首都ダマスカス一帯が雷を伴う豪雨に見舞われ、首都中心部に位置するウマウィーイーン広場が冠水するなどの被害(2018年10月20日)

SANA(10月20日および21日付)は、ダマスカス県およびダマスカス郊外県が21日夜、雷を伴う豪雨に見舞われ、首都中心部に位置するウマウィーイーン広場が冠水するなどの被害が出たと伝えた。

同通信社によると、もっとも雨量が多かった地域の一つであるマッザ区の降雨量は42ミリメートルに達したという。

ドゥラル・シャーミーヤ(10月21日付)によると、この豪雨で5歳の男の子と6歳の女の子がダイル・マクラン町でバラダー川の濁流に流されて死亡したという。

20日夜のダマスカスの様子

SANA, October 20, 2018
SANA, October 20, 2018
SANA, October 20, 2018
SANA, October 20, 2018
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SANA, October 20, 2018
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21日のダマスカスの様子

SANA, October 21, 2018
SANA, October 21, 2018
SANA, October 21, 2018
SANA, October 21, 2018
SANA, October 21, 2018
SANA, October 21, 2018
SANA, October 21, 2018
SANA, October 21, 2018
SANA, October 21, 2018
SANA, October 21, 2018
SANA, October 21, 2018
SANA, October 21, 2018
SANA, October 21, 2018
SANA, October 21, 2018

AFP, October 21, 2018、ANHA, October 21, 2018、AP, October 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 21, 2018、al-Hayat, October 22, 2018、Reuters, October 21, 2018、SANA, October 20, 2018、October 21, 2018、UPI, October 21, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

空軍情報部がダマスカス郊外県東グータ地方で元反体制活動家10人を逮捕(2018年10月20日)

ダマスカス郊外県では、サウト・アースィマ(10月21日付)によると、空軍情報部のパトロール部隊が、東グータ地方のサクバー市、ハムーリーヤ市、ジスリーン町の民家数十軒に対して強制捜査を行い、元反体制活動家10人を逮捕した。

AFP, October 21, 2018、ANHA, October 21, 2018、AP, October 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 21, 2018、al-Hayat, October 22, 2018、Reuters, October 21, 2018、SANA, October 21, 2018、Sawt al-‘Asima, October 21, 2018、UPI, October 21, 2018などをもとに作成。

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カナダ政府はイスラエルが救出したホワイト・ヘルメットのメンバーおよびその家族の定住に向けた措置を講じると発表(2018年10月20日)

カナダのクリスティア・フリーランド外務大臣と、アハメッド ・フッセン移民・難民・市民権大臣は共同声明を出し、シリアから逃れたホワイト・ヘルメットのメンバーとその家族の定住に向けた措置を講じると発表した。

カナダ政府は7月、イスラエルが救出し、ヨルダンに搬送されたホワイト・ヘルメットのメンバーのうち約50人を受け入れると表明している。

AFP, October 20, 2018、ANHA, October 20, 2018、AP, October 20, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 20, 2018、al-Hayat, October 21, 2018、Reuters, October 20, 2018、SANA, October 20, 2018、UPI, October 20, 2018などをもとに作成。

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反体制派系サイトはナスィーブ国境通行所を通じてシリアに食糧品の買い出しに行くヨルダン人を非難する書き込みが反響を呼んでいると伝える(2018年10月20日)

反体制派系サイトのザマーン・ワスル(10月20日付)は、シリアで安価な食品を購入するために、ダルアー県のナスィーブ国境通行所を経由してシリアに入国するヨルダン人を非難するフェイスブックの書き込みがSNSで反響を呼んでいると伝えた。

この書き込みはマアーン科学チャンネルに20日に書き込まれたもので、「フィダー・ザタリー」という女性の名の署名入り。

書き込みでは、「あなたたちの車がシリアに行き…、殉教者の血で潤った土地で育ったジャガイモやリンゴを山積みにして戻ってくる…。あなたたちは自分の子供たちに、あなたたちが食べたこのジャガイモの下には集団墓地があって、そこにはあなたたちと同じような人たちが埋められている、と言えますか?」、「保護を求めていた住民が2ヶ月にわたり国境に留め置かれていたダルアー県を通り過ぎ…、化学兵器の臭いが残っている(ダマスカス郊外県の)東グータ地方に行くのですか?」などと、シリアに入国するヨルダン人に語りかけている。

そして「あなたたちの笑いで犠牲者に不快な思いをさせないでください…。あなたたちが(シリアから)家に戻ったら…、人間性を失ってしまっていることを思い知って下さい」と締めくくっている。

Zaman al-Wasl, October 20, 2018

AFP, October 20, 2018、ANHA, October 20, 2018、AP, October 20, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 20, 2018、al-Hayat, October 21, 2018、Reuters, October 20, 2018、SANA, October 20, 2018、UPI, October 20, 2018、Zaman al-Wasl, October 20, 2018などをもとに作成。

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シリア軍と反体制派がトルコ実質占領下のアレッポ県バーブ市近郊で交戦(2018年10月20日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月20日付)によると、トルコの実質占領下にある県北部の中心都市バーブ市近郊に、シリア軍がターディフ市方面から潜入を試みたが、反体制武装集団がこれを撃退した。

