YPG主体のシリア民主軍が有志連合の支援を受けマンビジュ市でダーイシュとの戦いを続ける(2016年8月4日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とダーイシュ(イスラーム国)が市街戦を続けるマンビジュ市の工業地区で、ダーイシュがシリア民主軍拠点に対して爆弾を仕掛けた車で自爆攻撃を行った。

これに対して、米軍主導の有志連合は、マンビジュ市の予備製パン工場一帯を空爆した。

またダーイシュはマンビジュ市外に避難しようとしていた住民を狙撃し、女性1人が死亡した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍んがジャズル油田一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦するなか、戦闘機(所属明示せず)がタドムル市東部の第3石油輸送ステーション(T3)一帯のダーイシュ拠点を空爆した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、カラムーン地方のジャラージール町郊外の無人地帯で、シャーム・ファトフ戦線(シャームの民のヌスラ戦線)がダーイシュ(イスラーム国)を名のる武装集団と交戦した。

AFP, August 4, 2016、AP, August 4, 2016、ARA News, August 4, 2016、Champress, August 4, 2016、al-Hayat, August 5, 2016、Iraqi News, August 4, 2016、Kull-na Shuraka’, August 4, 2016、al-Mada Press, August 4, 2016、Naharnet, August 4, 2016、NNA, August 4, 2016、Reuters, August 4, 2016、SANA, August 4, 2016、UPI, August 4, 2016などをもとに作成。

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