イドリブ県南部で前政権崩壊と新政権発足に伴い、電気、学校、パン製造工場、病院といった基本サービスの提供が停止し、住民の生活がさらに困窮:ヒムス市では治安作戦、掃討作戦により商業活動が停滞(2025年2月17日)

シリア人権監視団は、イドリブ県南部で、アサド政権の崩壊とアフマド・シャルア暫定大統領が指導する新政権の発足により、国家機関やその職員が完全に不在となるなか、電気、学校、パン製造工場、病院といった基本サービスの提供が停止し、住民の生活がさらに困窮していると発表した。

シリア人権監視団はまた、ヒムス県ヒムス市のザフラー地区、ザハブ地区などアラウィー派が多く暮らす地域で、治安作戦や掃討作戦の結果、商業活動が停滞していると発表した。

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トルコ占領下の「平和の泉」地域から北・東シリア地域民主自治局の支配地に脱出しようとした若者2人がシリア国民軍に所属する武装組織の発砲を受けて、1人が死亡、1人が負傷(2025年2月17日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「平和の泉」地域から、北・東シリア地域民主自治局の支配地(M4高速道路以南)に脱出しようとした若者2人が、シリア国民軍に所属する武装組織の発砲を受けて、1人が死亡、1人が負傷した。

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トルコ軍とシリア国民軍はアレッポ県、ラッカ県への攻撃を続ける(2025年2月17日)

アレッポ県では、ANHAによると、シリア民主軍広報センターはトルコ軍とシリア国民軍は過去24時間で、ティシュリーン・ダム一帯とカラ・クーザーク橋一帯の13ヵ村と丘陵地1ヵ所に対して中秋的に砲撃を加えたと発表した。

ANHAによると、トルコ軍の有人戦闘機複数機が午後2時頃、スィッリーン町近郊のカスグ村を爆撃した。

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ラッカ県では、ANHAによると、トルコ軍が午後5時頃、無人航空機1機でアイン・イーサー市近郊のスカイルー村、サフィーヤ村を爆撃した。

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ANHAによると、シリア民主軍広報センターはトルコ軍、シリア国民軍との戦闘で兵士5人が新たに戦死したと発表した。

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前政権下で2021年11月まで共和国ムフティーを務めていたアフマド・ハッスーン師:「樽爆弾体制のムフティーと呼ばれることを許さない。なぜなら、私は3度にわたり投獄されたからだ」(2025年2月17日)

ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、前政権下で2021年11月まで共和国ムフティーを務めていたアフマド・ハッスーン師の映像がSNSで拡散された。

映像のなかで、ハッスーン師は「樽爆弾体制のムフティー」ことに反論、「樽爆弾体制のムフティーと呼ばれることを許さない。なぜなら、私は3度にわたり投獄されたからだ」などと主張した。

アレッポ県アレッポ市フルカーン地区にあるハッスーン師の自宅の前では、大規模なデモが発生し、参加者はハッスーン師の処罰を要求、家のなかに押し入ったが、導師はいなかったという。

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国家計画国際協力委員会、経済省、工業省がUNDPと会談、ワークショップを開催:保健省はWHO、UNICEFと会談、シャルア暫定保健大臣はマレーシアのNGOのメルスィー・マレーシアの使節団と会談(2025年2月17日)

SANAによると、国家計画国際協力委員会が国連開発計画(UNDP)の使節団と会談し、開発プロジェクトの立ち上げについて議論した。

国家計画国際協力委員会はまた、イスラーム開発銀行の使節団と会談し、協力関係の発展や関係再活性化などについて議論した。

経済省と工業省も、UNDPとワークショップを開催し、地場産業の振興について議論した。

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SANAによると、保健省は、国連世界保健機関(WHO)、国連児童基金(UNICEF)の使節団と会談し、一次医療ケアセンターの修復計画について議論した。

また、アフマド・シャルア暫定大統領の兄のマーヒル・シャルア暫定保健大臣は、マレーシアのNGOのメルスィー・マレーシアの使節団と会談し、医療分野での協力について議論した。

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ハッラーク宗教関係省報道官は、ラマダーン月に合わせて各県のモスクの美化を目的とした「アッラーの家は我々の住まい」と銘打ったキャンペーンを行うと発表(2025年2月17日)

