ラタキア県総合治安局は前政権の空軍情報部尋問課長を務めていたロシア国籍を有するダーギスターニー准将を逮捕する一方、各地で内務省総合治安局への襲撃が相次ぐ(2025年4月16日)

ラタキア県では、SANAによると、県の総合治安局が治安作戦を実施し、前政権の空軍情報部尋問課長を務めていたサーリム・ダーギスターニー准将を逮捕した。

ダーギスターニー准将は、ダマスカス郊外県サイドナーヤー刑務所の尋問課長、東グータ地区治安委員会長などを歴任、戦争犯罪への関与が疑われている。

シリア人権監視団によると、ダーギスターニー准将はロシア国籍を持っている。

一方、シリア人権監視団によると、ラタキア市スライバ地区内の住宅ビルで男性1人が遺体で発見された。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、サラミーヤ市で正体不明の武装グループが内務省総合治安局の本部を襲撃し戦闘となり、武装グループのメンバー1人が死亡、1人が逮捕された。

また、ハマー市では内務省総合治安局が麻薬密売人を銃で撃ち殺害した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市のカラム・ザイトゥーン地区でオートバイに乗った正体不明の武装グループに前日に銃で撃たれて負傷していた若い男性1人が死亡した。

また、ジャディーダ村で住民どうしの戦闘が発生し、1人が死亡した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がダイル・ザウル市で前政権の国防隊の元メンバー1人を逮捕した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャイフ・マスキーン市で、車に乗った正体不明の武装グループが内務省総合治安局の隊員に向けて発砲し、戦闘となり、武装グループのメンバー1人が死亡した。

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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイミラ村で若い男性が何者かによって銃で撃たれて死亡した。

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ダマスカス県マッザ区のハワー広場に国防省部隊と内務省総合治安局の外国員部隊が検問所を設置し、住民らの宗派についての尋問を始める(2025年4月15日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ムザイリーブ町で内務省総合治安局の隊員2人が正体不明の武装グループの襲撃を受け、銃で撃たれて死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍とアフマド・シャルア移行期内閣の合意を受けて、アレッポ市のカースティールー街道が再開された。

一方、ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、アレッポ市サラーフッディーン地区で警察官が暴行を受ける映像を公開した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、バキーヤ村の農地で集団墓地が発見され、前政権によって殺害されたと見られる数十人の遺体が収容された。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、マッザ区のハワー広場にアフマド・シャルア移行期政権の国防省部隊と内務省総合治安局の外国員部隊が検問所を設置し、住民らの宗派についての尋問を始めた。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、正体不明の武装グループがスルンファ町近郊のハワー村の民家を襲撃し、住民1人を誘拐した。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局が、シャイフ・アフマド・シャアバーニー廟で宗派対立を煽るような発言をした者たちを逮捕した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ガーブ平原のアズィーズィーヤ村で即決処刑された若い男性の遺体が発見された。

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タルトゥース県、ダマスカス県でアラウィー派住民に対する人権侵害続く(2025年4月14日)

タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がバカウー村で退役士官(准将)を逮捕、この退役士官が所有する農園を閉鎖、接収した。

また、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権の国防省部隊(新シリア軍)の兵士らが、レバノン国境に近いヒルバト・アクラード村にあるアラウィー派のシャイフ・アフマド・シャアバーニー廟内に侵入し、宗派間の対立を煽るような発言をする映像がSNSなどで公開された。

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シリア人権監視団は、イドリブ県ダーナー市にあるカフェ「ストローベリー・リーン」の店員と見られる女性が、外国人と口論となり、内務省総合治安局に苦情の電話をしている映像を公開した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サナマイン市で何者かが市民1人に発砲、負傷させた。

また、シャイフ・サアド村では、正体不明の武装グループが床屋を襲撃し、2人を負傷させた。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、サンジュワーン村近くの兵舎で、工兵部隊による爆発物撤去作業により大きな爆発が発生した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、武装した覆面姿の男性がハマー市のハーラト・ジスル地区で車に乗った男性を銃で撃ち殺害した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、マサーキン・バルザ地区で、内務省総合治安局が前日にアラウィー派の住民60人以上を逮捕したことに抗議するデモが発生した。

逮捕された約60人のうち、17人は釈放された。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ズィヤービーヤ村で武装グループどうしが口論の末、撃ち合いとなり、2人が死亡、1人が負傷した。

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ダルアー県ブスラー・シャーム市に内務省総合治安局が展開:シリア軍第5軍団第8旅団が解散を宣言(2025年4月13日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がブスラー・シャーム市で2人の指名手配者の身柄を確保した。

身柄確保は、同地の名士らとの合意に基づくもの。

ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、国防省の車輌約300輌がブスラー・シャーム市に入ったことを受けて、改革機構の仲介のもと、第5軍団第8旅団と国防省部隊の衝突に伴う流血を回避するための合意が締結された。

