イスラエルが救出したホワイト・ヘルメットのメンバー422人のうち279人がヨルダンから西側諸国に移送(2018年10月17日)

ヨルダン外務省は、7月にイスラエルがクナイトラ県ゴラン高原で救出したホワイト・ヘルメットのメンバー422人のうち279人が、一時収容先だったヨルダン国内の某所から西側諸国に移送されたことを明らかにした。

外務省報道官によると、英国、ドイツ、そしてカナダが、ヨルダンへの移送後3ヶ月以内に受け入れに必要な措置を講じることを約束しており、ヨルダンに留まっているメンバーのうち93人も10月25日に出国予定だという。

ロイター通信(10月17日付)などが伝えた。

AFP, October 17, 2018、ANHA, October 17, 2018、AP, October 17, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2018、al-Hayat, October 18, 2018、Reuters, October 17, 2018、SANA, October 17, 2018、UPI, October 17, 2018などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:2015年9月末以降、難民18,181人が帰国、避難民1,241,091人が帰宅(2018年10月17日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(10月17日付)を公開し、10月16日に難民136人(うと女性40人、子供69人)が新たに帰国したと発表した。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は18,181人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者17,863人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者360人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は 247,461人(うち女性74,235人、子供126,188人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,639,529人(うち女性1,991,859人、子供3,319,765人)。

一方、国内避難民18人(うち女性5人、子供8人)が10月16日に新たに帰宅した。

帰宅先は東グータ地方で、イドリブ県アブー・ズフール町からの避難民の帰宅はなかった。

これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は158,729人(うち女性48,038人、子供80,301人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,241,091人(うち女性373,036人、子供632,684人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 17, 2018をもとに作成。

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デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は「純粋に個人的理由」で11月末に辞任すると表明(2018年10月17日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は「純粋に個人的理由」により11月いっぱいで辞任すると発表した。

デミストゥラ氏は記者団に対して、「政治的解決は依然として重要で、それがなければ持続的和平のない土地の収奪合戦となる」としたうえで、ロシア・トルコ首脳会談での非武装地帯設置に関しては「私は楽観している」と述べた。

また「退任までに制憲委員会の設置に向け合意にいたるよう集中的に努力を始める…。来月(12月)に制憲委員会の会合を招集したい」との決意を表明した。

デミストゥラ氏は、コフィ・アナン・シリア危機担当国連・アラブ連盟合同特使、アフダル・ブラーヒーミー・シリア危機担当国連・アラブ連盟共同特別代表の後任として、2014年7月にシリア問題担当国連特別代表(当初はシリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表)に就任し、米・ロシアを共同議長国とする国連のジュネーブ会議を主導した。

ANHA, October 18, 2018

AFP, October 18, 2018、ANHA, October 18, 2018、AP, October 18, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2018、al-Hayat, October 19, 2018、Reuters, October 18, 2018、SANA, October 18, 2018、UPI, October 18, 2018などをもとに作成。

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米主導の有志連合は10月7日~10月13日までの7日間でシリア領内で123回の爆撃を実施(2018年10月17日)

米中央軍(CENTCOM)は、10月7日~10月13日の7日間でのシリア、イラク両国における有志連合の爆撃の戦果をHPで発表した。

10月7日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し10回の爆撃を実施、このうちシリア領内での爆撃は8回で、ブーカマール市近郊に対して実施された。

10月8日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し5回の爆撃を実施、このうちシリア領内での爆撃は5回で、ブーカマール市近郊に対して実施された。

10月9日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し9回の爆撃を実施、このうちシリア領内での爆撃は2回で、ブーカマール市近郊に対して実施された。

10月10日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し33回の爆撃を実施、このうちシリア領内での爆撃は33回で、ブーカマール市近郊に対して実施された。

10月11日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し20回の爆撃を実施、このうちシリア領内での爆撃は20回で、ブーカマール市近郊に対して実施された。

10月12日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し36回の爆撃を実施、このうちシリア領内での爆撃は35回で、ブーカマール市近郊に対して実施された。

