ダマスカス県で治安当局が2023年のタダームン区の虐殺の主要な責任者を逮捕:ダイル・ザウル県でも住民に対する拷問に関与していた2人が逮捕(2025年2月17日)

ダマスカス県では、SANAに県治安局のアブドゥッラフマーン・ダッバーグ局長が明らかにしたところによると、同局が2023年のタダームン区での虐殺(男女500人以上が裁判や罪状なしに殺害された事件)に関与した主要な責任者の1人のムンズィル・アフマド・ジャザーイリー容疑者を逮捕した。

この責任者への調査により、虐殺に関与したとされる別の2人も逮捕、3人は関与を認めた。


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ダイル・ザウル県では、SANAによると、内務省総合治安局が前政権下で民間人に対する拷問に関与していたとされるフドル・ファイサル・ユースフ容疑者、ハサン・ガドバーン容疑者を逮捕した。

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ハマー県では、『ワタン』によると、「旧体制の残党」がミスヤーフ市近郊のヒヤーリーン町にいたる街道で、国防省部隊を襲撃、これを受け、同地を掃討するためのパトロールが実施された。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、16日に乗り合いタクシー運転手によって誘拐され、女子大学生が遺体で発見された。

一方、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がタドムル市に、前政権関係者の社会復帰に向けた和解センターを設置した。

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スワイダー県では、SANAによると、スワイダー市の文化センターで、前政権下の志願兵、警察官に対する社会復帰に向けた和解プロセスが開始された

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SANAによると、内務省は、バアス党員(民族指導部、地域指導部、支部書記長、支部指導部メンバー、支局書記長、支局指導部メンバー、班書記長)に対して、和解プロセスに応じるよう改めて告知した。

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ハマー県、ラタキア県、ヒムス県、アレッポ県などで犯罪相次ぐ(2025年2月16日)

ハマー県では、SANAによると、内務省総合治安局が、前政権の軍事治安局の一等曹長だったアリー・アフマド・アッブード(アビー・マアッラー)容疑者を、ハルファーヤー市および周辺地域の住民を拷問、強制移住させたとして、逮捕した。

『ワタン』によると、内務省総合治安局がフワイズ村で通信用の光ファイバー・ケーブルを切断した2人組のグループを逮捕した。

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ラタキア県では、SANAが内務省広報局の発表として伝えたところによると、ラタキア市のアズハリー交差点に展開していた総合治安局が夜間にオートバイに乗った武装グループの発砲を受け、隊員2人が負傷、また女性1人が戦闘の巻き添えとなって死亡した。

href=”https://www.syriahr.com/%d9%85%d9%82%d8%aa%d9%84-%d8%b4%d8%a7%d8%a8-%d8%a8%d8%a7%d8%b4%d8%aa%d8%a8%d8%a7%d9%83-%d8%a8%d9%8a%d9%86-%d9%84%d8%b5-%d9%88%d8%b9%d9%86%d8%a7%d8%b5%d8%b1-%d8%a7%d9%84%d8%a3%d9%85%d9%86-%d8%a7%d9%84/749842/” target=”_blank”>シリア人権監視団によると、ラタキア市の共和国通りで内務省総合治安局と窃盗グループが交戦、若い男性1人が巻き添えとなって撃たれ、死亡した。

シリア人権監視団によると、スルンファ町近郊のルクマーニーヤ村で、国防省部隊が治安作戦中に住民1人が東部に銃弾を受けて死亡、2人が負傷した。

シリア人権監視団によると、ジャブラ市近郊で2人が誘拐され、イドリブ県マアッラト・ニウマーン市近郊のダジャージュ村で銃で撃たれて殺害された。

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イドリブ県では、SANAによると、サルマダー市警察が治安と安定確保のため、夜間パトロールを実施した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、カルアト・ヒスン市一帯で活動する「アブー・アラブ」なる人物が率いる武装グループがアイン・アジューズ村の若い男性8人を誘拐した。

誘拐された8人は、国防省部隊の同意を得て、武器を所持せずに防衛任務についていた。

複数の情報によると、8人は暴行や侮辱を受けたが、シリア人権監視団によると、その後内務省総合治安局が解放に成功した。

シリア人権監視団によると、ヒムス市バイヤーダ地区で4人前に消息を経った男性が遺体で発見された。

シリア人権監視団によると、ヒムス市ダイル・バアルバ地区で若い男性が内務省総合治安局によって拘束され、拷問を受けて死亡した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局が、ダイル・ザウル市ハラービシュ地区で、前政権やその民兵とつながりがあるとされる複数人を逮捕した。

シリア人権監視団によると、ブーカマール市で、住民がイラン・イスラーム革命防衛隊の傘下で活動していた第47連隊のアブー・イーサー・マシュハダーニー司令官が遺体で発見された。

シリア人権監視団によると、内務省総合治安局は、国防隊の元司令官の1人フィラース・イラーキーヤの護衛だった男性(アブー・スーダ)を逮捕した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市のカッラーサ地区で、内務省総合治安局が、住民どうしの喧嘩を仲裁しようとして介入、隊員1人が殺害された。

シリア人権監視団によると、覆面をした武装グループが、アレッポ市シャイフ・マクスード地区で、前政権を支持していたとして住民4人を襲撃した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局が、国防省部隊に統合された武装組織のメンバー6人を、14日にダマスカス郊外県カイサー村での若い男性1人の殺害に関与しているとして逮捕した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、バイト・ジン村の農場近くで正体不明の武装グループがドゥルーズ派のシャイフを銃で撃ち、殺害した。

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スワイダー県では、SANAによると、内務省が県内のすべての志願兵に対して、17日までに和解プロセスを済ませるよう告知した。

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ラタキア県、ダマスカス県、ダマスカス郊外県、スワイダー県で、組合職員解雇、遺跡盗掘、学生失踪に抗議するデモ(2025年2月15日)

『ワタン』によると、労働者総連合がアフマド・シャルア暫定大統領が指導する新政権に対して、職員の解雇や休暇付与にかかる決定の撤回を求めた。

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ラタキア市にある労働者総連合支部ビル前で、職員数十人が解雇と休暇付与の決定に抗議してデモを行った。

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ダマスカス県では、SANAによると、国立博物館前で、遺跡の違法な盗掘への対処を求める抗議デモが行われた。