また、シリア人権監視団スワイダー24によると、同市では、前政権のシリア軍第5軍団の解体を求める住民のデモが行われ、ブスラー・シャーム市の住民らが、最近の戦闘での犠牲者の葬儀に参列するために訪れたスワイダー県の住民からなる使節団を出迎え、「スワイダーとダルアーは一つ」といったシュプレヒコールを連呼した。


ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、第5軍団第8旅団はこれを受けるかたちで声明を出し、組織を解体し、保有している軍事力と人的資源を国防省に引き渡すと発表した。

シリア人権監視団ムラースィルーン(Syrian Reporters)、第8師団の解体を受けて、内務省総合治安局が同市に展開し、同師団の拠点の接収を開始した。

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ダマスカス県治安局がマサーキン・バルザ地区で多数を逮捕、家族らが釈放を求めて抗議デモ(2025年4月13日)

ダマスカス県では、SANAによると、県の治安局が、法律違反者らが立て籠もっていたマザーキン・バルザ地区内の拠点を強襲し、多数の指名手配者を逮捕した。

ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、これに対して逮捕された若者たちの母親が道路を封鎖し、息子らの釈放を要求した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、1ヵ月ほど前に失踪したセメントやセラミックの取引を行うビジネスマンの男性1人がアレッポ市で遺体で発見された。

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シリア・テレビは独自筋の話として、アサド前大統領のいとこでビジネスマンのラーミー・マフルーフ氏が3月の沿岸部での内務省総合治安局に対する一斉要撃に資金を供与していたと伝える(2025年4月12日)

トルコを拠点とするシリア・テレビは独自筋の話として、アサド前大統領のいとこでビジネスマンのラーミー・マフルーフ氏が、3月の沿岸部での内務省総合治安局に対する一斉要撃に資金を供与していたと伝えた。

独自筋によると、マフルーフ氏とレバノンに居住し、前政権とつながりがある複数の人物が、イランから直接の支援を受けて、「アラウィー派政体」を樹立するために資金援助を行ったという。

独自筋の素性、情報の真偽は不明。

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ラタキア県カルダーハ市で、イスに縛られ、口に袋を詰められ、鋭利な刃物で首を切られたアラウィー派の男性が遺体で発見される(2025年4月12日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、カルダーハ市で、イスに縛られ、口に袋を詰められ、鋭利な刃物で首を切られたアラウィー派の男性が遺体で発見された。

一方、SANAによると、内務省総合治安局の麻薬撲滅課が、前政権の第4師団が保有していたラタキア市内の倉庫に隠されていた大量のカプタゴンの錠剤を発見、これを押収した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、マフワルタ村出身の若い男性が国境地帯できょうだいとともにレバノンに入国しようとしていたところ、内務省総合治安局に拘束され、金品を没収された後に、銃で撃たれて死亡した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、マアッル・シャマーリーン村出身の若い男性2人とアレッポ県マーリア市出身の男性1人が、ジスル・シュグール市近郊で何者かに殺害され、遺体で発見された。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のバーブ市近郊のバルラヒーン村で2日前に若い男性を拉致し、身代金を要求していた内務省総合治安局の隊員を名乗る2人を、シリア国民軍が殺害した。

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内務省総合治安局がイドリブ県タマーニア町で治安作戦を実施し、社会復帰手続きを拒否した指名手配者の摘発(2025年4月11日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がタマーニア町で治安作戦を実施し、社会復帰手続きを拒否した指名手配者の摘発を行った。

また、アラウィー派の男性1人とその妻がシャニーヤ村の自宅で正体不明の武装グループの襲撃を受けて死亡した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市のウライリーヤート地区で車に乗った正体不明の武装グループが銃を発砲、前政権の国防隊のメンバー1人が死亡、4人が負傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、サフィーラ市郊外のワーハ街道で、覆面をした武装グループが同市のシャリーア学校の元経営者を殺害した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、アラウィー派の男性1人とその妻がシャニーヤ村の自宅で正体不明の武装グループの襲撃を受けて死亡した。

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アレッポ県、ダルアー県、イドリブ県、ダマスカス郊外県で住民が相次いで殺害される(2025年4月10日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、マンビジュ市南西の街道で身元不明の遺体2体が発見された。

また、アレッポ市サラーフッディーン地区の地区長が正体不明の武装グループによって銃で撃たれて死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市で女性1人が若者どうしの撃ち合いの流れ弾を受けて死亡した。

また、イズラア市では、内務省総合治安局の隊員1人が正体不明の武装グループによって撃たれて負傷した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、カフル・ジャーリス村近くを街道脇で、何者かによって殺害された女性1人が遺体で発見された。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がアシャーラ市で麻薬密輸商人を逮捕、所持していたカプタゴン約50錠を押収した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ハビーヤ村で身元不明の男性の1人が発見された。

