国連安保理は最近のイスラエルによるシリアへの軍事侵攻などについて協議するための緊急会合を開催(2025年4月10日)

国連安保理は、最近のイスラエルによるシリアへの軍事侵攻などについて協議するための緊急会合を開催した。

UN Newsによると、会合では、ハーリド・ヒヤーリー政治・平和構築担当事務次長補(チュニジア人)がアサド政権崩壊後、イスラエルがシリア領内に対して数百回の爆撃を行っていると指摘、「イスラエルによる最近の軍事行動は、シリアの政治移行を損ない、両国間の新たな安全保障協定の可能性を脅かしている」と警告した。

また、ジャン=ピエール・ラクロワ国連平和活動局長は、イスラエル側に対して1974年の兵力引き離し合意を遵守するよう求めた。

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