シャルア暫定大統領は首都ダマスカスの人民宮殿で、ラタキア県およびタルトゥース県の有力者・名士ら(アラウィー派)と会談(2025年12月13日)

大統領府(フェイスブック)によると、アフマド・シャルア暫定大統領は首都ダマスカスの人民宮殿で、ラタキア県およびタルトゥース県の有力者・名士ら(アラウィー派)と会談した。

会談には、ラタキア県のムハンマド・ウスマーン知事およびタルトゥース県のアフマド・シャーミー知事が同席した。

会談の中で大統領は、シリアは安定と国民参加を基盤とした国家再建の新たな段階に入っていると強調し、国家はいかなる構成員に対しても排除的あるいは報復的な志向を持つものではなく、シリアは正義を保障し、すべてのシリア国民の権利を守る市民の国家であると述べた。

これに対し、出席者らは社会的平和と法の支配を確立することの重要性を確認するとともに、開発支援と雇用創出を目的として、沿岸地域における投資マップを策定する必要性を提起した。

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