シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県サルミーン市、イドリブ市などを砲撃(2024年1月7日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村を砲撃し、新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒードのメンバー2人が負傷した。

シリア軍はまた、スフーフン村、バーラ村を砲撃した。

シリア軍はさらに、サルミーン市の大モスクや高校近くの市場、シャイフ・スィンドヤーン村を砲撃し、サルミーン市で子供2人を含む5人が負傷した。

シリア軍はその後もイドリブ市をクラスター弾で砲撃した。

これに対して、アンサール・タウヒードもシリア政府の支配下にあるミラージャ村を砲撃した。

また、シリア軍のサラーキブ市への砲撃への報復として、トルコ軍がサラーキブ市、M5高速道路近くのハーン・スブル村のシリア軍の陣地複数ヵ所を狙って砲撃を行った。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・アンマ村、カフル・タアール村を砲撃した。

これに対して、シャーム解放機構もシリア政府支配下の県西部を砲撃、兵士2人を殺害した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村一帯を砲撃した。

これに対して、シャーム解放機構もシリア政府の支配下にあるマリク丘を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のサルマーニーヤ村を砲撃した。

AFP, January 7, 2024、ANHA, January 7, 2024、‘Inab Baladi, January 7, 2024、Reuters, January 7, 2024、SANA, January 7, 2024、SOHR, January 7, 2024などをもとに作成。

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トルコの当局はイスタンブールで居住していたシリア難民51人を強制退去に処す(2024年1月7日)

シリア人権監視団によると、トルコの当局はイスタンブールで居住していたシリア難民51人をアレッポ県バーブ・ハワー国境通行所経由でシリア領内に強制送還した。

51人は「一時保護身分証」(TPID、 Kimlik)を取得していなかったという。

AFP, January 7, 2024、ANHA, January 7, 2024、‘Inab Baladi, January 7, 2024、Reuters, January 7, 2024、SANA, January 7, 2024、SOHR, January 7, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュのスリーパーセルがダイル・ザウル県マヤーディーン市でシリア軍第4師団の兵士1人を襲撃、殺害(2024年1月7日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、オートバイに乗ったダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがシリア政府の支配下にあるマヤーディーン市のハサン学校近くでシリア軍第4師団の兵士1人を襲撃、殺害した。

AFP, January 7, 2024、ANHA, January 7, 2024、‘Inab Baladi, January 7, 2024、Reuters, January 7, 2024、SANA, January 7, 2024、SOHR, January 7, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2024年1月7日)

スワイダー県では、スワイダー24(1月7日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, January 7, 2024、ANHA, January 7, 2024、‘Inab Baladi, January 7, 2024、Reuters, January 7, 2024、SANA, January 7, 2024、SOHR, January 7, 2024、Suwayda 24, January 7, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍がラッカ県アイン・イーサー市近郊のファーティサ村にあるシリア民主軍の拠点を自爆型ドローンで爆撃、兵士3人を殺害(2024年1月7日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のファーティサ村にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点を自爆型の無人航空機(ドローン)1機で爆撃、兵士3人を殺害した。

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アレッポ県では、ANHA(1月7日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のバイナ村、マルアナーズ村を砲撃した。

AFP, January 7, 2024、ANHA, January 7, 2024、‘Inab Baladi, January 7, 2024、Reuters, January 7, 2024、SANA, January 7, 2024、SOHR, January 7, 2024などをもとに作成。

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イズラア郡警察の主任巡査部長と警官4人が正体不明の武装集団の襲撃を受け死亡(2024年1月7日)

ダルアー県では、内務省が発表したところによると、イズラア郡警察の主任巡査部長1人と警官4人が正体不明の武装集団の襲撃を受け、銃で撃たれて死亡した。

SANA(1月7日付)が伝えた。

シリア人権監視団によると、襲撃を受けたのはイズラア市近郊のダルアー高速道路沿線。

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また、シリア人権監視団によると、ムサイフラ町で空軍情報部傘下で活動するムフアンマド・アリー・リファーイー氏(アブー・アリー・ラッハーム)が率いる民兵と地元民兵が交戦し、前者の民兵のメンバー1人が死亡、3人が負傷した。

また、ダルアー市空港地区のシリア軍検問所近くで爆発があり、兵士3人が負傷した。

AFP, January 7, 2024、ANHA, January 7, 2024、‘Inab Baladi, January 7, 2024、Reuters, January 7, 2024、SANA, January 7, 2024、SOHR, January 7, 2024などをもとに作成。