SANAによると、アフマド・ハッラーク宗教関係省報道官は、ラマダーン月に合わせて、各県のモスクの美化を目的とした「アッラーの家は我々の住まい」と銘打ったキャンペーンを行うと発表した。

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SANAによると、トルコで活動するパレスチナ人シャイフ・説教師のマフムード・ハサナート師がシリアを訪問し、イドリブ県でムハンマド・アブドゥッラフマーン知事、アブドゥルハミード・ハルフ県宗教関係局長、ムハンマド・アーリフ・ヒムスィー師ら県のシャイフと会談した。

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国連使節団がクナイトラ県サラーム市を視察するなか、イスラエル軍地上部隊は2ヵ村に一時侵攻:シリア・アラブ赤新月社は救急対応チームがイスラエル軍に拘束されたと発表(2025年2月17日)

クナイトラ県では、SANAによると、国連の使節団がサラーム市(旧バアス市)の県庁を訪問した。

シリア人権監視団によると、国連使節団の視察は2月2日に続いて2回目で、県庁舎の設備の利用状況を確認した。

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一方、シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊は、国連使節団のサラーム市視察と前後して、イッシャ村とアスバフ村に侵攻した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍部隊はその後2ヵ村から撤退した。

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シリア・アラブ赤新月社は声明を出し、2月15日夜、同社の緊急対応チームがクナイトラ県ラスム・シャーリア地区で女性患者を搬送中にイスラエル軍のパトロール部隊によって拘束されたと発表した。

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国民対話大会準備委員会がタルトゥース市とラタキア市で対話会合を開催(2025年2月17日)

SANAによると、国民対話大会準備委員会が、タルトゥース県タルトゥース市にある県庁舎で対話会合を開催した。

会合には、政治問題局タルトゥース県(およびラタキア県)事務所長のイヤード・ハッザーア氏も出席、市民活動家、法律家、経済人、医師らが参加し、移行期正義、社会的和解と市民平和の実現、憲法起草、国家機関の改革と再建などについて議論を行った。

準備委員会は続いて、ラタキア県に移動し、ラタキア市の県庁舎で対話会合を開催した。

150人あまりが参加した対話会合では、シリアを市民権を基盤とした文民民主国家とし、国民の要望を反映する必要について議論が集中した。

また、すべての人の自由を保障する法律の制定、社会における寛容と倫理の価値の強化、人格形成への関心の向上、女性の役割の強化と政治参加の保証、生活・経済状況の改善、専門能力に基づく制度の体系的な改革の推進、先進国の経済分野の経験の活用、シリアに対する制裁の解除に向けた取り組みの必要性が強調された。

参加者は、教育分野とその機関への関心の向上、若者の役割の活性化、メディアと文化の役割の強化、司法の改革、市民社会とその機関の役割の確立、権利を保護する法律の発展の必要性を訴えた。

さらに、国内の平和の維持、強力な国防軍の創設、公共サービス機関の再活性化、移行期正義の実現を求めた。

準備委員会のマーヒル・アッルーシュ委員長は、対話の重要性と有効性を強調し、可能な限り多くの有益なアイデアを取り入れることの意義を指摘した。

一方、ヒンド・カバワート委員は、対話の文化を強化し、新しいシリアの建設に向け、社会が経験したすべての傷を癒す必要があると述べた。

また、誰も排除することなく、すべての人の参加によってシリアの未来を描き、健全な基盤の上に正義を確立する必要があると強調した。

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ダマスカス県で治安当局が2023年のタダームン区の虐殺の主要な責任者を逮捕:ダイル・ザウル県でも住民に対する拷問に関与していた2人が逮捕(2025年2月17日)

ダマスカス県では、SANAに県治安局のアブドゥッラフマーン・ダッバーグ局長が明らかにしたところによると、同局が2023年のタダームン区での虐殺(男女500人以上が裁判や罪状なしに殺害された事件)に関与した主要な責任者の1人のムンズィル・アフマド・ジャザーイリー容疑者を逮捕した。

