アサド大統領は首都ダマスカスにある父の名を冠したモスクでイード・アル=フィトルの集団礼拝に参加(2019年6月5日)

アサド大統領はダマスカス県にあるサイイド・ハーフィズ・アサド・モスクでラマダーン月明けのイード・アル=フィトルの集団礼拝に参加した。

礼拝には、ムハンマド・ムハンマド・アブドゥッサッタール・サイイド宗教関係大臣、共和国ムフティーのアフマド・バドルッディーン・ハッスーン師、政府、人民議会、バアス党の幹部らも参加した。

SANA(6月5日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/2438588019518349?__xts__%5B0%5D=68.ARCTNDl-4BIxzVFYYnQwVWsiLWSb1CL1l6Whs51_aw-rnUsWLDFCZg4yI1i97I8U_FqRE_5u80WNa-vlbpbsjenEAratoY-q_GdYB2DXsvhLKVil7KSgCu42yCofTkgAYhu0-03y9ZZtf0VJnsecVxbynxJiagEkBek6jV5YuYooG4XYdzAsd5FlUYBP2rOKAtbSJGSreNKhExa9E24JX1niaX3VInys0p8DSZdh8NPFzknUWzfgnVY1KHr82j4MyUIURtN7ZcZqLEgyM1St3STTFw4H73kcQ-s3lKxPp4Aib7rRkb-GcKt7fLDbbNClM2pxz-CjGjcitAQCIDdJb73jvA&__tn__=-R

AFP, June 5, 2019、ANHA, June 5, 2019、AP, June 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 5, 2019、al-Hayat, June 6, 2019、Reuters, June 5, 2019、SANA, June 5, 2019、SOHR, June 5, 2019、UPI, June 5, 2019などをもとに作成。

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イドリブ県に対するシリア・ロシア軍の爆撃、シリア軍と反体制派の砲撃戦が再び激化(2019年6月5日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから36日目となる6月5日も、シリア・ロシア軍が爆撃を実施、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦した。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より23人(民間人10人、シリア軍兵士4人、反体制武装集団戦闘員9人)増えて1,121人となった。

うち、351人が民間人(女性73人、子供80人を含む)、770人がシリア軍兵士(324人)および反体制武装集団戦闘員(446人)。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は114回、投下した「樽爆弾」の数は14発を記録、ロシア軍戦闘機も26回の爆撃を実施した。

また、シリア軍地上部隊による砲撃は650発におよぶ一方、反体制武装集団も360発の砲撃を行った。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でカフルズィーター市、ラターミナ町に爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでサイヤード村に「樽爆弾」を投下した。

ロシア軍もカフルズィーター市、サハーブ村、サフリーヤ村を爆撃した。

爆撃により、ムーリク市で女性1人が死亡、アンカーウィー村の農地で火災が発生した。

これに対して、反体制武装集団は、シリア政府支配下のカルアト・マディーク町、カフルヌブーダ町、タッル・フワーシュ村、ムハルダ市、タッル・ミルフ村、ジャビーン村、ハマーミーヤート村、ジューリーン村を砲撃した。

これに関して、新興のアル=カーイダ系組織フッラース・ディーン機構、アンサール・ディーン戦線、アンサール・タウヒード、アンサール・イスラーム集団からなる「信者を煽れ」作戦司令室が声明を出し、ヒルバト・ナークース村一帯に進攻しようとしたシリア軍を撃退したと発表した。

一方、SANA(6月5日付)によると、反体制武装集団がシリア政府支配下のムハルダ市の住宅街を砲撃し、民家やインフラが被害を受けた。

これに対して、シリア軍は、ザクーム村、クライディーン村、ザカート村、ハスラーヤー村一帯にあるイッザ大隊(イッザ軍)、シャーム解放機構の拠点を重点的に砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でマアッラト・ハルマ村、カフル・ウワイド村、マアッラト・スィーン村、ハザーリーン村、アルバイーン山、スフーフン村、カンスフラ村、イフスィム町、ダイル・サンバル村、フィキーア村、カフルナブル市一帯、ハーン・シャイフーン市、トゥラムラー村、シャイフ・ムスタファー村、ウライニバ村、カルサア村に爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでラカーヤー・サジュナ村、フバイト村、アービディーン村に「樽爆弾」を投下した。

