米国務省はシャーム解放機構をシリアのアル=カーイダであるヌスラ戦線の別名(alias)としてテロ組織(FTO、SDGT)に追加登録(2018年5月31日)

米国務省は、シャーム解放機構を移民国籍法第219条と大統領令第13224号に基づき、外国テロ組織(FTO)、特別指定グローバルテロ組織(SDGT)に指定されているシャームの民のヌスラ戦線の別名(alias)として追加登録したと発表した。

なおシャームの民のヌスラ戦線はイラク・アル=カーイダの別名(alias)として2012年末にFTO、SDGTに登録されている。

AFP, June 1, 2018、ANHA, June 1, 2018、AP, June 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 1, 2018、al-Hayat, June 2, 2018、Reuters, June 1, 2018、SANA, June 1, 2018、UPI, June 1, 2018などをもとに作成。

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アサド大統領「紛争が終わりに近づいていることは明らかだが、終わりに近づけば近づくほど、欧米諸国やテロリストの妨害は激しくなる」(2018年5月31日)

アサド大統領はロシアのRT(5月31日付)のインタビュー(インタビュアーはムラド・ガズディエヴ(Murad Gazdiev)記者)に応じた。

30分弱のインタビューは英語で行われ、その映像は大統領府がYoutube(https://www.youtube.com/watch?v=a6mg2x3aY4k)を通じて公開、英語全文とアラビア語全訳はSANA(https://sana.sy/en/?p=139186https://www.sana.sy/?p=761582)が配信した。

インタビューにおけるアサド大統領の主な発言は以下の通り:

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「戦場での進軍が行われ、勝利し、地域が解放されるたびに、我々は紛争の終わりに近づいている。私は常に、外国の干渉がなければ、シリアの状況を収めるのに1年以上かからないと言ってきた。だが同時に、シリア軍が進軍し、政治プロセスに向かって前進しようとするたびに、米国に主導された西側、欧州や中東にいるその操り人形など、我々の敵や反対分子は、シリアにいるその傭兵とともに、テロ支援を強め、テロリストをシリアに送り込み、政治プロセスを妨害することで、それ(紛争の終わり)を遠ざけようとする。我々が挑戦しているのは、彼らの計画と我々の計画のギャップを以下に近づけるのかということだ。この点で我々は成功を収めていると考えている。だが同時に、それがいつかを言うことは誰にとっても難しい。だが、(終わりは)近づいている、それは明らかだ」。

SANA, May 31, 2018

「戦争は最悪の選択肢だ。すべてのシリア人がこの事実に同意すると思う。だが時にこの選択肢しかない場合がある。とくに、アル=カーイダ、ISIS(ダーイシュ)、ヌスラ(シャーム解放機構)などの勢力、さらにイスラーム軍、アフラール・シャーム(シャーム自由人イスラームン道)など…似たような志向を持つ勢力について言及しているときに、そのことは言える。彼らは対話の用意ができておらず、政治的な計画もない。暗黒のイデオロギーに基づく計画があるだけだ…。アル=カーイダが支配する地域で…こうした勢力に対処する唯一の選択肢は力しかない。同時に、それ以外の地域では和解に成功してきた…。最善の選択しは和解することだ。だが、それが駄目な場合、力に訴えることが唯一の方法となる」。

(歴戦のジハード主義者をイドリブ県一カ所に排除することは賢明と言えるか、との質問に対して)「我々はいつもすべての地域を解放しようとしている。だから、どの地域であっても、意図的に政府の支配の外に放置することなどできない。当然だ。周知の通り、イドリブはトルコの支援を受けたテロリストによって2015年に掌握されてしまった。ヌスラや彼らを支援する勢力によってだ。我々はそれ以前に和解(プロセス)を開始していた。だが、2015年5月以降…のすべての和解においては、武装勢力は都市であれ村であれ、退去する際に、イドリブ県に行くことを選択している。これは彼らが同じイデオロギーを共有していることを示す良い例だ。なぜなら、彼らはヌスラが支配している地域を選び、それ以外は選ばないからだ…」。