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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、複数の青年組織が失踪した学生の消息を解明することを求めて抗議デモを行った。

デモが行われたのは、スワイダー県スワイダー市の絞首広場前、ダマスカス郊外県ジャルマーナー市、ヘルモン山(シャイフ山)のスルターン・バーシャー・アトラシュ広場。

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SANAによると、地方行政環境省は、前政権下で解職された元職員の復帰申請を2月24日で終了すると発表した。

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ヒムス県、ラタキア県、イドリブ県などで、アラウィー派住民殺害、国防省部隊・内務省総合治安局襲撃相次ぐ(2025年2月15日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ウンム・アマド村でレバノンのヒズブッラーに協力していたとされるアラウィー派の高齢の男性1人が、国防省部隊の軍服を着たグループによって処刑された。

一方、ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、内務省総合治安局がヒムス中央刑務所に収監していた複数の逮捕者について、過去の犯罪歴がないとして釈放した。

シリア人権監視団によると、釈放されたのは30人。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、14日深夜から15日未明にっけて、ラタキア市のシャイフ・ダーヒル地区にある旧交通局に配置されている内務省総合治安局の要員4人が乗った車が、正体不明の武装グループの襲撃を受けた。

シリア人権監視団によると、オートバイに乗った2人組の「旧体制の残党」が、ラタキア市アンダルス交差点にある内務省総合治安局の検問所に手りゅう弾を投げつけ、交戦、これにより内務省総合治安局の隊員1人が負傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、正体不明の武装グループが14日深夜から15日未明にかけて、バアリーン村に設置されている国防省部隊の検問所を襲撃、同部隊の兵士1人を負傷させた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、アリーハー市南で、シリア軍の元兵士が、民間人に対して「たる爆弾」を使用したなどとして、何者かによって処刑され、遺体で発見された。

シリア人権監視団によると、ザーウィヤ山地方で活動する武装グループがイフスィム村で「シャッビーハ」とされる3人を拉致、殺害した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、武器密輸に関与しているとされるグループと内務省総合治安局がマヤーディーン市で交戦した。

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『ワタン』によると、情報省はイフバーリーヤ・チャンネルのサーリフ・イブラーヒーム前社長の誘拐(2月10日)を非難、内務省とともに、事件の調査を継続し、ジャーナリストの保護に専念すると発表した。

シリア人権監視団によると、イブラーヒーム元社長はその後解放された。

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『ワタン』によると、ムジュダヒド病院(ダマスカス県)のムハンマド・ハルブーニー院長が、アサド政権が崩壊した2024年12月8日から2025年2月12日までの間に、288人の遺体が法医学科に搬送されたことを明らかにした。

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ヒムス県ファーヒル村とハマー県サラミーヤ市で新政権に対する抗議デモ(2025年2月14日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ファーヒル村の住民数千人が、国防省部隊の兵士へによる住民への暴行・逮捕未遂に抗議してデモを行った。

シリア人権監視団によると、デモに参加した住民らはまた、国防省部隊の司令部に対して戦闘員が村に入るのを禁じるよう求めた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナーフタ町で、旧シリア軍第5軍団に所属していた武装勢力が、前政権の軍事治安局に協力していたとして、退去を求める抗議デモが行われた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、サラミーヤ市で住民ら数十人が集まり、アフマド・シャルア暫定大統領が指導する新政権による権利侵害に抗議、憲法宣言の発表などを通じて憲政改革と経済改革を実施するよう訴えた。

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ヒムス県で内務省総合治安局の治安拠点1ヵ所が正体不明の武装グループの発砲を受ける(2025年2月14日)

ヒムス県では、ムラースィルーン(Syrian Reporters)シリア人権監視団によると、13日夜、カブー町にある内務省総合治安局の治安拠点1ヵ所が正体不明の武装グループの発砲を受けた。

シリア人権監視団によると、シュルーフ村の農園で、半日前から行方が不明になっていた若い男性が遺体で発見された。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、正体不明の武装グループがフラーク市で内務省総合治安局の隊員1人を銃で撃ち、負傷させた。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がクーリーヤ市で、麻薬密輸グループのリーダーとされるアブドゥルハミード・ルクマーン(通称スマイニー)と交戦、逮捕した。

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ダマスカス県では、ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、国防省部隊が周辺の山岳地帯で行進を行った。

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ダイル・ザウル県で前政権の国防隊、部族軍が住民、シリア民主軍と交戦(2025年2月13日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団 によると、ドゥワイル村で、前政権の国防隊のメンバーらと住民が交戦、国防隊メンバー1人が死亡した。

また、シリア人権監視団 によると、フシャーム町で、シリア民主軍と前政権の部族軍メンバーの指名手配者らが撃ち合いとなり、1人が逮捕されたものの、1人は逃亡した。

さらに、シリア人権監視団 によると、4年前にシリア民主軍によって逮捕され、収容所に収監されていた男性1人が死亡した。

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シリア人民抵抗は、ダマスカス郊外県のアドラー橋近くで内務省総合治安局隊員2人を殺害(2025年2月13日)

シリア人民抵抗は声明を出し、ダマスカス郊外県のアドラー橋近くでシャーム解放機構の部隊を要撃、車輌に銃弾を浴びせ、ムハンマド・ハマディー・アルールー、ヤフヤー・アブドゥルカーディル・カルドゥーら多数を殺傷したと発表した。

シリア人権監視団 によると、殺害されたのは、イドリブ県イドリブ市出身の内務省総合治安局隊員2人。

また、シリア人権監視団 によると、スワイダー市と首都ダマスカスを結ぶ街道で、正体不明の武装グループが4人に向けて発砲、うち2人が死亡、2人が負傷した。

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ラタキア県では、SANAによると、内務省総合治安局がジャブラ市で麻薬密輸グループを逮捕し、大量の麻薬を押収した。

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ヒムス県では、『ワタン』によると、内務省の国境治安部隊がレバノンとの国境に近いワーディー・ハンナーで麻薬や偽造通貨が隠されていた貯蔵施設を派遣した。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団 によると、正体不明の4人組の武装グループがタルトゥース市でマーヒル・アサド准将の事務所の所長を務めていたアリー・ハミードゥー氏の自宅を襲撃、住人らに暴行を加えた。

