シリア人民抵抗はボツリヌス菌毒素をシャーム解放機構(アフマド・シャルア暫定政権の国防省部隊)のメンバーの食事に混入させ、多数を殺害したと付言(2025年3月26日)

シリア人民抵抗は、生物兵器を使用したとする声明に関して、以下の通り付け加えた。

ボツリヌス菌毒素(英語:botulinum toxin)は、世界でもっとも危険な生物毒素の一つとされる第1級生物兵器に分類されている。この毒素は、ごく微量でも中枢神経系および呼吸器系に完全な麻痺を引き起こし、数時間から数日以内に死に至らしめることが可能である。味や匂いがなく、実験室でも検出困難であるため、痕跡を残さない静かな攻撃手段として用いられる。 作戦の詳細
3週間にわたり、抵抗勢力は、テロ組織シャーム解放機構の拠点内部に潜入する協力者と連携しながら作戦を遂行した。これらの協力者は金銭によって抱き込まれたものである。作戦中、「我々の専門家が現地で製造した」ボツリヌス毒素を、シャーム解放機構の一部構成員の飲食物に混入させることに成功した。 一般に想像されがちなミサイルや砲弾による使用ではなく、精密かつ専門的な手法によって毒素が食品や水に混ぜられ、爆発音も発見もなく、複数のテロリストを静かに無力化した。

抵抗勢力には、お前たちを殺すための銃弾など不要だ…。食事一口だけで十分だ!

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トランプ米政権はシリア民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット)への資金の大部分を打ち切る(2025年3月26日)

CNNは、ドナルド・トランプ米政権がシリア民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット)への資金の大部分を打ち切ったことが、内部文書および同団体の話で明らかになったと伝えた。

打ち切られたのは、アメリカ国際開発庁(USAID)から提供されていた消火活動、捜索・救助、地域の回復力強化に関わる支援で、トランプ政権による大規模な対外援助契約の中止方針の一環。

ただし、説明責任に関する活動を支援する国務省からの小規模な契約は継続されているという。

これに関して、ホワイト・ヘルメットのファールーク・ハビーブ副代表はCNNに対して、今回の資金打ち切りは、「壊滅的」な影響をもたらすと述べ、「必要性は劇的に増大している」「他の欧州のドナーからの資金を振り分けて危機の回避を図っているが、年間予算全体をまかなうには明らかに不十分だ」と語った。

USAIDの幹部が米議会に宛てた書簡によると、3月21日時点で計5,341件の契約が打ち切られ、そのなかには、ホワイト・ヘルメッツへの約3,000万ドル規模の契約が終了扱いになっていたという。

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欧州3ヵ国はシャイバーニー暫定外務在外居住者大臣と会談し、「過激派への取り締まり」が最優先課題であり、断固とした行動がなければ国際的支援は失われる可能性があると伝える(2025年3月26日)

<a href=”https://www.reuters.com/world/middle-east/there-is-no-blank-check-syrian-leader-told-rein-jihadis-2025-03-26/” target=”_blank”>ロイター通信</a>は、欧州の3人の使節団の代表らが3月11日、シリアの首都ダマスカスでアスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣と会談し、「過激派への取り締まり」が最優先課題であり、断固とした行動がなければ国際的支援は失われる可能性があると伝えたと報じた。

この会談については、これまで報じられていなかった。 フランス外務省のクリストフ・ルモワン報道官は、これに関して「ここ数日の人権侵害は到底容認できず、責任者を特定し、非難する必要がある」と語った。

<p align=”right”><font color=”Black” size=”2″ face=”MS Pゴシック”><font size=”-1″>(C)<a href=”http://cmeps-j.net/aljabal/” target=”_blank”>青山弘之</a> All rights reserved.</font></font></p>

シリア国民軍に所属するスルターン・ムラード師団のメンバー3人が2ヵ月にわたって給与支払いを受けることができず、トルコ占領地からシャルア暫定政権の支配地に脱走(2025年3月26日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア国民軍に所属するスルターン・ムラード師団のメンバー3人が2ヵ月にわたって給与支払いを受けることができず、トルコ占領下の「平和の泉」地域からアフマド・シャルア暫定政権の支配地に脱走した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ウンム・バラーミール村近くに設置されているシリア民主軍の検問所の要員が住民らに向けて発砲、若い男性1人が死亡、その母親が負傷した。