「軍事的側面に関して…、テロリストとその雇い主は、シリア軍を小さな部隊に分散させることを企図していた。それはどんな軍隊にとっても良いことではない。これに対して、我々は軍を1カ所、2カ所、ないしは3カ所に集中させることを計画してきた。10、さらには100もの戦線が同時あるより、2つ、3つ、ないしは4つしか戦線がないようがましからだ」。

(米国、ロシアなどの外国で、イスラーム教スンナ派の人々が、政権がスンナ派を弾圧していると考えるのはなぜか、との問いに対して)「主に西側、さらにはシリア国内、そして中東や西側の一部主要メディアでこの問題が語られ始めた当初から…、彼らは(シリアの)社会内に亀裂を作り出そうとしていたからだ…。世界各地の一部の狂信者たちは…宗派間の紛争だとイメージしている…。彼らの狭量なものの考え方、そしておそらくは無知ゆえに、彼らは自分達の「兄弟」を支援しようとしてここ(過激派が支配するイドリブ県などの地域)にやって来たのだ…。もしこのような解説が現実を言い当てていたなら、すなわちある宗派が別の宗派を殺戮していたのなら、シリアは宗派に沿って分割されるべきだろう…。だが、現実はそうではない。ダマスカスでも、アレッポでも、ヒムスでも、シリア政府が支配するどの地域でも、シリア社会を構成するすべての要素(宗派)を例外なく目にするだろう。この現実こそが、この手の解説のウソを暴くことになる。政府が宗派の違いに基づいて殺戮しているなかで、人々はどのように共存できたというのか?」。

(軍事的に勝利したにもかかわらず、なぜ敗北を喫した反体制派と交渉しないのか、との問いに対して)「政府と戦ってきたすべての者が同じ理由でそうしてきたのではない。イデオロギー的なバックグランドに基づいていた者もいれば、財政的なバックグランドに依っていた者もいた。最初の段階に過ちを犯してしまったため、後ずさりできず、その後も同じ方向に進まざるを得ない者もいた。だから門戸を開いて、こうした者たちを峻別する必要があるのだ。さらに、より重要なこととして、政府に(表向き)反対していた大多数の人々は…、心のなかでは政府と共にあった。なぜなら、彼らは政府があることと、混乱(無政府)に陥ることの違いについて語ることができたからだ」。

「アレッポ県、その後はダイル・ザウル県、そしてそれ以前ではヒムス県、そして今回はダマスカス郊外県。これらの地域が解放されたことで、米国は自らのカードを失っている。もっとも重要なカードはヌスラで、それを「穏健派」と呼んでいた。だが、彼らが穏健でなく、アル=カーイダだということが発覚したたため…、米国は別のカードを探した。そのカードが今は(西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体の)シリア民主軍なのだ…。我々が様々な地域でテロリストを打ち負かし、進軍するなか、シリアに残っている唯一の問題がシリア民主軍だからだ。この組織には二つのオプションで対処するつもりだ。第1に、交渉の門戸を開くということだ。なぜなら、シリア民主軍の大多数がシリア人で…外国の操り人形になることを望んでいないからだ。我々は…これが共通基盤だと思っている。我々はみな、数十年前から米国を信頼していないからだ」。

「それがだめなら、力による解放という手段に訴え、力によってその支配地域を解放する。米国がいようがいまいが、それ以外には選択肢はない…。そこは我々の土地であり…、解放する義務がある。また米国は去るべきなのだ。米国は何の法的根拠もなく、イラクに侵攻し、そこで何が起きたかを見てきたはずだ。米国は教訓を学び取らねばならない」。

「我々は生まれたときから…イスラエルの攻撃という脅威のなかで生きてきた。これは潜在意識のようなものだ。だから、同じ脅威のなかで暮らし続けることが怖いかという質問はナンセンスだ。イスラエルはこの地域で数十年にわたり、虐殺、殺戮、占領を続けてきたが、その際に脅迫するということはなかった。なぜ今になってこのように(政権や大統領を抹殺するなどと発言して)脅迫するようになったのか? パニックに陥っているからだ。それはある種のヒステリーなのだ。なぜなら、イスラエルは「愛しい人たち」、つまりヌスラやISISを失いつつあるからだ」。

