トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ県ダルダーラ村を砲撃し、住民女性とその子供が負傷(2021年8月2日)

ハサカ県では、ANHA(8月2日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるダルダーラ村を砲撃し、住民2人(女性とその子供)が負傷した。

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アレッポ県では、ANHA(8月2日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村、アルカミーヤ村、シャワーリガ村を砲撃した。

AFP, August 2, 2021、ANHA, August 2, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 2, 2021、Reuters, August 2, 2021、SANA, August 2, 2021、SOHR, August 2, 2021などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県アブー・ハマーム市でシリア民主軍の本部が正体不明の武装集団の襲撃を受け、兵士多数が負傷(2021年8月2日)

ダイル・ザウル県では、SANA(8月2日付)、シリア人権監視団などによると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるアブー・ハマーム市の給水所の近くに設置されている人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の本部が正体不明の武装集団の襲撃を受け、兵士多数が負傷した。

AFP, August 2, 2021、ANHA, August 2, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 2, 2021、Reuters, August 2, 2021、SANA, August 2, 2021、SOHR, August 2, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で22人、北・東シリア自治局支配地域で5人(2021年8月2日)

保健省は政府支配地域で新たに22人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者7人が完治し、1人が死亡したと発表した。

これにより、8月2日現在の同地での感染者数は計26,005人、うち死亡したのは1,917人、回復したのは22,002人となった。

SANA(8月2日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに5人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者2人が完治したと発表した。
これにより、8月2日現在の同地での感染者数は計18,694人、うち死亡したのは768人、回復したのは1,899人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性2人、女性3人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市1人、カーミシュリー市4人。

ANHA(8月2日付)が伝えた。

AFP, August 2, 2021、ANHA, August 2, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 2, 2021、Reuters, August 2, 2021、SANA, August 2, 2021、SOHR, August 2, 2021などをもとに作成。

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ダルアー市でのシリア軍と武装解除を拒否する元反体制武装集団の停戦交渉は、アイユーブ国防大臣ら軍幹部が現地入りするも失敗に(2021年8月2日)

ダルアー県では、シリア人権監視団、HFL(8月2日付)、ドゥラル・シャーミーヤ(8月2日付)などによると、シリア軍の代表と武装解除を拒否する元反体制武装集団メンバーを代表するハウラーン中央委員会の交渉が続けられた。

シリア軍側からは、総合情報部長のフサーム・ルーカー准将、南部地区治安委員会議長、軍事情報局ダルアー支部長のルワイユ・アリー准将、第4師団司令官のギヤース​・ダッラ准将、第1軍団司令官のアフマド・アスアド少将、そしてアリー・アブドゥッラ・アイユーブ国防大臣が参加、ロシア大統領の特使を務めるアレクサンドル・ゾリン氏が仲介した。

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シリア政府側は、武装解除を拒否するメンバーらのシリア北部への退去、ダルアー県の完全掌握と検問所の設置、ダルアー市のウマリー・モスクでのシリア国旗の掲揚などを要求し、これらに応じない場合、「ダルアー市を住民の頭の上でぶち壊す」と脅迫したという。

これに対して、ハウラーン中央委員会側は、ロシアの支援を受けるシリア軍第5軍団第8旅団へのメンバーの従軍を提案、シリア軍側の要求を拒否した。

だが、両者は折り合いがつかず、交渉は8月3日に延期された。

交渉がとん挫し、仲介していたロシア軍の使節団がダルアー市ダルア・バラド地区から去ったのに合わせて、シリア軍は、ダルアー市ダルアー・バラド地区、タファス市、ムザイリーブ町、ヤードゥーダ村への砲撃を再開した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、所属不明の無人航空機(ドローン)がシリア政府の支配下にあるカフル・ハラブ村に墜落した。

https://www.facebook.com/900168233431914/posts/4170976579684380/

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を37件(イドリブ県19件、ラタキア県11件、アレッポ県3件、ハマー県4件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は26件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を11件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, August 2, 2021、ANHA, August 2, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 2, 2021、HFL, August 2, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, August 2, 2021、Reuters, August 2, 2021、SANA, August 2, 2021、SOHR, August 2, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民311人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は689,843人に(2021年8月2日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(8月2日付)を公開し、8月1日に難民311人(うち女性93人、子供158人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民311人(うち女性93人、子供158人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は689,843人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者294,595人(うち女性88,539人、子ども149,965人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,773,175人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は919,123人(うち女性275,722人、子供468,298人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は95,146人(うち女性36,101人、子供32,887人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,363,742人(うち女性418,660人、子供676,653人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 2, 2021をもとに作成。

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