス郊外県ドゥーマー市一帯での戦闘で、戦闘員200~300人がイスラーム軍に投降し、捕虜となったと発表した。

AFP, January 5, 2015、AP, January 5, 2015、ARA News, January 5, 2015、Champress, January 5, 2015、al-Hayat, January 6, 2015、Iraqi News, January 5, 2015、Kull-na Shuraka’, January 5, 2015、al-Mada Press, January 5, 2015、Naharnet, January 5, 2015、NNA, January 5, 2015、Reuters, January 5, 2015、SANA, January 5, 2015、UPI, January 5, 2015などをもとに作成。

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アサド大統領:イラン・シリア経済関係成長委員会使節団と会談(2015年1月5日)

アサド大統領は、シリアを訪問中のイラン・シリア経済関係成長委員会の使節団(団長はルストゥム・カースィミー委員長)とダマスカスで会談し、両国の経済関係などについて意見を交わした。

SANA(1月5日付)が伝えた。

SANA, January 5, 2015
SANA, January 5, 2015

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アサド大統領は、タルトゥース大学の創設を定めた2015年政令第2号を施行した。

SANA(1月5日付)が伝えた。

AFP, January 5, 2015、AP, January 5, 2015、ARA News, January 5, 2015、Champress, January 5, 2015、al-Hayat, January 6, 2015、Iraqi News, January 5, 2015、Kull-na Shuraka’, January 5, 2015、al-Mada Press, January 5, 2015、Naharnet, January 5, 2015、NNA, January 5, 2015、Reuters, January 5, 2015、SANA, January 5, 2015、UPI, January 5, 2015などをもとに作成。

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シリア国民連合がハウジャ氏を新議長に選出(2015年1月5日)

Kull-na Shuraka', January 6, 2015
Kull-na Shuraka’, January 6, 2015

シリア革命反体制勢力国民連立(いわゆるシリア国民連合)はツイッターを通じて、トルコのイスタンブールで開催中の総合委員会での選挙(111人が投票)で、ハーリド・ハウジャ氏が56票を獲得し、新議長に選出されたと発表した。

また副議長には、55票(クッルナー・シュラカー(1月6日付)によると56票)を獲得したヒシャーム・ムルーワ氏が選出された。

ARA News(1月5日付)が伝えた。

『ハヤート』(1月6日付)によると、新議長に選出されたハウジャ氏は「我々は外交活動を活性化させ、革命諸勢力と協調し、新たな段階の始まりを促すための共通のヴィジョンを構築したい。シリア国民を殺戮したアサドとその治安機関の取り巻きには、この新たな段階においていかなる役割もないだろう」と述べたという。

 

ハウジャ議長はまた記者会見で、「モスクワ1」に関して、「連立はモスクワでのシリア政府との対話に招かれておらず…、反体制派の一部のメンバーが個人的に招待状を受け取っただけだ」としたうえで、「ロシアのイニシアチブなるものは存在せず、政府と反体制派の対話への招待がなされただけだ」と述べた。

そのうえで「連立もそれ以外の反体制派も政府との交渉が可能かどうかを決定することはできない。シリア国内の革命諸勢力のみがこれを決定する」と述べ、「モスクワ1」への参加の是非を武装集団に委ねるとの意思を示した。

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シリア革命反体制勢力国民連立は、トルコのイスタンブールで開催中の総合委員会で、アフマド・トゥウマ暫定内閣閣僚人事を承認した。

トゥウマ暫定政府首班は2014年11月、総合委員会に閣僚名簿を提出し、信任を求めていたが、委員会メンバーの多くが信任のための投票をボイコットしたため、ハーディー・バフラ議長(当時)は信任を見送っていた。

今回の組閣により、トゥウマ首班が再任されるとともに、ナーディム・ウスマーン氏が副首班(81票)に、アブドゥッラッザーク・フサイン氏が法務大臣(67票)に、サマーフ・ハダーヤー女史が文化大臣(65票)に選出された。

クッルナー・シュラカー(1月5日付)が伝えた。

Kull-na Shuraka', January 5, 2015
Kull-na Shuraka’, January 5, 2015

AFP, January 5, 2015、AP, January 5, 2015、ARA News, January 5, 2015、Champress, January 5, 2015、al-Hayat, January 6, 2015、Iraqi News, January 5, 2015、Kull-na Shuraka’, January 5, 2015、January 6, 2015、al-Mada Press, January 5, 2015、Naharnet, January 5, 2015、NNA, January 5, 2015、Reuters, January 5, 2015、SANA, January 5, 2015、UPI, January 5, 2015などをもとに作成。

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レバノンの動き:シリア人へのビザ発給は治安戦略の一環(2015年1月4日)

