アアマーク通信はダーイシュがダルアー県でシリア軍の車輌を攻撃、兵士3人を殺害したと伝える(2019年6月4日)

ダルアー県では、ダーイシュ(イスラーム国)に近いアアマーク通信(6月4日付)によると、ダーイシュがナーミル村・ヒルバト・ガザーラ町間の街道でシリア軍の車輌を攻撃し、これを破壊、兵士3人を殺害した(真偽は不明)。

AFP, June 5, 2019、ANHA, June 5, 2019、AP, June 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 5, 2019、al-Hayat, June 6, 2019、Reuters, June 5, 2019、SANA, June 5, 2019、SOHR, June 5, 2019、UPI, June 5, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のアフリーン郡(アレッポ県)では反体制派戦闘員とその家族20万人が入植する一方、住民35万人が家を追われる(2019年6月4日)

北・東シリア自治局を主導するクルド民族主義組織の民主統一党(PYD)に近いANHA(6月4日付)は、2018年3月18日にトルコが反体制武装集団とともに占領したアレッポ県アフリーン郡に、20万人近い住民が「入植」していると伝えた。

「入植」者の多くは、ダマスカス郊外県、ヒムス県、ダルアー県、イドリブ県でのシリア政府と反体制派の和解に際して、シリア政府の支配下に復帰した地域に留まることを拒否した戦闘員とその家族。

このうちの約4000人はイドリブ県の元住民で、そのほとんどがシャーム解放機構メンバーの家族だという。

彼らは主に、ジンディールス町、シャッラー村、ブルブル町、シャイフ・ハディード(
シーヤ)町、シーラーワー町といったアフリーン郡の主要都市、そしてこれらの都市の周辺の村々に「入植」しているという。

一方、トルコ軍の占領によって、それまで暮らしていた住民35万人以上が家を追われ、「シャフバー地区」への避難を余儀なくされ、困難な生活を強いられている。

シャフバー地区とは、北・東シリア自治区がシリア政府と共同統治するアレッポ県タッル・リフアト市一帯地域のこと。

AFP, June 4, 2019、ANHA, June 4, 2019、AP, June 4, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 4, 2019、al-Hayat, June 5, 2019、Reuters, June 4, 2019、SANA, June 4, 2019、SOHR, June 4, 2019、UPI, June 4, 2019などをもとに作成。

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シリア軍は反体制派との戦闘の末、イドリブ県カッサービーヤ村、ジャアータ村を制圧。イドリブ県での支配地拡大は1年ぶり(2019年6月4日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから35日目となる6月4日も、シリア・ロシア軍が爆撃を実施、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦した。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より23人(民間人7人、シリア軍兵士7人、反体制武装集団戦闘員9人)増えて1,098人となった。

うち、341人が民間人(女性73人、子供80人を含む)、757人がシリア軍兵士(320人)および反体制武装集団戦闘員(437人)。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は64回、投下した「樽爆弾」の数は10発を記録した。

ロシア軍戦闘機による爆撃は確認されなかった。

ただし、ドゥラル・シャーミーヤ(6月4日付)によると、ロシア軍戦闘機はシリア軍とともにイドリブ県、ハマー県に対して爆撃を実施したという。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でフバイト村、マアッラト・ハルマ村、トゥラムラー村、ハーン・シャイフーン市、マアッラト・ヌウマーン市、シャイフ・ムスタファー村、ブサンクール村、アリーハー市一帯、イフスィム町、マシューン村、ファッティーラ村、マアッラト・スィーン村、ハザーリーン村、フィキーア村、スフーフン村、カルサア村に爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでナキール村に「樽爆弾」を投下した。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(6月4日付)によると、ロシア軍戦闘機はダイル・サンバル村を爆撃した。

一方、SANA(6月4日付)によると、シリア軍がスフーフン村、ハーン・シャイフーン市一帯にある反体制武装集団拠点を砲撃した。

シリア人権監視団によると、一連の戦闘で、シリア軍は県南部のカッサービーヤ村とジャアータ村を制圧した。

シリア軍がイドリブ県内の市町村を奪還するのは、2018年初めに緊張緩和地帯第1ゾーンに含まれていたイドリブ県東部のアブー・ズフール町一帯を解放して以来初めて。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でクーラ村、サハーブ村、シャフルナーズ村に爆撃を実施した。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(6月4日付)によると、ロシア軍戦闘機はサフリーヤ村、クーラ村、サハーブ村、シャフルナーズ村を爆撃した。

一方、SANA(6月4日付)によると、シリア軍がカイラータ村、ハミーラート村でシャーム解放機構と交戦、サハーブ村一帯、クーラ村一帯のシャーム解放機構の拠点に対して重点的な砲撃を行った。

他方、ANHA(6月4日付)によると、装甲車輌6輌と四輪駆動車約10台からなるトルコ軍部隊が、シリア領内に新たに進入、シール・マガール村に設置されている監視所に展開した。

このほか、シャーム解放機構と共闘する「穏健な反体制派」のイッザ軍は、シリア政府の支配下にある県西部のアイン・クルーム村にあるシリア軍検問所に対して特殊作戦を実施し、兵士3人を殺害したと発表した。

特殊作戦は3日に実行されたという。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がヘリコプターでカッバーナ村一帯に「樽爆弾」を投下した。