ロシア軍もタッルアース村、マアッラト・ヌウマーン市、フバイト村、トゥラムラー村を爆撃した。

爆撃により、マアッラト・ヌウマーン市で女性1人と子供2人が、カフル・ウワイド村で女性1人が死亡、またアミーカ村の農地で火災が発生した。

またシリア軍は地上部隊が、カフルサジュナ村、カフルナブル市を白リン弾などで砲撃し、カフルナブル市内では火災が発生した。

これに対して、反体制武装集団は4日にシリア政府が制圧したカッサービーヤ村に砲撃を加えた。

これに関して、トルコの支援を受ける国民解放戦線が、カッサービーヤ村の前線でシリア軍の57ミリ砲を地対地ミサイルで破壊したと発表、その映像を公開した。

一方、SANA(6月5日付)によると、シリア軍がハーン・シャイフーン市一帯、トゥラムラー村、ナキール村でシャーム解放機構の拠点を重点的に砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でカッバーナ村一帯に爆撃を実施、地上部隊が同地一帯を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を18件(アレッポ県2件、ラタキア県10件、ハマー県6件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を9件(イドリブ県1件、ハマー県8件)確認した。

AFP, June 5, 2019、ANHA, June 5, 2019、AP, June 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 5, 2019、al-Hayat, June 6, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 5, 2019、Reuters, June 5, 2019、SANA, June 5, 2019、SOHR, June 5, 2019、UPI, June 5, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから312人、ヨルダンから1,719人の難民が帰国、避難民0人が帰宅(2019年6月5日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月5日付)を公開し、6月4日に難民2,031人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは312人(うち女性117人、子供199人)、ヨルダンから帰国したのは1,719人(うち女性352人、子供598人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は250,296人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者86,044人(うち女性25,758人、子ども43,449人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者162,242人(うち女性28,873人、子ども49,026人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 479,566人(うち女性131,057人、子供222,613人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,638,968人(うち女性1,991,690人、子供3,385,874人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 5, 2019をもとに作成。

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アアマーク通信はダーイシュがダルアー県でシリア軍の車輌を攻撃、兵士3人を殺害したと伝える(2019年6月4日)

ダルアー県では、ダーイシュ(イスラーム国)に近いアアマーク通信(6月4日付)によると、ダーイシュがナーミル村・ヒルバト・ガザーラ町間の街道でシリア軍の車輌を攻撃し、これを破壊、兵士3人を殺害した(真偽は不明)。

AFP, June 5, 2019、ANHA, June 5, 2019、AP, June 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 5, 2019、al-Hayat, June 6, 2019、Reuters, June 5, 2019、SANA, June 5, 2019、SOHR, June 5, 2019、UPI, June 5, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のアフリーン郡(アレッポ県)では反体制派戦闘員とその家族20万人が入植する一方、住民35万人が家を追われる(2019年6月4日)

北・東シリア自治局を主導するクルド民族主義組織の民主統一党(PYD)に近いANHA(6月4日付)は、2018年3月18日にトルコが反体制武装集団とともに占領したアレッポ県アフリーン郡に、20万人近い住民が「入植」していると伝えた。

「入植」者の多くは、ダマスカス郊外県、ヒムス県、ダルアー県、イドリブ県でのシリア政府と反体制派の和解に際して、シリア政府の支配下に復帰した地域に留まることを拒否した戦闘員とその家族。

このうちの約4000人はイドリブ県の元住民で、そのほとんどがシャーム解放機構メンバーの家族だという。

彼らは主に、ジンディールス町、シャッラー村、ブルブル町、シャイフ・ハディード(
シーヤ)町、シーラーワー町といったアフリーン郡の主要都市、そしてこれらの都市の周辺の村々に「入植」しているという。

一方、トルコ軍の占領によって、それまで暮らしていた住民35万人以上が家を追われ、「シャフバー地区」への避難を余儀なくされ、困難な生活を強いられている。

シャフバー地区とは、北・東シリア自治区がシリア政府と共同統治するアレッポ県タッル・リフアト市一帯地域のこと。

AFP, June 4, 2019、ANHA, June 4, 2019、AP, June 4, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 4, 2019、al-Hayat, June 5, 2019、Reuters, June 4, 2019、SANA, June 4, 2019、SOHR, June 4, 2019、UPI, June 4, 2019などをもとに作成。

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シリア軍は反体制派との戦闘の末、イドリブ県カッサービーヤ村、ジャアータ村を制圧。イドリブ県での支配地拡大は1年ぶり(2019年6月4日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから35日目となる6月4日も、シリア・ロシア軍が爆撃を実施、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦した。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より23人(民間人7人、シリア軍兵士7人、反体制武装集団戦闘員9人)増えて1,098人となった。

うち、341人が民間人(女性73人、子供80人を含む)、757人がシリア軍兵士(320人)および反体制武装集団戦闘員(437人)。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は64回、投下した「樽爆弾」の数は10発を記録した。