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ダマスカス県では、ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、クウェート・ナンバーの車に乗った男性が交通警官に暴行を加え、内務省総合治安局がこの男性を逮捕した。

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前政権の予備部隊である「砂漠の鷹」の司令官だったムハンマド・ジャービル氏は3月の沿岸部での内務省総合治安局への一斉要撃に前政権のギヤース・ダッラ准将が作戦を指揮していたことを認める(2025年4月9日)

前政権の予備部隊である「砂漠の鷹」の司令官だったムハンマド・ジャービル氏は、UAEのニュース・チャンネルマシュハドによるインタビューのなかで、3月の沿岸部での「旧体制の残党」による内務省総合治安局への一斉要撃への関与していたとするシリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表の発言を受け、前政権のギヤース・ダッラ准将が作戦を指揮していたことを認めた。


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イナブ・バラディーによると、シリア解放軍事評議会のギヤース・スライマーン・ダッラ准将は3月6日に声明第1号を発表し、組織を結成すると発表、シリア全土の占領・テロ勢力からの完全解放、現政権の打倒と宗派主義的抑圧装置の解体、市民の声明と財産の保護、愛国主義と民主主義に基づく国家機関の再建、難民・避難民の帰国に向けた環境整備、人権を尊弘し、すべての国民の正義と平等を保障する統合的主権国家の樹立をめざすと標ぼうしていた。

ダッラ准将は1971年ラタキア県ジャブラシ近郊のバイト・ヤーシュート村生まれで、マーヒル・アサド准将が司令官を務めてていた第4師団所属の「ガイス軍団」を指揮していた。

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ハマー県、ヒムス県などでアラウィー派住民らが殺害される(2025年4月9日)

ムラースィルーン(Syrian Reporters)シリア人権監視団などは、ダマスカス県の市街地で、「俺たちが解放したんだ、俺たちが好きなようにこの国を運営する」などと大声で怒鳴り、内務省総合治安局の隊員に食って掛かる男性を撮影した映像を公開した。

また、シリア人権監視団によると、 バルザ地区のティシュリーン病院前の検問所が正体不明の武装グループの襲撃を受け、内務省総合治安局の隊員2人が負傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市のタターン地区で若い男性1人が、オートバイに乗った武装した男性に銃で撃たれて死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ラタキア市のアズハリー交差点一帯で、内務省総合治安局が未明、大規模な逮捕・捜索活動を実施した。

同地で、内務省総合治安局の隊員らが白昼に丸腰の若い男性の遺体を傷つける映像が拡散されたのを受けたもの。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、カッブー村とアウスィーヤ村で、前日に何者かによって誘拐されていた若い男性2人が遺体で発見された。

また、ヒムス市カラム・ザイトゥーン地区の住居では、アラウィー派の若い男性4人(1人は住居の持ち主、3人はこの住居に家具を搬入していた業者)が正体不明の武装グループによって拉致され、即決処刑されて死亡、遺体で発見された。

一方、SANAが内務省の発表として伝えたところによると、内務省総合治安局が本朝、ヒムス市ムハージリーン地区で治安作戦を実施し、多数の指名手配者を逮捕した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局が、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるハトラ村で「イランの民兵」のメンバーとされる4人を逮捕した。

また、ブーカマール市では、内務省総合治安局が魔術・呪術師とされる男性が、逮捕から2日後に拷問によって死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市で武装した2人組が、住民(兄弟)2人を前政権の予備部隊に所属していたとして銃で撃ち、処刑した。

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シリア人権ネットワーク:3月の1ヵ月間で1,562人が死亡、うち約900人がシャルア暫定政権により殺害される(2025年4月9日)

シリア人権ネットワークはHPで、月次報告を公開し、3月の1ヵ月間で1,562人(うち子ども102人、女性99人、医療スタッフ33人)が死亡したと発表した。

22ページからなる報告書では、アサド軍やその民兵の手による殺害、戦争残存物の爆発による死者が絶えないとしつつ、1,562人のうち1,334人(うち子ども60人、女性84人)が沿岸部での一連の暴力で死亡したと断じた。

1,334人のうち、889人(うち子ども51人、女性63人)は同地での軍事作戦に参加した武装部隊が、445人(うち子ども9人、女性21人)は前政権とつながりのある武装グループによって殺害された。

また、沿岸部以外の地域で、少なくとも民間人227人(うち子ども42人、女性15人)が死亡したことも確認されている。

内訳は、アフマド・シャルア暫定政権による殺害10人(うち子ども1人)、シリア民主軍による殺害2人(うち子ども1人)、前政権とつながりがある武装集団による殺害1人、その他215人(うち子ども40人、女性15人)。

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タルトゥース県、ダルアー県、ヒムス県などでアラウィー派住民らの殺害続く(2025年4月8日)

タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、何者かによって頭を銃で撃たれ、即決処刑されたアラウィー派の若者1人が遺体でタルトゥース市の海岸で発見された。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ジャッバー村東のブザーク丘で、アフマド・シャルア暫定政権の国防軍部隊の兵士1人が何者かによって殺害され、遺体で発見された。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ヤードゥーダ村の住民が正体不明の武装グループによって銃で撃たれて死亡した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ハサカ県で活動していた前政権の国防隊のメンバー2人が内務省総合治安局よって逮捕された。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ハダーサ村で誘拐されていた若者2人が遺体で発見され、ヒムス市ワアル地区の病院に収容された。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がサルハブ市近郊のナフル・バーリド地区の農場で窃盗犯1人を殺害した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がラタキア市のアズハリー交差点で若者グループに銃を乱射、住民3人が死亡した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、「イランの民兵」を支持していた前政権の空軍情報部の元メンバーがダイル・ザウル市で内務省総合治安局によって逮捕され、その後死亡した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、カフルナブル市近くで、身元不明の男性1人が遺体で発見された。

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タルトゥース県、ヒムス県でアラウィー派への襲撃相次ぐ(2025年4月7日)

タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、アラウィー派の住民1人がハミーリー村の農地で正体不明の武装グループの襲撃を受けて死亡した。

また、タルトゥース市のハナーヌー通りで、車に乗った正体不明の武装グループが若い男性を殺害した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局が、ヒムス市バーバー・アムル地区での民間人殺害に関与したとされる元政権関係者のマンフムード・シュドゥード容疑者を逮捕した。

また、ヒムス市ハドリー通りに隣接するタッルー通りで、黒い車に乗った正体不明の武装グループが床屋で働いしてるアラウィー派の男性1人を殺害した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がハキーム村を強襲し、激しい砲撃を加えた。

攻撃は前政権を支持し、シャッバーハとして知られていたジャクムーク家の面々を摘発するのが目的だったが、親戚を訪問するために村を訪れていた若い男性1人らも恣意的に逮捕された。

一方、SANAによると、沿岸警備隊が、国防省海軍部隊の支援を受け、密輸船を拿捕し、欧州に違法に出国しようとしていた30人を拘束した。

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アレッポ県では、SANAによると、内務省麻薬撲滅局が総合治安局の支援を受け、サフィーラ市で麻薬密輸グループを逮捕、カプタゴン50000錠を押収した。

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シャルア暫定大統領は移行期内閣の第1回閣議を主催するも、閣議の内容は公表されず:アブドゥルカーディル・ハスリーヤ氏をシリア中央銀行総裁に任命(2025年4月7日)

シリア・アラブ共和国大統領府によると、アフマド・シャルア暫定大統領は29日に発足した移行期内閣の第1回閣議を主催し、今後の内閣における優先事項について検討した。

SANAは、閣議で閣僚らが発言・議論する映像を公開した。

だが、映像は音声なしで、閣議での発言・議論の内容は公けにされなかった。

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シリア・アラブ共和国大統領府によると、アフマド・シャルア暫定大統領は大統領令2025年第10号を施行し、アブドゥルカーディル・ハスリーヤ氏をシリア中央銀行総裁に任命し、ハスリーヤ氏はシャルア暫定大統領の前で就任宣誓を行った。

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ヒムス県では、SANAによると、英国のNGOのメドグローバルが保健省の後援のもと、ヒムス復興大会を開催、医師組合ヒムス県支部の医師らが出席した。

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アレッポ県で麻薬密売グループが若いトルコ人とともに女性2人を誘拐・殺害するなど、各地で市民を狙った犯罪多発(2025年4月6日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、12月12日に行方不明になっていた若い男性が、シリア国民軍の支配下にあるマスカナ市近郊のバービーリー揚水所の井戸の脇で遺体で発見された。

また、麻薬密売グループが若いトルコ人らとともに、ジャドアーン部族に属するブー・バットゥーシュ家の女性2人を拉致、釈放した直後に1人をマンビジュ市で、もう1人をマラーン村で殺害した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、数日前に親戚2人と正体不明の武装グループによって誘拐され、行方不明となっていた若い男性1人がラタキア市で遺体で発見された。

親戚2人は解放され、無事だった。

また、移行期政権の国防省部隊が指名手配者を捜索するとして、ジャブラ市近郊のザーマー村を強襲、民間人を含む多数を逮捕した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、県西部のマフフーラ村出身の若い男性1人が、オートバイに乗った正体不明の武装グループによって銃で撃たれて死亡した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、バグダード通りで、前政権時代に従軍していたと見られる男性が、妻とともに子どもたちの服を買い物中にに何者かによって銃で撃たれて死亡した。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がイスキルバ村の民家を強襲し、中にいた3人(兄弟)を逮捕した。

