有志連合を主導する米国使節団がロジャヴァが支配するユーフラテス川西岸のマンビジュ市を訪問、シリア民主軍傘下のマンビジュ軍事評議会と同市防衛の協力態勢について協議(2018年5月18日)

アレッポ県では、ANHA(5月18日付)によると、西クルディスタン移行期民政局の支配下にあるユーフラテス川右岸(西岸)のマンビジュ市で、同民政局人民防衛隊主体のシリア民主軍の傘下にあるマンビジュ軍事評議会司令官と米主導の有志連合の会合が行われた。

マンビジュ軍事評議会広報センターによると、会合はマンビジュ軍事評議会司令部で行われ、マンビジュ軍事評議会側はムハンマド・ブスタファー(アブー・アーディル)司令官、シャルファーン・ダルウィーシュ報道官、イブラーヒーム・バンナーウィー副司令官らが、有志連合側は有志連合の特殊作戦司令官を務める米軍のジェームズ・ジェラルド(James Jarrard)少将、ウィリアム・ロバック(William Roebuck)元駐バーレーン米国大使らが出席した。

会合では、マンビジュ市防衛にかかる協力態勢などについて意見を交わしたという。

al-Durar al-Shamiya, May 19, 2018

AFP, May 18, 2018、ANHA, May 18, 2018、AP, May 18, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 18, 2018、al-Hayat, May 19, 2018、Reuters, May 18, 2018、SANA, May 18, 2018、UPI, May 18, 2018などをもとに作成。

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アサド大統領はイラン道路都市建設大臣と会談(2018年5月18日)

アサド大統領はシリアを訪問中のイランのアッバース・アーフーンディー道路都市建設大臣兼シリア・イラン合同経済閣僚委員会議長が率いる使節団と会談した。

SANA(5月18日付)によると、会談では、両国経済関係などについて意見が交わされた。

SANA, May 18, 2018

AFP, May 18, 2018、ANHA, May 18, 2018、AP, May 18, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 18, 2018、al-Hayat, May 19, 2018、Reuters, May 18, 2018、SANA, May 18, 2018、UPI, May 18, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はダーイシュとの戦闘の末、ハジャル・アスワド市北部の建物群複数カ所を制圧(2018年5月18日)

ダマスカス郊外県では、SANA(5月18日付)によると、シリア軍がハジャル・アスワド市北部一帯でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討戦を継続、ウルーバ通りおよびワスィーム・モスクに向け進軍、複数の建物群を制圧した。

SANA, May 18, 2018

AFP, May 18, 2018、ANHA, May 18, 2018、AP, May 18, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 18, 2018、al-Hayat, May 19, 2018、Reuters, May 18, 2018、SANA, May 18, 2018、UPI, May 18, 2018などをもとに作成。

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戦闘員が退去したハマー県南部のアクラブ町、タッラフ村にシリア軍部隊が展開、住民の歓迎を受ける(2018年5月18日)

ハマー県では、SANA(5月18日付)によると、県南部およびヒムス県北部で活動を続けていた反体制武装集団戦闘員とその家族の退去が15日に完了したことを受け、反体制派の主要拠点だったアクラブ町、タッラフ村にシリア軍部隊が展開し、政府関連施設にシリア国旗を掲揚し、住民の歓迎を受けた。

SANA, May 18, 2018

AFP, May 18, 2018、ANHA, May 18, 2018、AP, May 18, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 18, 2018、al-Hayat, May 19, 2018、Reuters, May 18, 2018、SANA, May 18, 2018、UPI, May 18, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは1件の停戦違反を、トルコ側は1件の違反を確認(2018年5月18日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月18日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を1件(ラタキア県)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも1件(ハマー県)の停戦違反を確認したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 18, 2018をもとに作成。

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米主導の有志連合は5月11日~5月17日までの7日間でシリア領内で59回の爆撃を実施(2018年5月18日)

米中央軍(CENTCOM)は、5月11日~5月17日の7日間でのシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

5月11日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し7回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は5回で、ブーカマール市近郊(4回)、シャッダーディー市近郊(1回)に対して行われた。

5月12日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し9回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は8回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

5月13日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し7回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は7回で、ブーカマール市近郊(6回)、シャッダーディー市近郊(1回)に対して行われた。

5月14日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し12回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は11回で、ブーカマール市近郊(8回)、シャッダーディー市近郊(3回)に対して行われた。

5月15日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し10回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は9回で、ブーカマール市近郊(8回)、シャッダーディー市近郊(1回)に対して行われた。

5月16日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し13回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は11回で、ブーカマール市近郊(10回)、シャッダーディー市近郊(1回)に対して行われた。