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ハサカ県ヤアルビーヤ町近郊のターシュ・ハワース村の住民が、米軍とシリア民主軍の車列の村への進入を阻止、退却させる(2024年1月6日)

ハサカ県では、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同統治下にあるヤアルビーヤ町近郊のターシュ・ハワース村の住民が、米軍の装甲車2輌と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車輛1輌からなる車列の村への進入を阻止、これを退却させた。


SANA(1月6日付)が伝えた。

AFP, January 6, 2024、ANHA, January 6, 2024、‘Inab Baladi, January 6, 2024、Reuters, January 6, 2024、SANA, January 6, 2024、SOHR, January 6, 2024などをもとに作成。

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ハサカ県では、県内で盗奪した石油を積んだタンクローリーからなる米軍の車列がイラクに持ち出す(2024年1月6日)

ハサカ県では、SANA(1月6日付)によると、県内で盗奪した石油を積んだタンクローリー56輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されているマフムーディーヤ国境通行所を経由してイラク領内に移動した。

またタンクローリー34輌からなる米軍の車列もイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)を経由してイラク領内に移動した。

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一方、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、米軍が違法に基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機2機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

AFP, January 6, 2024、ANHA, January 6, 2024、‘Inab Baladi, January 6, 2024、Reuters, January 6, 2024、SANA, January 6, 2024、SOHR, January 6, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍はシリア政府の支配下にあるクナイトラ県の兵力引き離し地域で放牧をしていたジュバーター・ハシャブ村出身の羊飼いの男性1人を狙撃し、殺害(2024年1月6日)

シリア人権監視団によると、イスラエル軍は占領下のゴラン高原からシリア政府の支配下にあるクナイトラ県の兵力引き離し地域で放牧をしていたジュバーター・ハシャブ村出身の羊飼いの男性1人を狙撃し、殺害した。

AFP, January 6, 2024、ANHA, January 6, 2024、‘Inab Baladi, January 6, 2024、Reuters, January 6, 2024、SANA, January 6, 2024、SOHR, January 6, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はハサカ県シャッダーディー市、ヒムス県タンフ国境通行所の米軍基地を攻撃(2024年1月6日)

イラク・イスラーム抵抗は午前2時49分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、ヒムス県のタンフ国境通行所とハサカ県シャッダーディー市にある米軍基地を無人航空機(ドローン)複数機で攻撃したと発表した。

これに関して、シリア人権監視団は、シャッダーディー市および同市一帯に対する攻撃や爆発は確認されず、イラク・イスラーム抵抗の発表は根拠がないと発表した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、イラク・イスラーム抵抗所属と見られる無人航空機(ドローン)1機が、米軍(有志連合)の占領下にあるタンフ国境通行所の米軍基地上空に飛来、米軍が防空システムで迎撃、ドローンは基地から約3キロの地点に墜落した。

AFP, January 6, 2024、ANHA, January 6, 2024、‘Inab Baladi, January 6, 2024、Reuters, January 6, 2024、SANA, January 6, 2024、SOHR, January 6, 2024などをもとに作成。

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マナール・チャンネルは、「アクサーの大洪水」作戦開始翌日から1月5日までの89日間のレバノン・イスラーム抵抗の戦果を示したインフォグラフィアを公開(2024年1月6日)

マナール・チャンネル(1月2日付)は、2023年10月7日にパレスチナのハマースが「アクサーの大洪水」作戦を開始した翌日(10月8日)から2014年1月5日までの89日間のレバノン・イスラーム抵抗の戦果を示したインフォグラフィアを公開した。

同インフォグラフィアによると、レバノン・イスラーム抵抗の戦果は以下の通り。

標的とした施設

  • 入植地44ヵ所
  • 境界地帯の陣地510ヵ所
  • 後背地の陣地24ヵ所
  • 境界地帯の監視施設70ヵ所

標的

  • 車輛43輌(兵站輸送車3輌、兵員輸送車20輌、戦車20輌)
  • 指揮所18ヵ所
  • 陣地・入植地内の拠点・施設179ヵ所
  • 技術関連設備181ヵ所
  • 軍需工場1ヵ所
  • 歩兵部隊展開地211ヵ所
  • 境界フェンス21ヵ所
  • 砲台11か所
  • アイアンドーム1ヵ所
  • 無人航空機(ドローン)4機