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スワイダー県では、スワイダー24(6月4日付)によると、県西部の街道(ハッジ街道)でシリア軍第15師団所属のジャマール・アフマド准将が乗った車が武装集団の発砲を受けて、アフマド准将が死亡した。

ドライバーは無事だった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を8件(ラタキア県)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を6件(ハマー県5件、ラタキア県1件)確認した。

AFP, June 4, 2019、ANHA, June 4, 2019、AP, June 4, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 4, 2019、al-Hayat, June 5, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 4, 2019、Reuters, June 4, 2019、SANA, June 4, 2019、SOHR, June 4, 2019、Suwayda 24, June 4, 2019、UPI, June 4, 2019などをもとに作成。

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WFP報道官「イドリブ県、ハマー県での戦闘で数千エーカーの農地が消失、少なくとも30万人が避難を余儀なくされている」(2019年6月4日)

国連世界食糧計画(WFP)のヘルヴェ・ヴェルホーセル(Hervé Verhoosel)報道官は、イドリブ県やハマー県の反体制派支配地域(緊張緩和地帯第1ゾーン)でのシリア・ロシア軍の攻撃や、と、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構によって主導される反体制派とシリア軍・親政権民兵の戦闘に関して、「数千エーカーの農地が消失し、少なくとも30万人が避難を余儀なくされている」と述べ、危機感を訴えた。

AFP, June 4, 2019、ANHA, June 4, 2019、AP, June 4, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 4, 2019、al-Hayat, June 5, 2019、Reuters, June 4, 2019、SANA, June 4, 2019、SOHR, June 4, 2019、UPI, June 4, 2019などをもとに作成。

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アフリーン解放軍団はトルコ占領下のアレッポ県北西部で反体制武装集団戦闘員5人を殺害(2019年6月4日)

アレッポ県では、アフリーン解放軍団は声明を出し、6月2日にトルコ占領下のシャッラー村近郊のフィーラート・カーディー村一帯でシャーム自由人イスラーム運動の拠点を攻撃し、戦闘員5人を殺害、また3日にもシーラーワー町近郊のバースータ村でハムザ師団アブドゥッラー・ハラーワ・グループの車輌を爆破したと発表した。

AFP, June 4, 2019、ANHA, June 4, 2019、AP, June 4, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 4, 2019、al-Hayat, June 5, 2019、Reuters, June 4, 2019、SANA, June 4, 2019、SOHR, June 4, 2019、UPI, June 4, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県北部の刑務所からダーイシュ・メンバー7人が脱走(2019年6月4日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の県北部ラーイー村に設置されている反体制武装集団(国民軍)の憲兵隊の刑務所からダーイシュ(イスラーム国)メンバー7人が脱走した。

脱走した7人のうち、2人は東部自由人連合が射殺、2人は再び拘束した。
https://hawarnews.com/ar/uploads/2019/06/04/094237_6e3b8a3c-285b-4d83-858a-075f76230349.jpg

AFP, June 4, 2019、ANHA, June 4, 2019、AP, June 4, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 4, 2019、al-Hayat, June 5, 2019、Reuters, June 4, 2019、SANA, June 4, 2019、SOHR, June 4, 2019、UPI, June 4, 2019などをもとに作成。

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北・東シリア自治局のアサーイシュが親政権の民放記者を拘束(2019年6月4日)

シリアの民放テレビ局イフバーリーヤ・チャンネルは、ムハンマド・タウフィーク・サギール記者がハサカ県カーミシュリー市郊外の小麦畑での火災を取材中に、アサーイシュ(北・東シリア自治局内務治安部隊の主体)によって拉致、連行されたと発表した。

AFP, June 4, 2019、ANHA, June 4, 2019、AP, June 4, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 4, 2019、al-Hayat, June 5, 2019、al-Ikhbariya, June 4, 2019、Reuters, June 4, 2019、SANA, June 4, 2019、SOHR, June 4, 2019、UPI, June 4, 2019などをもとに作成。

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ハサカ県のフール・キャンプに収容されていた住民800人がラッカ市に到着(2019年6月4日)

ANHA(6月4日付)は、ハサカ県フール町近郊にあるフール・キャンプに収容されていた国内避難民(IDPs)217世帯、約800人がラッカ市に到着したと伝えた。

彼らは、ラッカ県アイン・イーサー市で5月3日に人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会が開催したシリア部族会合での決定を受け、3日にアラブ系部族長に身柄を引き渡され、ラッカ市に向かっていた。

AFP, June 4, 2019、ANHA, June 4, 2019、AP, June 4, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 4, 2019、al-Hayat, June 5, 2019、Reuters, June 4, 2019、SANA, June 4, 2019、SOHR, June 4, 2019、UPI, June 4, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから376人、ヨルダンから1,794人の難民が帰国、避難民0人が帰宅(2019年6月4日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月4日付)を公開し、6月3日に難民2,170人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは376人(うち女性52人、子供89人)、ヨルダンから帰国したのは1,794人(うち女性326人、子供553人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は248,255人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者85,523人(うち女性25,758人、子ども43,449人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者165,523人(うち女性28,370人、子ども48,171人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 477,535人(うち女性130,449人、子供221,579人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,638,968人(うち女性1,991,690人、子供3,385,874人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 4, 2019をもとに作成。

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