5月17日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し8回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は8回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

CENTCOM, May 18, 2018をもとに作成。

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ナウアート米国務省報道官は2月のイドリブ県サラーキブ市での塩素ガス使用事件をアサド政権の犯行と断じ非難(2018年5月17日)

米国務省のヘザー・ナウアート報道官は、2月4日にイドリブ県サラーキブ市で発生した化学兵器使用疑惑事件に関して、化学兵器禁止機関(OPCW)が塩素ガスが使用されたと結論づけたことに関して、「この攻撃は、アサド政権が国民に対して行ってきたこれまでの化学兵器攻撃のすべての特徴を有している」と述べ、同政権の犯行と断じ、「もっとも強い調子で非難」した。

AFP, May 18, 2018、ANHA, May 18, 2018、AP, May 18, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 18, 2018、al-Hayat, May 19, 2018、Reuters, May 18, 2018、SANA, May 18, 2018、UPI, May 18, 2018などをもとに作成。

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アサド大統領がロシアのソチを電撃訪問し、プーチン大統領と会談(2018年5月17日)

シリアのバッシャール・アサド大統領はロシア南部の保養地ソチを電撃訪問し、ヴラジミール・プーチン大統領と会談し、二国間関係、国際社会および中東地域における治安と安定の強化をめぐる課題などについて意見を交わした。

SANA, May 17, 2018

SANA(5月17日付)によると、会談には、セルゲイ・ショイグ国防大臣、セルゲイ・ラブロフ外務大臣らロシア政府・軍の高官も同席し、シリアにおける「テロとの戦い」の進捗や紛争解決に向けた政治プロセスの進展について重点的に協議した。

会談後の共同記者会見で、プーチン大統領は、1月のソチでのシリア国民対話大会で設置合意された制憲委員会に関して、早急にメンバー候補のリストを送付すると明言したと述べ、この決定に歓迎の意を示し、政治プロセス活性化を経済支援や人道問題解決に向けた必要なステップと位置づけ、全面支援すると強調した。

また、「テロとの戦い」におけるシリア軍の勝利実現と政治プロセスの活性化と合わせて、シリア領内すべての外国軍が撤退すべきだと述べた。

これに対して、アサド大統領は、会談において「テロとの戦い」をめぐる軍事的状況、とりわけ、それが秩序回復や国民の帰還に果たす影響の評価を行ったとしたうえで、ロシア政府による人道支援に謝意を示した。

アサド大統領はまた、ロシアによる経済支援、とりわけロシアの企業による投資増大や復興への参与について意見を交わしたことを明らかにした。

さらに、政治プロセスについては、シリア国民対話大会での成果などを評価するとともに、制憲委員会の設置について集中的な議論を行ったことを明らかにした。



AFP, May 17, 2018、ANHA, May 17, 2018、AP, May 17, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 17, 2018、al-Hayat, May 18, 2018、Reuters, May 17, 2018、SANA, May 17, 2018、UPI, May 17, 2018などをもとに作成。

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トルコのチャヴシュオール外務大臣「ジュネーブ会議に進展が見られなければ、アスタナ会議に依存すべき」(2018年5月17日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、シリアでの和平に向けて、国連が主催し、米国とロシアが共同議長国を務めるジュネーブ会議に関して、進展が見られなければ、別のトラックに依存すべきだと述べた。

チャヴシュオール外務大臣は「最大の問題は、成功に至らなかったジュネーブ・プレセスを再生できないことにある…。これは、制憲側が反体制派などといかなる問題についても検討する意思を持っていないためで…、西側諸国もこのプロセスを再生させることに熱心でないようだ…。ジュネーブで事態が進展しない場合、アスタナ会議のような別のプラットフォームに向かうべきだ」と述べた。

TRT(5月17日付)が伝えた。

AFP, May 17, 2018、ANHA, May 17, 2018、AP, May 17, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 17, 2018、al-Hayat, May 18, 2018、Reuters, May 17, 2018、SANA, May 17, 2018、TRT, May 17, 2018、UPI, May 17, 2018などをもとに作成。

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ロシア連邦イングーシ共和国が近く憲兵隊をシリアに派遣(2018年5月17日)

『ハヤート』(5月18日付)などは、ロシアが、シリア国内での停戦監視などの任務に当たるため、イスラーム教徒が多く住むイングーシ共和国の部隊を憲兵隊(第3次隊)としてシリアに派遣すると伝えた。

イングーシ共和国のユヌス=ベク・エフクロフ首長は、憲兵隊393人をシリアでの治安維持、停戦監視の任務で派遣すると述べた。

AFP, May 17, 2018、ANHA, May 17, 2018、AP, May 17, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 17, 2018、al-Hayat, May 18, 2018、Reuters, May 17, 2018、SANA, May 17, 2018、UPI, May 17, 2018などをもとに作成。