イスラエル軍死傷者2000人

退避・避難状況

  • 退避地区:境界から5キロ以内の地域
  • 退避した入植者数43人
  • 発表された避難者数81000人
  • 実際の避難者数23万人

使用された兵器

  • 迫撃砲182発
  • ロケット弾98発
  • 機関銃、狙撃銃50発
  • 防空システム33発
  • 攻撃型ドローン17機
  • ミサイル257発

AFP, January 6, 2024、ANHA, January 6, 2024、‘Inab Baladi, January 6, 2024、Qanat al-Manar, January 6, 2024、Reuters, January 6, 2024、SANA, January 6, 2024、SOHR, January 6, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はハマースのサーリフ・アールーリー副政治局長暗殺への報復を開始、イスラエル北部唯一の航空管制施設であるメロン山山頂のメロン基地を攻撃(2024年1月6日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、1月6日の戦果について以下の通り発表した。


東部地区

午前9時40分、メトゥラ町(陣地)を攻撃し、直接の損害を与える。

午前9時55分、フニーン村一帯に集結するイスラエル軍歩兵部隊を攻撃し、直接の損害を与える。

午後3時40分、バイヤード・バリーダー陣地をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

午後5時15分、マナラ入植地(陣地)一帯に集結するイスラエル軍を攻撃し、直接の損害を与える。

西部地区

午前7時50分、ハマースのサーリフ・アールーリー副政治局長暗殺への報復として、イスラエル北部唯一の航空管制施設であるメロン山山頂のメロン基地を62発の砲弾などを攻撃。

午後4時40分、アビビム入植地に集結するイスラエル軍部隊を攻撃し、直接の損害を与える。

午後5時5分、ジャル・アラーム陣地一帯に集結するイスラエル軍部隊を攻撃し、直接の損害を与える。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員6人が戦死したと発表した。






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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前9時33分、レバノン領内からメロン山地区に向けて約40発の砲撃が行われたことを確認したが、砲弾や航空機の越境は確認されなかった。この攻撃を受けて、イスラエル軍は砲撃を行ったテロ細胞を攻撃した。

午後1時2分、レバノン領内からメトゥラ町、マルガリオット入植地一帯に多数の砲撃が行われたことを確認。これに対して無人航空機(ドローン)1機が砲撃をメトゥラ町一帯に砲撃を行ったテロ細胞を攻撃。こに先立ち、早朝には、ジェット戦闘機と歩兵部隊がアイター・シャアブ村、ヤールーン村、ラーミヤー村一帯のヒズブッラーのテロ標的、砲台、陣地、テロ・インフラを攻撃。

午後8時5分、レバノン領内からイフタ(キブツ)、アビビム入植地への多数の砲撃を終日確認。また早朝、イスラエル軍のドローンに向けてレバノン領内からロケット弾攻撃がある。先ほど、ジェット戦闘機複数機がヒズブッラーの軍事複合施設2ヵ所を攻撃。ジェット戦闘機複数機はまた、地上部隊とともに、ラーミヤー村、アイター・シャアブ村一帯のテロ・インフラ、陣地などのテロ標的を攻撃。

AFP, January 6, 2024、ANHA, January 6, 2024、‘Inab Baladi, January 6, 2024、Qanat al-Manar, January 6, 2024、Reuters, January 6, 2024、SANA, January 6, 2024、SOHR, January 6, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュがヒムス県タドムル市近郊やスフナ市北でシリア軍・親政権民兵の陣地を襲撃、4人を殺害(2024年1月6日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がタドムル市近郊の砂漠地帯でシリア軍や親政権民兵の陣地複数ヵ所を襲撃し、兵士4人を殺害、複数を負傷させた。

ダーイシュはまた、スフナ市北のクーム村一帯のシリア軍の陣地複数ヵ所を襲撃し、シリア軍と交戦した。

AFP, January 6, 2024、ANHA, January 6, 2024、‘Inab Baladi, January 6, 2024、Reuters, January 6, 2024、SANA, January 6, 2024、SOHR, January 6, 2024などをもとに作成。

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シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市、サルミーン市などを砲撃、女児1人が死亡、4人が負傷(2024年1月6日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市を砲撃、女児1人が死亡した。