ロシア軍戦闘機による爆撃は確認されなかった。

ただし、ドゥラル・シャーミーヤ(6月4日付)によると、ロシア軍戦闘機はシリア軍とともにイドリブ県、ハマー県に対して爆撃を実施したという。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でフバイト村、マアッラト・ハルマ村、トゥラムラー村、ハーン・シャイフーン市、マアッラト・ヌウマーン市、シャイフ・ムスタファー村、ブサンクール村、アリーハー市一帯、イフスィム町、マシューン村、ファッティーラ村、マアッラト・スィーン村、ハザーリーン村、フィキーア村、スフーフン村、カルサア村に爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでナキール村に「樽爆弾」を投下した。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(6月4日付)によると、ロシア軍戦闘機はダイル・サンバル村を爆撃した。

一方、SANA(6月4日付)によると、シリア軍がスフーフン村、ハーン・シャイフーン市一帯にある反体制武装集団拠点を砲撃した。

シリア人権監視団によると、一連の戦闘で、シリア軍は県南部のカッサービーヤ村とジャアータ村を制圧した。

シリア軍がイドリブ県内の市町村を奪還するのは、2018年初めに緊張緩和地帯第1ゾーンに含まれていたイドリブ県東部のアブー・ズフール町一帯を解放して以来初めて。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でクーラ村、サハーブ村、シャフルナーズ村に爆撃を実施した。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(6月4日付)によると、ロシア軍戦闘機はサフリーヤ村、クーラ村、サハーブ村、シャフルナーズ村を爆撃した。

一方、SANA(6月4日付)によると、シリア軍がカイラータ村、ハミーラート村でシャーム解放機構と交戦、サハーブ村一帯、クーラ村一帯のシャーム解放機構の拠点に対して重点的な砲撃を行った。

他方、ANHA(6月4日付)によると、装甲車輌6輌と四輪駆動車約10台からなるトルコ軍部隊が、シリア領内に新たに進入、シール・マガール村に設置されている監視所に展開した。

このほか、シャーム解放機構と共闘する「穏健な反体制派」のイッザ軍は、シリア政府の支配下にある県西部のアイン・クルーム村にあるシリア軍検問所に対して特殊作戦を実施し、兵士3人を殺害したと発表した。

特殊作戦は3日に実行されたという。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がヘリコプターでカッバーナ村一帯に「樽爆弾」を投下した。

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スワイダー県では、スワイダー24(6月4日付)によると、県西部の街道(ハッジ街道)でシリア軍第15師団所属のジャマール・アフマド准将が乗った車が武装集団の発砲を受けて、アフマド准将が死亡した。

ドライバーは無事だった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を8件(ラタキア県)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を6件(ハマー県5件、ラタキア県1件)確認した。

AFP, June 4, 2019、ANHA, June 4, 2019、AP, June 4, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 4, 2019、al-Hayat, June 5, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 4, 2019、Reuters, June 4, 2019、SANA, June 4, 2019、SOHR, June 4, 2019、Suwayda 24, June 4, 2019、UPI, June 4, 2019などをもとに作成。

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WFP報道官「イドリブ県、ハマー県での戦闘で数千エーカーの農地が消失、少なくとも30万人が避難を余儀なくされている」(2019年6月4日)

国連世界食糧計画(WFP)のヘルヴェ・ヴェルホーセル(Hervé Verhoosel)報道官は、イドリブ県やハマー県の反体制派支配地域(緊張緩和地帯第1ゾーン)でのシリア・ロシア軍の攻撃や、と、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構によって主導される反体制派とシリア軍・親政権民兵の戦闘に関して、「数千エーカーの農地が消失し、少なくとも30万人が避難を余儀なくされている」と述べ、危機感を訴えた。

AFP, June 4, 2019、ANHA, June 4, 2019、AP, June 4, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 4, 2019、al-Hayat, June 5, 2019、Reuters, June 4, 2019、SANA, June 4, 2019、SOHR, June 4, 2019、UPI, June 4, 2019などをもとに作成。

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アフリーン解放軍団はトルコ占領下のアレッポ県北西部で反体制武装集団戦闘員5人を殺害(2019年6月4日)

アレッポ県では、アフリーン解放軍団は声明を出し、6月2日にトルコ占領下のシャッラー村近郊のフィーラート・カーディー村一帯でシャーム自由人イスラーム運動の拠点を攻撃し、戦闘員5人を殺害、また3日にもシーラーワー町近郊のバースータ村でハムザ師団アブドゥッラー・ハラーワ・グループの車輌を爆破したと発表した。

AFP, June 4, 2019、ANHA, June 4, 2019、AP, June 4, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 4, 2019、al-Hayat, June 5, 2019、Reuters, June 4, 2019、SANA, June 4, 2019、SOHR, June 4, 2019、UPI, June 4, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県北部の刑務所からダーイシュ・メンバー7人が脱走(2019年6月4日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の県北部ラーイー村に設置されている反体制武装集団(国民軍)の憲兵隊の刑務所からダーイシュ(イスラーム国)メンバー7人が脱走した。

