【トルコ・シリア大地震】ヨルダン政府からの食料品、医療物資などの支援物資を積んだ貨物車輛14輛からなる車列がシリアに到着(2023年5月22日)

ヨルダン政府からの食料品、医療物資などの支援物資を積んだ貨物車輛14輛からなる車列がナスィーブ国境通行所(ジャービル国境通行所)を経由してシリアに到着した。

ヨルダンが支援物資を移送するために派遣した車輛はこれで貨物車輛186輌、救急車輌10輌、航空機は3機となった。

SANA(5月22日付)が伝えた。

AFP, May 22, 2023、ANHA, May 22, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2023、Reuters, May 22, 2023、SANA, May 22, 2023、SOHR, May 22, 2023などをもとに作成。

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イタリアの極右政党のカーサパウンド党、シリア防衛欧州戦線、在イタリア・シリア人の代表らからなる使節団がシリアを訪問し、ムシャウウィフ文化大臣と会談(2023年5月22日)

イタリアの極右政党のカーサパウンド党、シリア防衛欧州戦線、在イタリア・シリア人の代表らからなる使節団がシリアを訪問し、ルバーナ・ムシャウウィフ文化大臣と会談し、音楽、芸術、遺跡、手芸など文化にかかる交流、今後の協力の展望などについて意見を交わした。

SANA(5月22日付)が伝えた。

AFP, May 22, 2023、ANHA, May 22, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2023、Reuters, May 22, 2023、SANA, May 22, 2023、SOHR, May 22, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】国立地震センターは過去24時間にマグニチュード2.0~4.4の地震が11回発生したと発表(2023年5月22日)

国立地震センターは声明を出し、過去24時間に、ラタキア県北部、アレキサンドレッタ地方(トルコのハタイ県)、トルコを震源とするマグニチュード2.0~4.4の地震が11回発生したと発表した。

SANA(5月22日付)が伝えた。

AFP, May 22, 2023、ANHA, May 22, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2023、Reuters, May 22, 2023、SANA, May 22, 2023、SOHR, May 22, 2023などをもとに作成。

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シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県、ラタキア県を砲撃(2023年5月21日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるナイラブ村一帯を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるトゥッファーヒーヤ村一帯を砲撃した。

AFP, May 21, 2023、ANHA, May 21, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 21, 2023、Reuters, May 21, 2023、SANA, May 21, 2023、SOHR, May 21, 2023などをもとに作成。

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シリア国内で収容されていたダーイシュのタジキスタン人メンバーの妻子100人あまりが帰国(2023年5月21日)

タジキスタン外務省情報局は、21日にシリア国内で収容されていたタジキスタン国籍の女性や子供104人が帰国したと発表した。

104人はいずれもシリア国内で死亡した「テロ組織」の戦闘員の妻子。

またこの104人のほかに、カザフスタン国籍の女性1人とその子供4人もカザフスタン政府の要請を受け、カザフスタンに搬送された。

RIAノーヴォスチ通信(5月21日付)が伝えた。

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ANHA(5月22日付)によると、ズバイドッラー・ズバイドフ在クウェート・タジキスタン大使らからなるタジキスタンの使節団が、ハサカ県カーミシュリー市にある北・東シリア自治局渉外関係局を訪れ、バドラーン・ジヤー・クルド共同議長、ファナル・カイート共同副議長らと会談し、自治局が収容しているダーイシュ(イスラーム国)のタジキスタン人メンバーの妻28人と子供80人の身柄をタジキスタン側に引き渡すことに合意した。

AFP, May 21, 2023、ANHA, May 21, 2023、May 22, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 21, 2023、Reuters, May 21, 2023、RIA Novosti, May 21, 2023、SANA, May 21, 2023、SOHR, May 21, 2023などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県カッリー町で、女性らが同機構に家宅捜索などに抗議するデモ(2023年5月21日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるカッリー町で、女性らが同機構に所属する総合治安機関による家宅捜索などに抗議するデモを行った。

AFP, May 21, 2023、ANHA, May 21, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 21, 2023、Reuters, May 21, 2023、SANA, May 21, 2023、SOHR, May 21, 2023などをもとに作成。

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シリア民主軍は、ハサカ県、ダイル・ザウル県、アレッポ県で治安作戦を実施し、ダーイシュのメンバー8人を拘束(2023年5月21日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターは声明を出し、ハサカ県タッル・ハミース市近郊のバルキース村、シャッダーディー市近郊のトゥワイミーン村、ダイル・ザウル県のタヤーナ村、アレッポ県マンビジュ市で、特殊部隊などが治安作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)の「傭兵」(メンバー)8人を拘束したと発表した。