砲撃には白リン弾が使用されたという。

シリア軍はまた、サルミーン市の市場や民家を砲撃し、住民4人が負傷した。

シリア軍はさらに、ザーウィヤ山地方のファッティーラ村、カンスフラ村、マアッルバリート村、アーフィス村を砲撃した。

これに対して「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるカフルナブル市近郊で、シリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカスル村、カフル・タアール村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、アドワーン村とシャイフ・サアド村を結ぶ街道で総合情報部の隊員1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡、遺体で発見された。

AFP, January 6, 2024、ANHA, January 6, 2024、‘Inab Baladi, January 6, 2024、Reuters, January 6, 2024、SANA, January 6, 2024、SOHR, January 6, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2024年1月6日)

スワイダー県では、スワイダー24(1月6日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, January 6, 2024、ANHA, January 6, 2024、‘Inab Baladi, January 6, 2024、Reuters, January 6, 2024、SANA, January 6, 2024、SOHR, January 6, 2024、Suwayda 24, January 6, 2024などをもとに作成。

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ヨルダン軍国境警備隊はシリアから密入国しようとした密輸業者と交戦、3人を殺害、15人を拘束、カプタゴン627錠と精製大麻3439パック、カラシニコフ銃を押収したと発表(2024年1月6日)

ヨルダン軍総司令部は声明を出し、ヨルダン軍国境警備隊が6日早朝、シリアから密入国しようとした武装した密輸業者と北部国境で交戦、3人を殺害(死者はその後5人に増加)、15人を拘束、カプタゴン627錠と精製大麻3439パック、カラシニコフ銃を押収したと発表した。

戦闘は、ハマード砂漠からスワイダー砂漠のザイビーン町に至る国境地帯で発生、密輸業者はヨルダンを経由して湾岸諸国に麻薬を密輸しようとしていた。

治安筋によると、ヨルダン軍は砂嵐に乗じてシリアからヨルダンに入国しようとした密輸業者80人以上を放逐したという。

ヨルダンのマムラカ・テレビ(1月6日付)が伝えた。

AFP, January 6, 2024、ANHA, January 6, 2024、‘Inab Baladi, January 6, 2024、al-Mamlaka TV, January 6, 2024、Reuters, January 6, 2024、SANA, January 6, 2024、SOHR, January 6, 2024、January 7, 2024などをもとに作成。

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シリア民主軍はハサカ県シャッダーディー市でダーイシュのメンバー2人を殺害、所持していた武器・装備を押収(2024年1月6日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターは声明を出し、ハサカ県のシャッダーディー市でダーイシュ(イスラーム国)のメンバー2人を殺害、所持していた武器・装備を押収したと発表した。

ANHA(1月6日付)が伝えた。

AFP, January 6, 2024、ANHA, January 6, 2024、‘Inab Baladi, January 6, 2024、Reuters, January 6, 2024、SANA, January 6, 2024、SOHR, January 6, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍はシリア北部に対する今年初のドローンでの爆撃を実施、シリア民主軍の中隊を狙う(2024年1月6日)

アレッポ県では、ANHA(1月6日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のスーガーニカ村の森林地帯を砲撃し、住民1人が負傷した。

シリア人権監視団によると、トルコ軍はまたマイヤーサ村一帯のシリア軍の陣地複数ヵ所を砲撃、シリア軍兵士9人が負傷した。

ANHAによると、トルコ軍はまた、シリア国民軍とともに、マンビジュ市北のアウン・ダーダート村を砲撃した。

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ハサカ県では、ANHA(1月6日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のウンム・カイフ村を砲撃した。

トルコ軍はまた、カーミシュリー市西のカルスール村を無人航空機(ドローン)1機で爆撃した。

シリア人権監視団によると、ドローンが狙ったのは人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属する中隊。

AFP, January 6, 2024、ANHA, January 6, 2024、‘Inab Baladi, January 6, 2024、Reuters, January 6, 2024、SANA, January 6, 2024、SOHR, January 6, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイラクのアルビール県にあるハリール米軍基地をドローンで攻撃(2024年1月5日)

イラク・イスラーム抵抗は午後7時7分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、イラクのアルビール県にあるハリール米軍基地を無人航空機(ドローン)複数機で攻撃したと発表した。

 

AFP, January 5, 2024、ANHA, January 5, 2024、‘Inab Baladi, January 5, 2024、Reuters, January 5, 2024、SANA, January 5, 2024、SOHR, January 5, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はハサカ県シャッダーディー市とダイル・ザウル県ウマル油田にある米軍基地をドローンで攻撃(2024年1月5日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、米軍が違法に基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

