スィーマルカー国境通行所前でイラク・クルディスタン民主党の部隊に殺害されたカリーラー部隊の若者の遺体の引き渡しを求める座り込みデモにカルキールキー殉教者遺族評議会マンバーらが参加(2021年12月20日)

ハサカ県では、ANHA(12月20日付)によると、県北東部のティグリス川河畔に設置されているスィーマルカー国境通行所前の広場で北・東シリア自治局ジャズィーラ地域殉教者遺族機構が続けている座り込みデモにカルキールキー殉教者遺族評議会のメンバーらが参加し、イラク・クルディスタン民主党の部隊に殺害されたクルディスタン労働者党(PKK)の民兵組織である人民防衛部隊(HPG)所属のカリーラー(カレラ)部隊のメンバー5人の遺体の引き渡しを求めた。

AFP, December 20, 2021、ANHA, December 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 20, 2021、Reuters, December 20, 2021、SANA, December 20, 2021、SOHR, December 20, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イラク・クルディスタン自治政府が北・東シリア自治局の支配地に面するフィーシュ・ハーブール国境通行所(シリア側はスィーマルカー国境通行所)に続いて、ラビーア国境通行所(シリア側はヤアルビーヤ国境通行所)を閉鎖(2021年12月20日)

『ワタン』(12月20日付)は、イラク・クルディスタン自治政府が、北・東シリア自治局の支配下にあるハサカ県のティグリス川河畔のフィーシュ・ハーブール国境通行所(シリア側はスィーマルカー国境通行所)に続いて、ヤアルビーヤ町の国境通行所に面するラビーア国境通行所を閉鎖したと伝えた。

AFP, December 20, 2021、ANHA, December 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 20, 2021、Reuters, December 20, 2021、SANA, December 20, 2021、SOHR, December 20, 2021、al-Watan, December 20, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ミルズ米国連副代表は来年1月10日に期限切れとなる越境(クロスボーダー)人道支援の延長を求める(2021年12月20日)

国連安保理でシリア情勢への対応を協議するための会合が開かれ、リチャード・M・ミルズ・Jr米国連副代表が、周辺諸国からシリアへの越境(クロスボーダー)人道支援を2022年1月10日までの半年間だけ延長することを定めた安保理決議第2585号(2021年7月9日)の失効が迫っているのを受けて、クロスボーダーの支援を「重要なライフライン」と位置づけ、その継続を求めた。

一方、シリアのバッサーム・シャッバーグ国連代表は、境界線経由(クロスライン)での支援を強化するための努力を進めているとしたうえで、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプについて、シリアの市民を苦しめ、テロ組織の温床となっていると非難、その閉鎖を求めた。

AFP, December 21, 2021、ANHA, December 21, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 21, 2021、Reuters, December 21, 2021、SANA, December 21, 2021、SOHR, December 21, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるジャフラ油田近くに迫撃砲弾3発が着弾(2021年12月20日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるジャフラ油田近くに迫撃砲弾3発が着弾した。

迫撃砲弾はシリア政府の支配地であるダイル・ザウル市から発射されたという。

AFP, December 20, 2021、ANHA, December 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 20, 2021、Reuters, December 20, 2021、SANA, December 20, 2021、SOHR, December 20, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダーイシュがダイル・ザウル県ティブニー町近郊の砂漠地帯にあるイラク人民動員隊の拠点複数カ所を襲撃、ロシア軍が同地を爆撃(2021年12月20日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア政府の支配下にあるティブニー町近郊の砂漠地帯にあるイラク人民動員隊(ヌジャバー運動)の拠点複数カ所を襲撃した。

これを受けて、ロシア軍戦闘機が同地一帯を10回にわたり爆撃した。

AFP, December 20, 2021、ANHA, December 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 20, 2021、Reuters, December 20, 2021、SANA, December 20, 2021、SOHR, December 20, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

フール・キャンプでアサーイシュがウズベキスタン、インドネシア、中国新疆ウィグル自治区出身のダーイシュ・メンバーの子供43人(2021年12月20日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治自治局の管理下にあるフール・キャンプで、内務治安部隊(アサーイシュ)が大規模な捜索活動を実施し、ウズベキスタン、インドネシア、中国新疆ウィグル自治区出身のダーイシュ(イスラーム国)メンバーの子供43人を拘束した。

AFP, December 20, 2021、ANHA, December 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 20, 2021、Reuters, December 20, 2021、SANA, December 20, 2021、SOHR, December 20, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ県北部、アレッポ県北部を砲撃(2021年12月20日)

ハサカ県では、SANA(12月20日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・ハラフ村を砲撃した。

**

アレッポ県では、ANHA(12月20日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のハッラーブ・シャムスィー村の遺跡地帯を砲撃した。

AFP, December 20, 2021、ANHA, December 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 20, 2021、Reuters, December 20, 2021、SANA, December 20, 2021、SOHR, December 20, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

地元の民兵組織が司令官を殺害されたことへの復讐だとして、スワイダー市内のシリア軍の拠点複数カ所を襲撃、市内の警察署を砲撃(2021年12月20日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、地元の民兵組織が司令官を殺害されたことへの復讐だとして、スワイダー市内のシリア軍の拠点複数カ所を襲撃、市内の警察署を砲撃した。

これにより、治安要員1人が死亡、士官1人が負傷した。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、正体不明の武装集団がタルビーサ市で民家を襲撃し、男性1人を殺害した。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

シリア政府が確認した停戦違反も0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反3件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3118809065028495

AFP, December 20, 2021、ANHA, December 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 20, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 20, 2021、Reuters, December 20, 2021、SANA, December 20, 2021、SOHR, December 20, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で55人(2021年12月20日)

保健省は政府支配地域で新たに55人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者100人が完治し、4人が死亡したと発表した。

これにより、12月20日現在の支配地内での感染者数は計49,806人、うち死亡したのは2,850人、回復したのは31,266人となった。

SANA(12月20日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/666219894761091

AFP, December 20, 2021、ACU, December 20, 2021、ANHA, December 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 20, 2021、Reuters, December 20, 2021、SANA, December 20, 2021、SOHR, December 20, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民322人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は733,647人に(2021年12月20日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、12月19日に難民322人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民301人(うち女性90人、子供153人)、ヨルダンから帰国したのは21人(うち女性6人、子供11人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は733,647人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者336,690人(うち女性101,182人、子ども171,424人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者396,957人(うち女性119,135人、子ども202,451人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,827,630人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は962,927人(うち女性288,975人、子供490,797人)となった。

**

一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,602人(うち女性41,376人、子供34,047人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,198人(うち女性423,935人、子供677,813人)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3118807961695272

Ministry of Defence of the Russian Federation, December 20, 2021をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.