脱走した7人のうち、2人は東部自由人連合が射殺、2人は再び拘束した。
https://hawarnews.com/ar/uploads/2019/06/04/094237_6e3b8a3c-285b-4d83-858a-075f76230349.jpg

AFP, June 4, 2019、ANHA, June 4, 2019、AP, June 4, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 4, 2019、al-Hayat, June 5, 2019、Reuters, June 4, 2019、SANA, June 4, 2019、SOHR, June 4, 2019、UPI, June 4, 2019などをもとに作成。

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北・東シリア自治局のアサーイシュが親政権の民放記者を拘束(2019年6月4日)

シリアの民放テレビ局イフバーリーヤ・チャンネルは、ムハンマド・タウフィーク・サギール記者がハサカ県カーミシュリー市郊外の小麦畑での火災を取材中に、アサーイシュ(北・東シリア自治局内務治安部隊の主体)によって拉致、連行されたと発表した。

AFP, June 4, 2019、ANHA, June 4, 2019、AP, June 4, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 4, 2019、al-Hayat, June 5, 2019、al-Ikhbariya, June 4, 2019、Reuters, June 4, 2019、SANA, June 4, 2019、SOHR, June 4, 2019、UPI, June 4, 2019などをもとに作成。

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ハサカ県のフール・キャンプに収容されていた住民800人がラッカ市に到着(2019年6月4日)

ANHA(6月4日付)は、ハサカ県フール町近郊にあるフール・キャンプに収容されていた国内避難民(IDPs)217世帯、約800人がラッカ市に到着したと伝えた。

彼らは、ラッカ県アイン・イーサー市で5月3日に人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会が開催したシリア部族会合での決定を受け、3日にアラブ系部族長に身柄を引き渡され、ラッカ市に向かっていた。

AFP, June 4, 2019、ANHA, June 4, 2019、AP, June 4, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 4, 2019、al-Hayat, June 5, 2019、Reuters, June 4, 2019、SANA, June 4, 2019、SOHR, June 4, 2019、UPI, June 4, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから376人、ヨルダンから1,794人の難民が帰国、避難民0人が帰宅(2019年6月4日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月4日付)を公開し、6月3日に難民2,170人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは376人(うち女性52人、子供89人)、ヨルダンから帰国したのは1,794人(うち女性326人、子供553人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は248,255人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者85,523人(うち女性25,758人、子ども43,449人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者165,523人(うち女性28,370人、子ども48,171人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 477,535人(うち女性130,449人、子供221,579人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,638,968人(うち女性1,991,690人、子供3,385,874人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 4, 2019をもとに作成。

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ロシアはイドリブ県での戦闘停止、人道支援、難民帰宅を求める安保理報道声明案を廃案に(2019年6月3日)

国連安保理非常任理事国を務めるベルギー、ドイツ、クウェートの三カ国は、イドリブ県を中心とする反体制派支配地域(緊張緩和地帯第1ゾーン)に対するシリア・ロシア軍の攻撃と、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構によって主導される反体制派とシリア軍・親政権民兵の戦闘の激化を受けて、同地での停止、人道支援、避難民の帰宅を求める報道声明案を提出したが、ロシアが「バランスを欠く」と非難、採決を経ずに廃案となった。

ロシアの国連代表は決議案に関して「北西部(イドリブ県など)の情勢はシリアの他の地域とは別個に捉えられねばならない」としたうえで、「声明案は、イドリブ県がテロ組織であるシャーム解放機構によって支配されているという事実を完全に無視している」と非難した。

また声明案には、米主導の有志連合がダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあったダイル・ザウル県南東部のバーグーズ村などに対して違法な爆撃を続けてきたことへの言及がないと指摘、声明案を提案した三カ国が「シリア情勢に対して偏ったアプローチをしてきたこと」に遺憾の意を示した。

AFP, June 3, 2019、ANHA, June 3, 2019、AP, June 3, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 3, 2019、al-Hayat, June 4, 2019、Reuters, June 3, 2019、SANA, June 3, 2019、SOHR, June 3, 2019、UPI, June 3, 2019などをもとに作成。

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反体制派支配地域を支配するシリアのアル=カーイダのシャーム解放機構は最近発足した新たな武装集団が「何者かの軍事支援を受けている」としてその司令官を逮捕(2019年6月3日)

イドリブ県では、スマート・ニュース(6月4日付)によると、同県を中心とする反体制派支配地域(緊張緩和地帯第1ゾーン)の治安・軍事権限を掌握するシリアのアル=カーイダのシャーム解放機構が、カフル・ウワイド村で人民抵抗連隊の司令官であるヤースィル・ダドゥウ氏を逮捕した。

