ヒムス県東部砂漠地帯でダーイシュがヒズブッラー戦闘員を要撃、5人を殺害(2018年10月25日)

ヒズブッラーは、ヒムス県東部の砂漠地帯で数日前に、ダーイシュ(イスラーム国)の要撃によって、ヒズブッラーの司令官の1人ジャミール・スカーフ氏(愛称ダニエル)を含むメンバー5人が殺害されたと発表した。

遺体は収容されたという。

『ハヤート』(10月26日付)が伝えた。

al-Durar al-Shamiya, October 26, 2018

AFP, October 26, 2018、ANHA, October 26, 2018、AP, October 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 26, 2018、al-Hayat, October 26, 2018、Reuters, October 26, 2018、SANA, October 26, 2018、UPI, October 26, 2018などをもとに作成。

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アスマー大統領夫人が首都ダマスカスにある癌検診センターを訪問する映像が公開される(2018年10月25日)

大統領府はユーチューブの公式アカウント(https://www.youtube.com/channel/UCZxqzqKhqs8fFH_-BqHGkbQ)を通じて、アスマー・アフラス大統領夫人が首都ダマスカスにある癌検診センターを訪問する映像を公開した。

アスマー夫人は、癌患者や家族の支援に尽力しているが、8月に自身も悪性腫瘍の初期治療を開始したと発表していた。

映像には、抗ガン剤治療の副作用による脱毛を隠すように頭に布を巻きたアスマー夫人が徒歩でセンターを訪れ、入館希望者の列に並ぶ様子や、センター内の撮影室に向かう途中で患者の家族ら懇談する様子が映っている。

https://www.youtube.com/watch?v=rJ4Bhrq1_5o&feature=youtu.be&fbclid=IwAR0bK5W0L1PxriQivqF3Z3GdvE2yI-IHU5nmhU1sC1yGMr9gpTsQ_3qOQCM

 

Youtube, October 25, 2018
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AFP, October 25, 2018、ANHA, October 25, 2018、AP, October 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 25, 2018、al-Hayat, October 26, 2018、Reuters, October 25, 2018、SANA, October 25, 2018、UPI, October 25, 2018などをもとに作成。

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アレッポ県アフリーン郡の自由警察がトルコを批判した女性活動家を尋問(2018年10月25日)

ドゥラル・シャーミーヤ(10月25日付)は、トルコの実質占領下にあるアレッポ県アフリーン郡の自由警察が、ダマスカス県ヤルムーク・キャンプ地区から退去した女性活動家がトルコ政府を批判したとして尋問・追及したと伝えた。

追放されたのはナウワール・サッカールさん。

サッカールさんが発表した報道向け声明によると、アフリーン郡ジンディールス町の自由警察の隊員12人が、彼女が身を寄せていたダイル・バッルート村の避難民キャンプで強制捜査を行ったという。

サッカールさんはこのときキャンプに隠れて、身柄拘束を逃れたが、その後、ジンディールス町の自由警察に出頭したという。

出頭した際、対応したムハンマド・ナビール・サーリハ警部から、「トルコ政府に反対するよう人々を扇動し、フェイスブックにトルコを中傷する書き込みをした」容疑がかけられていると告げられたという。

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AFP, October 25, 2018、ANHA, October 25, 2018、AP, October 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 25, 2018、al-Hayat, October 26, 2018、Reuters, October 25, 2018、SANA, October 25, 2018、UPI, October 25, 2018などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県ムウダミーヤト・シャーム市の元反体制派戦闘員が召集され第4師団に配属される(2018年10月25日)

サウト・アースィマ(10月25日付)は、ダマスカス郊外県ムウダミーヤト・シャーム市で活動を続けてきた元反体制武装集団の戦闘員たちが、召集され、ギヤース・ダッラ准将指揮下の第4師団(マーヒル・アサド少将が実質司令官)に配属された、と伝えた。

第4師団に召集されたのは、ムウダミーヤト・シャーム市出身者約30人で、1週間の訓練を受けたのち、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構やトルキスタン・イスラーム党などが活動を続けるラタキア県北東部のクルド山に派遣されたという。

al-Durar al-Shamiya, October 25, 2018

AFP, October 25, 2018、ANHA, October 25, 2018、AP, October 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 25, 2018、al-Hayat, October 26, 2018、Reuters, October 25, 2018、SANA, October 25, 2018、Sawt al-‘Asima, October 25, 2018、UPI, October 25, 2018などをもとに作成。