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ハジャル・アスワド市一帯でシリア軍とダーイシュの戦闘続く(2018年5月17日)

ダマスカス郊外県では、SANA(5月17日付)によると、シリア軍がハジャル・アスワド市北部一帯でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討戦を継続した。

これに対して、ダーイシュはダマスカス県のザーヒラ地区、シャイフ・ムフイーッディーン地区を砲撃し、住民5人が負傷した。

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アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月17日付)によると、アレッポ市南部のハーディル村から「イランの民兵」の車列約70台が撤退した。

これにより、同地には「イランの民兵」の戦闘員約100人と車輌30台が残留するのみだという。

AFP, May 17, 2018、ANHA, May 17, 2018、AP, May 17, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 17, 2018、al-Hayat, May 18, 2018、Reuters, May 17, 2018、SANA, May 17, 2018、UPI, May 17, 2018などをもとに作成。

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ヒムス県北部・ハマー県南部から退去した武装集団戦闘員らの数は3万5,000人に(2018年5月17日)

ヒムス県では、SANA(5月16日付)によると、県北部およびハマー県南部で活動を続けていた反体制武装集団戦闘員とその家族の退去が15日に完了したことを受け、反体制派の主要拠点だったガントゥー市、ダール・カビーラ村、ティールマアッラ村にシリア軍部隊が展開し、政府関連施設にシリア国旗を掲揚し、住民の歓迎を受けた。

SANA, May 17, 2018

一方、シリア人権監視団は、サムアリール村の通行所に、イドリブ県への退去を望む障害者数百人が取り残されていると発表した。

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ハマー県では、SANA(5月17日付)によると、県南部およびヒムス県北部で活動を続けていた反体制武装集団戦闘員とその家族の退去が15日に完了したことを受け、ヒルブナフサ村にシリア軍部隊が展開し、政府関連施設にシリア国旗を掲揚し、住民の歓迎を受けた。

SANA, May 17, 2018

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ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置されている当事者和解調整センターのユリ・エフトシェンコ代表は声明を出し、ロシア仲介によるシリア政府と、ヒムス県北部・ハマー県南部の反体制武装集団の停戦合意(1日)に従い続けられていた武装集団による重火器、中火器の引き渡しと、戦闘員とその家族のアレッポ県、イドリブ県への退去が完了したとしたうえで、退去した反体制武装集団戦闘員とその家族の数が3万5,270人に達したと発表した。

また、各地での戦闘終息を受けて、避難民791人が帰宅したと発表した。

うち202人はヒムス県、131人はダマスカス郊外県東グータ地方、458人はマンビジュ市一帯の住民だという。

AFP, May 17, 2018、ANHA, May 17, 2018、AP, May 17, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 17, 2018、al-Hayat, May 18, 2018、Reuters, May 17, 2018、SANA, May 17, 2018、UPI, May 17, 2018などをもとに作成。

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米主導の有志連合がハサカ県で空挺作戦を実施しダーイシュ幹部を拘束する一方、ダーイシュはカーイム市国境通行所のイラク軍部隊をシリアから越境攻撃(2018年5月17日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合が県東部のイラク国境近くで空挺作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)の司令官1人を拘束した。

空挺作戦は、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、司令官が潜伏するバフラト・ハーヌーティーヤ村近郊の村(ワーキア村)を包囲するなか、有志連合のヘリコプターが行ったという。

アナトリア通信(5月17日付)は、イラク軍のアフマド・ドゥライミー大尉の話として、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア領内(ダイル・ザウル県東部)からイラク領内のアンバール県カーイム市の国境通行所一帯に展開するイラク軍国境警備隊所属台4旅団第1連隊に対して攻撃を行ったと伝えた。

これを受け、イラク軍はダーイシュと4時間以上にわたり交戦し、ダーイシュをシリア領内に撃退したという。

なお、この空挺作戦に関して、ドゥラル・シャーミーヤ(5月18日付)は、複数の活動家の話として、ダーイシュの指導者アブー・バクル・バグダーディー氏の拘束を狙ったものだったと伝えた。

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ANHA(5月17日付)は、アレッポ県アフリーン郡ブルブル町近郊のクーリター村でトルコ軍が9日、女性を含む村人16人を拉致、連行した、と伝えた。