住民らの通報で、内務省総合治安局の部隊が現地に到着し、武装グループのメンバーを逮捕した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団 によると、内務省総合治安局がダイル・ザウル市で暴行や窃盗に関与しているとされる男性1人を逮捕した。

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ハマー県では、シリア人権監視団 によると、タッル・ハズナ村でナイーム部族の男性1人が銃で撃たれて死亡した。

シリア人権監視団 によると、ハマー市のマイダーン地区では、若い男性1人が正体不明の武装グループに銃で撃たれて死亡した。

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アサド大統領の長男のハーフィズ・バッシャール・アサド氏はSNSで自身についての虚偽の情報や偽のアカウントが多数出回っていることについてテレグラムを通じて発言(2025年2月13日)

アサド大統領の長男のハーフィズ・バッシャール・アサド氏は、SNSで自身についての虚偽の情報や偽のアカウントが多数出回っていることについて、テレグラムで次のように述べた。

3日前、Xで初めて投稿した数時間後に私のアカウントが凍結された。 アカウントの復旧を何度か試みたが、運営側は明確な理由を示さずに再開を拒否した。 現在、X上に存在する私の名義のアカウントはすべて偽物だ。 今後はTelegramでの投稿を続ける。
https://t.me/HafezBAlAssad

同様の投稿は英語でも行われた。

英語の投稿には以下の一文が付け加えられ、自身の動静についてXで情報を発信しているエヴァ・バートレットが友人であることを明らかにした。

また、エヴァ・バーレット(http://X.com/evakbartlett)は友人で、彼女は真実を語っている。

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ダルアー県、ヒムス県、ダマスカス県、タルトゥース県で住民の殺害事件相次ぐ(2025年2月12日)

ダルアー県では、SANAによると、内務省総合治安局がジャースィム市一帯で誘拐犯グループを逮捕、誘拐されていた若い男性1人を解放した。

シリア人権監視団によるとシャイフ・マスキーン市で若い男性が何者かによって銃で撃たれて死亡した。

シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がイズラア市で前政権やレバノンのヒズブッラーとともに活動していたアラー・ムハンマド・カーイドを指導者とする民兵のメンバーらを逮捕した。

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スワイダー県では、スワイダー24によると、国防省部隊が内務省総合治安局の支援を受け、サアラ村・ダーラ村間での殺人事件に対処し、同地の治安を確保し、緊張を緩和するために展開した。

これを受け、容疑者の身柄がダーラ村で父親によって治安部隊に引き渡された。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、スィンディヤーナ村にあるきょうだいの家を訪問していた20歳代の男性が正体不明の武装グループによって殺害された。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、マッザ区で数日前に何者かによって銃で撃たれて死亡したと見られるシリア軍事作戦総司令部の戦闘員が遺体で発見された。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、サーフィーター市近郊のバスィーラト・ジャルド村で住民が、何者かによって処刑されたと見られる男女(夫婦)の遺体を発見した。

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イドリブ県では、「シリア革命の咆哮者たち」によると、ダーナー市で内務省総合治安局が「革命家」のアナス・アブー・ズクール・ハラビー氏を逮捕した。

逮捕の理由は不明。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市のサイイド・アリー地区でタクシーの運転手が何者かによって殺害された。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市と首都ダマスカスを結ぶ街道で、前政権の空軍情報部傘下の民兵組織(ムハンマド・アリー・リファーイー(アブー・アリー・ラッハーム)が率いる民兵)のメンバーだったアフマド・タルファ(アブー・サッダーム・ジュマイリー)が遺体で発見された。

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アサド大統領の長男のハーフィズ・バッシャール・アサド氏のものと見られるテレグラムのアカウントが、ハーフィズ氏本人の映像を公開(2025年2月12日)

アサド大統領の長男のハーフィズ・バッシャール・アサド氏のものと見られるテレグラムのアカウントが、ハーフィズ氏本人の映像を公開した。

ハーフィズ氏はビデオのなかで、高級住宅街を歩きながら、以下のように述べた。

Xとテレグラムのアカウントについて、「私のアカウントなのか?」という質問が出ている。明らかにしておきたいのは、それらは私のものだということです。そして、これらのアカウント以外のアカウントは持っていない。よろしく。

スカイ・ニュース・アラビア語版によると、ハーフィズ氏が歩いていた場所は、ロシアの首都モスクワであるということが確認されたという。

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イラク内務省は前アサド政権の軍の士官ら数十人に一時滞在許可を出したとの一部情報を否定(2025年2月11日)

イラク内務省はフェイスブックの公式アカウントを通じて声明を出し、イラク領内に逃亡した前アサド政権の軍の士官ら数十人に対して、一時滞在許可を出したとの一部情報を否定した。

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シリア人民抵抗工学部隊がシャーム解放機構の自爆攻撃部隊の司令官を爆殺(2025年2月11日)

シリア人民抵抗は声明を出し、工学部隊が、シャーム解放機構の自爆攻撃部隊の司令官で「アブー・マスアブ」を名乗るアフマド・シューバクの動きを数日間にわたって監視し、地雷を敷設し要撃を実施、シューバクを爆殺したと発表した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、バーブ・ムサッラー地区で覆面をしたグループがイフバーリーヤ・チャンネルの前経営者のサーリフ・イブラーヒーム氏を誘拐した。

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シリア国民軍によって制圧されたマンビジュ市でシャルア暫定大統領が指導する新政権の内務省総合治安局が麻薬密輸グループを摘発(2025年2月11日)

アレッポ県では、SANAによると、2024年12月にシリア国民軍によって制圧されたマンビジュ市で、アフマド・シャルア暫定大統領が指導する新政権の内務省総合治安局が麻薬密輸グループを摘発した。

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ラタキア県では、SANAによると、内務省総合治安局が治安維持のためにラタキア市に展開した。

一方、シリア人権監視団によると、ラタキア市のアムリカーン(アメリカ人)地区で商店主が正体不明の武装グループによって銃で撃たれて死亡した。

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ハマー県では、SANAによると、内務省総合治安局がスーラーン町、タイバト・イマーム市、マアルダス村、ムーリク市で「旧体制の残党」を追跡するための治安作戦を実施した。