この責任者への調査により、虐殺に関与したとされる別の2人も逮捕、3人は関与を認めた。


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ダイル・ザウル県では、SANAによると、内務省総合治安局が前政権下で民間人に対する拷問に関与していたとされるフドル・ファイサル・ユースフ容疑者、ハサン・ガドバーン容疑者を逮捕した。

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ハマー県では、『ワタン』によると、「旧体制の残党」がミスヤーフ市近郊のヒヤーリーン町にいたる街道で、国防省部隊を襲撃、これを受け、同地を掃討するためのパトロールが実施された。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、16日に乗り合いタクシー運転手によって誘拐され、女子大学生が遺体で発見された。

一方、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がタドムル市に、前政権関係者の社会復帰に向けた和解センターを設置した。

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スワイダー県では、SANAによると、スワイダー市の文化センターで、前政権下の志願兵、警察官に対する社会復帰に向けた和解プロセスが開始された

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SANAによると、内務省は、バアス党員(民族指導部、地域指導部、支部書記長、支部指導部メンバー、支局書記長、支局指導部メンバー、班書記長)に対して、和解プロセスに応じるよう改めて告知した。

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トルコ軍とシリア国民軍がハサカ県への攻撃を継続:シリア民主軍はアレッポ県ティシュリーン・ダム一帯に対するトルコ軍の爆撃で従軍記者のアカイド・ルージュ氏が死亡したと発表(2025年2月16日)

ハサカ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が午後6時頃、タッル・タムル町近郊のダルダーラ村を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は午後9時頃、タッル・タムル町近郊のウンム・カイフ村を砲撃した。

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ANHAによると、シリア国民軍の広報センターは、トルコ軍、シリア国民軍との戦闘で、7人が新たに戦死したと発表した。

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アレッポ県では、ANHAによると、シリア民主軍広報センターが、トルコ軍による15日のティシュリーン・ダム一帯への有人戦闘機による爆撃で、従軍記者のアカイド・ルージュ氏が死亡したと発表した。

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ラッカ県では、ANHAによると、トルコ占領下の「平和の泉」地域の拠点都市タッル・アブヤド市近郊のスルーク町で、シリア国民軍に拉致され、拷問を受けて死亡したと見られる男性の遺体が発見された。

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バナフサジュとアクション・フォー・ヒューマニティが情報省の支援を受け、シリア革命において真実と現実の報道に寄与したジャーナリストやメディア活動家らを表彰する式典を開催(2025年2月16日)

ダマスカス県では、SANAによると、NGOのバナフサジュとアクション・フォー・ヒューマニティが情報省の支援を受け、文化芸術官「オペラ・ハウス」(旧アサド文化芸術館)で、シリア革命において真実と現実の報道に寄与したジャーナリストやメディア活動家らを表彰する式典を開催、800人以上が参列した。

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ハマー県、ラタキア県、ヒムス県、アレッポ県などで犯罪相次ぐ(2025年2月16日)

ハマー県では、SANAによると、内務省総合治安局が、前政権の軍事治安局の一等曹長だったアリー・アフマド・アッブード(アビー・マアッラー)容疑者を、ハルファーヤー市および周辺地域の住民を拷問、強制移住させたとして、逮捕した。

『ワタン』によると、内務省総合治安局がフワイズ村で通信用の光ファイバー・ケーブルを切断した2人組のグループを逮捕した。

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ラタキア県では、SANAが内務省広報局の発表として伝えたところによると、ラタキア市のアズハリー交差点に展開していた総合治安局が夜間にオートバイに乗った武装グループの発砲を受け、隊員2人が負傷、また女性1人が戦闘の巻き添えとなって死亡した。

href=”https://www.syriahr.com/%d9%85%d9%82%d8%aa%d9%84-%d8%b4%d8%a7%d8%a8-%d8%a8%d8%a7%d8%b4%d8%aa%d8%a8%d8%a7%d9%83-%d8%a8%d9%8a%d9%86-%d9%84%d8%b5-%d9%88%d8%b9%d9%86%d8%a7%d8%b5%d8%b1-%d8%a7%d9%84%d8%a3%d9%85%d9%86-%d8%a7%d9%84/749842/” target=”_blank”>シリア人権監視団によると、ラタキア市の共和国通りで内務省総合治安局と窃盗グループが交戦、若い男性1人が巻き添えとなって撃たれ、死亡した。