複数の地元活動家によると、何者かが彼に軍事支援を行っているとの情報が入ったことを受けて逮捕されたという。

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月20日付)によると、イドリブ市で新たな反体制武装組織「人民抵抗連隊」が結成された。

人民抵抗連隊は、トルコとの国境に面するイドリブ県バーブ・ハワー国境通行所で5月12日に開催されたシューラー評議会なる組織の緊急会合で結成が決定され、20日に発足した武装集団。

5月30日に、反体制派支配地域の境界地帯でシリア軍の進軍に備えるため、「汝のくにを防御せよ」と銘打った作戦を開始したと発表していた。

AFP, June 3, 2019、ANHA, June 3, 2019、AP, June 3, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 3, 2019、al-Hayat, June 4, 2019、Reuters, June 3, 2019、SANA, June 3, 2019、SMART News, June 3, 2019、SOHR, June 3, 2019、UPI, June 3, 2019などをもとに作成。

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アアザーズ市(アレッポ県)での爆破事件を受け、国民軍第1軍団は同市内への武器弾薬を持ち込みを禁止(2019年6月3日)

トルコの支援を受ける国民軍第1軍団は、2日にアレッポ県アアザーズ市で発生した爆破事件を受けて、所属組織・メンバーに市場などの人口密集地に武器弾薬を持ち込まないよう指示した。

ドゥラル・シャーミーヤ(6月3日付)が伝えた。

AFP, June 3, 2019、ANHA, June 3, 2019、AP, June 3, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 3, 2019、al-Hayat, June 4, 2019、Reuters, June 3, 2019、SANA, June 3, 2019、SOHR, June 3, 2019、UPI, June 3, 2019などをもとに作成。

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アフリーン解放軍団がトルコ占領下のアレッポ県北部の反体制武装集団拠点を攻撃、戦闘員4人を殺害、トルコ軍兵士2人を含む数名を負傷させる(2019年6月3日)

アレッポ県では、アフリーン解放軍団が声明を出し、6月2日にシーラーワー町近郊のジャルバラ村とカッバースィーン村、マーリア市近郊のサイイド・アリー村で、シャーム戦線、シャー軍団などの反体制武装集団の拠点を攻撃し、戦闘員4人を殺害、トルコ軍兵士2人を含む数名を負傷させたと発表した。
ANHA(6月3日付)が伝えた。

一方、シーラーワー町近郊のバースータ村で爆発が発生した。

死傷者はなかった。

AFP, June 3, 2019、ANHA, June 3, 2019、AP, June 3, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 3, 2019、al-Hayat, June 4, 2019、Reuters, June 3, 2019、SANA, June 3, 2019、SOHR, June 3, 2019、UPI, June 3, 2019などをもとに作成。

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北・東シリア自治局内務治安部隊はマンビジュ市でのテロなどに関与したダーイシュ・メンバー6人を逮捕(2019年6月3日)

北・東シリア自治局の内務治安部隊広報センターは声明を出し、アレッポ県マンビジュ市内での爆破テロに関与したとされるダーイシュ(イスラーム国)メンバー6人(うち女性は2人)を逮捕し、大量の武器を押収したと発表した。

AFP, June 3, 2019、ANHA, June 3, 2019、AP, June 3, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 3, 2019、al-Hayat, June 4, 2019、Reuters, June 3, 2019、SANA, June 3, 2019、SOHR, June 3, 2019、UPI, June 3, 2019などをもとに作成。

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アサド大統領がセルビア正教会イリネイ総主教一行と首都ダマスカスで会談(2019年6月3日)

セルビア正教会のイリネイ総主教を団長とする使節団がシリアを訪問し、首都ダマスカスでアサド大統領と会談した。

会談には、正教アンタキア総主教区のヨハネ10世ヤーズジーも同席した。

アサド大統領は会談で、シリア、セルビア両国が外国の介入に晒され、両国内の社会的調和が破壊される脅威に直面しているとしたうえで、両国民がこれに対峙することで国民間の対話と協力に向けた確固たる基盤が作り出され、そのことが両国民に資すると述べた。

SANA(6月3日付)が伝えた。

これに先立って、イリネイ総主教一行は、ダマスカス郊外県マアルーラー市にある聖タクラー修道院、サイドナーヤー町にある修道院、ダマスカス県の聖十字架教会などを訪問した。

AFP, June 3, 2019、ANHA, June 3, 2019、AP, June 3, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 3, 2019、al-Hayat, June 4, 2019、Reuters, June 3, 2019、SANA, June 3, 2019、SOHR, June 3, 2019、UPI, June 3, 2019などをもとに作成。

