ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)は声明を出し、ラッカ県のラッカ市とハズィーマ村を結ぶ街道で、パトロール部隊がダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの攻撃を受け、隊員1人が死亡したと発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.
Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
JDヴァンズ米副大統領は、フォックス・ニュースののインタビューに応じ、シリアの沿岸部でアフマド・シャルア暫定政権の国防省部隊と内務省総合治安局によるアラウィー派などのマイノリティ宗派が「虐殺」された出来事に関して、暫定政権を厳しく批判した。
インタビューのなかで、ファンズ副大統領は以下の通り述べた。
(虐殺を受けて)シリアに米軍部隊を展開させることはないが、そこで暮らすマイノリティを守るため、外交的、経済的にできることは多くある。
シリアで誰と取引をしているのかを思い出すべきで、これらの歴史的なコミュニティ(クルド人、キリスト教徒、ドゥルーズ派など)を保護することを確実にするべきだ。
WATCH: Vice President JD Vance shares his thoughts on the growing disconnect between Europe and the US during an interview with @IngrahamAngle pic.twitter.com/P2RXpJu8wd
— Fox News (@FoxNews) March 15, 2025
(C)青山弘之 All rights reserved.
ANHAによると、シリア民主評議会は、シリア革命開始(2011年3月15日)14周年に合わせて声明を出し、自由、尊厳、正義を求めた蜂起に参加し、独裁体制の弾圧で命を落とした犠牲者に改めて哀悼の意を示すとともに、アフマド・シャルア暫定政権による憲法宣言の施行を公正な民主国家を樹立しようとするシリア国民の要望を反映しておらず、失望した」と批判した。
**
ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局は、シリア革命開始(2011年3月15日)14周年に合わせて声明を出し、革命の諸目的を実現するための行動を継続するとしたうえで、シリアの新憲法を、いかなる周縁化や排除もなく、シリアのすべての構成要素の権利を守るものとするために要求を続けると表明した。
**
ラッカ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるタブカ市で、アフマド・シャルア暫定政権による憲法宣言の施行を拒否するデモが行われた。

**
ハサカ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の弁護士連合と社会正義評議会がハサカ市の自由広場で声明を発表し、シャルア暫定政権による憲法宣言の施行を拒否する意思を示した。