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元イスラーム軍司令官がパレスチナ民兵の司令官として東グータ地方の若者を勧誘(2018年10月25日)

サウト・アースィマ(10月25日付)は、サウジアラビアの支援を受け今年春までダマスカス郊外県東グータ地方で活動していたイスラーム軍の元司令官が、パレスチナ人民兵組織のクドス旅団の司令官として、同地方の若者を勧誘していると伝えた。

東グータ地方の若者の勧誘を行っているのはアブー・ヤースィーン・マンドゥーを名のる人物で、クドス旅団の本拠地であるアレッポ市(ハンダラート・キャンプ)から数週間前に東グータ地方に入ったという。

複数の消息筋によると、マンドゥー氏が勧誘した若者はこれまでに50人にのぼり、彼らは、総合情報部が発効した捜査免除許可証と月収65,000シリア・ポンド(約130米ドル)を受け取っているという。

なお、クドス旅団は先週、新たに加入した戦闘員30人を地中海岸地域でシリア軍を支援するために派遣したという。

al-Durar al-Shamiya, October 25, 2018

AFP, October 25, 2018、ANHA, October 25, 2018、AP, October 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 25, 2018、al-Hayat, October 26, 2018、Reuters, October 25, 2018、SANA, October 25, 2018、Sawt al-‘Asima, October 25, 2018、UPI, October 25, 2018などをもとに作成。

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イスラエル日刊紙『ハアレツ』はシリア国内に配備されたS-300防空システムの衛星写真を公開(2018年10月25日)

イスラエル日刊紙『ハアレツ』(10月25日付)は、今月初めにロシアがシリアに供与し、シリア各所に配備されたS-300防空ミシステムの衛星写真を掲載した。

写真はタルトゥース県ミスヤーフ市近郊を撮影したもので、民間衛星画像企業「イメージサット・インターナショナル(ISI)」が同紙に提供した。

al-Durar al-Shamiya, October 25, 2018
al-Durar al-Shamiya, October 25, 2018
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AFP, October 25, 2018、ANHA, October 25, 2018、AP, October 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 25, 2018、al-Hayat, October 26, 2018、Reuters, October 25, 2018、SANA, October 25, 2018、UPI, October 25, 2018などをもとに作成。

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アサド大統領は軍事情報局第293課と第291課の課長を新たに任命(2018年10月25日)

ドゥラル・シャーミーヤ(10月25日付)が、親政権サイトからの情報として伝えたところによると、アサド大統領は、軍事情報局の第293課の課長にアースィフ・ダクル准将を、第291課の課長にムフィード・フドゥール少将をそれぞれ任命した。

第293課は、シリア軍の士官の行動を監督・監視することを、第291課は軍事情報局に関するすべての問題の処理を担当する部局。

AFP, October 25, 2018、ANHA, October 25, 2018、AP, October 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 25, 2018、al-Hayat, October 26, 2018、Reuters, October 25, 2018、SANA, October 25, 2018、UPI, October 25, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍がダイル・ザウル県南東部でダーイシュとの戦闘を続ける(2018年10月25日)

ダイル・ザウル県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターが、上バーグーズ村一帯、ハジーン市一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、戦闘員37人を殺害した。

米主導の有志連合も同地を14回にわたって爆撃した。

ANHA(10月25日付)が伝えた。

シリア人権監視団によると、ダーイシュはハジーン市近郊の有志連合基地一帯のシリア民主軍拠点を攻撃したという。

AFP, October 25, 2018、ANHA, October 25, 2018、AP, October 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 25, 2018、al-Hayat, October 26, 2018、Reuters, October 25, 2018、SANA, October 25, 2018、UPI, October 25, 2018などをもとに作成。

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ジェフリー米国務省シリア問題担当特使がロジャヴァ支配地域を訪問し、制憲委員会へのロジャヴァの参加に向けて行動することを確認(2018年10月25日)

ジェームズ・ジェフリー米国務省シリア問題担当特使を代表とする米国使節団が、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)の支配下にあるアレッポ県マンビジュ市、ラッカ県アイン・イーサー市、そしてラッカ市を訪問し、ロジャヴァや人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会による自治の状況を視察するとともに、シリア民主評議会や各地の地元評議会の代表らと会合を開き、ソチでのシリア国民大会で設置合意された制憲委員会への対応などを協議した。