一方、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)に近い「オリーブの怒り」によると、15日に、トルコの実質占領下にあるユーフラテス川沿いのジャラーブルス市近郊で、同作戦司令室所属部隊が反体制武装集団の工作員を殺害した。

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イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月20日付)によると、シリア軍がザルズール村、ウンム・ハラーヒール村および両村周辺の農地を砲撃した。

AFP, October 20, 2018、ANHA, October 20, 2018、AP, October 20, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 20, 2018、al-Hayat, October 21, 2018、Reuters, October 20, 2018、SANA, October 20, 2018、UPI, October 20, 2018などをもとに作成。

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スワイダー県東部でダーイシュが拉致していた住民のうち10人が解放、シリア政府は見返りとしてダーイシュ戦闘員の妻と子25人を釈放、一部はイドリブ県の反体制派支配地域に移送(2018年10月20日)

シリア人権監視団によると、70月にスワイダー県東部でダーイシュ(イスラーム国)が拉致した住民(そのほとんどが女性と子供)約30人のうち、6人が解放された。

解放された6人は、ラスミーヤ・アブー・アンマールさん、アビール・シャグリーンさん、そしてアビールさんの子供4人。

ANHA, October 20, 2018

親政府系サイトのスワイダー24(10月20日付)は、ダーイシュとの交渉にあたってきた組織の一つ「カラーマの男たち運動」筋の話として、6人の解放は「捕虜交換」の一環で、シリア政府側が、ダーイシュ戦闘員の妻たち17人、その子供8人を釈放した。

同消息筋によると、これによりダーイシュに拉致されている住民の数は21人となり、彼らについても近日中に「捕虜交換」が行われるという。

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ドゥラル・シャーミーヤ(10月20日付)によると、シリア政府が解放したダーイシュ戦闘員の妻・子供のうち女性7人と子供7人が、イドリブ県を中心とする反体制派支配地域とシリア政府支配地域を隔てるハマー県北部のカルアト・マディーク町に設置された通行所に到着した。

AFP, October 20, 2018、ANHA, October 20, 2018、AP, October 20, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 20, 2018、al-Hayat, October 21, 2018、Reuters, October 20, 2018、SANA, October 20, 2018、Suwayda 24, October 20, 2018、UPI, October 20, 2018などをもとに作成。

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米主導の有志連合はダイル・ザウル県スーサ町のモスク(40人以上死亡)に加えて、ブーバドラーン村にあるアンマール・ブン・ヤースィル・モスクも爆撃、住民10人を殺害(2018年10月20日)

ダイル・ザウル県では、SANA(10月20日付)が複数の住民筋の話として伝えたところによると、米主導の有志連合が19日のスーサ町爆撃(40人以上死亡)に加えて、ブーバドラーン村にあるアンマール・ブン・ヤースィル・モスクに対してもを爆撃を行い、住民10人が死亡、多数が負傷した。

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一方、ANHA(10月20日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるハジーン市周辺一帯に対して激しい攻撃を加え、ダーイシュと交戦した。

シリア民主軍広報センターによると、シリア民主軍は、ハジーン市一帯、上バーグーズ村一帯でダーイシュと交戦し、戦闘員31人を殺害した。

なお同センターによると、米主導の有志連合が同地を15回にわたり爆撃した。

AFP, October 20, 2018、ANHA, October 20, 2018、AP, October 20, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 20, 2018、al-Hayat, October 21, 2018、Reuters, October 20, 2018、SANA, October 20, 2018、UPI, October 20, 2018などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから140人、ヨルダンから42人の難民が帰国、避難民18人が帰宅(2018年10月20日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(10月20日付)を公開し、10月19日に難民182人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは140人(うち女性41人、子供70人)、ヨルダンから帰国したのは42人(うち女性12人、子供21人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は19,735人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者19,225人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者510人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は 249,015人(うち女性74,706人、子供126,968人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,639,529人(うち女性1,991,859人、子供3,319,765人)。

一方、国内避難民18人(うち女性4人、子供8人)が10月19日に新たに帰宅した。

帰宅先は東グータ地方で、イドリブ県アブー・ズフール町からの避難民の帰宅はなかった。

これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は158,881人(うち女性48,058人、子供80,335人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,241,173人(うち女性373,056人、子供632,718人)となった。

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ロシア国防省は声明を出し、ロシア側監督チームが過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(ラタキア県1件、アレッポ県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

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ロシアのセルゲイ・ショイグ国防大臣は、国防省での会合で、ロシア軍がシリア領内で爆撃を開始した2015年9月30日以降の同軍の活動の成果について報告した。

ショイグ国防大臣の報告によると、ロシア軍は、12万2000におよぶテロ組織の施設を爆撃で破壊、8万7500人以上の戦闘員を殲滅、居住地1,411ヵ所、国土の95%以上を解放したという。

AFP, October 20, 2018、ANHA, October 20, 2018、AP, October 20, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 20, 2018、al-Hayat, October 21, 2018、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 20, 2018、Reuters, October 20, 2018、SANA, October 20, 2018、UPI, October 20, 2018などをもとに作成。

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