シリアの遺跡博物館局のマアムーン・アブドゥルカリーム局長は声明を出し、UNESCO世界文化遺産のパルミラ遺跡を擁するヒムス県タドムル市一帯を占拠するダーイシュ(イスラーム国)が、紀元2世紀に作られたライオン石像の一つを破壊したと発表した。
この石像は全長3.5メートル、重さ15トンあり、タドムル国立博物館の中庭に展示されていたが、ダーイシュの攻撃に先立って、職員らが鉄の箱に入れ、土嚢で覆い隠していたという。
SANA(7月2日付)が伝えた。
AFP, July 2, 2015、AP, July 2, 2015、ARA News, July 2, 2015、Champress, July 2, 2015、al-Hayat, July 3, 2015、Iraqi News, July 2, 2015、Kull-na Shuraka’, July 2, 2015、al-Mada Press, July 2, 2015、Naharnet, July 2, 2015、NNA, July 2, 2015、Reuters, July 2, 2015、SANA, July 2, 2015、UPI, July 2, 2015などをもとに作成。
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