国民対話大会準備委員会がクナイトラ県サラーム市で対話会合を開催:トルコを拠点とするシリア・テレビは国民対話大会の第1回会合が2月24~25日に開催されると伝える(2025年2月22日)

クナイトラ県では、SANAによると、県庁所在地のサラーム市(旧バアス市)で、国民対話大会準備委員会が、地元住民らとの対話会合を開催した。

会合では、領土の一体性、イスラエル地上部隊による兵力引き離し地域(AOS)への侵攻、占領下ゴラン高原の解放とイスラエルによる併合の拒否、暫定県知事の任命などについて議論が集中、移行期正義、恩赦と寛容、クナイトラ県と占領下ゴラン高原の住民の問題を担当する委員会の設置、軍創設、教育制度見直し、正義と経済的透明性の実現、個人の自由の保障、司法の独立、シリア人どうしがコミュニケーションを行うためのプラットフォームの設置、新たなシリア建設のための世論調査、避難民の帰宅などが確認された。

出席した住民らは、クナイトラ県への投資、復興、ダマスカス県、ダマスカス郊外県、ダルアー県での都市建設を通じたクナイトラ県民のための住居確保、逮捕者と失踪者の捜索継続、三権分立などが要求された。

国民対話大会準備委員会は続いてアレッポ県に移動し、アレッポ市で住民との対話会合を開催した。

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