スィーマルカー国境通行所前でイラク・クルディスタン民主党の部隊に殺害されたカリーラー部隊の若者の遺体の引き渡しを求める座り込みデモにタッル・タムル区の住民らが参加(2021年12月23日)

ハサカ県では、ANHA(12月23日付)によると、県北東部のティグリス川河畔に設置されているスィーマルカー国境通行所前の広場で北・東シリア自治局ジャズィーラ地域殉教者遺族機構が続けている座り込みデモにタッル・タムル区の住民らが参加し、イラク・クルディスタン民主党の部隊に殺害されたクルディスタン労働者党(PKK)の民兵組織である人民防衛部隊(HPG)所属のカリーラー(カレラ)部隊のメンバー5人の遺体の引き渡しを求めた。

AFP, December 23, 2021、ANHA, December 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 23, 2021、Reuters, December 23, 2021、SANA, December 23, 2021、SOHR, December 23, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

国内通商消費者保護省がサッカーのシリア代表チーム・メンバーのウマル・スーマ氏が経営する2社を解体し、その資産を没収(2021年12月23日)

ビジネス・サイトのイクティサーディー(12月23日付)は、国内通商消費者保護省がサッカーのシリア代表チーム・メンバーのウマル・スーマ氏が経営する二つの会社を解体し、その資産を没収することを決定したと伝えた。

解体・資産没収の対象となったのは、ウマル・スーマ・コントラクティング社、ウマル・スーマ・スポーツ社。

いずれも2018年に設立され、スポーツ関連製品の輸入を行っていた。

決定は11月28日に発出されていた。

AFP, December 24, 2021、ANHA, December 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 24, 2021、al-Iqtisadi, December 23, 2021、Reuters, December 24, 2021、SANA, December 24, 2021、SOHR, December 24, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサーイシュとシリア民主軍がダイル・ザウル県とハサカ県シャッダーディー市一帯地域でシリア政府との和解に応じた住民数十人を逮捕、「渡航者カード」を所持していない住民のシリア政府支配地域からの移動を禁止(2021年12月23日)

SANA(12月23日付)、シリア人権監視団は、北・東シリア自治局内務治安部隊(アサーイシュ)と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ダイル・ザウル県とハサカ県シャッダーディー市一帯地域でシリア政府との和解に応じた住民数十人を逮捕し、自治局傘下の行政サービス関連機関の職員については解雇し、事情聴取を行っていると伝えた。

逮捕された住民の数は12月20日から22日にかけて数十人に及んでいる。

北・東シリア自治局はまた、シリア政府支配地域の住民が北・東シリア自治局の支配地域に入るには、自治局が発行する「渡航者カード」の取得・携帯を義務づけ、無許可での往来を禁じるとする布告を発した。

この布告は、シリア政府支配地域からの「イランの民兵」やトルコ諜報機関の協力者が偽造IDを携帯して進入するのを阻止するのが目的だという。

AFP, December 23, 2021、ANHA, December 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 23, 2021、Reuters, December 23, 2021、SANA, December 23, 2021、SOHR, December 23, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア国民軍がマンビジュ市近郊を砲撃し住民1人が死亡する一方、サンダフ村のトルコ軍拠点が砲撃を受ける(2021年12月23日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市北西の農場を砲撃し、住民1人が死亡した。

また、トルコ占領下のカッバースィーン村近くで正体不明の武装集団が男性を銃で撃ち殺害した。

一方、トルコ占領下のアアザーズ市とマーリア市を結ぶ街道上に位置するサンダフ村に設置されているトルコ軍の拠点に迫撃砲弾1発が着弾した。

迫撃砲を撃ったのが、シリア軍か人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍かは不明。

このほか、バーブ市にある教育局前で教員らが給与引き上げと生活状況改善を求める抗議デモを行った。

AFP, December 23, 2021、ANHA, December 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 23, 2021、Reuters, December 23, 2021、SANA, December 23, 2021、SOHR, December 23, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア民主軍と米主導の有志連合がダイル・ザウル県ジュダイド・アカイダート村でダーイシュ・メンバーと思われる6人を逮捕(2021年12月23日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるジュダイド・アカイダート村で22日深夜から23日未明にかけて人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が米主導の有志連合のヘリコプター複数機の支援を受けて強制捜査を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)メンバーと思われる6人を逮捕した。

