リヤド最高交渉委員会は、対話交渉の前提条件履行を求め、デミストゥラ共同特別代表との会談と中止(2016年2月2日)

『ハヤート』(2月3日付)によると、リヤド最高交渉委員会の代表団メンバーの一人ファラフ・アタースィー氏は、2日に予定されていたスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表との個別会談が中止になったと発表した。

これに関して、同じく代表団メンバーのバスマ・カドマーニー女史は、リヤド最高交渉委員会が交渉参加の前提条件として提示している諸要求(シリア軍、ロシア軍の民間人への攻撃、包囲解除、逮捕者釈放)を実現させるために、デミストゥラ共同特別代表に「もう1日」の猶予を与えたことを明らかにした。

デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表は2日午前にシリア政府代表団との個別会談を、午後に反体制派の代表団との個別会談を予定していた。

al-Hayat, February 3, 2016

al-Hayat, February 3, 2016

AFP, February 2, 2016、AP, February 2, 2016、ARA News, February 2, 2016、Champress, February 2, 2016、al-Hayat, February 3, 2016、Iraqi News, February 2, 2016、Kull-na Shuraka’, February 2, 2016、al-Mada Press, February 2, 2016、Naharnet, February 2, 2016、NNA, February 2, 2016、Reuters, February 2, 2016、SANA, February 2, 2016、UPI, February 2, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.