また、内務省総合治安局は、逃走しようとした3人のうちの1人の息子を無人航空機で攻撃し、重傷を負わせた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市で5日に内務省総合治安局によって逮捕された警部が拷問を受けて死亡した。

また、イーブ村で部族間の衝突を止めようとした内務省総合治安局の隊員1人が銃で撃たれて死亡した。

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ヒムス県、ダマスカス郊外県で住民の殺害続く(2025年4月5日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ワーディー・ザハブ地区で、何者かによって銃で撃たれて死亡した男性1人が遺体で発見された。

また、内務省総合治安局は、ラッカ県でのイベント(内容は不明)に出席するために車で移動していたスワイダー県出身の約20人を県内で逮捕した。

逮捕されたのは、首都ダマスカスでのシリア平和市民権同盟(タマースク)の会合に参加していた活動家で、ラッカ県での別のイベントに参加するために移動していた。

 

さらに、ヒムス市サビール地区でオートバイに乗った武装グループが民家に向けて手りゅう弾を投げつけ、女性1人とその子供1人が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ドゥーマー市で男性1人が農地で何者かによって撃たれて死亡し、遺体で発見された。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がムーハサン市で、前政権の総合情報部の情報課の副科長だった男性を逮捕した。

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ヒムス市でアラウィー派の一家5人が殺害される(2025年4月4日)

ヒムスでは、シリア人権監視団によると、ダマスカス県タダームン区での2013年の住民虐殺に関与しているとされる前政権の政治治安局の尋問担当の元士官1人ムハンマド・シャリーフ容疑者(アブー・ハイダル)を逮捕した。

また、ヒムス市でアラウィー派の一家5人が殺害され、遺体がワアル地区の病院に収容された。

さらに、県西部のフルウ山の森林で何者かによって殺害された妊婦が遺体で発見されていた。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、オートバイに乗った2人組の武装グループがヌサイビーン国境通行所近くで男性1人に向けて発砲し、重傷を負わせた。

これを受け、内務省総合治安局が犯行グループを逮捕した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ジャラーブルス市・マンビジュ市間の地域で任務を遂行していた憲兵隊員1人が正体不明の武装グループによって殺害された。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ジャブラ市の海軍士官学校から迫撃砲2発が発射され、1発はカルダーハ市近郊のブワイタート村に、もう1発はタッル・フワイリー村・ルーズィーヤ村間に着弾した。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、バーニヤース市近郊のハリースーン村でオートバイに乗った正体不明の武装グループが兄弟2人を銃で撃ち殺害した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がイラク国境地帯で麻薬密輸ネットワークに対する治安作戦を実施した。

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ダマスカス県、ハマー県、ヒムス県で住民の殺害相次ぐ(2025年4月3日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ナイラブ・パレスチナ難民キャンプで、前政権に所属する武装グループと内務省総合治安局が交戦し、武装グループのメンバー1人が死亡、内務省総合治安局の隊員がナイフなどで襲撃を受け、武器を奪われ、車複数台が破壊された。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、3月29日に誘拐されていた若い男性の1人が遺体で発見され、ムワーサー病院に収容された。

また、シリア人権監視団によると、バルザ区で麻薬密売に関与していたとされるジャミール・ムハンマド・ダックー容疑者が何者かに銃で頭を撃たれて死亡し、遺体で発見された。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、クッバト・クルディー村からサラミーヤ市近郊のタッル・ダッラ村に牛乳を輸送していた車が正体不明の武装グループの襲撃を受け、乗っていた若い男性1人と子ども1人が死亡した。

また、グール・アースィー村で正体不明の武装グループが若い男性1人を銃で撃ち殺害した。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、ドゥライキーシュ市出身の若い男性2人が即決処刑され、サーフィーター市近郊のフドル丘近くで遺体で発見された。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市カラム・ルーズ地区のアブドゥルファッターフ・ヌシャイワーティー学校近くで、オートバイに乗った男性が住民に向けて手りゅう弾を投げつけ、子ども1人と家族4人が負傷した。

また、ウンム・サラジュ村出身の住民1人が出勤中にダンハ村に至る交差点近くで正体不明の武装グループの襲撃を受けて死亡した。

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ダルアー県、ヒムス県、イドリブ県でシーア派住民らが殺害され、ダイル・ザウル県ではヴェラーヤテ・ファキーフを布教していた元イラン文化センターの責任者が逮捕(2025年4月2日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ハーッラ西の街道で、所属不明の武装集団が若者2人を銃で撃ち、1人を殺害、1人を負傷させた。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、カーズィミーヤ村でシーア派住民が何者かに首を切られて死亡、また別の1人が暴行を受けて死亡し、遺体で発見された。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がブーカマール市で違法な商品の取引を行っていたとされる人物1人を逮捕した。