AFP, May 17, 2018、ANHA, May 17, 2018、AP, May 17, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 17, 2018、May 18, 2018、al-Hayat, May 18, 2018、Reuters, May 17, 2018、SANA, May 17, 2018、UPI, May 17, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは6件の停戦違反を、トルコ側は5件の違反を確認(2018年5月17日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月17日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を6件(アレッポ県4件、ラタキア県2件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも5件(イドリブ県3件、アレッポ県1件、ラタキア県1件)の停戦違反を確認したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 17, 2018をもとに作成。

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OPCWはサラーキブ市に対するシリア軍ヘリコプターの「樽爆弾」での攻撃があった2月4日に塩素ガスが使用されていたと結論づける(2018年5月16日)

化学兵器禁止機関(OPCW)は声明(https://www.opcw.org/news/article/opcw-fact-finding-mission-confirms-likely-use-of-chlorine-in-saraqib-syria/)を出し、シリアでの化学兵器使用の実態を調査している事実調査団が15日に発表した報告書のなかで、今年2月4日にイドリブ県サラーキブ市で発生した化学兵器使用疑惑事件に関して、塩素ガスが使用されたと結論づけたと発表した。

調査団は、塩素がサラーキブ市タリール地区での「力学的衝突」(mechanical impact)により、シリンダー複数本から発生したと特定したという。

調査では、塩素が詰められていたと判断し得るシリンダー2本を特定したほか、目撃者の証言に依拠、また環境試料の検査で通常レベルを超えた塩素が検出されたという。

また、事件発生直後に、塩素などによる有毒化学物質による兆候や症状の患者多数が複数の医療施設に搬送されていたという。

アフメト・ウズムジュOPCW事務総長は「いかなる理由、状況であれ、またいかなる当事者が使用したにせよ、有毒ガスの武器としての使用を厳しく非難する」と述べたという。

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同地では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月5日付)が複数の現地消息筋の話とし、シリア軍ヘリコプター複数機が夜間に飛来し、塩素ガスを装填した爆弾を投下、民間人11人が呼吸困難などの中毒症状を訴えたと伝えていた。

中毒症状を訴えた11人のなかには、ホワイト・ヘルメットの隊員3人も含まれていた。

ロイター通信(2月6日付)も、シリア米医療協会(SAMS)など複数の医療グループ、救急隊員の話として、化学物質が投下され、11人が「塩素ガスが使用されたことを示す」呼吸困難などの症状を訴えたと伝えたていた。

このほか、シリア人権監視団も、サラーキブ市ではシリア軍のヘリコプターが爆撃した直後、異臭が拡がったと発表したほか、ホワイト・ヘルメットの救急隊に所属するラーディー・サアド氏は、化学物質を装填した「樽爆弾」2発がヘリコプターから投下されたと証言していた。

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これを受け、米国務省は2月6日に声明を出し、イドリブ県サラーキブ市でシリア軍が塩素ガスを使用したとの情報が流れていることに関して、「シリア政府が再び化学兵器を使用したことを確認したら、忌まわしい行為であり、そうしたことを行ってはいけないという道義的、法的な規範に違反していることになる」と懸念を表明していた。

ヘザー・ナウアート報道官は「米国は、シリア政府が無垢の市民に対して塩素ガスを使用していると依然として疑われていること、そして今回はイドリブ県サラーキブ市近郊で使用されたことに重大な懸念を感じている…。この手の攻撃はこの3日で6回目になる」と述べ、シリア軍による塩素ガス使用を断定、そのうえで、ロシア政府に対して、アサド政権とその「支援者」に圧力をかけ、攻撃を停止させるよう呼びかけていた。

AFP, May 16, 2018、ANHA, May 16, 2018、AP, May 16, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 5, 2018、May 16, 2018、al-Hayat, May 17, 2018、Reuters, May 16, 2018、SANA, May 16, 2018、UPI, May 16, 2018などをもとに作成。

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メール・ル:シリア軍がハサカ県内の検問所でフランス軍兵士60人を拘束か?(2018年5月16日)

ロシアのメール・ル(@mail.ru、5月16日付)は、シリア軍がハサカ県内の検問所でフランス軍兵士60人を拘束していた、と伝えた。

同サイトによると、60人は、トヨタのランド・クルーザー20台からなる車列に分乗し、イラク領内から道に迷って、ハサカ県に進入、5月1日にシリア軍の検問所で拘束されたという。

al-Durar al-Shamiya, May 16, 2018

AFP, May 16, 2018、ANHA, May 16, 2018、AP, May 16, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 16, 2018、al-Hayat, May 17, 2018、Mail.ru, May 16, 2018、Reuters, May 16, 2018、SANA, May 16, 2018、UPI, May 16, 2018などをもとに作成。

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アスタナ会議の反体制派代表団代表「反体制武装集団は政治的解決に傾き、アサド政権にとって代わろうとは思っていない」(2018年5月16日)