AFP, December 23, 2021、ANHA, December 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 23, 2021、Reuters, December 23, 2021、SANA, December 23, 2021、SOHR, December 23, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

欧州諸国の国籍を持つ住民数百人が米主導の有志連合によって違法に設置されたワリード国境通行所を経由してイラクへの入国を試みたが阻止される(2021年12月23日)

ハサカ県では、ANHA(12月23日付)によると、イラク・クルディスタン自治政府がフィーシュ・ハーブール国境通行所(シリア側はスィーマルカー国境通行所)、ラビーア国境通行所(シリア側はヤアルビーヤ国境通行所)を閉鎖したことを受け、北・東シリア自治局支配地域からイラクに出国しようとしていた欧州諸国の国籍を保有する住民数百人が、米主導の有志連合が違法に設置しているワリード国境通行所を経由してイラクへの入国を試みたが、「イラク・クルディスタン民主党」(イラク・クルディスタン自治政府当局)が、国連職員83人の入国を認めただけで、住民らの入国は拒否された。

AFP, December 23, 2021、ANHA, December 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 23, 2021、Reuters, December 23, 2021、SANA, December 23, 2021、SOHR, December 23, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハサカ市近郊のフワイリド村の住民が村を通過しようとした米軍の装甲車3輌からなる車列の進行を阻止(2021年12月23日)

ハサカ県では、SANA(12月23日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ市の北に位置するフワイリド村の住民が、村の入口に設置されている検問所に駐留するシリア軍部隊とともに、村を通過しようとした米軍の装甲車3輌からなる車列の進行を阻止し、これを退却させた。

AFP, December 23, 2021、ANHA, December 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 23, 2021、Reuters, December 23, 2021、SANA, December 23, 2021、SOHR, December 23, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダルアー県でナイーマ村長が爆殺される(2021年12月23日)

ダルアー県では、SANA(12月23日付)によると、ダルアー市のヒルバ交差点近くで、ナイーマ村長のアラー・アッブード氏(38歳)が乗った車に仕掛けられていた「テロリスト」が仕掛けた爆弾が爆発し、アッブード氏が死亡、現場近くにいた住民1人が負傷した。

また、シリア人権監視団によると、元反体制武装集団メンバーを代表する中央委員会のメンバーらが、ダルアー市の難民キャンプ地区にある「アブー・タアジャ」を名乗る元反体制武装集団指導者の自宅を襲撃、アブー・タアジャが率いる武装グループと撃ち合いになった。

これにより、双方に複数の負傷者が出たほか、住民2人が巻き添えとなり死亡した。

さらにウンム・マヤーズィン町では、軍事情報局傘下の地元組織のリーダーが何者かによって銃で撃たれて死亡した。

AFP, December 23, 2021、ANHA, December 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 23, 2021、Reuters, December 23, 2021、SANA, December 23, 2021、SOHR, December 23, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコとシリア国民軍によるハサカ県アブー・ラースィーン町および同地周辺の農村への砲撃で1,100世帯が避難(2021年12月23日)

ハサカ県のイブラーヒーム・ハラフ社会問題労働局長は12月21日以降のトルコとシリア国民軍によるアブー・ラースィーン町および同地周辺の農村への砲撃で1,100世帯が避難を余儀なくされていることを明らかにした。

AFP, December 23, 2021、ANHA, December 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 23, 2021、Reuters, December 23, 2021、SANA, December 23, 2021、SOHR, December 23, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア合同連携センターとシリア国外難民帰還調整委員会の合同会合を開催:欧米諸国の妨害にもかかわらず、2018年9月以降、難民2,338,141人が帰宅を実現したと発表(2021年12月23日)