ANHA(5月21日付)が伝えた。

AFP, May 21, 2023、ANHA, May 21, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 21, 2023、Reuters, May 21, 2023、SANA, May 21, 2023、SOHR, May 21, 2023などをもとに作成。

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ミクダード外務在外居住者大臣はムフザビー駐シリア・チュニジア大使と会談し、大使信任状の写しを受け取る(2023年5月21日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣は、シリアとチュニジアの国交正常化を受けて新たに任命・着任したムハンマド・ベン・バシール・ムフザビー駐シリア・チュニジア大使と会談し、大使信任状の写しを受け取った。

SANA(5月21日付)が伝えた。

AFP, May 21, 2023、ANHA, May 21, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 21, 2023、Reuters, May 21, 2023、SANA, May 21, 2023、SOHR, May 21, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】国立地震センターは声明を出し、過去24時間にマグニチュード3.3の地震が発生したと発表(2023年5月21日)

国立地震センターは声明を出し、過去24時間に、アレキサンドレッタ地方(トルコのハタイ県)を震源とするマグニチュード3.3の地震が発生したと発表した。

SANA(5月21日付)が伝えた。

AFP, May 21, 2023、ANHA, May 21, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 21, 2023、Reuters, May 21, 2023、SANA, May 21, 2023、SOHR, May 21, 2023などをもとに作成。

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シリア中央銀行は1米ドル=8,000シリア・ポンド、1ユーロ=8,645.60シリア・ポンドに引き上げたと発表(2023年5月21日)

シリア中央銀行は、21日付の送金為替速報で、1米ドル=8,000シリア・ポンド、1ユーロ=8,645.60シリア・ポンドに引き上げたと発表した。

SANA(5月21日付)が伝えた。

AFP, May 21, 2023、ANHA, May 21, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 21, 2023、Reuters, May 21, 2023、SANA, May 21, 2023、SOHR, May 21, 2023などをもとに作成。

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シャーム解放機構傘下のシリア救国内閣政治問題局は、アサド大統領のアラブ連盟首脳会議への出席を非難する声明を発表(2023年5月20日)

シャーム解放機構の事実上の傘下組織で、イドリブ県中北部を中心とするいわゆる「解放区」の自治を委託されているシリア救国内閣に所属する政治問題局は、第32回アラブ連盟首脳会議へのアサド大統領に抗議するかたちで声明を発表した。

声明の骨子は以下の通り。

シリア革命は深刻な課題に晒されている。それは、さまざまな人権機関が音声や映像によって記録してきたシリアの体制による犯罪の記録を洗浄しようとする地域内の――イランの後援のもとで行われている――精力的な試み、10年以上の断交の末に政治の舞台に同体制を再浮上させるための取り組みのなかに体現されている。これは、犯罪者体制のトップがジェッダでのアラブ・サミットに出席し、彼を招待し、歓迎した者に向けて発言したことで最高潮に達した。
我々、自由シリア人民は、この体制のトップ、そしてそのシステムがシリアを――人民、国家のいずれにおいても――代表しておらず、犯罪者体制を売り込み、政治の部隊に復帰させようとするあらゆる試みが、シリア人民が受けた虐殺行為の現実を変えることはないことを確認する。また、我々は抵抗という選択肢を、彼、そしてその犯罪システムのすべての個人を責任追及するまで譲歩することはないことを確認する。
我々は、彼を政治的に浮上させ、その犯罪を水に流そうとするあらゆる試み、あるいは殉教者たちの血、捕虜・失踪者問題、避難民・難民の権利を譲歩することを拒否する。我々は、殉教者たちの誓約、あらゆる可能な手段をもって犯罪者体制を打倒することに体現されている正真正銘の革命の要求に誠実であり続ける。

https://www.facebook.com/1Agencyofsham/posts/pfbid02PaN5nY1pKF1B5iZSxtBuSARTuo3CrGCLdd2d4sApM76LSuMxHyqnmqh7dDs9rzTSl

AFP, May 20, 2023、ANHA, May 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 20, 2023、Reuters, May 20, 2023、SANA, May 20, 2023、SOHR, May 20, 2023などをもとに作成。