シリア人権監視団によると、スルンファ町近郊のルクマーニーヤ村で、国防省部隊が治安作戦中に住民1人が東部に銃弾を受けて死亡、2人が負傷した。

シリア人権監視団によると、ジャブラ市近郊で2人が誘拐され、イドリブ県マアッラト・ニウマーン市近郊のダジャージュ村で銃で撃たれて殺害された。

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イドリブ県では、SANAによると、サルマダー市警察が治安と安定確保のため、夜間パトロールを実施した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、カルアト・ヒスン市一帯で活動する「アブー・アラブ」なる人物が率いる武装グループがアイン・アジューズ村の若い男性8人を誘拐した。

誘拐された8人は、国防省部隊の同意を得て、武器を所持せずに防衛任務についていた。

複数の情報によると、8人は暴行や侮辱を受けたが、シリア人権監視団によると、その後内務省総合治安局が解放に成功した。

シリア人権監視団によると、ヒムス市バイヤーダ地区で4人前に消息を経った男性が遺体で発見された。

シリア人権監視団によると、ヒムス市ダイル・バアルバ地区で若い男性が内務省総合治安局によって拘束され、拷問を受けて死亡した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局が、ダイル・ザウル市ハラービシュ地区で、前政権やその民兵とつながりがあるとされる複数人を逮捕した。

シリア人権監視団によると、ブーカマール市で、住民がイラン・イスラーム革命防衛隊の傘下で活動していた第47連隊のアブー・イーサー・マシュハダーニー司令官が遺体で発見された。

シリア人権監視団によると、内務省総合治安局は、国防隊の元司令官の1人フィラース・イラーキーヤの護衛だった男性(アブー・スーダ)を逮捕した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市のカッラーサ地区で、内務省総合治安局が、住民どうしの喧嘩を仲裁しようとして介入、隊員1人が殺害された。

シリア人権監視団によると、覆面をした武装グループが、アレッポ市シャイフ・マクスード地区で、前政権を支持していたとして住民4人を襲撃した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局が、国防省部隊に統合された武装組織のメンバー6人を、14日にダマスカス郊外県カイサー村での若い男性1人の殺害に関与しているとして逮捕した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、バイト・ジン村の農場近くで正体不明の武装グループがドゥルーズ派のシャイフを銃で撃ち、殺害した。

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スワイダー県では、SANAによると、内務省が県内のすべての志願兵に対して、17日までに和解プロセスを済ませるよう告知した。

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ヒムス市で国民対話大会準備委員会の第1回対話会合が開催(2025年2月16日)

ヒムス県では、SANAによると、ヒムス市で国民対話大会準備委員会の第1回対話会合が開催された。

会合に関して、準備委員会のマーヒル・アッルーシュ委員長は以下の通り述べた。

我々は本日、ヒムス市で国民対話会合準備委員会の第1回会合を開始した。我々は、この歴史的な分岐点において負うべき責任を深く認識し、その使命を果たすべく取り組んでいる。
この対話の目的は、国民の意見や提案を聴取し、それらを大会でのワークショップに反映させることであり、あらゆる社会集団が実質的に関与する仕組みを確立することにある。
シリア国民どうし対話を交わすことは、この75年間にわたって行われていなかった。また、政治決定や将来構想において、実質的な参画を果たす機会もなかった。しかし、我々は今日、国家の未来をかたち作る上で、国民的責任を担う真の機会を前にしている。
これまでは、翌日について問うことは、シリア国民にとって常に不安の種であり、過去には多くの傷と苦難が積み重なってきた。一方、今日はと言うと、未来がより明るいものであり、我々があらゆる困難を克服して、強固な基盤のもとでシリアを再建することができることを立証するための分岐点を前にしている。
我々の夢は、すべての国民が誇りと尊厳を持てる強い国家の建設であり、その国家は正義、自由、平等という、シリア国民が長きにわたって多大な犠牲を払って守ろうとしてきた価値観に根ざしている。この夢を現実のものとするため、準備委員会は引き続き努力を続け、それを具体的な施策へと落とし込んでいく。
準備委員会は、国民対話の成功に必要な要件を整え、シリア全土で会合を重ねながら、すべての意見を反映した政策提言を取りまとめていく。
大会の代表性は、人口比や社会構成の規模に依存するのではなく、国民全体の包括的な参加を確保することを目的とする。
国民対話会合の議題は、次期憲法の基礎を築くとともに、シリア国家が抱える問題を精査し、その解決策を具体的に提示するものである。また、本会合では、移行期正義、憲法起草、公的機関の改革、自由、市民社会組織の役割、さらには未来のシリアを支える経済原則など、本質的な課題について議論を行う。
委員会の役割は組織運営に徹するものであり、いかなる立場を事前に採ることもなく、また意見に対する判断を下すこともしない。本対話を、すべてのシリア国民に開かれた場とし、あらゆる声が届き、すべての国民が祖国の未来を描く一翼を担うことを確保することが、我々の使命である。