「シリアで活動する傭兵が最初に狙ったのは防空装備だった…。なぜ彼らは防空装備を攻撃したのか? 防空装備は、彼らが言うところの「平和的なデモ参加者」や「穏健な反体制派」、さらには過激派にも対処するものではなく…、国を守るために構築されているにもかかわらずだ。このことは、イスラエルがシリア国内のテロリストと直接つながりがあることを示すもう一つの証拠だ…。にもかかわらず、現在、我々の防空装備は、ロシアの支援のおかげでこれまで以上に協力になっている。イスラエル、米国、英国、フランスによる最近の攻撃で、我々が優勢に立っていることが証明された…。(イスラエルの脅威に対処する)唯一のオプションは我々の防空装備をさらに改善することだ」。

(イスラエルが最近になってシリア国内のイランの拠点への攻撃を頻発化させていることに関して)「この点に関するもっとも重要な事実は、イランの部隊などいないということだ…。イラン軍の士官はシリア軍を支援するためにいるが、部隊はいない…。最近の攻撃で、彼ら(イスラエル)は、イランの基地を攻撃したと主張した…。これにより実際に、シリア人数十人が死傷したが、イラン人はいなかった…。イランの士官は常にいるが、我が軍とともに行動しているだけで、部隊はいない」。

(4月の東グータ地方での化学兵器使用疑惑事件に関して)「我々にとって利益はあるのか? なぜあるのか、あるいはないのか? 攻撃が行われたとされるタイミングは、シリア軍がグータで勝利した直後だった。我々はそもそも化学兵器を保有していないし、国民に対して使うつもりもない。なぜなら、シリアでの戦いは市民の心を勝ち取れるかどうかにかかっており…、我々はそれを勝ち取った。自分を支持してくれている市民にどうやって化学兵器など使えるのか?」

「化学兵器を使いたいという場合、戦いの後、前、あるいはその最中のいずれに使うだろう? (戦いの後に使うのは)論理的でない。さらに、もしあの地域(グータ)で使ったら…、みな(軍、反体制派、市民)に被害を与えてしまう…。あの地域に行って、市民に訊いても、化学兵器による攻撃は誰にしても行われなかったと言っている」。

(学兵器使用疑惑事件を口実とした攻撃は再び行われると考えるか、との問いに対して)「もちろん、あり得るだろう。なぜなら、米国は、国際法を踏みにじるのであれば、どんな国でもこうした攻撃はできることになってしまう。この攻撃(シリアへのミサイル攻撃)の法的根拠は何なのか? 米国が、「対テロ同盟」を称する同盟国とともに(シリア国内に)建設された航空基地の法的根拠は何なのか? 何もない…。米国、そしてその操り人形である西側を従わせることができる国際法がなければ、同じようなことが行いという保証はないのだ」。
(米英仏のシリアへのミサイル攻撃が限定的でシンボリックだったのはなぜだと思うか、との問いに対して)「二つの側面があると見ている。第1は…、彼らが(シリア情勢をめぐって)嘘をついていたからだというものだ…。小規模であれ、何かしなければならなかったのだ。第2はロシアの立場と関係している…。ロシアはミサイルが発射されたら基地を破壊すると公言した…。この脅迫で西側の攻撃は小規模なものとなった」。

(「動物」と罵倒するドナルド・トランプ大統領にどういうあだ名をつけるか、との問いに対して)「私はそういう言葉使いはしない…。これは彼の言葉使いだ。それは彼自身を表している…。いずれにしても、それで何かが変わるわけではない」。

「シリアでの紛争が始まった時から、「内戦」という言葉が使われてきた。友達、さらには同盟国さえも誤って使っていた…。「シリア内戦」とは、宗派の違いに沿ったものを意味している…。だが、シリアにはそのような紛争は起きていない…。「内戦」という言葉は正しくない。当初からいたのは、政府を転覆するために西側からカネをもらっていた傭兵、シリア人、外国人だけだ」。

「最初に言った通り、我々は(紛争の)終わりに近づけば近づくほど、彼らはそれを遠ざけようとする。これは何を意味するか? 我々が安定を手に入れれば入れるほど、より深刻な事態に直面することなるということだ。ある地域で和解が進めば、別のところでテロリストによる殺戮、破壊…が激化するだろう」。