ロシア合同連携センターとシリア国外難民帰還調整委員会の合同会合が、ダマスカス県のコンベンション・センター(ウマウィーイーン宮殿)とロシアの首都モスクワにある国防司令センターをビデオ会議システムで繋いで開催された。

SANA(12月23日付)によると、合同会合は、一部諸外国が難民の帰国を妨害するなかで、その帰還を促す環境を整備することが目的。

**

シリア国外難民帰還調整委員会の委員長を務めるフサイン・マフルーフ地方行政環境大臣が基調演説を行い、これまでに帰還した難民の総数が260万人に達し、シリア軍によって解放された郡の数は404に達し、うち94郡においては75~100%の住民が、133郡においては25~75%の住民が、それ以外の郡では25%以下の住民がそれぞれ帰還したことを明らかにした。

また、政府は帰還民のためにダマスカス郊外県ハルジャラ村、アドラー市ウンマーリーヤ地区、ヒムス県ハスヤー町の一時居住センターに1,600の住居を建設するとともに、62,475世帯に対して補償を行い、3万棟以上の住居を修復、2021年の1年間で60の医療センター、44の政府関連施設、29の診察ステーション、93のパン製造所、270の変電所を建設したと述べた。

産業復興に関しては、545の工業施設を建設を完了、238の工業施設の建設に着手し、すでに操業を始めた122の施設では帰還難民など6,315人の雇用が確保されていると明らした。

人道支援に関しては、反体制派の支配下にあるイドリブ県を含む国内あらゆる場所に支援の移送を行ったことを強調した。

**

続いて、ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣が演説を行い、西側諸国が難民の帰還を望んでおらず、あらゆる手段を駆使して帰還を妨害していると非難した。

ミクダード外務在外居住者は欧米諸国、そしてトルコがシリア国内のテロ組織を支援しているとしたうえで、欧米諸国は一方的な制裁を継続することで、トルコはハサカ県における水道供給を幾度となく停止させることで、国民を苦しめ、そのことが難民の帰還を阻害していると指弾した。

**

一方、合同会合に出席するためにシリアを訪れているロシアのジェナディ・ジドコ国防副大臣はコンベンション・センターで演説を行い、シリアの経済状況は諸外国の占領や新型コロナウイルスによって深刻な状態にあり、欧米諸国が一方的制裁を続けることで難民の帰還が阻害されていると指摘した。

**

また、ロシア合同連携センターの議長を務めるミハイル・ミズィンツェフ上級大将は国防司令センターで演説を行い、国際社会が難民帰還を促すために支援を増加させる必要があると述べた。

**

このほかにも、ラーニヤー・ハーッジ・アリー外務在外省国際機関大会局長、ロシア大統領府の子供の権利のための弁務官を務めるマリア・ルヴォヴァ=ベロヴァ氏も演説を行った。

**

ロシア合同連携センターとシリア国外難民帰還調整委員会は合同会合後に共同声明を出し、2021年の難民の帰還に向けた取り組みの成果を発表した。

声明によると、シリア政府の主導のもとに「テロリスト」から解放された地域でのインフラ、農業、道路、電力、水道、住宅、学校、病院の復旧・復興が続けられ、2018年9月以降、難民2,338,141人が帰宅を実現した。

ロシアが2021年にシリアに提供した人道支援物資は、発電設備、医療機器、医薬品、食糧物資、教材、衣服など7,751トンに達し、シリア各地に183回にわたって物資の配給を行った。

こうした取り組みが行われるなか、米国と西欧諸国は一方的な制裁と違法な部隊駐留を継続し、社会、経済、人道状況に悪影響を与えた。

また、こうした諸外国の行為は、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)のルクバーン・キャンプの劣悪な状況に示されている通り、人道支援の範囲を拡大するうえで必要な政治的条件に反している。

米国占領下の地域に位置するハサカ県フール・キャンプでは2021年だけで、84件の殺人事件、23件の殺人未遂事件が発生しており、そのことは米国が事態を掌握し、安定を実現できないことを示している。