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トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のアレッポ県アアザーズ市で、体制打倒、体制による犯罪追及を訴えるデモ(2023年5月20日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のアアザーズ市で、体制打倒、体制による犯罪追及を訴えるデモが発生し、住民数十人が車やオートバイに乗って市内を巡回するなどして、抗議の意思を示した。

AFP, May 20, 2023、ANHA, May 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 20, 2023、Reuters, May 20, 2023、SANA, May 20, 2023、SOHR, May 20, 2023などをもとに作成。

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G7広島サミット首脳宣言は、国連安保理決議第2254号に沿ったシリアでの政治プロセスへの関与、化学兵器使用、国際法違反の責任追求、越境(クロス・ボーダー)人道支援継続を表明(2023年5月20日)

広島で5月19日に開幕したG7広島サミットは、首脳らによる討議の成果をまとめた首脳宣言(https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100506875.pdf)を発表、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を強化するするとともに、ウクライナ支援を継続するほか、現実的なアプローチを通じて「核兵器のない世界」に向けて取り組むと表明した。

また「グローバル・サウス」とも呼ばれる新興国や途上国に対し、各国の事情を考慮しながら支援すると強調した。

シリア情勢をめぐっては、以下の通り明記した。

我々は、シリアにおいて、国連安保理決議第2254号に沿った国連主導の包括的な政治プロセスに引き続き断固として取り組んでいく。我々は、政治的解決に向けた真の永続的な進展があった場合にのみ、と国際社会が正常化と復興支援を考慮すべきであることを再確認する。我々は、化学兵器禁止機関(OPCW)の活動への継続的な支持を表明し、化学兵器の使用、国際人道法および国際人権法を含む国際法違反の責任者の責任追求を行うと約束する。我々は、範囲や規模といった点で他に選択肢のない国連の越境(クロス・ボーダー)支援を通じて、支援を必要としているすべてのシリア人への完全かつ妨げられない人道的アクセスを求める。我々は、シリア北東部に抑留されているダーイシュ(イスラーム国)のメンバーや避難民に対する永続的な解決策を含め、ダーイシュの永続的な敗北に引き続き取り組んでいく。

AFP, May 20, 2023、ANHA, May 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 20, 2023、Reuters, May 20, 2023、SANA, May 20, 2023、SOHR, May 20, 2023などをもとに作成。

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ダルアー県で人民諸委員会メンバー、シリア軍兵士が殺害される(2023年5月20日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、マハッジャ町にある人民諸委員会の分所近くに仕掛けられていた爆弾が爆発し、委員会のメンバー1人が死亡した。

また、ジャースィム市近郊では、シリア軍兵士1人が正体不明の武装集団の要撃を受けて死亡した。

AFP, May 20, 2023、ANHA, May 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 20, 2023、Reuters, May 20, 2023、SANA, May 20, 2023、SOHR, May 20, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】国立地震センターは過去24時間にマグニチュード1.9~3.7の地震が13回発生したと発表(2023年5月20日)

国立地震センターは声明を出し、過去24時間に、ヒムス県西部、ラタキア県北東部、アレッポ県北西部、アレキサンドレッタ地方(トルコのハタイ県)、トルコ、レバノン南西部、ギリシャを震源とするマグニチュード1.9~3.7の地震が13回発生したと発表した。

SANA(5月20日付)が伝えた。

AFP, May 20, 2023、ANHA, May 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 20, 2023、Reuters, May 20, 2023、SANA, May 20, 2023、SOHR, May 20, 2023などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県各所、トルコ占領下のアレッポ県各所で、第32回アラブ連盟首脳会議に合わせて抗議デモ(2023年5月19日)

ドゥラル・シャーミーヤ(5月19日付)、イナブ・バラディー(5月19日付)、シリア人権監視団などによると、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県のイドリブ市、ジスル・シュグール市、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のアレッポ県マーリア市、アフタリーン市、バーブ市、アアザーズ市、ラーイー村、「オリーブの枝」地域内のアフリーン市などで、サウジアラビアのジェッダでの第32回アラブ連盟首脳会議に合わせて抗議デモが行われた。

デモは「シリアは犯罪者アサドが代表しているのではない」と銘打たれ、金曜日の昼の集団礼拝後に参集した参加者らは、アラブ連盟首脳会議へのアサド大統領の招待、シリア政府との関係正常化に拒否の姿勢が示され、体制打倒、アサド大統領と体制の追及、逮捕者の釈放、革命継続が訴えられた。







https://www.facebook.com/SYRMMC/posts/pfbid0kM4W6v7gv2tfBetqkZxWxetAzGXt8Kv5AZGzfX292Vu1r43XTFpEMmDBGBf8Zbs6l