これにより、内務省総合治安局はマアルダス村で「タラーミーフ」の名で知られてきた民兵の司令官を務めていたタマーム・アリー・シャイフ容疑者を逮捕した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、マシュラファ村で2週間前に誘拐されていた市民2人が遺体で発見された。

シリア人権監視団によると、レバノンのガーズィー・ズアイティル国民議会議員の兄弟のフドル・カラム・ズアイティル氏がクサイル市近郊のバッルーザ村で正体不明の武装グループによって誘拐され、ベカーア県ヘルメル郡に近い国境地帯で遺体で発見された。

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アサド大統領で長男のハーフィズ・バッシャール・アサド氏のものとされるSNSのアカウントが政権崩壊時の状況やロシアに脱出した時の様子を詳細に綴ったポストをアップ(2025年2月10日)

アサド大統領で長男のハーフィズ・バッシャール・アサド氏のものとされるXのアカウントで、政権崩壊時の状況やロシアに脱出した時の様子を詳細に綴ったポストがアップされた。

ポストの内容は以下の通り。

ダマスカス退去、ましてやシリア退去には、何らの計画はなく、予防措置もなかった。
過去14年間、シリアは困難で危険な状況を幾度となく経験してきたが、昨年11月末から12月初めにかけての状況はそのどれにも劣らないほど深刻であった。
逃げたい者はその間に逃げた。とりわけ、ダマスカスが包囲され、毎日のように砲撃を受け、テロリストがその郊外に迫り、首都中心部に侵入する危険が可能性さえあった初期にそうであった。
最近の出来事が起こる前、私は11月20日にシャーム・ウィングス航空に搭乗してダマスカスからモスクワへ向かった。11月29日に博士論文の口頭試問を控えていたためである。
この時、母は夏の終わりに骨移植手術を受け、治療のため隔離が必要であったため、モスクワにいた。私は口頭試問後に学位取得手続きを進めるため、しばらくモスクワに滞在する予定であったが、シリア国内の状況悪化により、12月1日にシリア航空でダマスカスへ戻り、父と弟と共に過ごすことにした。母は治療の継続のためモスクワに残ることとなった。
妹のゼインは彼女とともに残った。
12月7日の土曜日と8日の曜日の出来事についてであるが、弟は土曜日の朝、ダマスカスの応用科学技術高等研究所で数学の試験を受けた。彼は同校で学んでおり、翌日から授業に戻る準備をしていた。
妹はまた、次の日、つまり日曜日にシリア航空でダマスカスへ戻る便を予約していた。
土曜日の午後、私たちが国外に逃亡したという噂が広まった。私たちがダマスカスにいるかを確認しようと多くの人々が私に連絡してきた。これを否定するため、私はムハージリーン区にあるナイラビーン公園へ行き、そこで自撮りをしてインスタグラム個人のアカウント(公式のアカウントではなく、現在は非公開)に写真を投稿した。
その後、写真はすぐにいくつかのSNAのページで拡散された。
その時点では、遠くから銃声が聞こえたものの、戦争初期の頃から慣れ親しんだ日常の範囲内に過ぎなかった。
状況はこうした状況で続き、軍はダマスカス防衛の準備を進めていたが、ホムスからの軍撤退のニュースが流れるまで、混乱が起きそうな兆候はなかった。しかし、以前にハマー、アレッポ、イドリブ郊外からの軍撤退があった時と同じように、そのニュースは突如流れた。
しかし、これを予告するような準備や兆候は何もなかった。
真夜中、つまり日曜日未明、マーリキー地区にある私たちの家にロシア側関係者がやって来て、ダマスカスの状況が危険だとして、大統領を数日間ラタキアに移動させるよう求めてきた。沿岸とガーブ平野の前線が依然として戦闘中で、そこから指揮を執る可能性を踏まえてのことだった。
いとこたちに知らせずに私たちがダマスカスを離れたという噂について、私は移動をすると知った直後に何度も彼らに連絡を取った。そして、彼らの家で働く人々から、彼らがどこに向かったことを知らされた。
その後、深夜3時頃にダマスカス国際空港に到着、そこでおじのマーヒルに会った。管制塔も含め、空港には従業員はもぬけの殻だった。そして、私たちはロシア軍の軍用機に乗り込み、ラタキアの向かい、夜明け前にフマイミーム空港に着陸した。
早朝、つまり日曜日、私たちは、基地から40キロ以上離れたブルジュ・イスラーム地区にある大統領の別荘へ向かう予定でだった。だが、そこで勤務していた者への連絡の試みはすべて失敗した。連絡をした電話もすべて繋がらず、ことは始まった…。
テロリストとの前線では軍が撤退し、最後の軍事拠点も陥落したとの情報が入った。
同時に、無人航空機による断続的な攻撃が始まり、基地が標的となった。これと合わせて、その周囲のあちこちから銃撃戦があった。私たちがそこに滞在している間、こうした状況が続いた。
午後になると、基地司令部は周囲の危険だと警告し、基地からの脱出は不可能だと伝えてきた。テロリストの展開と混乱、基地の守備隊の基地からの撤退、さらにはすえての軍司令部との通信が途絶したためだった。モスクワとの協議を経て、モスクワは私たちをモスクワに移送の安全を確保するよう要請し、私はロシア軍用機に乗ってモスクワへ向かい、夜に無事到着した。日付は12月8日日曜日の夜だった。

ポストをアップした直後、Xのアカウントは凍結された。

しかし、このポストと前後して、12月9日にハーフィズ・バッシャール・アサド氏のものとされるテレグラムのアカウントが開設され、10日に同じポストを英語とアラビア語でアップされた。


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内務省総合治安局がダマスカス郊外県、ラタキア県、ハマー県、ダイル・ザウル県、ダルアー県で治安作戦を実施(2025年2月10日)

ダマスカス郊外県では、SANAによると、内務省総合治安局がジャルマーナー市一帯での捜索活動で、ダマスカス県マーリキー地区で誘拐されていた男性1人を解放することに成功した。

また、内務省総合治安局がバラダー渓谷のクファイル・ザイト村、ダイル・カーヌーン村に治安維持のために展開した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍事作戦総司令部の部隊と内務省総合治安局がハーマ町で、指名手配者、和解プロセスに応じず武器を携帯している者を摘発するための治安作戦を実施した。