内務省総合治安局はまた、ブーカマール市でヴェラーヤテ・ファキーフの思想を布教していたイラン文化センターの元責任者の1人を逮捕した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ダーナー市で正体不明の武装グループが若い男性を殺害した。

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ダマスカス県では、ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、内務省総合治安局がブスターン・ドゥール地区の検問所を襲撃しようとした「旧体制の残党」のメンバー複数人を逮捕した。

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各地で住民の誘拐殺人が続く一方、国防省部隊、内務省総合治安局を狙った攻撃も発生(2025年4月1日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、正体不明の武装グループが県農村地帯で国防省部隊の兵士1人を銃で撃ち殺害した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サナマイン市で、車に乗った正体不明の武装グループが内務省総合治安局の拠点を襲撃し、隊員1人が負傷した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、マアッラト・ニウマーン市出身の若い男性1人が、同市とアリーハー市を結ぶ街道で正体不明の武装グループの襲撃を受け、死亡した。

カフル・ヤフムール村でも、身元不明の男性が遺体で発見された。

一方、ザーウィヤ山地方では、内務省総合治安局が前政権時代下で違反行為を行っていた指名手配者、容疑者らを逮捕した。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、前日に失踪していたバーニヤース市郊外のバールマーヤー村出身の若い男性1人が即決処刑され、ラービヤ・レストラン近くに設置されている内務省総合治安局の拠点近くで遺体で発見された。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ブーライル村で若い男性1人が何者かによって殺害された。

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ヒムス県とタルトゥース県でアラウィー派が武装集団の襲撃を受け多数死亡(2025年3月31日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市のカラム・ザイトゥーン地区で武装した2人組が民家を襲撃し、なかにいた女性1人と子ども3人を銃で撃ち殺害、女性の夫を負傷させた。

殺害されたのはアラウィー派の住民で、また自宅に招待されちたスンナ派の住民2人も殺害された。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、バーニヤース精製所西のジャウバル川で、即決処刑され遺棄されたと見られる住民11人が遺体で発見された。

また、シャース村で10代の若者(高校生1年生)1人が何者かによって銃で撃たれて死亡した。

さらに、ハルフ・バンナムラ村で武装グループがアラウィー派住民を襲撃し、村長を含む6人を殺害、多数を負傷させた。

事態を受けて、内務省総合治安局は容疑者と見られる2人を逮捕した。

2人は国防省部隊の兵士。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、オートバイに乗った2人組の武装グループがハフィール・ファウカー村の床屋で無差別に銃を乱射し、若い男性1人を殺害、3人を負傷させた。

また、ハフィール・ファウカー村では、内務省総合治安局の誤射によって、3人が負傷した。

一方、SANAによると、内務省総合治安局の部隊がサイイダ・ザイナブ町近郊のナジュハー村で治安・安定維持のためのパトロール中に、「旧体制の残党」に属する複数のメンバーから発砲を受け、これに応戦、戦闘となった。

この戦闘で、攻撃を仕掛けてきた残党2人を殺害、複数を負傷させた。

このほか、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア暫定政権がシリア軍の元将兵ら約2,000人の収容に活用しているアドラー中央刑務所に収監されていた16人が新たに釈放された。

アドラー中央刑務所収監者の釈放は29日にも行われていた。

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イドリブ県フバイト村で男性1人殺害、ヒムス県タッルカラフ市で内務省総合治安局の隊員2人殺害(2025年3月30日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、フバイト村で男性1人が何者かによって銃で撃たれて死亡した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ジープに乗った正体不明の武装グループがタッルカラフ市で内務省総合治安局の隊員2人を銃で撃ち殺害した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、内務省国境治安局がレバノン領内からスィルガーヤー町近くに麻薬を密輸使用としていた車輌の密入国を阻止した。

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シャルア暫定政権がシリア軍の元将兵ら約2,000人の収容に活用しているアドラー中央刑務所で暴動、その後収監者の一部が釈放される(2025年3月29日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア暫定政権がシリア軍の元将兵ら約2,000人の収容に活用しているアドラー中央刑務所一帯で28日深夜から29日未明にかけて激しい銃声が確認された。

銃声は、刑務所内での暴動を弾圧するためのもので、治安部隊が刑務所を封鎖し、これを制圧した。

その後、暫定政権当局は、同刑務所に収容していた前政権の国境警備隊員や警察官ら多数を釈放した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市サラーフッディーン地区で、正体不明の武装グループが若い男性1人を銃で撃ち殺害した。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、ドゥライキーシュ市近郊のジュナイナト・ラスラーン村出身の若い男性が消息を絶ち、その後遺体で発見された。

バーニヤース市の発電所近くで、前日に内務省総合治安局によって逮捕されていた住民2人が殺害され、遺体で発見された。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザバダーニー市で若い男性が正体不明の武装グループによって銃で撃たれて死亡した。