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シリア・ロシア軍による爆撃は続き、マアッラト・ヌウマーン市(イドリブ県)の市場、カフルナブル村の病院が狙われる(2019年6月3日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから34日目となる6月3日も、シリア・ロシア軍が爆撃を実施、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦した。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より87人(民間人7人、シリア軍兵士49人、反体制武装集団戦闘員31人)増えて1,075人となった。

うち、334人が民間人(女性73人、子供78人を含む)、741人がシリア軍兵士(313人)および反体制武装集団戦闘員(428人)。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は126回、投下した「樽爆弾」の数は43発を記録、ロシア軍戦闘機も37回の爆撃を行った。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でカッサービーヤ村一帯、ハーン・シャイフーン市、カフル・ウワイド村、バアルブー村、アービディーン村、フバイト村、マアッラト・ヌウマーン市、ウライニバ村、トゥラムラー村、マアッラト・ハルマ村、ヒーシュ村一帯、ハザーリーン村、マダーヤー村、シャイフ・ムスタファー村、カフルサジュナ村に爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでアービディーン村、フバイト村、ラカーヤー村、カッサービーヤ村一帯に「樽爆弾」を投下した。

ロシア軍もシャイフ・ダーミス村を爆撃した。

ドゥラル・シャーミーヤ(6月3日付)によると、マアッラト・ヌウマーン市に対する爆撃では市場が狙われ、市民3人が死亡、ヒーシュ村でも1人が死亡したという。

またシリア軍は地上部隊が、カフルナブル市、タッルアース村、カフル・アイン村を砲撃し、カフルナブル村では民間人3人が死亡、同村にあるハティーブ外科病院が被弾した。

さらにカッサービーヤ一帯での戦闘では、反体制武装集団の戦闘員25人とシリア軍兵士15人が死亡した。

一方、SANA(6月3日付)によると、シリア軍がナキール村、トゥラムラー村、マアッラト・ハルマ村、マアッルズィーター村、カフルサジュナ村にあるシャーム解放機構などの反体制武装集団の拠点、マアッラト・ヌウマーン市一帯の兵站路を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でカッバーナ村一帯に爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでカッバーナ村一帯に「樽爆弾」を投下した。

ロシア軍もカッバーナ村一帯を爆撃した。

一連の爆撃で反体制武装集団戦闘員7人が死亡した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(6月3日付)によると、クナイバ丘ではシリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が激しく交戦し、シリア軍側に多数の死傷者が出たという。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でカフルズィーター市、ラターミナ町に爆撃を実施した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を14件(ラタキア県13件、イドリブ県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を39件(アレッポ県1件、ハマー県23件、ラタキア県10件、イドリブ県5件)確認した。

AFP, June 3, 2019、ANHA, June 3, 2019、AP, June 3, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 3, 2019、al-Hayat, June 4, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 3, 2019、Reuters, June 3, 2019、SANA, June 3, 2019、SOHR, June 3, 2019、UPI, June 3, 2019などをもとに作成。

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北・東シリア自治局はダーイシュのノルウェー人メンバーの子供(孤児)5人の身柄引き渡しをノルウェーと合意(2019年6月3日)

ノルウェー外務省高官(クリステン・ニトランド)を団長とする使節団が北・東シリア自治区支配下のラッカ県アイン・イーサー市を公式訪問し、同自治局の渉外関係局(外務省に相当)のアブドゥルカリーム・ウマル共同議長と会談、自治局支配地域の人道状況、ダーイシュ(イスラーム国)メンバーの家族の処遇などについて協議した。

ANHA(6月3日付)によると、会談は約2時間におよび、両者はノルウェー国籍を有するダーイシュ・メンバーの子供(孤児)5人の身柄をノルウェー当局に引き渡すことを定めた合意に調印した。

5人はダイル・サウル県南東のバーグーズ村で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍によって保護されていたという。

AFP, June 3, 2019、ANHA, June 3, 2019、AP, June 3, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 3, 2019、al-Hayat, June 4, 2019、Reuters, June 3, 2019、SANA, June 3, 2019、SOHR, June 3, 2019、UPI, June 3, 2019などをもとに作成。

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北・東シリア自治局が管理するフール・キャンプから国内避難民800人がラッカ市、タブカ市に帰還(2019年6月3日)

ANHA(6月3日付)は、ハサカ県フール町近郊にあるフール・キャンプに収容されていた国内避難民(IDPs)217世帯、約800人が、ラッカ県のラッカ市、タブカ市に帰還したと伝えた。

IDPsの帰還は、ラッカ県アイン・イーサー市で5月3日に人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会が開催したシリア部族会合での決定を受けたもの。