ラシード・ディルバース社会問題大臣は、シリア人へのビザ発給措置(12月31日発効)に関して『シャルク・アウサト』(1月4日付)に「治安戦略の一環としてシリア人の出入国を管理する」ことが目的としたうえで、シリア人避難民の出入国を規制することはないと述べた。

AFP, January 4, 2015、AP, January 4, 2015、ARA News, January 4, 2015、Champress, January 4, 2015、al-Hayat, January 5, 2015、Iraqi News, January 4, 2015、Kull-na Shuraka’, January 4, 2015、al-Mada Press, January 4, 2015、Naharnet, January 4, 2015、NNA, January 4, 2015、Reuters, January 4, 2015、SANA, January 4, 2015、al-Sharq al-Awsat, January 4, 2015、UPI, January 4, 2015などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:ヨルダン軍パイロットの公判開始(2015年1月4日)

ARA News(1月4日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)に近い複数の報道筋の話として、24日にダーイシュに拘束されたヨルダン軍戦闘機パイロットのムアーッズ・サーフィー・カサースィバ空軍中尉の公判がラッカ市の法務局(ダール・カダー)所轄のシャリーア裁判所で行われた。

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ダイル・ザウル県では、SANA(1月4日付)によると、ダイル・ザウル市ジュバイラ地区、ラシュディーヤ地区、ハウィーカ地区、ラサーファ地区、ウルフィー地区、工業地区、フワイジャト・サクル地区、アイヤーシュ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(1月5日付)によると、シイラ軍がタッル・タムル町郊外のダーイシュ(イスラーム国)拠点を砲撃、ラフラフ村一帯、タッル・ジャムダル村などでダーイシュと交戦した。

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ラッカ県では、ARA News(1月5日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がラッカ市で、麻薬の取引に関与したとの罪で住民4人を斬首した。

AFP, January 4, 2015、AP, January 4, 2015、ARA News, January 4, 2015、January 5, 2015、Champress, January 4, 2015、al-Hayat, January 5, 2015、Iraqi News, January 4, 2015、Kull-na Shuraka’, January 4, 2015、al-Mada Press, January 4, 2015、Naharnet, January 4, 2015、NNA, January 4, 2015、Reuters, January 4, 2015、SANA, January 4, 2015、UPI, January 4, 2015などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:ダマスカス郊外でイスラーム軍とウンマ軍が交戦(2015年1月4日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(1月4日付)によると、イスラーム軍がグータ地方の腐敗者に対する軍事作戦を開始、ドゥーマー市およびその一帯を拠点とするウンマ軍に対する攻撃を本格化させた。

軍事作戦は「僕の汚れから国を浄化する戦い」と名付けられ、イスラーム軍はウンマ軍の司令官多数を逮捕したという。

これに対して、自由シリア軍南部戦線は声明を出し、ウンマ軍への攻撃を「南部戦線全体に対する敵対行為」だとしたうえで、「イスラーム軍は…政府の一味」と批判した。

Kull-na Shuraka', January 4, 2015
Kull-na Shuraka’, January 4, 2015

一方、SANA(1月4日付)によると、アルバイン市、ザブディーン村、マシュラファ村郊外無人地帯、タイバ村、ハーン・シャイフ・キャンプ郊外、ハサヌー村、サラーム高速道路、サアサア町、ハズラジーヤ農場で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、ARA News(1月4日付)によると、シリア軍がカフル・ウワイド村などを空爆し、女性2人が死亡した。

また第101歩兵師団(自由シリア軍)はフェイスブックを通じて声明を出し、司令官の一人ムヒーブ・ハマドゥー大佐が乗った車が道路に仕掛けられた爆弾の爆発に巻き込まれ、同大佐が死亡したと発表した。

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ダルアー県では、SANA(1月4日付)によると、フラーク市、アトマーン村、サマーキーヤート村、ダルアー市バジャービジャ地区などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(1月4日付)によると、西サムダーニーヤ村、ウンム・バーディナ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(1月4日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(1月4日付)によると、ヒムス市ワアル地区、ラジャム・カスル村、ダフラト・シール村、スルターニーヤ村、西サラーム村、ザーラ村、ムシャイリファ村、ウンク・ハワー村、ラッフーム村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(1月4日付)によると、スィンディヤーナ村、サルマーニーヤ村、下カスタン村、タッル・サラムー村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, January 4, 2015、AP, January 4, 2015、ARA News, January 4, 2015、Champress, January 4, 2015、al-Hayat, January 5, 2015、Iraqi News, January 4, 2015、Kull-na Shuraka’, January 4, 2015、al-Mada Press, January 4, 2015、Naharnet, January 4, 2015、NNA, January 4, 2015、Reuters, January 4, 2015、SANA, January 4, 2015、UPI, January 4, 2015などをもとに作成。

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アサド大統領が預言者聖誕祭の礼拝に参列(2015年1月4日)