AFP, May 31, 2018、ANHA, May 31, 2018、AP, May 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 31, 2018、al-Hayat, June 1, 2018、Reuters, May 31, 2018、SANA, May 31, 2018、UPI, May 31, 2018などをもとに作成。

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トルコのチャヴシュオール外務大臣「誰がシリアを統治するかを決めるのはシリア国民。米国はテロ支援という致命的誤りを犯し、重要な同盟国を失う危機に直面している。ロシアと協力するトルコ、イランは重要な国」(2018年5月31日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、DWの番組(5月31日付)に出演し、アサド大統領の進退に関して、「誰がシリアを統治するかを決めるのは、シリア国民に帰する問題だ。だから、我々はシリアで民主的選挙が行われるのを歓迎したい」と述べた。

チャヴシュオール外務大臣はまた「トルコは重要且つ決定的な役割を担っている。我々はロシアとの協力を開始し、今イランとも協力するようになった。イランも重要なアクターだ」と強調した。

al-Durar al-Shamiya, May 31, 2018

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一方、『ハヤート』(6月1日付)によると、チャヴシュオール外務大臣は、「我々はこの間、米国と(西クルディスタン移行期民政局の)人民防衛隊(YPG)をトルコ国境に面する地域から排除するために行動してきた。我々ではなく、同盟国である米国がこの問題のそもそもの原因だ。米国はテロ組織を支援し、この組織とシリアで共に行動することを選んだ。これは致命的な過ちだ」と述べた。

チャヴシュオール外務大臣はまた、「我々はこの間、米国の過ちを正そうとしてきた。米国は我が国のような同盟国を失う危険に直面している」と付言した。

AFP, May 31, 2018、ANHA, May 31, 2018、AP, May 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 31, 2018、DW, May 31, 2018、al-Hayat, June 1, 2018、Reuters, May 31, 2018、SANA, May 31, 2018、UPI, May 31, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍がダイル・ザウル県でドローンを使用し、ダーイシュ幹部を殺害(2018年5月31日)

ダイル・ザウル県では、『ハヤート』(6月1日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が無人航空機(ドローン)を使用して、県南東部でダーイシュ(イスラーム国)の車輌を爆撃し、乗っていた司令官1人を殺害した。

一方、複数の消息筋によると、県南東部でダーイシュがシリア民主軍の拠点複数カ所を襲撃、これを制圧した。

AFP, May 31, 2018、ANHA, May 31, 2018、AP, May 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 31, 2018、al-Hayat, June 1, 2018、Reuters, May 31, 2018、SANA, May 31, 2018、UPI, May 31, 2018などをもとに作成。

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対トルコ国境のジャラーブルス市(アレッポ県)でトルコの支援を受けるシャーム自由人イスラーム運動と北部戦線などの武装集団が交戦するなか、同市とイドリブ県アリーハ市で爆発が発生(2018年5月31日)

アレッポ県では、『ハヤート』(6月1日付)やドゥラル・シャーミーヤ(5月31日付)によると、トルコの実質占領下にあるユーフラテス川右岸の国境の町ジャラーブルス市で30日夜、トルコの支援を受ける反体制武装集団どうしが衝突、交戦した。

戦闘は、アル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動と、北部旅団、東部自由人連合、スルターン・ムラード師団の3組織の間で行われ、トルコ軍が介入を試みたが失敗に終わった。

ドゥラル・シャーミーヤによると、戦闘は、トルコからアレッポ県ジャラーブルス市を経由してマンビジュ市に向かう乗合タクシー(セルヴィス)の処遇に端を発するもので、シャーム自由人イスラーム運動が北部旅団のメンバー4人を拘束したことをきっかけに激化したという。

両者の交戦を受け、東部獅子連合とスルターン・ムラード師団が停戦を試みたが、シャーム自由人イスラーム運動の発砲を受け、北部師団側について戦闘に参加した。

なお戦闘により、住民3人が巻き添えとなり死亡、20人以上が負傷した。

また市内では、戦闘に抗議するゼネストが発生したという。

一方、ANHA(5月31日付)によると、ジャラーブルス市で、爆弾が仕掛けられたバイクが爆発し、住民1人が死亡、多数が負傷した。

ANHA, May 31, 2018

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イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月31日付)によると、シャーム解放機構などの反体制武装集団の支配下にあるアリーハー市のマイダーン地区で激しい爆発が発生し、ビル1棟が倒壊、子供3人が死亡、5人が負傷した。

