「PYDの民兵」は米国が制裁対象としているカーティルジー・インターナショナル・グループ社と石油取引増をめざして交渉(2021年8月7日)

反体制派系のハーブール(8月7日付)は、米国が制裁対象としているカーティルジー・インターナショナル・グループ社の代表と「民主統一党(PYD)の民兵」(人民防衛隊(YPG)および同組織主体のシリア民主軍)の司令官らが、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるラッカ県タブカ市で会談したと伝えた。

会談は、北・東シリア自治局の支配下にある油田で生産される原油のシリア政府支配地域への移送、同地での精製の増加の是非について協議した。

カーティルジー・インターナショナル・グループ社側はこの会談で、移送する原油の輌を毎週石油トレーラー250輌分から400輌分に増加させることを求める一方、その見返りとして政府支配地で精製された灯油、レギュラー・ガソリンの供与量を50領分から100輌分を増やすと提案した。

これに対して「PYDの民兵」側は、ラッカ県のタッル・サマン村からアイン・イーサー市にいたる地域の防衛のために自らの部隊を増派し、駐留させることを求めた。

AFP, August 7, 2021、ANHA, August 7, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 7, 2021、al-Khabur, August 7, 2021、Reuters, August 7, 2021、SANA, August 7, 2021、SOHR, August 7, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍は武装解除を拒否する元反体制武装集団メンバーとの対立が続くダルアー市ダルアー・バラド地区などを砲撃(2021年8月7日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、武装解除を拒否する元反体制武装集団メンバーとシリア軍の対立が続くダルアー市ダルアー・バラド地区などでは、シリア軍が封鎖を続ける一方、同地区、難民キャンプ地区、ダム街道地区、アジャミー村、ムザイリーブ町東の灌漑農地一帯、タファス市西部一帯を砲撃した。

HFL(8月7日付)によると、シリア軍による砲撃は、ジャースィム市一帯、ヤードゥーダ村などに対しても行われた。

また、ナワー市北東部では、シリア軍と正体不明の武装集団が交戦した。

AFP, August 7, 2021、ANHA, August 7, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 7, 2021、HFL, August 7, 2021、Reuters, August 7, 2021、SANA, August 7, 2021、SOHR, August 7, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県マンビジュ市北東のフーシャリーヤ村を砲撃(2021年8月7日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市北東のフーシャリーヤ村を砲撃した。

AFP, August 7, 2021、ANHA, August 7, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 7, 2021、Reuters, August 7, 2021、SANA, August 7, 2021、SOHR, August 7, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハサカ県のフール・キャンプで、ダイル・ザウル県からのIDPsがダーイシュ・メンバーと思われる男によって銃で撃たれて死亡(2021年8月7日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプで、ダイル・ザウル県からの国内避難民(IDPs)が、ダーイシュ(イスラーム国)メンバーと思われる男によって銃で撃たれて死亡した。

**

ヒムス県では、バーディヤ24(8月7日付)、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)の武装グループがダイル・ザウル県ダイル・ザウル市とヒムス県タドムル市を結ぶ街道で、シリア軍と親政権民兵からなる部隊を要撃、民兵2人が死亡した。

AFP, August 7, 2021、ANHA, August 7, 2021、al-Badiya 24, August 7, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 7, 2021、Reuters, August 7, 2021、SANA, August 7, 2021、SOHR, August 7, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で24人(2021年8月7日)

反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で8月7日に新たに24人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、5人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡1人、イドリブ郡6人、ハーリム郡1人、アリーハー郡1人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡0人、バーブ郡0人、アフリーン郡15人、アアザーズ郡0人。

これにより、同地での感染者数は計26,801人、うち回復したのは23,2833人、死亡したのは727人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1638109626393922/

AFP, August 7, 2021、ACU, August 7, 2021、ANHA, August 7, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 7, 2021、Reuters, August 7, 2021、SANA, August 7, 2021、SOHR, August 7, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるハマー県カストゥーン村を砲撃し、一家8人が死傷(2021年8月7日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカストゥーン村を砲撃し、一家8人が死傷(2人死亡、6人負傷)した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍はまた、ガーブ平原のマシーク村、マンスーラ村、アンカーウィー村を砲撃した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室支配下のM4高速道路沿線に位置するジスル・シュグール市近郊のズィヤーディーヤ村を砲撃した。

シリア軍はまた、イドリブ市西部郊外一帯を砲撃、ザーウィヤ山地方ファッティーラ村一帯では、「決戦」作戦司令室と交戦した。

砲撃は、同地に設置されているトルコ軍の拠点周辺にも及んだ。

AFP, August 7, 2021、ANHA, August 7, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 7, 2021、Reuters, August 7, 2021、SANA, August 7, 2021、SOHR, August 7, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.