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https://www.facebook.com/watch/live/?ref=watch_permalink&v=634031138630923

https://www.facebook.com/SYRMMC/posts/pfbid0oAL7PuSkpsT7riRQeQxobQPX7K1xLfsqNK9Q7DwVbrrRqAPyesjXWgsuD4kk6fh2l

https://www.facebook.com/SYRMMC/posts/pfbid02EDhVCF6bQgiWfhyv1R5qzsZ9544tJP8gJViWaorrjDpVL3gtvAUJVuub2vrFqhHVl

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にある工場交差点(ダイル・ザウル市北)で、サウジアラビアのジェッダでの第32回アラブ連盟首脳会議に合わせて抗議デモを行い、シリア政府とアラブ諸国の和解に拒否の姿勢を示した。

デモは「アラブの為政者たちよ、お前たちは良心を売った」と銘打たれ、参加者らは「バッシャールは戦争犯罪人」、「バッシャールは幼児らの殺害者」、「アサド体制との関係正常化に反対、我々の殉教者の血がお前たちを追及する」、「我々の血を売りものにする商人を許さない。アサド体制との関係正常化に反対、アラブの為政者たちよ、お前たちは良心を売った、我々の尊厳が売られることはない」などと訴えた。

AFP, May 19, 2023、ANHA, May 19, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 19, 2023、Reuters, May 19, 2023、SANA, May 19, 2023、SOHR, May 19, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍ドローンがアレッポ県マンビジュ市の東約4キロの地点に位置するシリア軍の拠点を爆撃し、兵士3人が死亡、4人が負傷(2023年5月19日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍が無人航空機(ドローン)でシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市の東約4キロの地点に位置するシリア軍の拠点を爆撃し、兵士3人が死亡、4人が負傷した。

AFP, May 19, 2023、ANHA, May 19, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 19, 2023、Reuters, May 19, 2023、SANA, May 19, 2023、SOHR, May 19, 2023などをもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領:「依然としてテロの脅威は続いている…、シリアでの部隊展開を維持する」(2023年5月19日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領はCNN(5月19日付)の単独インタビューに応じ、トルコ国境に面するシリア北東部で依然としてテロの脅威は続いているとしたうえで、シリアでの部隊展開を維持すると述べた。

また、シリア難民の処遇について、野党はトルコからの完全追放を主唱しているが、自身は約100万人を「インフラを準備したうえで」帰還させると述べた。

AFP, May 19, 2023、ANHA, May 19, 2023、CNN, May 19, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 19, 2023、Reuters, May 19, 2023、SANA, May 19, 2023、SOHR, May 19, 2023などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室がイドリブ県ファターティラ村一帯を砲撃し、シリア軍の士官(中尉)1人を殺害(2023年5月19日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるファターティラ村一帯を砲撃し、シリア軍の士官(中尉)1人が死亡した。

また 、士官(少尉)1人も重傷を負い、20日に死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のカフル・ウワイド村、ファッティーラ村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナーミル村で若い男性1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

この男性は2018年にシリア軍に協力して爆発物を仕掛けて、住民らを殺害したと疑われていたという。

AFP, May 19, 2023、ANHA, May 19, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 19, 2023、Reuters, May 19, 2023、SANA, May 19, 2023、SOHR, May 19, 2023、May 20, 2023などをもとに作成。

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アサド大統領は第32回アラブ連盟首脳会議閉幕後にサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子と会談(2023年5月19日)

第32回アラブ連盟首脳会議に出席するためにサウジアラビアのジェッダを訪問中のアサド大統領は、会議閉幕後にサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ・アール・スウード皇太子と会談し、二国間関係、アラブ世界情勢について意見を交わした。

アサド大統領は会談で、アラブ諸国間の接近を実現し、アラブ諸国民の利益実現に向けた諸国間の共同行動を促す政治的雰囲気を醸成したサウジアラビアの取り組みを高く評価した。

また、ジャッダでのアラブ連盟首脳会議の成功に祝意を表明した。


https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid02wr1Lrd2GseQ7GX4J2jwqCcfnWMwTXorMxndm2NYHxGQkU5KvXrmQ3D9cBuXu7YD5l

