アレッポ県北西部のトルコ国境近くでダーイシュと戦う第51連隊拠点が爆破攻撃を受ける(2016年5月25日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(5月25日付)によると、北西部の反体制武装集団の中心都市アアザーズ市とトルコ国境のバーブ・サラーマ国境通行所を結ぶ街道沿いのザカリヤー・ナーイス・ガソリン・スタンドで爆弾が仕掛けられた車が爆発し、4人が死亡した。

犯行声明は出ていないが、現地の活動家は、ダーイシュ(イスラーム国)の犯行だとの見方を強めているという。

これに関して、ARA News(5月25日付)は、車爆弾による攻撃を受けたのが、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘に参加する第51連隊の軍事拠点の一つだったと伝えた。

**

同じくアレッポ県では、ARA News(5月25日付)によると、県北西部のトルコ国境近くにあるファイザリーヤ村で、ハワール・キリス作戦司令室がダーイシュ(イスラーム国)と交戦、これを奪還した。

**

ダマスカス県では、ダーイシュ(イスラーム国)の広報部門アアマーク通信がヤルムーク区(パレスチナ難民キャンプ)での戦闘で捕捉したシャームの民のヌスラ戦線戦闘員15人を映像(https://youtu.be/YDGoFSVhp88)を公開した。

それによると、この15人はダーイシュに投降、その後身柄を釈放されたという。

AFP, May 25, 2016、AP, May 25, 2016、ARA News, May 25, 2016、Champress, May 25, 2016、al-Hayat, May 26, 2016、Iraqi News, May 25, 2016、Kull-na Shuraka’, May 25, 2016、al-Mada Press, May 25, 2016、Naharnet, May 25, 2016、NNA, May 25, 2016、Reuters, May 25, 2016、SANA, May 25, 2016、UPI, May 25, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.