国連エグランド人道問題緊急援助調整官はアレッポ市東部への人道支援物資搬入と負傷者搬出でシャーム・ファトフ戦線以外の武装集団と原則合意したと発表(2016年11月24日)

国連のヤン・エグランド人道問題緊急援助調整官は、アレッポ市東部で籠城を続ける反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)が、国連側が提示した人道支援物資の搬入と重篤者・負傷者の搬出の案に合意したと発表した。

エグランド人道問題緊急援助調整官によると、トルコ領内およびシリア政府支配下のアレッポ市西部に現在、支援物資搬入用の車輌数百輌が待機しているとしたうえで、反体制武装集団と文書で人道支援物資の搬入と負傷者(数百人)の搬出について原則合意したことを明らかにした。

国連側が接触した反体制武装集団のなかには、シャーム・ファトフ戦線は含まれていなかったという。

エグランド人道問題緊急援助調整官はさらに、この国連案に対してロシアから口頭で承諾を得ているが、実施には文書での合意が必要だと述べた。

またシリア政府については、現在回答待ちだという。

『ハヤート』(11月25日付)が伝えた。

AFP, November 24, 2016、AP, November 24, 2016、ARA News, November 24, 2016、Champress, November 24, 2016、al-Hayat, November 25, 2016、Iraqi News, November 24, 2016、Kull-na Shuraka’, November 24, 2016、al-Mada Press, November 24, 2016、Naharnet, November 24, 2016、NNA, November 24, 2016、Reuters, November 24, 2016、SANA, November 24, 2016、UPI, November 24, 2016などをもとに作成。

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