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シャイバーニー暫定外務在外居住大臣はミュンヘンで米国上下院議員と会談、その後サウジアラビアに移動し、アルウラ新興市場経済会議に出席(2025年2月16日)

SANAによると、ミュンヘン安全保障会議に出席するためにドイツのミュンヘンを訪問中のアスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務在外居住大臣は在ドイツ・シリア人コミュニティの使節団と会談した。

シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣はまた、米国のジョー・ウィルソン下院議員(共和党)、セス・モルトン下院議員(民主党)、マイケル・マコール下院議員(共和党)、ジーン・シャヒーン上院議員(民主党)、ジェームズ・リッシュ上院議員(共和党)と会談した。

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SANAによると、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、サウジアラビア財務省が国際通貨基金(IMF)と共同開催するアルウラ新興市場経済会議に出席するため、ドイツのミュンヘンからサウジアラビアのアルウラに移動した。

会議では、シリアに対する経済制裁の解除、シリア中央銀行の国際銀行システムへの参入などについても議論された。

シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣はまた、サウジアラビアのムハンマド・ビン・アブドゥッラー・ジャドアーン財務大臣と個別に会談した。

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シャルア暫定大統領はラタキア市、タルトゥース市を訪問:「マイノリティという名を持つものなどない…シリアが共存し合う宗派からなっていると定義してはならない」(2025年2月16日)

シリア・アラブ共和国大統領府によると、アフマド・シャルア暫定大統領は、15日にイドリブ県からアレッポ県に移動、アフリーン市を経由し、アレッポ市内のシャフバー・ホテル(旧メリディアン・ホテル)に宿泊、この間、アフリーン市とアレッポ市で地元の名士や名望家と会談した。

ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、シャルア暫定大統領はアレッポ市での会談で「我々にはマイノリティという名を持つものなどない…。あるのは皆の権利を守る法だけだ。シリアが共存し合う宗派からなっていると定義してはならない。我々はこうした段階を1300年以上前に乗り越えた」と述べた。

シャルア暫定大統領はまた、アレッポ市からラタキア市に移動し、地元の名士や名望家と会談した。



その後、タルトゥース市に移動し、同じく地元の名士や名望家と会談した。

解体された人民議会の議員を務めていたスハイル・サラーム・フドル氏は、フェイスブックで、タルトゥース市でのシャルア暫定大統領との会談に出席したとしたうえで、議論が治安状況、公務員の恣意的解雇、退職者の年金、軍や警察への復帰、逮捕者の釈放、厳しい生活状況、公共サービスの問題など多岐に及び、シャルア暫定大統領が以下の通り、述べたことを明らかにした。

シリアは病んでおり、集中治療を受けている状態だ。そんな時に髪型を気にしても意味がない。重要なのは心臓だと言いたい。 つまり、優先順位がある。
誰も解雇してはおらず、状況が落ち着くまでの間の有給休暇扱いとしているだけだ。
経験豊富な士官については、希望すれば復帰は認られるだろう。
逮捕者は順次釈放される。

フドル氏によると、会談の出席者らは、以上の質疑応答において示した自らの要求を記した要望書をシャルア暫定大統領に手渡したという。

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ホワイト・ヘルメット:シリア民主軍がマンビジュ市近郊のハフサ町を砲撃、女性1人が死亡、女性3人と女児3人が負傷(2025年2月15日)

