シャルア暫定大統領の後援のもと、ダマスカス国際ブックフェアの開幕式が行われる(2026年2月5日)

大統領府(フェイスブック)によると、アフマド・シャルア暫定大統領の後援のもと、ダマスカス国際ブックフェア(特別回)の開幕式がダマスカス郊外にある国際会議場で行われ、複数の閣僚やアラブ諸国の政治家、有識者らが参加した。

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SANAによると、開幕式での演説において、シャルア暫定大統領は以下のように述べた。

人類は常に真理、知識、そしてこの世の秘密と宝を探し求めてきた。人は知識が増すほど意識が高まり、意識が高まるほど、より一層学びを必要とする。知は尽きることのない泉のようなもので、求める者を完全に満たすまで潤すことはなく、人はそれに向き合うたび、なお必要とし続ける。
この世の法則は、善と悪の対立に基づき、その双方を強めるのが知識である…。知に最初に到達するため真摯に努力した者が優位に立つ…。善をなす者たちは、努力を尽くし、学びを追求すれば、その努力に対する報いとして勝利を得るのであり、学問の信託は実践にある…。学んでも実践しなければ、その知は本人にとって利ではなく不利の証拠となる。
無知な民族は弱さと結び付けられ、学び、実践する民族は強さと結び付けられる…。アッラーは人々にその書を残し、学び、熟考し、思索することを促してきた。人々に善をもたらし、公正を実現し、真理を確立し、虚偽を打ち消すには力が必要であり、知なき力は破滅的であり、思慮なき剣はその持ち主を切り裂く。
ダマスカスはかつて学問の灯台であり、知の源泉であり、求道者の目的地であった…。その恵みは東西に及んだが、やがて諸々の出来事のなかで、悪と腐敗の徒が復讐し、その自我を抹消し、灯台を破壊しようとした。
ダマスカスは今回帰し、我々も共にその建造物を修復し、傷を癒やし、輝きを取り戻すために帰還した…。ダマスカスは、すべての犠牲を払うに値するシャームであり、その善が広がり、人々がそこに安らぎを見いだし、歴史の栄光と威厳、尊厳を回復する、統一され、強く、子らと住民、そして愛する人々に富んだシリアである。
今日のブックフェアは、シリア全土の解放後における喜ばしい回帰であり、貴重な新たな出発であるとし、アッラーが皆に学問と知識を授けてくださるよう祈る。

ブックフェアは2月6日から16日まで開催され、35ヵ国以上から500社の出版社が参加し、文学、思想、哲学、科学、児童書の分野で数万点の書籍を展示するほか、数百のシンポジウム、講演、知的・文学的夕べ、書籍署名会、専門ワークショップが行われるほか、子ども向け劇場、体験型活動、読書ワークショップなど、次世代における知の文化を育むための広いスペースが設けられている。
展示会のスローガンは、ウガリットにおける最初のアルファベット、エブラで発見された最古の図書館というシリア文明の深みに着想を得たもので、シリアが書物と知識の地であったし、今もそうであることを強調している。

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シャルア暫定大統領はXを通じて以下の通り綴った。

ダマスカス国際ブックフェアから、ダマスカスは再び学知と知の灯台として回帰する。文字は歳月が打ち壊したものを再び築くために回帰する。知と文化によって、そしてその民のたくましい腕によって、我々は栄光の殿堂を修復し、輝きを取り戻し、強く統一されたシリアの未来を築き上げる。

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