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ラタキア県では、SANAによると、内務省総合治安局がジャブラ市とラタキア市を結ぶ街道に治安維持のために展開した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、トゥワイム村に至る街道で、60歳代の男性が何者かによって鋭利な刃物で殺害され、遺体で発見された。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がダイル・ザウル市で戦争犯罪に関与したとされる空軍情報部の元士官のイマード・アリー容疑者を逮捕した。

シリア人権監視団によると、ティブニー町近郊の砂漠に遺棄されていた身元不明の男性3人が遺体で発見された。

シリア人権監視団によると、ブーカマール市入口の検問所での検査で、内務省総合治安局が多数の車輌から麻薬、武器などが発見、押収、30人あまりを逮捕した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、前政権の民兵の一つルストゥム・ガザーリー旅団の元メンバーがナジーフ村近郊で何者かによって殺害され、遺体で発見された。

また、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局が国防省(シリア軍事作戦総司令部部隊)と連携して、ダーイル市とイブタア町を強襲し、前政権崩壊の作戦時に盗まれた旧シリア軍の装備や車輌を押収した。

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シリア人民抵抗2月2日から8日にかけての各地での戦果を発表(2025年2月9日)

シリア人民抵抗は声明を出し、2月2日から8日にかけて、ラタキア県ジャブラ市、ムザイラア町、ブハールー村、ダマスカス郊外県ヤルダー市、ヒムス県の国境地帯、クサイル市・アクラビーヤ市間の街道、クサイル市西でシャーム解放機構(シリア軍事作戦総司令部)の分署、検問所、陣地、指揮所、車列、部隊、戦闘員に対して攻撃を加えたと発表した。

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サラミーヤ市(ハマー県)、タルトゥース市、スワイダー市で抗議デモ(2025年2月9日)

ハマー県では、『ワタン』によると、サラミーヤ市で玉ねぎ・野菜乾燥公社の職員29人が、就業停止と有給休暇の付与に抗議し抗議デモを行った。

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タルトゥース県では、ムラースィルーン(Syrian Reporters)シリア人権監視団によると、タルトゥース市で社会生活への介入や不当解雇に抗議するデモが行われた。

これに対して、抗議デモに反対するデモが同じ場所で行われ、両者が衝突、抗議デモ参加者らが暴行を受け、デモは解散を余儀なくされた。

抗議デモの参加者に暴行を加えた男性らは、シャーム解放機構などが使用していた「アッラーの他に神なし」と書かれた白い旗を掲げていた。

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スワイダー県では、スワイダー24によると、スワイダー市の養育教育局ビル前で活動家数十人が「汚職者のリサイクルに反対」と銘打ったデモを行った。

デモは、スワイダー教員連合が呼びかけたもの。

シリア人権監視団によると、デモ参加者は前政権時代の校長などの復職を拒否した。

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ヒムス県でレバノンのヒズブッラーの民兵が国境に近い村を砲撃、民間人1人が死亡、2人が負傷(2025年2月9日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、レバノンのヒズブッラーの民兵が国境に近いクサイル市西のフーズ村を砲撃、民間人1人が死亡、2人が負傷した。

シリア人権監視団によると、シリア軍事作戦総司令部の部隊が、ハーウィーク村などでの戦闘に対処するため、レバノン国境に近いクサイル市近郊のアクーム村、ズィーター村、バッルーザ村に展開した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局が県南部のズィルバ村に新たな和解センターを設置した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ラタキア市で8日深夜から9日未明にかけて、正体不明の武装グループが刑事治安課に手りゅう弾を投げ込んだ。

一方、『ワタン』によると、内務省総合治安局が海軍部隊の支援を受けて、ラタキア市郊外のブルジュ・イスラーム地区、マルジュ・ダムサルフー地区、シャーティー・アズラク地区、シャムラー岬、周辺の村で、海軍に帰属する盗品の一部を回収した。

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クナイトラ県では、SANAによると、内務省総合治安局が麻薬密輸ネットワークを摘発した。

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ハマー県のシリア軍の元将兵の家族らが首都ダマスカスで抗議デモを行い、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子兼首相、シャルア暫定大統領に釈放に向けて介入するよう訴える(2025年2月8日)

ダマスカス県では、ムラースィルーン(Syrian Reporters)シリア人権監視団によると、シリア軍事作戦総司令部、内務省総合治安局によって逮捕され、ハマー県のハマー中央刑務所、ダマスカス郊外県のアドラー刑務所、イドリブ県のハーリム刑務所に収監されている元将兵の家族らがフォーシーズン・ホテル前で抗議デモを行い、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子兼首相、アフマド・シャルア暫定大統領に釈放に向けて介入するよう訴えた。

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ダマスカス県タダームン区で国防隊元幹部のファーディー・サクルが和解プロセスによって社会復帰を認められたことに抗議するデモが発生(2025年2月7日)

ダマスカス県では、ムラースィルーン(Syrian Reporters)シリア人権監視団によると、タダームン区で国防隊の元幹部のファーディー・サクルが和解プロセスによって社会復帰を認められたことに抗議するデモが発生、参加者は元幹部の裁判を要求した。

イナブ・バラディーによると、サクル氏は、2013年4月16日の同区での住民の殺戮に関与していたとされる人物。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍事作戦総司令部が、治安機関の収容所での逮捕者の拷問などに関与したとされる複数人を釈放したことに抗議するデモがジャブラ市で発生し、数十人が参加した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍事作戦総司令部が5日前にドゥーマー市で逮捕していた前政権を支持する民兵の一つワファー軍のムハンマド・ハーッジ・アリー司令官を釈放した。

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ヒムス県でシリア軍事作戦総司令部とレバノンの部族との戦闘が続く一方、ダマスカス県、ダイル・ザウル県で前政権の治安関係者、民兵の司令官らが逮捕(2025年2月7日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍事作戦総司令部の部隊がレバノンのヒズブッラーに近い密輸グループを追跡中に戦闘となり、戦闘員1人が死亡した。

シリア人権監視団によると、前日のレバノンの部族との戦闘を経て、ハーウィーク村を掌握したシリア軍事作戦総司令部が、同地が面する国境地帯を掌握した。

また、シリア人権監視団によると、シリア軍事作戦総司令部がクサイル市近郊の国境地帯にあるカスル村に進攻し、ヒズブッラーを支持し、密輸に関与しているとされる部族の武装グループと激しく交戦し、双方に負傷者が出た。