アレッポ県では、SANA民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット)によると、シリア民主軍がマンビジュ市近郊のハフサ町を砲撃し、女性1人が死亡、女性3人と女児3人が負傷した。

シリア民主軍は15日未明に、ハフサ町の民家、モスクを攻撃、民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット)が朝になって、住民からの通報を受けて現場に駆け付けたという。


一方、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が午前10時頃、ティシュリーン・ダム一帯を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍の戦闘機複数機が午後5時頃、アイン・アラブ(コバネ)市近郊のサイフィー村の丘陵地帯を爆撃した。

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国連人間居住計画(UN-Habitat)シリア事務所の高林所長らからなる使節団がカースィム暫定社会問題労働大臣と会談(2025年2月15日)

SANAによると、国連人間居住計画(UN-Habitat)シリア事務所の高林博史所長らからなる使節団がファーディー・カースィム暫定社会問題労働大臣と会談し、協力態勢の拡大について議論した。

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内務省総合治安当局は、アブー・マーリヤー・カフターニー暗殺、サイイダ・ザイナブ廟爆破未遂事件の背後にいるとされるダーイシュの幹部の1人アブー・ハーリス・イラーキーを逮捕(2025年2月15日)

SANAが内務省総合治安局筋の情報として伝えたところによると、総合治安当局はダーイシュ(イスラーム国)の幹部の1人アブー・ハーリス・イラーキーを逮捕した。

アブー・ハーリス・イラーキーは、ダーイシュ・イラク州において、外来者担当者、兵站準備部門副官などの要職を務め、テロ攻撃の責任者と目されて、2024年4月4日にイドリブ県で発生したシャーム解放機構の幹部のマイサル・ジャブーリー(アブー・マーリヤー・カフターニー)の暗殺の計画・実施の背後にいたとされる人物だという。

また、ダマスカス郊外県サイイダ・ザイナブ町にあるサイイダ・ザイナブ廟爆破未遂事件もアブー・ハーリス・イラーキーの指示のもとに行われたという。

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ラタキア県、ダマスカス県、ダマスカス郊外県、スワイダー県で、組合職員解雇、遺跡盗掘、学生失踪に抗議するデモ(2025年2月15日)

『ワタン』によると、労働者総連合がアフマド・シャルア暫定大統領が指導する新政権に対して、職員の解雇や休暇付与にかかる決定の撤回を求めた。

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ラタキア市にある労働者総連合支部ビル前で、職員数十人が解雇と休暇付与の決定に抗議してデモを行った。

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ダマスカス県では、SANAによると、国立博物館前で、遺跡の違法な盗掘への対処を求める抗議デモが行われた。

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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、複数の青年組織が失踪した学生の消息を解明することを求めて抗議デモを行った。

デモが行われたのは、スワイダー県スワイダー市の絞首広場前、ダマスカス郊外県ジャルマーナー市、ヘルモン山(シャイフ山)のスルターン・バーシャー・アトラシュ広場。

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SANAによると、地方行政環境省は、前政権下で解職された元職員の復帰申請を2月24日で終了すると発表した。

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ヒムス県、ラタキア県、イドリブ県などで、アラウィー派住民殺害、国防省部隊・内務省総合治安局襲撃相次ぐ(2025年2月15日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ウンム・アマド村でレバノンのヒズブッラーに協力していたとされるアラウィー派の高齢の男性1人が、国防省部隊の軍服を着たグループによって処刑された。

一方、ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、内務省総合治安局がヒムス中央刑務所に収監していた複数の逮捕者について、過去の犯罪歴がないとして釈放した。

シリア人権監視団によると、釈放されたのは30人。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、14日深夜から15日未明にっけて、ラタキア市のシャイフ・ダーヒル地区にある旧交通局に配置されている内務省総合治安局の要員4人が乗った車が、正体不明の武装グループの襲撃を受けた。

シリア人権監視団によると、オートバイに乗った2人組の「旧体制の残党」が、ラタキア市アンダルス交差点にある内務省総合治安局の検問所に手りゅう弾を投げつけ、交戦、これにより内務省総合治安局の隊員1人が負傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、正体不明の武装グループが14日深夜から15日未明にかけて、バアリーン村に設置されている国防省部隊の検問所を襲撃、同部隊の兵士1人を負傷させた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、アリーハー市南で、シリア軍の元兵士が、民間人に対して「たる爆弾」を使用したなどとして、何者かによって処刑され、遺体で発見された。

