移行期政権はスワイダー県北部でスルターン・バーシャー・アトラシュの追悼行事を開催:国民防衛部隊はカーライヤー町での追悼行事に介入、イスラエル国旗を掲揚しようとする


スワイダー県では、SANAによると、1925年の「シリア大革命」の指導者スルターン・バーシャー・アトラシュの命日(1982年3月26日)に合わせて、県庁が県北部の小スーラ町で、その功績を讃える追悼行事を開催した。

追悼行事には、ムスタファー・バクール県知事、イラー村地域首長のハサン・アトラシュ氏、ムハンマド・ヤースィーン・サーリフ文化大臣、らが出席、国民アイデンティティや国民統合の維持・強化、分断の試みへの拒否の姿勢が明示され、「宗教はアッラーのもの、祖国はすべての民のもの」というスルターン・バーシャー・アトラシュらが訴えたスローガンの重要性が確認された。

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一方、スワイダー24によると、クライヤー町では、住民らがスルターン・バーシャー・アトラシュの墓を訪れ、追悼記念行事を行った。

だが、この行事の最中に、国民防衛部隊の隊員が住民らに暴行を加えた。

一部の隊員は墓地内にイスラエルの旗を掲げようとし、住民は場所の尊厳と国民的指導者の人格を尊重するよう要求したが、隊員らはこれを無視したという。

さらに、住民が「宗教はアッラーのもの、祖国はすべての民のもの」、「シリア統一」など、シリア大革命のスローガンや声明を読み上げている最中、国民防衛部隊の隊員が彼らに襲いかかり、殴打を加えたほか、一部を拉致したという。

拉致された中には女性も含まれていたが、地域住民の圧力により女性はその後解放された。

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SANAによると、このスルターン・バーシャー・アトラシュの追悼行事に参加した民間人3人が「無法集団」によって拉致された。

また、スワイダー24によると、スルターン・バーシャー・アトラシュの追悼行事に参加しようとしていた4人が、クライヤー町に向かう道路に設置されている国民防衛部隊の検問所で拘束された。

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スワイダー24シリア人権監視団によると、県内でトリュフや野草採取に出かけた後に連絡が途絶えていた3人の若者のうち2人が解放された。

2人は24日にアフマド・シャルア移行期政権の内務治安局によって拘束されていた。

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