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アサド大統領はサウジアラビアでのすべての日程を終え、キング・アブドゥルアズィーズ国際空港から帰国の途についた。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid02Mb3A7HNi7vqC5TDu3KtQ9VpKEuoJ33aSQgFPaEYdZNaxB9yVLvVDNMS3poHAgeBKl

空港では、サルマーン・ビン・ハッザーア・ムタイリー全権大臣・名誉使節団長がアサド大統領を見送った。

AFP, May 19, 2023、ANHA, May 19, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 19, 2023、Reuters, May 19, 2023、SANA, May 19, 2023、SOHR, May 19, 2023などをもとに作成。

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カタールのタミーム皇太子は、アサド大統領の発言の前に第32回アラブ連盟首脳会議議場を退出し帰国:SANAはアサド大統領がタミーム皇太子と会場に入る前に握手を交わし、言葉をかけ合ったと伝える(2023年5月19日)

第32回アラブ連盟首脳会議に出席するために、サウジアラビアのジェッダを訪れていたカタールのタミーム・ビン・ハマド・アール・サーニー皇太子は、アサド大統領の発言の前に議場を退出し、そのまま帰国した。

ロイター通信(5月19日付)などが伝えた。

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これに関して、カタールの首長府(ディーワーン・アミーリー)は声明を出し、第32回アラブ連盟首脳会議の使節団の代表として、サウジアラビアのジェッダを訪問していたタミーム・ビン・ハマド・アール・サーニー皇太子がジェッダを去ったと発表した。

声明によると、タミーム皇太子は、サウジアラビアのサルマーン・ビン・アブドゥル・アズィーズ・アール・スウード国王、ムハンマド・ビン・サルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ皇太子に、電報で首脳会議への招待と歓待を伝えるとともに、その結果がアラブの共同行動の強化につながることへの期待を表明した。

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一方、SANA(5月19日付)は速報で、アサド大統領がカタールのタミーム皇太子と会場に入る前に握手を交わし、言葉をかけ合ったと伝えた。

https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/pfbid0AHtS8hctG9hLdNWRp7ppZxuzVZwMo7FWYtCvuHhgTZHK3QkZxW7zJvbbVgCddqHcl

AFP, May 19, 2023、Amiri Diwan, State of Qatar, May 19, 2023、ANHA, May 19, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 19, 2023、Reuters, May 19, 2023、SANA, May 19, 2023、SOHR, May 19, 2023などをもとに作成。

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サウジアラビアのジェッダで第32回アラブ連盟首脳会議開催:アサド大統領「アラブ世界の問題に対処するには、その症状ではなく、より大きな問題に対処する必要がある」(2023年5月19日)

サウジアラビアのジェッダで第32回アラブ連盟首脳会議が開催された。

会議では、以下の首脳らがそれぞれ5分程度の発言を行った。

  • アルジェリアのアイマン・ベン・アブドゥッラフマーン首相
  • サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ・アール・スウード皇太子
  • アラブ連盟のアフマド・アグー・ガイト事務総長
  • ヨルダンのアブドゥッラー2国王
  • エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領
  • バーレーンのハマド・ビン・イーサー・アール・ハリーファ国王
  • パレスチナのマフムード・アッバース大統領
  • モーリタニアのムハンマド・ワラド・シャイフ・ガズワーニー大統領
  • チュニジアのカイス・サイード大統領
  • ジプチのイスマーイール・ウマル・ジーラ(イスマエル・オマル・ゲレ)大統領
  • ソマリアのハサン・シャイフ・マフムード大統領
  • クウェートのミシュアル・アフマド・ジャービル皇太子
  • イラクのムハンマド・シヤーア・スーダーニー首相
  • レバノンのナジーブ・ミーカーティー暫定首相
  • オマーンのアスアド・ビン・ターリク・アール・サイード副首相
  • リビアのムハンマド・マンフィー大統領評議会議長
  • イエメンのラシャード・アリーミー大統領指導評議会議長
  • スーダンのダファアッラー・ハーッジ・アリー主権評議会議長特使
  • イスラーム協力機構(OIC)のフサイン・イブラーヒーム・ターハー事務総長
  • アフリカ連合のムーサ・ファキ・マハマト委員長


