アレッポ市東部各所およびアレッポ市郊外でシリア軍と反体制武装集団の戦闘が続く(2016年10月25日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市西部郊外のアウラム・クブラー町が戦闘機(所属明示せず)の空爆を受けるとともに、アレッポ市マサーキン・ハナーヌー地区、ハイダリーヤ地区がシリア軍の砲撃を受けた。

またシリア軍、親政権武装勢力は、アレッポ市シャイフ・サイード地区一帯、アーミリーヤ地区一帯、第1070集合住宅計画地区一帯、マウタ丘一帯、ザフラー協会地区でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(10月25日付)によると、シリア軍がアレッポ市南西部の航空技術科一帯に進攻したファトフ軍を撃退した。

このほか、ファトフ軍とアレッポ・ファトフ軍作戦司令室の双方に参加するシャーム自由人イスラーム運動はツイッターを通じて声明を出し、アレッポ市ジャンドゥール交差点近郊で西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊と交戦し、戦闘員数十人を殲滅したと主張した。

SANA, October 25, 2016

SANA, October 25, 2016

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がジスル・シュグール市を7回にわたり空爆し、3人が負傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がスーラーン市、ラターミナ町を空爆、シリア軍がカフルズィーター市を砲撃した。

一方、SANA(10月25日付)によると、シリア軍がマアーン村西部の丘陵地帯でファトフ軍と交戦し、畜産農場など複数カ所を制圧した。

シリア軍はまたスーラーン市、ラターミナ町、マアーン村一帯、バッザーム丘、タイバト・イマーム市、カフルズィーター市でファトフ軍拠点を空爆した。

なお、ARA News(10月25日付)によると、シリア軍はラターミナ町に対する空爆で、有毒ガスを装填した「樽爆弾」を使用したという。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がリーハーン農場一帯でイスラーム軍などからなる反体制武装集団と交戦、戦闘機(所属明示せず)がハーン・シャイフ・キャンプ一帯を空爆した。

またカーブーン区(ダマスカス県)で一帯、シリア軍がラフマーン軍団などからなる反体制武装集団と交戦した。

さらに、クッルナー・シュラカー(10月25日付)によると、タッル・クルディー町一帯でシリア軍とイスラーム軍などからなる反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(10月25日付)によると、シャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団がダイルハビーヤ村南部一帯に侵攻したが、シリア軍と人民防衛諸集団がこれを撃退した。

このほか、東グータ地方で活動する離反将兵がビデオ声明(https://youtu.be/uD98zRM9pY4)を出し、「マジュド旅団」の名で新たな武装集団を結成した。

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ダマスカス県では、ARA News(10月25日付)によると、カーブーン区でシリア軍と反体制武装集団が交戦、大きな爆発が発生した。

爆発は、シリア軍側が掘削した地下トンネルで誤爆によるものだという。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがバイト・サービル町を「樽爆弾」で空爆した。

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ダルアー県では、SANA(10月25日付)によると、シリア軍がダルアー市北西部、避難民キャンプ一帯、ミスリー交差点東部でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, October 25, 2016、AP, October 25, 2016、ARA News, October 25, 2016、Champress, October 25, 2016、al-Hayat, October 26, 2016、Iraqi News, October 25, 2016、Kull-na Shuraka’, October 25, 2016、al-Mada Press, October 25, 2016、Naharnet, October 25, 2016、NNA, October 25, 2016、Reuters, October 25, 2016、SANA, October 25, 2016、UPI, October 25, 2016などをもとに作成。

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