アスタナ8会議(2017年12月)でシリア軍事革命諸勢力代表団の団長を務め、シリア革命反体制国民連立傘下の暫定内閣前首班だったアフマド・トゥウマ氏はRT(5月16日付)のインタビューに応じ、そのなかで反体制武装集団が現在、シリア内戦の政治的解決に傾いている、と述べた。

RT, May 16, 2018

トゥウマ氏は「シリアの反体制武装勢力の多くの指揮官が今や、政治的解決に傾き、シリア情勢をめぐる国際社会の相互理解を受け入れようとしている」と述べた。

トゥウマ氏はまた、「反体制派がアサド政権にとって代わって政権を握ろうとは思っていない」と付言した。

AFP, May 16, 2018、ANHA, May 16, 2018、AP, May 16, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 16, 2018、al-Hayat, May 17, 2018、Reuters, May 16, 2018、RT, May 16, 2018、SANA, May 16, 2018、UPI, May 16, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍部隊がイドリブ県北西部に最期となる監視所設置を開始(2018年5月16日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月16日付)が、14日にカフル・ルーサイン村の通行所からシリア領内に進入したトルコ軍部隊が、ジスル・シュグール市近郊のイシュタブリク丘に最期となる監視所の設営を開始した。

al-Durar al-Shamiya, May 16, 2018
al-Durar al-Shamiya, May 16, 2018

AFP, May 16, 2018、ANHA, May 16, 2018、AP, May 16, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 16, 2018、al-Hayat, May 17, 2018、Reuters, May 16, 2018、SANA, May 16, 2018、UPI, May 16, 2018などをもとに作成。

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シリア軍は武装集団が退去したヒムス県北部の中心都市ラスタン市とタルビーサ市に展開し、住民の歓迎を受ける(2018年5月16日)

シリア軍武装部隊総司令部は声明を出し、ヒムス県北部とハマー県南部での反体制武装集団戦闘員とその家族の退去完了し、同地の65市町村、1,200平方キロメートルの治安と安定を回復したと発表した。

戦闘員と家族の退去は、ロシア仲介によるシリア政府と同地の反体制武装集団の停戦合意(1日)に従って行われていた。

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ヒムス県では、SANA(5月16日付)によると、県北部およびハマー県南部で活動を続けていた反体制武装集団戦闘員とその家族の退去が15日に完了したことを受け、同地の中心都市であるラスタン市、タルビーサ市にシリア軍部隊が展開し、政府関連施設にシリア国旗を掲揚し、住民の歓迎を受けた。

SANA, May 16, 2018

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ダマスカス郊外県では、SANA(5月16日付)によると、2~4月にかけて反体制武装集団が支配していた東グータ地方から脱出し、ハルジャラ仮設居住センターで避難生活を送っていたサクバー市の住民数十世帯331人が帰宅した。

SANA, May 16, 2018

一方、反体制武装集団が退去した東カラムーン地方では、シリア軍部隊が戦車など大量の兵器・弾薬を発見、押収した。

AFP, May 16, 2018、ANHA, May 16, 2018、AP, May 16, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 16, 2018、al-Hayat, May 17, 2018、Reuters, May 16, 2018、SANA, May 16, 2018、UPI, May 16, 2018などをもとに作成。

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ダーイシュが撃った迫撃砲弾が首都ダマスカス中心街に着弾し住民2人が死亡、19人が負傷(2018年5月16日)

ダマスカス県では、SANA(5月16日付)によると、ダマスカス郊外県ハジャル・アスワド市一帯で活動を続けるダーイシュ(イスラーム国)が撃った迫撃砲弾1発が県中心街のヴィクトリア橋一帯に着弾し、住民2人が死亡、19人が負傷した。

SANA, May 16, 2018
SANA, May 16, 2018


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ダマスカス郊外県では、SANA(5月16日付)によると、ハジャル・アスワド市北部一帯では、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討戦を継続した。

AFP, May 16, 2018、ANHA, May 16, 2018、AP, May 16, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 16, 2018、al-Hayat, May 17, 2018、Reuters, May 16, 2018、SANA, May 16, 2018、UPI, May 16, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは3件の停戦違反を、トルコ側は7件の違反を確認(2018年5月16日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月16日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(アレッポ県)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも7件(イドリブ県6件、ハマー県1件)の停戦違反を確認したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 16, 2018をもとに作成。

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シリア・ムスリム同胞団は米大使館のエルサレム移転とイスラエルによるパレスチナ人抗議デモをめぐって、ロシアとイランを非難(2018年5月15日)