ANHAによると、ハサカ市とアームーダー市では、憲法宣言の施行を拒否する抗議デモが行われた。

ANHAによると、カーミシュリー市では革命青年運動が声明を発表し、憲法宣言の施行を拒否した。

(C)青山弘之 All rights reserved.
スワイダー24によると、ドゥルーズ派最高位の宗教指導者のヒクマト・ヒジュリー師は、アフマド・シャルア暫定大統領が指導する暫定政権が施行した憲法宣言について、「非論理的」と批判した。
ヒジュリー師は以下の通り述べた。
我々の愛国的基礎は変わらない。しかし、この国の運命に関して適切な思考がなされなくなりつつある状況に至ったときには、介入せざるを得ない。
ドゥルーズ派は平和を求める学人であり、誰にも攻撃を加えず、誰からも攻撃を受けない…。シリアの領土と国民の一体性、そして憲法に基づく民主国家の建設を支持する。
宗派や地域の内部対立を生み出すことに成功したと示唆しようとしている者がいるが…、彼らは決してそれを成し遂げることはできない。
(C)青山弘之 All rights reserved.
タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、バーニヤース市の文化センター近くで正体不明の武装グループが内務省総合治安局を手りゅう弾で攻撃し、これに対して内務省総合治安局はグループのメンバー1人を逮捕、1人を殺害した。
シリア人権監視団によると、ハッラーブ・マルキーヤ村近くの街道で何者かによって誘拐されていた男性1人が遺体で発見された。
**
ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、タルフィーター村で内務省総合治安局が正体不明の武装グループの要撃を受け、隊員1人が負傷した。
事件を受け、内務省総合治安局はタルフィーター村を包囲した。
シリア人権監視団によると、ザーキヤ町で、若い男性1人が何者かによって銃で撃たれて死亡した。
**
アレッポ県では、シリア人権監視団によると、マンビジュ市で暫定政権の内務省総合治安局が武装グループと交戦し、住民1人が死亡した。
シリア人権監視団によると、アレッポ市のハムダーニーヤ地区で消防隊員1人が何者かによって殺害された。
**
ヒムス県では、シリア人権監視団によると、4日前にシャニーヤ村で誘拐されていた20歳代の若い男性と17歳の青年が遺体で発見された。
**
ダルアー県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がフラーク市で麻薬密売グループのアジトを強襲し、戦闘となり、1人が死亡した。
**
ラタキア県では、SANAによると、ムハンマド・ウスマーン県知事がイヤード・ハッザーア政治局長とともに、国防省部隊と内務省総合治安局による「虐殺」の被害を受けたフワイズ村、ルマイラ村を慰問した。
(C)青山弘之 All rights reserved.
ラタキア県では、SANAによると、ラタキア市南ラムル地区で激しい爆発が発生した。
民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット)によると、爆発は同地区の金物店で発生し、女性3人と子ども3人を含む12人が瓦礫の下敷きになって死亡、子ども6人を含む18人が負傷した。
犠牲者はさらに増える見込みだという。
シリア人権監視団によると、爆発は、住民の1人が爆発性戦争残存物(ERW)を撤去しようとして発生した。
シリア人権監視団によると、10人が死亡、14人が負傷した。
SANAによると、その後、死者は女性5人、子ども5人を含む16人、負傷者は子ども6人を含む18人となった。
(C)青山弘之 All rights reserved.
SANAによると、シリア革命開始(2011年3月15日)14周年を記念して、ダマスカス県ウマウィーイーン広場、イドリブ市サブア・バフラート広場、アレッポ県マンビジュ市で午後、記念集会やデモが行われた。
ウマウィーイーン広場での記念集会は、ダマスカス県知事によって呼びかけられ、シリア軍のヘリコプターが参加、会場に花を撒き、革命を祝福した。
国防省によると、ムルハフ・アブー・カスラ暫定国防大臣は、首都ダマスカスでのシリア革命開始(2011年3月15日)14周年集会にシリア軍のヘリコプターが参加したことにつて声明を発表した。
声明の内容は以下の通り:
シリアの人々は14年前、圧政に対して声を上げ、その結果、殺害、強制移住、拘束といった代償を払ったが、ついにアッラーの許しのもと、偉大なる勝利と確固たる解放に至った。 かつてシリア国民に死の業火を投下していたヘリコプターが、今では安心と安定の源となったことを皆が目にした。 我々はこれからもシリアの人々に忠誠を誓い、彼らの犠牲の結晶を守り、それを保護し、国民に奉仕する責務を果たし続ける。
内務省総合治安局がデモに先立って、安全を確保するとして会場一帯に展開した。
また、夜にも、ダマスカス県ウマウィーイーン広場、ハマー県ハマー市アースィー広場(集団礼拝と祝典)、アレッポ県アレッポ市サアドゥッラー・ジャービリー広場、ヒムス県ヒムス市、ダマスカス郊外県ドゥーマー市、ラタキア県ラタキア市で祝典が行われた。
**
スワイダー24によると、スワイダー県スワイダー市のカラーマ広場では記念集会などは行われなかった。
**
ダルアー県では、ダルアー24によると、ダルアー市の3月18日広場で、タファス市、ダーイル町などの住民が3月15日のシリア革命記念日(首都ダマスカスで最初の抗議行動が行われた日)を祝うデモを行った。
デモは比較的小規模だった。
(C)青山弘之 All rights reserved.
シリア・アラブ共和国大統領府によると、アフマド・シャルア暫定大統領は大統領令第6号を発出し、イード・アル=フィトルを記念して、国家公務員(文民、軍人)に給与の1ヵ月分、定年退職者に1ヵ月分の生活費を一時金として1回に限り支給することを決定した。
(C)青山弘之 All rights reserved.