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会議に出席したアサド大統領は以下の通り発言した。

危険が差し迫ったものではなく、終わった時、人はどこから話を始めればよいのだろう。それは達成と行動を動機づける希望から始めるだろう。病気が合併して起きている時、医師はその原因となっている疾患を治療することで、これに対処することができる。
つまり、我々は、原因ではなく結果に対処することで、将来の世代を埋没させないようにするため、自らの将来を脅かし、危機を生み出す大きな問題を突き止めねばならない。脅威は危険を伴うが、好機もある。我々は今日、多極世界になろうとしている国際情勢を変化させる好機を前にしている。それは、原則、道徳、友人、パートナーを欠いた西側の覇権主義がもたらしたものだ。これは外国の介入を最低限に抑えて、我々が自分たちの問題を再編する歴史的好機だ。それには、今日存在するこの世界のなかで自らを再配置し、その積極的な一員となり、首脳会議に先立つ今日の諸々の和解によって醸成された好意的な雰囲気に投資する必要がある。
これは、我々の文化がネオ・リベラリズムとともに将来溶解してしまうことに対処するための好機だ。ネオ・リベラリズムは人間の本質的な帰属を狙い、その道徳やアイデンティティを奪おうとしている。これは、我々のアラブ人としてのアイデンティティを文明という次元において定義するための好機だ。アラブ人としてのアイデンティティは、人種主義やショーヴィニズムだとして不当に非難を浴びている。それは、アラブ人としてのアイデンティティを民族、人種、宗教といった当然の諸要素との紛争状態に陥れ、この紛争状態のなかで、我々の社会もろとも死に追いやろうとしている。
問題は非常に多く、言葉だけでは表しきれず、首脳会議を幾度か開催するだけでは不充分だ。それは、アラブ人にとして拒絶すべきシオニスト政体が抵抗するパレスチナ人民に行う数々の犯罪から始まり、逸脱した同胞団の風味で味付けられた拡張主義的オスマン主義思考の脅威で終わるというものではない。成長過程にある我々の社会にとっての最優先事項である開発という課題と切り離されるものでもない。ここにおいて、アラブ連盟が憲章、内規を見直しつつ活動のシステムを発展させ、時代に沿った仕組みを発展させる限りにおいて、連盟は、さまざまな問題を議論し、それに対処するためのあるべきプラットフォームとしての役割を果たす。アラブの共同行動には、ビジョン、戦略、共通の目標が必要だ。我々は今後、それらを実施政策へと変えていく。アラブの共同行動には、統一的な政策、確固たる原則、メカニズム、明確な規則が必要だ。それらがあれば、我々は事態に対応する存在から、事態を先んじる存在となる。連盟は、閉塞状態の迎合者ではなく、そこから脱するための糸口となり、侵略の橋頭保ではなく、それを交わす場所となる。
リビアからシリア、イエメン、スーダンなどで我々が日々従事している諸問題、さまざまな地域で発生しているそれ以外の諸々の問題について、その症状に対処するだけでは、病弊に対処することはできない。これらの問題はそのすべてがこれまでに対処されてこなかったより大きな問題の結果だからだ。その一部に言及するには、アラブ世界において過去数十年にわたって作り出された亀裂に対処し、連盟が傷を深めることなく癒す役割を取り戻す必要がある。もっとも重要なのは、国内の諸問題をそれぞれの諸国民に委ねることだ。諸国民は自分たちの問題に対処する能力を持っている。我々がすべきは、彼らの国々への内政干渉を阻止し、求めがある場合だけ、彼らを支援するのみだ。シリアについて言うと、その過去、現代、そして未来そのものがウルーバ(アラブ性)だ。だが、それは帰属としてのウルーバであり、よりどころとしてのウルーバではない。よりどことしてというものは一過性のものだが、帰属とは持続する。人間は何らかの理由であるよりどころから別のよりどころへと移っていくこともある。だが、帰属を変えることはない。帰属を変えることができる者は、そもそも帰属がない者だ。、心臓のなかにいる者は、よりどころのなかで衰えることもない。シリアはアラブの心臓であり、その心臓のなかにある。
みなさん、我々は混乱した世界のなかにあってこの首脳会議を開催している。アラブとアラブ、アラブと地域、そして国際社会が互いに接近するなかで希望は高まっており、それはこの首脳会議によって最高潮に達している。私は、それが戦争や破壊ではなく、アラブの連帯行動、我々の地域の平和、発展と繁栄の新たな段階の始まりとなることを願っている。
5分という時間的制約を遵守しつつ、シリアに対して深い愛情を表明してくれた各国使節団の代表に深く謝意を示し、同様の愛情を表明したい。また、二聖モスクの守護者が我々の地域の和解を強化し、この首脳会議を成功させるために行った集中的な取り組みと多大なる役割に感謝したい。彼と皇太子殿下、そして兄弟国であるサウジアラビア国民が常に発展、繁栄することを願っている。あなた方に平和とアッラーの慈悲がありますように。



