ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ジャブラ市南部に内務省総合治安局が設置している分所が、1日深夜から2日未明にかけて、正体不明の武装集団どうしの襲撃を受け、激しい戦闘となった。
シリア人権監視団によると、ジャブラ市のファイイド地区で、第25特殊任務師団のスハイル・ハサン准将の配下で活動していた「ジャブラの鷂」を名乗る民兵の司令官が遺体で発見された。
シリア人権監視団によると、シャーミーヤ・マハーリバ村をオートバイ4台に乗った12人の武装グループが襲撃し、民家1棟を捜索、麻薬と弾薬が見つかったとの言いがかりをつけ、1000ドルを強奪した。
一方、SANAによると、内務省総合治安局がラタキア市内で展開を続けた。
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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、弾薬庫で爆発が発生し、内務省総合治安局の隊員2人が死亡した。
シリア人権監視団によると、軍事情報局の下士官1人が自宅で何ものかによって銃で撃たれて死亡、遺体で発見された。
一方、では、「シリア革命の咆哮者たち」によると、内務省総合治安局がカフルスーサ区で軍事情報局大215支部強襲部門長のウサーマ・スフーフ准将を逮捕した。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タッルカラフ市近郊の農地で、農業従事者1人が遺体で発見された。
シリア人権監視団によると、1月22日にカニーサ村でシリア軍事作戦総司令部によって逮捕されていた若い男性が、タッル・ナスル村近郊で遺体で発見された。
シリア人権監視団によると、シリア軍事作戦総司令部とつながりがある武装集団の車多数がダビーン村を強襲し、民家を襲撃、若い男性1人を殺害、舅を負傷させた。
シリア人権監視団によると、1月23日にシリア軍事作戦総司令部に所属する武装集団によって逮捕されていたカナーキヤ村出身の技師が死亡し、ヒムス市の病院に遺体が引き渡された。
シリア人権監視団によると、首都ダマスカスでの医療検診を終えて、ハサカ県カーミシュリー市に旅客バスで帰宅しようとしていたクルド人一家が、ダマスカス郊外県とヒムス県の境界に設置されているシリア軍事作戦総司令部の検問所で暴行を受け、男性らは連行された。
暴行は、このクルド人一家の1人が持っていた携帯電話にクルド人コメディアンのバーフィー・タイヤーラ氏の写真が保存されていたのが理由だという。
一方、SANAによると、内務省総合治安局がタッルカラフ市近郊の密輸ルートでレバノンに武器を密輸しようとしていた複数の車輛を取り押さえた。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市で男性1人が自宅で何者かによって銃で撃たれて死亡した。
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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、バーニヤース市で正体不明の武装集団が、同市とラタキア県のジャブラ市を結ぶ街道の交差点のカフェ近くで民間人に向けて発砲し、元士官1人とカフェの店主を殺害した。
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ダマスカス郊外県では、シリア人民抵抗が発表した声明によると、タルフィーター村に「ジャウラーニー・テロ一味」が侵入、シリア人民抵抗のムジャーヒディーンを殺害しようとしたが、シリア人民抵抗は応戦し、激しい戦闘となり、「ジャウラーニー・テロ一味」のメンバー8人が死亡した。
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ハマー県では、「シリア革命の咆哮者たち」によると、内務省総合治安局が「シャッビーハ」のアリー・アッブード・アブー・マアッラーを逮捕した。
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