イスラエル軍事ジャーナリストは、イスラエル軍が6月にダイル・ザウル県でイラク人民兵を爆撃したことを示す航空写真を公開(2018年7月5日)

イスラエルの軍事ジャーナリスト、アロン・ベン・デイヴィッド氏は自身のツイッターのアカウント(https://twitter.com/alonbd)を通じて、イスラエル軍戦闘機がシリア領内で活動するイラク人民動員隊のヒズブッラー大隊の拠点を爆撃したことを示した航空写真を公開した。

ベン・デイヴィッド氏によると、爆撃は6月18日にダイル・ザウル県ブーカマール市近郊の拠点に対して行われ、ヒズブッラー大隊の将兵55人が死亡したという。

なお、この爆撃に関して、SANAなどは米主導の有志連合による爆撃と伝えた。

AFP, July 5, 2018、ANHA, July 5, 2018、AP, July 5, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 5, 2018、al-Hayat, July 6, 2018、Reuters, July 5, 2018、SANA, July 5, 2018、UPI, July 5, 2018などをもとに作成。

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イスラエルのモサドがダマスカスで極秘特殊作戦を敢行し、エリ・コーヘン氏の腕時計を「奪還」(2018年7月5日)

イスラエル政府のアラビア語版公式ツイッター・アカウント「イスラエル・アラビック(イスラエル・ビ・アル=アラビーヤ」(https://twitter.com/israelarabic)は、モサドがシリアの首都ダマスカスで極秘特殊作戦を遂行、1965年にシリアで処刑されたイスラエル人工作員エリ・コーヘン氏が身につけていた腕時計を「奪還」したと発表し、その写真を公開した。

AFP, July 5, 2018、ANHA, July 5, 2018、AP, July 5, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 5, 2018、al-Hayat, July 6, 2018、Reuters, July 5, 2018、SANA, July 5, 2018、UPI, July 5, 2018などをもとに作成。

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トルコの実質占領下のアフリーン郡でシャーム軍団とシャーム自由人イスラーム運動が略奪品の分配をめぐって交戦(2018年7月5日)

アレッポ県では、ANHA(7月5日付)によると、トルコの実質占領下にあるアフリーン郡のジンディールス町中心街で、シリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団とアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動(シリア解放戦線)が交戦した。

戦闘は略奪品の分配をめぐる対立に端を発し、双方に負傷者が出たという。

AFP, July 5, 2018、ANHA, July 5, 2018、AP, July 5, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 5, 2018、al-Hayat, July 6, 2018、Reuters, July 5, 2018、SANA, July 5, 2018、UPI, July 5, 2018などをもとに作成。

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米軍が駐留するマンビジュ市での反トルコ・デモ参加者近くで爆弾が爆発、1人が死亡、22人が負傷、トルコの実質占領下のジャラーブルス市でも爆発(2018年7月5日)

アレッポ県では、ANHA(7月5日付)によると、米軍が進駐する西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)支配下のマンビジュ市のハイヤ地区でトルコ軍の脅威に抗議するデモが行われたが、デモ参加者の近くで爆発が発生した。

この爆発で、住民1人が死亡、22人が負傷した。


一方、トルコの実質占領下にあるジャラーブルス市内で爆弾が仕掛けられた車2台が相次いで爆発した。

AFP, July 5, 2018、ANHA, July 5, 2018、AP, July 5, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 5, 2018、al-Hayat, July 6, 2018、Reuters, July 5, 2018、SANA, July 5, 2018、UPI, July 5, 2018などをもとに作成。

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ヨルダンの仲介によりロシア軍とシャーム解放機構などからなる南部中央作戦司令室が停戦交渉を再々開(2018年7月5日)

ヨルダン軍が運営するハラー・アフバール(7月5日付)は、複数の消息筋の話として、シャーム解放機構などからなる南部中東作戦司令室とロシア軍代表団がヨルダンの仲介のもとに、停戦交渉を再開した、と伝えた。

また、最高交渉委員会元副議長のハーリド・マハーミード氏は、ハダス・チャンネル(7月5日付)に対して、ヨルダンが最高交渉委員会とともに、改めて停戦交渉を行うよう両当事者に求めたとしたうえで、ロシアが停戦を受け入れない一部戦闘員を家族とともにダルアー県から退去させることに同意したことを明らかにした。

停戦交渉は4日に中断していた。

AFP, July 5, 2018、ANHA, July 5, 2018、AP, July 5, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 5, 2018、al-Hadath, July 5, 2018、Hala Akhbar, July 5, 2018、al-Hayat, July 6, 2018、Reuters, July 5, 2018、SANA, July 5, 2018、UPI, July 5, 2018などをもとに作成。

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ロシア軍とシャーム解放機構などからなる南部中央作戦司令室の停戦交渉決裂を受け、ロシア・シリア両軍はダルアー県各所を激しく攻撃(2018年7月5日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団(南部中央作戦司令室)とロシア軍の停戦交渉が決裂したのを受け、ロシア・シリア両軍はタイバ町、サイダー町、ウンム・マヤーズィン村、ヤードゥーダ村、ダルアー市ダルアー・バラド地区を「樽爆弾」などで爆撃した。

爆撃は600回以上に及んだという。

一方、SANA(7月5日付)によると、シリア軍が県東部、南東部でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団に対する掃討戦を継続し、サイダー町とキヒール村の間に位置する防空大隊基地を制圧、サイダー町に突入、これを制圧した。

これに対し、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団は、ダルアー市住宅街各所を砲撃し、住民1人が死亡、10人が負傷した。

なお、シリア人権監視団によると、6月19日以降のダルアー県での死者数は149人を記録しているという。

AFP, July 5, 2018、ANHA, July 5, 2018、AP, July 5, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 5, 2018、al-Hayat, July 6, 2018、Reuters, July 5, 2018、SANA, July 5, 2018、UPI, July 5, 2018などをもとに作成。

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ダルアー県の反体制派支配地域住民453世帯がシリア政府支配下に設置された仮設住宅センターに収容、シリア政府の支配下に復帰したダーイル町に住民3万人が帰宅(2018年7月5日)

ダルアー県では、SANA(7月5日付)によると、反体制派の支配下にあるナワー市、シャイフ・サアド村の住民453世帯が、シリア政府支配下のジバーブ村に設置された仮設居住センターに収容された。

SANA, July 5, 2018

一方、シリア政府の支配下に復帰したダーイル町では、戦闘激化に伴い退避していた住民3万人以上が帰宅した。

SANA, July 5, 2018

AFP, July 5, 2018、ANHA, July 5, 2018、AP, July 5, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 5, 2018、al-Hayat, July 6, 2018、Reuters, July 5, 2018、SANA, July 5, 2018、UPI, July 5, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは8件の停戦違反を、トルコ側は0件の違反を確認(2018年7月5日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(7月5日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を8件(ハマー県1件、アレッポ県2件、ラタキア県5件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 5, 2018をもとに作成。

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