シリア軍はダルアー市ダルアー・バラド地区に立て籠もる元反体制武装集団メンバーに24時間以内の退去を改めて求める一方、前日に同地を退去した8人はトルコ占領地に入る(2021年8月25日)

ダルアー県では、SANA(8月25日付)によると、シリア軍が、武装解除を拒否する元反体制武装集団メンバーら約100人に対して、24時間以内にダルアー市ダルアー・バラド地区からシリア北部(イドリブ県)に退去するよう改めて求めた。

シリア軍が元反体制武装集団メンバーに対し、これまでたびたび最後通告を出しているが、ほとんどのメンバーらは退去の姿勢を示していないという。
http://www.sana.sy/wp-content/uploads/2021/08/image_2021-08-25_21-19-22-660×330.jpg

シリア軍はまた、第15師団の戦車、装甲車などを含む部隊を増派し、ダルアー市とタファス市を結ぶ街道に設置されている検問所などに展開した。

また、ダルアー市ダルアー・バラド地区を砲撃した。

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一方、シリア人権監視団によると、ロシア軍の使節団は、武装解除を拒否する元反体制武装集団メンバーを代表する中央委員会に対して、事態収拾にかかる合意を履行し、武装解除拒否者の2度目の退去を実施するための会合を呼び掛けた。

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一方、HFL(8月25日付)やシリア人権監視団によると、ダルアー市ダルアー・バラド地区に立て籠もっていた武装解除を拒否する元反体制武装集団メンバーを乗せたバスが、トルコ占領下のバーブ市に近いアブー・ザンディーン村の通行所に到着した。

https://www.facebook.com/HoranFreeMedia/posts/3077082905854026

ドゥラル・シャーミーヤ(8月25日付)が複数の情報筋の話として伝えたところによると、退去した8人は、アリー・ヌアイミー氏、タラール・シャーミー氏、ハーリド・シャーミー氏、ユースム・ムサーラマ氏、ダーヒー・ムサーラマ氏、ナーディル・ムサーラマ氏、アフマド・ジブル氏、ジャウハル・ジブル氏。

AFP, August 25, 2021、ANHA, August 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 25, 2021、HFL, August 25, 2021、Reuters, August 25, 2021、SANA, August 25, 2021、SOHR, August 25, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ占領下のアアザーズ市で、8月23日、24日に続いて、トルコの民間電力会社の退去を求める抗議デモ(2021年8月25日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のアアザーズ市で、8月23日、24日に続いて、トルコの民間電力会社の退去を求める抗議デモが行われ、多数の住民が参加した。

AFP, August 25, 2021、ANHA, August 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 25, 2021、Reuters, August 25, 2021、SANA, August 25, 2021、SOHR, August 25, 2021などをもとに作成。

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フール・キャンプでイラク人難民女性がダーイシュと思われる武装集団によって殺害される一方、ロシア軍とシリア軍はダイル・ザウル県、ヒムス県、ラッカ県、ハマー県でダーイシュを攻撃(2021年8月25日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプの第3区でダーイシュ(イスラーム国)メンバーと思われる武装集団が、イラク人難民女性1人を殺害した。

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シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がヒムス県のスフナ市近郊の砂漠地帯、ダイル・ザウル県のシューラー村近郊の砂漠地帯、ラッカ県ラサーファ砂漠、ハマー県北東部の砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)を狙って30回以上の爆撃を実施した。

また、シリア軍もスフナ市近郊の砂漠地帯でダーイシュ・メンバーのものと思われる車輌複数台を狙って砲撃を行った。

AFP, August 25, 2021、ANHA, August 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 25, 2021、Reuters, August 25, 2021、SANA, August 25, 2021、SOHR, August 25, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍ドローンがシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県タッル・リフアト市に近いバイルーニーヤ村を爆撃(2021年8月25日)

アレッポ県では、ANHA(8月25日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のアルカミーヤ村、マルアナーズ村を砲撃した。

トルコ軍はまた、無人航空機(ドローン)でバイルーニーヤ村を爆撃した。

シリア人権監視団によると、ドローンが爆撃したのは、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点。

一方、マンビジュ市一帯地域でも、トルコ軍とシリア国民軍はヤールナリー村を砲撃した。

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ハサカ県では、ANHA(8月25日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町東のバーブ・ハイル村を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(8月25日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍が、占領下のタッル・アブヤド市に近いシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治地域内のカズアリー村と同村の穀物サイロ、アリーダ村、アフダクー村などを砲撃した。

AFP, August 25, 2021、ANHA, August 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 25, 2021、Reuters, August 25, 2021、SANA, August 25, 2021、SOHR, August 25, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で106人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で732人(2021年8月25日)

保健省は政府支配地域で新たに106人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者19人が完治し、4人が死亡したと発表した。

これにより、8月25日現在の同地での感染者数は計27,221人、うち死亡したのは1,985人、回復したのは22,348人となった。

SANA(8月25日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で8月25日に新たに732人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、173人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡37人、イドリブ郡140人、ハーリム郡344人、アリーハー郡8人、アレッポ県スィムアーン山郡11人、ジャラーブルス郡38人、バーブ郡20人、アフリーン郡114人、アアザーズ郡20人。

これにより、同地での感染者数は計33,170人、うち回復したのは24,052人、死亡したのは751人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1650995468438671/

AFP, August 25, 2021、ACU, August 15, 2021、ANHA, August 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 25, 2021、Reuters, August 25, 2021、SANA, August 25, 2021、SOHR, August 25, 2021などをもとに作成。

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シリア軍と「決戦」作戦司令室がアレッポ県、イドリブ県などで砲撃戦(2021年8月25日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるミーズナール村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるマアーッラト・ナアサーン村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるドゥワイル・アクラード村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカッバーナ村近郊の丘陵地帯を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市で正体不明の武装集団が男性を射殺した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を23件(イドリブ県13件、ラタキア県6件、アレッポ県3件、ハマー県2件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は20件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を15件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, August 25, 2021、ANHA, August 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 25, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, August 25, 2021、Reuters, August 25, 2021、SANA, August 25, 2021、SOHR, August 25, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民309人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は696,774人に(2021年8月25日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(8月25日付)を公開し、8月24日に難民309人(うち女性93人、子供157人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民309人(うち女性93人、子供157人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は696,774人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者301,526人(うち女性90,621人、子ども153,499人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,785,079人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は926,054人(うち女性277,897人、子供471,990人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は97,626人(うち女性37,205人、子供33,136人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,366,222人(うち女性419,764人、子供676,902人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 25, 2021をもとに作成。

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