プーチン露大統領とトランプ次期米大統領の電話会談の翌日、ロシア海軍はシリア領内での大規模軍事作戦を開始(2016年11月15日)

ロシアのセルゲイ・ショイグ国防大臣は、ヴラジミール・プーチン大統領やロシア軍参謀委員会幹部との会合で、地中海東部に展開するロシア海軍航空母艦アドミラル・クズネツォフに搭載されているSu-33戦闘機複数機が発艦、ロシア海軍史上初めて同地域での作戦を開始したことを報告した。

ショイグ国防大臣はまた、ロシア軍がヒムス県およびイドリブ県で、ダーイシュ(イスラーム国)とシャーム・ファトフ戦線の拠点に対する大規模な攻撃を開始したことを明らかにした。

なお14日、ロシア大統領府は声明を出し、ヴラジミール・プーチン大統領が米次期大統領のドナルド・トランプ氏と電話会談を行い、シリア情勢などについて意見を交わしたと発表していた。

会談では、第1の共通の敵である国際テロと過激派に対する戦いでの取り組みを一つにする必要について意見を交わし、シリアの危機を解決するための方途を議論、引き続き電話会談や直接会談を通じて意見を交換することで合意したという。

ARA News, November 15, 2016

ARA News, November 15, 2016

AFP, November 15, 2016、AP, November 15, 2016、ARA News, November 15, 2016、Champress, November 15, 2016、al-Hayat, November 16, 2016、Iraqi News, November 15, 2016、Kull-na Shuraka’, November 15, 2016、al-Mada Press, November 15, 2016、Naharnet, November 15, 2016、NNA, November 15, 2016、Reuters, November 15, 2016、SANA, November 15, 2016、UPI, November 15, 2016などをもとに作成。

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