シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構はイドリブ県でトルコが指名手配するトルコ人戦闘員の住居を吸収、2人を拘束・連行(2021年8月12日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構の治安部隊である総合​治安機構がM4高速道路の沿線に位置するジスル・シュグール市近郊のハマーマ村でトルコ国籍の戦闘員(ムジャーヒディーン)1人の住居を急襲し、中にいた複数人と戦闘の末、この戦闘員を含む2人を拘束、連行した。

複数の消息筋によると、拘束されたトルコ国籍の戦闘員は、トルコの諜報機関の指名手配を受けて、最近になってハマーマ村に移住していたという。

AFP, August 13, 2021、ANHA, August 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 13, 2021、Reuters, August 13, 2021、SANA, August 13, 2021、SOHR, August 13, 2021などをもとに作成。

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トルコの首都アンカラでトルコ人青年らがシリア人を襲撃し、子供を含む多数が負傷:シリアのメディアは「エルドアンの傭兵が襲撃を受けた」と伝える(2021年8月12日)

トルコの首都アンカラのアルティンダー地区など各所で、トルコ人青年ら数百人がシリアからの移民・難民の商店や車などを襲撃し、子供を含む多数が負傷した。

襲撃はシリア難民がトルコ人を刺殺したことを受けたもの。

ツイッターなどのSNS上では、襲撃現場を撮影したビデオや画像が多数アップされた。

https://twitter.com/mvcftu7/status/1425568445136052230?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1425568445136052230%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Feldorar.com%2Fnode%2F166866

 

https://twitter.com/mvcftu7/status/1425568012103454721?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1425568012103454721%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Feldorar.com%2Fnode%2F166866

 

事態を受けて、トルコの警察・治安部隊が現場に派遣され、『ヒュッリイイェト』(8月12日付)などによると、襲撃に参加したトルコ人76人を拘束した。

うち36人は、窃盗、麻薬所持、密輸などの前科があるという。

一方、シリアのイフバーリーヤ・チャンネル(8月12日付)は、襲撃のきっかけとなったシリア人難民によるトルコ人殺害事件について、「傭兵1人の手によってトルコ人青年が殺害されたことへの報復として、トルコ人青年数百人が、シリア国籍を持つエルドアンの傭兵の家族らを襲撃し、彼らの商店や住居、車を焼き討ちにした」と伝えた。

https://www.facebook.com/Alikhbaria.Sy/posts/4443163092373342

AFP, August 12, 2021、ANHA, August 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 12, 2021、Hurryiet, August 12, 2021、Reuters, August 12, 2021、SANA, August 12, 2021、SOHR, August 12, 2021などをもとに作成。

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MTNのムピタCEOはシリアでの事業から撤退すると発表(2021年8月12日)

南アフリカの携帯電話会社MTNグループのラルフ・ムピタCEOは、今年上半期のシリアでの収益が一株当たりのヘッドライン収益10%減少したことを受け、シリアでの15年におよぶ事業を終了し、同国から撤退すると発表した。

MTNは、中東諸国からの撤退を目的とする中期計画のなかで、シリアを同地域の事業を売却に向けた準備を進めていたが、シリアでの事業は、アサド大統領のいとこでビジネスマンのラーミー・マフルーフ氏の訴追にかかる規制措置やライセンス返却に必要な経費などで「手に負えない」ものとなっていた。

マピタCEOによると、MTNシリアの株式の25%を保有するテレインヴェスト社は、残りの75%を6,500万ドルの購入を試みてきたが、同社はMTNグループのコンプライアンス・プロセスに対応しきれなかったという。

マピタCEOによると、シリア政府はライセンス返却料として1,000億シリアポンド(4,000万ドル)の支払いを求めており、また「我々が不当と考えている司法監督人の行動で事業を運営できなくなったことを踏まえて、我々は事業から撤退する決定をした」という。

AFP, August 12, 2021、ANHA, August 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 12, 2021、Reuters, August 12, 2021、SANA, August 12, 2021、SOHR, August 12, 2021などをもとに作成。

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ダルアー県各所で正体不明の武装集団がシリア軍検問所を襲撃、ダルアー市ダルアー・バラド地区一帯ではシリア軍第4師団と武装解除を拒否する元反体制武装集団メンバーが砲撃戦(2021年8月12日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と武装解除を拒否する元反体制武装集団メンバーの対立が続くダルアー市ダルアー・バラド地区一帯で、シリア軍第4師団と武装集団が砲撃戦を行った。

また、正体不明の武装集団が、ナワー市とタスィール町を結ぶ街道に設置されているシリア軍検問所、ダーイル町とイブタア町を結ぶ街道に設置されている空軍情報部の検問所、ナワー市内の治安厳戒地区をRPG弾などで攻撃した。