欧米諸国による人道支援の政治利用によって、緊張緩和地帯(イドリブ県)への支援を阻害しており、政府支配地域から反体制派支配地に境界経由(クロスライン)で提供された支援物資は、いまだに現地で配給がなされておらず、こうした状況はイドリブ県のバーブ・ハワー国境通行所を通じた越境(クロスボーダー)人道支援を2022年1月10日まで認めるとした国連安保理決議第2585号の規定にも反している。

こうした人道支援の政治利用を阻止するとともに、国際社会はシリアへの制裁を解除し、さらなる人道支援を行い、シリアの危機の政治解決を促すことが求められている。

**

SANA(12月23日付)が伝えた。

AFP, December 23, 2021、ANHA, December 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 23, 2021、Reuters, December 23, 2021、SANA, December 23, 2021、SOHR, December 23, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア、シリア、トルコは緊張緩和地帯での停戦違反を確認せず(2021年12月23日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

シリア政府、トルコ側の監視チームも停戦違反を確認しなかった。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3120963814813020

AFP, December 23, 2021、ANHA, December 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 23, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 23, 2021、Reuters, December 23, 2021、SANA, December 23, 2021、SOHR, December 23, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で50人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で20人(2021年12月23日)

保健省は政府支配地域で新たに50人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者95人が完治し、4人が死亡したと発表した。

これにより、12月23日現在の支配地内での感染者数は計49,961人、うち死亡したのは2,863人、回復したのは31,571人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/216824737292177

SANA(12月23日付)が伝えた。

**

反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で12月23日に新たに20人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、2人が完治し、0人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡3人、イドリブ郡5人、ハーリム郡5人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡2人、バーブ郡0人、アフリーン郡5人、アアザーズ郡0人。

これにより、同地での感染者数は計92,871人、うち死亡したのは2,299人、回復したのは66,561人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1738315993039951

AFP, December 23, 2021、ACU, December 23, 2021、ANHA, December 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 23, 2021、Reuters, December 23, 2021、SANA, December 23, 2021、SOHR, December 23, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民329人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は734,641人に(2021年12月23日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、12月22日に難民329人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民319人(うち女性95人、子供162人)、ヨルダンから帰国したのは10人(うち女性3人、子供5人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は734,641人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者337,643人(うち女性101,468人、子ども171,908人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者396,998人(うち女性119,147人、子ども202,472人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,827,630人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は963,921人(うち女性289,273人、子供491,302人)となった。

**

一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,624人(うち女性41,381人、子供34,058人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,220人(うち女性423,940人、子供677,824人)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3120962421479826

Ministry of Defence of the Russian Federation, December 23, 2021をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ジャアファリー副外相がレバノンの放送局によるインタビューのなかでサウジアラビア国連大使を「サウジの雇われ」と表現(2021年12月23日)

アサド政権のバッシャール・ジャアファリー外務在外居住者副大臣(外務副大臣)は、今月16日に行われた国連会合でサウジアラビアのアブドゥッラー・ムアッリミー国連大使が行った発言にコメントするかたちで、同大使を「サウジの雇われ」と表現した。

反体制系ウェブサイト「スーリーヤ・ネット」、レバノンの「マヤーディーン・ネット」などが伝えた。

この発言はレバノンのマヤーディーン・チャンネルが今月22日に同外相に対し行ったインタビューのなかでなされたもので、「シリアはこちらやあちらからサウジの雇われの声明に返答するには大きすぎる」と述べ、サウジ当局者による攻撃を意に介さない姿勢を示した。

また同外相は「依然として非アラブ的なアジェンダを適用している」としてサウジの政治ポリシーを批判した。

ムアッリミー国連大使は同会合において、「シリアにおける戦争が集結したとする彼らの言説を信じてはならない。終わったのであれば、国連決議を出す必要はないからである」としつつ、アサド大統領について「無実の頭蓋骨でできたピラミッドの上に立って偉大なる勝利を主張している」との見解を述べていた。

Al-Souria.net, December 23, 2021、Al Mayadeen.net, December 22, 2021などをもとに作成。

(C)木戸皓平 All rights reserved.