フール・キャンプには、ダーイシュ(イスラーム国)メンバーの家族(女性、子供)を含む9,220世帯、3万1436人のIDPs(シリア国籍)が収容されているが、5月26日から帰宅希望者の登録が開始され、第1陣として、217世帯、800人の身柄が北・東シリア自治局から身元保証人となったアラブ部族長側に引き渡された。

800人は北・東シリア自治局が用意した旅客バスに分乗し、ラッカ市、タブカ市に向かった。

AFP, June 3, 2019、ANHA, June 3, 2019、AP, June 3, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 3, 2019、al-Hayat, June 4, 2019、Reuters, June 3, 2019、SANA, June 3, 2019、SOHR, June 3, 2019、UPI, June 3, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから620人、ヨルダンから2,030人の難民が帰国、避難民14人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2019年6月3日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月3日付)を公開し、6月2日に難民2,650人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは620人(うち女性186人、子供316人)、ヨルダンから帰国したのは2,030人(うち女性609人、子供1,035人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は264,085人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者85,356人(うち女性25,758人、子ども43,449人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者160,729人(うち女性48,248人、子ども81,959人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 475,365人(うち女性142,664人、子供242,330人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,638,968人(うち女性1,991,690人、子供3,385,874人)。

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一方、国内避難民14人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは11人(うち女性4人、子供5人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは3人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は30,489人(うち女性9,555人、子供13,994人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,299,085人(うち女性387,482人、子供650,058人)となった。

なお、グラーブ山通行所を経由して帰還した202人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は202人だった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 3, 2019をもとに作成。

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ロシア大統領府報道官は爆撃停止を呼びかけたトランプ米大統領のツイッターの書き込みを一蹴(2019年6月3日)

ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、トランプ大統領のツイッターでの書き込みを受けて、「イドリブ県には、依然としてテロリストや武装集団の一大拠点があり、そこから民間施設を狙って攻撃し、ロシア軍の軍事拠点にさまざまな攻撃を行っている。こうした状況は容認できない」と述べ、一蹴した。

また「ロシアは現在、イドリブ県でこうした攻撃が発生しないことに責任を負っているトルコ側と協力している」と付言した。

スプートニク・ニュース(6月3日付)が伝えた。

AFP, June 3, 2019、ANHA, June 3, 2019、AP, June 3, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 3, 2019、al-Hayat, June 4, 2019、Reuters, June 3, 2019、SANA, June 3, 2019、SOHR, June 3, 2019、Sputnik News, June 3, 2019、UPI, June 3, 2019などをもとに作成。

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トランプ米大統領はツイッターでロシア、シリアにイドリブ県の爆撃を止めるよう呼びかける(2019年6月2日)

ドナルド・トランプ米大統領はツイッターのアカウント(https://twitter.com/realdonaldtrump?lang=ja)で「ロシアやシリア、それより小規模だがイランが、シリアのイドリブ県を爆撃し、罪もない市民を無差別に殺戮しているという。世界がこの残虐行為に目を向けている。目的な何なんだ。何を得ようとしているのか? 止めろ!」と綴った。

AFP, June 3, 2019、ANHA, June 3, 2019、AP, June 3, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 3, 2019、al-Hayat, June 4, 2019、Reuters, June 3, 2019、SANA, June 3, 2019、SOHR, June 3, 2019、UPI, June 3, 2019などをもとに作成。

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イスラエル軍報道官はT4ではなくクナイトラ県、ダマスカス郊外県に報復攻撃を行ったと発表(2019年6月2日)

イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ(Avichay Adraee)報道官はツイッターのアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)を通じて、1日の占領下ゴラン高原へのロケット弾飛来への報復として、イスラエル軍がシリア領内の軍事的標的多数を狙い、ゴラン高原の砲台2カ所、監視拠点および諜報機関拠点多数、SA-2中距離地対空ミサイル発射台1基を破壊したと発表、その映像と写真を公開した。

 

公開された映像・写真は、ダマスカス郊外県ハーン・シャイフ町近郊の砲台、クナイトラ県北部の監視所、同県タッル・シャッアール丘の諜報機関拠点など。

AFP, June 2, 2019、ANHA, June 2, 2019、AP, June 2, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 2, 2019、al-Hayat, June 3, 2019、Reuters, June 2, 2019、SANA, June 2, 2019、SOHR, June 2, 2019、UPI, June 2, 2019などをもとに作成。

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シリア軍はイスラエル軍戦闘機がヒムス県のT4航空基地をミサイル攻撃し、兵士複数が死傷したと発表(2019年6月2日)

シリア軍消息筋は、2日未明(午前3時頃)にイスラエル軍が占領下ゴラン高原方面から飛来し、ヒムス県東部のタイフール航空基地(T4航空基地)に向けて複数のミサイルを発射、シリア軍防空部隊がこれを撃破したと発表した。