シリア人権監視団によると、クサイル市に至る街道の交差点で、何者かによって処刑された若い男性1人が遺体で発見された。

一方、SANAによると、内務省総合治安局が6日夜に誘拐されていたカーズィミーヤ村の市民の解放に成功した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局が総合状況部第235パレスチナ課の収容所の看守をしていたマアン・ハサン・スッカル容疑者を逮捕した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍事作戦総司令部が、イラン・イスラーム革命防衛隊に近い民兵を主導し、ダイル・ザウル航空基地などの守備を担当、密輸などに関与していたとされるムハンマド・サーリフ・ハミーディー容疑者を逮捕した。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、シャイフ・バドル市近郊のハミーサ農場で正体不明の武装グループが車を襲撃し、市民1人を殺害、1人を負傷させた。

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イドリブ県では、ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、内務省総合治安局は、県内の公けの場で軍服の着用、武器の携帯、軍用車輛の使用を禁止すると発表した。

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シリア領内にあるレバノン人の村(ヒムス県ハーウィーク村)で、部族民兵がシャーム解放機構(シリア軍事作戦総司令部)と激しく交戦、2人を殺害、2人を捕捉、軍装備を鹵獲:シリア軍事作戦総司令部は重火器、無人航空機で反撃(2025年2月6日)

ナハールネットなどによると、シリアのヒムス県とレバノンのベカーア県が接する国境地帯で、レバノンのズアイティル部族、ジャアファル部族と、シャーム解放機構(シリア軍事作戦総司令部所属部隊)が交戦した。

戦闘は、レバノン人の村であるヒムス県クサイル市郊外のハーウィーク村で発生、2時間以上にわたって続き、部族側はシャーム解放機構のメンバー2人を殺害、2人を捕捉、軍装備を鹵獲した。

住民らは、戦闘に巻き込まれるのを避けるため、レバノン領内に一時避難したが、この間、シャーム解放機構は、一部の民家を爆破するなどした。

戦闘はまた、レバノン国境に近いヒムス県のジルマーシュ村でも発生したほか、ベカーア県のカスル村に流れ弾と見られる迫撃砲弾1発が着弾した。

事態を受け、シリア領内からの武装勢力の潜入を阻止するため、レバノン軍が同地に展開した。

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SANAが伝えたヒムス県広報局の発表によると、内務省総合治安局がハーウィーク村で、レバノンへの武器密輸経路を遮断するための大規模な治安作戦を実施し、密輸に関与した指名手配者多数を逮捕、大量の武器や弾薬を押収した。

作戦実施に際して、国境治安部隊(シリア軍事作戦総司令部所属部隊)と指名手配者の間で戦闘が発生、治安部隊の隊員2人が拉致された。

また、ヒムス県広報局の発表によると、内務省総合治安局は、その後レバノンに武器を密輸しようとしていたグループによって拉致されていた隊員2人を解放することに成功した。

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「シリア革命の咆哮者たち」によると、シリア軍(シリア軍事作戦総司令部の部隊)は、レバノン国境に近いハーウィーク村でのヒズブッラーの民兵との戦闘の末に同村を制圧し、多数を捕捉した。

シリア人権監視団によると、シリア軍事作戦総司令部は、事態を収拾するため、重火器や独自に開発したシャーヒーン無人航空機で、ヒズブッラーに近いとされる武装グループや麻薬密輸グループを攻撃した。

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一方、シリア人民抵抗は、ヒムス県のレバノンとの国境近くで、レバノンのベカーア県ヘルメル郡の部族の民兵とともにシリア軍事作戦総司令部に所属する部隊と交戦した。

ヘルメル郡の部族は数日にわたって、同地の村々を襲撃し、住民を拉致、軍用車輛などを強奪しようとしたシリア軍事作戦総司令部の部隊を撃退し、複数人を殺傷したという。

また、シリア軍事作戦総司令部の部隊を撃退したのが、ヒズブッラーではなく、部族であると強調した。

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ラタキア市内での治安作戦で市民2人が死亡:各地で犯罪相次ぐ(2025年2月6日)

ラタキア県では、SANAが伝えた内務省総合治安局のムスタファー・クナイファーティー・ラタキア県支部長(少佐)の発表によると、ラタキア市に住宅街で「旧体制の残党グループ」がパトロール中の内務省総合治安局の部隊に発砲し、隊員1人と民間人1人が負傷した。

一方、シリア人権監視団によると、ラタキア市ダアトゥール地区で指名手配者を捜索していたシリア軍事作戦総司令部が発砲、市民2人が流れ弾で死亡した。

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イドリブ県では、『ワタン』によると、ハーリム市、サルキーン市、カフルタハーリーム町一帯で、内務省総合治安局が、和解プロセスに応じない「旧体制の残党」を追跡するための治安作戦を実施し、多数を逮捕した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がダイル・ザウル市内で武器を所持していた武装グループのメンバー2人を逮捕した。

SANAによると、ダイル・ザウル県総合治安局は5日、ダイル・ザウル県内での武器の所持などを禁止していた。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局が、前政権関係者や犯罪者を摘発するため、各所で治安作戦を実施した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ大学病院の看護スタッフが、患者の付添人によってナイフで刺され、重傷を負ったことを受けて、医師や職員ら数十人が医療スタッフの安全を求め、病院前で抗議デモを行った。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ヤブルード市近郊で、正体不明の武装集団が前政権に協力していた男性1人を銃で撃ち殺害した。

シリア人権監視団によると、アシュラフィーヤト・サフナーヤー市で住民1人が何者かによって誘拐された。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、2017年にタッル・ハラーワ村で発生した一家15人惨殺事件(フート虐殺)に関与したとされる男性1人が何者かによって殺害された。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ザフラー地区で、4日に誘拐されていた若い男性1人の遺体が発見された。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ラジャート高原のナジーフ橋近くで、処刑され死亡したと見られる男性1人の遺体で発見された。

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シリア人民抵抗は「沿岸の盾旅団」を名乗るグループのビデオ声明を公開:「ジャウラーニーの一味」の犯罪行為を非難、沿岸地域内外で襲撃を行うと表明(2025年2月6日)

