『ワタン』は、複数のメディア筋の話として、ハサカ県の油田で採掘された原油が、1日平均5000バレル以上がヒムス県ヒムス市とタルトゥース県バーニヤース市にある精製所にタンクローリー複数輌に積まれて輸送されていると伝えた。
同メディア筋によると、ダイル・ザウル県とハサカ県の油田で採掘された原油は、アフマド・シャルア暫定大統領が指導するシリアの新政権への輸出、イラク・クルディスタン地域への輸出、そして北・東シリア地域での販売という3つのルートを通じて取引されて、シリア民主軍は支配地域における石油精製量を減少させているという。
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SANAによると、石油鉱物資源省の渉外関係の責任者を務めるアフマド・スライマーン氏が、石油鉱物資源省によるシリア北東部での石油および天然ガスの採掘の再開が、過去に適用されていた契約に基づいて行われたものだと述べた。
スライマーン氏によると、再開事業は過去の契約を検討したうえで、当面、3ヵ月間実施されるという。
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