シリア人権監視団は、2025年に入ってシリア各地で、前政権関係者に対する復讐、粛清、処刑が156件発生し、291人が殺害されていると発表した。
291人のうち283人が男性、7人が女性、1人が子ども。
県別では、ヒムス県での死者が115人でもっとも多く、うち77人が帰属する宗派を理由として殺害された。
ヒムス県に次いで死者が多いのがハマー県で、死者数は70人、うち40人が帰属する宗派を理由として殺害された。
3番目に死者が多いのがダマスカス郊外県で、死者数は28人、うち1人が帰属する宗派を理由として殺害された。
4番目がラタキア県で23人、うち16人が帰属する宗派を理由として殺害された。
5番目がタルトゥース県で15人、うち11人が帰属する宗派を理由として殺害された。
6番目がアレッポ県で12人。
7番目がダマスカス県で10人、うち1人が帰属する宗派を理由として殺害された。
このほか、イドリブ県が9人、ダルアー県が7人、スワイダー県が1人(帰属する宗派を理由として殺害)、ダイル・ザウル県が1人となっている。
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