AFP, August 12, 2021、ANHA, August 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 12, 2021、Reuters, August 12, 2021、SANA, August 12, 2021、SOHR, August 12, 2021などをもとに作成。

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アサド大統領は東京オリンピック2020のウェイトリフティング男子109キロ超級で銅メダルを獲得したマアン・アスアド選手の表敬訪問を受ける(2021年8月12日)

アサド大統領は、東京オリンピック2020のウェイトリフティング男子109キロ超級で銅メダルを獲得したマアン・アスアド選手、コーチのカイス・アスアド氏、シリアウェイトリフティング連合代表のハサナイン・シャイフ氏の表敬訪問を受けた。

SANA(8月12日付)によると、三氏との懇談のなかで、アサド大統領は、アスアド選手を除くシリア代表選手が残念ながらメダル獲得を逃したものの、彼らのオリンピックへの参加そのものが、戦争と経済制裁に直面する状況下において、彼らを含むすべてのシリア人にとって名誉なことだとしたうえで、シリア代表選手の参加は、彼らが世界中のアスリートと触れ合い、競い合う機会を与える豊かな経験を与えるものだと述べた。

アサド大統領はまた、挑戦心を持ち、成果を成し遂げようとするアスアド選手、そして彼のような若者がシリアの希望であり、祖国のより良い未来を作るうえで強固な基礎をなすと付言した。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/4468904993153298

AFP, August 12, 2021、ANHA, August 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 12, 2021、Reuters, August 12, 2021、SANA, August 12, 2021、SOHR, August 12, 2021などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の支配下にあるハサカ県グワイラーン地区の工業高校に設置されている拘置所(グワイラーン刑務所)でダーイシュ・メンバーの暴動発生(2021年8月12日)

ハサカ県では、SANA(8月12日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるハサカ県グワイラーン地区の工業高校に設置されている拘置所(グワイラーン刑務所)に収容されているダーイシュ(イスラーム国)のメンバーが暴動を起こした。

シリア人権監視団によると、暴動発生を受け、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍はグワイラーン地区を封鎖、米軍ヘリコプター複数機が飛来し、発光弾を発射したという。

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ヒムス県では、ドゥラル・シャーミーヤ(8月12日付)によると、ロシア軍縁登記が県東部の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)のものと思われる拠点複数カ所を爆撃した。

AFP, August 12, 2021、ANHA, August 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 12, 2021、Reuters, August 12, 2021、SANA, August 12, 2021、SOHR, August 12, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ県タッル・タムル町近郊を砲撃(2021年8月12日)

ハサカ県では、SANA(8月12日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊のクーザリーヤ村にある学校とタッル・ワルド村にある学校を砲撃した。

AFP, August 12, 2021、ANHA, August 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 12, 2021、Reuters, August 12, 2021、SANA, August 12, 2021、SOHR, August 12, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で40人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で115人(2021年8月12日)

保健省は政府支配地域で新たに40人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者17人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、8月12日現在の同地での感染者数は計26,205人、うち死亡したのは1,930人、回復したのは22,100人となった。

SANA(8月12日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で8月12日に新たに115人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、20人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡3人、イドリブ郡22人、ハーリム郡50人、アリーハー郡3人、アレッポ県スィムアーン山郡1人、ジャラーブルス郡7人、バーブ郡2人、アフリーン郡20人、アアザーズ郡7人。

これにより、同地での感染者数は計27,337人、うち回復したのは23,379人、死亡したのは727人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1642023142669237/

AFP, August 12, 2021、ACU, August 12, 2021、ANHA, August 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 12, 2021、Reuters, August 12, 2021、SANA, August 12, 2021、SOHR, August 12, 2021などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方一帯を砲撃し、戦闘員1人死亡(2021年8月12日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方一帯を砲撃し、戦闘員1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるミラージャ村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にある第46中隊基地一帯を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を29件(イドリブ県15件、ラタキア県7件、アレッポ県4件、ハマー県3件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は20件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を13件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, August 12, 2021、ANHA, August 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 12, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, August 12, 2021、Reuters, August 12, 2021、SANA, August 12, 2021、SOHR, August 12, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民313人と国内避難民(IDPs)220人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は692,837人、2019年以降帰還したIDPsは96,442人に(2021年8月12日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(8月12日付)を公開し、8月11日に難民313人(うち女性94人、子供160人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民313人(うち女性94人、子供160人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は692,837人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者297,589人(うち女性89,439人、子ども151,492人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,775,160人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は921,117人(うち女性276,715人、子供469,983人)となった。

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一方、国内避難民220人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは220人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは0人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は96,442人(うち女性36,629人、子供33,026人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,365,038人(うち女性419,188人、子供676,792人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 12, 2021をもとに作成。

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