「シリアの友連絡グループ」(ロンドン11)閣僚級会合がロンドンで開催され、リヤド最高交渉委員会の委員長を務めるリヤード・ヒジャーブ元首相が参加し、移行期に向けた反体制派への支援策などについて協議した。
『ハヤート』(9月7日付)によると、会合では、①反体制派代表とシリア政府の代表による6ヶ月間の交渉の実施、②アサド大統領の退陣を要件とする18ヶ月間の移行期、③統一地方選挙、国会選挙、大統領選挙の実施、という3段階から編成されるリヤド最高交渉委員会の移行期間案について意見が交わされた。
会合には、サウジアラビア、トルコ、カタール、英国、フランス、イタリア、ヨルダン、UAE、ドイツ、EUの外相が出席した。
なお、ジョン・ケリー米国務長官はテレビ会議システムで会合に参加した。
また、エジプトは長らく「シリアの友連絡グループ」への参加を見合わせている。
AFP, September 6, 2016、AP, September 6, 2016、ARA News, September 6, 2016、Champress, September 6, 2016、al-Hayat, September 7, 2016、Iraqi News, September 6, 2016、Kull-na Shuraka’, September 6, 2016、al-Mada Press, September 6, 2016、Naharnet, September 6, 2016、NNA, September 6, 2016、Reuters, September 6, 2016、SANA, September 6, 2016、UPI, September 6, 2016などをもとに作成。
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