イスラエルのリーベルマン国防大臣「イランがシリアの領土を前線基地かすることを許さない…。あらゆるシナリオへの対応策がある」(2018年5月6日)

イスラエルのアヴィグドール・リーベルマン国防大臣は、チャンネル2(5月6日付)のインタビューを受け、そのなかで「イスラエルはイランが北部国境(対シリア国境)近くを拠点化し、シリアの領土を我々に対する前線基地とすることを許さない…。イスラエルとしては(現状を)事態悪化とはみなしていないが、あらゆるシナリオに対応する準備をしている…。我々が現在払っている代償は、将来はより少なくなるだろう」と述べた。

AFP, May 6, 2018、ANHA, May 6, 2018、AP, May 6, 2018、Channel 2, May 6, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 6, 2018、al-Hayat, May 7, 2018、Reuters, May 6, 2018、SANA, May 6, 2018、UPI, May 6, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍とシリア・エリート部隊の戦闘に米国が介入(2018年5月6日)

『シャルク・アウサト』(5月6日付)は、4日にダイル・ザウル県東部で発生した西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー氏率いるシリア・エリート部隊の交戦に対して、米国が介入、ブレット・マクガーク米大統領特使が仲介者となり、停戦させたと伝えた。

AFP, May 6, 2018、ANHA, May 6, 2018、AP, May 6, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 6, 2018、al-Hayat, May 7, 2018、Reuters, May 6, 2018、SANA, May 6, 2018、al-Sharq al-Awsat, May 6, 2018、UPI, May 6, 2018などをもとに作成。

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ダーイシュがハサカ県国境地帯に展開するイラク人民動員隊を攻撃、イラク軍航空部隊が爆撃で応戦(2018年5月6日)

ハサカ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月6日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が県東部のタッル・サフーク村にある国境通行所東部一帯に設置されたイラク人民動員隊の拠点を砲撃した。

これに対して、イラク首相府は声明を出し、イラク軍航空部隊がシリア領内(ダシーシャ村南部)のダーイシュの拠点に対して爆撃で応戦したと発表した。

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ダイル・ザウル県では、ANHA(5月6日付)によると、「ジャズィーラの嵐」作戦を再開した西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が県東部のイラク国境に向けて進軍を続けた。

AFP, May 6, 2018、ANHA, May 6, 2018、AP, May 6, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 6, 2018、al-Hayat, May 7, 2018、Reuters, May 6, 2018、SANA, May 6, 2018、UPI, May 6, 2018などをもとに作成。

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トルコの実質占領下にあるバーブ市に東部自由人連合が進攻、同市の最大勢力であるワーキー家の民兵と激しく交戦(2018年5月6日)

アレッポ県では、ANHA(5月6日付)によると、トルコの実質占領下にあるバーブ市に東部自由人連合が進攻し、同市の最大勢力であるワーキー家の民兵と激しく交戦した。

ドゥラル・シャーミーヤ(5月6日付)によると、戦闘は、戦闘はワーキー家が東部自由人のメンバー複数人を拘束したことに端を発しており、9人が死亡、39人が負傷した。

また、ANHAによると、東部自由人連合が撃った迫撃砲弾20発以上がバーブ市中心街に着弾し、ファトフ病院が被弾、火災が発生した。

東部自由人連合はダイル・ザウル県のシュアイタート部族の子息によって構成されている。

東部自由人連合はまた、ハムザ師団が5日に襲撃したヒクマ・ワ・サラーム病院を占拠した。

ANHA, May 6, 2018

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トルコのアドゥヤマン県は、人道支援物資を大型貨物車輌69台に積載し、アレッポ県アフリーン郡に搬入した。

物資の確保や移送は、同県の運輸局、教育局、ファトワー局、アドゥヤマン市、アドゥヤマン大学、そしてNGO組織IHH(人道支援基金)などが行った。

アナトリア通信(5月6日付)が伝えた。

AFP, May 6, 2018、Anadolu Ajansı, May 6, 2018、ANHA, May 6, 2018、AP, May 6, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 6, 2018、al-Hayat, May 7, 2018、Reuters, May 6, 2018、SANA, May 6, 2018、UPI, May 6, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はハジャル・アスワド市でダーイシュ掃討戦を続け、支配地域を拡大(2018年5月6日)

ダマスカス県・ダマスカス郊外県では、SANA(5月6日付)によると、シリア軍がハジャル・アスワド市一帯にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対する爆撃・砲撃を継続、同地でダーイシュと交戦した。

これにより、シリア軍はハジャル・アスワド市北部の建物群複数カ所を制圧した。

SANA, May 6, 2018

AFP, May 6, 2018、ANHA, May 6, 2018、AP, May 6, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 6, 2018、al-Hayat, May 7, 2018、Reuters, May 6, 2018、SANA, May 6, 2018、UPI, May 6, 2018などをもとに作成。

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ヤルダー市、バッビーラー町、バイト・サフム市で活動を続けてきた戦闘員の退去とヒムス県北部とハマー県南部の反体制武装集団による武器引き渡しが続く(2018年5月6日)

ダマスカス郊外県では、SANA(5月6日付)によると、3、4、5日に引き続きヤルダー市、バービッラー市、バイト・サフム市で活動を続けてきた反体制武装集団の戦闘員とその家族が、シリア政府によって準備された大型バス62台に分乗し、トルコの実質占領下にあるアレッポ県ジャラーブルス市方面とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の支配下にあるイドリブ県に退去した。

シリア人権監視団によると、これまでに約5,000人が退去したという。

SANA, May 6, 2018

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SANA(5月6日付)によると、ロシア仲介によるシリア政府と、ヒムス県北部・ハマー県南部の反体制武装集団の停戦合意(1日)に従い、同地で活動を続けてきた武装集団が3、4、5日に続いて、シリア軍に重火器、中火器の引き渡しを行った。

AFP, May 6, 2018、ANHA, May 6, 2018、AP, May 6, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 6, 2018、al-Hayat, May 7, 2018、Reuters, May 6, 2018、SANA, May 6, 2018、UPI, May 6, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは4件の停戦違反を、トルコ側は3件の違反を確認(2018年5月6日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月6日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(アレッポ県1件、ラタキア県3件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも3件(ハマー県1件、イドリブ県1件)の停戦違反を確認したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 6, 2018をもとに作成。

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