フランスのヴァルス首相「「完全な独立性」をもってその標的を選定し、ダーイシュ(イスラーム国)への爆撃がシリア政府を利することはない」(2015年9月15日)

フランスのエマニュエル・ヴァルス首相は国会で、シリア情勢に関して、フランス空軍の航空機12機がこれまでにシリア領空での偵察活動を行い、「シリア領内での空爆に可能なダーイシュ(イスラーム国)の構造をこれまで以上によく把握した」と述べた。

ヴァルス首相はそのうえで、シリア領内で実施予定のダーイシュへの空爆が「自衛行為」であることを改めて強調、また「フランスは「完全な独立性」をもって標的を選定し…、空爆によってシリア政府の強化に貢献することはない」と断言した。

一方、シリア領内での地上作戦については「非現実的」と述べた。

『ハヤート』(9月16日付) などが伝えた。

AFP, September 15, 2015、AP, September 15, 2015、ARA News, September 15, 2015、Champress, September 15, 2015、al-Hayat, September 16, 2015、Iraqi News, September 15, 2015、Kull-na Shuraka’, September 15, 2015、al-Mada Press, September 15, 2015、Naharnet, September 15, 2015、NNA, September 15, 2015、Reuters, September 15, 2015、SANA, September 15, 2015、UPI, September 15, 2015などをもとに作成。

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