シリア人権監視団によると、イラク・イスラーム抵抗所属と見られる無人航空機(ドローン)1機が、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるシャッダーディー市に違法に設置されている米軍基地上空に飛来、米軍が防空システムで迎撃、これを撃破した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるウマル油田に米軍が違法に設置している基地に、「イランの民兵」が無人航空機(ドローン)複数機で攻撃を行った。

AFP, January 5, 2024、ANHA, January 5, 2024、‘Inab Baladi, January 5, 2024、Reuters, January 5, 2024、SANA, January 5, 2024、SOHR, January 5, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部を3回攻撃(2024年1月5日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、1月5日の戦果について以下の通り発表した。

西部地区

午後3時45分、リーシャー池の陣地を砲撃し、直接の損害を与える。

午後4時15分、ザヒーラ陣地一帯に駐留するイスラエル軍部隊をブルカーン重ロケット砲複数発で砲撃し、直接の損害を与える。

午後7時40分、リーシャー池の陣地をブルカーン重ロケット砲複数発で砲撃し、直接の損害を与える。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前12時29分、イスラエル軍ジェット戦闘機複数機が先ほど、アイター・シャアブ村、マジュダル・スィルム村一帯にあるヒズブッラーのテロ・インフラ、陣地などを爆撃した。

午後9時51分、レバノン領内からイスラエルへの多数の砲撃を早朝に確認し、イスラエル軍が砲弾発射地を攻撃。同じく早朝にジェット戦闘機1機がブライダー村にあるヒズブッラーの作戦司令室を攻撃、戦車がレバノン領内の複数ヵ所を砲撃した。

AFP, January 5, 2024、ANHA, January 5, 2024、‘Inab Baladi, January 5, 2024、Qanat al-Manar, January 5, 2024、Reuters, January 5, 2024、SANA, January 5, 2024、SOHR, January 5, 2024などをもとに作成。

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レバノンのヒズブッラーのナスルッラー書記長はイスラエル北部への攻撃の目的がガザ地区への攻撃を停止させることにあると表明する一方、ダーイシュを「米国の産物」と断じる(2024年1月5日)

レバノンのヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長は、昨年12月27日に組織の創設メンバーの1人で書記長付執行補(執行評議会副議長)のムハンマド・ヤーギー氏が死去してから1週間が空けたのに合わせて、ビデオ演説を行った。

ナスルッラー書記長は、10月7日にパレスチナのハマースが「アクサーの大洪水」作戦を開始した翌日から開始されたレバノン・イスラーム抵抗によるイスラエル北部への攻撃に関して、670回の作戦を実施、境界地域にイスラエル軍が設置している陣地48ヵ所、監視所50ヵ所、背後の陣地11ヵ所、入植地11ヵ村を攻撃したと戦果を発表した。

そのうえで、レバノン南部(イスラエル北部)でのレバノン・イスラーム抵抗の作戦について、イスラエルに圧力をかけ、ガザ地区への攻撃を停止させ、同地への圧力を軽減することが目的だと述べた。

また、2日にベイルート南部郊外(ダーヒヤ)で発生したイスラエル軍によるパレスチナのハマースのサーリフ・アールーリー副政治局長らの暗殺については、改めて報復を示唆した。

一方、イラク・イスラーム抵抗の活動について、米国の懸念材料となっているとしたうえで、ウクライナでの戦闘が敗北に向かっているなか、中東地域での戦争拡大を望んでいないとの見方を示した。

3日にイランのケルマーン県ケルマーン市にある殉教者墓地(2020年1月3日にイラクで米軍によって暗殺されたイラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団前司令官のガーセム・ソレイマーニー氏の墓地が所在)付近での爆発事件への関与を認めたダーイシュ(イスラーム国)については、「米国の産物」で、シリアとイラクで米国から活動支援を受けていると断じた。

マナール・チャンネル(1月5日付)が伝えた。

AFP, January 5, 2024、ANHA, January 5, 2024、‘Inab Baladi, January 5, 2024、Qanat al-Manar, January 5, 2024、Reuters, January 5, 2024、SANA, January 5, 2024、SOHR, January 5, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア国民軍に所属する第3軍団の諮問評議会は、ムハンマド・ダイリーを司令官に任命(2024年1月5日)