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シャーム解放機構を主体とする反体制派の支配を避けて前政権支配地に避難していたキリスト教徒の住民数十人がイドリブ県に帰村(2025年3月26日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構を主体とする反体制派の支配を避けて、2013年にジスル・シュグール市近郊のヤアクービーヤ村、カニーヤ村、ジャディーダ村から前政権支配地に避難していたキリスト教徒の住民数十人がカトリック教会のハンナー・ジャルーフ大使教(反体制派の支配下にあったアレッポ県で大司教に任命)に伴われて帰村した。

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北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるハサカ県シャッダーディー市にある米軍(有志連合)の基地に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送(2025年3月26日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるシャッダーディー市にある米軍(有志連合)の基地に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

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シリア人権監視団はラタキア県で民間人11人が殺害されていたことを新たに確認したと発表:3月6日以降に沿岸地域で確認された虐殺の件数は62件となり、殺害された民間人は1,639人に(2025年3月26日)

シリア人権監視団は、ラタキア県で民間人11人が殺害されていたことを新たに確認したと発表した。

新たに確認された虐殺などでの犠牲者の内訳は以下の通り:

ラタキア県11人
シャーミーヤ村11人

これにより、3月6日以降に沿岸地域で確認された虐殺の件数は62件となり、殺害された民間人は1,639人となった。

県別の内訳は以下の通り:
ラタキア県853人
タルトゥース県503人
ハマー県265人
ヒムス県13人

日にち・県別の内訳は以下の通り:

3月6日:1人
ヒムス県1人

3月7日:160人
タルトゥース県62人
ラタキア県98人

3月8日:366人
ラタキア県227人
タルトゥース県55人
ハマー県79人
ヒムス県5人

3月9日:303人
タルトゥース県103人
ラタキア県194人
ハマー県6人

3月10日:263人
ラタキア県79人
タルトゥース県92人
ハマー県86人
ヒムス県6人

3月11日:132人
タルトゥース県72人
ラタキア県60人

3月12日:158人
タルトゥース県49人
ラタキア県25人
ハマー県84人

3月13日:93人
タルトゥース県33人
ラタキア県52人
ハマー県7人
ヒムス県1人

3月14日:24人
タルトゥース県14人
ラタキア県10人

3月15~16日
ラタキア県50人
タルトゥース県7人

3月17~20日
ラタキア県41人
タルトゥース県16人

3月21~25日
ラタキア県6人
ハマー県3人
タルトゥース県5人

3月26日
ラタキア県11人

犠牲者のなかには、アラウィー派以外の宗派の信者も含まれている。

なお、民間人の他にも国防省部隊の兵士と内務省総合治安局の隊員273人、「旧体制の残党」の戦闘員259人が死亡しており、民間人の死者と合わせた死者総数は2,171人となっている。

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マンサー国防大臣を代表とするレバノンの安全保障関連使節団がシリア訪問を延期(2025年3月26日)

LBCは、ミシェル・マンサー国防大臣を代表とするレバノンの安全保障関連使節団がシリアへの訪問を延期したと伝えた。

延期は「シリア当局からの要請」によるものだという。

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ヒューマン・ライツ・ウォッチはシャルア暫定政権が施行した憲法宣言について、権力を行政府に集中させ、司法の独立を損なう可能性があると指摘(2025年3月26日)

ヒューマン・ライツ・ウォッチは声明を出し、アフマド・シャルア暫定政権が施行した憲法宣言について、権力を行政府に集中させ、司法の独立を損なう可能性があると指摘した。

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北・東シリア地域民主自治局の養育教育委員会の代表がシャルア暫定政権の養育教育省の代表と会談(2025年3月26日)

ラッカ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の養育教育委員会の代表が、国際連合児童基金(UNICEF)の仲介のもと、アフマド・シャルア暫定政権の養育教育省の代表と会談し、中高等教育の修了生への対処などについて議論した。

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北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるハサカ県カーミシュリー市でシャルア暫定政権が施行した憲法宣言を拒否する抗議デモ(2025年3月26日)

ハサカ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるカーミシュリー市で、アフマド・シャルア暫定政権が施行した憲法宣言を拒否する抗議デモが行われた。

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アレッポ県では、ANHAによると、シリア民主評議会の代表(キナーン・スィムアーン氏ら)が、アレッポ市アシュラフィーヤ地区で、シリア民族社会党インティファーダ派の代表(ファーディー・イスマーイール氏ら)と、アフマド・シャルア暫定政権が施行した憲法宣言についてのワークショップを開催し、宣言の不備について議論、移行期が5年に延長されたことについて「合意されてない」、「1950年憲法に定められていた国民主権の規程がない」などと批判を行った。

