アレッポ市西部郊外でアレッポ・ファトフ軍作戦司令室を構成する「穏健な反体制派」のヌールッディーン・ザンキー運動と「命じられるまま正しく進め」連合が対立、アル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動やシャーム・ファトフ戦線が介入(2016年11月5日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市西部郊外で、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室を主導するヌールッディーン・ザンキー運動とシャーム自由人イスラーム運動が交戦し、双方の戦闘員7人が死亡した。

ヌールッディーン・ザンキー運動は、この戦闘の数日前に、アブー・アマーラ大隊やシャーム・ファトフ戦線の支援を受けて、アレッポ市東部にある「命じられるまま正しく進め」連合(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室所属)の拠点複数カ所を襲撃、これを制圧していた。

事態を受けて、「命じられるまま正しく進め」連合は、シャーム自由人イスラーム運動に異議を申し立て、事態収拾のための司法委員会設置を求めていたという。

AFP, November 5, 2016、AP, November 5, 2016、ARA News, November 5, 2016、Champress, November 5, 2016、al-Hayat, November 6, 2016、Iraqi News, November 5, 2016、Kull-na Shuraka’, November 5, 2016、al-Mada Press, November 5, 2016、Naharnet, November 5, 2016、NNA, November 5, 2016、Reuters, November 5, 2016、SANA, November 5, 2016、UPI, November 5, 2016などをもとに作成。

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