会合に詳しい消息筋によると、ジェフリー特使一行は、シリア民主評議会や各地の地元評議会に対して物心面での支援継続を約束するとともに、シリア民主評議会や各地の地元評議会の制憲委員会への参加に向けて行動することを確認した。

ANHA(10月25日付)が伝えた。

ANHA, October 25, 2018

AFP, October 25, 2018、ANHA, October 25, 2018、AP, October 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 25, 2018、al-Hayat, October 26, 2018、Reuters, October 25, 2018、SANA, October 25, 2018、UPI, October 25, 2018などをもとに作成。

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シリア政府支配下のラタキア県、タルトゥース県、反体制武装集団支配下のイドリブ県を強風と豪雨が襲う(2018年10月25日)

SANA(10月25日付)によると、地中海岸のラタキア県、タルトゥース県が24日晩から25日未明にかけて、強風(風速時速70~80キロメートル)と豪雨を伴う寒波に見舞われ、ビニール・ハウスが吹き飛ばされたり、街路樹や電柱が倒れたりするなどの被害が出た。

SANA, October 25, 2018
SANA, October 25, 2018
SANA, October 25, 2018

ドゥラル・シャーミーヤ(10月25日付)によると、反体制武装集団の支配下にあるイドリブ県の避難民キャンプも強風と豪雨の被害を受けた。

al-Durar al-Shamiya, October 25, 2018
al-Durar al-Shamiya, October 25, 2018

また、アナトリア通信(10月26日付)によると、暴風雨のなかイドリブ県からハタイ県に不法入国しようとしたシリア人6人が濁流に呑まれて死亡した。

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ANHA(10月26日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)支配下のラッカ県フース村近郊のユーフラテス川に架かる橋も濁流に流され、同橋を通る国際幹線道路が通行不能となった。

ANHA, October 26, 2018

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このほか、ダマスカス県、ダマスカス郊外県も25日に再び豪雨に見舞われた。

SANA, October 25, 2018
SANA, October 25, 2018

AFP, October 25, 2018、Anadolu Ajansı, October 26, 2018、ANHA, October 25, 2018、October 26, 2018、AP, October 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 25, 2018、al-Hayat, October 26, 2018、Reuters, October 25, 2018、SANA, October 25, 2018、UPI, October 25, 2018などをもとに作成。

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シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構がアレッポ市を砲撃(2018年10月25日)

アレッポ県では、SANA(10月25日付)によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構などからなる反体制武装集団がアレッポ市ザフラー協会地区一帯、裁判所一帯を砲撃した。

AFP, October 25, 2018、ANHA, October 25, 2018、AP, October 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 25, 2018、al-Hayat, October 26, 2018、Reuters, October 25, 2018、SANA, October 25, 2018、UPI, October 25, 2018などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから149人、ヨルダンから783人の難民が帰国、避難民722人が帰宅(2018年10月25日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(10月25日付)を公開し、10月24日に難民932人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは149人(うち女性45人、子供76人)、ヨルダンから帰国したのは783人(うち女性235人、子供399人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は22,417人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者19,810人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者1,607人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

SANA, October 25, 2018

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は 251,697人(うち女性75,510人、子供128,329人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,639,529人(うち女性1,991,859人、子供3,319,765人)。

一方、国内避難民722人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは18人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県、ヒムス県に帰宅したのは128人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは567人だった。

これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は160,220人(うち女性48,546人、子供80,925人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,242,582人(うち女性373,544人、子供633,308人)となった。

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ロシア国防省は声明を出し、ロシア側監督チームが過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を11件(ラタキア県5件、アレッポ県5件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 25, 2018、SANA, October 25, 2018をもとに作成。

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米主導の有志連合はシリア空爆で「意図せず死亡したとされる民間人」は2018年9月末の段階で1,114人のままと発表(2018年10月25日)

有志連合CJTF-OIR(「生来の決戦作戦」統合任務部隊)は、2018年9月までにシリア、イラク両国領内での航空作戦に伴う民間人犠牲者発生にかかる1件の新たな報告を受け、すでに報告されている310件と併せて調査を行い、104件の調査を完了した。

調査を完了した案件のうち103件は事実と異なり、民間人の犠牲者が出たとされるのは1件もなかった。

207件については調査が継続される。

なお、2014年8月から2018年9月までに有志連合が実施した空爆30,247回によって、意図せず犠牲となったことが確認される民間人の数は1,114人のままとなった。

CENTCOM, October 25, 2018をもとに作成。

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