シリア人民抵抗は、「沿岸の盾旅団」を名乗るグループのビデオ声明を公開した。

ビデオのなかで、司令官のミクダード・ファティーハ・アブー・ジャアファルと目される人物は、沿岸地域での「ジャウラーニーの一味」の犯罪行為を非難、同地域内外で襲撃を行うと表明した。

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シリア人民抵抗:アサド大統領はロシア訪問時に拘束され帰国を許されず、辞任声明を拒み自殺未遂、友人に襲われ命を失いかけていた(2025年2月5日)

シリア人民抵抗は、アサド前大統領に関するものとされるメディア情報をまとめた「アリー大尉」を名乗る人物の報告を発表した。

「アサド大統領の運命についてのリーク」と題された報告の内容は以下の通り。

彼の家族は全員無事であるが、一切の連絡を取ることを禁じられている。
大統領に関しては、事件が起こる直前にロシアを訪問した際に拘束され、そのまま帰国することはなかった。彼の家族は日曜日に出国した。
彼は泥棒のように国を去ったのではなく、国家間の会談のためにモスクワを訪れ、そのままモスクワの人質となり、解任された。
ロシア側は武力をもって大統領を拘束した。
大統領はロシアから戻ることはなかったということになる。アサド大統領は、辞任や辞任声明の録音を受け入れることができず、浴室用の洗剤(または別の物質)で自殺を図った。彼は、友人であり、親しい仲間であり、同盟者であった人物からナイフで襲われ、命を失いかけるほどの状況にまで追い詰められていた。

彼は、たとえ死を意味するとしても、録音された辞任声明を出すことを拒んだ。
バッシャール大統領は、何も生放送で発信しなかった。それは、ジャウラーニーへの引き渡しの脅威があったとしても、彼にとって発言することが不可能だったからである。
もし生放送が許されていたならば、彼は真実を語っていただろう。
バッシャール大統領は、たとえ放送後に殉教することになったとしても、真実を語るつもりだった。

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シリア人民抵抗は声明で、アサド政権の敗北を認めつつも、ワッハーブ主義、シオニスト、米国、NATOとその取り巻きを敵視し、抵抗を続ける意思を表明(2025年2月4日)

シリア人民抵抗は声明を出し、アサド政権の敗北を認めつつも、ワッハーブ主義、シオニスト、米国、NATOとその取り巻きを敵視し、抵抗を続ける意思を表明した。

声明の内容は以下の通り。

尊厳ある我が国民、そして自由を求めるすべての人々へ
シリア人民抵抗指導部は、自己犠牲の道を選び、抑圧された者を支え、祖国と尊厳を守るために殉教の道を歩んできた。我々は信念を貫き、決して後退することなく、勝利か殉教かのいずれかを目指して進み続ける。
我々指導部には、殉教を覚悟し、今こそその誓いを果たす時が来た。揺るぎない意志と確固たる信念のもと、圧政と占領、そしてその協力者たちと対峙する最後の戦いに臨む。これは抵抗運動指導部が発する最後の軍事声明となるかもしれない。我々は、正義の旗を掲げて勝利するか、または殉教を遂げ、義に殉じた英雄たちの列に加わることとなる。
我々の抵抗は、抑圧に対する叫びであり、シリアの自由への揺るぎない信念の証であった。我々は、あらゆる扉を叩き、財政・軍事支援を求めたが、誰一人として応じる者はいなかった。我々は手にした武器を掲げ、持てる財産を売り払い、抵抗の旗を掲げ続けた。国家が崩壊する以前から家族を離れ、その日以来、二度と戻ることはなかった。我々は信じる大義のために、最後の瞬間まで全てを捧げてきた。
長い夜を過ごし、身体は疲弊し、極寒の下で地を寝床とし、飢えに耐えながら戦ってきた。しかし、我々の決意が揺らぐことはなかった。なぜなら、それはシリアのための戦いだったからである。我々は国民を団結させ、分裂を克服しようと試みたが、それに応じた者はごくわずかであり、多くは我々に刃を向け、戦いを挑み、さらには敵の手先となって我々を密告する者までいた。
しかし、我々は確信している。抵抗は決して死なない。我々の戦士が倒れることがあっても、その旗は決して落ちることはなく、自由の象徴は決して折れない。我々はこの道を、最後の鼓動まで信じ抜いた。そして、祖国のために流された血を決して裏切らないことを誓った。
我々の敵は、今も昔も、ワッハーブ主義、シオニズム、アメリカ、NATO、そしてその取り巻きである。彼らこそが混乱を生み出し、我々の国を引き裂き、その資源を奪い、祖国を破壊したあらゆる犯罪者を支援してきた。我々は彼らの罪を忘れず、殉教者の血を裏切った者たちを決して許さない。彼らへの報いの時は必ず訪れる。抵抗は続く。
それゆえに、すべての戦士および忠実なる同志たちに命ずる。指導部が定めた計画と指示に厳格に従い、いかなる状況においてもこれを逸脱してはならない。我々の戦いは続いており、進むべき道は明確である。裏切りや臆病な行為が入り込む余地はない。誓いを守り、揺るがず進め。勝利は、あと一歩の忍耐の先にある。
14年以上に及ぶ激戦の末に、今、忠誠なるシリアの息子たちの戦いは幕を閉じことになる。我々は祖国のために命を捧げ、惜しむことなくすべてを捧げてきた。しかし、抵抗は終わらない。正義は決して敗北しない。隊列は続き、旗は自由を求める者の手に受け継がれる。
我々は無名の戦士として現れ、静かに戦い、そして無名の戦士として去る。名声を求めず、報酬を期待せず、ただアッラーと祖国のためにこの道を歩んだ。我々の後には、新たな戦士たちがこの道を歩み続けるだろう。
最後に、我々は英雄的なシリア・アラブ軍の同志たちに深い敬意を表する。どこにあろうとも、彼らは祖国の盾であり、その誇りであり、シリアが決して屈せず、決して砕かれないことを証明してきた。彼らに敬意を表し、祖国の全土が解放されるその日まで、誓いを守り続けることを信じている。
結びに、傷ついたパレスチナの地に、勇敢な抵抗者たちに、ガザとヨルダン川西岸の不屈の精神に、そして占領に立ち向かうすべての者たちに敬意を表する。パレスチナは我々の大義であり、すべての自由を求める者の大義である。我々は最後の瞬間まで誓いを守る。
我々の旅路は一端は終わった。しかし、我々は安心している。なぜなら、旗を掲げ続ける者たちがいるからだ。聖地エルサレムと、その全土が解放されるその日まで。
2025年2月2日日曜日深夜、スンナ派およびシーア派からなるシリア人民抵抗の戦士たちは、ジャブラ市南部の検問所に拠点を構えるジャウラーニー一味のテロ部隊を、手製の爆弾と機関銃を用いて攻撃し、敵部隊に対して直接的な戦果を上げた。
アッラーは偉大なり… 抵抗に勝利を、たとえ時が過ぎようとも。