トルコで活動するシリア・ムスリム同胞団は声明を出し、米大使館へのエルサレムへの移転に抗議するパレスチナ人に対するイスラエルの弾圧(14日)に関して、「世界で覇権を行使する大国、とりわけ超大国の米国とロシアが、国際法や人権憲章に無頓着であることのなかに、人間関係をおざなりにした介入姿勢を見て取ることができ、それは国際の平和と安全に資することはない」と非難した。

そのうえで国際社会に対して「パレスチナ人民に対する犯罪を人道的、政治的に非難し、1967年に(イスラエルが)占領した土地を正当な持ち主に返還する」よう呼びかけた。

一方、「アラブ連盟の役割を懐疑的に見ている」と非難、「パレスチナ人民、イラク人民、シリア人民をはじめとするアラブ世界の諸人民が置かれている不正と侵略、そしてイスラエルと宗派主義的サファヴィー朝(イラン)の占領に対処するための歴史的責任を負う」よう迫った。

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なお、なお、シリア革命反体制国民連立も16日、米大使館へのエルサレムへの移転に抗議するパレスチナ人に対するイスラエルの弾圧に反対する声明を出している。

AFP, May 15, 2018、ANHA, May 15, 2018、AP, May 15, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 15, 2018、May 16, 2018、al-Hayat, May 16, 2018、Reuters, May 15, 2018、SANA, May 15, 2018、UPI, May 15, 2018などをもとに作成。

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ダルアー県の反体制武装集団支配地域で戦闘員退去に向けた動き(2018年5月15日)

ドゥラル・シャーミーヤ(5月15日付)は、複数の地元消息筋の話として、ロシアが、ダルアー県マハッジャ町を支配する反体制武装集団に対して、戦闘員およびその家族の退去(ないしは投降)について協議するための交渉委員会を設置するよう迫っていると伝えた。

同サイトによると、シリア軍も14日、同地の反体制武装集団に対して48時間以内に交渉委員会を設置するよう最後通告を行ったという。

マハッジャ町はダルアー市と首都ダマスカスを繋ぐ街道上に位置する要衝で、反体制武装集団の支配下にある。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍のヘリコプターがダルアー県北部のおよび東部の反体制武装集団支配地域の村や町に投降と和解を呼びかけるビラを散布した。

Google Map

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イドリブ県では、ホワイト・ヘルメットがフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/SyriaCivilDef/)を通じて発表したところによると、シリア軍戦闘機がアリーハー市を爆撃し、女児2人が死亡、子供1人と女性1人が負傷した。

ホワイト・ヘルメットによると、爆撃はアウラム・ジャウズ村、ラーミー村に対しても行われたという。

Facebook, May 16, 2018

AFP, May 15, 2018、ANHA, May 15, 2018、AP, May 15, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 15, 2018、al-Hayat, May 16, 2018、Reuters, May 15, 2018、SANA, May 15, 2018、UPI, May 15, 2018などをもとに作成。

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ヒムス県北部、ハマー県南部から反体制武装集団戦闘員の退去が完了し、シリア軍が展開(2018年5月15日)

SANA(5月15日付)によると、ロシア仲介によるシリア政府と、ヒムス県北部・ハマー県南部の反体制武装集団の停戦合意(1日)に従い、シリア軍に重火器、中火器の引き渡しを完了した武装集団の戦闘員とその家族が、7~8、11~14日に引き続き、シリア政府によって準備された大型バス73台に分乗し、ヒムス県ムフターリーヤ村一帯からシャーム解放機構などの反体制武装集団の支配下にあるイドリブ県に退去した。

『ハヤート』(5月16日付)によると、これにより、同地から反体制武装集団の戦闘員とその家族2万7,350人以上の退去が完了した。

また、反体制武装集団の退去が完了した同地の村々にシリア軍が展開し、政府関連施設にシリア国旗を掲揚した。

al-Hayat, May 16, 2018

シリア軍が展開したのは、ハマー県の北カンタラ村、南カンタラ村、東ダミーナ村、ジューマクリーヤ村、バリーチース村、アイドゥーン村、ダラーク村、トゥルール・ハムル村、マザーザ村、ジャマーリーヤ村など。

AFP, May 15, 2018、ANHA, May 15, 2018、AP, May 15, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 15, 2018、al-Hayat, May 16, 2018、Reuters, May 15, 2018、SANA, May 15, 2018、UPI, May 15, 2018などをもとに作成。

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首都ダマスカス南部でシリア軍がダーイシュに対する掃討戦を継続する一方、北部の国際幹線道路が復旧(2018年5月15日)

ダマスカス郊外県では、SANA(5月15日付)によると、シリア軍がハジャル・アスワド市北部一帯でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討戦を継続した。

