タルトゥース港近くの旧シリア軍兵舎で爆発が発生:イスラエル軍はラタキア県カルダーハ市近くにある旧シリア軍の軍事施設を爆撃したと発表(2025年3月3日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊が、アサド政権崩壊前にロシア軍が監視ポストを設置していたナースィリーヤ連隊(アブー・ズィヤーブ連隊)基地、ウーファーニヤー村に隣接するアイン・バイダ交差点に一時侵入した。

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タルトゥース県では、SANAによると、イスラエル軍戦闘機複数機がタルトゥース市一帯を爆撃した。

爆撃による人的被害の報告は現時点ではなく、民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット)と専門チームが標的となった場所の確認作業を行っているという。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍の爆撃によると見られる大きな爆発が、タルトゥース港とワヒーブ経済グループの工業群の間に位置する旧シリア軍の兵舎近くで発生した。

これに関して、イスラエル軍は午後9時24分、テレグラムで、以下の通り発表した。

イスラエル国防軍(IDF):IDFは先ほど、シリアのカルダーハ郡にあるシリアの旧体制が保有していた兵器が保管されていた軍事施設を攻撃した。
この地域における最近の動向を踏まえ、同施設の軍事インフラを攻撃することが決定された。IDFは引き続きこの地域の情勢を監視し、イスラエル国民を防衛するために必要な対応を行う。

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ヒムス県タドムル市近くで撤去・回収された地雷を積んだ車輌1台が爆発し、乗っていた内務省総合治安局の隊員5人とシリア自由軍のメンバー1人が死亡(2025年3月3日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タドムル市近くのアルヤーニーヤ村一帯で撤去・回収された地雷を積んだ車輌1台が爆発し、乗っていた内務省総合治安局の隊員5人とシリア自由軍のメンバー1人が死亡した。

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ラタキア県の職員、保健省および養育教育省の職員、ラタキア港の職員12000人が新たに解職処分(2025年3月3日)

シリア人権監視団によると、ラタキア県の職員、保健省および養育教育省の職員、ラタキア港の職員12000人が新たに解職処分となった。

そのなかには、養育教育省が解雇した教員3000人も含まれているという。

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ダイル・ザウル県ブーカマール市の入口で爆発が発生し、3人死亡、20人負傷:アラウィー派宗徒が多く住むダマスカス県ウルード地区でオートバイに乗った複数の若者が、アラウィー派を侮辱する宗派主義的な主張を連呼(2025年3月3日)

ダイル・ザウル県では、SANAによると、ブーカマール市の入口で爆発が発生し、3人が死亡、20人が負傷した。

爆発の原因は不明だという。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、アラウィー派宗徒が多く住むウルード地区で、オートバイに乗った複数の若者が、アラウィー派を侮辱する宗派主義的な主張を連呼しながら、地区内を俳諧した。

これに対して、住民が抵抗し、若者らを追い出した。

内務省総合治安局の介入はなかった。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、住民が内務省総合治安局を名乗る武装グループによって2日前に誘拐された男性の遺体を発見した。

男性の遺体には、処刑されたと思われる銃弾の跡があったという。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にある「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市バーブ市で、アフマド・シャルア暫定政権の内務省総合治安局が武器・麻薬密輸グループを追跡、撃ち合いとなった。

この撃ち合いにより、密売グループのメンバー1人が死亡した。

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シリア民主軍軍事作戦師団(TOL)がハサカ市でテロ攻撃などのための情報収集を行っていたとされるバアス党政権時代のスパイを逮捕(2025年3月3日)

ハサカ県では、ANHAによると、シリア民主軍の広報センターは、軍事作戦師団(TOL)が2日に、ハサカ市で精密且つ周到に計画された治安作戦を実施し、バアス党政権時代にスパイとして活動していたイスラーム・マアルーフ容疑者(別名イスラーム・ハッファージー)を逮捕した。

マアルーフ容疑者は、シリア民主軍に対するテロ攻撃などのための情報収集を行っていたとされる人物。

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トルコ軍とシリア国民軍がラッカ県、アレッポ県を砲撃(2025年3月3日)

ラッカ県では、ANHAによると、トルコ軍が午後1時頃、アイン・イーサー市近郊のスカイルー村、タッル・アブヤド市近郊のイブラーヒーム・カルドゥー村を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が午後3時頃、ティシュリーン・ダム一帯を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は午後4時頃、カラ・クーザーク橋一帯を砲撃した。

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憲法宣言起草法務委員会が声明、活動目的を発表(2025年3月3日)

SANAによると、憲法宣言起草法務委員会が声明を発表した。

声明の骨子は以下の通り。

  • 2012年にアサド体制が制定した憲法が廃止されたことによって生じた法的空白のもと、移行期を統制し、国家の安定と再建に向けた道筋を示す憲法宣言の起草が必要となった。これは恒久憲法の代わりになるものではない。
  • 憲法宣言の正当性は、国民対話大会および(シリア革命)勝利(宣言)大会に基づいている。そこでは、シリア国民のさまざまな構成要素が、移行期を統制し、統治の基本原則を定め、権利と自由を保障する法的枠組みの必要性について合意した。
  • 憲法宣言は、シリアにおける移行期の運営を目的とした法的文書であり、三権(立法、行政、司法)の権限を定める。
  • 憲法宣言は、統治体制の基本原則を定め、この重要な時期における国家運営の柔軟性と効率性を担保し、政治的、社会的統合と領土の保全を維持することを目的とする。
  • 本法務委員会は、国益を実現し、移行期の要請に適合するよう、憲法宣言に盛り込まれるべき主要な原則と条文を検討した上で、その草案を起草する責務を担う。
  • 本委員会は、国民対話大会における憲法制定ワークショップで行われた議論や対話からアイデアを抽出することに努める。
  • 起草作業が完了次第、本提案を共和国大統領府に提出し、法と制度に基づく新たな時代を築くための一歩とし、より安定し、公正なシリアへの移行を実現することを目指す。

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シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣がアラブ連盟緊急首脳会議(パレスチナ・サミット)に向けた準備会合に出席するためにエジプトの首都カイロ入り(2025年3月3日)

SANAによると、アスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣が、3月4日に開催されるアラブ連盟の緊急首脳会議(パレスチナ・サミット)に向けた準備会合に出席するためにエジプトの首都カイロ入りした。

カイロに到着したシャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、ヨルダンのアイマン・サファディー外務大臣と会談した。

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シャルア暫定大統領の兄のマーヒル・シャルア暫定保健大臣が、サルマーン国王人道支援活動センターの使節団、EU使節団と会談(2025年3月3日)

SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領の兄のマーヒル・シャルア暫定保健大臣が、サルマーン国王人道支援活動センターの使節団と会談した。

マーヒル・シャルア暫定保健大臣はまた、欧州使節団と会談し、医療環境の確保への協力の方途について議論した。

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