しかし、イスラエル軍が発射したミサイルのうち1発が基地に着弾し、兵士3人が死亡、7人が負傷、武器弾薬庫が被弾、そのほか一部の施設が被害を受けたという。

SANA(6月2日付)が伝えた。

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一方、シリア人権監視団によると、ミサイルはイスラエル軍戦闘機が発射したもので、シリア軍兵士少なくとも5人が死亡、多数が負傷したという。

タイフール航空基地には、イラン・イスラーム革命防衛隊の倉庫、基地があるという。

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ドゥラル・シャーミーヤ(6月2日付)が複数の活動家の話として伝えたところによると、爆撃は6回にわたり、ダマスカス郊外県キスワ市近郊のアブー・サアーリブ丘、第165中隊基地にも及んだという。

AFP, June 2, 2019、ANHA, June 2, 2019、AP, June 2, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 2, 2019、al-Hayat, June 3, 2019、Reuters, June 2, 2019、SANA, June 2, 2019、SOHR, June 2, 2019、UPI, June 2, 2019などをもとに作成。

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イスラエルのネタニヤフ首相は1日深夜のゴラン高原に対するシリア領からのロケット弾飛来への報復を決意(2019年6月2日)

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相はツイッターのアカウント(https://twitter.com/netanyahu?lang=ja)で、1日深夜に占領下ゴラン高原にロケット弾2発が撃ち込まれたことに関して「力をもって対応する」と綴った。

ツイッターでの書き込みの内容は以下の通り:

「私は昨日、ゴラン高原にロケット弾が撃ち込まれたことを受けて、安全保障会議を開催し、イスラエル国防軍に断固たる行動をとるよう指示した。

我が国領内への攻撃を容認することなどできない。我々は我々に対するいかなる攻撃に対しても力をもって対応する。

これは私がこれまで一貫して推し進めてきた方針であり、今後もイスラエルの安全保障をためにこれを続ける」。

AFP, June 2, 2019、ANHA, June 2, 2019、AP, June 2, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 2, 2019、al-Hayat, June 3, 2019、Reuters, June 2, 2019、SANA, June 2, 2019、SOHR, June 2, 2019、UPI, June 2, 2019などをもとに作成。

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トルコ実質占領下のアレッポ県アアザーズ市で爆発が発生、14人以上が死亡(2019年6月2日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの実質占領下にあるアアザーズ市のハッダーディーン市場で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、子供4人を含む14人が死亡、18人が負傷した。

ドゥラル・シャーミーヤ(6月2日付)によると、死者数は16人。

AFP, June 2, 2019、ANHA, June 2, 2019、AP, June 2, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 2, 2019、al-Hayat, June 3, 2019、Reuters, June 2, 2019、SANA, June 2, 2019、SOHR, June 2, 2019、UPI, June 2, 2019などをもとに作成。

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ダーイシュがダイル・ザウル県内の北・東シリア自治局の内務治安部隊検問所前でオートバイを爆破(2019年6月2日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(6月2日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバー1人がスワル町にある北・東シリア自治局の内務治安部隊の検問所の前で爆弾を仕掛けたオートバイを爆破した。

内務治安部隊は戦闘の末、このメンバーを殺害した。

AFP, June 2, 2019、ANHA, June 2, 2019、AP, June 2, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 2, 2019、al-Hayat, June 3, 2019、Reuters, June 2, 2019、SANA, June 2, 2019、SOHR, June 2, 2019、UPI, June 2, 2019などをもとに作成。

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シリア政府支配下のダルアー県でアサド政権とロシアを非難する新たな落書きが発見される(2019年6月2日)

ハウラーン自由人連合は、フェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/HoranFreeMedia/)で、シリア政府支配下にあるダルアー県マターイヤ村の壁でアサド政権とロシアを非難する落書きが新たに見つかったと発表した。

https://www.facebook.com/HoranFreeMedia/photos/a.1742403162655347/2415052982057025/?type=3&theater

https://www.facebook.com/HoranFreeMedia/photos/a.1742403162655347/2415695968659393/?type=3&theater

https://www.facebook.com/HoranFreeMedia/photos/a.1737420373153626/2415696761992647/?type=3&theater

落書きは「アサドとその犬どもは倒れる。ロシアは殺戮者で、保障国ではない。マターイヤ村2019年6月2日」などと書かれている。

AFP, June 2, 2019、ANHA, June 2, 2019、AP, June 2, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 2, 2019、al-Hayat, June 3, 2019、Reuters, June 2, 2019、SANA, June 2, 2019、SOHR, June 2, 2019、UPI, June 2, 2019などをもとに作成。

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