シリア人権監視団によると、ザーウィヤ山地方で活動する武装グループがイフスィム村で「シャッビーハ」とされる3人を拉致、殺害した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、武器密輸に関与しているとされるグループと内務省総合治安局がマヤーディーン市で交戦した。

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『ワタン』によると、情報省はイフバーリーヤ・チャンネルのサーリフ・イブラーヒーム前社長の誘拐(2月10日)を非難、内務省とともに、事件の調査を継続し、ジャーナリストの保護に専念すると発表した。

シリア人権監視団によると、イブラーヒーム元社長はその後解放された。

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『ワタン』によると、ムジュダヒド病院(ダマスカス県)のムハンマド・ハルブーニー院長が、アサド政権が崩壊した2024年12月8日から2025年2月12日までの間に、288人の遺体が法医学科に搬送されたことを明らかにした。

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イラク・クルディスタン地域のバールザーニー大統領はミュンヘン安全保障会議に出席するためにドイツを訪問中のシャイバーニー暫定外務在外居住者大臣との会談でクルド人の保護を訴える:(2025年2月15日)

SANAによると、ミュンヘン安全保障会議(MSC)に出席するためにドイツを訪問中のアスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、リヒテンシュタインのクリスチャン・ウェナヴェーザー国連(ニューヨーク)常駐代表(大使)、イラク・クルディスタン地域のネチルヴァン・バールザーニー大統領、ドイツのアナレーナ・ベアボック外務大臣、トルコのハカン・フィダン外務大臣、ノルウェーのエスペン・バット・アイデ外務大臣、ゴルダン・グルリッチ・ラドマンと個別に会談した。





ルダウ・チャンネルによると、バールザーニー大統領は会談で、シリアのクルド人およびすべての社会集団の保護、平和と安定の実現、対話と相互理解に基づく問題解決の必要性を訴えた。

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シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣はまた、ミュンヘン安全保障会議の 「ダマスカスの新たな夜明け:シリアの移行期の行方」と題した対話セッションに参加し、シリアに対する制裁の解除を訴えた。

 

 

 

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シャルア暫定大統領がアサド政権崩壊後初めてイドリブ県を訪問、またトルコ占領下のアレッポ県アアザーズ市を経て、アレッポ市に移動(2025年2月15日)

シリア・アラブ共和国大統領府によると、アフマド・シャルア暫定大統領がイドリブ県内にある国内避難民(IDPs)キャンプ、イドリブ市を訪れ、住民と面談した。

シャルア暫定大統領はまた、イドリブ県の名望家、名士らと会談した。




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ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、アフマド・シャルア暫定大統領がトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市アアザーズ市に到着した。

イドリブ県からアレッポ県に入ったシャルア暫定大統領はまた、アレッポ市に入り、シャフバー・ホテル(旧メリディアン・ホテル)にチェックインした。

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ヒムス県ファーヒル村とハマー県サラミーヤ市で新政権に対する抗議デモ(2025年2月14日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ファーヒル村の住民数千人が、国防省部隊の兵士へによる住民への暴行・逮捕未遂に抗議してデモを行った。

シリア人権監視団によると、デモに参加した住民らはまた、国防省部隊の司令部に対して戦闘員が村に入るのを禁じるよう求めた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナーフタ町で、旧シリア軍第5軍団に所属していた武装勢力が、前政権の軍事治安局に協力していたとして、退去を求める抗議デモが行われた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、サラミーヤ市で住民ら数十人が集まり、アフマド・シャルア暫定大統領が指導する新政権による権利侵害に抗議、憲法宣言の発表などを通じて憲政改革と経済改革を実施するよう訴えた。

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ヒムス県で内務省総合治安局の治安拠点1ヵ所が正体不明の武装グループの発砲を受ける(2025年2月14日)

ヒムス県では、ムラースィルーン(Syrian Reporters)シリア人権監視団によると、13日夜、カブー町にある内務省総合治安局の治安拠点1ヵ所が正体不明の武装グループの発砲を受けた。

