ロシア国防省は、シリア空爆を開始した9月30日から12月24日までのロシア空軍の出撃(攻撃)回数が、巡航ミサイルによる攻撃と長距離爆撃機による攻撃145回を含めて5,240回に達している、と発表した。
また12月24日の出撃回数は189回に達し、アレッポ県(クワイリス航空基地一帯、アイン・アラブ市一帯)、ラタキア県(ヌーバ山一帯)、ダマスカス郊外県(ナシャービーヤ町、ヌーラ村、ドゥーマー市、ザブディーン村一帯)、イドリブ県で攻撃が行われたという。
また国防省は、ダーイシュ(イスラーム国)がトルコへの石油密輸に使用しているタンクローリーに関して、9月30日以降、約2,000輌をシリア領内で破壊したことを明らかにした。
その一方で、ダーイシュとトルコによる石油密売買は、イラクのザーホー国境通行所経由で継続されているとして、トルコ・イラク国境で列をなすタンクローリーの車列の画像などを新たに公開した。
AFP, December 25, 2015、AP, December 25, 2015、ARA News, December 25, 2015、Champress, December 25, 2015、al-Hayat, December 26, 2015、Iraqi News, December 25, 2015、Kull-na Shuraka’, December 25, 2015、al-Mada Press, December 25, 2015、Naharnet, December 25, 2015、NNA, December 25, 2015、Reuters, December 25, 2015、SANA, December 25, 2015、UPI, December 25, 2015などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.