一方、ダマスカス県北部では、ダマスカス郊外県東グータ地方が4月にシリア政府の支配下に復帰したことを受けて、アッバースィーイーン・バス発着所とバグダード橋を結ぶ国際幹線道路(ダマスカス・ヒムス街道)17キロの復旧が完了し、再開された。

SANA, May 15, 2018

AFP, May 15, 2018、ANHA, May 15, 2018、AP, May 15, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 15, 2018、al-Hayat, May 16, 2018、Reuters, May 15, 2018、SANA, May 15, 2018、UPI, May 15, 2018などをもとに作成。

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アスタナ9会議閉幕:ロシアのソチでシリア情勢への対応を協議するための国際会議を7月に開催することを確認(2018年5月15日)

カザフスタンの首都アスタナで14日に開幕していたシリア政府と反体制武装集団の停戦協議「アスタナ9会議」が2日間の日程を終え、閉幕した。

閉幕に際して、会議保障国のロシア、トルコ、イランは共同声明を発表した。

声明の骨子は以下の通り:

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1. ソチでのシリア国民対話大会の提言実施を支援し、シリア問題担当国連特別代表およびシリアの当事者との協議を行うことで、国連安保理決議第2554号に基づく政治プロセス推進に向けた共同の取り組みを継続すること。
2. ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線(現シャーム解放機構)、アル=カーイダやダーイシュとつながりのある組織の根絶に向けた「テロとの戦い」を継続すること。
3. 緊張緩和地帯を、戦闘停止維持において「中軸的役割」を果たすものと位置づけ、設置にかかる覚書実行の重要性を確認すること。
4. 生活再建に向けてすべてのシリア人を支援するための取り組みを強化し、緊急人道支援の迅速且つ安全な配給を保障し、当事者間の信頼醸成に向けた取り組みを強化すること。
5. 逮捕者・捕虜の交換にかかる作業グループの会合を7月に開催すること。また、ロシアのソチでシリア情勢への対応を協議するための国際会議を7月に開催すること。

SANA(5月15日付)、ドゥラル・シャーミーヤ(5月15日付)などが伝えた。

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ドゥラル・シャーミーヤ(5月15日付)によると、反体制派代表団(シリア軍事革命諸勢力代表団)は、共同声明に先立ってトルコの代表団と会談し、ヒムス県北部およびハマー県南部で現在推し進められている反体制武装集団戦闘員とその家族の退去、同地での停戦違反、イドリブ県におけるトルコ軍の監視所の設置などへの対応について協議した。

トルコ側は協議において、イドリブ県における停戦維持と安全の確保の必要を強調したという。

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アスタナ9会議に参加するロシア代表団を率いるアレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使は記者会見を開き、米国の不参加を非難するとともに、反体制武装集団代表団の出席を高く評価した。

ラヴレンチエフ特使は「米国はアスタナ会議に常に(オブザーバーとして)参加していた。だが、今回はシリアでの問題解決に向けた国際社会の取り組みを支援するのを断念した。我々は遺憾の意を表明するとともに、交渉や対話を通じて問題解決に向けた複合的な手段を案出していきたい」と述べた。

ラヴレンチエフ特使はまた、シリアの反体制派が会議に参加したことに歓迎の意を示しつつ、ダマスカス郊外県東グータ地方、東カラムーン地方、ヒムス県北部・ハマー県南部での反体制武装集団の戦闘員と家族の退去に関して、この動きに対する反体制派からの異議申し立てへの「唯一の解決策は、殲滅だ」と述べた。

SANA(5月15日付)、ドゥラル・シャーミーヤ(5月15日付)などが伝えた。

SANA, May 15, 2018

AFP, May 15, 2018、ANHA, May 15, 2018、AP, May 15, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 15, 2018、al-Hayat, May 16, 2018、Reuters, May 15, 2018、SANA, May 15, 2018、UPI, May 15, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは5件の停戦違反を、トルコ側は2件の違反を確認(2018年5月15日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月15日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(アレッポ県3件、ラタキア2件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも2件(アレッポ県1件、ダルアー県1件)の停戦違反を確認したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 15, 2018をもとに作成。

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シリア統計局は『年間統計集(2017年版)』を発表:総人口は2011年より320万人減少(2018年5月14日)