同市では、また別の男性1人も何者かによって殺害され、遺体で発見された。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サナマイン市で、トルコの支援を受けるシリア国民軍の戦闘員1人がオートバイに乗った武装グループによって銃で撃たれて死亡した。

また、同市では、タクシー運転手をしている若い男性が正体不明の武装グループによって銃で撃たれて死亡した。

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ダマスカス郊外県、ヒムス県、ダイル・ザウル県で住民の殺人などが相次ぐ(2025年3月28日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザバダーニー市で前政権への通報者として活動していたとされる男性2人が正体不明の武装グループによって銃で撃たれ、1人が死亡、1人が負傷した。

ヒーナ町では、正体不明が若い男性4人を銃で撃ち、負傷させた。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局が、ラスタン市で「イランの民兵」のメンバーだったとされる10人を逮捕した。

ヒムス市では、21日前にカラム・シムシム地区で誘拐された若い男性1人が殺害され、遺体で発見された。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局のパトロール部隊がタルトゥース市郊外の高速道路で正体不明の武装グループの要撃を受け、隊員2人が死亡した。

一方、ドゥワイル・シャイフ・サアド村では、検問所の要員が通行人に向けて無差別に発砲するなどの嫌がらせを行った。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局は、県内で前政権の国防隊の元メンバー1人を逮捕した。

この元メンバーは、前政権の共和国護衛隊のイサーム・ザフルッディーン准将に近い人物だという。

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シリア人権監視団:ハマー県とラタキア県で民間人20人が殺害されていたことを新たに確認したと発表:3月6日以降に沿岸地域で殺害された民間人は1,659人に(2025年3月27日)

シリア人権監視団によると、ハマー県とラタキア県で民間人20人が殺害されていたことを新たに確認したと発表した。

新たに確認された虐殺などでの犠牲者の内訳は以下の通り:

ハマー県7人
アズィーズィーヤ村7人

ラタキア県13人
シャーミーヤ村13人

これにより、3月6日以降に沿岸地域で確認された虐殺の件数は62件となり、殺害された民間人は1,659人となった。

県別の内訳は以下の通り:
ラタキア県866人
タルトゥース県508人
ハマー県272人
ヒムス県13人

日にち・県別の内訳は以下の通り:

3月6日:1人
ヒムス県1人

3月7日:160人
タルトゥース県62人
ラタキア県98人

3月8日:366人
ラタキア県227人
タルトゥース県55人
ハマー県79人
ヒムス県5人

3月9日:303人
タルトゥース県103人
ラタキア県194人
ハマー県6人

3月10日:263人
ラタキア県79人
タルトゥース県92人
ハマー県86人
ヒムス県6人

3月11日:132人
タルトゥース県72人
ラタキア県60人

3月12日:158人
タルトゥース県49人
ラタキア県25人
ハマー県84人

3月13日:93人
タルトゥース県33人
ラタキア県52人
ハマー県7人
ヒムス県1人

3月14日:24人
タルトゥース県14人
ラタキア県10人

3月15~16日
ラタキア県50人
タルトゥース県7人

3月17~20日
ラタキア県41人
タルトゥース県16人

3月21~25日
ラタキア県6人
ハマー県3人
タルトゥース県5人

3月26日
ラタキア県11人

3月27日
ハマー県7人
ラタキア県13人

犠牲者のなかには、アラウィー派以外の宗派の信者も含まれている。

なお、民間人の他にも国防省部隊の兵士と内務省総合治安局の隊員273人、「旧体制の残党」の戦闘員259人が死亡しており、民間人の死者と合わせた死者総数は2,191人となっている。

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ダマスカス郊外県サイイダ・ザイナブ町一帯地域でレバノンのヒズブッラーの民兵に所属するセルの摘発を目的とした治安作戦が始まる:各地で住民の殺害が相次ぐ(2025年3月27日)

ダマスカス郊外県では、SANAによると、県治安局がサイイダ・ザイナブ町一帯地域でレバノンのヒズブッラーの民兵に所属するセルの摘発を目的とした治安作戦を開始した。

作戦は、同地での犯罪的な作戦の実施計画を受けたもので、多数を逮捕した。

一方、シリア人権監視団によると、クラー・シャーム村(旧クラー・アサド村)で、前政権の国防隊のダマスカス・センター司令官の書記官を務めていた男性1人が自宅でイスに縛られ、頭を銃で撃たれて死亡、遺体で発見された。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナジーフ村に至る交差点近くで前政権の国防隊の司令官1人が頭を銃で撃たれて死亡、遺体で発見された。

また、内務省総合治安局がサムリーン村を強襲し、住民らに暴行を加えた。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、オートバイに乗った正体不明の武装グループがスルンファ町のムンズィル・アサド邸近くに設置されている内務省総合治安局の検問所を襲撃し、隊員2人が負傷した。