AFP, May 31, 2018、ANHA, May 31, 2018、AP, May 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 31, 2018、al-Hayat, June 1, 2018、Reuters, May 31, 2018、SANA, May 31, 2018、UPI, May 31, 2018などをもとに作成。

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ヒムス県北部で活動していた反体制武装集団の元戦闘員数十人が投降し放免となる一方、トルコの実質占領下にあるシリア北部に戦闘員とともに避難していた住民約400世帯が東グータ地方への帰還を準備(2018年5月31日)

ヒムス県では、SANA(5月29日付)によると、シリア政府の支配下に復帰した県北部で活動を続けていた反体制武装集団の元戦闘員数十人が当局に投降し、武器を引き渡し、免罪続手続きを経て、放免となった。

AFP, May 31, 2018、ANHA, May 31, 2018、AP, May 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 31, 2018、al-Hayat, June 1, 2018、Reuters, May 31, 2018、SANA, May 31, 2018、UPI, May 31, 2018などをもとに作成。

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シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が主導する「堅固な建造物」作戦司令室はダルアー市内のシリア政府支配地域にビラを散布し、アサド政権との戦闘と解放を約束(2018年5月31日)

ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月31日付)によると、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が主導する「堅固な建造物」作戦司令室が無人航空機(ドローン)を使用し、ダルアー市内のシリア政府支配地域にビラを散布し、「アサドの悪党どもの不正と抑圧からあなたたちを守り、あなたたちを解放する」と訴えた。

ビラには「我々は自由シリア軍で、安全な祖国とより良い未来のために行動している」と書かれている。

al-Durar al-Shamiya, May 31, 2018
al-Durar al-Shamiya, May 31, 2018
al-Durar al-Shamiya, May 31, 2018

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クナイトラ県では、SANA(5月29日付)によると、アル=カーイダ系のシャーム解放機構などの反体制武装集団が、ジャッバー村やバアス市西方の村落を砲撃した。

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ラタキア県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月31日付)によると、28日に結成された国民解放戦線が声明を出し、トルコマン山(ズィヤーラ村一帯)でシリア軍を襲撃し、二つの部隊を殲滅したと発表した。

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アレッポ県では、『ハヤート』(6月1日付)によると、アブー・アマーラ特殊任務中隊が、アレッポ市とハナースィル市を結ぶ街道で、政治治安部アレッポ市局長のスーマル・ザイダーン中佐を殺害したと発表した。

AFP, May 31, 2018、ANHA, May 31, 2018、AP, May 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 31, 2018、al-Hayat, June 1, 2018、Reuters, May 31, 2018、SANA, May 31, 2018、UPI, May 31, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは11件の停戦違反を、トルコ側は1件の違反を確認(2018年5月31日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月31日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を11件(ラタキア県5件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県3件、アレッポ県3件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも1件(アレッポ県)の停戦違反を確認したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 31, 2018をもとに作成。

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米主導の有志連合はシリアとイラクでの爆撃で「意図せず死亡したとされる民間人」は2018年4月末の段階で892人と発表(2018年5月31日)

有志連合CJTF-OIR(「生来の決戦作戦」統合任務部隊)は、2018年4月にシリア、イラク両国領内での航空作戦に伴う民間人犠牲者発生にかかる4件の新たな報告を受け、すでに報告されている476件と併せて調査を行い、159件の調査を完了した。

調査を完了した案件のうち149件は事実と異なり、また5件は重複しており、民間人の犠牲者が出たとされるのは5件のみで、これによる民間人の犠牲者は9人だった。

321件については調査が継続される。

これにより、2014年8月から2018年4月までに有志連合が実施した空爆2万9,358回によって、意図せず犠牲となったことが確認される民間人の数は892人となった。

CENTCOM, May 31, 2018をもとに作成。

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