シリア国民軍に所属する第3軍団の諮問評議会は、ムハンマド・ダイリー氏(通称アブー・ハムザ・ダイリー)をフサーム・ヤースィーン氏の後任の司令官に任命した。

イナブ・バラディー(1月5日付)が伝えた。

AFP, January 5, 2024、ANHA, January 5, 2024、‘Inab Baladi, January 5, 2024、Reuters, January 5, 2024、SANA, January 5, 2024、SOHR, January 5, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュのスリーパーセルがダイル・ザウル県ブサイラ市でシリア民主軍の陣地を襲撃(2024年1月5日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、オートバイに乗ったダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの2人組がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるブサイラ市で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の陣地を襲撃し、撃ち合いとなった。

AFP, January 5, 2024、ANHA, January 5, 2024、‘Inab Baladi, January 5, 2024、Reuters, January 5, 2024、SANA, January 5, 2024、SOHR, January 5, 2024などをもとに作成。

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イドリブ県各所でシャーム解放機構に反対するデモ、カッリー町で17人が拘束される(2024年1月5日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にある複数の市町村で、コーランの一節を引用して「悪事の策謀は、その当人に振りかかるだけである」と銘打った抗議デモが行われた。

デモには各地で数十人の住民が集まり、シャーム解放機構による住民の逮捕や犯罪行為への異議が申し立てられた。

デモには、女性らも参加し、逮捕された家族の釈放を求めた。

これに関して、ノース・プレス(1月5日付)は、シャーム解放機構の総合治安機関がカッリー町でデモを企て、地域の平和と安全を乱したとして、女性2人を含む17人を拘束と伝えた。

AFP, January 5, 2024、ANHA, January 5, 2024、‘Inab Baladi, January 5, 2024、Reuters, January 5, 2024、SANA, January 5, 2024、SOHR, January 5, 2024などをもとに作成。

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イドリブ県ヒルバト・ジャウズ村近くの国境を越えて、トルコ領内に不法入国しようとした住民1人をトルコ軍の憲兵隊が射殺(2024年1月5日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるヒルバト・ジャウズ村近くの国境を越えて、トルコ領内に不法入国しようとした住民1人をトルコ軍の憲兵隊が射殺した。

AFP, January 5, 2024、ANHA, January 5, 2024、‘Inab Baladi, January 5, 2024、Reuters, January 5, 2024、SANA, January 5, 2024、SOHR, January 5, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2024年1月3日)

スワイダー県では、スワイダー24(1月3日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, January 3, 2024、ANHA, January 3, 2024、‘Inab Baladi, January 3, 2024、Reuters, January 3, 2024、SANA, January 3, 2024、SOHR, January 3, 2024、Suwayda 24, January 3, 2024などをもとに作成。

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ラタキア県、イドリブ県、ハマー県、アレッポ県でシリア軍とシャーム解放機構が交戦(2024年1月5日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるマリク丘一帯を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒードがシリア政府の支配下にあるミラージャ村を砲撃した。

これに対して、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村、カーヒラ村、ヒルバト・ナークース村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・アンマ村、カフル・タアール村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市のマイサルーン地区で住民1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, January 5, 2024、ANHA, January 5, 2024、‘Inab Baladi, January 5, 2024、Reuters, January 5, 2024、SANA, January 5, 2024、SOHR, January 5, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2024年1月5日)

スワイダー県では、スワイダー24(1月5日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, January 5, 2024、ANHA, January 5, 2024、‘Inab Baladi, January 5, 2024、Reuters, January 5, 2024、SANA, January 5, 2024、SOHR, January 5, 2024、Suwayda 24, January 5, 2024などをもとに作成。

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英国のパン・アラブ紙『アラブ』:「シリア北部を支配するシャーム解放機構はアフガニスタンのターリバーンのような宗教的に厳格な統治を行おうとしている」(2024年1月5日)

英国のパン・アラブ紙『アラブ』(1月5日付)は、シリア北部を支配するシャーム解放機構(旧シャームの民のヌスラ戦線)が同地に宗教的に厳格な統治を行おうとしていると伝えた。

同紙によると、シャーム解放機構は2014年から2019年にかけての他の反体制組織との抗争を制し、シリア北西部の支配を確立、国際社会がシリア内戦への興味を失うなかで、アフガニスタンのターリバーンが採用しているような宗教的に厳格な統治を行おうとしているという。

AFP, January 5, 2024、ANHA, January 5, 2024、al-‘Arab, January 5, 2024、‘Inab Baladi, January 5, 2024、Reuters, January 5, 2024、SANA, January 5, 2024、SOHR, January 5, 2024などをもとに作成。

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