シリア内閣府中央統計局は、2011年に「アラブの春」がシリアに波及して以降初となる『年間統計集(2017年版)』を5月8日付で公式ホームページ(http://www.cbssyr.sy/yearbook.htm)を通じて公刊した。

http://www.cbssyr.sy/

中央統計局の集計によると、2016年(末)時点の国内総人口は2129万600人(データ収集できなかった県を除くと1332万500人)。

http://www.cbssyr.sy/
http://www.cbssyr.sy/

『年間統計集』は2012年以降発表されていなかった。

前回発表された『年間統計集(2011年)』では、2011年1月1日時点の(国内)総人口は2450万400人とされていた。

なお、シリア政府の認可を受け国内で研究活動を続けるシリア世帯住民委員会(http://www.scfa.gov.sy/)が2017年に発表した推計データによると、シリアの総人口は国内居住者2,100万人、国外居住者700万人、合計2,800万人だった。

『ワタン』(5月15日付)、ドゥラル・シャーミーヤ(5月15日付)が伝えた。

AFP, May 15, 2018、ANHA, May 15, 2018、AP, May 15, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 15, 2018、al-Hayat, May 16, 2018、Reuters, May 15, 2018、SANA, May 15, 2018、UPI, May 15, 2018、al-Watan, May 15, 2018などをもとに作成。

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ヒズブッラーのナスルッラー書記長「ロケットの夜」は、イスラエルが、報復、処罰に直面することなしにシリアを攻撃できないことを示した」(2018年5月14日)

レバノンのヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長は、ムスタファー・バドルッディーン暗殺3周年に合わせて、マナール・チャンネルを通じてテレビ演説を行い、5月10日未明のイラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団によるとされる占領下ゴラン高原のイスラエル軍前哨地へのロケット弾攻撃を「ロケットの夜」と名づけ、その成果を鼓舞した。

ナスルッラー書記長の主な発言は以下の通り。

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「占領下のゴラン高原にある占領者の陣地がこうした砲撃を受けたのはこれが初めてだ。イスラエルはロケット弾20発が発射され、一部は撃破したと主張している。だが、実際には大口径のロケット弾を含む55発が多数の軍事拠点に対して発射された。これにより大きな爆発が複数回発生し、ゴランの入植地の住民はパニックになり、シェルターへの避難を余儀なくされた」。

「これは、シリアに対するイスラエルの攻撃に対する報復の一形態に過ぎない。敵が受け取ったメッセージは…、「好きなように殺戮や爆撃を続けられるなどと考えることは間違えだ」というものだ」。

「イスラエルは今日以降、シリアを攻撃し続ければ、報復を免れない…。適切な時、場所、そして適切な方法で報復は行われるだろう。お前達はシリアの主権を侵略し続けることはもはやできない。報復、そして処罰に直面することなしに攻撃は行えない…。シリアでの事件でもっとも重要なのは、イスラエルの威信が失墜したことだ…。この画期的なロケット弾攻撃で、我々は新たな段階を迎えた」。

「イスラエルは(ロケット弾攻撃での)被害や標的となった地点について口をつぐんだままだ」。

「次の報復は、イスラエルのシリアへの反撃がレッドラインを越えれば、占領下パレスチナの心臓部に第2の砲撃が行われるだろう」。

「この事件においてもっとも重要な意味は、イスラエル国内の前線において戦争の準備ができていなかったということだ…。イスラエルはこの事件をウソで覆い隠そうとしている…。リーベルマン(イスラエルのアヴィグドール・リーベルマン外務大臣)は、シリア国内のイランの基地すべてを破壊したなどと言っているが、そんなことは起きていない」。

AFP, May 14, 2018、ANHA, May 14, 2018、AP, May 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 14, 2018、al-Hayat, May 15, 2018、Qanat al-Manar, May 15, 2018、Reuters, May 14, 2018、SANA, May 14, 2018、UPI, May 14, 2018などをもとに作成。

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ロシア・エジプト外相会談:ロシアはシリアでの政治プロセスを米国が妨害していると批判、エジプトはシリアへの派兵を事実上拒否(2018年5月14日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、エジプトのサーミフ・シュクリー外務大臣とモスクワで会談した。

会談後の記者会見で、ラブロフ外務大臣は、シリア情勢について「政治プロセス開始に必要な状況が整った」と述べる一方、「一部の外国勢力がシリアでの政治プロセスを妨害している」と指摘、米国がアラブ諸国にシリアへの部隊派遣を要請していることを「シリア主権を侵害する分割の試み」と批判した。

一方、シュクリー外務大臣は、シリアへの派兵に関して「我々はこの問題に立ち入ってはいない…。エジプトに関して言うと、この問題は今のところ公式レベルでは提起されていない」と述べた。

AFP, May 14, 2018、ANHA, May 14, 2018、AP, May 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 14, 2018、al-Hayat, May 15, 2018、Reuters, May 14, 2018、SANA, May 14, 2018、UPI, May 14, 2018などをもとに作成。

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