10月13日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し23回の爆撃を実施、このうちシリア領内での爆撃は23回で、ブーカマール市近郊に対して実施された。

CENTCOM, October 17, 2018をもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領「米国がYPGを排除しない場合、トルコは同地からYPGをたやすく排除できる」(2018年10月17日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、トルコを訪問したマイク・ポンペオ米国務長官と会談、同長官に、アレッポ県マンビジュ市一帯の処遇にかかる行程表に従って「米国が同地から西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)を排除しない場合、トルコは同地からYPGをたやすく排除できる」と通告した。

ロイター通信(10月17日付)が伝えた。

なお、ポンペオ米国務長官は、トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣との会談で、米国による行程表履行に遅れが生じていることを認めているという。

al-Durar al-Shamiya, October 17, 2018

AFP, October 17, 2018、ANHA, October 17, 2018、AP, October 17, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2018、al-Hayat, October 18, 2018、Reuters, October 17, 2018、SANA, October 17, 2018、UPI, October 17, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はハマー県北部を砲撃(2018年10月17日)

ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月17日付)によると、シリア軍はイドリブ県に近い県北部の岩場地帯などを砲撃した。

AFP, October 17, 2018、ANHA, October 17, 2018、AP, October 17, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2018、al-Hayat, October 18, 2018、Reuters, October 17, 2018、SANA, October 17, 2018、UPI, October 17, 2018などをもとに作成。

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フック米国務省イラン担当特別代表「イランとその民兵の排除と政治的解決がシリアでの米国の最優先課題」(2018年10月17日)

ブライアン・フック米国務省イラン担当特別代表は、シリア情勢に関して、イランとその民兵の排除と政治的解決が最優先課題だとの見方を示し、アサド大統領の進退や政権存続の是非について言及しなかった。

スカイ・ニュース・アラビック(10月16日付)によると、フック氏は「我々はシリアで今、2つのイニシアチブを発揮している。我々はダーイシュ(イスラーム国)を完全に敗北させるためにシリアにいる。シリアには、ジェームズ・ジェフリー米国務省シリア問題担当特使ほか、我が国の外交官が複数駐在している…。シリアからイランを排除することがジェフリー特使にとって最優先事項の一つだ」と述べた。

al-Durar al-Shamiya, October 17, 2018

AFP, October 17, 2018、ANHA, October 17, 2018、AP, October 17, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2018、al-Hayat, October 18, 2018、Reuters, October 17, 2018、SANA, October 17, 2018、Sky News Arabic, October 17, 2018、UPI, October 17, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県南東部でダーイシュとの戦闘を続ける(2018年10月17日)

ダイル・ザウル県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターによると、シリア民主軍が上バーグーズ村一帯、ハジーン市一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、12人を殺害した。

ANHA(10月17日付)が伝えた。

AFP, October 17, 2018、ANHA, October 17, 2018、AP, October 17, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2018、al-Hayat, October 18, 2018、Reuters, October 17, 2018、SANA, October 17, 2018、Sputnik News, October 18, 2018、UPI, October 17, 2018などをもとに作成。

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高等教育省所轄の高等教育評議会は2011年以降に停学扱いとなった大学生・大学院生の復学を認めることに合意(2018年10月17日)

高等教育省所轄の高等教育評議会は、2011年1月15日から2018年9月15日までの期間に停学扱いとなった大学生・大学院生の復学を認めることに合意した。

同評議会は合わせて、24歳以下の高等学校修了者を大学に受け入れることも合意した。

SANA(10月17日付)が伝えた。

AFP, October 17, 2018、ANHA, October 17, 2018、AP, October 17, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2018、al-Hayat, October 18, 2018、Reuters, October 17, 2018、SANA, October 17, 2018、UPI, October 17, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは7件の停戦違反を、トルコ側は0件の違反を確認(2018年10月17日)

ロシア国防省は声明を出し、ロシア側監督チームが過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を7件(ラタキア県2件、アレッポ県5件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 17, 2018をもとに作成。

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