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ムハンマド・シャッアール元内務大臣が内務省総合治安局に投降する一方、各地で犯罪が多発(2025年2月4日)

SANAによると、内務省は、総合治安局が数日間にわたる追跡と複数の隠れ家への捜査の結果、ムハンマド・シャッアール元内務大臣が同局に投降したと発表した。

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ダマスカス県では、SANAによると、内務省総合治安局がスーマリーヤ地区を包囲し、誘拐されていた4人を解放、誘拐犯グループを逮捕した。


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ダマスカス郊外県では、『ワタン』によると、ハーマ町で国防省部隊(シリア軍事作戦総司令部)が掃討作戦を実施した。

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ダルアー県では、ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、内務省総合治安局がジャバーブ村で掃討作戦を実施した。

一方、シリア人権監視団によると、タファス市の民家に正体不明の武装集団が手りゅう弾を投げ込み、中にいた住民1人が死亡した。

さらに、シリア人権監視団によると、マハッジャ町とナジーフ村を結ぶ街道で軍事情報局に所属していた元下士官が何ものかによって殺害され、遺体で発見された。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、バリーディージュ村で集団墓地が新たに発見され、17人の遺体が回収された。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ラタキア市のアリー・ジャマール地区で若い男性が友人らに銃で撃たれて死亡した。

また、「シリア革命の咆哮者たち」によると、内務省総合治安局が「シャッビーハ」のタラール・アーミンをラタキア市ダマスラフー地区で逮捕した。

一方、シリア人民抵抗は声明を出し、2月2日深夜にラタキア県ジャブラ市南部にある「ジャウラーニー・テロ一味」の分所を手りゅう弾や機関銃で攻撃し、直接の損害を与えたと発表した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局が、住民らに対して、2月4日午前5時から6日午後3時までに所持している武器を引き渡すよう最期通知を発出した。

また、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がダイル・ザウル市で大物麻薬密売業者と目されるアブドゥッラフマーン・ヤフヤー・アリー(アブー・トゥラース)容疑者を逮捕した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市フィルドゥース地区で住民1人が武装した男性によって銃で撃たれて死亡した。

シリア人権監視団によると、ピックアップ・トラックにのった武装グループがアレッポ市内でクルド人青年8人を誘拐した。

シリア人権監視団によると、シリア国民軍の支配下にあるマンビジュ市で若い男性2人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて、1人が死亡、1人が負傷した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍事作戦総司令部がヒムス市で逮捕していた若い男性1人が市内の刑務所で死亡した。

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タルトゥース県、ラタキア県でシリア軍事作戦総司令部による逮捕者の釈放を求めるデモ(2025年2月3日)

タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、タルトゥース市で住民らが、シリア軍事作戦総司令部によって逮捕され、ダマスカス郊外県のアドラー刑務所、ハマー県のハマー中央刑務所、イドリブ県のハーリム刑務所に収監されている逮捕者の釈放を求める抗議デモが行われ、住民ら集十人が集まった。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ジャブラ市、ラタキア市で同様のデモが発生した。

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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市の県議会議事堂前で退役士官ら数十人が抗議デモを行い、退職給与の支払い継続を求めた。

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シリア各地で犯罪が横行:シリア軍事作戦総司令部はヒムス県ラスタン市の自宅でロシアの代理人と目されるファーディー・アルワーンを逮捕(2025年2月3日)

ダマスカス郊外県では、ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、内務省総合治安局がナースィリーヤ村の空軍情報部分所長を務めていたイーサー・スライマーン(アブー・ハイダル・ジャウィーヤ)を逮捕した。

一方、シリア人権監視団によると、ジュダイダト・ワーディー(ジュダイダト・シャイバーニー)村で武装集団による復讐行為が相次いでおり、最近になって住民6人が殺害されたと住民らが惨状を訴えた。

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ダイル・ザウル県では、SANAによると、内務省総合治安局が「旧体制の残党」を逮捕するための作戦を実施するため、2月3日の午前7時から午後1時までダイル・ザウル市のジャウラ地区、タッブ・ジャウラ地区で外出禁止令を発出した。

内務省総合治安局のダイル・ザウル県支部長の発表によると、これにより多数を逮捕し、武器を押収した。

一方、ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、ダイル・ザウル市の旧総合情報部ダイル・ザウル支部近くにある武器貯蔵施設で爆発が発生した。

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ヒムス県では、SANAによると、シリア軍事作戦総司令部がヒムス市ジャウウィーヤ交差点近くに和解センターを開設した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍事作戦総司令部がラスタン市の自宅で歯科医師のファーディー・アルワーン氏を数日前に逮捕、連行した。

アルワーン氏は、2018年にラスタン市一帯で活動を続けていた反体制勢力とシリア政府の若いに際して、ロシアの代表として仲介を行った人物で、その後も同地におけるロシアの利益を代表する存在として活動を続けていた。

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タルトゥース県では、SANAによると、内務省総合治安局が総合諜報機関の協力を受け、シリア国民への蛮行で知られていたムーサー・アフマド・ハリーファ(ハッファーシュ)を逮捕し、大量の武器を押収した。

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ダマスカス県では、ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、マッザ区のフランス講演近くに仕掛けられていた即席爆弾が爆発した。

死傷者はなかった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ハーッス村で何ものかによって撃たれて死亡した女性が遺体で発見された。

シリア人権監視団によると、アブー・ズフール町に設置されている和解センターで、シリア軍事作戦総司令部のメンバーどうしが喧嘩の末、撃ち合い、2人が負傷した。

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