https://youtu.be/v2Dj6c74TeU

https://www.facebook.com/watch/live/?ref=watch_permalink&v=734084555131339

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会議は共同声明「ジェッダ宣言」の発表をもって閉会、シリア情勢をめぐっては、アラブ共通の利益、すべてのアラブ諸国民を結びつける友愛関係に沿って、シリアが危機を克服することを支援することが確認されるとともに、アラブ連盟へのシリアの復帰決定がシリアの安定化への支援と同国がアラブ世界においてあるべき役割を果たすことに資することへの期待を表明した。

シリア情勢への対応について言及した「ジェッダ宣言」の第3項の文言は以下の通り。

我々は、シリア政府使節団の連盟および所属機関の会議への参加再開を盛り込んだ連盟閣僚級会合の決議を歓迎する。我々は、この決定がシリアの安定支援に資し、シリアの領土統一を維持し、シリアがアラブの祖国におけるそのあるべき役割を再開しすること、アラブ共通の利益とすべてのアラブ諸国民を結びつける友愛関係に沿って、シリアが危機を克服するためにアラブ諸国が行っている取り組みを継続・強化することを希望している。

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SANA(5月19日付)が伝えた。

AFP, May 19, 2023、ANHA, May 19, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 19, 2023、Reuters, May 19, 2023、SANA, May 19, 2023、SOHR, May 19, 2023などをもとに作成。

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アサド大統領は第32回アラブ連盟首脳会議開催に先だってUAEのマンスール副大統領と会談(2023年5月19日)

第32回アラブ連盟首脳会議に出席するためにサウジアラビアのジェッダを訪問中のアサド大統領は、アラブ首長国連邦(UAE)のマンスール・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン副大統領と会談し、二国間関係の増進、アラブの共同行動の強化の方途について意見を交わした。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid06bcm54q4oMjLN4CQTP7vhjvFZitNCMasNomBaKxz2Lrn2DUM2rwupndsMszqz7V5l

SANA(5月19日付)が伝えた。

AFP, May 19, 2023、ANHA, May 19, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 19, 2023、Reuters, May 19, 2023、SANA, May 19, 2023、SOHR, May 19, 2023などをもとに作成。

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アサド大統領は第32回アラブ連盟首脳会議開催に先だってチュニジアのサイード大統領と会談(2023年5月19日)

第32回アラブ連盟首脳会議に出席するためにサウジアラビアのジェッダを訪問中のアサド大統領は、会議開催に先だってチュニジアのカイス・サイード大統領と会談し、両国の協力関係について意見を交わした。

会談で、アサド大統領は、両国関係が正常化したことに歓迎の意を示し、政治、経済だけでなく、文化、思想、民衆レベルでの関係強化の必要性を強調、両国の高官や大使らには、アラブ世界、国際社会において共同行動計画を策定するために多くの仕事が待っていると述べた。

アサド大統領はまた、シリアとチュニジアがともに「暗黒潮流」に反対する立場をとり、諸外国が標的としている思想、意識、帰属にかかわる問題を共有しているとしたうえで、アラブ人が一つの帰属意識のもとに結びつけられた単一のウンマの成員であると強調した。




https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid0qXPYFVH1maLWjudnbqkgy3BRdcLTVju6s1NJb41FfQopULpqFGT37ejU3pTDv2YNl

https://www.facebook.com/watch/?v=1624914871339404

SANA(5月19日付)が伝えた。

AFP, May 19, 2023、ANHA, May 19, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 19, 2023、Reuters, May 19, 2023、SANA, May 19, 2023、SOHR, May 19, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】国立地震センターは過去24時間にマグニチュード1.7~3.3の地震が5回発生したと発表(2023年5月19日)

国立地震センターは声明を出し、過去24時間に、アレキサンドレッタ地方(トルコのハタイ県)、イドリブ県北西部、クナイトラ県西部、トルコを震源とするマグニチュード1.7~3.3の地震が5回発生したと発表した。