アサド大統領はダマスカス県ムハージリーン区アクラム・モスクで預言者聖誕祭(1月3日)を祝うための集団礼拝(宗教関係省主催)に参列した。

集団礼拝には、共和国ムフティーのバドルッディーン・ハッスーン氏、ダマスカス県ムフティーのバシール・イード・バーリー氏、ムハンマド・ムハンマド・アブドゥッサッタール・サイイド宗教関係大臣ら閣僚らも参列した。

SANA(1月4日付)が伝えた。

SANA, January 4, 2015
SANA, January 4, 2015

 

AFP, January 4, 2015、AP, January 4, 2015、ARA News, January 4, 2015、Champress, January 4, 2015、al-Hayat, January 5, 2015、Iraqi News, January 4, 2015、Kull-na Shuraka’, January 4, 2015、al-Mada Press, January 4, 2015、Naharnet, January 4, 2015、NNA, January 4, 2015、Reuters, January 4, 2015、SANA, January 4, 2015、UPI, January 4, 2015などをもとに作成。

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シリア国民連合がイスタンブールで執行部(議長、副議長、書記長)選挙(2015年1月4日)

トルコのイスタンブールでシリア革命反体制勢力国民連立が総合委員会(第18期通常会、2日に開幕)最終日に、執行部を改選するための投票を行った。

Elaph(1月4日付)、クッルナー・シュラカー(1月4日付)によると、現在ハーディー・バフラ氏が務める議長には、ナスル・ハリーリー事務局長とハーリド・ハウジャ駐トルコ大使が候補者として擁立された。

ハウジャ氏はムスタファー・サッバーグ前事務局長の派閥が、ハリーリー氏はそれ以外の派閥が支持にまわっている、という。

また事務局長は、ヤフヤー・マクタビー氏、ジャワード・アブー・ハタブ氏、副議長は、ファーイズ・サーラ氏、ナグム・ガーディリー氏、ハイファールーン・シャリーフ氏、ヒシャーム・ムルーワ氏、ジャマール・ワルド氏が候補者として擁立されている。

2日に開幕していた総合委員会では、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表によるアレッポ市などでの「戦闘中止」イニシアチブ、「モスクワ1」などへの対応について協議がなされていた。

Kull-na Shuraka', January 4, 2015
Kull-na Shuraka’, January 4, 2015

 

AFP, January 4, 2015、AP, January 4, 2015、ARA News, January 4, 2015、Champress, January 4, 2015、Elaph, January 4, 2015、al-Hayat, January 5, 2015、Iraqi News, January 4, 2015、Kull-na Shuraka’, January 4, 2015、al-Mada Press, January 4, 2015、Naharnet, January 4, 2015、NNA, January 4, 2015、Reuters, January 4, 2015、SANA, January 4, 2015、UPI, January 4, 2015などをもとに作成。

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「モスクワ1」をめぐる反体制派の動き(2015年1月4日)

『ハヤート』(1月5日付)は、複数の反体制筋の話として、シリア革命反体制勢力国民連立と民主的変革諸勢力の代表が、1月下旬に開催予定の「モスクワ1」に関して、組織ではなく活動家個人に招待状が送付されたことに関して、ロシア側に異議を表明したと伝えた。

シリア革命反体制勢力国民連立のハーディー・バフラ議長、民主的変革諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム代表はいずれも個人として招待状を受け取っているが、両名はこれに異議を唱えるとともに、シリア政府との協議の基礎となる原則が提示されておらず、さらには一部の招待者(野党代表のスハイル・サルミーニー、マジュド・ニヤーズィー)が反体制派を代表しておらず、「現体制の使節団に組み込まれるべき」だとして抗議したという。

またアブドゥルアズィーム代表は、民主的変革諸勢力国民調整委員会メンバー10人を招待するよう要請したが、ロシア側はこれを拒否したという。

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シリア国家建設潮流は声明を出し、「モスクワ1」に関して、活動家個人が招聘されるべきでなく、反体制勢力各組織を代表者とするような明確な議題、主題を必要だと表明した。

AFP, January 4, 2015、AP, January 4, 2015、ARA News, January 4, 2015、Champress, January 4, 2015、al-Hayat, January 5, 2015、Iraqi News, January 4, 2015、Kull-na Shuraka’, January 4, 2015、al-Mada Press, January 4, 2015、Naharnet, January 4, 2015、NNA, January 4, 2015、Reuters, January 4, 2015、SANA, January 4, 2015、UPI, January 4, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア領内に侵入したトルコ国境警備隊士官が消息不明に(2015年1月3日付)

アナトリア通信(1月3日付)は、トルコ国境警備隊が1日「密輸業者の越境を阻止するため」にキリス市に面するシリア領内(アレッポ県アアザーズ市一帯)に侵入、うち士官1人の消息が不明となっていると伝えた。

Anadolu Ajansı, January 3, 2015をもとに作成。

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