このうち1人は28日に死亡した。

また、ジャブラ市近郊のハルフ・ムサイティラ村で、内務省総合治安局が若い男性2人に向けて発砲し、殺害した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ガソリンやディーゼル燃料のボトルを販売する屋台で働いていた若い男性1人が、ザハビーヤ村で車に乗った正体不明の武装グループによって銃で撃たれて死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、マンビジュ市のアッバース学校近くで、オートバイに乗った正体不明の武装グループが若い男性1人を銃で撃ち殺害した。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、バーニヤース市近郊のハリースーン村、ブスターン・ハマーム村に設置されている内務省総合治安局の検問所が銃を発砲した。

また、内務省総合治安局が指名手配者を摘発するため、車6台でブスターン・ハマーム村を強襲、逃走しようとした和解男性1人を殺害した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局が、前政権時代の政治治安部学校局に勤務していたムハンマド・アリー・ガドバーン容疑者を逮捕した。

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シリア人民抵抗はボツリヌス菌毒素をシャーム解放機構(アフマド・シャルア暫定政権の国防省部隊)のメンバーの食事に混入させ、多数を殺害したと付言(2025年3月26日)

シリア人民抵抗は、生物兵器を使用したとする声明に関して、以下の通り付け加えた。

ボツリヌス菌毒素(英語:botulinum toxin)は、世界でもっとも危険な生物毒素の一つとされる第1級生物兵器に分類されている。この毒素は、ごく微量でも中枢神経系および呼吸器系に完全な麻痺を引き起こし、数時間から数日以内に死に至らしめることが可能である。味や匂いがなく、実験室でも検出困難であるため、痕跡を残さない静かな攻撃手段として用いられる。 作戦の詳細
3週間にわたり、抵抗勢力は、テロ組織シャーム解放機構の拠点内部に潜入する協力者と連携しながら作戦を遂行した。これらの協力者は金銭によって抱き込まれたものである。作戦中、「我々の専門家が現地で製造した」ボツリヌス毒素を、シャーム解放機構の一部構成員の飲食物に混入させることに成功した。 一般に想像されがちなミサイルや砲弾による使用ではなく、精密かつ専門的な手法によって毒素が食品や水に混ぜられ、爆発音も発見もなく、複数のテロリストを静かに無力化した。

抵抗勢力には、お前たちを殺すための銃弾など不要だ…。食事一口だけで十分だ!

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シリア人権監視団はラタキア県で民間人11人が殺害されていたことを新たに確認したと発表:3月6日以降に沿岸地域で確認された虐殺の件数は62件となり、殺害された民間人は1,639人に(2025年3月26日)

シリア人権監視団は、ラタキア県で民間人11人が殺害されていたことを新たに確認したと発表した。

新たに確認された虐殺などでの犠牲者の内訳は以下の通り:

ラタキア県11人
シャーミーヤ村11人

これにより、3月6日以降に沿岸地域で確認された虐殺の件数は62件となり、殺害された民間人は1,639人となった。

県別の内訳は以下の通り:
ラタキア県853人
タルトゥース県503人
ハマー県265人
ヒムス県13人

日にち・県別の内訳は以下の通り:

3月6日:1人
ヒムス県1人

3月7日:160人
タルトゥース県62人
ラタキア県98人

3月8日:366人
ラタキア県227人
タルトゥース県55人
ハマー県79人
ヒムス県5人

3月9日:303人
タルトゥース県103人
ラタキア県194人
ハマー県6人

3月10日:263人
ラタキア県79人
タルトゥース県92人
ハマー県86人
ヒムス県6人

3月11日:132人
タルトゥース県72人
ラタキア県60人

3月12日:158人
タルトゥース県49人
ラタキア県25人
ハマー県84人

3月13日:93人
タルトゥース県33人
ラタキア県52人
ハマー県7人
ヒムス県1人

3月14日:24人
タルトゥース県14人
ラタキア県10人

3月15~16日
ラタキア県50人
タルトゥース県7人

3月17~20日
ラタキア県41人
タルトゥース県16人

3月21~25日
ラタキア県6人
ハマー県3人
タルトゥース県5人

3月26日
ラタキア県11人

犠牲者のなかには、アラウィー派以外の宗派の信者も含まれている。

なお、民間人の他にも国防省部隊の兵士と内務省総合治安局の隊員273人、「旧体制の残党」の戦闘員259人が死亡しており、民間人の死者と合わせた死者総数は2,171人となっている。

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イラクのカイス・ムハンマダーウィー合同作戦司令室副司令官:シャルア暫定政権との調整のもと、前政権時代のシリア軍の関係者1900人が帰国(2025年3月26日)

ムラースィルーン(Syrian Reporters)などによると、イラクのカイス・ムハンマダーウィー合同作戦司令室副司令官が、アフマド・シャルア暫定政権との調整のもと、前政権時代のシリア軍の関係者1900人を帰国させたことを明らかにした。

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