シリア人権監視団によると、シュルーフ村の農園で、半日前から行方が不明になっていた若い男性が遺体で発見された。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、正体不明の武装グループがフラーク市で内務省総合治安局の隊員1人を銃で撃ち、負傷させた。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がクーリーヤ市で、麻薬密輸グループのリーダーとされるアブドゥルハミード・ルクマーン(通称スマイニー)と交戦、逮捕した。

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ダマスカス県では、ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、国防省部隊が周辺の山岳地帯で行進を行った。

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タルトゥース県は前政権時代の軍・治安部門のすべての職員およびバアス党員に対して、15、16、17日に手続きを行うよう呼びかける(2025年2月14日)

SANAによると、地方行政環境省は、シリア革命に参加したとの理由で、前政権によって解任されたすべての職員に対して、復職のための登録を行うよう呼びかけた。

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タルトゥース県では、SANAによると、県庁が、和解プロセスに依然として応じていない前政権時代の軍・治安部門のすべての職員およびバアス党員に対して、15、16、17日に手続きを行うよう呼びかけた。

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シリア中央銀行はロシアで印刷されたシリア・ポンドの紙幣がダマスカス国際空港に到着したとしたうえで、その金額に関して流布されている一部情報はまったく不正確だと主張(2025年2月14日)

SANAによると、シリア中央銀行の広報局は、ロシアで印刷されたシリア・ポンドの紙幣がダマスカス国際空港に到着したことを明らかにしたうえで、その金額に関して流布されている一部情報はまったく不正確だと主張、公式情報に依拠し、噂に流されないよう努めることが必要であると強調した。

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サウト・アースィマは、シリア中央銀行筋の話として、2009年のロシア・シリア間の協定に基づいて、ロシアで印刷された300億分のシリア・ポンド紙幣がシリアに輸送されたとの一部情報について、根拠がないと報じた。

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イナブ・バラディーによると、60兆シリア・ポンドが輸送されたとの情報も流れていたという。

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シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣はミュンヘン安全保障会議(MSC)に出席するため、フランスからドイツに移動移動(2025年2月14日)

SANAによると、「シリアに関するパリ会議」に出席するためにフランスを訪問中のアスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣が在フランス・シリア人と会談した。

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SANAによると、アスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、ミュンヘン安全保障会議(MSC)に出席するため、フランスからドイツに移動した。

ドイツのミュンヘンに到着した、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、ドイツのハンス=ゲオルグ・エンゲルケ内務省事務次官、ロバート・プティ国際経営研究所(IIIM)所長、ヴォルカー・ターク国連人権高等弁務官、ヒシャーム・ハドラーウィー紛争民間人センター事務局長と相次いで会談した。



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国防省はすべての軍事機関に対して、いかなるインタビューやメディアでの発言においても事前に国防省内の広報局と調整を行うよう呼びかけるとともに、あらゆる種類の軍事資産の譲渡および売却が国防省決定により禁止されていると発表(2025年2月14日)

国防省は告知第0001号と第0002号を発出した。

第0001号においては、すべての軍事機関に対して、いかなるインタビューやメディアでの発言においても、事前に国防省内の広報局と調整を行うよう呼びかけた。

第0002は、あらゆる種類の軍事資産の譲渡および売却が国防省決定により禁止され、違反者は責任を問われることが告知された。

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シャルア暫定大統領はアゼルバイジャンのアリエフ大統領から大統領就任を祝福する書簡を受け取る(2025年2月14日)

シリア・アラブ共和国大統領府によると、アフマド・シャルア暫定大統領がアゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領から大統領就任を祝福する書簡を受け取った。

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スワイダー市、サルハド市、シャフバー町の消防隊職員や清掃職員が関係当局による「対応不足」により、退職を余儀なくされる可能性に晒されていると不満を表明(2025年2月13日)

スワイダー県では、スワイダー24によると、スワイダー市、サルハド市、シャフバー町の消防隊職員や清掃職員がスワイダー市で
関係当局による「対応不足」により、退職を余儀なくされる可能性に晒されていると不満を表明した。

シリア国内各地では、民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット)などが、消防隊などに代わって救急消防活動にあたっており、職員らが解雇される一方、救急消防活動への対応が不十分だとの不満が高まっている。

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