ロシア難民受入移送居住センター:27日に難民265人が新たに帰国、7月18日以降に帰国したシリア難民は3,312人に(2018年7月28日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(7月28日付)を公開し、27日に難民265人がシリアに帰国したと発表した。

内訳は、レバノンからの帰国者231人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者34人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

これにより、7月18日以降に帰国したシリア難民の数は3,312人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者2,994人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者318人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は690万3,269人(うち女性207万979人、子供352万665人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 28, 2018をもとに作成。

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ダーイシュはスワイダー県東部で拉致した女性14人の写真を公開(2018年7月28日)

アフバール・アーン(6月28日付)などは、ダーイシュ(イスラーム国)が、25日のスワイダー県東部への襲撃時にシブキー村で拉致したドゥルーズ派宗徒の女性14人の写真をインターネットを通じて公開したと伝え、その写真を転載した。

ダーイシュは25日早朝、スワイダー市での連続自爆テロと並行して、県東部の村々を襲撃、多数の村人を殺害、女性や子供少なくとも17人を拉致、連行していた。

襲撃に際して、ダーイシュは、襲撃した家で必ず1人殺害・拉致せずに放置し、恐怖を煽ったという。

al-‘Alam Channel, July 28 2018
al-‘Alam Channel, July 28 2018

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ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(7月28日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がサーリヒーヤ村(サーリヒーヤト・ジャズィーラ村)、ジャラー町にあるシリア軍拠点複数カ所を襲撃した。

AFP, July 28, 2018、Akhbar al-An, July 28, 2018、ANHA, July 28, 2018、AP, July 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 28, 2018、al-Hayat, July 29, 2018、Reuters, July 28, 2018、SANA, July 28, 2018、UPI, July 28, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はイドリブ県ジスル・シュグール市近郊を激しく砲撃(2018年7月28日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が27日深夜から28日未明にかけて、ジスル・シュグール市近郊を激しく砲撃し、子供5人と女性複数人が負傷した。

ANHA, July 28, 2018

AFP, July 28, 2018、ANHA, July 28, 2018、AP, July 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 28, 2018、al-Hayat, July 29, 2018、Reuters, July 28, 2018、SANA, July 28, 2018、UPI, July 28, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍の政治主体であるシリア民主評議会はシリア政府との初会合で、「民主的で分権的なシリア」に向けた行程表を策定するため、複数の委員会の設置を決定したと発表(2018年7月28日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治主体であるシリア民主評議会は声明を出し、7月26日に行われた評議会代表団とシリア政府高官との会合の成果について明らかにした。

声明の内容は以下の通り。

会合は、シリア政府の呼びかけによるもので、障害となっているすべての問題の解決、そしてシリア危機の解決に向け、さまざまなレベルで広範且つ包括的な対話を促す基礎を確立することを目的とした。

会合に先立って、ラッカ県タブカ市で双方の代表からなる分科会が準備折衝を行い、そこでは福祉関連の問題について協議した。

今回の会合では、対話と協議をさまざまなレベルで発展させ、シリア国民とシリア社会を苦しめてきた暴力と戦争を停止させ、「民主的で分権的なシリア」に向けた行程表を策定するために、複数の委員会を設置することが決定された。

ANHA(7月28日付)が伝えた。

ANHA, July 28, 2018

AFP, July 28, 2018、ANHA, July 28, 2018、AP, July 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 28, 2018、al-Hayat, July 29, 2018、Reuters, July 28, 2018、SANA, July 28, 2018、UPI, July 28, 2018などをもとに作成。

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選挙管理委員会はラッカ県、イドリブ県の市民に統一司法選挙への立候補を呼びかける(2018年7月28日)

9月16日に投票が予定されている統一地方選挙を監督する高等司法選挙委員会(選挙管理委員会)のスライマーン・カーイド委員長は、ラッカ県とイドリブ県での立候補申請件数がそれぞれ45件、19件あったことを明らかにしつつ、ハマー県に設置されている両県の選挙管理委員会に対して立候補希望者は積極的に申請手続きを行うよう呼びかけた。

SANA(7月28日付)が伝えた。

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ムウタッズ・カッターン地方自治環境省次官は、9月16日に投票が予定されている統一地方選挙の立候補申請者数が1,866人に達しているとの中間発表を行った。

カッターン次官によると、内訳はダマスカス郊外県議会274人、アレッポ県議会107人、ヒムス県議会107人など。

SANA(7月28日付)が伝えた。

AFP, July 28, 2018、ANHA, July 28, 2018、AP, July 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 28, 2018、al-Hayat, July 29, 2018、Reuters, July 28, 2018、SANA, July 28, 2018、UPI, July 28, 2018などをもとに作成。

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クナイトラ県の反体制武装集団が重火器・中火器を引き渡す(2018年7月28日)

クナイトラ県では、SANA(7月28日付)によると、ジュバーター・ハシャブ村で活動を続けてきた反体制武装集団がシリア政府との停戦に従い、重火器・中火器の引き渡しを行った。

SANA, July 28, 2018

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府への投降を拒否した反体制武装集団戦闘員とその家族450人以上が、シリア政府によって用意された大型バスに分乗し、カルアト・マディーク町の通行所を経由し、イドリブ県に向かった。

AFP, July 28, 2018、ANHA, July 28, 2018、AP, July 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 28, 2018、al-Hayat, July 29, 2018、Reuters, July 28, 2018、SANA, July 28, 2018、UPI, July 28, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はダーイシュに忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍との戦闘の末、ダルアー県南西部の複数カ村を制圧(2018年7月28日)

ダルアー県では、SANA(7月28日付)によると、シリア軍が、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍の拠点に対する激しい攻撃の末、県南部のスィースーン村、アウワーム村、ジャムラ村、アイン・ハマータ村、アブー・ラッカ村、アブー・ハラジュ村、ナーフィア村、ナーフィア・ダムを制圧した。

syria.liveuamap.com, July 28, 2018

一方、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がシャジャラ町、アービディーン村、ナーフィア村、ジャムラ村などを爆撃、シリ軍も同地を砲撃し、ハーリド・ブン・ワリード軍と交戦した。

AFP, July 28, 2018、ANHA, July 28, 2018、AP, July 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 28, 2018、al-Hayat, July 29, 2018、Reuters, July 28, 2018、SANA, July 28, 2018、UPI, July 28, 2018などをもとに作成。

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ベカーア県で避難生活を送ってきたシリア人が帰還(2018年7月28日)

レバノン国内で避難生活を送ってきたシリア人数百人が、ダマスカス郊外県のジュダイダト・ヤーブース国境通行所(マスナア国境通行所)を経由してシリアに入国し、西カラムーン地方の村々に帰還した。

SANA(7月28日付)が伝えた。

SANA, July 28, 2018

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NNA(7月28日付)は、ナバティーヤ県ハースバイヤー郡のシャブアー農場一帯およびアルクーブ地方の村々で避難生活を送ってきたシリア人約900人が帰国に向けた準備を開始したと伝えた。

AFP, July 28, 2018、ANHA, July 28, 2018、AP, July 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 28, 2018、al-Hayat, July 29, 2018、NNA, July 29, 2018、Reuters, July 28, 2018、SANA, July 28, 2018、UPI, July 28, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは3件の停戦違反を、トルコ側は4件の違反を確認(2018年7月28日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(7月28日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(ラタキア県2件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームも4件(アレッポ県1件、イドリブ県1件、ハマー県2件)の停戦違反を確認した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 28, 2018をもとに作成。

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