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ダマスカス郊外県サフナーヤー市で、ダイル・ザウル県出身者とドゥルーズ派住民からなる民兵が交戦、内務省総合治安局が介入(2025年3月26日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団スワイダー24によると、サフナーヤー市で25日、ダイル・ザウル県出身者とドゥルーズ派住民からなる民兵が交戦、内務省総合治安局が介入した。

事態を受け、ドゥルーズ派の使節団がサフナーヤー市を訪れ、同市に居住するアカイダート部族のシャイフやダイル・ザウル県出身者と会談した。

 


会談には、スワイダー県のスライマーン・アブドゥルバーキー師、マスアブ・ハフル部族長らが出席し、和解を行った。

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イラクのカイス・ムハンマダーウィー合同作戦司令室副司令官:シャルア暫定政権との調整のもと、前政権時代のシリア軍の関係者1900人が帰国(2025年3月26日)

ムラースィルーン(Syrian Reporters)などによると、イラクのカイス・ムハンマダーウィー合同作戦司令室副司令官が、アフマド・シャルア暫定政権との調整のもと、前政権時代のシリア軍の関係者1900人を帰国させたことを明らかにした。

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シリア人民抵抗は声明、地元勢力との連携のもと、「シャーム解放機構テロ一味」に対して生物兵器での攻撃を実施したと発表(2025年3月26日)

シリア人民抵抗は声明を出し、過去3週間で、地元勢力との連携のもと、「シャーム解放機構テロ一味」に対して前例のない特殊攻撃を実施したと発表した。

この攻撃で、シリア人民抵抗は複数の県で生物兵器を使用し、多数のメンバーを確実の殺害したと主張した。

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シャルア暫定大統領の兄のマーヒル・シャルア暫定保健大臣は首都ダマスカスのザーヒラ・ジャディーダ地区に新設されたシリア法医学検証センターの開設式を訪問(2025年3月26日)

SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領の兄のマーヒル・シャルア暫定保健大臣は首都ダマスカスのザーヒラ・ジャディーダ地区に新設されたシリア法医学検証センターの開設式に訪れた。

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前共和国ムフティーのアフマド・ハッスーン師がダマスカス国際空港の貴賓室で逮捕:ヒムス県、ラタキア県、ハマー県アレッポ県で住民が殺害される(2025年3月26日)

シリア人権監視団によると、ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、前共和国ムフティーのアフマド・ハッスーン師がダマスカス国際空港の貴賓室で逮捕された。

ハッスーン師は、アフマド・シャルア暫定政権当局に対して、緊急外科手術を受けるためヨルダンに渡航したい旨を申し出、妻と子どもたちとともに、車2台で空港を訪れ、貴賓室でフライトへの搭乗を待っていたが、入室してから数分後に治安要員が彼を拘束、連行したという。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス県バイヤーダ地区の警察の拘置所に拘留されていた若い男性が身体的・精神的拷問を受けて死亡した。

また、ヒムス市ワアル地区で、サンカリー村出身の男性1人が何者かに殺害され、遺体で発見された。

さらに、ヒムス市カラム・シムシム地区では、3月7日に誘拐され、消息を立っていた住民1人が何者かに即決処刑され、死亡した。

このほか、武装グループがジャービリーヤ村を強襲し、住民らを罵倒、多数を逮捕した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、10日前に誘拐され、消息が取れなかった12歳の少年がラタキア市のバグダード通りの建設中のビルで遺体で発見された。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、10日前に誘拐され、消息を立っていた住民1人が、サアン町で何者かによって殺害され、遺体で発見された。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ハムダーニーヤ地区で退職した技師が自宅で何者かによって殺害され、遺体で発見された。

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ダマスカス県では、SANAによると、県治安局がタダームン区での虐殺に関与したとされる軍事情報部のマーヒル・ズィヤード・ハディード容疑者を逮捕した。

また、県内の複数地区で「旧体制の残党」が所持していた即席爆弾、武器、弾薬を発見、これを押収した。

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シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は石駐シリア中国大使を代表とする使節団と会談(2025年3月26日)

SANAによると、アスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、石宏偉駐シリア中国大使を代表とする使節団と会談し、両国間の関係強化の重要性を確認、またシャイバーニー暫定外務在外居住者大臣はダルアー県に対するイスラエル軍の砲撃を中国が非難したことを歓迎した。

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