SANA(5月19日付)が伝えた。

AFP, May 19, 2023、ANHA, May 19, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 19, 2023、Reuters, May 19, 2023、SANA, May 19, 2023、SOHR, May 19, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターはシリア軍が米占領下のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で活動する武装集団のテロ攻撃を阻止したと発表(2023年5月19日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・グリノフ副センター長は、米主導の有志連合の占領下にあるヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に近いタッル・トゥワイド山で、シリア軍部隊がピックアップトラック3台に乗った武装グループを発見、砲撃を加えたたと発表した。

この武装グループは、テロ攻撃を試みようとしてシリア政府支配地に潜入したが、砲撃を受けた55キロ地帯に逃走したという。

RIAノーヴォスチ通信(5月19日付)が伝えた。

RIA Novosti, May 19, 2023をもとに作成。

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シャーム解放機構がイドリブ県ダルクーシュ町で1人を拘束(2023年5月18日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関がダルクーシュ町のアイン・ザルカ(公園)の守衛を拘束、連行した。

AFP, May 19, 2023、ANHA, May 19, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 19, 2023、Reuters, May 19, 2023、SANA, May 19, 2023、SOHR, May 19, 2023などをもとに作成。

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『ワシントン・ポスト』:米軍関係者は「我々がアル=カーイダの指導者を殺害したかもはや確信は持てない」と語る(2023年5月18日)

『ワシントン・ポスト』(5月18日付)は、米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)が5月3日に、シャーム解放機構の支配下にある県北部のクールカーニヤー村近くで、羊の放牧中のルトフィー・ハサン・マストゥー氏(60歳)を攻撃し、殺害した件に関して、軍関係者の1人が「我々がアル=カーイダの指導者を殺害したかもはや確信は持てない」と語ったと伝えた。

AFP, May 19, 2023、ANHA, May 19, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 19, 2023、Reuters, May 19, 2023、SANA, May 19, 2023、SOHR, May 19, 2023、The Washington Post, May 18, 2023などをもとに作成。

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ペタル米国務省副報道官:「シリア政府にかかわる問題として、オースティン・タイス記者の消息の究明と解放、カプタゴン密輸への対応がある」(2023年5月18日)

米国務省のベダント・ペタル副報道官は記者会見で、19日にサウジアラビアのジェッダで開催されるアラブ連盟首脳会議にアサド大統領が出席することに関して、「シリアがアラブ連盟への復帰を許されるべきだとは考えていない…。アサド体制との関係正常化を指示しておらず、協力国がそうするのを指示していない」と述べた。

また、シリア政府にかかわる問題として、オースティン・タイス記者の消息の究明と解放、カプタゴン密輸への対応などがあると指摘した。

一方、オマーンの首都マスカットでシリアの代表団と米国高官が会見したことについては、「米国は米国人の解放に向けた事態の進展を支援してくれる者であれば、誰とでも喜んでかかわると昨日すでに述べている」と答えた。

AFP, May 19, 2023、ANHA, May 19, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 19, 2023、Reuters, May 19, 2023、SANA, May 19, 2023、SOHR, May 19, 2023などをもとに作成。

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ルクバーン・キャンプで暮らしていた女性とその子供が劣悪な生活環境を理由にシリア政府の支配地に脱出する一方、同地の地元評議会は、シリアのアラブ連盟復帰、キャンプ閉鎖、政府支配地への帰還を拒否(2023年5月18日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた女性とその子供が、キャンプ内の劣悪な生活環境を理由に、シリア政府の支配地に脱出した。

一方、ルクバーン・キャンプの地元評議会はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/Local.Counsil/)を通じて声明を出し、シリアのアラブ連盟復帰に関して、「シリアの革命家たちはこの関係正常化、戦争犯罪人にしてカプタゴンの売人であるバッシャール・アサドがシリアの国家と国民を代表することを断固として拒否し、シリア革命の義務に基づき、シリアの体制の復帰にかかるアラブ世界、国際社会のすべての決議を拒否する」としたうえで、危機の根本的解決、国連安保理決議第2254号の履行、イランとロシアの民兵の完全撤退がなされるまで、キャンプを存続し、シリア政府支配地への国内避難民(IDPs)の帰還を拒否すると発表した。

https://www.facebook.com/Local.Counsil/posts/pfbid0pCwZR9gaEVbJCvZHsnUCTVPVSsCA6FWN56QYr8rqfDrXcGu5hGzec7x2wcjw3qpDl?locale=ar_AR

AFP, May 18, 2023、ANHA, May 18, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 18, 2023、Reuters, May 18, 2023、SANA, May 18, 2023、SOHR, May 18, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.